JPH0610742U - 丸型ダンパ−の気密保持構造 - Google Patents

丸型ダンパ−の気密保持構造

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JPH0610742U
JPH0610742U JP5525992U JP5525992U JPH0610742U JP H0610742 U JPH0610742 U JP H0610742U JP 5525992 U JP5525992 U JP 5525992U JP 5525992 U JP5525992 U JP 5525992U JP H0610742 U JPH0610742 U JP H0610742U
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JP
Japan
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duct
blade
rotary shaft
round
damper
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Pending
Application number
JP5525992U
Other languages
English (en)
Inventor
譲二 近藤
Original Assignee
空調技研工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はダクトの内周面に羽根の肉厚さ分だ
けずらした状態で凸条部を設けることで気密保持の優れ
たダンパ−を提供することを目的とするものである。 【構成】 本考案はダクト1の直径方向に回転軸支され
た回転軸2に略円形の羽根3を装着し、上記回転軸2を
中心として羽根3の肉厚さ分だけずらした状態でダクト
1の内周面に半円弧状の凸条部4、4’を突設形成する
構造とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は空調用ダクトに接続される丸型ダンパ−の閉鎖時の気密保持の構造に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりダンパ−の機密構造に関しては、図5に示すようにダクトaの内側に 沿って、角棒、あるいは丸棒bを溶接固定し、回転軸cに装着された羽根dの周 縁部を圧接し、気密を保持する構造がある。 又丸型ダンパ−の気密保持構造として、実開平3−72251号公報によるダ ンパ−装置がある。この構造は、図6に示すようにダクトaの内周面に内側に向 けて一体的に膨出形成した環状凸条eによって形成される円の直径方向に回転自 在に軸支された回転軸cに、段ちがい状に固定された羽根dによって環状凸条e に圧接する機構である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし上記角棒等を使用する場合では、角棒等の成形が困難であり、又羽根と の密着面の平面度が出にくいため気密性が保たれ難く、更にダクトの中に入れて 溶接するため、特に小口径の物では、作業が非常に煩雑となる問題がある。 又上記実開平3−72251号公報のダンパ−装置では、回転軸の軸支位置が 環状凸条位置となるため、取り付け構造が複雑となり、強度面に問題がある。 更に羽根を回転軸に対して段ちがい状に設けるために、羽根自体の加工が非常 に煩雑となる問題がある。 そこで本考案では上記諸問題点を解消するために、ダクトの内周面に半円弧状 の凸条部を羽根の肉厚分だけずらして成形した丸型ダンパ−の気密保持構造を提 供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案の上記目的は次の如き構成の気密保持構造によって達成できる。即ちそ の要旨は丸型ダクトの直径方向に回転自在に軸支された回転軸と、該回転軸に略 直径部を固定される略円形の羽根と、上記回転軸を中心として羽根の肉厚さ分だ けずらした状態で、ダクトの円周面に内側に向けて半円弧状に凸条部を突設形成 せしめ、上記羽根の円周部の上半分および下半分の表裏面を凸条部に圧接保持さ せる機構としたことを特徴とする丸型ダンパ−の気密保持構造である。
【0005】
【作用】
本考案では図4に示すように、羽根3の肉厚さ分だけ半円弧状の凸条部4、4 ’をずらしてダクト1内に突設されているために、羽根3がダクト1内を開の状 態から閉の状態へ回転させた場合に、羽根3の周縁部の上半分および下半分の表 裏面が上記凸条部4、4’に圧接し、ダクト1内の気密を保持する構造となる。 従って回転軸2および羽根3の取り付けは従来どおりの工法によって行い、凸 条部4、4’の形成のみを工夫することによって気密保持の優れたダンパ−構造 となるものである。
【0006】
【実施例】
以下本考案に係るダンパ−の気密保持構造を、その実施例を示す図面を参酌し 乍ら詳述する。 図1および図2にそれぞれ示すように、丸型のダクト1の直径方向に回転軸支 された回転軸2に対して、上記ダクト1の内径と略同径とされる円形状の羽根3 が固着されるものである。そしてダクト1の外周面より同ダクト1の内側に向け て、半円弧状の凸条部4、4’を、上記回転軸2を中心にして羽根3の板厚分だ け位置をずらした状態で突出形成するものである。従って羽根3は、回転軸2を 中心として上半分の周縁部および下半分の周縁部の表裏面が、上記凸条部4、4 ’にそれぞれ圧接し、気密を保持する機構となるものである。 又図3に示すように、羽根3の周縁部との密着度を高めるために、羽根3の周 縁部との圧接側のみを壁面状に形成した凸条部4、4’を突出形成するものであ る。
【0007】
【考案の効果】
以上述べて来た如く本考案によれば、凸条部の成形は機械加工により行うため に、羽根との密着度が高まり気密性が格段に向上する。又回転軸の軸支も従来通 りダクト外面より行え、強度面および作業性に支障をきたすことがなく、更に羽 根自体も段ちがいに加工する必要がなく、既存の物品の使用が可能となる。 又凸条部の成形加工をダクトの外側より行うため、小口径の物でも作業上の不 便さを生じさせないなど種々の効果を奏するものである。
【0008】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の断面説明図である。
【図2】本考案の一部切欠斜視図である。
【図3】本考案の他の例を示す断面説明図である。
【図4】本考案の作用状態を示す断面説明図である。
【図5】従来の気密構造を示す説明図である。
【図6】従来の他の気密構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ダクト 2 回転軸 3 羽根 4 凸条部 4’ 凸条部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸型ダクトの直径方向に回転自在に軸支
    された回転軸と、該回転軸に略直径部を固定される略円
    形の羽根と、上記回転軸を中心として羽根の肉厚さ分だ
    けずらした状態で、ダクトの円周面に内側に向けて半円
    弧状に凸条部を突設形成せしめ、上記羽根の円周部の上
    半分および下半分の表裏面を凸条部に圧接保持させる機
    構としたことを特徴とする丸型ダンパ−の気密保持構
    造。
JP5525992U 1992-07-13 1992-07-13 丸型ダンパ−の気密保持構造 Pending JPH0610742U (ja)

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JPH0610742U true JPH0610742U (ja) 1994-02-10

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021517475A (ja) * 2018-02-01 2021-07-26 青島海爾滾筒洗衣机有限公司 風路切替装置及び衣類処理装置

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