JPH073231Y2 - ダンパー装置 - Google Patents

ダンパー装置

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JPH073231Y2
JPH073231Y2 JP13230289U JP13230289U JPH073231Y2 JP H073231 Y2 JPH073231 Y2 JP H073231Y2 JP 13230289 U JP13230289 U JP 13230289U JP 13230289 U JP13230289 U JP 13230289U JP H073231 Y2 JPH073231 Y2 JP H073231Y2
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JP
Japan
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blade
rotary shaft
duct
damper device
ridge
Prior art date
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Application number
JP13230289U
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English (en)
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JPH0372251U (ja
Inventor
俊夫 久野
幸男 久野
和幸 梅原
Original Assignee
株式会社協立
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Description

【考案の詳細な説明】 I.考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、空調用ダクト、排煙用ダクトの通路を開閉す
るダンパー装置に関し、特に、ダクト内への羽根の取付
け作業を簡易に行なうことのできるダンパー装置に関す
る。
(2) 従来の技術 従来、ダンパー閉止時における閉止密度の向上及びその
製作の簡易化等を企図したダンパー装置として実公昭56
-48278号公報に示されるような構造が提案されている。
この装置は、ダクトの内周面にダンパー係止用凸条を一
体的に膨出形成し、ダンパーの閉止時にダンパー羽根の
両側周縁部が係止用凸条の両側対向面に気密に圧接保持
されるようにしたものである。
(3) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記ダンパー装置によれば、膨出部を形
成した後に羽根を軸に取付けることとすると、膨出部の
膨出頂部により形成される円は羽根の最外輪郭円周より
も小さいので羽根を軸に取付けることができず、このた
め、羽根の軸への取付け作業において、膨出部形成位置
近傍のダクト内に予め羽根を挿入しておき、かつダンパ
ーの両側周縁部が係止用凸条の両側対向面に圧接保持さ
れるように羽根を保持しつつ、絞り加工等によりダクト
に一体的に膨出部を形成せねばならず、このため、羽根
取付け位置を設定箇所に正確に取付けることが困難であ
った。
また、膨出部形成位置近傍のダクト内に予め羽根を挿入
しておき、かつダンパーの両側周縁部が係止用凸条の両
側対向面に圧接保持されるように羽根を保持しつつ、膨
出部を形成する作業は煩雑で手間が掛り、作業効率が著
しく劣るものであった。
本考案は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、略円形羽根の回転軸方向の周縁対向位
置に切欠を設けることにより、ダクト円周面に内側に向
けて一体的に環状凸条を形成した後に羽根を取付け得る
ようにして、羽根取付け位置を設定箇所に正確に取付け
得るとともに、羽根の取付け作業効率を大幅に向上させ
ることのできる改良されたダンパー装置を提供すること
にある。
II.考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案は、ダクト18の円周面
に内側に向けて一体的に膨出形成した環状凸条12と、こ
の環状凸条12部であって、同凸条12によって形成される
円の直径方向に回転自在に軸支された回転軸14と、この
回転軸14に略直径部を固定され、その閉塞時に両側周縁
部が前記環状凸条12の両側対向面に気密状に圧接保持さ
れる略円形の羽根16と、を備え、この羽根16は、前記回
転軸14方向の周縁対向位置に少なくとも前記環状凸条12
の膨出高さG以上の円弧と弦によって形成された切欠34
を備えて成るダンパー装置から構成される。
また、前記羽根16は、断面フック部28を端部に有した第
1羽根片30と、前記フック部28の曲り部の曲り終端28a
から一体連接された第2羽根片32とからなり、前記回転
軸14に第1羽根片30の曲り部を係着させた状態でこの羽
根16を回転軸14に固定させたこととしても良い。
(2) 作用 断面円形ダクトの羽根取付け位置に絞り加工機等により
ダクトの内側に向けて環状凸条を一体的に膨出形成す
る。そして、ブッシュを軸受けとしてこのブッシュに回
転軸を軸支させる。
羽根は、回転軸の取付け方向の両周縁対向位置に環状凸
条の膨出高さ以上の円弧と弦によって形成された切欠を
備えているので環状凸条形成後でもダクトの開口側から
挿入して、簡単に回転軸に装着することができる。
また、羽根は断面フック部を端部に有した第1羽根片
と、フック部の曲り部の曲り終端から一体連接された第
2羽根片32を形成するように構成することにより、回転
軸への羽の取付け作業効率、及び羽根全開時の風の抵抗
を最小限に押えることとなる。
(3) 実施例 以下、添付図面により、本考案の好適な実施例について
説明する。
第1図ないし第8図は、本考案に係るダンパー装置の実
施例を示しており、このダンパー装置10は、環状凸条12
と、回転軸14と、羽根16と、を含む。
第1図は環状凸条12を示した円形ダクト18の一部切欠斜
視図であり、図に示すように、環状凸条12はダクト18の
円周面に例えば絞り加工などにより内側に向けて真円を
描くように、一体的に膨出形成されている。
第2図(b)及び第4図ないし第6図に示すように、環
状凸条12部であって、同凸条12によって形成される円の
直径方向には回転軸14が軸支されている。この回転軸14
は、第4図に示す様なブッシュ20により軸支されて遊転
自在に回動する。図においてブッシュ20は、回転軸14が
貫入し得る軸孔22を備えた中空の円筒部24と、同円筒部
24の一部対向周側縁に突設された一対の突縁26を有して
いる。そして、このブッシュ20を前記環状凸条12部の両
対向縁に設けた図示しない嵌着孔に第5図に示すように
突縁26を環状凸条12の形成方向と略直交方向におのおの
係着させ、それらの軸孔22に回転軸14を貫挿装着するも
のである。
回転軸14には第3図に示すような略円形の羽根16が装着
固定される。この羽根16は第7図に示すように、断面フ
ック部28を端部に有した第1羽根片30と、フック部28の
曲り部の曲り終端28aから一体連接された第2羽根片32
とから成る。このフック部28は前記回転軸14の略断面外
周に沿う屈曲面を内側に形成するとともにその曲り終端
28は少なくとも回転軸14がフック部形成後に外部から装
着できるような位置まで屈曲延設されている。そして、
この曲り終端28から前記第1羽根片30の平面部と断面平
行するように一体的に第2羽根片32が形成され、ここに
おいて羽根16が形成されるものである。そして、第3、
7図に示すように、このフック部28の曲り部と回転軸14
が係着するように羽根16が同回転軸14に装着固定するこ
ととなる。第1、第2羽根片30、32は上記のように例え
ば一枚の鋼板をフック部28を形成するようにプレス加工
や絞り加工等により一体的に形成したものである。この
羽根16は回転軸14にその略直径部を固定され、かつその
ダクト18内の閉塞時に両側周縁部が前記環状凸条12の両
側対向面に気密状に圧接保持される。第7図は、その状
態を示すものである。
本考案において特徴的なことは、羽根16の周縁両対向位
置に切欠34を設けたことであり、第2図において、切欠
34は回転軸14方向の両周縁対向位置に少なくとも環状凸
条12の膨出高さG以上の円弧と弦によって形成される形
状から成っている。この切欠34を設けたことにより、ダ
クト18の円周面に内側に向けて一体的に膨出形成した環
状凸条12の存在にもかかわらず、ダクトの流路開口側か
ら羽根16を挿し入れて回転軸14に簡単に装着固定できる
ことになる。したがって、予め絞り加工等により羽根の
取付け位置を決定する環状凸条12をダクトの内側方向に
形成した後に羽根16を装着できるので羽根の取付け位置
を正確に設定することとなる。
尚、図中36はダクトの補強用またはダクト間の接続の際
の位置決めストッパとして設けられる外リブ、38は、回
転軸に連結されて外部からの駆動入力用の開閉器であ
る。
次に、このダンパー装置10の製作手順を説明すると、ま
ず、断面円形ダクトの羽根取付け位置に絞り加工機また
はプレス機によりダクト18の内側に向けて環状凸条12を
一体的に膨出形成する。この絞り加工またはプレス加工
作業はダクト18の外リブ36を成型加工する段階に同時に
行なわれ、比較的短時間でかつ容易にしかも精度良く行
なわれる。このとき、環状凸条12部の両対向縁に嵌着孔
を穿孔しておく。そして、この嵌着孔内にブッシュ20を
前記環状凸条12部の両対向縁に設けた図示しない嵌着孔
に突縁26を環状凸条12の形成方向と略直交方向におのお
の係着させ、このブッシュ20の軸孔22に回転軸14を貫挿
装着する。
また、断面フック部28を端部に有した第1羽根片30と、
フック部28の曲り部の曲り終端28aから一体連接された
第2羽根片32を形成するように羽根16をプレス加工等に
より形成する。
そして、ダクト18の風の流路開口側から羽根16を挿入
し、このフック部28の曲り部と回転軸14が係着するよう
に羽根16を同回転軸14に装着して、ボルト40や、溶接等
により羽根16を回転軸14に固定する。このとき、羽根16
の切欠34は環状凸条12の膨出高さG以上の高さを備えた
円弧と弦により構成される略三日月状の形状に形成され
ているのでこれにより第2図に示すように、簡単にダク
トの開口側から挿入できるものである。
両ブッシュ20は、単にダクトの嵌着孔に嵌着させてお
き、後から羽根16を装着することにより羽根の切欠34の
弦の部分がブッシュ20の円筒部24の内側端に係着するの
でブッシュ20をダクトに殊更固定する必要なく、簡単に
取り付けることとなる。
この後、開閉器38を延長側の回転軸14に取り付け装置10
を取り付けるものである。
尚、実施例において、フック部28は回転軸14の略断面外
周に沿う屈曲面を内側に形成するとともにその曲り終端
28は少なくとも回転軸14がフック部形成後に外部から装
着できるような位置まで屈曲延設され、かつ、この曲り
終端28aから第1羽根片30の平面部と平行するように第
2羽根片を設けているので第8図に示すように、羽根の
全開時において流路方向には羽根の厚み幅と回転軸径を
加えた幅Dのみが羽根軸部分の抵抗となり、流路抵抗を
大幅に減少させ得ると共に、ダクト系へダンパーを多数
取り付けた場合にはファン動力を小さなものに構成する
ことができる。
また、フック部28は第9図に示すように、形成しても良
いものである。
III.考案の効果 以上説明したように、本考案に係るダンパー装置によれ
ば、略円形羽根の回転軸方向の周縁対向位置に切欠を設
けることにより、ダクト円周面に内側に向けて一体的に
環状凸条を形成した後に羽根を取付け得るようにして、
羽根取付け位置を設定箇所に正確に取付け得るととも
に、羽根の取付け作業効率を大幅に向上させることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は、本考案に係るダンパー装置の実
施例を示しており、 第1図は、同実施例に係るダクトを示す一部切欠斜視
図、 第2図(a)は、羽根の平面図、 第2図(b)は、羽根装着前のダンパー装置の縦断面説
明図、 第3図は、回転軸に羽根を装着した状態の斜視図、 第4図は、ブッシュの拡大斜視図、 第5図は、環状凸条へブッシュを嵌着させた状態の説明
図、 第6図は、ダンパー装置の横断面説明図、 第7図は、羽根の閉塞状態の縦断面説明図、 第8図は、羽根全開時の作用説明図、である。 第9図は、羽根のフック部の他の実施例を示す拡大側面
説明図である。 G……膨出高さ 10……ダンパー装置、12……環状凸条、14……回転軸、
16……羽根、18……ダクト、20……ブッシュ、28……フ
ック部、30……第1羽根片、32……第2羽根片、34……
切欠

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダクトの円周面に内側に向けて一体的に膨
    出形成した環状凸条と、 この環状凸条部であって、同凸条によって形成される円
    の直径方向に回転自在に軸支された回転軸と、 この回転軸に略直径部を固定され、その閉塞時に両側周
    縁部が前記環状凸条の両側対向面に気密状に圧接保持さ
    れる略円形の羽根と、を備え、 この羽根は、前記回転軸方向の周縁対向位置に少なくと
    も前記環状凸条の膨出高さ以上の円弧と弦によって形成
    された切欠を備えて成るダンパー装置。
  2. 【請求項2】前記羽根は、断面フック部を端部に有した
    第1羽根片と、 前記フック部の曲り部の曲り終端から一体連接された第
    2羽根片とからなり、 前記回転軸に第1羽根片の曲り部を係着させた状態でこ
    の羽根を回転軸に固定させて成る実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のダンパー装置。
JP13230289U 1989-11-13 1989-11-13 ダンパー装置 Expired - Lifetime JPH073231Y2 (ja)

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JP13230289U JPH073231Y2 (ja) 1989-11-13 1989-11-13 ダンパー装置

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JP13230289U JPH073231Y2 (ja) 1989-11-13 1989-11-13 ダンパー装置

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Publication Number Publication Date
JPH0372251U JPH0372251U (ja) 1991-07-22
JPH073231Y2 true JPH073231Y2 (ja) 1995-01-30

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JP13230289U Expired - Lifetime JPH073231Y2 (ja) 1989-11-13 1989-11-13 ダンパー装置

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KR101112163B1 (ko) * 2011-09-28 2012-03-13 (주) 수학사랑 정다면체 학습 교구
KR101112165B1 (ko) * 2011-09-28 2012-03-13 (주) 수학사랑 정다면체 학습 교구
KR101112164B1 (ko) * 2011-09-28 2012-03-13 (주) 수학사랑 정다면체 학습 교구
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JPH0372251U (ja) 1991-07-22

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