JPH0732262Y2 - 前照灯装置の光軸調整装置 - Google Patents

前照灯装置の光軸調整装置

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JPH0732262Y2
JPH0732262Y2 JP6061790U JP6061790U JPH0732262Y2 JP H0732262 Y2 JPH0732262 Y2 JP H0732262Y2 JP 6061790 U JP6061790 U JP 6061790U JP 6061790 U JP6061790 U JP 6061790U JP H0732262 Y2 JPH0732262 Y2 JP H0732262Y2
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JP
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optical axis
lamp body
external cord
case
adjusting device
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仁士 広瀬
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車用前照灯装置の光軸調整装置に係り、特
にヘッドランプ内蔵式でリフレクタを傾動させることに
とより照射方向の変更調整を行うようにした光軸調整装
置に関するものである。
[従来の技術] 自動車の前照灯装置においては、その照射方向を正しく
調整する必要があるため、リフレクタもしくは前照灯ユ
ニットを前後、左右方向に傾動自在に保持し、これを組
立調整時、点検、交換時等においてエイミング機構によ
って傾動させることにより照射方向の調整(エイミング
調整)を行っている。
また、自動車の車体は振動、衝撃等を吸収するため懸架
装置によって上下動自在に支持されているため、荷重
や、荷重のかかる位置によって車体の姿勢が変化し、こ
れにより前照灯装置の照射方向が変化する。そこで、こ
の荷重による照射方向の調整(レベリング調整)を前記
エイミング調整とは別に運転席からの遠隔操作により自
動的に行い得るようにしている。
このようなレベリング調整とエイミング調整を行い得る
ようにした光軸調整装置としては従来から種々提案され
ているが、その一例として特開昭51-202945号公報、特
開平1-283702号公報等が知られている。
第3図はランプボディ内蔵式光軸調整装置の従来例を示
す側断面図で、これを概略説明すると、1はバルブ(図
示せず)を収納し車体に配設されたランプボディ、2は
ランプボディ1の前面開口部に配設された前面レンズ、
3はランプボディ1内に上下、左右方向に傾動自在に配
設されたリフレクタで、これらによって前照灯ユニット
4を形成している。
5は光軸調整装置で、前記ランプボディ1の内面に配設
固定されたケース6を備え、その内部にはレベリング用
駆動モータ7、歯車等の駆動機構(図示せず)、一端が
前記リフレクタ3の背面周縁部にブラケット8を介して
設けられたナット9に螺合連結され、レベリング調整時
に前記駆動機構によって進退移動されることにより前記
リフレクタ3を上下方向に傾動させる出力ロッド10、エ
イミング調整用のアジャスティングロッド11等が配設さ
れている。アジャスティングロッド11は回転自在で軸方
向の移動を規制されて、一端が前記出力ロッド10の内端
に連結具を介して連結され、他端が前記ランプボディ1
の背面側に突出し、この突出部11Aをエイミング調整時
に適宜な工具によって回転調整すると、前記出力ロッド
10が回転のみしてナット9を前後方向に移動させ、リフ
レクタ3を上下方向に傾動させる構成となっている。
12は光軸調整装置5のコードで、このコード12の一端は
前記ケース6内に配設されたプリント基板の電気回路に
接続され、他端は前記ランプボディ1の適宜適所に設け
たブッシュ取付孔13に嵌着されたブッシュ14を介してボ
ディ外部に導出されてコネクタ15を有し、このコネクタ
15に外部コード16のコネクタ17が接続されるように構成
されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の光軸調整装置5におい
ては上記したようにコード12をブッシュ14を介してラン
プボディ1の外部に導出しているので、ランプボディ1
内を這い回るコード12をランプボディ1の内面にコード
固定片等によって固定する必要があり、そのためその作
業が面倒で組立作業性が悪いと云う問題があった。ま
た、製造、組立誤差等によってケース6の取付位置がず
れると、リフレクタ3と出力ロッド10との位置関係もず
れるため、ロッドの円滑な動作が得られなくなる。さら
に、ブッシュ14は単にブッシュ取付孔13に嵌合されるも
のであるため、構造的に防水の信頼性が低いなど、種々
の問題があった。
したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするとろこは、ランプ
ボディ内のコードの這い回しを必要とせず、組立作業性
を向上させると共に、光軸調整装置を所定位置に確実に
位置決め固定し得、またランプボディの防水性を向上さ
せ得るようにした前照灯装置の光軸調整装置を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するため、ランプボディの内面
に配設固定されたケースと、このケース内に配設された
駆動機構によって進退移動されることによりリフレクタ
を傾動させる出力ロッドとを備えた前照灯装置の光軸調
整装置において、前記ランプボディに取付孔を形成し、
前記ケースに前記取付孔にシール部材を介して嵌合固定
される外部コード接続部を設け、前記ケース内に配設し
た外部コード接続用端子を前記外部コード接続部内に臨
ませ、この端子に外部コードを接続するようにしたもの
である。
[作用] 本考案において、光軸調整装置のケースはランプボディ
に設けた取付孔に嵌合する外部コード接続部を有し、こ
の内部に位置する外部コード接続用端子に外部コードが
ランプボディの外部より接続される。前記外部コード接
続部はシール部材を介して前記取付孔に嵌合固定される
ことで、前記ケースを位置決めし、シール部材は前記取
付孔と外部コード接続部間の防水を図る。
[実施例] 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本考案に係る前照灯装置の光軸調整装置の一実
施例を示す断面図である。なお、図中第3図と同一構成
部材のものに対しては同一符号を以て示し、その説明を
省略する。同図において、ランプボディ1の背面で光軸
調整装置5の取付部には該ランプボディ1と略同一の肉
厚で円筒状の位置決部20が後方に向かって一体に突設さ
れており、その内孔が光軸調整装置5の取付孔20Aとさ
れる。
光軸調整装置5のケース6は、前後に2分割形成されて
互いに嵌合されると共に、複数個の止めねじ21によって
一体的に結合固定される第1ケース6Aと、第2ケース6B
とで構成されている。
前記第1ケース6Aの内部には、レベリング用駆動モータ
7、駆動モータ7の出力軸7Aに設けられたピニオン23に
噛合する減速ギヤ24、減速ギヤ24に一体に設けられたウ
ォーム25に噛合するウォームホイール26、ウォームホイ
ール26に噛合するギヤ27、ギヤ27に螺入され該ギヤ27の
回転によって進退移動される伝達軸28等が配設され、こ
れらによって出力ロッド10の駆動機構22を構成してい
る。出力ロッド10は、一端が前記伝達軸28に回転自在に
挿入され、且つ止め輪29によって軸方向の移動を規制さ
れている。したがって、レベリング調整時に駆動モータ
7を駆動すると、その出力軸7Aの回転は、ピニオン23−
減速ギヤ24−ウォーム25−ウォームホイール26−ギヤ27
を介して伝達軸28に伝達され、これによって出力ロッド
10が伝達軸28と一体に前方もしくは後方に移動してリフ
レクタ3を傾動させる。
一方、前記第2ケース6Bの内部には光軸調整装置5の電
気回路が形成されたプリント基板30、エイミング調整時
に前記出力ロッド10を回転させるアジャスティングスク
リュウ11、前記出力ロッド10の位置を検出するセンサ31
等が配設されている。前記センサ31は、前記ウォームホ
イール26の回転が中間ギヤ32を介して伝達されるセンサ
ギヤ33、接点保持板34、前記プリント基板30の一部等で
構成されている。
前記センサ31および上述した駆動機構22については本考
案の要旨と直接関係無く、またこれらについては上記特
開平1-283702号公報に詳しく開示されているので、これ
以上の説明を省略する。
前記第2ケース6Bの背面には前記位置決部20の取付孔20
AにOリング(シール部材)36を介して嵌合する筒状の
外部コード接続部35が後方に向かって一体に突設されて
いる。外部コード接続部35の外周面と内周面の軸方向中
間部には前記Oリング36とパッキン37がそれぞれ嵌着さ
れる環状溝38、39が形成されている。
前記プリント基板30の背面側には外部コード接続用端子
40が基板面と略直交するよう配設されており、この端子
40の基端部は前記プリント基板30の表面側にて電気回路
に半田付け接続され、先端部が前記第2ケース6Bの背面
に設けられたターミナル取付部41内に挿入されている。
前記ターミナル取付部41は第2ケース6Bの内外に突出す
る筒状体に形成されて、外端部が前記外部コード接続部
35内に位置している。また、ターミナル取付部41にはタ
ーミナル42がランプボディ1の後方側から挿入されて前
記端子40に接続されると共に、抜けを防止されている。
ターミナル42としては、第2ケース6Bの成形後、ターミ
ナル取付部41に組み込まれるものに限らず、インサート
成形法等によって第2ケース6Bの成形と同時に一体形成
されるものであってもよい。
さらに、第2ケース6Bの背面で前記アジャスティングス
クリュウ11に対応する部分には筒状の嵌合部45が後方に
向かって一体に突設されており、この嵌合部45は前記ア
ジャスティングスクリュウ11が挿入される挿入孔46と同
心に形成され、前記ランプボディ1に設けられた嵌合孔
47に内側から嵌合されている。
このような構成からなる光軸調整装置5は、前記外部コ
ード接続部35と嵌合部45を取付孔20Aと嵌合孔47にそれ
ぞれ嵌合し、ケース6を不図示の止めねじによってラン
プボディ1の内面に固定することで取り付けられる。
外部コード16の一端は自動車の運転席付近に設置された
レベリング調整用スイッチに接続され、他端には前記外
部コード接続部35内に挿抜自在に嵌合され、前記ターミ
ナル42を介して端子40に電気的に接続されるコネクタ17
が取付けられている。コネクタ17を外部コード接続部35
に嵌合していくと、その挿入端面が前記パッキン37の後
端面に密接し、外部コード接続部35からのケース6内へ
の水、湿気等の侵入を防止する。
かくしてこのような構成からなる光軸調整装置5にあっ
ては、プリント基板30に端子40を設けてその先端部にタ
ーミナル42を接続し、このターミナル42の先端部を外部
コード接続部35内に臨ませ、外部コード16のコネクタ17
を前記外部コード接続部35に嵌合して前記ターミナル42
に接続するようにしているので、光軸調整装置5からコ
ードを引き出す必要がなく、したがってコードをランプ
ボディ1内に這い回す配線作業が不要となり、組立作業
性を向上させることができる。また、第2ケース6Bの外
部コード接続部35と嵌合部45をランプボディ1に設けた
取付孔20Aと嵌合孔47にそれぞれ嵌合することで、ケー
ス6を位置決めすることができるため、光軸調整装置5
を所定位置に確実に固定できて、リフレクタ3とのずれ
が少なく、出力ロッド10の動作が円滑にしてリフレクタ
3をスムーズに傾動させることができる。
さらに、Oリング36によって取付孔20Aと外部コード接
続部35の隙間をシールしているので、ランプボディ1の
防水が確実であり、また光軸調整装置5のコネクタ接続
部における防水もパッキン37を外部コード接続部35の内
周面に設けているので確実である。
第2図は本考案の他の実施例を示す要部断面図である。
この実施例は、端子40を外部コード接続部35の中心孔55
に防水ブッシング56を介して嵌合し、その先端をプリン
ト基板30に半田60によって接続固定すると共に、端子40
にハーネス57の一端を接続し、該ハーネス57を前記中心
孔55よりランプボディ1の後方に突出させ、外部コード
のコネクタ17に接続するように構成したものである。
このような構成においても端子40を使用しているため、
ハーネス57を使用するものの、ランプボディ1内には配
線されず、したがって上記実施例と同様な効果が得られ
るものである。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る前照灯装置の光軸調整
装置は、ランプボディに取付孔を設け、前記ランプボデ
ィ内に配設されるケースに設けた外部コード接続部を前
記取付孔にシール部材を介して嵌合し、この外部コード
接続部内に外部コード接続用端子を臨ませて外部コード
を接続するように構成したので、ランプボディ内に配線
を這い回す作業が不要で、組立作業性を向上させること
ができ、また外部コード接続部を取付孔に嵌合している
ので、光軸調整装置をランプボディの所定位置に確実に
位置決めすることができて、組付け誤差を少なくするこ
とができ、レベリング調整およびエイミング調整を良好
且つ円滑に行うことができ、しかもシール部材によって
取付孔をシールしているので、ランプボディの防水性も
良好である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係る前照灯装置の光軸調整装置の一実
施例を示す断面図、第2図は本考案の他の実施例を示す
要部断面図、第3図はランプボディ内蔵式光軸調整装置
の従来例を示す側断面図である。 1…ランプボディ、2……前面レンズ、3……リフレク
タ、4……前照灯ユニット、5……光軸調整装置、6…
…ケース、7……レベリング用駆動モータ、10……出力
ロッド、11……アジャスティングスクリュウ、16……外
部コード、17……コネクタ、20……位置決部、20A……
取付孔、22……駆動機構、30……プリント基板、35……
外部コード接続部、36……Oリング、37……パッキン、
40……外部コード接続用端子、42……ターミナル、55…
…中心孔、56……防水ブッシング、57……ハーネス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランプボディの内面に配設固定されたケー
    スと、このケース内に配設された駆動機構によって進退
    移動されることによりリフレクタを傾動させる出力ロッ
    ドとを備えた前照灯装置の光軸調整装置において、 前記ランプボディに取付孔を形成し、前記ケースに前記
    取付孔にシール部材を介して嵌合固定される外部コード
    接続部を設け、前記ケース内に配設された外部コード接
    続用端子を前記外部コード接続部内に臨ませ、この端子
    に外部コードを接続するようにしたことを特徴とする前
    照灯装置の光軸調整装置。
JP6061790U 1990-06-11 1990-06-11 前照灯装置の光軸調整装置 Expired - Lifetime JPH0732262Y2 (ja)

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JPH0419334U JPH0419334U (ja) 1992-02-18
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