JPH07322392A - 超音波センサ素子及びそれを備えた医療用ポンプシステム - Google Patents

超音波センサ素子及びそれを備えた医療用ポンプシステム

Info

Publication number
JPH07322392A
JPH07322392A JP7045593A JP4559395A JPH07322392A JP H07322392 A JPH07322392 A JP H07322392A JP 7045593 A JP7045593 A JP 7045593A JP 4559395 A JP4559395 A JP 4559395A JP H07322392 A JPH07322392 A JP H07322392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric element
electrode
ultrasonic sensor
sensor element
ultrasonic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7045593A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichiro Yoshida
潤一郎 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP7045593A priority Critical patent/JPH07322392A/ja
Publication of JPH07322392A publication Critical patent/JPH07322392A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】医療用ポンプに於いてチューブ内に混入する気
泡を検出し、警報を発し、送液を停止させる気泡検出器
に使用する超音波センサ素子及びそれを用いた医療用ポ
ンプシステムの提供。 【構成】圧電素子1を挟んで対向する電極3,4の一方
の電極4を圧電素子1の側面まで延設させて側面電極5
とし、他方の電極3の端部3aには、電極未印刷部3b
を設ける。この電極未印刷部3bに凹部2を形成する。
電極3,4に電圧を印加して圧電素子1を分極するとき
に、凹部2により、圧電素子1の横方向の分極が防止さ
れるので、圧電素子1は効率よく厚さ方向に分極され、
圧電性能が優れたものとなる。これを用いた医療用ポン
プシステムにあっては、チューブ内に混入する気泡を精
度よく検出し、液体の移送を制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薬液バッグ、輸血バッ
グ、薬液瓶、シリンジ等の液体容器の薬液、血液等を中
空のチューブを介して体内に送液する輸液ポンプ、シリ
ンジポンプ等の医療用ポンプ、人工肺を含む体外循環血
液回路に設けられた医療用ポンプに於いてチューブ内に
混入する気泡を検出し、警報を発し、送液を停止させる
気泡検出器に使用する超音波センサ素子及びこれを備え
た医療用ポンプシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】輸液ポンプ、輸血ポンプ、シリンジポン
プ等の医療用ポンプに使用される気泡検出器は溶液の溶
存酸素が薬液容器の保存温度と大気の温度差により溶出
しチューブ内に析出するものと、薬液容器内の薬液残量
が少なくなり容器の気泡を混入して送液されるもの、ま
た薬液容器と送液チューブ間のリークにより気泡を外部
より混入するものに大別される。送液時、血管内に誤っ
て入れることのできる気泡長は、JIS T−1653
に規定されており、チューブ内に5〜6mmの気泡が入
った場合には警報を発し、送液を停止するように規定さ
れている。
【0003】気泡検出器はチューブ内を通過する溶液と
気泡の光の透過量を検出し判定する光検出型気泡センサ
と、音波伝搬の減衰量の違いを検出する超音波型気泡セ
ンサに大別される。
【0004】超音波型気泡検出器は液体中と気体中の超
音波の減衰量の差を検出するもので光検出型気泡検出器
で問題となる液滴の付着による透過量の誤差や着色薬液
による誤差は生じない特徴があり、広く気泡検出器とし
て使われている。
【0005】超音波型気泡検出器の構造は、図4のよう
に2枚の仕切板7a,7bに送液チューブ8を挟み、仕
切板7の裏側に対称位置に配置された1対の超音波セン
サ素子6a,6bにより検出される。1対の超音波セン
サ素子6a,6bは、超音波音波を発する送信(送波)
部6aと超音波を受ける受信(受波)部6bにより構成
されている。
【0006】超音波型気泡検出器は、特定の超音波が液
体中と気体中を伝搬する際の超音波の減衰量の違いを利
用するものであり、空気は水に比べほぼ1億倍の減衰量
を示し超音波を殆ど伝搬することができない。
【0007】超音波型気泡検出器は、送信用超音波セン
サ素子6aと受信用超音波センサ素子6bの間に僅かな
空気層の存在や超音波を減衰させる介在物が存在すると
超音波はチューブ内が輸液剤,薬剤,血漿等の血液製
剤,血液等の液体で満たされているにも関わらず介在物
で超音波が減衰し、あたかもチューブ内に気泡が存在し
ているがごとく受信電圧を低下させ、気泡を誤検出する
問題点がある。
【0008】このため、仕切板7a,7bと超音波セン
サ素子6a,6bの組立に当たっては充分に脱泡処理し
た接着剤を、超音波センサ素子6a,6bの電極面(不
図示)に薄く塗布し、仕切板7a,7b背部と超音波セ
ンサ素子6a,6bの電極の接着剤塗布面を互いに向か
い合わせて接着することが要求される。
【0009】また、超音波は物体中を容易に直進するた
め送信側仕切板7aと受信側仕切り板7bの背部にそれ
ぞれ接着固化した超音波センサ素子6a,6bは互いに
実質的な面平行であり、位置合わせがされた配置に固定
されることが要求される。このため、このような超音波
センサ素子の接着に於いてリード線の引き出しは、従来
のように超音波センサ素子の両面に設けられた2つの電
極から半田付けでリード線を取り出すことはできない。
半田の盛り上がりは、仕切板7a,7bと超音波センサ
素子6a,6bとの密着性を阻害し、また平行度を出す
際の障害となる。そこで、仕切板7a,7bと接着され
る電極を側面に引き回し、側面より電極を取り出す方法
が行われている。
【0010】側面電極は、この電極を仕切板に接着固定
した後、その部分にリード線を半田付けすることでこの
電極の役割をし、送信用センサ素子、受信用センサ素子
が各々構成される。しかし、側面電極は、その面積が小
さく、折り返し量が少ないと側面の半田付けは困難とな
り、半田面にリード線からの応力で電極が圧電素子から
剥離する問題があった。
【0011】また、電極面が側面全体に印刷されると、
仕切板と接着されていない側の電極と接触し絶縁が得ら
れない問題があった。
【0012】そこで仕切板と接着されていない側の圧電
素子面に、側面に延設され仕切板と接着されている電極
と接触しないように電極が設けられていない部分を設
け、絶縁性の確保がなされてきた。気泡検出器に使用す
る圧電素子の発振周波数は2MHz以下で使用されてい
る。周波数が高くなると超音波の減衰量は増大し、受信
用センサ素子への信号感度が低下する。
【0013】今、圧電素子の発振周波数を1MHzとす
る気泡検出器を設計する場合、使用する圧電素子の周波
数定数を2MHzの材料を使用すれば圧電素子の厚さは
計算より2mmの厚さの圧電素子を使用することにな
る。
【0014】圧電素子は圧電機能を付加するため分極と
いう操作を行う。これは、圧電素子を挟んで対向する2
つの電極間にチタン酸鉛系圧電素子(以下、PT圧電素
子という)では4KV/mm以上、チタン酸ジルコン酸
鉛系圧電素子(以下、PZT圧電素子という)では2〜
3KV/mmの電圧を20〜30分間印加して分極処理
が行われる。今、厚さ2mm程度のPT圧電素子に分極
処理を行うには計算より8KVの電圧を電極両端に印加
する必要がある。
【0015】ここで、仕切板と接着されていない側の電
極の端部と、側面まで延設された電極端部の距離(幅)
を1mmに設計すると電極間距離は、圧電素子厚さ距離
(対向する2つの電極間距離)よりも短くなり8KVの
電圧の印加は電極間放電を起こし、厚さ方向の分極がで
きない。
【0016】また、仮に弱く分極されても厚さ方向の分
極ではなく、側面/仕切板と接着されていない側の電極
の端部間の分極であり、厚さ方向に超音波を送信するこ
とができなかった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来例で示した
ように、気泡長を高感度で正確に計測する気泡検出器を
作るには、折り返し側面電極を持ち、圧電素子を厚さ方
向に分極し、これを仕切り板背部に取り付ける必要があ
った。
【0018】しかし、従来の圧電素子は、分極操作時
に、側面と仕切板を接着されていない側の電極間の放電
による耐圧(耐電圧)不良や弱い横方向への分極処理が
限界であった。
【0019】他方、電極が設けられていない部分を圧電
素子厚さ以上に幅を広げたものは圧電素子の分極部分が
狭くなり送信/受信感度が小さくなり、送液状態で得ら
れる信号と気泡下での信号強度の比が低下する問題があ
る。
【0020】また、仕切板と接着されていない側の電極
面積を維持するため電極面積を広げたものは気泡幅以上
に圧電素子の寸法が広がり同様に送液信号と気泡下の信
号の比が低化した検出器しか得られなかった。
【0021】本発明は、以上の欠点を改善するためにな
されたものであって、圧電素子上の電極が設けられてい
ない部分を最小にし、且つ大きな分極電圧を印加でき、
チューブ内の液体中の気泡を検出できる超音波センサ素
子及びこれを備えた医療用ポンプシステムを提供するこ
とを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、圧電素子と、この圧電素子上に対向して設
けられた1対の電極とからなる超音波センサ素子であっ
て、一方の電極は、圧電素子の側面まで延設され、他方
の電極は、一方の電極が延設された側面の端部から所定
距離離間して設けられ、側面と他方の電極の端部との間
に分極阻止部が形成されたことを特徴とする超音波セン
サ素子である。
【0023】上記目的を達成するための本発明は、ま
た、圧電素子と、この圧電素子上に対向して設けられた
1対の電極とからなり、一方の電極は、圧電素子の側面
まで延設され、他方の電極は、一方の電極が延設された
側面の端部から所定距離離間して設けられ、側面と他方
の電極の端部との間に分極阻止部が形成された気泡検出
用超音波センサ素子と、この気泡検出用超音波センサ素
子により検出された信号に基づいて医療用ポンプの駆動
制御を行う制御手段とを備えてなることを特徴とする医
療用ポンプシステムである。
【0024】本発明の好ましい態様として、少なくとも
1つの凹部(断面がほぼ矩形の溝)により形成されてな
るものである。
【0025】本発明の好ましい態様として、分極阻止部
は、ほぼ平行して形成された2つの凹部(断面がほぼ矩
形の溝)により形成されてなるものである。
【0026】本発明の好ましい態様として、凹部は、電
気絶縁性材料で充填されてなるものである。
【0027】本発明の好ましい態様として、超音波セン
サ素子が、チューブ内の気泡を検出するための気泡検出
用である。
【0028】本発明の好ましい態様として、分極阻止部
は、凹部(断面がほぼ矩形の溝)であり、この溝はa
(mm)+b(mm)>t(mm)を満たし、a<tで
あることを特徴とする、医療用ポンプの気泡検出器用圧
電素子である(ここで、aは溝の深さ、bは圧電素子の
側面まで延設された一方の電極と、他方の電極との距離
である。また、tは、この圧電素子の厚さである)。
【0029】本発明の好ましい態様として、上記圧電素
子の溝の幅wはb>w>0mmであることを特徴とす
る。
【0030】本発明の好ましい態様として、上記圧電素
子の溝の長さはa+b≧1.1tを満たし、且つa≦0.
9tであり、上記圧電素子の溝の幅wは0.9b>w>
0.1mmであり、bはb≧0.5mmであることを特徴
とする。
【0031】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ、実施例に係わ
る超音波センサ素子を詳細に説明する。
【0032】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例を示す斜視図、図2は断面図を説明するための図、図
3は、図1,図2に示す超音波センサ素子100を超音
波気泡センサに適用した例を示す図である。
【0033】図1、図2において、本発明の超音波セン
サ素子100は、圧電素子1を挟んで対向する2つの電
極面3,4からなり、一方の電極4は、セラミック圧電
素子1の側面のほぼ全体にまで延設された電極面5を有
し、セラミック圧電素子1は、厚み方向に分極されてい
る。
【0034】図3において、電極4面に、一液型RTV
系接着剤(主成分:シリコーンゴム)、1液または2液
型のエポキシ樹脂系接着剤(主成分:エポキシ樹脂ポリ
アミドアミン、変成シリコンポリマー)、接触硬化型ア
クリル系接着剤(変性アクリルアミン系化合物)等から
選ばれる接着剤12を介して仕切板7に加圧接着して、
その圧電素子の、仕切板7に接着されない電極面3の一
端3aと圧電素子1の側面のほぼ全体にまで延設された
電極面5との間の電極面が設けられていない部分(電極
未印刷部)3bに、幅w、深さaの凹部(溝)2を設け
る構造を有するものである。この凹部2は、圧電素子1
を分極させる際に、圧電素子1が横方向に分極されるの
を実質的に阻止または防止し、圧電素子1が厚さ方向に
分極されるようにするために設けられている。
【0035】圧電素子1としては、セラミック系のPZ
T(PbTiO3−PbZrO3)、またはPZTを主成
分とし、PbをBa,Sr,Caで置換したもの、また
は、PZTに第3成分を添加した、Pb(Sb1/2Nb
1/2)O3,Pb(Mg1/3Nb2/3)O3,Pb(Co
1/3Nb2/3)O3,Pb(Ni1/3Nb2/3)O3等の複合
ペロブスカイト形化合物、PT(PbTiO3 に微量添
加物を入れたもの)が用いられる。また、高分子系のポ
リフッ化ビニリデン(PVF)樹脂等を用いることもで
きる。
【0036】仕切板7としては硬質ポリ塩化ビニル樹
脂、ABS樹脂、スチロール樹脂、アリル樹脂等の比較
的剛性の高い合成樹脂等が用いられる。
【0037】仕切板7の間隔は、図4に示すように仕切
板7間に送液チューブ8の幅(チューブ外径)よりも実
質的に狭い仕切板7と同じ材質からなるスペーサ(不図
示)が挿入されており、仕切板7の間隔を一定に保持し
ている。仕切板7の距離は挿入されるチューブの変形に
より、仕切板7に接触するチューブの幅と圧電素子1の
オモテ電極幅が略同一になる寸法に形成されており、例
えば、外径4mm,内径3mmの軟質塩化ビニル樹脂製
の送液チューブ8では略間隔を2.3mmに設計され
る。
【0038】圧電素子1は、振動周波数を1MHzの周
波数で設計したが、送・受信用圧電素子1a,1bに誘
電率2,000のPZTを使用した。圧電素子1の厚さ
は、圧電素子1の周波数定数を測定し、厚さ1m当たり
の振動周波数を求め(Nt=2000Hz/m)、振動
周波数1MHzの圧電素子厚さを計算した。この結果、
圧電素子の厚さを2mmとした。また、寸法は、送液チ
ューブの変形後の密着幅と略同一に設計しており、圧電
素子1の幅を3.3mmとした。
【0039】圧電素子1の長さは、送液チューブ変形後
の気泡長を求めこれと実質的に同一の長さを計測し圧電
素子1の長さを7mmとした。また、圧電素子1の凹状
の溝2は電極面が設けられていない領域の幅bと、溝2
の深さaと、圧電素子1の厚さtの関係式(a+b>
t)から、aは1mm以上の深さが必要であり、aは
1.4mmとした。(ここで、aは溝の深さ(mm)、
bは圧電素子1の側面まで延設された一方の電極と、他
方の電極との距離(mm)である。また、tは、これら
の電極の厚さ(mm)である)。なお、この溝の長さは
圧電素子1の長さLと実質的に同一の長さとした。この
圧電素子1は、分極電圧は6KVを約70℃の液槽中で
約20分間印加し、分極操作を行った。
【0040】圧電素子1の仕切板7への接着は、接着剤
12として一液性RTV接着剤(KE45−W:信越シ
リコーン(株)を用い、電極面4のほぼ全面に薄くヘラ
で、気泡等が実質的に存在しないように一様に塗布し、
仕切板7背面のチューブ装着位置とほぼ同一の部分に凹
部2がチューブ8の上位位置になるようにして接着し
た。接着は、固定治具で圧力をほぼ均一に加圧(0.5
kgf/mm2程度)してほぼ一昼夜放置して固定し
た。放置後固定治具より外し、ポンプに装着し超音波気
泡検出器とした。
【0041】図5は、実施例1の超音波センサ素子10
0と仕切板7からなる超音波気泡検出器10を備えた送
液制御機構を示すブロック図である。
【0042】超音波センサ素子100と仕切板7からな
る超音波気泡検出器10において、送信(送波)部を1
7、受信(受波)部を18とし、信号発信手段21によ
り発信された信号で、送信部17の送信用圧電素子に1
MHz、5Vのサイン波(正弦波)を印加して信号を送
信する。
【0043】受信用圧電素子を備えた受信部18は、受
信用圧電素子で信号を受信し、増幅器22で約100倍
に増幅し、交流成分のレベルを監視し0.5V以下の電
圧で気泡長を5mm以上と判定できるようにしている。
【0044】増幅された受信信号は、警報監視回路23
で判定し、気泡長が判定値を越えると輸液制御部24の
回路が動作して送液を止めると共に送液チューブ8をク
ランプ等で圧閉して薬剤等の輸液の送液を遮断する。こ
のとき、可聴音または、可視表示によって外部に報知す
る報知手段を設ける構成とすることもできる。また、無
線またはテレメータ等により、ナースステーション等に
報知するようにしてもよい。
【0045】図4(a)は、図1,図2に示す実施例の
超音波センサ素子100を超音波気泡検出器10として
組立て、送液チューブ8を挟んだ場合の上から見た断面
図である。超音波気泡検出器10は、仕切板7aとその
背後に接着固定して設けられた圧電素子1aと、送液チ
ューブ8を挟んで対向する仕切板7bとその背後に接着
固定して設けられた圧電素子1bとからなる。仕切板7
aとその背後に接着固定して設けられた圧電素子1aか
らなる部材が送信用圧電素子として作用する場合には、
仕切板7bとその背後に接着固定して設けられた圧電素
子1bからなる部材が受信用圧電素子として作用する。
この逆の場合であってもよい。なお、5a,5bは、セ
ラミック圧電素子1a,1bの側面のほぼ全体にまでそ
れぞれ延設された電極面であり、11a,11bは信号
線(リード線)である。また、9は、チューブ8内の輸
液、薬剤、血液製剤等の液体である。
【0046】同様に図4(b)は、横からの断面図であ
る。図6と同一の構成のものは、同一符号とし、説明を
省略する。チューブ8内の液体9に存在する気泡9a
は、超音波気泡検出器10により、そのほぼ中央部で気
泡長さが計測され、気泡が所定値以上の長さ、すなわち
所定量の気泡が存在すると警報が発せられる。
【0047】図6は、超音波気泡検出器10を内蔵した
医療用ポンプの模式図である。薬液等の入った輸液また
は輸液バッグがスタンド17に吊るされており、バッグ
13の底面より可撓性の輸液チューブ14が出て、医療
用ポンプ15に入り、上腕静脈に接続される。なお、こ
こでは、医療用ポンプ15として、蠕動式(ペリスタル
ティック)輸液ポンプを示している。この医療用ポンプ
としては、シリンジポンプ、ローラポンプ、ダイアフラ
ム型ポンプ等の各種ポンプが目的に応じて適用できる。
【0048】超音波気泡検出器10は、輸液中の溶存酸
素が薬液容器の保存温度と大気の温度差により溶出しチ
ューブ内に析出するものと、薬液容器内の薬液残量が少
なくなり容器の気泡を混入して送液されるもの、また薬
液容器と送液チューブ間のリークにより気泡を外部より
混入するもの等があり、例えば、5mm以上の気泡を監
視し、その気泡に対しては警報を発すると共に装置の送
液機能を停止させる役割を持つ。
【0049】送液チューブ8内に存在する気泡を除去し
た後は、リセットして、再び医療用ポンプ15を駆動さ
せる。
【0050】(実施例2)超音波気泡検出器10の送信
側にPZT圧電素子1を図1のように加工し送信部と
し、一方、受信側にPT圧電素子1を同様に加工して受
信部とした。
【0051】圧電素子1は形状を実施例1と同一にし、
PZTは6KVで70度の液槽で20分間分極し、PT
は周波数定数を測定し、周波数定数Nt=2240Hz
/mより圧電素子の厚さtを2.24mmと求め設計し
た。凹部(溝)の深さは実施例1の計算式よりaは1.
24mm以上の深さが必要であり、aはPZT同様1.
4mmとして加工した。分極電圧は厚さ当たり4.5K
Vの分極電圧を印加するため10KVの電圧を、約10
0℃の液槽中でほぼ30分間分極処理し受信部とした。
これ以外は実施例1と同様の超音波気泡検出器10を形
成し、実施例1と同様の回路で駆動し、実施例1と同様
に評価したところ図7の出力を得た。
【0052】(実施例3)超音波気泡検出器10の送信
側にPZT−PNN(Pb(Ni1/3Nb2/3)O3)複
合ペロブスカイト圧電素子1を図1のように加工し、送
信部とした。受信側にPZT圧電素子1を同様に加工し
て受信部とした。
【0053】圧電素子1は、形状を実施例1と同一に
し、PZTーPNNは周波数定数を測定し、周波数Nt
=1950Hz/mより圧電素子1の厚さtを1.95
mmと求め設計した。凹部(溝)の深さは実施例1の計
算式よりaは0.95mm以上の深さが必要でありaは
1.2mmの深さまで加工した。分極電圧は厚さ当たり
PZT同様6KVで70度の液槽で20分間分極した。
送信側はPZTを実施例1と同一にし、PZTは6KV
で約70℃の液槽で20分間分極した。これ以外は実施
例1と同様の超音波気泡検出器10を形成し、実施例1
と同様の回路で駆動し、実施例1と同様に評価したとこ
ろ実施例1とほぼ同様の図7のような出力を得た。
【0054】(実施例4)実施例1の圧電素子1の組合
せで、仕切板7にABS樹脂を使い、接着剤12に変成
シリコーンポリマーとエポキシ樹脂を主成分とする接着
剤(商品名:ボンドMOS7)を用いて圧電素子1のウ
ラ電極(電極面4)に均一に塗布し、接着してほぼ24
時間室温放置し硬化接着した。これ以外は実施例1と同
様の超音波気泡検出器10を形成し、実施例1と同様の
回路で駆動し、実施例1と同様に評価したところ実施例
1とほぼ同様の図7のような出力を得た。
【0055】(実施例5)実施例2の圧電素子1の組合
わせで、仕切板7にノリル樹脂を使い、接着剤12にア
クリル樹脂系を主成分とする接触硬化型接着剤(商品
名:SGA−60)を用いて圧電素子ウラ電極に均一に
塗布し、接着してほぼ24時間室温放置し硬化接着し
た。これ以外は実施例1と同様の超音波気泡検出器10
を形成し、実施例1と同様の回路で駆動し、サンプル数
20セットで実施例1と同様に評価した性能を調べたと
ころ実施例1とほぼ同様の図7のような出力を得た。
【0056】また、20セットの超音波気泡検出器10
を作り性能のばらつきを調べたところ気泡長5mmのも
のを検出する出力電圧は0.5V±0.1Vであった。
【0057】実施例として、輸液ポンプの例を示した
が、上述の実施例に限定されるものでなく、シリンジポ
ンプ、体外血液循環回路等の医療用装置にも適用するこ
とができる。
【0058】なお、図8に実施例で用いたPZTとPT
の圧電特性を示した。
【0059】なく、シリンジポンプ、体外血液循環回路
等を含む医療用装置にも適用することができる。
【0060】(実施例6)図9は、本発明の他の実施例
を示すで、その斜視図(図9(a))、その断面図(図
9(b))である。
【0061】図9において、実施例1と同一の構成につ
いては、同一の参照番号を付している。
【0062】図9において、気泡検出用超音波センサ素
子100は、圧電素子1を挟んで対向する表面3,裏面
4の2つの電極面からなり、一方の電極面(裏面)4
は、セラミック圧電素子1の側面のほぼ全体にまで延設
された電極面5を有している。セラミック圧電素子1
は、厚み方向に分極され、セラミック圧電素子1の裏電
極面4に、一液型RTV系接着剤(主成分:シリコーン
ゴム)、1液または2液型のエポキシ樹脂系接着剤(主
成分:エポキシ樹脂ポリアミドアミン、変成シリコンポ
リマー)、接触硬化型アクリル系接着剤(変性アクリル
アミン系化合物)等から選ばれる接着剤12を介して仕
切板7に加圧接着して、その圧電素子の、仕切板7に接
着されない電極面(表面)3の一端3aと圧電素子1の
側面のほぼ全体にまで延設された電極面5との間の電極
面が設けられていない部分(電極未印刷部)3bに、幅
w、深さaの凹部(溝)2を設ける構造を有するもので
ある。この凹部2の長さは、セラミック圧電素子1の長
さLと実質的に同一に形成されている。
【0063】この凹部2は、圧電素子1を分極させる際
に、圧電素子1が横方向に分極されるのを実質的に阻止
または防止し、圧電素子1が厚さ方向に分極されるよう
にするためのものである。
【0064】この凹部2に、一液型RTV系接着剤(主
成分:シリコーンゴム)、1液または2液型のエポキシ
樹脂系接着剤(主成分:エポキシ樹脂ポリアミドアミ
ン、変成シリコンポリマー)、接触硬化型アクリル系接
着剤(変性アクリルアミン系化合物)等から選ばれる充
填剤2aをスキージにより練り込み、室温で約20時間
放置することにより硬化させ、電気絶縁性(耐電圧性)
を改善している。
【0065】電気絶縁性(耐電圧性)材料としては、体
積抵抗率1×1012〜1×1016Ω・cm程度のものが
使用される。
【0066】圧電素子1としては、セラミック系のPZ
T(PbTiO3−PbZrO3)、またはPZTを主成
分とし、PbをBa,Sr,Caで置換したもの、また
は、PZTに第3成分を添加した、Pb(Sb1/2Nb
1/2)O3,Pb(Mg1/3Nb2/3)O3,Pb(Co
1/3Nb2/3)O3,Pb(Ni1/3Nb2/3)O3等の複合
ペロブスカイト形化合物、PT(PbTiO3 に微量添
加物を入れたもの)が用いられる。また、高分子系のポ
リフッ化ビニリデン(PVF)樹脂等を用いることもで
きる。
【0067】仕切板7としては硬質ポリ塩化ビニル樹
脂、ABS樹脂、スチロール樹脂、アリル樹脂等の比較
的剛性の高い合成樹脂等が用いられる。
【0068】仕切板7の間隔は、図11に示すように仕
切板7間に送液チューブ8の幅(チューブ外径)よりも
実質的に狭い仕切板7と同じ材質からなるスペーサ(不
図示)が挿入されており、仕切板7の間隔を一定に保持
している。仕切板7の距離は挿入されるチューブの変形
により、仕切板7に接触するチューブの幅と圧電素子1
のオモテ電極幅が略同一になる寸法に形成されており、
例えば、外径4mm,内径3mmの軟質塩化ビニル樹脂
製の送液チューブ8では略間隔を2.3mmに設計され
る。
【0069】圧電素子1は、振動周波数を1MHzの周
波数で設計したが、送・受信用圧電素子1a,1bに誘
電率2,000のPZTを使用した。圧電素子1の厚さ
は、圧電素子1の周波数定数を測定し、厚さ1m当たり
の振動周波数を求め(Nt=2000Hz/m)、振動
周波数1MHzの圧電素子厚さを計算した。この結果、
圧電素子の厚さを2mmとした。また、寸法は、送液チ
ューブの変形後の密着幅と略同一に設計しており、圧電
素子1の幅を3.3mmとした。
【0070】圧電素子1の長さは、送液チューブ変形後
の気泡長を求めこれと実質的に同一の長さを計測し圧電
素子1の長さを7mmとした。また、圧電素子1の凹状
の溝2は電極面が設けられていない領域の幅bと、溝2
の深さaと、圧電素子1の厚さtの関係式(a+b>
t)から、aは1mm以上の深さが必要であり、aは
1.4mmとした。(ここで、aは溝の深さ、bは圧電
素子の側面まで延設された一方の電極と、他方の電極と
の距離である。また、tは、これらの電極の厚さであ
る)。この圧電素子1は、分極電圧は6KVを約70℃
の液槽中で約20分間印加し、分極操作を行った。
【0071】圧電素子1の仕切板7への接着は、接着剤
12として一液性RTV接着剤(KE45−W:信越シ
リコーン(株)を用い、電極面4のほぼ全面に薄くヘラ
で、気泡等が実質的に存在しないように一様に塗布し、
仕切板7背面のチューブ装着位置とほぼ同一の部分に凹
部2がチューブ8の上位位置になるようにして接着し
た。接着は、固定治具で圧力をほぼ均一に加圧(0.5
kgf/mm2程度)してほぼ一昼夜放置して固定し
た。放置後固定治具より外し、ポンプに装着し超音波気
泡検出器とした。
【0072】図10は、仕切板7へ圧電素子1を接着剤
12で固定した状態を示す断面図である。
【0073】図11は、図9に示す実施例6の圧電素子
を気泡検出器として使用するために組立て、可撓性の送
液チューブ8を挟んだ状態を上から見た図(図11
(a))、図9に示す実施例6の圧電素子を気泡検出器
として使用するために組立て、可撓性の送液チューブ8
を挟んだ状態を正面から見た図(図11(b))であ
る。
【0074】実施例6の超音波センサ素子100と仕切
板7からなる超音波気泡検出器10を備えた装置の送液
制御機構、警報監視回路、警報等の報知機構は、図5と
同様である。
【0075】実施例1と同様の回路で駆動し、実施例1
と同様に評価したところ実施例1とほぼ同様の出力を得
た。
【0076】(実施例7)超音波気泡検出器10の送信
側にPZT圧電素子1を実施例6と同様に加工し送信部
とし、一方、受信側にPT圧電素子1を同様に加工して
受信部とした。
【0077】圧電素子1も構成は、実施例6と同様に
し、PZTは6KVで70度の液槽で20分間分極し、
PTは周波数定数を測定し、周波数定数Nt=2240
Hz/mより圧電素子の厚さtを2.24mmと求め設
計した。凹部(溝)の深さは実施例1の計算式よりaは
1.24mm以上の深さが必要であり、aはPZT同様
1.4mmとして加工した。分極電圧は厚さ当たり4.
5KVの分極電圧を印加するため10KVの電圧を、約
100℃の液槽中でほぼ30分間分極処理し受信部とし
た。これ以外は実施例1と同様の超音波気泡検出器10
を形成し、実施例1と同様の回路で駆動し、実施例1と
同様に評価したところ実施例1とほぼ同様の出力を得
た。
【0078】(実施例8)超音波気泡検出器10の送信
側にPZT−PNN(Pb(Ni1/3Nb2/3)O3)複
合ペロブスカイト圧電素子1を図1のように加工し、送
信部とした。受信側にPZT圧電素子1を実施例6と同
様に加工して受信部とした。
【0079】圧電素子1は、形状を実施例1と同一に
し、PZTーPNNは周波数定数を測定し、周波数Nt
=1950Hz/mより圧電素子1の厚さtを1.95
mmと求め設計した。凹部(溝)の深さは実施例1の計
算式よりaは0.95mm以上の深さが必要でありaは
1.2mmの深さまで加工した。分極電圧は厚さ当たり
PZT同様6KVで70度の液槽で20分間分極した。
送信側はPZTを実施例1と同一にし、PZTは6KV
で約70℃の液槽で20分間分極した。これ以外は実施
例1と同様の超音波気泡検出器10を形成し、実施例1
と同様の回路で駆動し、実施例1と同様に評価したとこ
ろ実施例1とほぼ同様の出力を得た。
【0080】(実施例9)実施例6の圧電素子1の組合
せで、仕切板7にABS樹脂を使い、接着剤12に変成
シリコーンポリマーとエポキシ樹脂を主成分とする接着
剤(商品名:ボンドMOS7)を用いて圧電素子1のウ
ラ電極(電極面4)に均一に塗布し、接着してほぼ24
時間室温放置し硬化接着した。これ以外は実施例1と同
様の超音波気泡検出器10を形成し、実施例1と同様の
回路で駆動し、実施例1と同様に評価したところ実施例
1とほぼ同様の出力を得た。
【0081】(実施例10)実施例7の圧電素子1の組
合わせで、仕切板7にノリル樹脂を使い、接着剤12に
アクリル樹脂系を主成分とする接触硬化型接着剤(商品
名:SGA−60)を用いて圧電素子ウラ電極に均一に
塗布し、接着してほぼ24時間室温放置し硬化接着し
た。これ以外は実施例1と同様の超音波気泡検出器10
を形成し、実施例1と同様の回路で駆動し、サンプル数
20セットで実施例1と同様に評価した性能を調べたと
ころ実施例1とほぼ同様の出力を得た。
【0082】また、20セットの超音波気泡検出器10
を作り性能のばらつきを調べたところ気泡長5mmのも
のを検出する出力電圧は0.5V±0.1Vであった。
【0083】(実施例11)図12は、本発明の他の実
施例を示すで、その斜視図(図12(a))、その断面
図(図12(b))である。
【0084】図12において、実施例1と同一の構成に
ついては、同一の参照番号を付している。
【0085】図12において、気泡検出用超音波センサ
素子100は、圧電素子1を挟んで対向する表面3,裏
面4の2つの電極面からなり、一方の電極面(裏面)4
は、セラミック圧電素子1の側面のほぼ全体にまで延設
された電極面5を有している。セラミック圧電素子1
は、厚み方向に分極され、セラミック圧電素子1の裏電
極面4に、一液型RTV系接着剤(主成分:シリコーン
ゴム)、1液または2液型のエポキシ樹脂系接着剤(主
成分:エポキシ樹脂ポリアミドアミン、変成シリコンポ
リマー)、接触硬化型アクリル系接着剤(変性アクリル
アミン系化合物)等から選ばれる接着剤12を介して仕
切板7に加圧接着して、その圧電素子の、仕切板7に接
着されない電極面(表面)3の両端3a,3aに、か
つ、圧電素子の端部から所定距離b離間して、実質的に
平行に幅w、深さa、長さが圧電素子1の長さLと実質
的に同一の凹部(溝)2,2を設ける構造を有するもの
である。
【0086】この2つの凹部2,2は、圧電素子1を分
極させる際に、圧電素子1が横方向に分極されるのを実
質的に阻止または防止し、圧電素子1が厚さ方向に分極
されるようにするためのものである。
【0087】この凹部2に、一液型RTV系接着剤(主
成分:シリコーンゴム)、1液または2液型のエポキシ
樹脂系接着剤(主成分:エポキシ樹脂ポリアミドアミ
ン、変成シリコンポリマー)、接触硬化型アクリル系接
着剤(変性アクリルアミン系化合物)等から選ばれる充
填剤2aをスキージにより練り込み、室温で約20時間
放置することにより硬化させ、電気絶縁性を改善しても
よい。
【0088】圧電素子1としては、セラミック系のPZ
T(PbTiO3−PbZrO3)、またはPZTを主成
分とし、PbをBa,Sr,Caで置換したもの、また
は、PZTに第3成分を添加した、Pb(Sb1/2Nb
1/2)O3,Pb(Mg1/3Nb2/3)O3,Pb(Co
1/3Nb2/3)O3,Pb(Ni1/3Nb2/3)O3等の複合
ペロブスカイト形化合物、PT(PbTiO3 に微量添
加物を入れたもの)が用いられる。また、高分子系のポ
リフッ化ビニリデン(PVF)樹脂等を用いることもで
きる。
【0089】仕切板7としては硬質ポリ塩化ビニル樹
脂、ABS樹脂、スチロール樹脂、アリル樹脂等の比較
的剛性の高い合成樹脂等が用いられる。
【0090】仕切板7の間隔は、図11に示すように仕
切板7間に送液チューブ8の幅(チューブ外径)よりも
実質的に狭い仕切板7と同じ材質からなるスペーサ(不
図示)が挿入されており、仕切板7の間隔を一定に保持
している。仕切板7の距離は挿入されるチューブの変形
により、仕切板7に接触するチューブの幅と圧電素子1
のオモテ電極幅が略同一になる寸法に形成されており、
例えば、外径4mm,内径3mmの軟質塩化ビニル樹脂
製の送液チューブ8では略間隔を2.3mmに設計され
る。
【0091】圧電素子1は、振動周波数を1MHzの周
波数で設計したが、送・受信用圧電素子1a,1bに誘
電率2,000のPZTを使用した。圧電素子1の厚さ
は、圧電素子1の周波数定数を測定し、厚さ1m当たり
の振動周波数を求め(Nt=2000Hz/m)、振動
周波数1MHzの圧電素子厚さを計算した。この結果、
圧電素子の厚さを2mmとした。また、寸法は、送液チ
ューブの変形後の密着幅と略同一に設計しており、圧電
素子1の幅を3.3mmとした。
【0092】圧電素子1の長さは、送液チューブ変形後
の気泡長を求めこれと実質的に同一の長さを計測し圧電
素子1の長さを7mmとした。また、圧電素子1の凹状
の溝2は電極面が設けられていない領域の幅bと、溝2
の深さaと、圧電素子1の厚さtの関係式(a+b>
t)から、aは1mm以上の深さが必要であり、aは
1.4mmとした。(ここで、aは溝の深さ、bは圧電
素子の側面まで延設された一方の電極と、他方の電極と
の距離である。また、tは、これらの電極の厚さであ
る)。この圧電素子1は、分極電圧は6KVを約70℃
の液槽中で約20分間印加し、分極操作を行った。
【0093】圧電素子1の仕切板7への接着は、接着剤
12として一液性RTV接着剤(KE45−W:信越シ
リコーン(株)を用い、電極面4のほぼ全面に薄くヘラ
で、気泡等が実質的に存在しないように一様に塗布し、
仕切板7背面のチューブ装着位置とほぼ同一の部分に凹
部2がチューブ8の上位位置になるようにして接着し
た。接着は、固定治具で圧力をほぼ均一に加圧(0.5
kgf/mm2程度)してほぼ一昼夜放置して固定し
た。放置後固定治具より外し、ポンプに装着し超音波気
泡検出器とした。
【0094】図13は、仕切板7へ圧電素子1を接着剤
12で固定した状態を示す断面図である。
【0095】図14は、図12に示す実施例11の圧電
素子1を気泡検出器として使用するために組立て、可撓
性の送液チューブ8を挟んだ状態を上から見た図(図1
4(a)、図12に示す実施例6の圧電素子を気泡検出
器として使用するために組立て、可撓性の送液チューブ
8を挟んだ状態を正面から見た図(図14(b))であ
る。
【0096】実施例11の超音波センサ素子100と仕
切板7からなる超音波気泡検出器10を備えた装置の送
液制御機構、警報監視回路、警報等の報知機構は、図5
と同様である。
【0097】実施例1と同様の回路で駆動し、実施例1
と同様に評価したところ実施例1とほぼ同様の出力を得
た。
【0098】(実施例12)超音波気泡検出器10の送
信側にPZT圧電素子1を実施例6と同様に加工し送信
部とし、一方、受信側にPT圧電素子1を同様に加工し
て受信部とした。
【0099】圧電素子1も構成は、実施例6と同様に
し、PZTは6KVで70度の液槽で20分間分極し、
PTは周波数定数を測定し、周波数定数Nt=2240
Hz/mより圧電素子の厚さtを2.24mmと求め設
計した。凹部(溝)の深さは実施例1の計算式よりaは
1.24mm以上の深さが必要であり、aはPZT同様
1.4mmとして加工した。分極電圧は厚さ当たり4.
5KVの分極電圧を印加するため10KVの電圧を、約
100℃の液槽中でほぼ30分間分極処理し受信部とし
た。これ以外は実施例1と同様の超音波気泡検出器10
を形成し、実施例1と同様の回路で駆動し、実施例1と
同様に評価したところ実施例1とほぼ同様の出力を得
た。
【0100】(実施例13)超音波気泡検出器10の送
信側にPZT−PNN(Pb(Ni1/3Nb2/3)O3
複合ペロブスカイト圧電素子1を図1のように加工し、
送信部とした。受信側にPZT圧電素子1を実施例6と
同様に加工して受信部とした。
【0101】圧電素子1は、形状を実施例1と同一に
し、PZTーPNNは周波数定数を測定し、周波数Nt
=1950Hz/mより圧電素子1の厚さtを1.95
mmと求め設計した。凹部(溝)の深さは実施例1の計
算式よりaは0.95mm以上の深さが必要でありaは
1.2mmの深さまで加工した。分極電圧は厚さ当たり
PZT同様6KVで70度の液槽で20分間分極した。
送信側はPZTを実施例1と同一にし、PZTは6KV
で約70℃の液槽で20分間分極した。これ以外は実施
例1と同様の超音波気泡検出器10を形成し、実施例1
と同様の回路で駆動し、実施例1と同様に評価したとこ
ろ実施例1とほぼ同様の出力を得た。
【0102】(実施例14)実施例11の圧電素子1の
組合せで、仕切板7にABS樹脂を使い、接着剤12に
変成シリコーンポリマーとエポキシ樹脂を主成分とする
接着剤(商品名:ボンドMOS7)を用いて圧電素子1
のウラ電極(電極面4)に均一に塗布し、接着してほぼ
24時間室温放置し硬化接着した。これ以外は実施例1
と同様の超音波気泡検出器10を形成し、実施例1と同
様の回路で駆動し、実施例1と同様に評価したところ実
施例1とほぼ同様の出力を得た。
【0103】(実施例15)実施例12の圧電素子1の
組合わせで、仕切板7にノリル樹脂を使い、接着剤12
にアクリル樹脂系を主成分とする接触硬化型接着剤(商
品名:SGA−60)を用いて圧電素子ウラ電極に均一
に塗布し、接着してほぼ24時間室温放置し硬化接着し
た。これ以外は実施例1と同様の超音波気泡検出器10
を形成し、実施例1と同様の回路で駆動し、サンプル数
20セットで実施例1と同様に評価した性能を調べたと
ころ実施例1とほぼ同様の出力を得た。
【0104】また、20セットの超音波気泡検出器10
を作り性能のばらつきを調べたところ気泡長5mmのも
のを検出する出力電圧は0.5V±0.1Vであった。
【0105】実施例として、輸液ポンプの例を示した
が、上述の実施例に限定されるものでなく、シリンジポ
ンプ、人工肺を含む体外血液循環回路等の医療用装置に
も適用することができる。
【0106】なお、図15は、人工肺を含む体外血液循
環回路を含む医療用装置の一例を示すもので、30は体
外血液循環回路を制御する制御部を有する装置本体、3
1は人工肺、35は血液を体外循環させる遠心ポンプ、
10は超音波気泡検出器である。
【0107】超音波気泡検出器10には、実施例1〜1
5に示した超音波センサ素子が適用でき、超音波気泡検
出器10は、人工肺31と遠心ポンプ32との間に設け
られ、超音波気泡検出器10により検出された出力信号
に基づいて、装置本体30に設けられた制御部24(図
5参照)により遠心ポンプ32の駆動制御がなされる。
【0108】(比較例1)図16に示すような、表面電
極(電極面3)の電極未印刷部分3bが実施例1と同じ
1mmの溝部(凹部)を有しない構造の圧電素子1を使
い超音波気泡検出器を構成した。送信側にPZT圧電素
子を送信部とし、受信側にPT圧電素子を受信部とし
た。
【0109】圧電素子は、溝部(凹部)を有しない構造
以外は形状を実施例1と同一にし、PZTは6KVで約
70℃の液槽で20分間分極したところ圧電素子は側面
電極とオモテ面電極の間で縁面放電を起こし分極処理を
行うことができなかった。また、PTは厚さtを2.2
4mmの圧電素子に10KVの電圧を、液槽温度100
度の中で30分間分極処理したところ同様に縁面放電を
起こし分極処理を行うことができなかった。
【0110】また、分極電圧を下げ、分極可能な限界を
調べたところ、PZTは2.5KVでPTは3KVであ
った。この圧電素子を使い気泡検出器を構成し、実施例
1と同一に構成して評価したところ気泡検出器の感度は
気泡長3.5mmで出力電圧は0Vを示し、3.5mm
以上の気泡に対し応答を示さなかった。
【0111】(比較例2)図17に示すような、表面電
極(電極面3)の電極未印刷部分3bが3mmで溝部
(凹部)を有しない構造の圧電素子1を使い、超音波気
泡検出器を構成した。送信側にPZT圧電素子を送信セ
ンサとし、受信側にPT圧電素子を受信センサとした。
圧電素子の幅寸法は表面電極幅に3mm加算した5.3
mmの大きさでにした。
【0112】他の圧電素子1は、溝部(凹部)を有しな
い構造と電極未印刷部分3bを広げた以外は形状を実施
例1と同一にし、PZTは6KVで70度の液槽で20
分間分極した。分極した圧電素子1は、試験サンプル2
0個のうち15個が側面電極と表面電極の間で縁面放電
を起こし分極処理を行うことができなかった。
【0113】また、PTは厚さtを2.24mmの圧電
素子1に10KVの電圧を、約100℃の液槽中で30
分間分極処理したところ同様20個のサンプルの中で1
8個が縁面放電を起こし分極処理を行うことができなか
った。
【0114】また、分極処理を行ったうちの、PZTの
良品は5個とPT良品2個で2セットの気泡検出器を作
り、実施例1と同一に構成して評価したところ気泡検出
器の感度は気泡長4mmで出力電圧は比較例1同様に0
Vを示し、4mm以上の気泡に対し応答を示さなかっ
た。
【0115】また、電極未印刷部分(電極が設けられて
いない部分または領域)の未分極部分による影響と思わ
れる検出電圧の再現性が悪くなり、同一の試料を繰り返
して測定しても再現性誤差が30%以上もあり実用上問
題がある。
【0116】なお、図8は、本願発明の実施例1〜5の
圧電素子を分極処理した時の分極電圧に対する圧電性能
を表す電気機械結合定数(Kt)の関係で実験に基づい
て表したものである。
【0117】(発明の効果)本発明は、圧電素子と、圧
電素子上に対向して設けられた1対の電極とからなる超
音波センサ素子であって、一方の電極は、圧電素子の側
面まで延設され、他方の電極は、一方の電極が延設され
た側面の端部から所定距離離間して設けられ、側面と該
他方の電極の端部との間に分極阻止部が形成されたこと
を特徴とする超音波センサ素子であるので、圧電素子の
対向する電極面間の絶縁耐圧が改善され、大きい分極電
圧を印加できるようになり、圧電素子の厚み方向への分
極処理が可能となる。
【0118】大きい分極電圧を印加できる結果、圧電体
の電気性能は向上し、液中を一定電圧で、より大きいレ
ベルの信号を出し、受信部では高感度で信号を受信でき
るので超音波気泡検出器として用いる場合において、通
液状態と気泡が入り空液状態を検出する信号の感度比が
より一層向上する。この結果、超音波センサ素子の小型
が図られ、チューブ内に混入する気泡をより精密に、よ
り正確に監視できるようになる。
【0119】また、分極処理を行う過程で耐圧不足によ
る絶縁破壊不良が無くなり製品の歩留まりが向上し、更
に分極電圧/圧電素子性能比が安定な領域で分極処理が
可能になったので製品の電気特性の安定性が向上し再現
良く製品を製作できるようになる。
【0120】本発明は、圧電素子と、圧電素子上に対向
して設けられた1対の電極とからなり、一方の電極は、
該圧電素子の側面まで延設され、他方の電極は、一方の
電極が延設された側面の端部から所定距離離間して設け
られ、側面と該他方の電極の端部との間に分極阻止部が
形成されたことを特徴とする超音波センサ素子と、この
超音波素子により検出された信号に基づいて医療用ポン
プの駆動制御を行う制御手段とを備えてなる医療用ポン
プシステムであるので、超音波センサ素子の小型が図ら
れ、チューブ内に混入する気泡をより精密に、より正確
に監視でき、医療用ポンプの駆動制御をより正確に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の実施例1に係わる圧電素子の斜視
図である。
【図2】 図1の圧電素子の断面図である。
【図3】 図1の圧電素子を用いた超音波気泡検出器を
示す図である。
【図4】 図3の超音波気泡検出器をチューブに装着し
た状態を上から見た図及び超音波気泡検出器をチューブ
に装着した状態を横から見た図である。
【図5】 本願発明の実施例の圧電素子を使った気泡検
出器を構成するブロック図である。
【図6】 本願発明の実施例の圧電素子を使った超音波
気泡検出器を内蔵する輸液ポンプの実装図である。
【図7】 本願発明の実施例の圧電素子を使った超音波
気泡検出器のチューブ内の液体中に存在する気泡長に対
する受信部の出力−電圧特性図である。
【図8】 本願発明の実施例の圧電素子を分極処理した
時の分極電圧に対する圧電性能を表す電気機械結合定数
(Kt)の関係で実験に基づいて表したものである。
【図9】 本願発明の実施例6に係わる圧電素子の斜視
図及び断面図である。
【図10】 図9の圧電素子を用いた超音波気泡検出器
を示す図である。
【図11】 図9の超音波気泡検出器をチューブに装着
した状態を上から見た図及びチューブに装着した状態を
横から見た図である。
【図12】 本願発明の実施例11に係わる圧電素子の
斜視図及び断面図である。
【図13】 図12の圧電素子を用いた超音波気泡検出
器を示す図である。
【図14】 図12の超音波気泡検出器をチューブに装
着した状態を上から見た図及びチューブに装着した状態
を横から見た図である。
【図15】 本願発明の実施例の圧電素子を適用した医
療用ポンプシステムを示す図である。
【図16】 従来の構造の圧電素子の断面である。
【図17】 従来の構造の圧電素子の断面である。
【符号の説明】 1…圧電体 2…凹部 3,4…電極 3a…電極端部 3b…電極未印刷部 5…側面電極 6…圧電素子 7…仕切板 8…送液チューブ 9…薬液 9a…気泡 10…超音波気泡検出器 11…リード線 12…接着剤 13…薬液バッグ 14…送液チューブ 15…医療用ポンプ 17…送信用圧電素子 18…受信用圧電素子 19…送液停止シャッター 24…制御回路 30…装置本体 31…人工肺 35…遠心ポンプ 100…超音波センサ素子
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 29/24

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子と、該圧電素子上に対向して設
    けられた1対の電極とからなる超音波センサ素子であっ
    て、 一方の電極は、該圧電素子の側面まで延設され、他方の
    電極は、該一方の電極が延設された側面の端部から所定
    距離離間して設けられ、 該側面と該他方の電極の端部との間に分極阻止部が形成
    されたことを特徴とする超音波センサ素子。
  2. 【請求項2】 該分極阻止部は、少なくとも1つの凹部
    により形成されてなるものであることを特徴とする請求
    項1記載の超音波センサ素子。
  3. 【請求項3】 該分極阻止部は、ほぼ平行して形成され
    た2つの凹部により形成されてなるものであることを特
    徴とする請求項1記載の超音波センサ素子。
  4. 【請求項4】 該凹部は、電気絶縁性材料で充填されて
    なることを特徴とするにより形成されてなるものである
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の超音波セン
    サ素子。
  5. 【請求項5】 該超音波センサ素子が、チューブ内の気
    泡を検出するための気泡検出用である超音波センサ素
    子。
  6. 【請求項6】 圧電素子と、該圧電素子上に対向して設
    けられた1対の電極とからなり、一方の電極は、該圧電
    素子の側面まで延設され、他方の電極は、該一方の電極
    が延設された側面の端部から所定距離離間して設けら
    れ、該側面と該他方の電極の端部との間に分極阻止部が
    形成された超音波センサ素子と、 該超音波センサ素子により検出された信号に基づいて医
    療用ポンプの駆動制御を行う制御手段とを備えてなるこ
    とを特徴とする医療用ポンプシステム。
  7. 【請求項7】 該超音波センサ素子が、チューブ内の気
    泡を検出するための気泡検出用である請求項6記載の医
    療用ポンプシステム。
  8. 【請求項8】 該分極阻止部は、少なくとも1つの凹部
    により形成されてなるものであることを特徴とする請求
    項6記載の医療用ポンプシステム。
  9. 【請求項9】 該分極阻止部は、ほぼ平行して形成され
    た2つの凹部により形成されてなるものであることを特
    徴とする請求項6記載の医療用ポンプシステム。
  10. 【請求項10】 該凹部は、電気絶縁性材料で充填され
    てなることを特徴とするにより形成されてなるものであ
    ることを特徴とする請求項8または9に記載の医療用ポ
    ンプシステム。
  11. 【請求項11】 該医療用ポンプが、蠕動式ポンプ,ロ
    ーラポンプ,シリンジポンプ,遠心ポンプ,ダイアフラ
    ム型ポンプのいずれかから選択されたものであることを
    特徴とする請求項8ないし10のいずれかに記載の医療
    用ポンプシステム。
  12. 【請求項12】 該医療用ポンプシステムが、人工肺を
    含む体外循環血液回路であることを特徴とする請求項6
    ないし11のいずれかに記載の医療用ポンプシステム。
JP7045593A 1994-03-30 1995-03-06 超音波センサ素子及びそれを備えた医療用ポンプシステム Pending JPH07322392A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7045593A JPH07322392A (ja) 1994-03-30 1995-03-06 超音波センサ素子及びそれを備えた医療用ポンプシステム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-61037 1994-03-30
JP6103794 1994-03-30
JP7045593A JPH07322392A (ja) 1994-03-30 1995-03-06 超音波センサ素子及びそれを備えた医療用ポンプシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07322392A true JPH07322392A (ja) 1995-12-08

Family

ID=26385606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7045593A Pending JPH07322392A (ja) 1994-03-30 1995-03-06 超音波センサ素子及びそれを備えた医療用ポンプシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07322392A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007208799A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Toray Eng Co Ltd ニードル型ハイドロフォン
JP2007215730A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波探触子とこれを用いた超音波診断装置および超音波探傷装置ならびに超音波探触子の製造方法
JP2008188120A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Jms Co Ltd 体外循環装置
CN100438936C (zh) * 1996-11-22 2008-12-03 利贝尔-弗拉施姆公司 药液注射器总成
JP2009528784A (ja) * 2006-03-02 2009-08-06 ビジュアルソニックス インコーポレイテッド 超音波整合層および振動子
JP2011501804A (ja) * 2007-09-21 2011-01-13 フレゼニウス メディカル ケア ホールディングス インコーポレーテッド 非接触多機能センサシステム
US8157248B2 (en) 2004-01-14 2012-04-17 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Carbonate spring producing system
WO2014049656A1 (ja) * 2012-09-27 2014-04-03 テルモ株式会社 輸液ポンプ
WO2016121765A1 (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 富士フイルム株式会社 電気音響変換フィルムおよび電気音響変換フィルムの製造方法
JP2016214793A (ja) * 2015-05-26 2016-12-22 本多電子株式会社 送液異常検知装置及び送液異常検知機能付きの輸液システム

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100438936C (zh) * 1996-11-22 2008-12-03 利贝尔-弗拉施姆公司 药液注射器总成
US8157248B2 (en) 2004-01-14 2012-04-17 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Carbonate spring producing system
JP2007208799A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Toray Eng Co Ltd ニードル型ハイドロフォン
JP2007215730A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波探触子とこれを用いた超音波診断装置および超音波探傷装置ならびに超音波探触子の製造方法
JP2009528784A (ja) * 2006-03-02 2009-08-06 ビジュアルソニックス インコーポレイテッド 超音波整合層および振動子
JP2008188120A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Jms Co Ltd 体外循環装置
JP2011501804A (ja) * 2007-09-21 2011-01-13 フレゼニウス メディカル ケア ホールディングス インコーポレーテッド 非接触多機能センサシステム
WO2014049656A1 (ja) * 2012-09-27 2014-04-03 テルモ株式会社 輸液ポンプ
WO2016121765A1 (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 富士フイルム株式会社 電気音響変換フィルムおよび電気音響変換フィルムの製造方法
JPWO2016121765A1 (ja) * 2015-01-29 2017-09-21 富士フイルム株式会社 電気音響変換フィルム
US10038134B2 (en) 2015-01-29 2018-07-31 Fujifilm Corporation Electroacoustic transduction film and manufacturing method of electroacoustic transduction film
JP2016214793A (ja) * 2015-05-26 2016-12-22 本多電子株式会社 送液異常検知装置及び送液異常検知機能付きの輸液システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2369068C (en) Monolithic high performance miniature flow control unit
US11090431B2 (en) Infusion system and method of use which prevents over-saturation of an analog-to-digital converter
CN100431483C (zh) 用于在体外回路的至少一部分中输送生物流体的装置
US4600855A (en) Piezoelectric apparatus for measuring bodily fluid pressure within a conduit
EP0053453A1 (en) Ultrasonic bubble detector
JPH07322392A (ja) 超音波センサ素子及びそれを備えた医療用ポンプシステム
EP0419094B1 (en) Ultrasonic air-in-line detector for a medication infusion system
EP3393546B1 (en) System for detection of access disconnection
JPH10511770A (ja) 管路、特に蠕動ポンプ内の液体の流れを制御するための装置
EP0328558A1 (en) Tubular pressure transducer
JP2000060965A (ja) 測定装置
JP3447387B2 (ja) 超音波気泡検出器
JPH06273210A (ja) メディカル用コリオリ流量計
WO2019078113A1 (ja) 超音波流量計及び血液浄化装置
CN109716123B (zh) 超声波传感头及具有该超声波传感头的超声波检测器
JP6930347B2 (ja) 血液回路及び該血液回路を備える体外循環装置
JP6988342B2 (ja) 血液回路及び体外循環装置
JP3216270U (ja) 超音波振動子及びそれを用いる気泡センサ
JP7378803B2 (ja) 点滴終了検出装置
JP6922440B2 (ja) 超音波測定装置及び体外循環装置
CN111295573B (zh) 超声波流量计及血液净化装置
JP2002011007A (ja) 超音波血流計用の血流検出部
JPH0769202B2 (ja) 超音波流体計測計
JP2018201823A (ja) 超音波測定装置及び体外循環装置
JPS6315857B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091221

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131221

Year of fee payment: 12