JPH0732227Y2 - 伝動軸の軸受装置 - Google Patents

伝動軸の軸受装置

Info

Publication number
JPH0732227Y2
JPH0732227Y2 JP19407887U JP19407887U JPH0732227Y2 JP H0732227 Y2 JPH0732227 Y2 JP H0732227Y2 JP 19407887 U JP19407887 U JP 19407887U JP 19407887 U JP19407887 U JP 19407887U JP H0732227 Y2 JPH0732227 Y2 JP H0732227Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic body
transmission shaft
bearing
bearing device
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP19407887U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0198730U (ja
Inventor
章雄 河鰭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP19407887U priority Critical patent/JPH0732227Y2/ja
Publication of JPH0198730U publication Critical patent/JPH0198730U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0732227Y2 publication Critical patent/JPH0732227Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、プロペラシャフト等の伝動軸の軸受装置に係
り、特に伝動軸の振動をなくすために伝動軸の軸受を弾
性体を介して固定系に支持させるようにした伝動軸の軸
受装置に関するものである。
[従来の技術] プロペラシャフト等の伝動軸を振動なく固定系に支持さ
せる装置として、従来は、図4に示すようにプロペラシ
ャフト30のセンタベアリング31の外周にベアリング保護
部材32を囲繞して設けると共に、そのベアリング保護部
材32の外周を囲繞して振動を緩衝する弾性部材33の軸方
向の両端を上記プロペラシャフト30の凹溝35に嵌合させ
るようにリップ部に成形し、そのリップ部34に上記ベア
リング31に臨む貫通孔36を設けたもの(「プロペラシャ
フトのセンタベアリング装置」(実開昭55-168428号公
報))が提案されている。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、提案のように構成しても、リップ部の摩耗を防
ぐことはできないため、プロペラシャフトのマウント位
置が下がってしまい、これを原因とした大きな振動や騒
音が発生してしまうという問題があった。
本考案の目的は、伝動軸の振動をなくすために伝動軸の
軸受を弾性体を介して固定系に支持させるようにした軸
受装置において、弾性体のマウント位置を自在に調節し
得るようにした伝動軸の軸受装置を提供するにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成すべく本考案は、伝動軸に嵌合された軸
受を弾性体を介して固定系に固定する伝動軸の軸受装置
において、上記弾性体を、上記軸受を囲繞して該軸受に
一体的に取り付けられた内側弾性体と、この内側弾性体
の外周部にスプライン的に嵌挿されると共に固定系に固
定された外側弾性体とから構成し、上記外側弾性体の下
方に、内側弾性体を外側弾性体に対して上方に押し上げ
て上記伝動軸を調芯する調芯手段を設けたのもである。
[作用] 調芯手段により、内側弾性体を外側弾性体に対して上方
に押し上げ上記伝動軸を調芯する。この結果、伝動軸の
振動が抑制され、異音の発生が抑制される。
[実施例] 以下に、本考案に係る伝動軸の軸受装置の好適一実施例
を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、プロペラシャフト等の伝動軸1に
は、これを回転支持するために軸受2が取り付けられて
いる。軸受2には、その外輪3に、つば部4を両端部に
有して形成されたカラー5が嵌合されている。このカラ
ー5の外周面には、その左右のつば部4,4間に、カラー
5の外周面を囲繞するように、かつ両端部が左右のつば
部4の内側面によって挟持されるように、内側弾性体6
が一体的に取り付けられている。また内側弾性体6に
は、その外周面に、半径方向外方に延出した凸部7を円
周方向に間隔を隔てて有するようにスプライン状に形成
されている。そして、この内側弾性体6には、これに嵌
挿させて外側弾性体8が設けられている。この外側弾性
体8は、その嵌挿面(内周面)に上記凸部7を嵌合させ
るための凹部9を有して、スプライン状に形成されてい
る。
外側弾性体8は、この外側弾性体8の上方および側方の
外面に沿わせてU字状に湾曲させて成形されたブラケッ
ト10と、このブラケット10の両下端部からそれぞれ外向
き水平に延出されたボルト取り付け部11にほぼ水平に掛
け渡して設けられた平板状のブラケット12とによって囲
繞され、これらボルト取り付け部11および平板状のブラ
ケット12を貫通するボルト13,13を、それぞれ車体基部1
4に螺合することにより、車体基部14に固定されてい
る。
外側弾性体8には、第2図に示すように、そのブラケッ
ト12側の下部中央部が鉛直方向に沿って、かつ所定の巾
に切開されて下方に開放された切除部27となっており、
切除部27下のブラケット12の中央部には、内側弾性体6
を上方に押し上げて伝動軸1を調芯する調芯手段28が設
けられている。
調芯手段28は、切除部27下のブラケット12の中央部に、
ねじ先端面16aを内側弾性体6の下部中央部に臨ませて
螺合されたボルト16と、ボルト16のねじ先端部16bに嵌
合され、ボルト16の進みに応じて切除部27内を下方から
上方に移動されて、内側弾性体6にボルト16の押し上げ
力を伝えるコマ15とから構成されている。ボルト16は、
これに螺合するロックナット19により、任意位置に固定
できるように構成され、コマ15は、その上面部に、凸部
7の外周面に沿って係合する湾曲面部15aが形成され、
かつ下面部中央に、ねじ先端部16bに嵌まり込むカップ
状のボルト受け17を嵌合させる凹部18が形成されること
により、鉛直方向の押し上げ力が内側弾性体6に正しく
伝えられるようになっている。
なお、ブラケット10,12は、基本的に剛性の高い材料で
形成されているが、強度を増すために必要に応じてリブ
を設けても構わない。
したがって、ロックナット19を適当に緩め、その後に、
ボルト16を回してコマ15を上下に移動させ、内側弾性体
6を外側弾性体8に対して上下させることにより、伝動
軸1を簡単に調芯することができる。
そして、内側弾性体6又は外側弾性体8の変形等によっ
て伝動軸1の振動が生じたときは、ロックナット19を適
当に緩め、その後に、ボルト16を回してコマ15を上向き
に移動させて、内側弾性体6を外側弾性体8に対して押
し上げて調芯すれば、伝動軸1を簡単にかつ短時間のう
ちに調芯することができ、伝動軸1の振動をなくし、振
動による騒音をなくすことができる。
図3に、上記した伝動軸の軸受装置の設置例を示す。
図において、25はエンジン20側のプロペラシャフト(伝
動軸)、26はデフ側のプロペラシャフト(伝動軸)であ
る。本考案に係る伝動軸の軸受装置29は、エンジン20側
のプロペラシャフト25に、そのエンジン20側のプロペラ
シャフト25とデフ側のプロペラシャフト26との接続部寄
りに位置させて設けられている。よって、このような例
にあっても、ボルト16を調節することにより、プロペラ
シャフト26の調芯を簡単に済ませることができ、プロペ
ラシャフト25の振動をなくし振動による騒音をなくすこ
とができる。
[考案の効果] 以上要する本考案によれば次の如き優れた効果を発揮す
る。
(1)伝動軸の振動をなくすことができ、振動による騒
音をなくすことができる。
(2)伝動軸の調芯を簡単にかつ短時間で行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の好適一実施例を示す断面図、第2図
は第1図のII-II線矢視図、第3図は伝動軸の軸受装置
の設置例を示す概略図、第4図は従来例を示す断面図で
ある。 図中、1は伝動軸、2は軸受、6は内側弾性体、8は外
側弾性体、28は調芯手段である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝動軸に嵌合された軸受を弾性体を介して
    固定系に固定する伝動軸の軸受装置において、上記弾性
    体を、上記軸受を囲繞して該軸受に一体的に取り付けら
    れた内側弾性体と、該内側弾性体の外周部にスプライン
    的に嵌挿されると共に固定系に固定された外側弾性体と
    から構成し、上記外側弾性体の下方に、内側弾性体を外
    側弾性体に対して上方に押し上げて上記伝動軸を調芯す
    る調芯手段を設けたことを特徴とする伝動軸の軸受装
    置。
JP19407887U 1987-12-23 1987-12-23 伝動軸の軸受装置 Expired - Lifetime JPH0732227Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19407887U JPH0732227Y2 (ja) 1987-12-23 1987-12-23 伝動軸の軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19407887U JPH0732227Y2 (ja) 1987-12-23 1987-12-23 伝動軸の軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0198730U JPH0198730U (ja) 1989-07-03
JPH0732227Y2 true JPH0732227Y2 (ja) 1995-07-26

Family

ID=31484830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19407887U Expired - Lifetime JPH0732227Y2 (ja) 1987-12-23 1987-12-23 伝動軸の軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0732227Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0198730U (ja) 1989-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4722618A (en) Center bearing supporting device for propeller shaft
JPH0514010Y2 (ja)
CA1325157C (en) Automotive steering driveshaft bearing and seal assembly
JPH10297207A (ja) ホイール用軸受装置
JPH07113380B2 (ja) 駆動軸用ユニバーサルジョイント
JPH0155687B2 (ja)
US5695202A (en) Flexible boot for enclosing a universal joint
EP0420041A1 (en) Elastomer covered phonic wheel for detection of the speed of a rotating element
JPS6174914A (ja) 自在継手用密封装置
JP3973317B2 (ja) 車輪軸受装置の製造方法
US6491279B1 (en) Bracket mounting structure of propeller shaft
JPH09164950A (ja) 車輌連結用継手組立体
JPH0732227Y2 (ja) 伝動軸の軸受装置
KR970008081B1 (ko) 차량용 휠 조립체
US6238094B1 (en) Wiper system
US2922680A (en) Bearing support
KR19990005611U (ko) 4륜구동용 프로펠러 샤프트 센터 베어링 차체 마운팅 구조
JP4116729B2 (ja) 車輪軸受装置
JPH0564547U (ja) ボデーマウント
EP0797014B1 (en) A provisional retaining and sealing device for ball bearings
KR200153097Y1 (ko) 자동차의 어퍼 현가 암에서의 이탈을 방지하는 어퍼 암 축의 구조
JPS595618Y2 (ja) エンジン支持装置
JP3322454B2 (ja) 弾性軸継手
KR200343049Y1 (ko) 차량의 주행장치
KR100368652B1 (ko) 차량용 액슬 어셈블리