JPH0353036Y2 - - Google Patents

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JPH0353036Y2
JPH0353036Y2 JP1983181226U JP18122683U JPH0353036Y2 JP H0353036 Y2 JPH0353036 Y2 JP H0353036Y2 JP 1983181226 U JP1983181226 U JP 1983181226U JP 18122683 U JP18122683 U JP 18122683U JP H0353036 Y2 JPH0353036 Y2 JP H0353036Y2
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JP
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impeller
casing
motor
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shaft
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JP1983181226U
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JPS6088096U (ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の利用分野) 本考案は冷暖房機器、その他事務機器用に広く
使用されているクロスフローフアン構造に関する
ものである。
(従来の技術) 従来より、クロスフローフアンの羽根車をケー
シング両側の側板に回転枢着する構造としては、
実開昭57−176693号に記載されているものがあ
る。
上記実開昭57−176693号に記載されているもの
の内の一つは羽根車の軸線方向の長さをケーシン
グ両側板の内面間の長さよりも短く設定するもの
である。
また、二つ目のものは、羽根車の軸線方向長さ
をケーシング両側板の内面間の長さよりも長く設
定し、羽根車の両端部をそれぞれケーシングの両
側板に貫通状態で入り込ませるものである。
さらに、三つ目のものは、ケーシングの両側板
の内面間の長さが羽根車の軸線方向の長さよりも
長く設定されたケーシングにおいて、吹き出し口
の両側部を形成する側板の長さを羽根車の長さに
合わせるべく成形したものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、クロスフローフアンの羽根車を
ケーシング両側の側板に回転枢着する上記従来の
構造のものは、次のような問題点が生じる。即
ち、一つ目のものにあつては、ケーシングの吹き
出し口の両側部は、両側板によつてそのまま形成
するので羽根車の長さよりも当然に長くなり、こ
のため、吹き出し口の両側の部分においては吹き
出す風力が殆どなく、吹き出し口の全長に渡つて
均一に吹き出す風が得られないばかりか、静圧状
態では両側の部分に風の吸い込み現象が起こると
いう欠点がある。
また、二つ目のものは、羽根車の両端部をそれ
ぞれケーシングの両側板に貫通状態で入り込ませ
る構造であるため、羽根車から吹き出す風力は吹
き出し口の長さ全てに渡つて均一になるものの、
羽根車のシヤフトを枢着するための軸受台やモー
タ取りつけ台等をケーシングの側板の外面にスポ
ツト溶接等によつて取りつけねば成らず、製造部
品および工程が多くなつて複雑化しコストが高く
なるという欠点がある。
さらに、三つ目のものは、上記二つのものの欠
点を解決せんとして、ケーシングの両側板の内面
間の長さが羽根車の軸線方向の長さよりも長く設
定されたケーシングにおいて、吹き出し口の両側
部を形成する側板の長さを羽根車の長さに合わせ
て構成したものである。しかし、この構造のもの
では、羽根車に取りつけたシヤフトをケーシング
の両側板嵌合するには、羽根車を斜めに傾けなが
ら嵌合する等の必要がありフアンの組立作業が面
倒である、さらにケーシング内に羽根車を組み込
んだ後に羽根車のシヤフトにモータを組みつけな
ければならず、クロスフローフアンの組立工程の
手順が悪く、クロスフローフアンを自動組立する
ような時には不向きである等の問題がある。
そこで、本考案はクロスフローフアンの羽根車
から吹き出す風力を吹き出し口の長さ全てに渡つ
て均一にできながら、組立工程の手順良くかつ簡
単にモータ付きクロスフローフアンを組み立てる
ことができるモータ付きクロスフローフアン構造
を提案し、上記問題点を解決せんとするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 前述した技術課題を達成するために本考案が講
じた技術手段は、ケーシング内に収納した羽根車
をモータによつて回転させ、送風できるようにし
たクロスフローフアンにおいて、前記ケーシング
は、羽根車の全長と略同じ長さを有しかつ羽根車
の全長と略同じ長さの吹き出し口を有するケーシ
ング本体と、前記ケーシング本体の一端に取りつ
けられかつ前記羽根車の端板が側板の内面と略面
一となるべく羽根車の一方のシヤフトを支持する
る側板と、前記ケーシング本体の他端に取りつけ
られかつ羽根車を挿入できる孔を有し、該孔の周
囲に羽根車の他方のシヤフトに取りつけたモータ
を収納するモータカバーを嵌合できるフランジを
有する側板とからなり、また、羽根車は、前記一
方のシヤフトと、前記他方のシヤフトに取付けた
モータとを有し、前記モータには前記ケーシング
本体の他端に取りつけた側板に形成したフランジ
内面に嵌合固定できるモータケーシングが取付け
られており、前記羽根車の一方のシヤフトを側板
に支持するとともに、羽根車の他方のシヤフトに
取りつけたモータのモータカバーを側板の前記フ
ランジに嵌合固定し、かつ羽根車の全長が略ケー
シングの吹き出し口に合うようにケーシング内に
羽根車を配置固定した構成としたことにある。
(作用) 本考案の構成によれば、組立完成した羽根車1
を組立完成したケーシングの側板5′の孔より挿
入することができ、さらに挿入した羽根車1のシ
ヤフト4を一方の側板5の軸受孔に組みつけると
同時に羽根車1のシヤフト4に取りつけたモータ
3を収納するモータカバー7を側板5′の孔の周
面に形成されたフランジ9の内面に嵌合固定する
ことができるため、簡単にモータ付きクロスフロ
ーフアンを組立ることができる。
(実施例) 以下本考案の好ましい実施例について説明す
る。
第1図は本考案に係る実施例としてクロスフロ
ーフアンの側断面図、第2図は第1図の平面図、
第3図は第1図の左側面図、第4図は第1図のモ
ータ部分を取り除いた右側面図、第5図はモータ
を組みつけた羽根車をケーシングの右側板側から
挿入するところの説明図である。
図において、1はクロスフローフアンの羽根
車、2はケーシング本体、5,5′はケーシング
の側板、3は羽根車のシヤフトに組みつけたモー
タ、7は前記モータに予め取りつけたモータを収
納するためのモータカバーである。
クロスフローフアンの羽根車1は従来より公知
の構成を有し、この羽根車1には、後述するケー
シングに羽根車1を支持するため、羽根車の両端
板1′に固定したシヤフト4が設けられている。
そして、この羽根車1は、クロスフローフアンの
組みつけ作業をスムーズに行うために、図5から
も明らかなように予め羽根車1の一方のシヤフト
4に羽根車駆動用のモータ3が取りつけられてお
り、さらに前記モータ3には予めケーシングの側
板と嵌合するモータカバー7が取付けられ組み立
てられている。
一方、クロスフローフアンのケーシングは、ケ
ーシング本体2と側板5,5′とから構成されて
おり、前記ケーシング本体2は羽根車1の全長に
略等しい幅を有し、かつ羽根車1の全長に略等し
い吹き出し口aを有している。
また、ケーシングの一方の側板5は、羽根車の
端板が側板5の内面と略面一となるように支持す
るために、羽根車の端板1′から外方に突出して
いる部分を収納できる凹部を有し、かつ、前記凹
部には羽根車1のシヤフト4を支持するための孔
が形成されている。こうすることにより、羽根車
を側板5に取りつけた時、羽根車の全長が丁度ケ
ーシングの吹き出し口と合致することになる。ケ
ーシングの他方の側板5′には羽根車1をケーシ
ング内に挿入できる孔が形成されており、この孔
の周囲にはケーシング外方に向かつて延在するフ
ランジが形成されている。前記孔は羽根車1に取
りつけたモータ3に設けたモータカバー7の外周
の大きさと略等しい大きさを有しており、この孔
の周囲に形成したフランジ9によつて前記モータ
のモータカバー7を嵌合支持できるようになつて
いる。また、モータケース7をフランジ9に嵌合
させる場合、羽根車の端板が丁度ケーシングの吹
き出し口と合致するように組立られる。
本考案は以上の組立部品から構成されているた
め、以下のようにして組立られ簡単にモータ付き
クロスフローフアンを構成することができる。
ケーシング本体2と側板5,5′はアルゴン溶
接等の適宜手段で図5に示す如くに予め組み立て
られている。また、羽根車1も、モータ3を組み
込んだ状態で組み立て、この時モータ3にはモー
タカバー7が取りつけらている。組立完成した羽
根車1はケーシングの側板5′の孔より挿入され、
羽根車1のシヤフト4が側板5の軸受孔に組みつ
けられる。これと同時に、羽根車1に取りつけた
モータのモータカバー7も側板5′の孔の周囲に
形成されたフランジ9の内面に嵌合される。この
時、羽根車は、羽根車の全長が丁度ケーシングの
吹き出し口と合致するように配置して組立られ
る。その後、モータカバー7とフランジ9は適宜
手段で固着されクロスフローフアンが完成する。
完成したクロスフローフアンは羽根車の全長とケ
ーシング本体2に形成した吹き出し口とが一致す
るため、吹き出す風力を吹き出し口の長さ全てに
渡つて均一にできる。また、羽根車に予めモータ
を組みつけておき、これをケーシング内に収容で
きるようにしたため、クロスフローフアンの組み
つけ作業が容易になる。
(考案の効果) 以上詳細に説明した如く本考案は構成されてい
るので次のような優れた効果を奏することができ
る。
1 クロスフローフアンは羽根車の全長とケーシ
ング本体2に形成した吹き出し口とが一致する
ため、吹き出す風力を吹き出し口の長さ全てに
渡つて均一にできる。
2 また、羽根車に予めモータを組みつけてお
き、これをケーシング内に収容できる構成とし
たため、クロスフローフアンの組みつけ作業を
容易に行なうことができる。
3 さらに、ケーシング本体、側板を形成する部
品の構造が単純であるため、いずれも板金プレ
スで成形することができ、ケーシングの製造コ
ストを低減することができる。
4 羽根車1に取りつけたモータのモータカバー
7を側板5′の孔の周囲に形成されたフランジ
の内面に嵌合してクロスフローフアンを組立る
ことができるため、組立作業が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る実施例としてクロスフロ
ーフアンの側断面図、第2図は第1図の平面図、
第3図は第1図の左側面図、第4図は第1図のモ
ータ部分を取り除いた右側面図、第5図はモータ
を組みつけた羽根車をケーシングの右側板側から
挿入するところの説明図である。 図の主要部分の説明、1……羽根車、1′……
羽根車の端板、2……ケーシング本体、3……モ
ータ、4……シヤフト、5……側板、5′……側
板、7……モータカバー、9……フランジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシング内に収納した羽根車をモータによつ
    て回転させ、送風できるようにしたクロスフロー
    フアンにおいて、前記ケーシングは、羽根車の全
    長と略同じ長さを有しかつ羽根車の全長と略同じ
    長さの吹き出し口を有するケーシング本体と、前
    記ケーシング本体の一端に取りつけられかつ前記
    羽根車の端板が側板の内面と略面一となるべく羽
    根車の一方のシヤフトを支持する側板と、前記ケ
    ーシング本体の他端に取りつけられかつ羽根車を
    挿入できる孔を有し、該孔の周囲に羽根車の他方
    のシヤフトに取りつけたモータを収納するモータ
    カバーを嵌合できるフランジを有する側板とから
    なり、また、羽根車は、前記一方のシヤフトと、
    前記他方のシヤフトに取付けたモータとを有し、
    前記モータには前記ケーシング本体の他端に取り
    つけた側板に形成したフランジ内面に嵌合固定で
    きるモータケーシングが取付けられており、前記
    羽根車の一方のシヤフトを側板に支持するととも
    に、羽根車の他方のシヤフトに取りつけたモータ
    のモータカバーを側板の前記フランジに嵌合固定
    し、かつ羽根車の全長が略ケーシングの吹き出し
    口に合うようにケーシング内に羽根車を配置固定
    したことを特徴とするモータ付きクロスフローフ
    アン構造。
JP18122683U 1983-11-24 1983-11-24 クロスフアンのケ−シング Granted JPS6088096U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18122683U JPS6088096U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 クロスフアンのケ−シング

Applications Claiming Priority (1)

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JP18122683U JPS6088096U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 クロスフアンのケ−シング

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Publication Number Publication Date
JPS6088096U JPS6088096U (ja) 1985-06-17
JPH0353036Y2 true JPH0353036Y2 (ja) 1991-11-19

Family

ID=30392754

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18122683U Granted JPS6088096U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 クロスフアンのケ−シング

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JP (1) JPS6088096U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4849606U (ja) * 1971-10-09 1973-06-29
JPS57176693U (ja) * 1981-04-30 1982-11-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6088096U (ja) 1985-06-17

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