JP6922440B2 - 超音波測定装置及び体外循環装置 - Google Patents
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Description
患者からの脱血不良や血栓による血液回路の閉塞等の原因により、血液ポンプの設定流量通りに液体が流れているとは限らないので、実際流れている流量(実流量)を把握するため超音波流量計が用いられている(例えば、特許文献1及び2参照)。
図1は、本発明の第1実施形態に係る体外循環装置としての血液浄化装置100A及び該装置に用いられる超音波測定装置1Aの構成を示す説明図であり、図2は、血液浄化装置100Aの概略構成を示す図である。
患者側動脈接続部111aは、動脈側ライン111の他端側に配置される。患者側動脈接続部111aには、患者の血管に穿刺される針が接続される。
血液ポンプ111bは、動脈側ライン111を構成するチューブをローラーでしごくことにより、動脈側ライン111の内部の血液やプライミング液等の液体を送出する。
図2に示すように、超音波測定装置1Aは、動脈側ライン111における血液ポンプ111bよりも下流側(ダイアライザ120側)に配置される。超音波測定装置1Aは血液回路110におけるいずれの位置に取り付けてもよいが、本実施形態では、動脈側ライン111の血液ポンプ111bより下流側に超音波測定装置1Aが取り付けられる。この位置に取り付けることで、ダイアライザ120による除水や注水(補充液や補液)の影響を受けにくく、除水や注水を計算することが不要となり、流量の測定誤差を小さくできる。
超音波測定装置1Aの具体的な構成については、後に説明する。
患者側静脈接続部112aは、静脈側ラインの他端側に配置される。患者側静脈接続部112aには、患者の血管に穿刺される針が接続される。
静脈側気泡検知器112bは、チューブ内の気泡の有無を検出する。
静脈側気泡検知器112bは、ドリップチャンバ112cよりも下流側に配置される。ドリップチャンバ112cは、静脈側ライン112に混入した気泡や凝固した血液等を除去するため、また、静脈圧を測定するため、一定量の血液を貯留する。
静脈側クランプ112dは、静脈側気泡検知器112bよりも下流側に配置される。静脈側クランプ112dは、静脈側気泡検知器112bによる気泡の検出結果に応じて制御され、静脈側ライン112の流路を開閉する。
透析液チャンバ1331は、一定容量(例えば、300ml〜500ml)の透析液を収容可能な硬質の容器で構成され、この容器の内部は軟質の隔膜(ダイアフラム)で区画され、送液収容部1331a及び排液収容部1331bに区画される。
バイパスライン1332は、透析液導出ライン132bと透析液排出ライン131bとを接続する。
これにより、除水/逆ろ過ポンプ1333を停止させた状態では、ダイアライザ120に導入される透析液の流量とダイアライザ120から導出される透析液(排液)の量とを同量にできる。
具体的には、制御部140Aは、血液回路110及び透析液回路130に配置された各種のポンプやクランプ等の動作を制御して、血液浄化装置100Aにより行われる各種工程、例えば、プライミング工程、脱血工程、透析工程、急速補液工程、返血工程等を実行する。
プライミング工程では、逆ろ過透析液や生理食塩水等のプライミング液により血液回路110及びダイアライザ120を洗浄して空気を抜き、清浄化する。図3に示す脱血工程では、患者の血液を吸引して動脈側ライン111及び静脈側ライン112に血液を充填させる。脱血工程の後、図4に示す血液を浄化すると伴に水分を除去する透析工程が行われる。
透析工程の途中で必要に応じて急速補液工程が行われる。透析工程終了後、図5に示す患者に血液を戻す返血工程が行われる。
血液の流量を測定することにより、脱血工程初期に起きやすい脱血不良や、血栓やチューブの折れ曲がりによる血液回路110の閉塞等を監視する。
気泡を測定することにより、血液回路110から患者への空気の混入や脱血不良時の微小気泡の発生等を監視する。
脱血工程は、プライミング工程終了後、穿刺後に患者側動脈接続部111a及び患者側静脈接続部112aの両方から患者の血液を吸引して動脈側ライン111及び静脈側ライン112に血液を充填させる工程である。
血液ポンプ111bは40〜50ml/minの低流量で患者側動脈接続部111a側からダイアライザ120側に送液する。本実施形態においては50ml/minとする。
ダイアライザ120内には、血液導入口122aから50ml/minの流量で逆ろ過透析液、続いて血液が流入し、血液導出口122bから50ml/minの流量で逆ろ過透析液、続いて血液が流入する。また、逆ろ過透析液は、透析液導出口123bから導出される。このようにして、ダイアライザ120内及び血液回路110内は血液で充填される。
透析工程は、脱血工程に続いて約4時間行われ、患者側動脈接続部111aから導入される患者の血液は、動脈側ライン111を通ってダイアライザ120で浄化され、静脈側ライン112を通って患者側静脈接続部112aから患者に戻される。
血液ポンプ111bは、例えば200ml/minで患者側動脈接続部111a側からダイアライザ120側に血液を送出する。
ダイアライザ120内には、血液導入口122aから200ml/minの流量で血液が流入し、10ml/minの流量で除水されて、血液導出口122bから190ml/minの流量で導出される。また、除水排液は、透析液導出口123bから導出される。
返血工程は、透析工程が終了後、血液回路110内及びダイアライザ120内の血液を患者の体内に戻す工程である。
血液ポンプ111bは、例えば、40〜50ml/minの低流量でダイアライザ120側から患者側動脈接続部111a側に送液する。本実施形態においては50ml/minとする。
ダイアライザ120内に注入された逆ろ過透析液は、それぞれ100ml/minの流量で、血液導入口122a及び血液導出口122bから流出し、患者側動脈接続部111a及び患者側静脈接続部112aに向かって流れる。このようにして、ダイアライザ120内及び血液回路110内の血液が患者の体内に戻される。
超音波測定装置1Aは、一対の超音波送受波器10A及び10Bと、液体の流量及び気泡を測定する測定回路20Aと、を備え、血液浄化装置100Aが備える血液回路110に取り付けられる。
圧電素子11の両面には、それぞれ不図示の電極が取り付けられており、圧電素子11は、入力された電気信号を機械的振動に変換し、また、伝達された機械的振動を電気信号に変換して出力することができる。圧電素子11は、硬質塩化ビニルやポリカーボネイトにより形成される圧電素子カバー12の内部に埋め込まれて配置される。圧電素子の材料としては、チタン酸ジルコン酸鉛等の圧電セラミックス、酸化亜鉛等の圧電薄膜、フッ化ビニリデン等の圧電高分子膜等が適用可能である。本実施形態では、圧電素子の材料としてチタン酸ジルコン酸鉛を用いた。
超音波を用いた流量測定方法には、伝搬速度差法(伝搬時間差法、伝搬時間逆数差法)、ドップラー法等、様々な方法があるが、本実施形態においては、伝搬速度差法のうち伝搬時間逆数差法を用いた例について説明する。
受信部22は、送受信切替部23を介して超音波送受波器10A又は10Bの圧電素子11に接続され、超音波送受波器10A、10Bから電気信号を受信し、受信した電気信号を増幅する。具体的には、受信部22は、受信した微弱な超音波信号による電圧を増幅する増幅回路で構成されている。
送受信切替部23は、超音波送受波器10A及び10Bの一方を送信部21に、他方を受信部22に切り替える。これにより、送受信切替部23は、超音波送受波器10Aから超音波信号を送信して超音波送受波器10Bで受信する時の伝搬時間と、超音波送受波器10Bから超音波信号を送信して超音波送受波器10Aで受信する時の伝搬時間とを測定可能としている。
血液回路110内に液体が満たされた状態で、実流量がゼロ、即ち流速Vがゼロの場合、TABとTBAとは等しく、
TAB=TBA=L/C ・・・(a)
となる。
TAB=L/(C+Vcosφ) ・・・(b)
となり、
TBA=L/(C−Vcosφ) ・・・(c)
となる。これら(b)及び(c)式の関係からそれぞれの伝搬時間TAB、TBAの逆数の差を取ると、
1/TAB−1/TBA=(2Vcosφ)/L ・・・(d)
となる。(d)式から流速Vを求めると、
V=L/(2cosφ)×(1/TAB−1/TBA) ・・・(e)
となる。(e)式によれば、超音波信号の伝搬時間を測定することにより、流速Vが算出できる。
超音波信号は血液中を伝搬する際に、血液中に存在する気泡で散乱することにより減衰する。よって、血液中に気泡が存在すると受信信号の受信強度は低下する。
このように受信信号が測定できなくなった場合、受信信号が測定できない時間を測定することにより、気泡量を算出することが可能である。また、算出された気泡量を積算して一定量に達した場合には、制御部140Aにより、血液ポンプ111bを停止、各クランプを閉状態とするように制御することができる。
例えば、算出流量が血液ポンプ111bの設定流量よりも小さい場合、血液回路110のいずれかの場所において閉塞や、脱血不良等が考えられる。
そこで、気泡検出部25により、気泡が検出されない場合には、超音波送受波器10A及び10Bが取り付けられた場所の下流側(本実施形態では、ダイアライザ120や静脈側ライン112)において、血栓やチューブの折れ曲がり等により血液回路110が閉塞している可能性が考えられる。また、超音波送受波器10A及び10Bが取り付けられた場所の上流側では、穿刺針先端の血管外への逸脱や、穿刺針又は血液回路における血液の凝固が生じている可能性が考えられる。また、前述したように気泡検出部25により、微小気泡が検出される場合には、脱血不良の可能性が考えられる。
次に、図7を参照しながら第2実施形態について説明する。
図7は、本発明の第2実施形態に係る血液浄化装置100B及び該装置に用いられる超音波測定装置1Bの構成を示す説明図である。第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。第2実施形態においては、血液浄化装置が報知手段を備え、超音波測定装置の測定回路が血液浄化装置の制御基板に組み込まれている点で第1実施形態と異なる。
血液浄化装置100Bにおいて実施される各工程は、第1実施形態の場合と同様であるので、説明を省略する。
血液回路110内に液体が満たされた状態で、実流量がゼロ、即ち流速Vがゼロの場合、TABとTBAとは等しく、
TAB=TBA=L/C ・・・(a)
となる。
TAB=L/(C+Vcosφ) ・・・(b)
となり、
TBA=L/(C−Vcosφ) ・・・(c)
となる。これら(b)及び(c)式の関係からそれぞれの伝搬時間TAB、TBAの差を取ると、流速Vの2乗は音速Cの2乗に比べて十分小さいので近似して、
TAB−TBA=(2LVcosφ)/(C2−V2cos2φ)
≒(2LVcosφ)/C2 ・・・(d)’
となる。(d)’式から流速Vを求めると、
V=C2/(2Lcosφ)×(TBA−TAB) ・・・(e)’
となる。(e)’式によれば、超音波信号の伝搬時間を測定することにより、流速Vが算出できる。
Q=V×A ・・・(f)
具体的には、制御部140Bは、血液回路110及び透析液回路130に配置された各種のポンプやクランプ等の動作を制御して、血液浄化装置100Bにより行われる各種工程、例えば、プライミング工程、脱血工程、透析工程、急速補液工程、返血工程等を実行する。
また、制御部140Bは、各種工程中において、流量算出部24Bにより算出された算出流量の結果、及び、気泡検出部25により測定された気泡の測定結果に基づいて、生じた異常の内容を判断し、その内容に応じて、血液浄化装置100Bの各種ポンプや各種クランプを制御するよう制御し、また、後述の報知手段150が作動するように制御する。
例えば、上述の実施形態では、体外循環装置の一例として血液透析(HD)を行う血液浄化装置を用いて説明したが、血液ろ過(HF)、血液ろ過透析(HDF)等の血液透析療法、血漿交換療法や血液吸着療法等を行う血液浄化装置にも適用可能である。また、人工心肺装置等の体外循環装置にも適用可能である。
10A、10B 超音波送受波器
20A、20B 測定回路
21 送信部
22 受信部
23 送受信切替部
24A、24B 流量算出部
25 濃度算出部
26 記憶部
100A、B 体外循環装置(血液浄化装置)
110 血液回路
111 動脈側ライン
111b 血液ポンプ
112 静脈側ライン
120 血液処理器(ダイアライザ)
130 透析液回路
140A、140B 制御部
150 報知手段
160 制御基板
Claims (8)
- 血液を循環させるための血液回路と、該血液回路に所定の設定流量で血液を流すための血液ポンプと、を備え、血液を体外循環させる体外循環装置に用いられる超音波測定装置であって、
前記血液回路に取り付けられ、電気信号と超音波信号とを変換して超音波信号を送受する超音波送受波器と、
前記超音波送受波器で送受される超音波信号に基づいて前記血液回路を流れる液体の流量及び気泡を測定可能な測定回路と、を備え、
前記測定回路は、
前記超音波送受波器に電気信号を送信する送信部と、
前記超音波送受波器から電気信号を受信する受信部と、
前記送信部で送信された送信信号及び前記受信部で受信された受信信号に基づいて流量を算出する流量算出部と、
前記受信信号の受信強度に基づいて気泡を検出する気泡検出部と、
を備え、
前記気泡検出部は、前記受信強度が所定の閾値以上に高く前記受信信号が測定できる場合に、前記流量算出部により算出された算出流量と前記血液ポンプの前記所定の設定流量との差に基づいて、微小気泡の有無を検出する超音波測定装置。 - 前記気泡検出部は、前記受信強度が所定の閾値よりも低く前記受信信号が測定できない場合に、前記受信強度が所定の閾値以下となる時間に基づいて気泡量を算出する請求項1に記載の超音波測定装置。
- 前記血液回路は、血液処理器に導入される血液を流すための動脈側ラインと、前記血液処理器から導出される血液を流すための静脈側ラインと、を含んで構成され、
前記超音波送受波器は、前記動脈側ラインに取り付けられる請求項1又は2に記載の超音波測定装置。 - 前記超音波測定装置は、前記血液回路を流れる液体の流れ方向に所定の距離をおいて配置される少なくとも一対の前記超音波送受波器を備え、
前記超音波送受波器は、液体の流れ方向に対して斜めに超音波信号を送受する請求項1〜3のいずれかに記載の超音波測定装置。 - 前記流量算出部は、前記一対の超音波送受波器の間でそれぞれ送受される超音波信号の血液中における伝搬時間をそれぞれ測定し、伝搬時間逆数差法により血液流量を算出する請求項4に記載の超音波測定装置。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の超音波測定装置と、
血液を循環させるための血液回路と、
前記血液回路に血液を流すための血液ポンプと、
を備え、血液を体外循環させる体外循環装置。 - 前記流量算出部による算出流量の結果及び前記気泡検出部による気泡の検出結果に基づいて、前記血液ポンプの設定流量を制御する制御部を更に備える請求項6に記載の体外循環装置。
- 異常を報知する報知手段を更に備え、
前記制御部は、前記流量算出部による算出流量の結果及び前記気泡検出部による気泡の検出結果に基づいて異常があると判断した場合に、前記報知手段が作動するように制御する請求項7に記載の体外循環装置。
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