JPH07322639A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JPH07322639A
JPH07322639A JP6112930A JP11293094A JPH07322639A JP H07322639 A JPH07322639 A JP H07322639A JP 6112930 A JP6112930 A JP 6112930A JP 11293094 A JP11293094 A JP 11293094A JP H07322639 A JPH07322639 A JP H07322639A
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circuit
voltage
output
transformer
capacitor
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JP6112930A
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Inventor
Toshiaki Nakamura
俊朗 中村
Haruo Nagase
春男 永瀬
Shojiro Kido
正二郎 木戸
Takashi Kanbara
隆 神原
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】インバータやDC−DCコンバータのような電
力変換装置において、電圧を検出する必要がある検出点
と検出出力とが直流的に絶縁されており、且つ検出電圧
が直流から低周波の交流まで対応できる簡単な構成で小
型化が容易な電圧検出回路を提供する。 【構成】出力電圧によって、限流素子Rcを介してコン
デンサCpを充電する充電回路と、前記コンデンサCp
の充電電圧が所定値に達すると放電させるパルス発振動
作を行うスイッチング回路Qsと、スイッチング回路Q
sの発振出力を1次側に入力し、2次側出力との絶縁を
行うパルストランスPTと、パルストランスPTの2次
側出力に接続されたローパスフィルタ回路22とから成
る電圧検出回路20と、その検出値を制御入力とする制
御回路30とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力変換装置の出力電圧
検出回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インバータやDC−DCコンバー
タなどの電力変換装置において、その出力電圧として必
要な電圧を得るために、出力電圧を検出し、その検出値
に応じて、制御量を決定する方式が広く用いられてい
る。例えば、図18に示すようなチョッパー型のDC−
DCコンバータでは、負荷1への出力電圧を直接検出
し、基準電圧Vkとの誤差から、スイッチング素子Qの
スイッチング幅をPWM回路5で決定し、出力電圧を安
定化させている。その回路構成について説明すると、直
流電源Vsには、インダクタLとスイッチング素子Qの
直列回路が接続されており、スイッチング素子Qの両端
には、ダイオードDを介してコンデンサCと負荷1の並
列回路が接続されている。負荷1への出力電圧は誤差増
幅器2に入力され、基準電圧Vkとの誤差に相当する電
圧が差動増幅して出力され、コンパレータ3の第1の入
力となる。コンパレータ3の第2の入力には、三角波発
振器4から出力される三角波電圧が入力されている。こ
れにより、コンパレータ3は、負荷1への出力電圧に応
じたパルス幅の矩形波信号を周期的に発生し、ドライブ
回路6を介してスイッチング素子Qを駆動するものであ
る。スイッチング素子Qがオンされると、直流電源Vs
からインダクタLにエネルギーが蓄積され、スイッチン
グ素子Qがオフされると、インダクタLの両端に電圧が
発生し、直流電源Vsの電圧と重畳されて、ダイオード
Dを介してコンデンサCに充電される。このコンデンサ
Cの電圧が上昇すると、スイッチング素子Qのオン時間
幅を短くし、降下すると、オン時間幅を長くするように
制御するものである。
【0003】また、図19に示すようなフライバックト
ランスTfを使用したDC−DCコンバータでは、入力
と出力が直流的に絶縁されているので、2次側の検出値
をフォトカプラPCにより1次側の制御部に伝達して、
出力電圧を安定化している。負荷1の両端には、抵抗R
1 と発光ダイオード7及びツェナーダイオードZDの直
列回路が接続されている。負荷1の出力電圧がツェナー
ダイオードZDのツェナー電圧を越えると、抵抗R1
介して発光ダイオード7に電流が流れて、その電流に応
じた強度の光信号が出力される。この光信号をフォトダ
イオード8により受光して、フォトダイオード8の導電
性を光信号の強度に応じて変化させ、基準電圧Vkをフ
ォトダイオード8の抵抗成分と固定抵抗R2 により分圧
して、誤差増幅器2に入力している。その他の構成は、
図18と同様である。
【0004】また、図20に示すように、DC−DCコ
ンバータ9の出力にインバータ回路10が接続されてい
る場合には、インバータ回路10の入力電圧を抵抗
3 ,R 4 により分圧して、DC−DCコンバータ制御
回路11に入力することによりインバータ回路10の入
力電圧を一定化する方式がある。インバータ回路10で
は、スイッチング素子Q1 〜Q4 がインバータ制御回路
12により駆動されており、スイッチング素子Q1 ,Q
4 がオン、スイッチング素子Q2 ,Q3 がオフとなる状
態と、スイッチング素子Q1 ,Q4 がオフ、スイッチン
グ素子Q2 ,Q3 がオンとなる状態とが交互に切り替わ
ることにより、コンデンサCの電圧が交互に逆極性で負
荷1に印加される。この方式では、コンデンサCの電圧
が安定化されているので、負荷1には振幅が一定の矩形
波電圧が印加されることになる。
【0005】また、図21に示すように、フライバック
トランスTfを用いたDC−DCコンバータの出力にイ
ンバータ回路10が接続されている場合には、負荷1へ
の出力端子が接地電位に対して一定でないフローティン
グ状態であり、しかも入力と出力が絶縁されていること
から、出力電圧を検出するために、電圧検出用トランス
1 を用いる場合がある。トランスT1 の出力は、ダイ
オードブリッジと平滑コンデンサよりなる整流平滑回路
13により直流電圧に変換されて、誤差増幅器2に入力
されている。この方式では、出力周波数が低いほどトラ
ンスT1 が大型化するという問題がある。そこで、図2
2に示したような絶縁アンプ14を用いてフローティン
グ状態の出力電圧を検出し、絶対値回路15を介して誤
差増幅器2に入力する方式もあるが、回路構成が複雑で
高価になるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、インバータやDC−DCコンバータのような電力変
換装置において、電圧を検出する必要がある検出点と検
出出力とが直流的に絶縁されており、且つ検出電圧が直
流から低周波の交流まで対応できる簡単な構成で小型化
が容易な電圧検出回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
課題を解決するために、図1に示すように、出力電圧が
直流あるいは低周波の交流であり、その出力電圧を検出
する電圧検出回路20と、電圧検出回路20の検出値を
制御入力とする制御回路30とを備え、出力電圧のいず
れの端子電圧も制御回路30の接地電位に対して固定さ
れていない電力変換装置において、前記電圧検出回路2
0は、出力電圧によって、限流素子Rcを介してコンデ
ンサCpを充電する充電回路と、前記コンデンサCpの
充電電圧が所定値に達すると放電させるパルス発振動作
を行うスイッチング回路Qsと、スイッチング回路Qs
の発振出力を1次側に入力し、2次側出力との絶縁を行
うパルストランスPTと、パルストランスPTの2次側
出力に接続されたローパスフィルタ回路22とから成る
ことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、負荷1への出力電圧によって
限流素子Rcを介してコンデンサCpを充電し、コンデ
ンサCpの充電電圧が所定値に達すると放電させるパル
ス発振動作を行うスイッチング回路Qsを設けて、その
パルス発振出力をパルストランスPTにより2次側に伝
達するようにしたので、出力電圧が直流電圧であっても
低周波の交流電圧であっても、出力電圧を検出すること
が可能であり、しかも、パルストランスPTはパルス発
振出力を伝達するものであるから、小型化できる。ま
た、パルストランスPTにより1次側と2次側を絶縁で
きるので、制御部電位と出力部電位が、直流的に絶縁さ
れている場合や大幅に両電位が違う場合、あるいは出力
部電位が不安定な場合等においても、出力電圧を制御部
に伝達できるものである。
【0009】
【実施例】図1は請求項1記載の発明の一実施例の回路
図である。以下、その回路構成について説明する。直流
電源Vsには、インバータ回路10が接続されている。
インバータ回路10は、スイッチング素子S1 ,S2
直列回路と、スイッチング素子S3 ,S4 の直列回路
を、直流電源Vsの両端に並列接続したフルブリッジ構
成を有しており、スイッチング素子S1 ,S2 の接続点
とスイッチング素子S 3 ,S4 の接続点の間には、イン
ダクタL1 とL2 を介してコンデンサCと負荷1の並列
回路が接続されている。各スイッチング素子S1 〜S4
は、制御回路30により制御されている。負荷1の両端
a,bは、電圧検出回路20に接続されている。電圧検
出回路20は、負荷1の両端電圧を検出し、その電圧に
より抵抗Rcを介してコンデンサCpを充電する。コン
デンサCpの両端には、スイッチング回路Qsとパルス
トランスPTの1次側の直列回路が接続されている。パ
ルストランスPTの2次側は、整流回路21に接続され
る。整流回路21の出力は、LPF(ローパスフィル
タ)22に入力されており、その出力が検出出力とし
て、制御回路30に入力されている。
【0010】パルストランスPTの1次側に接続された
スイッチング回路Qsは、電圧応答型の双方向スイッチ
であり、スイッチング回路Qsの両端電圧が設定された
オン電圧以上になるとオンし、設定されたオフ電圧以下
になるとオフするスイッチ、あるいはスイッチング回路
Qsの両端電圧が設定されたオン電圧以上になるとオン
し、設定された保持電流以下になるとオフするスイッチ
であり、正負どちらの極性でも同一特性を持っているス
イッチである。例えば、図4のようなSBS(シリコン
・バイラテラル・スイッチ)などが挙げられる。
【0011】本実施例の動作波形を図2及び図3に示
す。図中、(a)はコンデンサCpの電圧、(b)は整
流回路21による整流後の電圧、(c)はLPF22の
出力電圧である。負荷1の両端a,b間に電圧が印加さ
れると、抵抗RcとコンデンサCpの時定数で、コンデ
ンサCpが充電され、コンデンサCpの電圧がスイッチ
ング回路Qsのオン電圧になると、コンデンサCpの電
荷は、パルストランスPTの1次側を通って放電され
る。このとき、パルストランスPTの2次側には、パル
ス状の出力が得られる。これを整流回路21を通した
後、LPF22によって平滑すれば、負荷1の両端電圧
に比例した検出出力が得られる。負荷1の両端電圧が上
昇すれば、図3のように、コンデンサCpの充電速度は
速くなり、パルストランスPTの2次側に出力される。
これにより、単位時間当たりのパルス数が増加するの
で、これをLPF22に通せば、検出出力も上昇するこ
とになる。逆に、負荷1の両端電圧が低下すれば、パル
ストランスPTの2次側に出力される単位時間当たりの
パルス数は減少し、LPF22の出力、すなわち検出出
力も低下する。この電圧検出回路20では、検出点であ
る負荷1の両端a,bと検出出力との絶縁はパルストラ
ンスPTで行うものであり、また、パルストランスPT
に印加されるのはパルス状の波形であるため、パルスト
ランスPT自体は小型化できる。また、電圧検出回路2
0において電源等は不要となる。
【0012】スイッチング回路Qsの具体例としては、
図4に示したSBS(シリコン・バイラテラル・スイッ
チ)のように、設定電圧でオンし、保持電流以下でオフ
する2端子素子を用いても良いし、図5に示すように、
補助スイッチであるMOSトランジスタQ11あるいはQ
12によりSBSをオフさせる回路構成を用いても良い。
この場合、スイッチング回路Qsのオンは、SBSのオ
ン電圧Vbで決定され、オフはMOSトランジスタ
1 、Q2 のしきい値電圧Vthで決められる。そのた
め、Vb>Vthとなるよう設定されている。
【0013】図6に示す回路構成では、スイッチング回
路Qsのオン、オフ共に、スイッチング回路Qsの回路
両端電圧で決定されるものであり、オン電圧は、ツェナ
ダイオードZD11あるいはZD12のツェナ電圧VzとM
OSトランジスタQ11あるいはQ12のしきい値電圧Vt
hを加えた電圧によって決定される。スイッチング回路
Qsの回路両端電圧が(Vz+Vth)を越えるとMO
SトランジスタQ11あるいはQ12がオンし、スイッチン
グ回路Qsが導通する。MOSトランジスタQ 11,Q12
は、印加された電圧の極性でどちらがオンするかが決定
される。MOSトランジスタQ11がオンするとトランジ
スタQ13がオンし、ツェナダイオードZD11をショート
状態にするので、スイッチング回路Qsのオフは、MO
SトランジスタQ11のしきい値電圧Vthで決まる。図
7の回路は、図6の回路と同様な動作を行うスイッチン
グ回路Qsの構成を示している。
【0014】図8は請求項3に記載された発明の一実施
例の要部回路構成を示している。この回路では、図1に
示した電圧検出回路において使用されていたパルストラ
ンスPTの代わりに、フォトアイソレータPCを使用し
たものである。コンデンサCpの両端には、スイッチン
グ回路Qsと放電電流制限用の抵抗Rxを介してフォト
アイソレータPCの発光側の端子が接続されている。図
8のフォトアイソレータPCは、発光側の入力極性が正
負どちらの場合でも発光するように発光ダイオードが2
個のものとなっているが、発光ダイオードが1個構成の
フォトアイソレータの場合、フォトアイソレータを2個
使用し、発光ダイオードの極性が逆極性となるように並
列接続した回路を用いても良い。また、スイッチング回
路QsとフォトアイソレータPCとの間に、整流回路を
設けて、フォトアイソレータPCの発光ダイオードに加
えられる電圧極性を一定方向に限定するような回路を使
用してもよい。フォトアイソレータPCの受光側では、
コンデンサCの放電電流による発光ダイオードの発光を
検出し、信号を出力する。この信号は、パルス状である
ので、LPF22を通すと、直流の検出出力が得られ
る。本実施例の動作は、図2及び図3と同一である。
【0015】図9は請求項4に記載された発明の一実施
例の要部回路構成である。本実施例では、検出点の電圧
が交流である場合に、その検出出力も検出点電圧に対応
した交流波形として出力するための回路である。この場
合、検出点側のコンデンサCpの電荷を放電する回路が
2種類あり、検出点a側が正極の場合、コンデンサCp
の電荷は、ダイオードDa、スイッチング素子Qa、パ
ルストランスPTの1次側を通って放電され、また検出
点b側が正極の場合には、パルストランスPTの1次
側、スイッチング素子Qb、ダイオードDbを通って放
電される。パルストランスPTの2次側に発生するパル
ス極性は、ダイオードDaあるいはDbにより正負どち
らかに限定され、また、その極性は検出点a,b間の電
圧極性により決定される。パルストランスPTの出力
は、パルス状の波形であるので、LPF22で平滑する
ことで、検出点の電圧波形が得られる。
【0016】図10は図21の従来例を放電灯DLの点
灯装置に利用した回路構成を示している。直流電源Vs
はフライバックタイプのDC−DCコンバータ31によ
り昇降圧された直流電圧に変換され、インバータ回路3
2により低周波の交流電圧に変換されて、放電灯DLに
印加される。DC−DCコンバータ31は、フライバッ
クトランスTfとトランジスタQ0 及びダイオードD01
よりなり、インバータ回路32はトランジスタQ1 〜Q
4 で構成されたフルブリッジ回路よりなる。トランジス
タQ1 〜Q4 は放電灯DLに交流電圧を印加するように
低周波でオン・オフし、トランジスタQ0 は高周波で動
作する。放電灯DLと並列にコンデンサCとトランスT
1 が接続されている。コンデンサCは高周波成分をバイ
パスするものである。トランスT1 は放電灯DLの両端
電圧を検出するものである。トランスT1 の出力を受け
て、制御回路30によりトランジスタQ0 を制御する。
放電灯DLには低周波の矩形波電流が流れ、放電灯DL
は安定に点灯維持する。この装置では、出力が低周波
(例えば、数百Hz)であるため、電圧検出用のトラン
スT1 は大型化する。トランジスタQ1 とQ3 の両端か
ら(抵抗を用いて)電圧を検出する方法もあるが、この
方法では1次側と2次側の絶縁ができなくなる。このよ
うに負荷との絶縁を確保し、かつ負荷の両端電圧を検出
する場合には、負荷の周波数が低いときには、検出部が
大型化していた。
【0017】そこで、図11の回路に示すように、コン
バータのトランスTfに3次巻線N 3 を設ければ、低周
波で動作するトランスT1 を使用することなく、出力電
圧を検出することができる。つまり、トランジスタQ0
がオフのとき、トランスTfの2次側から負荷側にエネ
ルギーが放出され、トランスTfの2次巻線N2 に負荷
1の両端電圧が印加されるので、この現象を利用して、
トランジスタQ0 がオフのときに、3次巻線N3 から負
荷1の電圧を検出すればよい。トランスTfの3次巻線
3 は、2次巻線N2 と同方向で1次巻線N1 と逆方向
である。これにより、図10のトランスT1 は不要とな
り、トランスTfに3次巻線N3 を追加するだけでよ
い。3次巻線N3 には、ダイオードD02を2次巻線N2
のダイオードD01と同じ方向に接続して、電圧を検出す
れば、負荷1の両端電圧を精度良く検出できる。また、
高周波の動作に対応して検出するので、負荷1の状態を
迅速に制御動作にフィードバックできる。しかも、出力
電圧検出部33は、3次巻線N3 とダイオードD02だけ
で構成でき、検出部を小型化することができる。
【0018】図11の回路における主要部の動作波形を
図12に示す。図中、(a)はトランスTfの1次電流
1 、(b)はトランスTfの2次電流I2 、(c)は
トランスTfの3次巻線N3 の出力電圧V3 である。ス
イッチング素子S0 がオンすると、時刻t1 で電流I1
が増加し、スイッチング素子S0 がオフすると、時刻t
1 〜t2 間で蓄積されたエネルギーが放出される。その
エネルギー放出期間が時刻t2 〜t3 間である。スイッ
チング素子S1 〜S4 は低周波でオン・オフし、スイッ
チング素子S0 が動作しているときは、スイッチング素
子S1 ,S4 又はスイッチング素子S2 ,S3 がオン状
態である。このt1 〜t3 の期間には、3次巻線N3
出力電圧V3 は図12(c)のようになり、時刻t2
3 間には、出力電圧に相当する電圧Voが出力され
る。このとき、正方向の電流のみがダイオードD02を介
して制御回路30に入力される。このように、スイッチ
ング素子S0 がオフの期間t2 〜t4 では、電流I2
流れている間、電圧Voが出力される。この電圧はスイ
ッチング素子S0 の周期Tsに同期しているので、高周
波での検出値となり、制御部へ瞬時電圧が迅速に伝達で
き、その値によるスイッチング素子S0 のコントロール
も速く行える。
【0019】図13は他の実施例であり、ダイオードD
02の出力を抵抗R31とコンデンサC 32で積分して整形し
て検出量を検出回路34に入力している。コンデンサC
32は高周波で充電され、コンデンサC32の両端電圧は、
フラットな直流電圧となる。瞬時的な電圧を検出したい
場合には、図14に示すように、抵抗R31,R32によっ
て分圧して、検出回路34に入力してもよい。
【0020】図15は他の実施例であり、図11と異な
る点は、電流I2 が流れている期間のみ検出量を制御回
路30へ供給しようとする点であり、スイッチング素子
0がオフ時でしかも電流I2 がゼロの期間(t3 〜t
4 )はノイズが出やすいので、このノイズを除去するた
めに、スイッチ回路SWを設けて、電流検出部CTと同
期をとって、精度良い検出を行うものである。
【0021】スイッチ回路SWの具体的な回路例を図1
6に示した。電流検出部CTにより電流I2 が流れてい
る期間を検出し、検出回路35によりトランジスタ
6 ,Q 5 がオンして、3次巻線N3 、ダイオード
02、トランジスタQ5 、抵抗R31,R32、3次巻線N
3 の閉回路を形成し、実質的には図14の回路と同じと
なる。電流I2 がゼロでは、トランジスタQ6 ,Q5
オフで出力はゼロとなる。
【0022】図17は他の実施例であり、図16の電流
トランスCTの代わりにタイマー36によりスイッチ回
路SWをオン・オフするものである。これはトランジス
タQ 0 がオフする時点から所定時間Taのオン信号を、
スイッチ回路SWへ入力してスイッチ回路SWをオンさ
せて出力電圧を検出するものであり、制御回路30内の
トランジスタQ0 のオフ信号を得ることにより、容易に
実現できる。なお、図12でt2 〜t4 間の電流I2
ずっと流し続けるモードで動作させるのであれば、ノイ
ズ除去のためのスイッチ回路SWは不要となる。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、出力電圧によ
り限流素子を介してコンデンサを充電し、その充電電圧
が所定値に達すると放電させるパルス発振動作を行うス
イッチング回路を設けて、その発振出力をパルストラン
スとローパスフィルタ回路を介して検出するようにした
ので、制御部と検出部との絶縁を図ることができ、ま
た、検出点の電圧が直流、交流を問わず使用できる。ま
た、絶縁手段としてのトランスにはパルス状の信号が印
加されるので、小型のパルストランスを使用でき、回路
を小型化できる。さらに、検出回路には電源を必要とし
ないので、回路構成が簡単で部品も小型化できるので、
検出回路自体の小型化を図ることができる。
【0024】請求項5の発明によれば、高周波で動作す
るトランスに3次巻線を追加すると共に、ダイオードを
接続するだけで、負荷の出力電圧を検出することがで
き、構成が簡単で小型化が容易であり、また、高周波で
動作する箇所から電圧を検出するので、応答速度が速く
なるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の出力電圧が低い場合の動作波形図であ
る。
【図3】本発明の出力電圧が高い場合の動作波形図であ
る。
【図4】本発明に用いるスイッチング回路の一例を示す
回路図である。
【図5】本発明に用いるスイッチング回路の他の一例を
示す回路図である。
【図6】本発明に用いるスイッチング回路のさらに他の
一例を示す回路図である。
【図7】本発明に用いるスイッチング回路の別の一例を
示す回路図である。
【図8】請求項3記載の発明の一実施例を示す回路図で
ある。
【図9】請求項4記載の発明の一実施例を示す回路図で
ある。
【図10】従来の放電灯点灯装置の出力電圧検出回路を
示す回路図である。
【図11】請求項5記載の発明の第1実施例を示す回路
図である。
【図12】請求項5記載の発明の動作波形図である。
【図13】請求項5記載の発明の第2実施例を示す回路
図である。
【図14】請求項5記載の発明の第3実施例の要部構成
を示す回路図である。
【図15】請求項5記載の発明の第4実施例の回路図で
ある。
【図16】請求項5記載の発明の第5実施例の回路図で
ある。
【図17】請求項5記載の発明の第6実施例の回路図で
ある。
【図18】第1の従来例の回路図である。
【図19】第2の従来例の回路図である。
【図20】第3の従来例の回路図である。
【図21】第4の従来例の回路図である。
【図22】第5の従来例の回路図である。
【符号の説明】
Vs 直流電源 1 負荷 10 インバータ回路 20 電圧検出回路 30 制御回路 Rc 抵抗 Cp コンデンサ Qs スイッチング回路 PT パルストランス 21 整流回路 22 ローパスフィルタ回路
フロントページの続き (72)発明者 神原 隆 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力電圧が直流あるいは低周波の交流
    であり、その出力電圧を検出する電圧検出回路と、電圧
    検出回路の検出値を制御入力とする制御回路とを備え、
    出力電圧のいずれの端子電圧も制御回路の接地電位に対
    して固定されていない電力変換装置において、前記電圧
    検出回路は、出力電圧によって、限流素子を介してコン
    デンサを充電する充電回路と、前記コンデンサの充電電
    圧が所定値に達すると放電させるパルス発振動作を行う
    スイッチング回路と、スイッチング回路の発振出力を1
    次側に入力し、2次側出力との絶縁を行うパルストラン
    スと、パルストランスの2次側出力に接続されたローパ
    スフィルタ回路とから成ることを特徴とする電力変換装
    置。
  2. 【請求項2】 前記パルストランスのトランス2次側
    出力と前記ローパスフィルタ回路との間に整流回路を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 【請求項3】 前記パルストランスに代えてフォトア
    イソレータを設けたことを特徴とする請求項1記載の電
    力変換装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチング回路による発振出力
    の極性は、出力電圧の極性によって決定されることを特
    徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  5. 【請求項5】 高周波でオン・オフされるスイッチン
    グ素子を介してトランスの1次巻線を直流電源に接続
    し、トランスの2次巻線に第1のダイオードを介して低
    周波で動作するフルブリッジインバータ回路を接続して
    成る電力変換装置において、トランスの3次巻線に第2
    のダイオードを介して出力電圧検出回路を接続し、第1
    のダイオードと第2のダイオードは同一極性で導通する
    ように接続されていることを特徴とする電力変換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006238658A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Micro Space Kk 電圧検出回路及びランプ駆動回路
JP2007538378A (ja) * 2004-05-19 2007-12-27 ゲーケン・グループ・コーポレーション Led照明コンバータ用の動的緩衝
US20140139194A1 (en) * 2012-11-12 2014-05-22 Saft System for pre-charging a capacitor by a battery

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