JPH07322279A - クロマ信号処理用ラインアイデント回路 - Google Patents
クロマ信号処理用ラインアイデント回路Info
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- JPH07322279A JPH07322279A JP11291794A JP11291794A JPH07322279A JP H07322279 A JPH07322279 A JP H07322279A JP 11291794 A JP11291794 A JP 11291794A JP 11291794 A JP11291794 A JP 11291794A JP H07322279 A JPH07322279 A JP H07322279A
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- color killer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 PAL方式映像信号の処理において、ライン
アイデント回路の入力となるカラーキラー出力端子の電
圧として誤動作する領域をなくす。 【構成】 片側の入力をDC電圧、他方の入力をカラー
キラー出力端子36とするトランジスタ28,29からなる差
動増幅回路の同じ出力から位相切換えフリップフロップ
へのリセット信号38のラインとカラーキラー出力端子36
の端子電圧の引き上げの入力を取り出し、カラーキラー
出力端子電圧の引き上げをリセット信号に比べ遅らせる
トランジスタ47〜50および抵抗41,42からなる遅延回路
で構成する。
アイデント回路の入力となるカラーキラー出力端子の電
圧として誤動作する領域をなくす。 【構成】 片側の入力をDC電圧、他方の入力をカラー
キラー出力端子36とするトランジスタ28,29からなる差
動増幅回路の同じ出力から位相切換えフリップフロップ
へのリセット信号38のラインとカラーキラー出力端子36
の端子電圧の引き上げの入力を取り出し、カラーキラー
出力端子電圧の引き上げをリセット信号に比べ遅らせる
トランジスタ47〜50および抵抗41,42からなる遅延回路
で構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PAL方式映像信号を
取り扱うクロマ信号処理用ラインアイデント回路に関す
るものである。
取り扱うクロマ信号処理用ラインアイデント回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、PAL方式映像信号の処理におい
て、入力信号を内部発振器を用いて復調する際の位相合
わせをクロマ信号処理用ラインアイデント回路で行うよ
うになってきた。
て、入力信号を内部発振器を用いて復調する際の位相合
わせをクロマ信号処理用ラインアイデント回路で行うよ
うになってきた。
【0003】以下、従来のクロマ信号処理用ラインアイ
デント回路について説明する。
デント回路について説明する。
【0004】まず、PAL方式の映像信号を復調するた
めのシステムを説明する。
めのシステムを説明する。
【0005】PAL方式の映像信号では、R−Y信号が
1H(水平走査)ごとに位相を反転するため、復調するた
めの内部発振器からの信号も1Hごとに反転させる必要
がある。また、R−Y信号と内部発振器からの信号が1
Hずれた場合には、内部発振器からの信号の反転を1H
の間止めて位相を合わせる必要がある。
1H(水平走査)ごとに位相を反転するため、復調するた
めの内部発振器からの信号も1Hごとに反転させる必要
がある。また、R−Y信号と内部発振器からの信号が1
Hずれた場合には、内部発振器からの信号の反転を1H
の間止めて位相を合わせる必要がある。
【0006】図3はR−Y信号を復調するためのシステ
ムブロック図を示すものである。図3において、1は入
力信号からR−Y信号成分のみを取り出した信号の入
力、2は入力信号のバースト信号周波数と同一周波数に
制御される発振器、3はB−Y信号成分のバースト信号
の位相を0°とすると90°の位相で発振している信号ラ
イン、4はB−Y信号成分のバースト信号の位相を0°
とすると−90°の位相で発振している信号ライン、5は
1Hごとに前記信号ライン3と信号ライン4を切り換え
ながら出力する位相切換えフリップフロップ、6は前記
位相切換えフリップフロップ5からの出力信号、7は入
力1からの信号を出力信号6で同期検波するカラーキラ
ー回路、8は、前記カラーキラー回路7の判別結果を出
力し、前記入力1からの信号と出力信号6の位相が等し
ければHI(ハイ)、等しくなければLO(ロー)となるカ
ラーキラー出力端子、9は前記カラーキラー回路7から
の電流を充電あるいは放電するコンデンサ、10は、前記
カラーキラー出力端子8がLOレベルのある点に達する
と前記位相切換えフリップフロップ5にリセットをか
け、同時に前記カラーキラー出力端子8をHIとLOの
中間レベルまで引き上げるクロマ信号処理用ラインアイ
デント回路、11は前記クロマ信号処理用ラインアイデン
ト回路10から前記位相切換えフリップフロップ5へのリ
セット信号、12は前記入力1からの信号を出力信号6で
復調する復調器、13は前記復調器12で復調されたR−Y
復調出力である。
ムブロック図を示すものである。図3において、1は入
力信号からR−Y信号成分のみを取り出した信号の入
力、2は入力信号のバースト信号周波数と同一周波数に
制御される発振器、3はB−Y信号成分のバースト信号
の位相を0°とすると90°の位相で発振している信号ラ
イン、4はB−Y信号成分のバースト信号の位相を0°
とすると−90°の位相で発振している信号ライン、5は
1Hごとに前記信号ライン3と信号ライン4を切り換え
ながら出力する位相切換えフリップフロップ、6は前記
位相切換えフリップフロップ5からの出力信号、7は入
力1からの信号を出力信号6で同期検波するカラーキラ
ー回路、8は、前記カラーキラー回路7の判別結果を出
力し、前記入力1からの信号と出力信号6の位相が等し
ければHI(ハイ)、等しくなければLO(ロー)となるカ
ラーキラー出力端子、9は前記カラーキラー回路7から
の電流を充電あるいは放電するコンデンサ、10は、前記
カラーキラー出力端子8がLOレベルのある点に達する
と前記位相切換えフリップフロップ5にリセットをか
け、同時に前記カラーキラー出力端子8をHIとLOの
中間レベルまで引き上げるクロマ信号処理用ラインアイ
デント回路、11は前記クロマ信号処理用ラインアイデン
ト回路10から前記位相切換えフリップフロップ5へのリ
セット信号、12は前記入力1からの信号を出力信号6で
復調する復調器、13は前記復調器12で復調されたR−Y
復調出力である。
【0007】以上のように構成された図3の動作を図4
のカラーキラー出力端子電圧と位相切換えフリップフロ
ップ5へのリセット信号11とによるカラーキラー出力端
子電圧引き上げの動作状態図を用いて説明する。
のカラーキラー出力端子電圧と位相切換えフリップフロ
ップ5へのリセット信号11とによるカラーキラー出力端
子電圧引き上げの動作状態図を用いて説明する。
【0008】いま、発振器2から出力される90°の位相
の信号ライン3と−90°の位相の信号ライン4は、位相
切換えフリップフロップ5により1Hごとに切り換えら
れて出力信号6として出力される。この出力信号6と入
力1から入力されたR−Y信号成分の信号の位相が一致
していて充分な振幅を持っていれば、カラーキラー回路
7からコンデンサ9に電流が流出するため、カラーキラ
ー出力端子8の電圧はカラーキラー回路7で決められた
図4のクリップ電圧Vdまで上昇する。
の信号ライン3と−90°の位相の信号ライン4は、位相
切換えフリップフロップ5により1Hごとに切り換えら
れて出力信号6として出力される。この出力信号6と入
力1から入力されたR−Y信号成分の信号の位相が一致
していて充分な振幅を持っていれば、カラーキラー回路
7からコンデンサ9に電流が流出するため、カラーキラ
ー出力端子8の電圧はカラーキラー回路7で決められた
図4のクリップ電圧Vdまで上昇する。
【0009】このとき、カラーキラー出力端子8がカラ
ーキラースレッシュレベルであるVa以上のときは、ク
ロマ信号処理用ラインアイデント回路10から位相切換え
フリップフロップ5へのリセット信号11は出力されない
で、この位相関係が維持される。
ーキラースレッシュレベルであるVa以上のときは、ク
ロマ信号処理用ラインアイデント回路10から位相切換え
フリップフロップ5へのリセット信号11は出力されない
で、この位相関係が維持される。
【0010】次に、この状態のとき、復調器12に入力さ
れる入力1からの信号と出力信号6によりR−Y信号成
分のR−Y復調出力13が出力される。また、出力信号6
と入力1から入力されたR−Y信号成分の信号の位相が
反転された関係(図4の位相ずれ発生点P)ならば、カラ
ーキラー回路7にコンデンサ9から電流が流入するた
め、カラーキラー出力端子8の電圧は下降し、Vcの電
圧に達すると、クロマ信号処理用ラインアイデント回路
10から位相切換えフリップフロップ5にリセット信号11
が出力され、同時にカラーキラー出力端子8の電圧をV
bまで引き上げる。
れる入力1からの信号と出力信号6によりR−Y信号成
分のR−Y復調出力13が出力される。また、出力信号6
と入力1から入力されたR−Y信号成分の信号の位相が
反転された関係(図4の位相ずれ発生点P)ならば、カラ
ーキラー回路7にコンデンサ9から電流が流入するた
め、カラーキラー出力端子8の電圧は下降し、Vcの電
圧に達すると、クロマ信号処理用ラインアイデント回路
10から位相切換えフリップフロップ5にリセット信号11
が出力され、同時にカラーキラー出力端子8の電圧をV
bまで引き上げる。
【0011】位相切換えフリップフロップ5はリセット
信号11が出力されている間、信号ラインの切り換えを止
めるため、1回、信号ラインの切り換えをとばすことに
なる。この結果、出力信号6と入力1から入力されたR
−Y信号成分の信号の位相が一致し、カラーキラー回路
7によりカラーキラー出力端子8の電圧はVa以上に引
き上げられる。
信号11が出力されている間、信号ラインの切り換えを止
めるため、1回、信号ラインの切り換えをとばすことに
なる。この結果、出力信号6と入力1から入力されたR
−Y信号成分の信号の位相が一致し、カラーキラー回路
7によりカラーキラー出力端子8の電圧はVa以上に引
き上げられる。
【0012】図5は前記図3に用いられる従来のクロマ
信号処理用ラインアイデント回路10の一構成例図を示
す。図5において、14,15,16,17,18は電源、19,20
は電流源、21,22,23,24,25,26,27は抵抗、28,2
9,30はPNPトランジスタで、トランジスタ28,29、
抵抗22,23および電流源19で差動増幅回路を構成してい
る。31,32,33,34はNPNトランジスタ、前記トラン
ジスタ30,31,32、抵抗26,27および電流源20でカラー
キラー出力端子電圧の電圧引き上げ回路を構成してい
る。35はコンデンサで、図3のコンデンサ9に相当す
る。36はカラーキラー出力端子で、図3のカラーキラー
出力端子8に相当する。37はカラーキラー回路で、図3
のカラーキラー回路7に相当する。38は位相切換えフリ
ップフロップ5へのリセット信号で、図3のリセット信
号11に相当する。
信号処理用ラインアイデント回路10の一構成例図を示
す。図5において、14,15,16,17,18は電源、19,20
は電流源、21,22,23,24,25,26,27は抵抗、28,2
9,30はPNPトランジスタで、トランジスタ28,29、
抵抗22,23および電流源19で差動増幅回路を構成してい
る。31,32,33,34はNPNトランジスタ、前記トラン
ジスタ30,31,32、抵抗26,27および電流源20でカラー
キラー出力端子電圧の電圧引き上げ回路を構成してい
る。35はコンデンサで、図3のコンデンサ9に相当す
る。36はカラーキラー出力端子で、図3のカラーキラー
出力端子8に相当する。37はカラーキラー回路で、図3
のカラーキラー回路7に相当する。38は位相切換えフリ
ップフロップ5へのリセット信号で、図3のリセット信
号11に相当する。
【0013】以上のように構成された図5のクロマ信号
処理用ラインアイデント回路の動作を図6のカラーキラ
ー出力端子電圧V36と位相切換えフリップフロップ5へ
のリセット信号38とによるカラーキラー出力端子電圧V
36の引き上げの動作状態図を用いて説明する。
処理用ラインアイデント回路の動作を図6のカラーキラ
ー出力端子電圧V36と位相切換えフリップフロップ5へ
のリセット信号38とによるカラーキラー出力端子電圧V
36の引き上げの動作状態図を用いて説明する。
【0014】まず、図3における入力1から入力された
R−Y信号成分の信号を取り出した入力1の信号と発振
器2からの出力信号6の位相が一致している場合の動作
を説明する。この場合、カラーキラー回路37から電流が
流出するため、コンデンサ35に電荷が充電される。通
常、電源16はVbと同じ電圧とし、抵抗24の値によりカ
ラーキラー感度が決まる。電源17の電圧をV17とし、ト
ランジスタ30のベース・エミッタ間電圧をVBE30とする
と、カラーキラー出力端子36の電圧は、V17+VBE30ま
で上昇し、定常状態となる。電源15の電圧をV15とする
と、
R−Y信号成分の信号を取り出した入力1の信号と発振
器2からの出力信号6の位相が一致している場合の動作
を説明する。この場合、カラーキラー回路37から電流が
流出するため、コンデンサ35に電荷が充電される。通
常、電源16はVbと同じ電圧とし、抵抗24の値によりカ
ラーキラー感度が決まる。電源17の電圧をV17とし、ト
ランジスタ30のベース・エミッタ間電圧をVBE30とする
と、カラーキラー出力端子36の電圧は、V17+VBE30ま
で上昇し、定常状態となる。電源15の電圧をV15とする
と、
【0015】
【数1】V17+VBE30>V15 と設定しているため、トランジスタ28,29等で構成した
差動増幅回路のトランジスタ28のコレクタには電流源19
からの電流が流れ、トランジスタ29のコレクタには流れ
ない。位相切換えフリップフロップ5へのリセット信号
38はLO時にリセット信号となり、HI時にはリセット
はかからない。
差動増幅回路のトランジスタ28のコレクタには電流源19
からの電流が流れ、トランジスタ29のコレクタには流れ
ない。位相切換えフリップフロップ5へのリセット信号
38はLO時にリセット信号となり、HI時にはリセット
はかからない。
【0016】この場合、トランジスタ33のベースはLO
で、位相切換えフリップフロップ5へのリセット信号38
はHIのため、位相切換えフリップフロップ5にはリセ
ットはかからず、入力1からの信号と出力信号6の位相
は変化しない。また、トランジスタ34のベースはHIと
なるため、トランジスタ34の飽和状態のコレクタ・エミ
ッタ間電圧をVS34、電源18の電圧をV18、抵抗26,27
の抵抗値をR26,R27、トランジスタ32のベース・エミッタ間
電圧をVBE32とすると、トランジスタ32のエミッタ電圧
VE32は、
で、位相切換えフリップフロップ5へのリセット信号38
はHIのため、位相切換えフリップフロップ5にはリセ
ットはかからず、入力1からの信号と出力信号6の位相
は変化しない。また、トランジスタ34のベースはHIと
なるため、トランジスタ34の飽和状態のコレクタ・エミ
ッタ間電圧をVS34、電源18の電圧をV18、抵抗26,27
の抵抗値をR26,R27、トランジスタ32のベース・エミッタ間
電圧をVBE32とすると、トランジスタ32のエミッタ電圧
VE32は、
【0017】
【数2】VE32=(V18−VS34)×R27/(R26+R27)+
VS34−VBE32 となり、トランジスタ31に電流が流れはじめるベース・
エミッタ間電圧をVBE0とすると、
VS34−VBE32 となり、トランジスタ31に電流が流れはじめるベース・
エミッタ間電圧をVBE0とすると、
【0018】
【数3】VBE0>VE32−(V17+VBE30) の関係が成立するようにV18,R26,R27を設定してい
るため、カラーキラー出力端子36はV17+VBE30の電圧
を維持する。以上が入力1からの信号と出力信号6の位
相が一致している場合の動作である。
るため、カラーキラー出力端子36はV17+VBE30の電圧
を維持する。以上が入力1からの信号と出力信号6の位
相が一致している場合の動作である。
【0019】次に、入力1からの信号と出力信号6の位
相が反転している場合(図6の位相ずれ発生点P)の動作
を説明する。この場合、カラーキラー回路37に電流が引
き込まれるため、コンデンサ35の電荷は放電し、カラー
キラー出力端子電圧V36は下降していく。そして、V36
がV15と等しくなるあたりで、電流源19からの電流がト
ランジスタ29にも流れ始め、トランジスタ33のベースは
HI、位相切換えフリップフロップ5へのリセット信号
38はLOになり、位相切換えフリップフロップ5にはリ
セットがかかり、反転を中止する。またV36が下降して
いって、ほぼ同時に、
相が反転している場合(図6の位相ずれ発生点P)の動作
を説明する。この場合、カラーキラー回路37に電流が引
き込まれるため、コンデンサ35の電荷は放電し、カラー
キラー出力端子電圧V36は下降していく。そして、V36
がV15と等しくなるあたりで、電流源19からの電流がト
ランジスタ29にも流れ始め、トランジスタ33のベースは
HI、位相切換えフリップフロップ5へのリセット信号
38はLOになり、位相切換えフリップフロップ5にはリ
セットがかかり、反転を中止する。またV36が下降して
いって、ほぼ同時に、
【0020】
【数4】V15>V36 となると、トランジスタ28には電流が流れなくなり、ト
ランジスタ34のベースはLOとなり、トランジスタ32の
エミッタ電圧V′E32は、
ランジスタ34のベースはLOとなり、トランジスタ32の
エミッタ電圧V′E32は、
【0021】
【数5】V′E32=V18−VBE32 となる。ただし、hFE=∞とする。トランジスタ31のベ
ース・エミッタ間電圧をVBE31とすると、
ース・エミッタ間電圧をVBE31とすると、
【0022】
【数6】V′E32−VBE31=Vb となるようにV18を設定している。VbはV15とカラー
キラーのスレッシュレベルVaのほぼ中間点とする。
キラーのスレッシュレベルVaのほぼ中間点とする。
【0023】このようにV36は、V15より低くなるとト
ランジスタ31のエミッタによりVbまで引き上げられ、
位相切換えフリップフロップ5へのリセット信号38はH
Iとなり、リセットは中止される。このような動作によ
りV36が下降していくと、位相切換えフリップフロップ
5にリセットがかかり、入力1からの信号と出力信号6
の位相は一致し、ほぼ同時にV36をVbまで引き上げ、
リセットを中止することができるようになっている。
ランジスタ31のエミッタによりVbまで引き上げられ、
位相切換えフリップフロップ5へのリセット信号38はH
Iとなり、リセットは中止される。このような動作によ
りV36が下降していくと、位相切換えフリップフロップ
5にリセットがかかり、入力1からの信号と出力信号6
の位相は一致し、ほぼ同時にV36をVbまで引き上げ、
リセットを中止することができるようになっている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、トランジスタ28,29、抵抗22,23および
電流源19でなる差動増幅回路の片側の出力から位相切換
えフリップフロップ5へのリセット信号ライン(トラン
ジスタ29のコレクタ)を取り出し、この位相切換えフリ
ップフロップへのリセット信号ラインを取り出したのと
異なるもう一方の信号ライン(トランジスタ28のコレク
タ)を取り出し、カラーキラー出力端子電圧V36の引き
上げの入力としているため、次のような2通りの誤動作
が起こる可能性がある。
来の構成では、トランジスタ28,29、抵抗22,23および
電流源19でなる差動増幅回路の片側の出力から位相切換
えフリップフロップ5へのリセット信号ライン(トラン
ジスタ29のコレクタ)を取り出し、この位相切換えフリ
ップフロップへのリセット信号ラインを取り出したのと
異なるもう一方の信号ライン(トランジスタ28のコレク
タ)を取り出し、カラーキラー出力端子電圧V36の引き
上げの入力としているため、次のような2通りの誤動作
が起こる可能性がある。
【0025】1つは、カラーキラー回路37が電流を流入
時、すなわちカラーキラー出力端子電圧V36が下降する
とき、タイミングとして、まず位相切換えフリップフロ
ップ5にリセットがかかり、さらにカラーキラー出力端
子電圧V36が下降してから、カラーキラー出力端子電圧
の引き上げが行われるが、実際には、位相切換えフリッ
プフロップにリセットがかかると、カラーキラー回路へ
の電流の流入は止まるため、カラーキラー出力端子電圧
は、位相切換えフリップフロップにリセットがかかり始
める付近で動かなくなる。このため、位相切換えフリッ
プフロップにリセットがかかりっぱなしで、カラーキラ
ー出力端子電圧を引き上げないというカラーキラー出力
端子電圧が存在してしまう。
時、すなわちカラーキラー出力端子電圧V36が下降する
とき、タイミングとして、まず位相切換えフリップフロ
ップ5にリセットがかかり、さらにカラーキラー出力端
子電圧V36が下降してから、カラーキラー出力端子電圧
の引き上げが行われるが、実際には、位相切換えフリッ
プフロップにリセットがかかると、カラーキラー回路へ
の電流の流入は止まるため、カラーキラー出力端子電圧
は、位相切換えフリップフロップにリセットがかかり始
める付近で動かなくなる。このため、位相切換えフリッ
プフロップにリセットがかかりっぱなしで、カラーキラ
ー出力端子電圧を引き上げないというカラーキラー出力
端子電圧が存在してしまう。
【0026】もう1つは、上記の誤動作を避けるため、
カラーキラー出力端子電圧の引き上げを開始するカラー
キラー出力端子電圧を、もう少し上のレベルに設定した
場合で位相切換えフリップフロップにリセットがかから
ないカラーキラー出力端子電圧で、カラーキラー出力端
子電圧の引き上げが行われる。
カラーキラー出力端子電圧の引き上げを開始するカラー
キラー出力端子電圧を、もう少し上のレベルに設定した
場合で位相切換えフリップフロップにリセットがかから
ないカラーキラー出力端子電圧で、カラーキラー出力端
子電圧の引き上げが行われる。
【0027】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
のであり、位相切換えフリップフロップへのリセットが
かかった後、必ずカラーキラー出力端子電圧を引き上げ
られるようにして誤動作を防止することを目的とする。
のであり、位相切換えフリップフロップへのリセットが
かかった後、必ずカラーキラー出力端子電圧を引き上げ
られるようにして誤動作を防止することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のクロマ信号処理用ラインアイデント回路
は、差動増幅回路の同じ出力から位相切換えフリップフ
ロップへのリセット信号ラインとカラーキラー出力端子
電圧の引き上げの入力ラインを取り出し、また、カラー
キラー出力端子電圧の引き上げを位相切換えフリップフ
ロップへのリセットに比べ遅延させる構成にしている。
に、本発明のクロマ信号処理用ラインアイデント回路
は、差動増幅回路の同じ出力から位相切換えフリップフ
ロップへのリセット信号ラインとカラーキラー出力端子
電圧の引き上げの入力ラインを取り出し、また、カラー
キラー出力端子電圧の引き上げを位相切換えフリップフ
ロップへのリセットに比べ遅延させる構成にしている。
【0029】
【作用】本発明はこの構成により、カラーキラー出力端
子電圧が下降時、位相切換えフリップフロップにリセッ
トがかかった後は、必ずカラーキラー出力端子電圧が引
き上げられ、入力信号のR−Y信号成分とこのR−Y信
号成分を復調するための発振器の位相を一致させること
ができる。
子電圧が下降時、位相切換えフリップフロップにリセッ
トがかかった後は、必ずカラーキラー出力端子電圧が引
き上げられ、入力信号のR−Y信号成分とこのR−Y信
号成分を復調するための発振器の位相を一致させること
ができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0031】図1は本発明の一実施例におけるクロマ信
号処理用ラインアイデント回路の構成例図である。図1
において、前記従来例の図5と同じ構成要素には同じ符
号を付し、その説明を省略する。図中、39,40,41,4
2,43,44,45は抵抗、46,47,48はNPNトランジス
タ、49,50はPNPトランジスタ、51はコンデンサ、5
2,53は電流源である。
号処理用ラインアイデント回路の構成例図である。図1
において、前記従来例の図5と同じ構成要素には同じ符
号を付し、その説明を省略する。図中、39,40,41,4
2,43,44,45は抵抗、46,47,48はNPNトランジス
タ、49,50はPNPトランジスタ、51はコンデンサ、5
2,53は電流源である。
【0032】図1に示すように、トランジスタ28,29、
抵抗22,23および電流源19で構成される差動増幅回路の
同じ出力(トランジスタ29のコレクタ)から、位相切換え
フリップフロップ5へのリセット信号38のラインと、ト
ランジスタ30〜32、抵抗26,27および電流源20で構成さ
れるカラーキラー出力端子電圧の電圧引き上げ回路の入
力ラインを取り出し、その入力ラインの途中にトランジ
スタ47〜50および抵抗41,42,43,44等で構成される遅
延回路を設けたものである。
抵抗22,23および電流源19で構成される差動増幅回路の
同じ出力(トランジスタ29のコレクタ)から、位相切換え
フリップフロップ5へのリセット信号38のラインと、ト
ランジスタ30〜32、抵抗26,27および電流源20で構成さ
れるカラーキラー出力端子電圧の電圧引き上げ回路の入
力ラインを取り出し、その入力ラインの途中にトランジ
スタ47〜50および抵抗41,42,43,44等で構成される遅
延回路を設けたものである。
【0033】このように構成された図1の動作を、図2
のカラーキラー出力端子電圧V36と位相切換えフリップ
フロップへのリセット信号38とによるカラーキラー出力
端子電圧の引き上げの動作状態を説明する図を用いて説
明する。
のカラーキラー出力端子電圧V36と位相切換えフリップ
フロップへのリセット信号38とによるカラーキラー出力
端子電圧の引き上げの動作状態を説明する図を用いて説
明する。
【0034】まず、図3における入力1から入力された
R−Y信号成分の信号を取り出した入力1の信号と発振
器2からの出力信号6の位相が一致している場合の動作
を説明する。この場合、カラーキラー回路37から電流が
流出するため、コンデンサ35に電荷が充電される。電源
17の電圧をV17とし、トランジスタ30のベース・エミッ
タ間電圧をVBE30とすると、カラーキラー出力端子36の
電圧V36は、V17+VBE30まで上昇し、定常状態とな
る。電源15の電圧をV15とすると、
R−Y信号成分の信号を取り出した入力1の信号と発振
器2からの出力信号6の位相が一致している場合の動作
を説明する。この場合、カラーキラー回路37から電流が
流出するため、コンデンサ35に電荷が充電される。電源
17の電圧をV17とし、トランジスタ30のベース・エミッ
タ間電圧をVBE30とすると、カラーキラー出力端子36の
電圧V36は、V17+VBE30まで上昇し、定常状態とな
る。電源15の電圧をV15とすると、
【0035】
【数7】V17+VBE30>V15 と設定しているため、トランジスタ29のコレクタには電
流は流れない。このため、トランジスタ33のベースはL
Oとなり、位相切換えフリップフロップ5へのリセット
信号38はHIとなる。位相切換えフリップフロップ5へ
のリセット信号38はLO時にリセットがかかるため、こ
の場合、リセットはかからない。
流は流れない。このため、トランジスタ33のベースはL
Oとなり、位相切換えフリップフロップ5へのリセット
信号38はHIとなる。位相切換えフリップフロップ5へ
のリセット信号38はLO時にリセットがかかるため、こ
の場合、リセットはかからない。
【0036】また、トランジスタ46のベースはLO、ト
ランジスタ48のベースはHI、トランジスタ50のベース
はLO,トランジスタ47のベースはLO、トランジスタ
34のベースはHIとなり、トランジスタ34の飽和状態の
コレクタ・エミッタ間電圧をVS34、電源18の電圧をV
18、抵抗26,27の抵抗値をR26,R27、トランジスタ32
のベース・エミッタ間電圧をVBE32とすると、トランジ
スタ32のエミッタ電圧VE32は、
ランジスタ48のベースはHI、トランジスタ50のベース
はLO,トランジスタ47のベースはLO、トランジスタ
34のベースはHIとなり、トランジスタ34の飽和状態の
コレクタ・エミッタ間電圧をVS34、電源18の電圧をV
18、抵抗26,27の抵抗値をR26,R27、トランジスタ32
のベース・エミッタ間電圧をVBE32とすると、トランジ
スタ32のエミッタ電圧VE32は、
【0037】
【数8】VE32=(V18−VS34)×R27/(R26+R27)+
VS34−VBE32 となり、トランジスタ31に電流が流れ始めるベース・エ
ミッタ間電圧をVBE0とすると、
VS34−VBE32 となり、トランジスタ31に電流が流れ始めるベース・エ
ミッタ間電圧をVBE0とすると、
【0038】
【数9】VBE0>VE32−(V17+VBE30) の関係が成立するようにV18,R26,R27を設定してい
るため、カラーキラー出力端子36はV17+VBE30の電圧
を維持する。以上が入力1の信号と出力信号6の位相が
一致している場合の動作である。
るため、カラーキラー出力端子36はV17+VBE30の電圧
を維持する。以上が入力1の信号と出力信号6の位相が
一致している場合の動作である。
【0039】次に、入力1の信号と出力信号6の位相の
位相が反転している場合の動作を説明する。この場合、
カラーキラー回路37に電流が引き込まれるため、コンデ
ンサ35の電荷は放電し、カラーキラー出力端子電圧V36
は下降していく。そして、V36がV15と等しくなるあた
りで、電流源19からの電流がトランジスタ29にも流れ始
め、トランジスタ33とトランジスタ46のベースがHIと
なる。このとき、トランジスタ33のコレクタの負荷と抵
抗40、または抵抗21と抵抗39、またはトランジスタ33と
トランジスタ46のエミッタサイズを調整することによ
り、トランジスタ33に比べトランジスタ46の方が少し早
く導通するか、同時に導通するようにする。トランジス
タ46のコレクタがLOになると、トランジスタ48のベー
スはLOになる。コンデンサ51の容量をC51、トランジ
スタ48の飽和状態のコレクタ・エミッタ間電圧を
VS48、電流源53の電流量をI53、電源14の電圧を
V14、抵抗41,42の抵抗値をR41,R42、トランジスタ
34のベース・エミッタ間電圧をVBE34とすると、トラン
ジスタ48のベースがHIからLOに切り換わる前のHI
時のトランジスタ49のベース電圧VB49は、
位相が反転している場合の動作を説明する。この場合、
カラーキラー回路37に電流が引き込まれるため、コンデ
ンサ35の電荷は放電し、カラーキラー出力端子電圧V36
は下降していく。そして、V36がV15と等しくなるあた
りで、電流源19からの電流がトランジスタ29にも流れ始
め、トランジスタ33とトランジスタ46のベースがHIと
なる。このとき、トランジスタ33のコレクタの負荷と抵
抗40、または抵抗21と抵抗39、またはトランジスタ33と
トランジスタ46のエミッタサイズを調整することによ
り、トランジスタ33に比べトランジスタ46の方が少し早
く導通するか、同時に導通するようにする。トランジス
タ46のコレクタがLOになると、トランジスタ48のベー
スはLOになる。コンデンサ51の容量をC51、トランジ
スタ48の飽和状態のコレクタ・エミッタ間電圧を
VS48、電流源53の電流量をI53、電源14の電圧を
V14、抵抗41,42の抵抗値をR41,R42、トランジスタ
34のベース・エミッタ間電圧をVBE34とすると、トラン
ジスタ48のベースがHIからLOに切り換わる前のHI
時のトランジスタ49のベース電圧VB49は、
【0040】
【数10】VB49=(V14−VBE34)×R42/(R41+
R42)+VBE34 であり、トランジスタ48のベースがHIからLOに切り
換わったときから、トランジスタ50のベース電圧VB50
がトランジスタ49のベース電圧VB49と同じ電圧になる
時間をt0とすると、
R42)+VBE34 であり、トランジスタ48のベースがHIからLOに切り
換わったときから、トランジスタ50のベース電圧VB50
がトランジスタ49のベース電圧VB49と同じ電圧になる
時間をt0とすると、
【0041】
【数11】VB49=VS48+t0×I53/C51 式を変形すると、
【0042】
【数12】t0=(VB49−VS48)×C51/I53 となる。故に、トランジスタ48のベースがHIからLO
に切り換わると、t0の時間、遅延された後、トランジ
スタ34のベースはHIからLOになり、トランジスタ32
のエミッタ電圧V′E32は、
に切り換わると、t0の時間、遅延された後、トランジ
スタ34のベースはHIからLOになり、トランジスタ32
のエミッタ電圧V′E32は、
【0043】
【数13】V′E32=V18−VBE32 となる。トランジスタ31のベース・エミッタ間電圧をV
BE31とすると、
BE31とすると、
【0044】
【数14】V′E32−VBE31=Vb となるようにV18を設定している。VbはV15とカラー
キラーのスレッシュレベルVaのほぼ中間点とする。こ
のようにV36がV15より低くなると、まずトランジスタ
46が導通し、それと同時、または少し遅れてトランジス
タ33が導通する。そしてトランジスタ46が導通して時間
t0の後、カラーキラー出力端子電圧V36はトランジス
タ31のエミッタによりVbまで引き上げられ、位相切換
えフリップフロップ5へのリセットは中止される。ただ
し、トランジスタ46が導通してからトランジスタ33が導
通するまでの時間をtxとすると、
キラーのスレッシュレベルVaのほぼ中間点とする。こ
のようにV36がV15より低くなると、まずトランジスタ
46が導通し、それと同時、または少し遅れてトランジス
タ33が導通する。そしてトランジスタ46が導通して時間
t0の後、カラーキラー出力端子電圧V36はトランジス
タ31のエミッタによりVbまで引き上げられ、位相切換
えフリップフロップ5へのリセットは中止される。ただ
し、トランジスタ46が導通してからトランジスタ33が導
通するまでの時間をtxとすると、
【0045】
【数15】t0>tx でなければならない。
【0046】以上のように本実施例によれば、カラーキ
ラー出力端子電圧V36が下降していくと、位相切換えフ
リップフロップ5にリセットがかかり、時間(t0−tx)
後にカラーキラー出力端子電圧はVbまで引き上げられ
るため、入力1の信号と出力信号6の位相を誤動作なく
一致させることができる。
ラー出力端子電圧V36が下降していくと、位相切換えフ
リップフロップ5にリセットがかかり、時間(t0−tx)
後にカラーキラー出力端子電圧はVbまで引き上げられ
るため、入力1の信号と出力信号6の位相を誤動作なく
一致させることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、位相切
換えフリップフロップへのリセット信号ラインとカラー
キラー出力端子電圧の引き上げの入力を差動増幅回路の
同一箇所から取り出し、位相切換えフリップフロップに
リセットをかけた後、少し時間を遅らせてから確実にカ
ラーキラー出力端子電圧を引き上げ、リセットを解除す
る構成になっているため、カラーキラー出力端子電圧と
して、位相切換えフリップフロップへリセットをかけた
状態で、カラーキラー出力端子電圧の引き上げを行わな
いとか、位相切換えフリップフロップへリセットをかけ
ずにカラーキラー出力端子電圧を引き上げるといったこ
とが起こる電圧は存在しないようにすることができるも
のである。
換えフリップフロップへのリセット信号ラインとカラー
キラー出力端子電圧の引き上げの入力を差動増幅回路の
同一箇所から取り出し、位相切換えフリップフロップに
リセットをかけた後、少し時間を遅らせてから確実にカ
ラーキラー出力端子電圧を引き上げ、リセットを解除す
る構成になっているため、カラーキラー出力端子電圧と
して、位相切換えフリップフロップへリセットをかけた
状態で、カラーキラー出力端子電圧の引き上げを行わな
いとか、位相切換えフリップフロップへリセットをかけ
ずにカラーキラー出力端子電圧を引き上げるといったこ
とが起こる電圧は存在しないようにすることができるも
のである。
【図1】本発明の一実施例におけるクロマ信号処理用ラ
インアイデント回路の構成例図である。
インアイデント回路の構成例図である。
【図2】本発明のクロマ信号処理用ラインアイデント回
路を説明する図1のカラーキラー出力端子電圧と位相切
換えフリップフロップへのリセット信号とによるカラー
キラー出力端子電圧の引き上げの動作状態を説明する図
である。
路を説明する図1のカラーキラー出力端子電圧と位相切
換えフリップフロップへのリセット信号とによるカラー
キラー出力端子電圧の引き上げの動作状態を説明する図
である。
【図3】R−Y信号を復調するためのシステムブロック
図である。
図である。
【図4】図3のカラーキラー出力端子電圧と位相切換え
フリップフロップへのリセット信号とによるカラーキラ
ー出力端子電圧の引き上げの動作状態を説明する図であ
る。
フリップフロップへのリセット信号とによるカラーキラ
ー出力端子電圧の引き上げの動作状態を説明する図であ
る。
【図5】従来のクロマ信号処理用ラインアイデント回路
の一構成例図である。
の一構成例図である。
【図6】図5のカラーキラー出力端子電圧と位相切換え
フリップフロップへのリセット信号とによるカラーキラ
ー出力端子電圧の引き上げの動作状態を説明する図であ
る。
フリップフロップへのリセット信号とによるカラーキラ
ー出力端子電圧の引き上げの動作状態を説明する図であ
る。
1…入力信号からR−Y信号成分のみを取り出した信号
の入力、 2…入力信号のバースト信号周波数と同一周
波数に制御される発振器、 3…B−Y信号成分のバー
スト信号の位相を0°とすると90°の位相で発振してい
る信号ライン、4…B−Y信号成分のバースト信号の位
相を0°とすると−90°の位相で発振している信号ライ
ン、 5…1Hごとに信号ライン3と信号ライン4を切
り換えながら出力する位相切換えフリップフロップ、
6…位相切換えフリップフロップ5の出力信号、 7,
37…カラーキラー回路、 8,36…カラーキラー出力端
子、 9,35,51…コンデンサ、 10…クロマ信号処理
用ラインアイデント回路、11,38…位相切換えフリップ
フロップ5へのリセット信号、 12…復調器、 13…R
−Y復調出力、 14〜18…電源、 19,20,52,53…電
流源、 21〜27,39〜45…抵抗、 28〜30,49,50…P
NPトランジスタ、 31〜34,46〜48…NPNトランジ
スタ。
の入力、 2…入力信号のバースト信号周波数と同一周
波数に制御される発振器、 3…B−Y信号成分のバー
スト信号の位相を0°とすると90°の位相で発振してい
る信号ライン、4…B−Y信号成分のバースト信号の位
相を0°とすると−90°の位相で発振している信号ライ
ン、 5…1Hごとに信号ライン3と信号ライン4を切
り換えながら出力する位相切換えフリップフロップ、
6…位相切換えフリップフロップ5の出力信号、 7,
37…カラーキラー回路、 8,36…カラーキラー出力端
子、 9,35,51…コンデンサ、 10…クロマ信号処理
用ラインアイデント回路、11,38…位相切換えフリップ
フロップ5へのリセット信号、 12…復調器、 13…R
−Y復調出力、 14〜18…電源、 19,20,52,53…電
流源、 21〜27,39〜45…抵抗、 28〜30,49,50…P
NPトランジスタ、 31〜34,46〜48…NPNトランジ
スタ。
Claims (1)
- 【請求項1】 カラーキラー回路のカラーキラー出力端
子電圧を一方の入力とし、DC電圧を他方の入力とする
差動増幅回路と、前記差動増幅回路の同じ出力ラインを
入力ラインとする前記カラーキラー回路のカラーキラー
出力端子電圧の電圧引き上げ回路と、前記カラーキラー
出力端子電圧の電圧引き上げ回路によるカラーキラー出
力端子電圧の引き上げを、位相切換えフリップフロップ
へのリセットに比べ遅延させる遅延回路とよりなること
を特徴とするクロマ信号処理用ラインアイデント回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11291794A JP3221794B2 (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | クロマ信号処理用ラインアイデント回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11291794A JP3221794B2 (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | クロマ信号処理用ラインアイデント回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07322279A true JPH07322279A (ja) | 1995-12-08 |
JP3221794B2 JP3221794B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=14598726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11291794A Expired - Fee Related JP3221794B2 (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | クロマ信号処理用ラインアイデント回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3221794B2 (ja) |
-
1994
- 1994-05-26 JP JP11291794A patent/JP3221794B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3221794B2 (ja) | 2001-10-22 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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