JPH07320245A - 回転ヘッドドラム装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ヘッドの回転及び回転ヘッドと磁気テー
プとの接触による振動の発生が低減されるようにした、
回転ヘッドドラム装置を提供すること。 【構成】 二つの固定ドラム１１，１２と、この固定ド
ラムの間で回転可能に支持された回転ドラム１３と、こ
の回転ドラムの外周縁に設けられた回転ヘッド１３ｃ
と、この回転ヘッドに対して固定ドラム側から信号を入
出力する信号伝達手段１５とを含んでいる、回転ヘッド
ドラム装置１０で、上記回転ドラムの磁気テープが巻回
されない開放領域にて、二つの固定ドラムの間の間隙を
閉鎖するカバー１９が備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ＶＴＲ等で使用される
回転ヘッドドラム装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、ＶＴＲ等で使用される回転ヘッド
ドラム装置は、例えば図５に示すように構成されてい
る。図５において、回転ヘッドドラム装置１は、上下二
つの固定ドラム、即ち上ドラム２及び下ドラム３と、こ
の上ドラム２及び下ドラム３の中心線Ｏに対して回転可
能に支持される回転ドラムである中ドラム４とを含んで
いる。

【０００３】この上ドラム２は、磁気テープ（図示せ
ず）を支持するためのものであり、高さ決め板２ａ及び
ドラム支持部５を介して、下ドラム３に対して固定的に
取り付けられている。

【０００４】この下ドラム３は、磁気テープを案内する
リードを有していると共に、その上縁に沿って、上ドラ
ム２との間に、後述する中ドラム４の外周縁に取り付け
られたビデオヘッドが突出すべき間隙３ａを画成してい
る。

【０００５】この下ドラム３の内側の底面には、ロータ
リトランス６を構成すべき固定側コアの巻線６ａが、こ
の下ドラム３と同心に取り付けられている。また、この
中ドラム４の下端には、組立時に上記下ドラム３に取り
付けられた固定側コアの巻線６ａに対して、外側から対
向するように、ロータリトランス６を構成する回転側コ
アの巻線６ｂが、この中ドラム４と同心に取り付けられ
ている。これにより、固定側の下ドラム３と回転側の中
ドラム４との間で、非接触で電気信号の入出力が行われ
るようになっている。

【０００６】この中ドラム４は、フランジ部４ａを介し
て回転軸４ｂに固定されている。これにより、この中ド
ラム４は、この回転軸４ｂによって、上ドラム２及び下
ドラム３に対して回転可能に支持されている。この回転
軸４ａは、下ドラム３の下端に備えられたモータ７によ
って回転駆動されるようになっている。

【０００７】また、この中ドラム４は、その外周縁から
半径方向外側に向かって突出するように取り付けられた
ビデオヘッド４ｃを備えていると共に、このビデオヘッ
ド４ｃに接続されたアンプ基板４ｄを備えている。この
アンプ基板４ｄは、中ドラム４に取り付けられていると
共に、上ドラム２の上端に設けられたスリップリング８
を介して、外部から駆動電圧が供給されるようになって
いる。

【０００８】さらに、この中ドラム４は、ビデオヘッド
４ｃからの再生信号が入力される再生用アンプ基板４ｅ
を備えている。

【０００９】尚、上記アンプ基板４ｄ及び再生用アンプ
基板４ｅは、上述したロータリトランス６を介して、固
定側の下ドラム３との間で、信号の入出力が行なわれ
る。

【００１０】このように構成された回転ヘッドドラム装
置１によれば、再生の際には、上ドラム２，中ドラム４
及び下ドラム３の外周面に対して磁気テープがヘリカル
式に巻付けられた状態で走行されると共に、中ドラム４
がモータ７によって回転駆動される。これにより、中ド
ラム４が、固定ドラムである上ドラム２及び下ドラム３
に対して回転されることになる。

【００１１】そして、この中ドラム４に備えられたビデ
オヘッド４ｃにより検出された信号が、再生用アンプ基
板４ｅを介して、ロータリトランス６の回転側コアの巻
線６ｂに入力される。これにより、ロータリトランス６
の固定側コアの巻線６ａに信号が生ぜしめられ、この信
号が外部に出力される。

【００１２】また、記録の際には、上ドラム２，中ドラ
ム４及び下ドラム３の外周面に対して磁気テープがヘリ
カル式に巻付けられた状態で走行されると共に、中ドラ
ム４がモータ７によって回転駆動される。これにより、
中ドラム４が、固定ドラムである上ドラム２及び下ドラ
ム３に対して回転される。

【００１３】かくして、図示しない制御回路等からの電
気信号が、ロータリトランス６の固定側コアの巻線６ａ
に入力される。これにより、ロータリトランス６の回転
側コアの巻線６ｂに信号が生ぜしめられ、この信号が、
アンプ基板４ｄを介して、ビデオヘッド４ｃに出力さ
れ、磁気テープへの記録が行われることになる。

【００１４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成の回転ヘッドドラム装置１においては、磁気テープ
は、各ドラムに対して、特に回転ドラムである中ドラム
４の外周面に対して、図６に示すように、巻付けられ
る。即ち、図６において、磁気テープ９は、中ドラム４
の外周面に対して、１８０度により大きな角度θの範囲
に亘って巻付けられる。そして、磁気テープは、矢印Ａ
で示すように、中ドラム４の外周面のＢ部に接近し、Ｃ
部で離脱するように、中ドラム４の回転方向と同じ方向
に一定速度で走行されるようになっている。

【００１５】ここで、従来は、殆どのＶＴＲが、アナロ
グ式ＶＴＲであることから、回転ドラムの回転数は、例
えばＮＴＳＣ方式にて１８００ｒｐｍという低い回転数
である。従って、回転ドラムの回転に伴って発生するド
ラム騒音、特に磁気テープが回転ドラムの外周面に接触
する際に発生する所謂叩き音は、比較的小さいため、問
題にはならなかった。

【００１６】しかしながら、近年、業務用ＶＴＲを中心
にして使用されるようになってきたデジタル式ＶＴＲに
おいては、回転ドラムの回転数は、例えばＮＴＳＣ方式
にて５４００ｒｐｍという高回転数である。このため、
回転ドラムの外周面から突出するビデオヘッドチップに
より風切り音や、回転ドラムに対する接触・離反の際に
磁気テープに伴って移動する空気による磁気テープの振
動音が大きくなる。かくして、騒音発生が大きくなって
しまうという問題があった。また、この磁気テープの振
動によって、磁気テープに対するデータ信号等の正確な
記録及び再生が損なわれることもあるという問題があっ
た。

【００１７】本発明は、以上の点に鑑み、回転ヘッドの
回転及び回転ヘッドと磁気テープとの接触による振動の
発生が低減されるようにした、回転ヘッドドラム装置を
提供することを目的としている。

【００１８】

【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、二つの固定ドラムと、この固定ドラムの間で回転
可能に支持された回転ドラムと、この回転ドラムの外周
縁に設けられた回転ヘッドと、この回転ヘッドに対して
固定ドラム側から信号を入出力する信号伝達手段と、上
記回転ドラムの磁気テープが巻回されない開放領域に
て、二つの固定ドラムの間の間隙を閉鎖するカバーとを
備える、回転ヘッドドラム装置により、達成される。

【００１９】本発明による方法は、好ましくは、前記カ
バーが、二つの固定ドラムの間の間隙を気密的に閉鎖す
るようになっている。

【００２０】また、本発明による方法は、好ましくは、
前記カバーが、回転ドラムの外周面への磁気テープの接
触点の領域にて、この回転ドラムの外周面と磁気テープ
により画成される空間を満たすように形成されている。

【００２１】

【作用】上記構成によれば、上記回転ドラムの磁気テー
プが巻回されない開放領域にて、二つの固定ドラムの間
の間隙がカバーによって閉鎖されている。これにより、
回転ドラムの回転によって生ずる内部の騒音がこのカバ
ーによって遮断される。

【００２２】上記カバーが、二つの固定ドラムの間の間
隙を気密的に閉鎖するようになっている場合には、回転
ドラム内部が密閉されていることにより、この回転ドラ
ム内部で発生する騒音が、カバーによって完全に遮断さ
れる。

【００２３】また、上記カバーが、回転ドラムの外周面
への磁気テープの接触点の領域にて、この回転ドラムの
外周面と磁気テープにより画成される空間を満たすよう
に形成されている場合には、磁気テープの走行によりこ
の磁気テープと回転ドラムの接触点付近に持ち込まれる
空気が排除される。従って、この空気により発生する磁
気テープの振動が抑止されることになる。

【００２４】

【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図１乃至図
４を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる
実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に
好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの態様に限られるものではない。

【００２５】図１は、本発明による回転ヘッドドラム装
置の一実施例を示している。図１において、回転ヘッド
ドラム装置１０は、上下二つの固定ドラム、即ち上ドラ
ム１１及び下ドラム１２と、この上ドラム１１及び下ド
ラム１２の中心線Ｏに対して回転可能に支持される回転
ドラムである中ドラム１３とを含んでいる。

【００２６】この上ドラム１１は、磁気テープ（図示せ
ず）を支持するためのものであり、高さ決め板１１ａ及
びドラム支持部１４を介して、下ドラム１２に対して固
定的に取り付けられている。

【００２７】この下ドラム１２は、磁気テープを案内す
るリード（図示せず）を有していると共に、その上縁に
沿って、上ドラム１１との間に、後述する中ドラム１３
の外周縁に取り付けられたビデオヘッドが突出すべき間
隙１２ａを画成している。

【００２８】この下ドラム１２の内側の底面には、ロー
タリトランス１５を構成すべき固定側コアの巻線１５ａ
が、この下ドラム１２と同心に取り付けられている。ま
た、この中ドラム１３の下端には、組立時に上記下ドラ
ム１２に取り付けられた固定側コアの巻線１５ａに対し
て、外側から対向するように、ロータリトランス１５を
構成する回転側コアの巻線１５ｂが、この中ドラム１３
と同心に取り付けられている。これにより、固定側の下
ドラム１２と回転側の中ドラム１３との間で、電気信号
の入出力が行われるようになっている。

【００２９】この中ドラム１３は、フランジ部１３ａを
介して回転軸１３ｂに固定されている。これにより、こ
の中ドラム１３は、この回転軸１３ｂによって、上ドラ
ム１１及び下ドラム１２に対して回転可能に支持されて
いる。この回転軸１３ａは、下ドラム１２の下端に備え
られたモータ１６によって回転駆動されるようになって
いる。

【００３０】また、この中ドラム１３は、その外周縁か
ら半径方向外側に向かって突出するように取り付けられ
たビデオヘッド１３ｃを備えていると共に、このビデオ
ヘッド１３ｃに接続されたアンプ基板１３ｄを備えてい
る。このアンプ基板１３ｄは、中ドラム１３に取り付け
られていると共に、上ドラム１１の上端に設けられたス
リップリング１８を介して、外部から駆動電圧が供給さ
れるようになっている。

【００３１】さらに、この中ドラム１３は、ビデオヘッ
ド１３らの再生信号が入力される再生用アンプ基板１３
備えている。

【００３２】尚、上記アンプ基板１３び再生用アンプ基
板１３、上述したロータリトランス１５して、固定側の
下ドラム１２間で、信号の入出力が行なわれる。

【００３３】また、各ドラムに対して、特に回転ドラム
である中ドラム１３の外周面に対して、磁気テープ１８
は、図２に示すように、巻付けられる。即ち、図２にお
いて、磁気テープ１８は、中ドラム１３の外周面に対し
て、１８０度により大きな角度θの範囲に亘って巻付け
られる。そして、磁気テープは、矢印Ａで示すように、
中ドラム１３の外周面のＢ部に接近し、Ｃ部で離反する
ように、中ドラム１３の回転方向と同じ方向に一定速度
で走行されるようになっている。

【００３４】以上の構成は、図５に示した従来の回転ヘ
ッドドラム装置１と同様の構成であるが、本実施例によ
る回転ヘッドドラム装置１０は、図２に示すように、上
記中ドラム１３の磁気テープが巻回されない開放領域に
て、上記上ドラム１１及び下ドラム１２の間の間隙１２
ａを閉鎖するためのカバー１９が設けられている。

【００３５】このカバー１９は、例えば図３に示すよう
に、上縁部が、上ドラム１１の下縁付近に対して接して
いると共に、下縁部が、下ドラム１２の上縁付近に接し
ている。これにより、上ドラム１１及び下ドラム１２の
間の間隙１２ａが、カバー１９によって閉鎖されること
になる。

【００３６】そして、このカバー１９の内側面は、中ド
ラム１３の外周面から突出するビデオヘッド１３ｃの先
端に対する間隙ができるだけ狭くなるように、例えば間
隙が１００μｍ程度になるように、形成されている。

【００３７】さらに、このカバー１９は、一部拡大縦断
面図である図４に示すように、その両側の端部２０ａ
が、中ドラム１３の外周面への磁気テープの接触点（Ｂ
点及びＣ点、図面では、Ｂ点のみ）の領域にて、この中
ドラム１３の外周面と磁気テープ１９により画成される
楔状の空間Ｓを満たすように形成されている。

【００３８】本実施例による回転ヘッドドラム装置１０
は、以上のように構成されており、再生の際には、上ド
ラム１１，中ドラム１３及び下ドラム１２の外周面に対
して磁気テープ１８がヘリカル式に巻付けられた状態で
走行されると共に、中ドラム１３がモータ１６によって
回転駆動される。これにより、中ドラム１３が、固定ド
ラムである上ドラム１１及び下ドラム１２に対して回転
されることになる。

【００３９】そして、この中ドラム１３に備えられたビ
デオヘッド１３ｃにより検出された信号が、再生用アン
プ基板１３ｅを介して、ロータリトランス１５の回転側
コアの巻線１５ｂに入力される。これにより、ロータリ
トランス１５の固定側コアの巻線１５ａに信号が生ぜし
められ、この信号が外部に出力される。

【００４０】また、記録の際には、上ドラム１１，中ド
ラム１３及び下ドラム１２の外周面に対して磁気テープ
１８がヘリカル式に巻付けられた状態で走行されると共
に、中ドラム１３がモータ１６によって回転駆動され
る。これにより、中ドラム１３が、固定ドラムである上
ドラム１１及び下ドラム１２に対して回転される。

【００４１】かくして、図示しない制御回路等からの電
気信号が、ロータリトランス１５の固定側コアの巻線１
５ａに入力される。これにより、ロータリトランス１５
の回転側コアの巻線１５ｂに信号が生ぜしめられ、この
信号が、アンプ基板１３ｄを介して、ビデオヘッド１３
ｃに出力され、磁気テープ１８への記録が行われること
になる。

【００４２】ここで、本実施例では、上記中ドラム１３
の磁気テープ１８が巻回されない開放領域において、上
ドラム１１及び下ドラム１２の間の間隙１２ａが、図３
に示すように、カバー１９によって閉鎖されている。こ
れにより、中ドラム１３の回転によって生ずる内部の騒
音、例えば中ドラム１３の外周縁に設けられたビデオヘ
ッド１３ｃによる風切り音や、磁気テープ１８が中ドラ
ム１３の外周面に接触する際の叩き音が、このカバー１
９によって外部に対して遮断されることになる。従っ
て、デジタル式ＶＴＲのように、中ドラム１３が高速回
転するような場合であっても、中ドラム１３の回転によ
り発生する騒音が低減される。

【００４３】また、上述した記録・再生の際、磁気テー
プ１８の走行に伴って移動する空気は、上記カバーの両
側の端部２０ａの存在によって、磁気テープ１８と中ド
ラム１３の外周面との間に入り込むことが阻止される。
従って、この磁気テープ１８と中ドラム１３の外周面に
入り込んだ空気によって、磁気テープ１８に振動が生ず
るようなことはない。

【００４４】このように上述の実施例では、上記回転ド
ラムの磁気テープが巻回されない開放領域にて、二つの
固定ドラムの間の間隙がカバーによって閉鎖されてい
る。従って、回転ドラムの内部で発生する騒音、例えば
回転ドラムの外周面に突出したビデオヘッドチップの風
切り音や、磁気テープと回転ドラムの接触点で発生する
空気による磁気テープの振動音が、低減される。

【００４５】上記カバーが、二つの固定ドラムの間の間
隙を気密的に閉鎖するようになっている場合には、回転
ドラム内部が密閉されていることにより、この回転ドラ
ム内部で発生する騒音が、カバーによって完全に遮断さ
れる。従って、騒音の発生がより一層低減されることに
なる。

【００４６】また、上記カバーが、回転ドラムの外周面
への磁気テープの接触点の領域にて、この回転ドラムの
外周面と磁気テープにより画成される空間を満たすよう
に形成されている場合には、磁気テープの走行によりこ
の磁気テープと回転ドラムの接触点付近に持ち込まれる
空気により発生する磁気テープの振動が抑止される。従
って、磁気テープの振動音がより低減されると共に、磁
気テープの記録・再生がより正確に行われることにな
る。

【００４７】尚、上述した実施例においては、カバー１
９は、上ドラム１１及び下ドラム１２に対して密着する
ように構成されているが、これに限らず、カバーの上縁
及び下縁が、それぞれ上ドラムの外周面及び下ドラムの
外周面に対して僅かな間隙を挟んで対向するように形成
されていてもよい。この場合、上記間隙をできるだけ狭
くすることにより、ある程度の遮音効果が得られること
になる。従って、上ドラムが回転駆動される形式の３ピ
ース回転ヘッドドラム装置に対しても、本発明を適用す
ることが可能である。

【００４８】

【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、回
転ヘッドの回転及び回転ヘッドと磁気テープとの接触に
よる振動の発生が低減されるようにした、回転ヘッドド
ラム装置が提供されることになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による回転ヘッドドラム装置の一実施例
を示す概略断面図である。

【図２】図１の回転ヘッドドラム装置における回転ドラ
ムに対する磁気テープの巻き付け状態を示す概略平面図
である。

【図３】図１の回転ヘッドドラム装置におけるカバーの
部分拡大縦断面図である。

【図４】図１の回転ヘッドドラム装置におけるカバーの
部分拡大平面図である。

【図５】従来の回転ヘッドドラム装置の一例を示す概略
断面図である。

【図６】図５の回転ヘッドドラム装置における回転ドラ
ムに対する磁気テープの巻き付け状態を示す概略平面図
である。

【符号の説明】

１０ 回転ヘッドドラム装置 １１ 上ドラム １２ 下ドラム １３ 中ドラム １４ ドラム支持部 １５ ロータリトランス １６ モータ １７ スリップリング １８ 磁気テープ １９ カバー １９ａ 端部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 二つの固定ドラムと、 この固定ドラムの間で回転可能に支持された回転ドラム
   と、 この回転ドラムの外周縁に設けられた回転ヘッドと、 この回転ヘッドに対して固定ドラム側から信号を入出力
   する信号伝達手段と、 上記回転ドラムの磁気テープが巻回されない開放領域に
   て、二つの固定ドラムの間の間隙を閉鎖するカバーとを
   備えることを特徴とする回転ヘッドドラム装置。
2. 【請求項２】 前記カバーが、二つの固定ドラムの間の
   間隙を気密的に閉鎖することを特徴とする請求項１に記
   載の回転ヘッドドラム装置。
3. 【請求項３】 前記カバーが、回転ドラムの外周面への
   磁気テープの接触点の領域にて、この回転ドラムの外周
   面と磁気テープにより画成される空間を満たすように形
   成されていることを特徴とする請求項１または２に記載
   の回転ヘッドドラム装置。