JPH07319832A - サービス利用情報収集方法および装置、並びに計算機システム停止制御方法および装置 - Google Patents
サービス利用情報収集方法および装置、並びに計算機システム停止制御方法および装置Info
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- JPH07319832A JPH07319832A JP6136512A JP13651294A JPH07319832A JP H07319832 A JPH07319832 A JP H07319832A JP 6136512 A JP6136512 A JP 6136512A JP 13651294 A JP13651294 A JP 13651294A JP H07319832 A JPH07319832 A JP H07319832A
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- computer
- computers
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/28—Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
- H04L12/2852—Metropolitan area networks
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer And Data Communications (AREA)
- Multi Processors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ある計算機が提供するサービスの利用情報の収
集を容易に行なえるようにすること、および複数台の計
算機から構成される計算機システムを停止するときに必
要な作業を軽減することを目的とする。 【構成】ユーザコマンド1110はユーザから計算機名
とサービス名を受けとり、前記計算機上で提供している
前記サービスを利用中の計算機の名前と関連情報を収集
する要求を出し、結果を受けとって文字列にしてユーザ
に返す。サービスモニタ1112は、前記要求を各計算
機に送り、受けとった結果を整理してユーザコマンドに
返す。ローカルサービスモニタ1114−1〜3は前記
要求に従い情報収集を行ない、前記サービスモニタに返
す。 【効果】ある計算機が提供しているサービスに関する情
報は、従来、各サービス毎に別々の方法で、さらに各計
算機毎にそれぞれ手動で調べる必要があったため、手間
がかかり、かつ不正確であった。本発明によれば、上記
情報取得を1回のコマンド実行で行なうので操作回数の
削減および正確性の確保を実現できる。
集を容易に行なえるようにすること、および複数台の計
算機から構成される計算機システムを停止するときに必
要な作業を軽減することを目的とする。 【構成】ユーザコマンド1110はユーザから計算機名
とサービス名を受けとり、前記計算機上で提供している
前記サービスを利用中の計算機の名前と関連情報を収集
する要求を出し、結果を受けとって文字列にしてユーザ
に返す。サービスモニタ1112は、前記要求を各計算
機に送り、受けとった結果を整理してユーザコマンドに
返す。ローカルサービスモニタ1114−1〜3は前記
要求に従い情報収集を行ない、前記サービスモニタに返
す。 【効果】ある計算機が提供しているサービスに関する情
報は、従来、各サービス毎に別々の方法で、さらに各計
算機毎にそれぞれ手動で調べる必要があったため、手間
がかかり、かつ不正確であった。本発明によれば、上記
情報取得を1回のコマンド実行で行なうので操作回数の
削減および正確性の確保を実現できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般にコンピュータシ
ステムに関し、詳細には、計算機の提供するサービスの
利用情報の収集方法および装置、並びにそのような方法
および装置を利用した計算機システムの停止制御方法お
よび装置に関する。
ステムに関し、詳細には、計算機の提供するサービスの
利用情報の収集方法および装置、並びにそのような方法
および装置を利用した計算機システムの停止制御方法お
よび装置に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機が通信回線を介して提供するサー
ビスの一つに、NFS(Hal Stern著、倉骨彰
訳、砂原秀樹監訳 「NFS and NIS」、5章
NFSを用いたシステム管理、ASCII出版)サー
ビスがある。NFS(Network File Sy
stem)とは、通信回線で接続された他計算機がマウ
ントしているファイルシステムを、通信回線を介してあ
たかも自計算機のファイルシステムのようにマウントし
て利用できるようにする仕組みである。
ビスの一つに、NFS(Hal Stern著、倉骨彰
訳、砂原秀樹監訳 「NFS and NIS」、5章
NFSを用いたシステム管理、ASCII出版)サー
ビスがある。NFS(Network File Sy
stem)とは、通信回線で接続された他計算機がマウ
ントしているファイルシステムを、通信回線を介してあ
たかも自計算機のファイルシステムのようにマウントし
て利用できるようにする仕組みである。
【0003】NFSサービスを利用中であるかどうかを
調べる方法として、例えば、showmountコマン
ド(HP9000コンピュータマニュアル「HP−UX
リファレンスVol.3 (リリース9.0)」、sh
owmount)を使用する方法がある。
調べる方法として、例えば、showmountコマン
ド(HP9000コンピュータマニュアル「HP−UX
リファレンスVol.3 (リリース9.0)」、sh
owmount)を使用する方法がある。
【0004】このshowmountコマンドは、自計
算機がサーバになっている場合に、その自計算機で提供
しているNFSサービスを利用中の計算機がどれかを調
べるコマンドである。showmountコマンドは、
NFSサービスを提供するためのプログラムの1つであ
るmountdの保持しているマウント情報を読み出す
という方法をとっている。このmountdは、クライ
アントからのマウント要求がきたときに自分の保持して
いるマウント情報にそのファイルシステムのエントリを
追加し、アンマウント情報がきたときにそのエントリを
マウント情報から削除する。
算機がサーバになっている場合に、その自計算機で提供
しているNFSサービスを利用中の計算機がどれかを調
べるコマンドである。showmountコマンドは、
NFSサービスを提供するためのプログラムの1つであ
るmountdの保持しているマウント情報を読み出す
という方法をとっている。このmountdは、クライ
アントからのマウント要求がきたときに自分の保持して
いるマウント情報にそのファイルシステムのエントリを
追加し、アンマウント情報がきたときにそのエントリを
マウント情報から削除する。
【0005】計算機が通信回線を介して提供する別のサ
ービスとして、NIS(Network Inform
ation Service)がある。NIS(Hal
Stern著、倉骨彰訳、砂原秀樹監訳 「NFS a
nd NIS」、2章ネットワークインフォメーション
サービス機能、ASCII出版)とは、主にLANに接
続された計算機群に属する計算機の間で、ユーザ情報や
計算機情報を共有するための仕組みであり、一種の情報
検索システムである。
ービスとして、NIS(Network Inform
ation Service)がある。NIS(Hal
Stern著、倉骨彰訳、砂原秀樹監訳 「NFS a
nd NIS」、2章ネットワークインフォメーション
サービス機能、ASCII出版)とは、主にLANに接
続された計算機群に属する計算機の間で、ユーザ情報や
計算機情報を共有するための仕組みであり、一種の情報
検索システムである。
【0006】NISを用いたシステムでは、サーバとし
ての計算機から、どの計算機がNISのクライアントに
なっているかどうかを正確に調べる方法がない。ただ
し、各計算機自身には、自分(クライアント)がどの計
算機をNISサーバとして現在参照しているのかを調べ
るためのコマンドは用意されている。
ての計算機から、どの計算機がNISのクライアントに
なっているかどうかを正確に調べる方法がない。ただ
し、各計算機自身には、自分(クライアント)がどの計
算機をNISサーバとして現在参照しているのかを調べ
るためのコマンドは用意されている。
【0007】計算機が通信回線を介して提供するさらに
別のサービスとして、telnetサービスがある。t
elnetとは、通信回線を介して自計算機もしくは他
計算機に対してログインする遠隔端末機能を提供するも
のである。自計算機に他計算機から誰かがtelnet
コマンドを使用してログインしてきているとき、相手計
算機名を調べるには、whoコマンド(HP9000コ
ンピュータマニュアル「HP−UXリファレンス Vo
l.1 (リリース9.0)」、who)、psコマン
ド(HP9000コンピュータマニュアル「HP−UX
リファレンスVol.1 (リリース9.0)」、p
s)、およびlastコマンド(HP9000コンピュ
ータマニュアル「HP−UXリファレンス Vol.3
(リリース9.0)」、last)を使用することが
できる。
別のサービスとして、telnetサービスがある。t
elnetとは、通信回線を介して自計算機もしくは他
計算機に対してログインする遠隔端末機能を提供するも
のである。自計算機に他計算機から誰かがtelnet
コマンドを使用してログインしてきているとき、相手計
算機名を調べるには、whoコマンド(HP9000コ
ンピュータマニュアル「HP−UXリファレンス Vo
l.1 (リリース9.0)」、who)、psコマン
ド(HP9000コンピュータマニュアル「HP−UX
リファレンスVol.1 (リリース9.0)」、p
s)、およびlastコマンド(HP9000コンピュ
ータマニュアル「HP−UXリファレンス Vol.3
(リリース9.0)」、last)を使用することが
できる。
【0008】whoコマンドは、現在自計算機に誰がロ
グインしているかを調べるためのコマンドであり、実行
すると現在ログインしているユーザのログイン名、OS
によってはどこからログインしているかも同時に表示す
る。psコマンドは、プロセスの状態を表示するための
コマンドであり、実行すると誰がどのプロセスを実行し
ているかを表示する。psコマンドを実行すると、バッ
クグラウンドプロセスを含めた全てのプロセス情報が表
示される。また、lastコマンドは、現在および過去
にユーザがログインした履歴を表示する。
グインしているかを調べるためのコマンドであり、実行
すると現在ログインしているユーザのログイン名、OS
によってはどこからログインしているかも同時に表示す
る。psコマンドは、プロセスの状態を表示するための
コマンドであり、実行すると誰がどのプロセスを実行し
ているかを表示する。psコマンドを実行すると、バッ
クグラウンドプロセスを含めた全てのプロセス情報が表
示される。また、lastコマンドは、現在および過去
にユーザがログインした履歴を表示する。
【0009】また、上記の方法以外に、ネットワークの
状態を知るためのnetstatコマンド(HP900
0コンピュータマニュアル「HP−UXリファレンス
Vol.1 (リリース9.0)」、ps)、nets
tat)を使用することで、全ての他計算機と行なって
いる通信に関する情報を入手することができる。
状態を知るためのnetstatコマンド(HP900
0コンピュータマニュアル「HP−UXリファレンス
Vol.1 (リリース9.0)」、ps)、nets
tat)を使用することで、全ての他計算機と行なって
いる通信に関する情報を入手することができる。
【0010】前記telnetは、ソケットと呼ばれる
通信インターフェースを使用しており、同様にソケット
を使用して実現されている他のサービスについても、同
様にして調べることができる。そのようなサービスの例
として、ファイル転送を行なうftp(HP9000コ
ンピュータマニュアル「HP−UXリファレンス Vo
l.1 (リリース9.0)」、ftp)などがある。
通信インターフェースを使用しており、同様にソケット
を使用して実現されている他のサービスについても、同
様にして調べることができる。そのようなサービスの例
として、ファイル転送を行なうftp(HP9000コ
ンピュータマニュアル「HP−UXリファレンス Vo
l.1 (リリース9.0)」、ftp)などがある。
【0011】また別の公知例によれば、特開平4−26
0964「コンピュータネットワーク」のように、計算
機間のマウント関係を調べてマウントしている場合はマ
ウントを解除するということが開示されている。これ
は、クライアント・サーバの関係にある何台かの計算機
からなる計算機システムを停止するときに、計算機間の
マウント関係を調べてマウントしている場合はマウント
を解除した後、停止するものである。ただし、この公知
例では、実際にマウント関係を調べる方法については述
べられていない。本発明では、前記マウント関係を含
め、計算機間のサービス利用関係を調べることができ
る。
0964「コンピュータネットワーク」のように、計算
機間のマウント関係を調べてマウントしている場合はマ
ウントを解除するということが開示されている。これ
は、クライアント・サーバの関係にある何台かの計算機
からなる計算機システムを停止するときに、計算機間の
マウント関係を調べてマウントしている場合はマウント
を解除した後、停止するものである。ただし、この公知
例では、実際にマウント関係を調べる方法については述
べられていない。本発明では、前記マウント関係を含
め、計算機間のサービス利用関係を調べることができ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記showmoun
tが使用しているmountdは、クライアントからの
マウント/アンマウント情報をもとに現在誰が自計算機
の提供しているNFSサービスを利用しているかを判断
する。したがって、クライアントがマウントしてからア
ンマウントするまでの間に、そのクライアントが何らか
の原因で停止してしまうと、mountdの保持してい
るマウント情報に、もうすでに前記NFSサービスを利
用していない計算機のエントリが残る。そのため、sh
owmountの結果として、時々誤った情報が含まれ
るという問題があった。
tが使用しているmountdは、クライアントからの
マウント/アンマウント情報をもとに現在誰が自計算機
の提供しているNFSサービスを利用しているかを判断
する。したがって、クライアントがマウントしてからア
ンマウントするまでの間に、そのクライアントが何らか
の原因で停止してしまうと、mountdの保持してい
るマウント情報に、もうすでに前記NFSサービスを利
用していない計算機のエントリが残る。そのため、sh
owmountの結果として、時々誤った情報が含まれ
るという問題があった。
【0013】また、上述したように、現在自計算機が提
供しているNISサービスを利用中の計算機を調べる方
法は従来存在しなかった。したがって、NISサービス
を行なっている計算機を知らずに停止してしまうと、そ
のサービスを利用していた計算機でNISの管理してい
たユーザ情報などが利用できずに、ログインができない
などの不都合が生じるという問題があった。
供しているNISサービスを利用中の計算機を調べる方
法は従来存在しなかった。したがって、NISサービス
を行なっている計算機を知らずに停止してしまうと、そ
のサービスを利用していた計算機でNISの管理してい
たユーザ情報などが利用できずに、ログインができない
などの不都合が生じるという問題があった。
【0014】さらに、従来自計算機にログインしている
ユーザを調べる方法として、上述したようなwho、p
s、およびlastなどのコマンドがあったが、これら
のコマンドではバックグラウンドで動作しているプロセ
スだと分からなかったり、どこからログインして来てい
るのか分からなかったりしたため、誰がどの計算機から
自計算機の提供しているtelnetサービスを利用し
ているかということが分からないという問題があった。
ユーザを調べる方法として、上述したようなwho、p
s、およびlastなどのコマンドがあったが、これら
のコマンドではバックグラウンドで動作しているプロセ
スだと分からなかったり、どこからログインして来てい
るのか分からなかったりしたため、誰がどの計算機から
自計算機の提供しているtelnetサービスを利用し
ているかということが分からないという問題があった。
【0015】また、netstatコマンドを使用する
方法では、他計算機との間のソケットの関係をすべて出
力するためその出力がかなり複雑であり、その中から必
要な情報(誰がどの計算機からtelnetサービスを
利用しているかという情報)を抽出するにはかなりの手
間がかかっていた。
方法では、他計算機との間のソケットの関係をすべて出
力するためその出力がかなり複雑であり、その中から必
要な情報(誰がどの計算機からtelnetサービスを
利用しているかという情報)を抽出するにはかなりの手
間がかかっていた。
【0016】また、あるサービスを提供している計算機
を停止しようとする場合、提供しているサービスの利用
者を調べて、本当に計算機を停止してよいかということ
を確認したり、利用者側計算機を先に停止する作業をし
たりする必要がある。従来は、自計算機の提供している
サービスの利用者を調べるという作業がかなり複雑で手
間がかかったため、ログインしているユーザを調べて誰
もログインしていなければその計算機を停止するなどの
簡単な方法をとることがほとんどであった。
を停止しようとする場合、提供しているサービスの利用
者を調べて、本当に計算機を停止してよいかということ
を確認したり、利用者側計算機を先に停止する作業をし
たりする必要がある。従来は、自計算機の提供している
サービスの利用者を調べるという作業がかなり複雑で手
間がかかったため、ログインしているユーザを調べて誰
もログインしていなければその計算機を停止するなどの
簡単な方法をとることがほとんどであった。
【0017】しかし、この方法では見落としがあり(例
えば、バックグラウンドで動作しているプロセスがある
ときなど)、まだサービスを利用中であるのにサーバを
停止してしまい不都合が生じるなどの問題があった。そ
のため、どの計算機がどの計算機の提供しているサービ
スを利用しているかを調べる作業の複雑さと手間を解消
するという課題があった。
えば、バックグラウンドで動作しているプロセスがある
ときなど)、まだサービスを利用中であるのにサーバを
停止してしまい不都合が生じるなどの問題があった。そ
のため、どの計算機がどの計算機の提供しているサービ
スを利用しているかを調べる作業の複雑さと手間を解消
するという課題があった。
【0018】本発明の目的は、ある計算機が提供するサ
ービスの利用情報の収集を容易に行なえるようにするこ
とにある。また、本発明の目的は、複数台の計算機から
構成される計算機システムを停止するときに必要な作業
を軽減することを目的とする。
ービスの利用情報の収集を容易に行なえるようにするこ
とにある。また、本発明の目的は、複数台の計算機から
構成される計算機システムを停止するときに必要な作業
を軽減することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明では、各計算機上
にそれぞれサービス利用情報を収集するためのローカル
サービスモニタ手段を置く。また、ユーザの要求受付の
窓口となり前記ローカルサービスモニタと通信したり、
コマンドや関数を実行したりしてサービス利用情報を収
集するためのサービスモニタ手段を、いずれか1台以上
の計算機上に置く。さらに、ユーザがサービスモニタに
対して要求を送るためのユーザコマンド処理手段を用意
する。
にそれぞれサービス利用情報を収集するためのローカル
サービスモニタ手段を置く。また、ユーザの要求受付の
窓口となり前記ローカルサービスモニタと通信したり、
コマンドや関数を実行したりしてサービス利用情報を収
集するためのサービスモニタ手段を、いずれか1台以上
の計算機上に置く。さらに、ユーザがサービスモニタに
対して要求を送るためのユーザコマンド処理手段を用意
する。
【0020】ユーザコマンド処理手段は、いずれか1台
以上の計算機の名前とその計算機が提供しているサービ
スのうちいずれか1つ以上のサービスの名前とを指定し
たサービス利用情報の収集要求を発生するとともに、収
集した結果を受けとって表示する。サービスモニタ手段
は任意の1台以上の計算機上で動作し、ローカルサービ
スモニタ手段は全ての各計算機上でそれぞれ動作する。
サービスモニタ手段とローカルサービスモニタ手段は、
連携して各計算機に関するサービス利用情報を収集す
る。
以上の計算機の名前とその計算機が提供しているサービ
スのうちいずれか1つ以上のサービスの名前とを指定し
たサービス利用情報の収集要求を発生するとともに、収
集した結果を受けとって表示する。サービスモニタ手段
は任意の1台以上の計算機上で動作し、ローカルサービ
スモニタ手段は全ての各計算機上でそれぞれ動作する。
サービスモニタ手段とローカルサービスモニタ手段は、
連携して各計算機に関するサービス利用情報を収集す
る。
【0021】サービス利用情報の収集の方式としては、
問い合わせ方式、定期連絡方式、およびイベント発生時
連絡方式がある。
問い合わせ方式、定期連絡方式、およびイベント発生時
連絡方式がある。
【0022】問い合わせ方式では、サービスモニタ手段
がユーザコマンド処理手段からの情報収集要求をローカ
ルサービスモニタ手段に送信し、ローカルサービスモニ
タ手段が自計算機内で前記要求に応じた情報を収集し結
果をサービスモニタ手段に返す。サービスモニタ手段
は、各ローカルサービスモニタ手段から得た情報をユー
ザコマンド処理手段に返す。
がユーザコマンド処理手段からの情報収集要求をローカ
ルサービスモニタ手段に送信し、ローカルサービスモニ
タ手段が自計算機内で前記要求に応じた情報を収集し結
果をサービスモニタ手段に返す。サービスモニタ手段
は、各ローカルサービスモニタ手段から得た情報をユー
ザコマンド処理手段に返す。
【0023】定期連絡方式では、各ローカルサービスモ
ニタ手段がそれぞれ、一定時間毎に自計算機が利用して
いるサービスを提供している計算機の名前とそのサービ
スに関連する情報を収集し、サービスモニタ手段に送信
する。サービスモニタ手段は、それらのサービス利用情
報を保持しておく。そして、ユーザコマンド処理手段か
らの情報収集要求があったとき、サービスモニタ手段
は、保持しているサービス利用情報から要求に応じた情
報を取り出しユーザコマンド処理手段に返す。
ニタ手段がそれぞれ、一定時間毎に自計算機が利用して
いるサービスを提供している計算機の名前とそのサービ
スに関連する情報を収集し、サービスモニタ手段に送信
する。サービスモニタ手段は、それらのサービス利用情
報を保持しておく。そして、ユーザコマンド処理手段か
らの情報収集要求があったとき、サービスモニタ手段
は、保持しているサービス利用情報から要求に応じた情
報を取り出しユーザコマンド処理手段に返す。
【0024】イベント発生時連絡方式では、ローカルサ
ービスモニタ手段を置くかわりに、サービス構成を変更
するとともにその旨を前記サービスモニタ手段に知らせ
るコマンドまたは関数を用意する。サービス構成の変更
を行なう関数またはコマンドが実行されたとき、その関
数またはコマンドからサービスモニタ手段に変更分を送
信するようにする。サービスモニタ手段では、サービス
利用情報を保持しておき、前記変更分を受信したとき
は、その変更分に基づいて保持しているサービス利用情
報を変更する。そして、ユーザコマンド処理手段からの
情報収集要求があったとき、サービスモニタ手段は、保
持しているサービス利用情報から要求に応じた情報を取
り出しユーザコマンド処理手段に返す。
ービスモニタ手段を置くかわりに、サービス構成を変更
するとともにその旨を前記サービスモニタ手段に知らせ
るコマンドまたは関数を用意する。サービス構成の変更
を行なう関数またはコマンドが実行されたとき、その関
数またはコマンドからサービスモニタ手段に変更分を送
信するようにする。サービスモニタ手段では、サービス
利用情報を保持しておき、前記変更分を受信したとき
は、その変更分に基づいて保持しているサービス利用情
報を変更する。そして、ユーザコマンド処理手段からの
情報収集要求があったとき、サービスモニタ手段は、保
持しているサービス利用情報から要求に応じた情報を取
り出しユーザコマンド処理手段に返す。
【0025】具体的に、各計算機においてサービス利用
情報を収集する方法としては、そのような情報を格納し
たファイルを読む方法や、そのような情報を収集するた
めのコマンドまたは関数を実行する方法がある。また、
自計算機と他計算機との間の通信路の状況を調べるコマ
ンドまたは関数を使用して通信路の状況を調べ、事前に
指定しておいた条件に適合する通信路の通信相手計算機
名と、前記通信路が使用している資源により知ることが
できるその通信路で提供されるサービス名とを求める方
法もある。
情報を収集する方法としては、そのような情報を格納し
たファイルを読む方法や、そのような情報を収集するた
めのコマンドまたは関数を実行する方法がある。また、
自計算機と他計算機との間の通信路の状況を調べるコマ
ンドまたは関数を使用して通信路の状況を調べ、事前に
指定しておいた条件に適合する通信路の通信相手計算機
名と、前記通信路が使用している資源により知ることが
できるその通信路で提供されるサービス名とを求める方
法もある。
【0026】さらに、本発明は、2台以上の計算機から
構成される計算機システム中のいずれか1台以上の計算
機が、他の計算機に対して、それぞれ1つ以上のサービ
スを提供することができるような計算機システムにおい
て、該計算機システム中のいずれか1台以上の計算機を
停止する計算機システム停止制御方法であって、前記計
算機システム中のすべての計算機について、その計算機
が提供するサービスを利用中の計算機とそのサービスに
関係する情報を収集するステップと、収集したサービス
利用情報を参照して、停止しようする計算機が提供する
サービスを利用している計算機があれば、その計算機に
停止を通知するステップと、計算機間の依存関係のルー
プがあるか否かを判別し、依存関係のループがあれば、
あらかじめ定めてある依存関係の優先度が最も低い依存
関係を前記サービス利用情報から削除するステップと、
どの計算機からも依存されていない計算機を停止するス
テップとを備えたことを特徴とする。
構成される計算機システム中のいずれか1台以上の計算
機が、他の計算機に対して、それぞれ1つ以上のサービ
スを提供することができるような計算機システムにおい
て、該計算機システム中のいずれか1台以上の計算機を
停止する計算機システム停止制御方法であって、前記計
算機システム中のすべての計算機について、その計算機
が提供するサービスを利用中の計算機とそのサービスに
関係する情報を収集するステップと、収集したサービス
利用情報を参照して、停止しようする計算機が提供する
サービスを利用している計算機があれば、その計算機に
停止を通知するステップと、計算機間の依存関係のルー
プがあるか否かを判別し、依存関係のループがあれば、
あらかじめ定めてある依存関係の優先度が最も低い依存
関係を前記サービス利用情報から削除するステップと、
どの計算機からも依存されていない計算機を停止するス
テップとを備えたことを特徴とする。
【0027】また、上述した本発明のサービス利用情報
収集装置を用いて計算機の依存関係を調べ、どの計算機
からもサービスを利用されていない計算機から順に停止
するようにすることを特徴とする。
収集装置を用いて計算機の依存関係を調べ、どの計算機
からもサービスを利用されていない計算機から順に停止
するようにすることを特徴とする。
【0028】
【作用】本発明では、前記サービスモニタ手段が各計算
機のサービス利用情報を収集し、ユーザはユーザコマン
ド処理手段を使用して前記情報を読み出す。サービスモ
ニタ手段がサービス利用情報を収集する方法の1つとし
て、サービスモニタ手段が各計算機上に置かれた前記ロ
ーカルサービスモニタ手段に問い合わせにいき、ローカ
ルサービスモニタが自計算機上のサービス利用情報を収
集してサービスモニタに返す、前記問い合わせ方式があ
る。
機のサービス利用情報を収集し、ユーザはユーザコマン
ド処理手段を使用して前記情報を読み出す。サービスモ
ニタ手段がサービス利用情報を収集する方法の1つとし
て、サービスモニタ手段が各計算機上に置かれた前記ロ
ーカルサービスモニタ手段に問い合わせにいき、ローカ
ルサービスモニタが自計算機上のサービス利用情報を収
集してサービスモニタに返す、前記問い合わせ方式があ
る。
【0029】また別の方法として、ローカルサービスモ
ニタが自計算機のサービス利用情報全体もしくは前回利
用情報収集時からの差分を定期的にサービスモニタに送
る前記定期連絡方式がある。さらに別の方法として、各
計算機上で前記サービス構成を変更してその旨をサービ
スモニタに知らせるコマンドまたは関数を使用すること
により、サービスの構成が変更されるとすぐにサービス
モニタに連絡するという前記イベント発生時連絡方式が
ある。
ニタが自計算機のサービス利用情報全体もしくは前回利
用情報収集時からの差分を定期的にサービスモニタに送
る前記定期連絡方式がある。さらに別の方法として、各
計算機上で前記サービス構成を変更してその旨をサービ
スモニタに知らせるコマンドまたは関数を使用すること
により、サービスの構成が変更されるとすぐにサービス
モニタに連絡するという前記イベント発生時連絡方式が
ある。
【0030】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
る。
【0031】図1は、本発明を適用するためのシステム
構成の例を示したものである。計算機20000、20
002、1006、1002、1004が、通信回線1
008に接続されている。
構成の例を示したものである。計算機20000、20
002、1006、1002、1004が、通信回線1
008に接続されている。
【0032】計算機20000はファイルサーバであ
り、計算機1006、1002がそれを利用している
(20070、20072)。自計算機がどのファイル
サーバを利用しているかという情報は、それぞれ自計算
機上のファイルに記録してある(20030、2003
2)。
り、計算機1006、1002がそれを利用している
(20070、20072)。自計算機がどのファイル
サーバを利用しているかという情報は、それぞれ自計算
機上のファイルに記録してある(20030、2003
2)。
【0033】また、計算機20002はディレクトリサ
ーバであり、ユーザ情報や計算機の情報などの様々な情
報(20042)を管理し、他の計算機に提供してい
る。計算機1002、1004は、前記情報を参照して
いる(20074、20076)。このディレクトリサ
ーバとは、ユーザ情報や計算機情報などを管理し、他の
計算機から問い合わせ要求がくると、自分の保持してい
る情報から必要な情報を取り出し、クライアントに返す
サービスを行なう計算機である。
ーバであり、ユーザ情報や計算機の情報などの様々な情
報(20042)を管理し、他の計算機に提供してい
る。計算機1002、1004は、前記情報を参照して
いる(20074、20076)。このディレクトリサ
ーバとは、ユーザ情報や計算機情報などを管理し、他の
計算機から問い合わせ要求がくると、自分の保持してい
る情報から必要な情報を取り出し、クライアントに返す
サービスを行なう計算機である。
【0034】各計算機上では必要に応じてローカルサー
ビスモニタが動作している(20010、20012、
1114−1、1114−2、1114−3)。また、
いずれか1台以上の計算機上で、サービスモニタ111
2が動作している。また、必要に応じて、いずれかの計
算機でユーザコマンド処理プログラム(以下、単にユー
ザコマンドと呼ぶ)1110が動作しており、ユーザは
各種のコマンドを入力・実行して(1330)、結果を
受けとる(1332)。
ビスモニタが動作している(20010、20012、
1114−1、1114−2、1114−3)。また、
いずれか1台以上の計算機上で、サービスモニタ111
2が動作している。また、必要に応じて、いずれかの計
算機でユーザコマンド処理プログラム(以下、単にユー
ザコマンドと呼ぶ)1110が動作しており、ユーザは
各種のコマンドを入力・実行して(1330)、結果を
受けとる(1332)。
【0035】次に、ローカルファイルシステムとリモー
トファイルシステムについて述べる。
トファイルシステムについて述べる。
【0036】計算機が利用することのできるディスク
は、大きく分けてローカルディスクとリモートディスク
に分けることができる。ローカルディスクとは、自計算
機に直接接続されている物理ディスクである(2004
0)。また、リモートディスクとは、他計算機に直接接
続されている物理ディスクを通信回線を介してあたかも
自計算機に接続されているディスクの様に見せた論理デ
ィスクである(20044、20046)。リモートデ
ィスクを使用すると、ユーザは他計算機に接続された物
理ディスクを自計算機に接続された物理ディスクと同じ
インタフェースで利用することができる。
は、大きく分けてローカルディスクとリモートディスク
に分けることができる。ローカルディスクとは、自計算
機に直接接続されている物理ディスクである(2004
0)。また、リモートディスクとは、他計算機に直接接
続されている物理ディスクを通信回線を介してあたかも
自計算機に接続されているディスクの様に見せた論理デ
ィスクである(20044、20046)。リモートデ
ィスクを使用すると、ユーザは他計算機に接続された物
理ディスクを自計算機に接続された物理ディスクと同じ
インタフェースで利用することができる。
【0037】前記ローカルディスクおよびリモートディ
スクを論理的に管理する体系をファイルシステムと呼
び、ローカルディスク上のファイルシステムをローカル
ファイルシステム、リモートディスク上のファイルシス
テムをリモートファイルシステムと呼ぶ。
スクを論理的に管理する体系をファイルシステムと呼
び、ローカルディスク上のファイルシステムをローカル
ファイルシステム、リモートディスク上のファイルシス
テムをリモートファイルシステムと呼ぶ。
【0038】多くのOSでは、各計算機は、自計算機が
マウントしているローカルファイルシステムおよびリモ
ートファイルシステムに関する情報を、ローカルファイ
ルシステム内のマウント記録ファイル(20030、2
0032)に保存している。ただし、このマウント記録
ファイルには、自計算機がどの計算機からマウントされ
ているのかという情報は含まれていない。
マウントしているローカルファイルシステムおよびリモ
ートファイルシステムに関する情報を、ローカルファイ
ルシステム内のマウント記録ファイル(20030、2
0032)に保存している。ただし、このマウント記録
ファイルには、自計算機がどの計算機からマウントされ
ているのかという情報は含まれていない。
【0039】以下、図1のシステムに本発明を適用した
例について具体的に説明する。特に具体的な方式として
3つの方式によるサービス利用情報収集装置および方法
を説明する。3つの方式とは、問い合わせ方式、定期連
絡方式、およびイベント発生時連絡方式である。
例について具体的に説明する。特に具体的な方式として
3つの方式によるサービス利用情報収集装置および方法
を説明する。3つの方式とは、問い合わせ方式、定期連
絡方式、およびイベント発生時連絡方式である。
【0040】まず、問い合わせ方式について説明する。
図2は、図1の計算機1002、1004、1006に
着目した図であり、本発明に係る問い合わせ方式による
サービス利用情報収集装置および方法を説明するための
構成図である。
図2は、図1の計算機1002、1004、1006に
着目した図であり、本発明に係る問い合わせ方式による
サービス利用情報収集装置および方法を説明するための
構成図である。
【0041】計算機1002、1004、1006は、
通信回線1008で接続されている。計算機1002、
1004、1006上では、それぞれローカルサービス
モニタ1114−1、1114−2、1114−3が動
作している。さらに、計算機1004上ではサービスモ
ニタ1112が動作している。図示の例ではサービスモ
ニタの数は1つであるが、これは複数の計算機上で動作
していてもよい。
通信回線1008で接続されている。計算機1002、
1004、1006上では、それぞれローカルサービス
モニタ1114−1、1114−2、1114−3が動
作している。さらに、計算機1004上ではサービスモ
ニタ1112が動作している。図示の例ではサービスモ
ニタの数は1つであるが、これは複数の計算機上で動作
していてもよい。
【0042】計算機1002、1004、1006上に
は、ローカルサービスモニタ1114−1、1114−
2、1114−3から何らかの形で参照することができ
る、各計算機自身がそれぞれ利用しているサービスに関
する情報(サービス利用情報)1220−1、1220
−2、1220−3が、記憶されている。
は、ローカルサービスモニタ1114−1、1114−
2、1114−3から何らかの形で参照することができ
る、各計算機自身がそれぞれ利用しているサービスに関
する情報(サービス利用情報)1220−1、1220
−2、1220−3が、記憶されている。
【0043】図示の例では計算機は3台であるが、計算
機1006と同様に通信回線1008に接続され、サー
ビス利用情報を保持し、ローカルサービスモニタが動作
している計算機は、負荷を気にしなければ何台あっても
よい。さらに、通信回線の接続形態は図示の例と必ずし
も同じである必要はなく、直接または間接的にでも通信
が必要な計算機同士が互いに通信できさえすれば問題な
い。また、本実施例のシステムではOSとしてUNIX
を用いた例を説明しているが、各計算機上のOSは必ず
しもUNIXである必要はなく、マルチタスクでありか
つ通信回線1008に接続されている計算機同士がお互
いに通信できるならばUNIX以外のOSでもよい。
機1006と同様に通信回線1008に接続され、サー
ビス利用情報を保持し、ローカルサービスモニタが動作
している計算機は、負荷を気にしなければ何台あっても
よい。さらに、通信回線の接続形態は図示の例と必ずし
も同じである必要はなく、直接または間接的にでも通信
が必要な計算機同士が互いに通信できさえすれば問題な
い。また、本実施例のシステムではOSとしてUNIX
を用いた例を説明しているが、各計算機上のOSは必ず
しもUNIXである必要はなく、マルチタスクでありか
つ通信回線1008に接続されている計算機同士がお互
いに通信できるならばUNIX以外のOSでもよい。
【0044】図2において、ユーザが通信回線1008
に接続されている計算機1002、1004、1006
のうちいずれかの計算機上で提供されているサービスを
利用中の計算機の名前および前記サービスに関連する情
報を調べたいとき、ユーザは、前記計算機名(サービス
を提供している計算機名)および前記サービス名をユー
ザコマンド1110に与える(1330)。
に接続されている計算機1002、1004、1006
のうちいずれかの計算機上で提供されているサービスを
利用中の計算機の名前および前記サービスに関連する情
報を調べたいとき、ユーザは、前記計算機名(サービス
を提供している計算機名)および前記サービス名をユー
ザコマンド1110に与える(1330)。
【0045】ユーザコマンド1110には、サービスモ
ニタ1112が計算機1004上で動作しているという
ことを事前に指定しておく。ユーザコマンド1110
は、通信回線1008を介して計算機1004で動作し
ているサービスモニタ1112に対して、前記指定され
た計算機のサービスを利用中の計算機の名前および前記
サービスに関連する情報を収集する要求を出す(133
4−1)。
ニタ1112が計算機1004上で動作しているという
ことを事前に指定しておく。ユーザコマンド1110
は、通信回線1008を介して計算機1004で動作し
ているサービスモニタ1112に対して、前記指定され
た計算機のサービスを利用中の計算機の名前および前記
サービスに関連する情報を収集する要求を出す(133
4−1)。
【0046】図示の例では、ユーザコマンド1110を
実行する計算機1002とサービスモニタ1112が動
作している計算機1004とは別の計算機となっている
が、ユーザコマンドを実行する計算機は通信回線100
8に接続されている計算機ならばどの計算機でもよい。
実行する計算機1002とサービスモニタ1112が動
作している計算機1004とは別の計算機となっている
が、ユーザコマンドを実行する計算機は通信回線100
8に接続されている計算機ならばどの計算機でもよい。
【0047】サービスモニタ1112は、ユーザコマン
ド1110からの前記情報収集要求を解析し、計算機1
002、1004、1006のうちどの計算機上で動作
しているローカルサービスモニタに、受けとった前記要
求を送信すればいいかを判断し、通信回線1008を介
して計算機1002、1004、1006上で動作して
いるローカルサービスモニタ1114−1、1114−
2、1114−3の一部もしくは全てに前記情報収集要
求を送信する(1336−1、1336−2、1336
−3)。
ド1110からの前記情報収集要求を解析し、計算機1
002、1004、1006のうちどの計算機上で動作
しているローカルサービスモニタに、受けとった前記要
求を送信すればいいかを判断し、通信回線1008を介
して計算機1002、1004、1006上で動作して
いるローカルサービスモニタ1114−1、1114−
2、1114−3の一部もしくは全てに前記情報収集要
求を送信する(1336−1、1336−2、1336
−3)。
【0048】サービスモニタ1112が送信した情報収
集要求を受けとった計算機1002、1004、100
6上のローカルサービスモニタ1114−1、1114
−2、1114−3は、受けとった要求を解析して、ど
のサービスに関する情報収集要求かを判断し、それに応
じて情報収集処理を行ない、それぞれ各計算機100
2、1004、1006自身の上のサービス利用情報1
220−1、1220−2、1220−3を取得する
(1338−1、1338−2、1338−3)。そし
て、取得したサービス利用情報の一部もしくは全てを、
通信回線1008を介してサービスモニタ1112に返
す(1336−4、1336−5、1336−6)。
集要求を受けとった計算機1002、1004、100
6上のローカルサービスモニタ1114−1、1114
−2、1114−3は、受けとった要求を解析して、ど
のサービスに関する情報収集要求かを判断し、それに応
じて情報収集処理を行ない、それぞれ各計算機100
2、1004、1006自身の上のサービス利用情報1
220−1、1220−2、1220−3を取得する
(1338−1、1338−2、1338−3)。そし
て、取得したサービス利用情報の一部もしくは全てを、
通信回線1008を介してサービスモニタ1112に返
す(1336−4、1336−5、1336−6)。
【0049】サービスモニタ1112は、前記要求を出
したローカルサービスモニタから受けとった結果を集計
し、一部もしくは全てを通信回線1008を介してユー
ザコマンド1110に返す(1334−2)。
したローカルサービスモニタから受けとった結果を集計
し、一部もしくは全てを通信回線1008を介してユー
ザコマンド1110に返す(1334−2)。
【0050】ユーザコマンド1110は、収集した情報
をサービスモニタ1112から受けとり、整理して一部
もしくは全てを文字列として出力し、ユーザに返す(1
332)。
をサービスモニタ1112から受けとり、整理して一部
もしくは全てを文字列として出力し、ユーザに返す(1
332)。
【0051】以上が問い合わせ方式によるサービス利用
情報収集の概略の流れである。
情報収集の概略の流れである。
【0052】次に、計算機1002、1004、100
6上で動作するローカルサービスモニタ1114−1、
1114−2、1114−3が実際にどのようにしてサ
ービス利用情報を取得するかについて説明する。
6上で動作するローカルサービスモニタ1114−1、
1114−2、1114−3が実際にどのようにしてサ
ービス利用情報を取得するかについて説明する。
【0053】ローカルサービスモニタ1114−1、1
114−2、1114−3がサービス利用情報を取得す
る方法の1つとして、各計算機自身のサービス利用情報
が書かれたファイルを読む方法がある。ここで前記ファ
イルは、前記計算機が利用しているサービスのサーバ名
および前記サービスに関連する情報を記述してあるもの
である。
114−2、1114−3がサービス利用情報を取得す
る方法の1つとして、各計算機自身のサービス利用情報
が書かれたファイルを読む方法がある。ここで前記ファ
イルは、前記計算機が利用しているサービスのサーバ名
および前記サービスに関連する情報を記述してあるもの
である。
【0054】サービスモニタ1112がローカルサービ
スモニタ1114−1、1114−2、1114−3に
対して出す情報収集要求においては、サービスを提供し
ている計算機名が指定される。ローカルサービスモニタ
1114−1、1114−2、1114−3では、この
指定された計算機名の計算機が提供しているサービスを
利用しているか否かを前記ファイルを参照して判断する
ことになる。この指定された計算機名が、前記ファイル
に記述してあるサーバ名と一致する場合、前記ファイル
に書かれた前記サーバ名および前記サーバの提供するサ
ービスに関する利用情報が、結果となる。この結果は必
ずしも1つとは限らず、2つ以上であることもある。
スモニタ1114−1、1114−2、1114−3に
対して出す情報収集要求においては、サービスを提供し
ている計算機名が指定される。ローカルサービスモニタ
1114−1、1114−2、1114−3では、この
指定された計算機名の計算機が提供しているサービスを
利用しているか否かを前記ファイルを参照して判断する
ことになる。この指定された計算機名が、前記ファイル
に記述してあるサーバ名と一致する場合、前記ファイル
に書かれた前記サーバ名および前記サーバの提供するサ
ービスに関する利用情報が、結果となる。この結果は必
ずしも1つとは限らず、2つ以上であることもある。
【0055】このようなファイルを読む方法によりサー
ビス利用情報を取得することができるサービスの1つと
して、前記リモートファイルシステムのサービスがあ
る。例として、NFS(Network File S
ystem)を取り上げる。
ビス利用情報を取得することができるサービスの1つと
して、前記リモートファイルシステムのサービスがあ
る。例として、NFS(Network File S
ystem)を取り上げる。
【0056】NFSは、前記ローカルファイルシステム
とリモートファイルシステムの両方の機能を持つファイ
ルシステムである。NFSを使用すると、前記のように
自計算機に接続されているファイルシステムも、他計算
機に接続されているファイルシステムも、同じインタフ
ェースで利用することができる。NFSでは、リモート
ファイルシステムをマウントする作業をNFSマウント
と呼ぶ。
とリモートファイルシステムの両方の機能を持つファイ
ルシステムである。NFSを使用すると、前記のように
自計算機に接続されているファイルシステムも、他計算
機に接続されているファイルシステムも、同じインタフ
ェースで利用することができる。NFSでは、リモート
ファイルシステムをマウントする作業をNFSマウント
と呼ぶ。
【0057】NFSの場合、多くのUNIX系のOSで
は、前記マウント記録ファイルは/etc/mtabも
しくは/etc/mnttabである。前記ファイルに
は、NFSマウントしているファイルシステムだけでは
なく、ローカルファイルシステムをマウントしているエ
ントリも含まれている。前記ファイルのうち、NFSマ
ウントしている、かつNFSマウントを行なっているサ
ーバの名前がサービスモニタ1112が出した情報収集
要求と共に指定された計算機の名前と一致した場合、自
計算機名とNFSマウントしているサーバ側ディレクト
リ名を結果として返す。
は、前記マウント記録ファイルは/etc/mtabも
しくは/etc/mnttabである。前記ファイルに
は、NFSマウントしているファイルシステムだけでは
なく、ローカルファイルシステムをマウントしているエ
ントリも含まれている。前記ファイルのうち、NFSマ
ウントしている、かつNFSマウントを行なっているサ
ーバの名前がサービスモニタ1112が出した情報収集
要求と共に指定された計算機の名前と一致した場合、自
計算機名とNFSマウントしているサーバ側ディレクト
リ名を結果として返す。
【0058】計算機1002、1004、1006上で
動作するローカルサービスモニタ1114−1、111
4−2、1114−3がサービス利用情報を取得する方
法として、ファイルを読む方法を説明したが、その方法
以外に、自計算機が利用しているサービスの利用情報を
取得するためのコマンドや関数の実行結果を利用する方
法がある。そのようなコマンドや関数の実行結果を利用
する方法を用いてサービス利用情報を取得できるような
サービスとしては、例えば、情報検索サービスがある。
動作するローカルサービスモニタ1114−1、111
4−2、1114−3がサービス利用情報を取得する方
法として、ファイルを読む方法を説明したが、その方法
以外に、自計算機が利用しているサービスの利用情報を
取得するためのコマンドや関数の実行結果を利用する方
法がある。そのようなコマンドや関数の実行結果を利用
する方法を用いてサービス利用情報を取得できるような
サービスとしては、例えば、情報検索サービスがある。
【0059】計算機を複数台接続した計算機ネットワー
クが発達してくると、それらの上でのユーザ情報やホス
ト情報などの各種情報の管理が問題となってきた。その
ためいくつかの対策がとられており、そのうちの1つに
情報検索サービスがある。ここでいう情報検索サービス
とは、計算機やユーザ情報などを管理して、クライアン
トから問い合わせがくると、必要な情報を検索してクラ
イアントに返すサービスである。
クが発達してくると、それらの上でのユーザ情報やホス
ト情報などの各種情報の管理が問題となってきた。その
ためいくつかの対策がとられており、そのうちの1つに
情報検索サービスがある。ここでいう情報検索サービス
とは、計算機やユーザ情報などを管理して、クライアン
トから問い合わせがくると、必要な情報を検索してクラ
イアントに返すサービスである。
【0060】そのような情報検索サービスの例として、
NIS(Network Information S
ervice)を取り上げる。NISとは、前記情報検
索サービスの一種であり、主に計算機やユーザに関する
情報を管理する。NISはいくつかのUNIX上で実現
されている。
NIS(Network Information S
ervice)を取り上げる。NISとは、前記情報検
索サービスの一種であり、主に計算機やユーザに関する
情報を管理する。NISはいくつかのUNIX上で実現
されている。
【0061】NISをサポートをしているほとんどのO
Sでは、ypwhich(HP9000コンピュータマ
ニュアル「HP−UXリファレンス Vol.1 (リ
リース9.0)」、ypwhich)というコマンドが
用意されている。このypwhichコマンドは、自計
算機が現在参照しているNISサーバの計算機名を調べ
文字列で返す。したがって、ローカルサービスモニタ1
114−1、1114−2、1114−3は、ypwh
ichを用いて、自計算機が現在利用しているNISの
サービスに関する利用情報を取得できる。
Sでは、ypwhich(HP9000コンピュータマ
ニュアル「HP−UXリファレンス Vol.1 (リ
リース9.0)」、ypwhich)というコマンドが
用意されている。このypwhichコマンドは、自計
算機が現在参照しているNISサーバの計算機名を調べ
文字列で返す。したがって、ローカルサービスモニタ1
114−1、1114−2、1114−3は、ypwh
ichを用いて、自計算機が現在利用しているNISの
サービスに関する利用情報を取得できる。
【0062】具体的には、ypwhichコマンドから
返されるNISサーバの計算機名が前記サービスモニタ
1112から情報収集要求と共に指定された計算機の名
前と一致した場合、前記計算機名および自計算機名を結
果として返す。また、場合によっては、現在サーバとし
て参照しているものだけではなく、現在サーバとして参
照している計算機が停止した場合に参照するはずのサー
バについても、関数またはコマンドで調べる。
返されるNISサーバの計算機名が前記サービスモニタ
1112から情報収集要求と共に指定された計算機の名
前と一致した場合、前記計算機名および自計算機名を結
果として返す。また、場合によっては、現在サーバとし
て参照しているものだけではなく、現在サーバとして参
照している計算機が停止した場合に参照するはずのサー
バについても、関数またはコマンドで調べる。
【0063】次に、定期連絡方式について説明する。図
3は、図1の計算機1002、1004、1006に着
目した図であり、本発明に係る定期連絡方式によるサー
ビス利用情報収集装置および方法を説明するための構成
図である。
3は、図1の計算機1002、1004、1006に着
目した図であり、本発明に係る定期連絡方式によるサー
ビス利用情報収集装置および方法を説明するための構成
図である。
【0064】計算機1002、1004、1006は、
通信回線1008で接続されている。計算機1002、
1004、1006上では、それぞれローカルサービス
モニタ2114−1、2114−2、2114−3が動
作している。さらに、計算機1004上ではサービスモ
ニタ2112が動作している。図示の例ではサービスモ
ニタの数は1つであるが、これは複数の計算機上で動作
していてもよい。
通信回線1008で接続されている。計算機1002、
1004、1006上では、それぞれローカルサービス
モニタ2114−1、2114−2、2114−3が動
作している。さらに、計算機1004上ではサービスモ
ニタ2112が動作している。図示の例ではサービスモ
ニタの数は1つであるが、これは複数の計算機上で動作
していてもよい。
【0065】計算機1002、1004、1006上に
は、ローカルサービスモニタ2114−1、2114−
2、2114−3から何らかの形で参照することができ
る、各計算機自身がそれぞれ利用しているサービスに関
する情報(サービス利用情報)2220−1、2220
−2、2220−3が、記憶されている。
は、ローカルサービスモニタ2114−1、2114−
2、2114−3から何らかの形で参照することができ
る、各計算機自身がそれぞれ利用しているサービスに関
する情報(サービス利用情報)2220−1、2220
−2、2220−3が、記憶されている。
【0066】図示の例では計算機は3台であるが、計算
機1006と同様に通信回線1008に接続され、サー
ビス利用情報を保持し、ローカルサービスモニタが動作
している計算機は、負荷を気にしなければ何台あっても
よい。さらに、通信回線の接続形態は図示の例と必ずし
も同じである必要はなく、直接または間接的にでも通信
が必要な計算機同士が互いに通信できさえすれば問題な
い。また、本実施例のシステムではOSとしてUNIX
を用いた例を説明しているが、各計算機上のOSは必ず
しもUNIXである必要はなく、マルチタスクでありか
つ通信回線1008に接続されている計算機同士がお互
いに通信できるならばUNIX以外のOSでもよい。
機1006と同様に通信回線1008に接続され、サー
ビス利用情報を保持し、ローカルサービスモニタが動作
している計算機は、負荷を気にしなければ何台あっても
よい。さらに、通信回線の接続形態は図示の例と必ずし
も同じである必要はなく、直接または間接的にでも通信
が必要な計算機同士が互いに通信できさえすれば問題な
い。また、本実施例のシステムではOSとしてUNIX
を用いた例を説明しているが、各計算機上のOSは必ず
しもUNIXである必要はなく、マルチタスクでありか
つ通信回線1008に接続されている計算機同士がお互
いに通信できるならばUNIX以外のOSでもよい。
【0067】本方式において、ローカルサービスモニタ
2114−1、2114−2、2114−3は、事前に
指定されたサービスについて、自計算機がそのサービス
を利用しているサーバとそれに関連する情報2220−
1、2220−2、2220−3を一定時間毎に収集し
(2338−1、2338−2、2338−3)、前回
情報を収集した時からサービスの停止、内容の変更など
の変化があれば前回情報収集時との差分をサービスモニ
タ2112に送信する(2336−1、2336−2、
2336−3)。さらに、数回情報収集を行なう毎に1
回、調査した内容全体をサービスモニタ2112に送信
する。
2114−1、2114−2、2114−3は、事前に
指定されたサービスについて、自計算機がそのサービス
を利用しているサーバとそれに関連する情報2220−
1、2220−2、2220−3を一定時間毎に収集し
(2338−1、2338−2、2338−3)、前回
情報を収集した時からサービスの停止、内容の変更など
の変化があれば前回情報収集時との差分をサービスモニ
タ2112に送信する(2336−1、2336−2、
2336−3)。さらに、数回情報収集を行なう毎に1
回、調査した内容全体をサービスモニタ2112に送信
する。
【0068】ユーザが通信回線1008に接続されてい
る計算機1002、1004、1006のうちいずれか
の計算機上で提供されているサービスを利用中の計算機
の名前および前記サービスに関連する情報を調べたいと
き、ユーザは、前記計算機名(サービスを提供している
計算機名)および前記サービス名をユーザコマンド21
10に与える(2330)。
る計算機1002、1004、1006のうちいずれか
の計算機上で提供されているサービスを利用中の計算機
の名前および前記サービスに関連する情報を調べたいと
き、ユーザは、前記計算機名(サービスを提供している
計算機名)および前記サービス名をユーザコマンド21
10に与える(2330)。
【0069】ユーザコマンド2110には、サービスモ
ニタ2112が計算機1004上で動作しているという
ことを事前に指定しておく。ユーザコマンド2110
は、通信回線1008を介して計算機1004で動作し
ているサービスモニタ2112に対して、前記指定され
た計算機のサービスを利用中の計算機の名前および前記
サービスに関連する情報を収集する要求を出す(233
4−1)。
ニタ2112が計算機1004上で動作しているという
ことを事前に指定しておく。ユーザコマンド2110
は、通信回線1008を介して計算機1004で動作し
ているサービスモニタ2112に対して、前記指定され
た計算機のサービスを利用中の計算機の名前および前記
サービスに関連する情報を収集する要求を出す(233
4−1)。
【0070】図示の例では、ユーザコマンド2110を
実行する計算機1002とサービスモニタ2112が動
作している計算機1004とは別の計算機となっている
が、ユーザコマンドを実行する計算機は通信回線100
8に接続されている計算機ならばどの計算機でもよい。
実行する計算機1002とサービスモニタ2112が動
作している計算機1004とは別の計算機となっている
が、ユーザコマンドを実行する計算機は通信回線100
8に接続されている計算機ならばどの計算機でもよい。
【0071】サービスモニタ2112は、ユーザコマン
ド2110からの前記情報収集要求を解析し、内容に応
じてローカルサービスモニタ2114−1、2114−
2、2114−3から時々送られてくる情報を集計した
ものの一部もしくは全てを通信回線1008を介してユ
ーザコマンド2110に返す。
ド2110からの前記情報収集要求を解析し、内容に応
じてローカルサービスモニタ2114−1、2114−
2、2114−3から時々送られてくる情報を集計した
ものの一部もしくは全てを通信回線1008を介してユ
ーザコマンド2110に返す。
【0072】ユーザコマンド2110は、収集した情報
をサービスモニタ2112から受けとり、整理して一部
もしくは全てを文字列として出力し、ユーザに返す(2
332)。
をサービスモニタ2112から受けとり、整理して一部
もしくは全てを文字列として出力し、ユーザに返す(2
332)。
【0073】以上が定期連絡方式によるサービス利用情
報収集の概略の流れである。
報収集の概略の流れである。
【0074】本定期連絡方式においても、計算機100
2、1004、1006上で動作するローカルサービス
モニタ2114−1、2114−2、2114−3がサ
ービス利用情報を取得する方法としては、上記の問い合
わせ方式で説明したのと同様な方法を用いることができ
る。
2、1004、1006上で動作するローカルサービス
モニタ2114−1、2114−2、2114−3がサ
ービス利用情報を取得する方法としては、上記の問い合
わせ方式で説明したのと同様な方法を用いることができ
る。
【0075】例えば、各計算機自身が利用しているサー
ビスのサービス利用情報が書かれたファイルを読む方法
がある。ただし、毎回ファイル全体を読んで前回読みだ
した時の分と比較するのではなく、まずそのファイルが
更新されているかどうかを調べ、更新されていればファ
イルの内容を読み、前回読み出した時の分からの差分を
サービスモニタ2112に送るようにする。
ビスのサービス利用情報が書かれたファイルを読む方法
がある。ただし、毎回ファイル全体を読んで前回読みだ
した時の分と比較するのではなく、まずそのファイルが
更新されているかどうかを調べ、更新されていればファ
イルの内容を読み、前回読み出した時の分からの差分を
サービスモニタ2112に送るようにする。
【0076】例えばNFSの場合、前記の様に多くのO
Sでは/etc/mnttabもしくは/etc/mt
abに、現在自計算機がNFSマウントしているサーバ
の計算機名とディスクおよび関連する情報の一覧が記述
してある。まず、ファイルの属性を調べるためにOSが
用意している関数であるstatシステムコール(HP
9000コンピュータマニュアル「HP−UXリファレ
ンスVol.2 (リリース9.0)」、sta
t())を使用して、前記ファイルが変更されているか
どうかを調べ、変更されていれば前回調べた時とのファ
イルの内容の差をとって結果とする。
Sでは/etc/mnttabもしくは/etc/mt
abに、現在自計算機がNFSマウントしているサーバ
の計算機名とディスクおよび関連する情報の一覧が記述
してある。まず、ファイルの属性を調べるためにOSが
用意している関数であるstatシステムコール(HP
9000コンピュータマニュアル「HP−UXリファレ
ンスVol.2 (リリース9.0)」、sta
t())を使用して、前記ファイルが変更されているか
どうかを調べ、変更されていれば前回調べた時とのファ
イルの内容の差をとって結果とする。
【0077】計算機1002、1004、1006上で
動作するローカルサービスモニタ2114−1、211
4−2、2114−3がサービス利用情報を取得する別
の方法として、一定時間毎にサービスに関する情報を取
得するためのコマンドや関数を実行し、この実行結果を
利用する方法がある。この場合は、コマンドまたは関数
を実行する度に前回の実行結果を保存しておき、次の実
行時に、前記結果と比較する。
動作するローカルサービスモニタ2114−1、211
4−2、2114−3がサービス利用情報を取得する別
の方法として、一定時間毎にサービスに関する情報を取
得するためのコマンドや関数を実行し、この実行結果を
利用する方法がある。この場合は、コマンドまたは関数
を実行する度に前回の実行結果を保存しておき、次の実
行時に、前記結果と比較する。
【0078】例えばNISの場合、前記の様にypwh
ichコマンドを利用すれば現在自計算機が参照してい
るNISサーバの計算機名を得ることが出来る。このy
pwhichコマンドを実行して得た計算機名が、前回
ypwhichコマンドを実行した時の実行結果と異な
る場合、前記計算機名および自計算機名を結果として返
す。また場合によっては、現在サーバとして参照してい
るものだけではなく、現在サーバとして参照している計
算機が停止した場合に参照するはずのサーバについて
も、ライブラリとして用意されている関数またはコマン
ドで調べる。
ichコマンドを利用すれば現在自計算機が参照してい
るNISサーバの計算機名を得ることが出来る。このy
pwhichコマンドを実行して得た計算機名が、前回
ypwhichコマンドを実行した時の実行結果と異な
る場合、前記計算機名および自計算機名を結果として返
す。また場合によっては、現在サーバとして参照してい
るものだけではなく、現在サーバとして参照している計
算機が停止した場合に参照するはずのサーバについて
も、ライブラリとして用意されている関数またはコマン
ドで調べる。
【0079】次に、イベント発生時連絡方式について説
明する。図4は、図1の計算機1002、1004、1
006に着目した図であり、本発明に係るイベント発生
時連絡方式によるサービス利用情報収集装置および方法
を説明するための構成図である。
明する。図4は、図1の計算機1002、1004、1
006に着目した図であり、本発明に係るイベント発生
時連絡方式によるサービス利用情報収集装置および方法
を説明するための構成図である。
【0080】計算機1002、1004、1006は、
通信回線1008で接続されている。計算機1004上
ではサービスモニタ3112が動作している。図示の例
ではサービスモニタの数は1つであるが、これは複数の
計算機上で動作していてもよい。各計算機1002、1
004、1006上には、各計算機自身がそれぞれ利用
しているサービスに関する情報(サービス利用情報)3
220−1、3220−2、3220−3が記憶されて
いる。
通信回線1008で接続されている。計算機1004上
ではサービスモニタ3112が動作している。図示の例
ではサービスモニタの数は1つであるが、これは複数の
計算機上で動作していてもよい。各計算機1002、1
004、1006上には、各計算機自身がそれぞれ利用
しているサービスに関する情報(サービス利用情報)3
220−1、3220−2、3220−3が記憶されて
いる。
【0081】図示の例では計算機は3台であるが、計算
機1006と同様に通信回線1008に接続されている
計算機は何台あってもよい。さらに、通信回線の形態は
必ずしも図示の例の通りである必要はなく、直接または
間接的にでも通信が必要な計算機同士が互いに通信でき
さえすれば問題ない。また、本実施例のシステムではO
SとしてUNIXを用いた例を説明しているが、各計算
機で動作するOSは必ずしもUNIXである必要はな
く、計算機1004についてはマルチタスクでありかつ
通信回線1008に接続されている計算機同士がお互い
に通信できるならばUNIX以外のOSでもよい。ま
た、他の計算機1002、1006については、必ずし
もマルチタスクOSである必要はない。
機1006と同様に通信回線1008に接続されている
計算機は何台あってもよい。さらに、通信回線の形態は
必ずしも図示の例の通りである必要はなく、直接または
間接的にでも通信が必要な計算機同士が互いに通信でき
さえすれば問題ない。また、本実施例のシステムではO
SとしてUNIXを用いた例を説明しているが、各計算
機で動作するOSは必ずしもUNIXである必要はな
く、計算機1004についてはマルチタスクでありかつ
通信回線1008に接続されている計算機同士がお互い
に通信できるならばUNIX以外のOSでもよい。ま
た、他の計算機1002、1006については、必ずし
もマルチタスクOSである必要はない。
【0082】本方式において、自動もしくは手動で現在
行なっているサービスの構成を変更する場合には、専用
のコマンドまたは関数(サービス変更コマンドと総称す
る)3114−1、3114−2、3114−3を実行
する。このサービス変更コマンド3114−1、311
4−2、3114−3の実行により、各計算機100
2、1004、1006上のサービス利用情報3220
−1、3220−2、3220−3が変更される(33
38−1、3338−2、3338−3)。このとき、
同時にサービスモニタにサービス利用情報変更の旨を知
らせるようにする(3336−1、3336−2、33
36−3)。ここで、サービス利用情報の変更とは、サ
ービスの開始や終了、およびサービス内容の変更などを
指す。
行なっているサービスの構成を変更する場合には、専用
のコマンドまたは関数(サービス変更コマンドと総称す
る)3114−1、3114−2、3114−3を実行
する。このサービス変更コマンド3114−1、311
4−2、3114−3の実行により、各計算機100
2、1004、1006上のサービス利用情報3220
−1、3220−2、3220−3が変更される(33
38−1、3338−2、3338−3)。このとき、
同時にサービスモニタにサービス利用情報変更の旨を知
らせるようにする(3336−1、3336−2、33
36−3)。ここで、サービス利用情報の変更とは、サ
ービスの開始や終了、およびサービス内容の変更などを
指す。
【0083】ユーザが通信回線1008に接続されてい
る計算機1002、1004、1006のうちいずれか
の計算機上で提供されているサービスを利用中の計算機
の名前および前記サービスに関連する情報を調べたいと
き、ユーザは、前記計算機名(サービスを提供している
計算機名)および前記サービス名をユーザコマンド31
10に与える(3330)。
る計算機1002、1004、1006のうちいずれか
の計算機上で提供されているサービスを利用中の計算機
の名前および前記サービスに関連する情報を調べたいと
き、ユーザは、前記計算機名(サービスを提供している
計算機名)および前記サービス名をユーザコマンド31
10に与える(3330)。
【0084】ユーザコマンド3110には、サービスモ
ニタ3112が計算機1004上で動作しているという
ことを事前に指定しておく。ユーザコマンド3110
は、通信回線1008を介して計算機1004で動作し
ているサービスモニタ3112に対して、前記指定され
た計算機のサービスを利用中の計算機の名前および前記
サービスに関連する情報を収集する要求を出す(333
4−1)。
ニタ3112が計算機1004上で動作しているという
ことを事前に指定しておく。ユーザコマンド3110
は、通信回線1008を介して計算機1004で動作し
ているサービスモニタ3112に対して、前記指定され
た計算機のサービスを利用中の計算機の名前および前記
サービスに関連する情報を収集する要求を出す(333
4−1)。
【0085】図示の例では、ユーザコマンド3110を
実行する計算機1002とサービスモニタ3112が動
作している計算機1004とは別の計算機となっている
が、ユーザコマンドを実行する計算機は通信回線100
8に接続されている計算機ならばどの計算機でもよい。
実行する計算機1002とサービスモニタ3112が動
作している計算機1004とは別の計算機となっている
が、ユーザコマンドを実行する計算機は通信回線100
8に接続されている計算機ならばどの計算機でもよい。
【0086】サービスモニタ3112は、ユーザコマン
ド3110からの前記情報収集要求を解析し、内容に応
じてサービス構成変更コマンド3114−1、3114
−2、3114−3から時々送られてくる情報を集計
し、一部もしくは全てを通信回線1008を介してユー
ザコマンド3110に返す。
ド3110からの前記情報収集要求を解析し、内容に応
じてサービス構成変更コマンド3114−1、3114
−2、3114−3から時々送られてくる情報を集計
し、一部もしくは全てを通信回線1008を介してユー
ザコマンド3110に返す。
【0087】ユーザコマンド3110は、収集した情報
をサービスモニタ3112から受けとり(3334−
2)、整理して一部もしくは全てを文字列として出力
し、ユーザに返す(3332)。
をサービスモニタ3112から受けとり(3334−
2)、整理して一部もしくは全てを文字列として出力
し、ユーザに返す(3332)。
【0088】サービス構成変更用のコマンドまたは関数
3114−1、3114−2、3114−3を使用する
ときサービスモニタ3112にその旨を知らせるように
する方法の一つは、サービス構成変更用コマンドまたは
関数を置き換える方法である。すなわち、前記置き換え
るコマンドまたは関数を従来の前記コマンドまたは関数
の機能とサービスモニタ3112にサービス構成の変更
を伝える機能とを持ったコマンドまたは関数に置き換え
る。言い換えれば、従来のサービス構成変更用コマンド
または関数に、上記サービス構成の変更を伝える機能を
付加する。
3114−1、3114−2、3114−3を使用する
ときサービスモニタ3112にその旨を知らせるように
する方法の一つは、サービス構成変更用コマンドまたは
関数を置き換える方法である。すなわち、前記置き換え
るコマンドまたは関数を従来の前記コマンドまたは関数
の機能とサービスモニタ3112にサービス構成の変更
を伝える機能とを持ったコマンドまたは関数に置き換え
る。言い換えれば、従来のサービス構成変更用コマンド
または関数に、上記サービス構成の変更を伝える機能を
付加する。
【0089】例えばNFSの場合、ファイルシステムを
マウントするためのmountシステムコールやアンマ
ウントするためのumountシステムコール、ファイ
ルシステムをマウントするためのmountコマンドや
アンマウントするためのumountコマンド、必要に
応じてマウント/アンマウントを自動的におこなうau
tomountコマンドなどを、サービス構成の変更を
伝える機能を付加したものに置き換える。
マウントするためのmountシステムコールやアンマ
ウントするためのumountシステムコール、ファイ
ルシステムをマウントするためのmountコマンドや
アンマウントするためのumountコマンド、必要に
応じてマウント/アンマウントを自動的におこなうau
tomountコマンドなどを、サービス構成の変更を
伝える機能を付加したものに置き換える。
【0090】自計算機内だけで、自計算機のサービスを
利用中の他計算機の名前を知るには、専用のコマンドも
しくは関数を利用したりファイルを読んだりしてサービ
ス利用情報を収集し、結果を整理して必要な部分だけを
とりだして結果とする。ただし、全てのサービスに関し
て、前記情報を収集するコマンドまたは関数が用意され
ているわけではない。
利用中の他計算機の名前を知るには、専用のコマンドも
しくは関数を利用したりファイルを読んだりしてサービ
ス利用情報を収集し、結果を整理して必要な部分だけを
とりだして結果とする。ただし、全てのサービスに関し
て、前記情報を収集するコマンドまたは関数が用意され
ているわけではない。
【0091】例として、telnetを取り上げる。他
計算機上のユーザが自計算機にtelnetでログイン
してきている場合、多くのOSでは相手計算機名を調べ
るために、netstatコマンドを使用することがで
きる。netstatコマンドを実行すると、自計算機
と相手計算機とが行なっている通信の状況を知ることが
でき、サービスによってはその使用資源から前記通信が
何に利用されているか知ることが出来る。
計算機上のユーザが自計算機にtelnetでログイン
してきている場合、多くのOSでは相手計算機名を調べ
るために、netstatコマンドを使用することがで
きる。netstatコマンドを実行すると、自計算機
と相手計算機とが行なっている通信の状況を知ることが
でき、サービスによってはその使用資源から前記通信が
何に利用されているか知ることが出来る。
【0092】図2、図3、図4に示したサービス利用情
報収集装置はそれぞれ独立に実現する必要はない。近年
ではパーソナルコンピュータをワークステーションと同
じ通信回線に繋げてワークステーションのサービスを利
用することがある。パーソナルコンピュータの場合、図
2におけるローカルサービスモニタ1114−1、11
14−2、1114−3のようなプログラムは実行でき
ない場合が多いため、図4で示した方法を使用する。従
って、場合によってはワークステーションに関しては図
2で示した方法でサービス利用情報の収集を行ない、パ
ーソナルコンピュータについては図4で示した方法で行
なうというように、複数のサービス利用情報収集方法を
組み合わせて使用することも必要である。
報収集装置はそれぞれ独立に実現する必要はない。近年
ではパーソナルコンピュータをワークステーションと同
じ通信回線に繋げてワークステーションのサービスを利
用することがある。パーソナルコンピュータの場合、図
2におけるローカルサービスモニタ1114−1、11
14−2、1114−3のようなプログラムは実行でき
ない場合が多いため、図4で示した方法を使用する。従
って、場合によってはワークステーションに関しては図
2で示した方法でサービス利用情報の収集を行ない、パ
ーソナルコンピュータについては図4で示した方法で行
なうというように、複数のサービス利用情報収集方法を
組み合わせて使用することも必要である。
【0093】また、利用しているサービスの内容や参照
しているサーバの名前などのサービス利用情報が頻繁に
変更されるサービスでは図2で示した方法を、滅多に変
更されないサービスでは図3で示した方法や図4で示し
た方法を、それぞれ使用するというようにしてもよい。
しているサーバの名前などのサービス利用情報が頻繁に
変更されるサービスでは図2で示した方法を、滅多に変
更されないサービスでは図3で示した方法や図4で示し
た方法を、それぞれ使用するというようにしてもよい。
【0094】次に、本実施例におけるサービス利用情報
収集方法の処理内容を詳細に説明する。
収集方法の処理内容を詳細に説明する。
【0095】まず、NFSについて説明する。自計算機
がどのNFSサーバを利用しているかどうかを知るため
には、自計算機が現在マウントしているファイルシステ
ムの一覧が書かれたマウント記録ファイルを調べる。こ
のファイルは、多くのUNIX系のOSでは、/etc
/mtabもしくは/etc/mnttabである。こ
のファイルは、図2におけるサービス利用情報1220
−3などに含まれており、物理的にはクライアント側計
算機のローカルディスク上にある。
がどのNFSサーバを利用しているかどうかを知るため
には、自計算機が現在マウントしているファイルシステ
ムの一覧が書かれたマウント記録ファイルを調べる。こ
のファイルは、多くのUNIX系のOSでは、/etc
/mtabもしくは/etc/mnttabである。こ
のファイルは、図2におけるサービス利用情報1220
−3などに含まれており、物理的にはクライアント側計
算機のローカルディスク上にある。
【0096】図5に、/etc/mtabファイルの例
を示す。このファイルは1行で1つのエントリとなって
おり、図5の例では5つのエントリがある。1つのエン
トリは、それぞれ6つのフィールド4200、420
2、4204、4206、4208、4210からな
る。
を示す。このファイルは1行で1つのエントリとなって
おり、図5の例では5つのエントリがある。1つのエン
トリは、それぞれ6つのフィールド4200、420
2、4204、4206、4208、4210からな
る。
【0097】第1フィールド4200は、クライアント
がマウントするファイルシステム名を表す。ファイルシ
ステム名の中に‘:’が含まれるものは、‘:’の前が
NFSサーバの計算機名、後が前記計算機上のマウント
するディレクトリ名を表す。ただし、‘:’の後に
“(pid141)”のように“()”で囲まれた文字
列があるエントリ(例えば、4220)は、実際にマウ
ントしているファイルシステムのエントリではなく、必
要に応じてマウントを行なうための仕掛けであるaut
omountが動作する時に使用するエントリで、ここ
では意味を持たない。
がマウントするファイルシステム名を表す。ファイルシ
ステム名の中に‘:’が含まれるものは、‘:’の前が
NFSサーバの計算機名、後が前記計算機上のマウント
するディレクトリ名を表す。ただし、‘:’の後に
“(pid141)”のように“()”で囲まれた文字
列があるエントリ(例えば、4220)は、実際にマウ
ントしているファイルシステムのエントリではなく、必
要に応じてマウントを行なうための仕掛けであるaut
omountが動作する時に使用するエントリで、ここ
では意味を持たない。
【0098】第2フィールドは、第1フィールドで指定
したファイルシステムを自計算機上のどこにマウントす
るかということを、自計算機上のディレクトリの絶対パ
ス名で、指定する。
したファイルシステムを自計算機上のどこにマウントす
るかということを、自計算機上のディレクトリの絶対パ
ス名で、指定する。
【0099】第3フィールド4204は、マウントする
ファイルシステムのタイプを表し、“4.2”は自計算
機に直接接続されているUNIXファイルシステムを、
また“nfs”はNFSファイルシステムを表す。
ファイルシステムのタイプを表し、“4.2”は自計算
機に直接接続されているUNIXファイルシステムを、
また“nfs”はNFSファイルシステムを表す。
【0100】第4フィールド4206は、マウントを行
なうときのオプションを示し、読み書き可能でマウント
するかかどうか、マウントに失敗したときのリトライを
バックグラウンドで行なうかどうかなどを指定する。
なうときのオプションを示し、読み書き可能でマウント
するかかどうか、マウントに失敗したときのリトライを
バックグラウンドで行なうかどうかなどを指定する。
【0101】第5フィールド4208は、ファイルシス
テムのバックアップを行なう時に使用され、バックアッ
プをとる間隔を日数で指定する。第6フィールド421
0は、起動時にファイルシステムのチェックを行なう順
番を指定する。
テムのバックアップを行なう時に使用され、バックアッ
プをとる間隔を日数で指定する。第6フィールド421
0は、起動時にファイルシステムのチェックを行なう順
番を指定する。
【0102】このような/etc/mtabファイルか
ら特定の計算機のファイルシステムをNFSマウントし
ているエントリを探すには、 ・ 第1フィールド4200が前記NFSサーバ上のN
FSファイルシステムを示している ・ 第3フィールド4204がnfsになっている を満たすエントリを探せば良い。
ら特定の計算機のファイルシステムをNFSマウントし
ているエントリを探すには、 ・ 第1フィールド4200が前記NFSサーバ上のN
FSファイルシステムを示している ・ 第3フィールド4204がnfsになっている を満たすエントリを探せば良い。
【0103】図6は、図2の計算機1006上で、/e
tc/mtabから特定の計算機をNFSマウントして
いるエントリを抜き出すときの処理の概要を示す。
tc/mtabから特定の計算機をNFSマウントして
いるエントリを抜き出すときの処理の概要を示す。
【0104】まず、ローカルサービスモニタ1114−
3は、図2のサービスモニタ1112からくるサービス
利用情報収集要求と同時に送られてきた計算機名500
0を受けとる(1336−3)。そして、サービス利用
情報1220−3にある/etc/mtabファイル5
060の中から、受信した計算機名をマウントしている
エントリを探し(5052)、読み出す(5054)。
そして、読みだした情報(5006)の中から、相手計
算機のどのディレクトリをマウントしているかを抽出し
(5056)、自計算機名とともに(5008)、要求
を出してきた図2のサービスモニタ1112に、結果5
010として返す(1336−6)。
3は、図2のサービスモニタ1112からくるサービス
利用情報収集要求と同時に送られてきた計算機名500
0を受けとる(1336−3)。そして、サービス利用
情報1220−3にある/etc/mtabファイル5
060の中から、受信した計算機名をマウントしている
エントリを探し(5052)、読み出す(5054)。
そして、読みだした情報(5006)の中から、相手計
算機のどのディレクトリをマウントしているかを抽出し
(5056)、自計算機名とともに(5008)、要求
を出してきた図2のサービスモニタ1112に、結果5
010として返す(1336−6)。
【0105】図7に、前記処理の流れを示す。
【0106】初期化(6000)の後、マウント記録フ
ァイル(/etc/mtabなど)をオープンし(60
02)、ファイルから1行読み込む(6002)。ファ
イルの終りか否かを判別し(6006)、ファイルの終
わりであれば/etc/mtabをクローズして(60
16)、処理を終了する(6018)。
ァイル(/etc/mtabなど)をオープンし(60
02)、ファイルから1行読み込む(6002)。ファ
イルの終りか否かを判別し(6006)、ファイルの終
わりであれば/etc/mtabをクローズして(60
16)、処理を終了する(6018)。
【0107】ファイル中にまだデータがあれば、前記条
件をチェックする。すなわち、第3フィールドがnfs
になっている(6008)、第1フィールドが計算機名
とディレクトリ名を‘:’で区切ったものになっている
(6010)、かつ前記計算機名が調べようとしている
NFSサーバの名前になっている(6012)という条
件に全て当てはまるエントリの前記ディレクトリ名を取
り出して、自計算機名とともに結果とする(601
4)。1つでも前記条件に一致しないものがあれば、再
びファイルから1行読み込む部分(6004)から繰り
返す。
件をチェックする。すなわち、第3フィールドがnfs
になっている(6008)、第1フィールドが計算機名
とディレクトリ名を‘:’で区切ったものになっている
(6010)、かつ前記計算機名が調べようとしている
NFSサーバの名前になっている(6012)という条
件に全て当てはまるエントリの前記ディレクトリ名を取
り出して、自計算機名とともに結果とする(601
4)。1つでも前記条件に一致しないものがあれば、再
びファイルから1行読み込む部分(6004)から繰り
返す。
【0108】図5の例では、5つのエントリのうち下2
つのエントリ4222、4224がNFSマウントを行
なっているエントリである。ここで、sdl99aのフ
ァイルシステムをマウントしているかどうかを見ると、
一番下のエントリ4224がsdl99aのファイルシ
ステムの/usr/local/srcをマウントして
いることが分かる。
つのエントリ4222、4224がNFSマウントを行
なっているエントリである。ここで、sdl99aのフ
ァイルシステムをマウントしているかどうかを見ると、
一番下のエントリ4224がsdl99aのファイルシ
ステムの/usr/local/srcをマウントして
いることが分かる。
【0109】上記ファイルを直接読みだす方法以外に、
OSによっては上記ファイルを参照するためのライブラ
リが用意されている。
OSによっては上記ファイルを参照するためのライブラ
リが用意されている。
【0110】NFS以外にも、各計算機上にサービス利
用情報が記述されているファイルを保持しているような
サービスについては、同様の方法で調べることができ
る。例えば、ある計算機がプリンタサーバとなっている
場合、多くのUNIX系のOSではプリンタに関する設
定が書かれているファイル/etc/printcap
のrmエントリを調べることで前記計算機をサーバとし
て利用している計算機の名前を調べることができる。
用情報が記述されているファイルを保持しているような
サービスについては、同様の方法で調べることができ
る。例えば、ある計算機がプリンタサーバとなっている
場合、多くのUNIX系のOSではプリンタに関する設
定が書かれているファイル/etc/printcap
のrmエントリを調べることで前記計算機をサーバとし
て利用している計算機の名前を調べることができる。
【0111】次に、NISについて説明する。自計算機
がどのNISサーバのNISサービスを利用しているか
を調べるためには、現在利用中のNISサーバを調べる
ための専用のコマンドを実行すればよい。このためのコ
マンドとして、多くのOSでは、ypwhichコマン
ドが用意されている。
がどのNISサーバのNISサービスを利用しているか
を調べるためには、現在利用中のNISサーバを調べる
ための専用のコマンドを実行すればよい。このためのコ
マンドとして、多くのOSでは、ypwhichコマン
ドが用意されている。
【0112】ypwhichコマンドは、実行するとN
ISサービスを利用していれば現在参照しているサーバ
名を返す。また、NISサービスを利用していなけれ
ば、“ypwhich:sdl990 is not
running ypbind”などのエラーメッセー
ジを出す。したがって、ypwhichの実行結果を、
調べようとするNISサーバ名と比較すればよい。
ISサービスを利用していれば現在参照しているサーバ
名を返す。また、NISサービスを利用していなけれ
ば、“ypwhich:sdl990 is not
running ypbind”などのエラーメッセー
ジを出す。したがって、ypwhichの実行結果を、
調べようとするNISサーバ名と比較すればよい。
【0113】NISサービスを利用しているかどうかを
調べるには、上記コマンドを実行する以外にも、ライブ
ラリとして用意されている、NIS専用の関数を使用す
る方法がある。
調べるには、上記コマンドを実行する以外にも、ライブ
ラリとして用意されている、NIS専用の関数を使用す
る方法がある。
【0114】図8に、図2の計算機1006が特定の計
算機をNISサーバとして参照しているかどうかを調べ
る様子を示す。
算機をNISサーバとして参照しているかどうかを調べ
る様子を示す。
【0115】まず、ローカルサービスモニタ1114−
3は、図2のサービスモニタ1112から計算機名70
00が送られてくると、NISサーバ問い合わせプログ
ラム7090を起動する。NISサーバ問い合わせプロ
グラム7090は、サービス利用情報1220−3に蓄
えられているNISサーバ情報7080からサーバ名を
読みだし(7052、7054)、結果を返す(705
6)。前記結果を受けとったローカルサービスモニタ1
114−3は、前記結果と始めに受けとった計算機名7
000とを比較し(7004)、一致した場合は自計算
機名を、一致しない場合は空文字列を、結果として(7
006)、要求を送ってきた図2のサービスモニタ11
12に返す(1336−6)。
3は、図2のサービスモニタ1112から計算機名70
00が送られてくると、NISサーバ問い合わせプログ
ラム7090を起動する。NISサーバ問い合わせプロ
グラム7090は、サービス利用情報1220−3に蓄
えられているNISサーバ情報7080からサーバ名を
読みだし(7052、7054)、結果を返す(705
6)。前記結果を受けとったローカルサービスモニタ1
114−3は、前記結果と始めに受けとった計算機名7
000とを比較し(7004)、一致した場合は自計算
機名を、一致しない場合は空文字列を、結果として(7
006)、要求を送ってきた図2のサービスモニタ11
12に返す(1336−6)。
【0116】図9に、前記処理の流れを示す。
【0117】NISサービス利用情報を得るために、初
期化(8000)の後、ypwhichコマンドを実行
する(8002)。コマンド実行の結果、エラーが出た
ら(8004)、処理を終了する。また、ypwhic
hの実行結果がエラーでなく計算機の名前ならば、与え
られたNISサーバの名前と比較し(8006)、一致
すれば自計算機名を結果とする(8008)。
期化(8000)の後、ypwhichコマンドを実行
する(8002)。コマンド実行の結果、エラーが出た
ら(8004)、処理を終了する。また、ypwhic
hの実行結果がエラーでなく計算機の名前ならば、与え
られたNISサーバの名前と比較し(8006)、一致
すれば自計算機名を結果とする(8008)。
【0118】NISサービスに関連する情報として、N
ISドメイン名も同時に返すという方法がある。NIS
ドメインとは、簡単にいうとNISで管理する範囲であ
る。このNISドメインが複数存在する場合も考えら
れ、そのような場合はどのドメインを参照しているかと
いう情報も必要になることがある。
ISドメイン名も同時に返すという方法がある。NIS
ドメインとは、簡単にいうとNISで管理する範囲であ
る。このNISドメインが複数存在する場合も考えら
れ、そのような場合はどのドメインを参照しているかと
いう情報も必要になることがある。
【0119】ところで、計算機が提供するサービスに
は、遠隔端末機能を提供するtelnetや計算機間の
ファイル転送を行なうftpなどのように、通信インタ
ーフェースとしてソケットを使用しているコマンドが多
い。このソケットで通信を行なうには、それぞれの計算
機でポートと呼ばれる資源を使用して通信が行なわれ
る。
は、遠隔端末機能を提供するtelnetや計算機間の
ファイル転送を行なうftpなどのように、通信インタ
ーフェースとしてソケットを使用しているコマンドが多
い。このソケットで通信を行なうには、それぞれの計算
機でポートと呼ばれる資源を使用して通信が行なわれ
る。
【0120】また、クライアントサーバシステムにおい
て、クライアントがサーバに接続するとき、クライアン
トが接続にいくサーバ側のポートは、サーバが接続待ち
をしているポートでなければ、正常な接続を行なうこと
ができず通信を行なうことができない。従って、クライ
アントは、サーバがどのポートで接続待ちをしているか
を知っていなければならない。このために、ある種のサ
ービスにおいてはどのサービスがどのポートを使用する
かという取り決めをしている。前記ポートを使用してサ
ーバは接続待ちをしておき、クライアントは前記ポート
に接続にいく。このポートはwell−known p
ortと呼ばれ、例えば、telnetの場合は23
番、ftpの場合は21番などとなっている。
て、クライアントがサーバに接続するとき、クライアン
トが接続にいくサーバ側のポートは、サーバが接続待ち
をしているポートでなければ、正常な接続を行なうこと
ができず通信を行なうことができない。従って、クライ
アントは、サーバがどのポートで接続待ちをしているか
を知っていなければならない。このために、ある種のサ
ービスにおいてはどのサービスがどのポートを使用する
かという取り決めをしている。前記ポートを使用してサ
ーバは接続待ちをしておき、クライアントは前記ポート
に接続にいく。このポートはwell−known p
ortと呼ばれ、例えば、telnetの場合は23
番、ftpの場合は21番などとなっている。
【0121】従って、2台の計算機間で行なっている通
信で使用されているポート番号が分かれば、サーバ側の
ポート番号を見ることにより、それがwell−kno
wnportならば、その通信路を用いて利用されてい
るサービスが分かる。また、X−Window Sys
temのクライアントプログラムについては、サーバ側
は特定のポート番号6000番が使用されているため、
サーバ側のポート番号を調べることで分かる。ただし、
X−Window Systemの場合も、ウィンドウ
が表示されている側がサーバであり、ウィンドウを表示
するプログラムを実行している側がクライアントである
ため、自計算機上でX−WindowSystemのク
ライアントプログラムを実行しているかどうか調べるに
は、通信相手側のポート番号が6000番かどうかを調
べる必要がある。
信で使用されているポート番号が分かれば、サーバ側の
ポート番号を見ることにより、それがwell−kno
wnportならば、その通信路を用いて利用されてい
るサービスが分かる。また、X−Window Sys
temのクライアントプログラムについては、サーバ側
は特定のポート番号6000番が使用されているため、
サーバ側のポート番号を調べることで分かる。ただし、
X−Window Systemの場合も、ウィンドウ
が表示されている側がサーバであり、ウィンドウを表示
するプログラムを実行している側がクライアントである
ため、自計算機上でX−WindowSystemのク
ライアントプログラムを実行しているかどうか調べるに
は、通信相手側のポート番号が6000番かどうかを調
べる必要がある。
【0122】いくつかのOSには、計算機名やポート番
号などの自計算機と他計算機とが行なっている通信に関
する情報を調べる手段が用意されている。例えば、いく
つかのOSにはnetstatコマンドが用意されてお
り、“−f inet”オプションをつけて実行するこ
とで、前記必要な情報を取り出すことができる。
号などの自計算機と他計算機とが行なっている通信に関
する情報を調べる手段が用意されている。例えば、いく
つかのOSにはnetstatコマンドが用意されてお
り、“−f inet”オプションをつけて実行するこ
とで、前記必要な情報を取り出すことができる。
【0123】図10に、netstatコマンドの実行
例を示す。この結果9390は、あるプログラム931
0が、他計算機との通信状況を収集し出力するプログラ
ムであるnetstat(9314)を起動し(930
0)、出力した(9306)ものである。netsta
t(9314)は、他計算機との通信に関する情報をシ
ステム中に問い合わせ(9302)、読み出す(930
4)。
例を示す。この結果9390は、あるプログラム931
0が、他計算機との通信状況を収集し出力するプログラ
ムであるnetstat(9314)を起動し(930
0)、出力した(9306)ものである。netsta
t(9314)は、他計算機との通信に関する情報をシ
ステム中に問い合わせ(9302)、読み出す(930
4)。
【0124】結果9390は、netstatコマンド
を“−f inet”オプション付きで実行したもので
ある。このオプションは、自計算機内で行なっている通
信に関する情報は表示せずに、ネットワークを介して行
なっている通信に関する情報だけを表示するものであ
る。
を“−f inet”オプション付きで実行したもので
ある。このオプションは、自計算機内で行なっている通
信に関する情報は表示せずに、ネットワークを介して行
なっている通信に関する情報だけを表示するものであ
る。
【0125】図10のnetstatコマンドの出力例
では、始めの2行(9220)にラベルがきて、あとは
1行につき1つのエントリとなっている。各行は、6つ
のフィールド9200、9202、9204、920
6、9208、9210からなる。
では、始めの2行(9220)にラベルがきて、あとは
1行につき1つのエントリとなっている。各行は、6つ
のフィールド9200、9202、9204、920
6、9208、9210からなる。
【0126】第1フィールド9200は、使用するプロ
トコルを示す。第2フィールド9202はReceiv
eキューのサイズを、第3フィールド9204はSen
dキューのサイズを示す。第4フィールド9206はこ
の通信路における自計算機側のアドレスを示し、第5フ
ィールド9208は相手計算機側のアドレスを示す。
トコルを示す。第2フィールド9202はReceiv
eキューのサイズを、第3フィールド9204はSen
dキューのサイズを示す。第4フィールド9206はこ
の通信路における自計算機側のアドレスを示し、第5フ
ィールド9208は相手計算機側のアドレスを示す。
【0127】ただし、第4フィールド9206と第5フ
ィールド9208のアドレスは、ホスト名もしくはIP
アドレスと、ポート名もしくはポート番号を‘.'で繋
げた形で表される。例えば、図10の上から4行めの例
9230では、自計算機側のホスト名がsdl01bで
ポート名がtelnet、相手計算機側のホスト名がs
dl990でポート番号が2011となっている。
ィールド9208のアドレスは、ホスト名もしくはIP
アドレスと、ポート名もしくはポート番号を‘.'で繋
げた形で表される。例えば、図10の上から4行めの例
9230では、自計算機側のホスト名がsdl01bで
ポート名がtelnet、相手計算機側のホスト名がs
dl990でポート番号が2011となっている。
【0128】ポート名とポート番号の対応づけやホスト
名とホストアドレスの対応づけは、netstatコマ
ンドが対応表を見て、変換できるものだけをそれぞれホ
スト名、ポート名に変換して行なっている。多くのOS
では、ポート名とポート番号の対応表は/etc/se
rvicesに格納し、ホスト名とホストアドレスの対
応表は/etc/hostsに格納している。
名とホストアドレスの対応づけは、netstatコマ
ンドが対応表を見て、変換できるものだけをそれぞれホ
スト名、ポート名に変換して行なっている。多くのOS
では、ポート名とポート番号の対応表は/etc/se
rvicesに格納し、ホスト名とホストアドレスの対
応表は/etc/hostsに格納している。
【0129】また、第6フィールド9210は、その通
信路の状態を表す。例えば、ESTABLISHEDな
ら正しくコネクションが張られている、CLOSE_W
AITならそのソケットがcloseされるのを待って
いる、TIME_WAITならソケットをcloseし
た後相手側計算機がソケットをshutdownするの
を待っている、などである。
信路の状態を表す。例えば、ESTABLISHEDな
ら正しくコネクションが張られている、CLOSE_W
AITならそのソケットがcloseされるのを待って
いる、TIME_WAITならソケットをcloseし
た後相手側計算機がソケットをshutdownするの
を待っている、などである。
【0130】このnetstatコマンドを実行する
と、前記のようにポート名からポート番号への変換およ
びホスト名からIPアドレスへの変換を各行について行
なうため、エントリが多い場合は、この変換にかなり時
間がかかる。そのため、高速に処理を行なうために、こ
の変換を行なわずに出力し、結果を整理してから必要な
部分だけを変換する。例えば、多くのOS上のnets
tatコマンドでは、上記変換を行なわないようにする
ために“−n”オプションがある。
と、前記のようにポート名からポート番号への変換およ
びホスト名からIPアドレスへの変換を各行について行
なうため、エントリが多い場合は、この変換にかなり時
間がかかる。そのため、高速に処理を行なうために、こ
の変換を行なわずに出力し、結果を整理してから必要な
部分だけを変換する。例えば、多くのOS上のnets
tatコマンドでは、上記変換を行なわないようにする
ために“−n”オプションがある。
【0131】図11に、図2の計算機1006上で、自
計算機のtelnetサービスを利用しているユーザの
いる計算機の名前を求める様子を示す。
計算機のtelnetサービスを利用しているユーザの
いる計算機の名前を求める様子を示す。
【0132】計算機1006上のローカルサービスモニ
タ1114−3は、図2のサービスモニタ1112から
の計算機名およびサービス名10000を受けとる(1
336−3)。そして、前記計算機名が自計算機名と一
致すれば以降の処理を行ない、一致しなければ何も処理
しない(10110)。
タ1114−3は、図2のサービスモニタ1112から
の計算機名およびサービス名10000を受けとる(1
336−3)。そして、前記計算機名が自計算機名と一
致すれば以降の処理を行ない、一致しなければ何も処理
しない(10110)。
【0133】次に、サービス利用情報1220−3にあ
る通信に関する情報10104を、他計算機との通信に
関する情報を収集するプログラムnetstatコマン
ドを実行することにより(10102)、取得する(1
0204、10206)。
る通信に関する情報10104を、他計算機との通信に
関する情報を収集するプログラムnetstatコマン
ドを実行することにより(10102)、取得する(1
0204、10206)。
【0134】そして、netstatが出力した(10
208)情報10106から、自計算機の提供している
telnetサービスを利用しているエントリ1010
8を抽出し(10210)、その中から相手計算機の名
前とポート番号10110を抽出する(10212)。
そして、それらをまとめて結果とし(10016)、図
2のサービスモニタ1112に返す(1336−6)。
208)情報10106から、自計算機の提供している
telnetサービスを利用しているエントリ1010
8を抽出し(10210)、その中から相手計算機の名
前とポート番号10110を抽出する(10212)。
そして、それらをまとめて結果とし(10016)、図
2のサービスモニタ1112に返す(1336−6)。
【0135】図12に、前記処理の流れを示す。
【0136】ここでは、初期化(11000)後、まず
前記netstatコマンドを“−f inet −
n”オプションをつけて実行する(11002)。実行
結果から、図10の9220にあたる不用なラベルを読
み飛ばす(11004)。そして、残りのデータを各行
について ・ 図10の9206にあたる第4フィールドのポート
番号がtelnetのポート番号である(11010) ・ 図10の9210にあたる第6フィールドがEST
ABLISHEDである(11012) を満たす行の図10の9208にあたる第5フィールド
を順に結果に加えていく(11014)。
前記netstatコマンドを“−f inet −
n”オプションをつけて実行する(11002)。実行
結果から、図10の9220にあたる不用なラベルを読
み飛ばす(11004)。そして、残りのデータを各行
について ・ 図10の9206にあたる第4フィールドのポート
番号がtelnetのポート番号である(11010) ・ 図10の9210にあたる第6フィールドがEST
ABLISHEDである(11012) を満たす行の図10の9208にあたる第5フィールド
を順に結果に加えていく(11014)。
【0137】次に、図2、3、4に示したサービス利用
情報収集装置の処理の流れについて詳細に説明する。
情報収集装置の処理の流れについて詳細に説明する。
【0138】図13に、図2の問い合わせ方式によるサ
ービス利用情報収集装置におけるローカルサービスモニ
タ1114−1、1114−2、1114−3の処理の
流れを示す。まず、初期化部12000で変数の初期化
やメモリの確保などを行なう。そして、リクエストメッ
セージ受信部12002で、サービスモニタ1112か
らリクエストメッセージが来るまで待つ。
ービス利用情報収集装置におけるローカルサービスモニ
タ1114−1、1114−2、1114−3の処理の
流れを示す。まず、初期化部12000で変数の初期化
やメモリの確保などを行なう。そして、リクエストメッ
セージ受信部12002で、サービスモニタ1112か
らリクエストメッセージが来るまで待つ。
【0139】リクエストメッセージが到着したら、その
メッセージがサービスモニタからなのか、ユーザからな
のか、それとも他の不当なメッセージなのか分からない
ため、まずそのメッセージの内容がサービスモニタ11
12からの正しいリクエストであるかどうかを判断する
(12004)。そして、もし前記メッセージが正しい
リクエストでなければ、サービスモニタ1112にエラ
ーメッセージを返す(12006)。
メッセージがサービスモニタからなのか、ユーザからな
のか、それとも他の不当なメッセージなのか分からない
ため、まずそのメッセージの内容がサービスモニタ11
12からの正しいリクエストであるかどうかを判断する
(12004)。そして、もし前記メッセージが正しい
リクエストでなければ、サービスモニタ1112にエラ
ーメッセージを返す(12006)。
【0140】受信したリクエストメッセージが正しいリ
クエストならば、その内容を解析し(12008)、リ
クエスト内容にNFSサービスに関するものがあるかど
うか判断する(12010)。リクエスト内容にNFS
サービスに関するものがあれば、マウント記録テーブル
(/etc/mtabまたは/etc/mnttab)
から必要な情報を取り出す(12012)。この処理1
2012は上述の図7の処理であり、具体的には、/e
tc/mtab(または/etc/mnttab)から ・ 第1フィールドがNFSファイルシステムを示して
いる ・ 第3フィールドが“nfs”になっている を満たすエントリを探し、マウントしているサーバ側デ
ィレクトリ名を取り出す処理である。
クエストならば、その内容を解析し(12008)、リ
クエスト内容にNFSサービスに関するものがあるかど
うか判断する(12010)。リクエスト内容にNFS
サービスに関するものがあれば、マウント記録テーブル
(/etc/mtabまたは/etc/mnttab)
から必要な情報を取り出す(12012)。この処理1
2012は上述の図7の処理であり、具体的には、/e
tc/mtab(または/etc/mnttab)から ・ 第1フィールドがNFSファイルシステムを示して
いる ・ 第3フィールドが“nfs”になっている を満たすエントリを探し、マウントしているサーバ側デ
ィレクトリ名を取り出す処理である。
【0141】次に、同様にしてNISサービスに関する
リクエストがあれば(12014)、前記方法でypw
hichコマンドを実行し、前記メッセージにリクエス
トと同時に含まれていた計算機名との比較を行なう(1
2016)。この処理12016は、上述の図9の処理
である。
リクエストがあれば(12014)、前記方法でypw
hichコマンドを実行し、前記メッセージにリクエス
トと同時に含まれていた計算機名との比較を行なう(1
2016)。この処理12016は、上述の図9の処理
である。
【0142】さらに、リクエスト内容に、telne
t、ftp、rsh、およびX−Window sys
temのクライアントなどに関するリクエストが含まれ
ているかどうかを判断し(12018)、含まれていれ
ば、他計算機との通信状況を調べるnetstatコマ
ンドを実行し、その実行結果から上記リクエストに応じ
て特定の条件を満たすエントリを取り出す(1202
0)。
t、ftp、rsh、およびX−Window sys
temのクライアントなどに関するリクエストが含まれ
ているかどうかを判断し(12018)、含まれていれ
ば、他計算機との通信状況を調べるnetstatコマ
ンドを実行し、その実行結果から上記リクエストに応じ
て特定の条件を満たすエントリを取り出す(1202
0)。
【0143】この処理12020は、例えばこの計算機
のtelnetサービスを利用している計算機を求めよ
というリクエストであれば、上述の図12の処理であ
る。すなわち、netstatコマンドの実行結果から ・ 第4フィールドのポート番号がtelnetのポー
ト番号である ・ 第6フィールドがESTABLISHEDである を満たすエントリをとりだし、前記エントリから双方の
ポート番号などの必要な情報を取り出す処理である(1
2020)。
のtelnetサービスを利用している計算機を求めよ
というリクエストであれば、上述の図12の処理であ
る。すなわち、netstatコマンドの実行結果から ・ 第4フィールドのポート番号がtelnetのポー
ト番号である ・ 第6フィールドがESTABLISHEDである を満たすエントリをとりだし、前記エントリから双方の
ポート番号などの必要な情報を取り出す処理である(1
2020)。
【0144】そして、以上の結果を整理し(1202
2)、前記リクエストメッセージを送信してきたサービ
スモニタに結果をリプライメッセージとして返す(12
024)。メッセージ送信後は、また前記サービスモニ
タからのリクエストメッセージ受信部12002からの
処理を繰り返す。
2)、前記リクエストメッセージを送信してきたサービ
スモニタに結果をリプライメッセージとして返す(12
024)。メッセージ送信後は、また前記サービスモニ
タからのリクエストメッセージ受信部12002からの
処理を繰り返す。
【0145】図14に、図2の問い合わせ方式によるサ
ービス利用情報収集装置におけるサービスモニタ111
2の処理の流れを示す。まず、初期化部13000で変
数の初期化などを行なう。次に、ユーザコマンド111
0からのリクエストメッセージを待つ(13002)。
ービス利用情報収集装置におけるサービスモニタ111
2の処理の流れを示す。まず、初期化部13000で変
数の初期化などを行なう。次に、ユーザコマンド111
0からのリクエストメッセージを待つ(13002)。
【0146】リクエストメッセージが到着したら、その
内容がユーザコマンド1110からの正しいリクエスト
かどうかを判断する(13004)。正しいリクエスト
でなければ、前記ユーザコマンド1110にエラーを返
す(13006)。
内容がユーザコマンド1110からの正しいリクエスト
かどうかを判断する(13004)。正しいリクエスト
でなければ、前記ユーザコマンド1110にエラーを返
す(13006)。
【0147】受信したリクエストメッセージが正しいリ
クエストならば、その内容を解析し(13008)、ど
のローカルサービスモニタにどのサービスに関する情報
を収集するリクエストを送信すれば良いかを調べる(1
3010)。そして、リクエストを送るべきローカルサ
ービスモニタがあれば(13012)、そのローカルサ
ービスモニタに(13014)、前記リクエストメッセ
ージを送信する(13016)。
クエストならば、その内容を解析し(13008)、ど
のローカルサービスモニタにどのサービスに関する情報
を収集するリクエストを送信すれば良いかを調べる(1
3010)。そして、リクエストを送るべきローカルサ
ービスモニタがあれば(13012)、そのローカルサ
ービスモニタに(13014)、前記リクエストメッセ
ージを送信する(13016)。
【0148】ローカルサービスモニタでは、図13で説
明したようにそのリクエストメッセージに応じた処理が
行なわれ、リプライメッセージが送信される(図13の
12024)。サービスモニタはそのリプライメッセー
ジを受信する(13018)。その後、結果を整理し
(13020)、ユーザコマンド1110にリプライメ
ッセージを送信する(13022)。
明したようにそのリクエストメッセージに応じた処理が
行なわれ、リプライメッセージが送信される(図13の
12024)。サービスモニタはそのリプライメッセー
ジを受信する(13018)。その後、結果を整理し
(13020)、ユーザコマンド1110にリプライメ
ッセージを送信する(13022)。
【0149】その後は、リクエストを送るべき次のロー
カルサービスモニタの候補について処理13012から
の処理を繰り返す。リクエストを送るべきローカルサー
ビスモニタがなくなると、再びユーザコマンドからのメ
ッセージ待ちを行なう(13002)。
カルサービスモニタの候補について処理13012から
の処理を繰り返す。リクエストを送るべきローカルサー
ビスモニタがなくなると、再びユーザコマンドからのメ
ッセージ待ちを行なう(13002)。
【0150】図15に、図3の定期連絡方式によるサー
ビス利用情報収集装置におけるローカルサービスモニタ
2114−1、2114−2、2114−3の処理の流
れを示す。
ビス利用情報収集装置におけるローカルサービスモニタ
2114−1、2114−2、2114−3の処理の流
れを示す。
【0151】まず、変数の初期化などを行なう(140
00)。次に、サービスモニタに送信するための結果を
クリアし(14002)、カウンタを増やす(1400
4)。このカウンタは、数回に1度サービス構成情報全
体を送るために使用されるカウンタであり、初期化(1
4000)においてゼロクリアされている。また、「結
果」とは、サービスモニタに送信するための情報を格納
する記憶領域のことであるが、その記憶領域に格納され
た情報についても単に結果と呼ぶこととする。後述の
「前回結果」も同様に、前回の結果情報を格納する記憶
領域およびその記憶領域に格納された情報をさす。
00)。次に、サービスモニタに送信するための結果を
クリアし(14002)、カウンタを増やす(1400
4)。このカウンタは、数回に1度サービス構成情報全
体を送るために使用されるカウンタであり、初期化(1
4000)においてゼロクリアされている。また、「結
果」とは、サービスモニタに送信するための情報を格納
する記憶領域のことであるが、その記憶領域に格納され
た情報についても単に結果と呼ぶこととする。後述の
「前回結果」も同様に、前回の結果情報を格納する記憶
領域およびその記憶領域に格納された情報をさす。
【0152】次に、このカウンタが一定の値に達したか
どうか判断し(14006)、達していたら、カウンタ
をクリアしたあと(14008)、サービス構成情報全
体を、サービスモニタに送信するための結果とする(1
4010)。
どうか判断し(14006)、達していたら、カウンタ
をクリアしたあと(14008)、サービス構成情報全
体を、サービスモニタに送信するための結果とする(1
4010)。
【0153】前記カウンタがまだ一定の値に達していな
ければ(14006)、サービス構成が変更されている
かどうかチェックし(14012)、変更されていれば
(14014)、前回結果としてとっておいた値と比較
して差分を作成して結果とする(14016)。そし
て、カウンタが一定の値に達した場合の結果もしくはサ
ービス構成が変更された場合の結果を前回結果として保
存し(14018)、それをサービスモニタに報告する
(14020)。また、前記サービス構成が変更されて
いない場合には(14014)、サービスモニタには何
も送信しない。
ければ(14006)、サービス構成が変更されている
かどうかチェックし(14012)、変更されていれば
(14014)、前回結果としてとっておいた値と比較
して差分を作成して結果とする(14016)。そし
て、カウンタが一定の値に達した場合の結果もしくはサ
ービス構成が変更された場合の結果を前回結果として保
存し(14018)、それをサービスモニタに報告する
(14020)。また、前記サービス構成が変更されて
いない場合には(14014)、サービスモニタには何
も送信しない。
【0154】結果を処理した後、一定時間停止し(14
022)、その後、結果クリア処理(14002)から
の処理を再開する。前記一定時間停止処理における時間
は、サービス構成が頻繁に変更されるならば短くし、ほ
とんど変更されないものについては長くする。
022)、その後、結果クリア処理(14002)から
の処理を再開する。前記一定時間停止処理における時間
は、サービス構成が頻繁に変更されるならば短くし、ほ
とんど変更されないものについては長くする。
【0155】図16に、図3の定期連絡方式によるサー
ビス利用情報収集装置におけるサービスモニタ2112
の処理の流れを示す。まず、初期化部(15000)で
変数の初期化などを行なった後、ユーザコマンドもしく
はローカルサービスモニタからのメッセージを待つ(1
5002)。
ビス利用情報収集装置におけるサービスモニタ2112
の処理の流れを示す。まず、初期化部(15000)で
変数の初期化などを行なった後、ユーザコマンドもしく
はローカルサービスモニタからのメッセージを待つ(1
5002)。
【0156】そして、受信したメッセージがユーザコマ
ンドからのリクエストかどうか判断し(15004)、
ユーザコマンドからのリクエストならば、リクエスト内
容を解析して(15006)、その内容に応じて保持し
ている情報を取り出し(15008)、ユーザコマンド
に送信する(15010)。その後、再びメッセージ受
信(15002)からの処理を繰り返す。
ンドからのリクエストかどうか判断し(15004)、
ユーザコマンドからのリクエストならば、リクエスト内
容を解析して(15006)、その内容に応じて保持し
ている情報を取り出し(15008)、ユーザコマンド
に送信する(15010)。その後、再びメッセージ受
信(15002)からの処理を繰り返す。
【0157】また、前記メッセージがユーザからのリク
エストでなければ、ローカルサービスモニタからのメッ
セージかどうかを判断し(15012)、違えばメッセ
ージを送信した相手にエラーを返す(15014)。ロ
ーカルサービスモニタからの正しいメッセージであれ
ば、メッセージ内容を解析し(15016)、保持して
いる情報にそのメッセージ内容を加えたり不要な部分を
削除したりして結果を整理する(15018)。その
後、再びメッセージ受信(15002)からの処理を繰
り返す。
エストでなければ、ローカルサービスモニタからのメッ
セージかどうかを判断し(15012)、違えばメッセ
ージを送信した相手にエラーを返す(15014)。ロ
ーカルサービスモニタからの正しいメッセージであれ
ば、メッセージ内容を解析し(15016)、保持して
いる情報にそのメッセージ内容を加えたり不要な部分を
削除したりして結果を整理する(15018)。その
後、再びメッセージ受信(15002)からの処理を繰
り返す。
【0158】図17に、図4のイベント発生時連絡方式
によるサービス利用情報収集装置におけるサービス構成
変更コマンドの処理の流れを示す。まず、初期化部(1
6000)で変数などを初期化した後、置き換える前の
元のコマンドが従来行なっていた処理を行ない(160
02)、その処理が正常終了したかどうかを判断する
(16004)。
によるサービス利用情報収集装置におけるサービス構成
変更コマンドの処理の流れを示す。まず、初期化部(1
6000)で変数などを初期化した後、置き換える前の
元のコマンドが従来行なっていた処理を行ない(160
02)、その処理が正常終了したかどうかを判断する
(16004)。
【0159】前記処理が正常終了していたら、さらにサ
ービス構成の変更をサービスモニタに連絡する(160
06)。前記サービスモニタへの連絡が正しく行なえれ
ば(16008)、正常終了をする(16012)。
ービス構成の変更をサービスモニタに連絡する(160
06)。前記サービスモニタへの連絡が正しく行なえれ
ば(16008)、正常終了をする(16012)。
【0160】また、処理16002、16006に異常
が発生したときは、何らかのエラーメッセージを出して
異常終了をする(16010)。ただし、場合によって
は前記サービスモニタへの連絡が失敗したときに、何度
か再送する処理が必要となったり、前記サービス構成の
変更を元に戻したりする必要がある。
が発生したときは、何らかのエラーメッセージを出して
異常終了をする(16010)。ただし、場合によって
は前記サービスモニタへの連絡が失敗したときに、何度
か再送する処理が必要となったり、前記サービス構成の
変更を元に戻したりする必要がある。
【0161】次に、上述のサービス利用情報収集装置を
利用して計算機システムの停止制御を行なう方法を説明
する。まず、計算機システムの停止制御そのものの説明
の前に、そのような停止制御を行なう際に着目する重要
な概念である依存関係と依存関係のループについて説明
する。
利用して計算機システムの停止制御を行なう方法を説明
する。まず、計算機システムの停止制御そのものの説明
の前に、そのような停止制御を行なう際に着目する重要
な概念である依存関係と依存関係のループについて説明
する。
【0162】図18は、依存関係および依存関係のルー
プを説明するための図である。計算機22000、22
002、22004は、通信回線22050を介して接
続されている。また、計算機22000は物理ディスク
22010を、計算機22002は物理ディスク220
12を、計算機22004は物理ディスク22014
を、それぞれ自計算機に直接接続している。
プを説明するための図である。計算機22000、22
002、22004は、通信回線22050を介して接
続されている。また、計算機22000は物理ディスク
22010を、計算機22002は物理ディスク220
12を、計算機22004は物理ディスク22014
を、それぞれ自計算機に直接接続している。
【0163】また、計算機22000は、計算機220
02に接続されている物理ディスク22012をリモー
トディスクとして自計算機にマウントしており、論理デ
ィスク22016として参照している。同様に、計算機
22002は計算機22004の物理ディスク2201
4を論理ディスク22018として、また計算機220
04は計算機22000の物理ディスク22010を論
理ディスク22020として、それぞれ参照している。
02に接続されている物理ディスク22012をリモー
トディスクとして自計算機にマウントしており、論理デ
ィスク22016として参照している。同様に、計算機
22002は計算機22004の物理ディスク2201
4を論理ディスク22018として、また計算機220
04は計算機22000の物理ディスク22010を論
理ディスク22020として、それぞれ参照している。
【0164】このように、計算機22000が計算機2
2002の物理ディスク22012を論理ディスク22
016として参照している様子を、計算機22000は
計算機22002に依存している、もしくは依存関係が
ある、という。同様に、計算機22002は計算機22
004に、また計算機22004は計算機22000
に、それぞれ依存している。
2002の物理ディスク22012を論理ディスク22
016として参照している様子を、計算機22000は
計算機22002に依存している、もしくは依存関係が
ある、という。同様に、計算機22002は計算機22
004に、また計算機22004は計算機22000
に、それぞれ依存している。
【0165】さらに、図18のように、計算機2200
0は計算機22002に、計算機22002は計算機2
2004に、計算機22004は計算機22000に、
それぞれ依存しているというふうに、依存関係が循環し
ている様子を、依存関係がループしているという。
0は計算機22002に、計算機22002は計算機2
2004に、計算機22004は計算機22000に、
それぞれ依存しているというふうに、依存関係が循環し
ている様子を、依存関係がループしているという。
【0166】次に、上述したサービス利用情報収集装置
を利用して計算機システムの停止制御を行なう方法を示
す。
を利用して計算機システムの停止制御を行なう方法を示
す。
【0167】2台以上の計算機からなる計算機群(計算
機システム)で、前記計算機群のうち1台以上の計算機
が他の計算機に1つ以上のサービスを提供している場
合、サービスを提供する計算機であるサーバを先に停止
してしまうと、その後はクライアント側では前記サービ
スは利用できなくなり、不都合が生じることがある。
機システム)で、前記計算機群のうち1台以上の計算機
が他の計算機に1つ以上のサービスを提供している場
合、サービスを提供する計算機であるサーバを先に停止
してしまうと、その後はクライアント側では前記サービ
スは利用できなくなり、不都合が生じることがある。
【0168】そのため、前記計算機を停止するときは、
本発明におけるサービス利用情報収集装置を使用すれ
ば、各計算機間のサービス利用関係を求め、計算機の停
止順序を決定する方法をとることができる。しかし、場
合により依存関係がループしてしまうことがあり、順序
をつけることができないことがある。このときは各依存
関係に優先度をつけ、優先度の低い関係を無視して停止
順序を決定する。
本発明におけるサービス利用情報収集装置を使用すれ
ば、各計算機間のサービス利用関係を求め、計算機の停
止順序を決定する方法をとることができる。しかし、場
合により依存関係がループしてしまうことがあり、順序
をつけることができないことがある。このときは各依存
関係に優先度をつけ、優先度の低い関係を無視して停止
順序を決定する。
【0169】図19に、本停止制御方法の処理の流れを
示す。この図の処理は、停止しようとする計算機システ
ムを構成する複数台の計算機のどこで行なってもよい。
示す。この図の処理は、停止しようとする計算機システ
ムを構成する複数台の計算機のどこで行なってもよい。
【0170】まず、初期化を行なった後(2100
0)、各計算機ごとに調査を行なう。まず、任意の1台
の計算機を取りだし(21002)、次にその計算機の
サービス利用情報を収集するコマンドを実行して(21
004)、その収集結果を得る。さらに、まだ調べてい
ない計算機があれば(21006)、次の計算機を取り
出す処理(21002)から繰り返す。これにより、全
計算機についてサービス利用情報を収集する。
0)、各計算機ごとに調査を行なう。まず、任意の1台
の計算機を取りだし(21002)、次にその計算機の
サービス利用情報を収集するコマンドを実行して(21
004)、その収集結果を得る。さらに、まだ調べてい
ない計算機があれば(21006)、次の計算機を取り
出す処理(21002)から繰り返す。これにより、全
計算機についてサービス利用情報を収集する。
【0171】次に、停止しようとする計算機を利用中の
ユーザがいるかどうか判断し(21008)、ユーザが
いれば各ユーザに停止を通知するメッセージを送る(2
1010)。
ユーザがいるかどうか判断し(21008)、ユーザが
いれば各ユーザに停止を通知するメッセージを送る(2
1010)。
【0172】次に、先に調べたサービス利用情報から依
存関係のループを探しだし、あれば(21012)、そ
のループを構成している各依存関係のそれぞれの優先度
を求め(21018)、優先度の低い依存関係をサービ
ス利用情報から削除する(21020)。優先度は、あ
らかじめ定めておくものとする。
存関係のループを探しだし、あれば(21012)、そ
のループを構成している各依存関係のそれぞれの優先度
を求め(21018)、優先度の低い依存関係をサービ
ス利用情報から削除する(21020)。優先度は、あ
らかじめ定めておくものとする。
【0173】サービス利用情報に依存関係のループがな
くなったならば(21012)、必ずどの計算機からも
依存されていない計算機が存在するから、その計算機に
停止コマンドを送信し(21014)、その計算機が全
て停止したかどうか確認して(21016)、停止して
いなければ停止コマンドの送信処理(21014)から
繰り返す。
くなったならば(21012)、必ずどの計算機からも
依存されていない計算機が存在するから、その計算機に
停止コマンドを送信し(21014)、その計算機が全
て停止したかどうか確認して(21016)、停止して
いなければ停止コマンドの送信処理(21014)から
繰り返す。
【0174】また、停止コマンドを送信した先の計算機
が全て停止したら(21016)、次に始めに停止しよ
うとしていた計算機が全て停止したかどうかチェックし
(21022)、停止していない計算機がまだあれば、
どの計算機からも依存されていない計算機に停止コマン
ドを送る処理(21014)から繰り返す。停止すべき
計算機が全て停止していれば(21022)、処理を終
了する(21024)。
が全て停止したら(21016)、次に始めに停止しよ
うとしていた計算機が全て停止したかどうかチェックし
(21022)、停止していない計算機がまだあれば、
どの計算機からも依存されていない計算機に停止コマン
ドを送る処理(21014)から繰り返す。停止すべき
計算機が全て停止していれば(21022)、処理を終
了する(21024)。
【0175】なお、上記図19の処理はプログラムとし
て用意してもよいし、シェルスクリプトで実現してもよ
い。
て用意してもよいし、シェルスクリプトで実現してもよ
い。
【0176】次に、本実施例を構成する各プログラム間
の通信方法について述べる。
の通信方法について述べる。
【0177】本実施例のサービス情報収集方法および装
置では、通信回線に接続された複数の計算機同士が通信
を行なう。従って、どのようにして通信を行なうかによ
り作業効率が変わることがある。
置では、通信回線に接続された複数の計算機同士が通信
を行なう。従って、どのようにして通信を行なうかによ
り作業効率が変わることがある。
【0178】例えばもっとも単純な方法は、全ての通信
について1対1通信を繰り返すことにより行なう方法で
ある。図2を例にとって説明する。前記1対1通信の方
法を用いる場合、サービスモニタ1112は、ローカル
サービスモニタ1114−1、1114−2、1114
−3に順々にリクエストを出してリプライを受けとると
いう作業を繰り返す。従って、各ローカルサービスモニ
タでの作業に時間がかかるとサービスモニタの待ち時間
が長くなり、効率が悪くなる。
について1対1通信を繰り返すことにより行なう方法で
ある。図2を例にとって説明する。前記1対1通信の方
法を用いる場合、サービスモニタ1112は、ローカル
サービスモニタ1114−1、1114−2、1114
−3に順々にリクエストを出してリプライを受けとると
いう作業を繰り返す。従って、各ローカルサービスモニ
タでの作業に時間がかかるとサービスモニタの待ち時間
が長くなり、効率が悪くなる。
【0179】これに対して、1対多通信を行なうという
方法がある。すなわち、サービスモニタ1112とロー
カルサービスモニタ1114−1、1114−2、11
14−3との通信を同時に行なう方法である。この1対
多通信を行なう方法として、マルチキャストやブロード
キャストを用いる方法がある。
方法がある。すなわち、サービスモニタ1112とロー
カルサービスモニタ1114−1、1114−2、11
14−3との通信を同時に行なう方法である。この1対
多通信を行なう方法として、マルチキャストやブロード
キャストを用いる方法がある。
【0180】マルチキャストとは、1つの計算機アドレ
ス(IPアドレス)が1台以上の計算機を含む計算機群
に割り当てられているマルチキャストアドレスを用いる
ことで、1対多通信を行なう。すなわち、あるマルチキ
ャストアドレスに対してデータを送ると、前記計算機群
全てに対してデータが届く。ただし、このマルチキャス
トは、計算機カーネルでサポートしていなければならな
い。
ス(IPアドレス)が1台以上の計算機を含む計算機群
に割り当てられているマルチキャストアドレスを用いる
ことで、1対多通信を行なう。すなわち、あるマルチキ
ャストアドレスに対してデータを送ると、前記計算機群
全てに対してデータが届く。ただし、このマルチキャス
トは、計算機カーネルでサポートしていなければならな
い。
【0181】一方、ブロードキャストは、ある通信回線
に接続された計算機全てに対して同時にデータを送る方
法である。従って、関係のない計算機にまでデータは届
くが、各計算機では不要なデータは捨てるようにする。
に接続された計算機全てに対して同時にデータを送る方
法である。従って、関係のない計算機にまでデータは届
くが、各計算機では不要なデータは捨てるようにする。
【0182】前記1対多通信の方法をサービスモニタ1
110とローカルサービスモニタ1114−1、111
4−2、1114−3との通信に使用することで、各ロ
ーカルサービスモニタでの処理を並行して行なうことが
できる。
110とローカルサービスモニタ1114−1、111
4−2、1114−3との通信に使用することで、各ロ
ーカルサービスモニタでの処理を並行して行なうことが
できる。
【0183】次に、通信手順の概要について述べる。
【0184】図2の前記サービス利用情報収集装置にお
いて、通信は、ユーザコマンド1110とサービスモニ
タ1112との間(1334−1、1334−2)、お
よびサービスモニタ1112とローカルサービスモニタ
1114−1、1114−2、1114−3との間(1
336−1、1336−2、1336−3、1336−
4、1336−5、1336−6)で、それぞれ行なわ
れる。
いて、通信は、ユーザコマンド1110とサービスモニ
タ1112との間(1334−1、1334−2)、お
よびサービスモニタ1112とローカルサービスモニタ
1114−1、1114−2、1114−3との間(1
336−1、1336−2、1336−3、1336−
4、1336−5、1336−6)で、それぞれ行なわ
れる。
【0185】両方とも同じ通信手順を用いても異なる通
信手順を用いても問題ないが、本実施例では両者とも同
じ通信手順を用いるものとする。ここで、前記の通り、
通信インターフェースとしてソケットを使用し、送信し
た文字列が必ず到着することは保証されている。
信手順を用いても問題ないが、本実施例では両者とも同
じ通信手順を用いるものとする。ここで、前記の通り、
通信インターフェースとしてソケットを使用し、送信し
た文字列が必ず到着することは保証されている。
【0186】まず、本装置での通信では、必ず、リクエ
ストを出すクライアント側と、そのリクエストを受ける
サーバ側とがある。たとえば、ユーザコマンドとサービ
スモニタ間の通信が行なわれるときは、ユーザコマンド
がクライアントであり、サービスモニタがサーバであ
る。また、サービスモニタとローカルサービスモニタが
通信を行なうときは、サービスモニタがクライアントで
あり、ローカルサービスモニタがサーバである。
ストを出すクライアント側と、そのリクエストを受ける
サーバ側とがある。たとえば、ユーザコマンドとサービ
スモニタ間の通信が行なわれるときは、ユーザコマンド
がクライアントであり、サービスモニタがサーバであ
る。また、サービスモニタとローカルサービスモニタが
通信を行なうときは、サービスモニタがクライアントで
あり、ローカルサービスモニタがサーバである。
【0187】本装置でのクライアントとサーバの間の通
信は、クライアントからサーバへのリクエスト1334
−1、1336−1、1336−2、1336−3とサ
ーバからクライアントへのリプライ1334−2、13
36−4、1336−5、1336−6からなる。どの
通信も文字列のみの受渡しができれば十分であり、ここ
では2バイト文字やバイナリデータは考えないものとす
る。さらに、受渡しされるデータは1バイトコードの英
数字のみからなり、改行文字で行単位に区切られている
ものとする。
信は、クライアントからサーバへのリクエスト1334
−1、1336−1、1336−2、1336−3とサ
ーバからクライアントへのリプライ1334−2、13
36−4、1336−5、1336−6からなる。どの
通信も文字列のみの受渡しができれば十分であり、ここ
では2バイト文字やバイナリデータは考えないものとす
る。さらに、受渡しされるデータは1バイトコードの英
数字のみからなり、改行文字で行単位に区切られている
ものとする。
【0188】クライアントからサーバへリクエストを出
す場合、そのリクエスト内容はサービス情報収集要求し
かない。また、逆にサーバからクライアントへのリプラ
イには、要求された結果に対する答えとエラーコードが
ある。これらの違いを示すため、転送するデータの各行
の始めに3桁の数字をつけ、1桁目が要求か結果かエラ
ーかを示し、残り2桁がその要求や結果、エラーの内容
を示すものとする。
す場合、そのリクエスト内容はサービス情報収集要求し
かない。また、逆にサーバからクライアントへのリプラ
イには、要求された結果に対する答えとエラーコードが
ある。これらの違いを示すため、転送するデータの各行
の始めに3桁の数字をつけ、1桁目が要求か結果かエラ
ーかを示し、残り2桁がその要求や結果、エラーの内容
を示すものとする。
【0189】例えば、1桁目が要求を示すものならば残
りの2桁はサービス情報収集要求を出すサービスの内容
を示すIDとする、あるいは1桁目がエラーならば残り
の2桁はエラーコードとする、などである。さらに、そ
の行が結果を示すものならば、4桁目以降にデータの内
容がくる。ただし、データが複数行に渡る可能性がある
ため、データの最後の行の次に、データの終りであるこ
とを示す内容の行を送る。これは例えば、データの内容
を空にする、行頭の3桁の数字を特定のものにする、な
どである。
りの2桁はサービス情報収集要求を出すサービスの内容
を示すIDとする、あるいは1桁目がエラーならば残り
の2桁はエラーコードとする、などである。さらに、そ
の行が結果を示すものならば、4桁目以降にデータの内
容がくる。ただし、データが複数行に渡る可能性がある
ため、データの最後の行の次に、データの終りであるこ
とを示す内容の行を送る。これは例えば、データの内容
を空にする、行頭の3桁の数字を特定のものにする、な
どである。
【0190】図20に、図2と同様のシステム構成の場
合において、NFSに関するサービス情報の収集を行な
うときに前記クライアント−サーバ間で送受信される文
字列データの例を示す。
合において、NFSに関するサービス情報の収集を行な
うときに前記クライアント−サーバ間で送受信される文
字列データの例を示す。
【0191】図20において、まずユーザコマンド11
10からサービスモニタ1112へのリクエスト133
4−1では、要求を示す‘0’(17100)とNFS
を示す‘01’(17102)との組である‘001’
(17002)が渡される。次に、サービスモニタ11
12は受けとった要求(17004、17006)をロ
ーカルサービスモニタ1114−2、1114−3に渡
し(1336−2、1336−3)、NFSに関する結
果(17008、17010)がそれぞれのローカルサ
ービスモニタ1114−2、1114−3からサービス
モニタ1112に返される(1336−5、1336−
6)。ここで、結果として返される文字列17008
は、結果を示す‘1’(17104)とNFSを示す
‘01’(17106)とデータ17108からなり、
結果の最後の行の後に、結果の終了を示す‘100’だ
けの行(17110)も同時に送られる。
10からサービスモニタ1112へのリクエスト133
4−1では、要求を示す‘0’(17100)とNFS
を示す‘01’(17102)との組である‘001’
(17002)が渡される。次に、サービスモニタ11
12は受けとった要求(17004、17006)をロ
ーカルサービスモニタ1114−2、1114−3に渡
し(1336−2、1336−3)、NFSに関する結
果(17008、17010)がそれぞれのローカルサ
ービスモニタ1114−2、1114−3からサービス
モニタ1112に返される(1336−5、1336−
6)。ここで、結果として返される文字列17008
は、結果を示す‘1’(17104)とNFSを示す
‘01’(17106)とデータ17108からなり、
結果の最後の行の後に、結果の終了を示す‘100’だ
けの行(17110)も同時に送られる。
【0192】クライアントがリクエストを出してからサ
ーバが答えるのに時間がかかり過ぎる場合、サーバ側で
なにか問題が発生している可能性があるため、クライア
ント側では要求を打ち切ったり再送したりするといった
対策が必要となる。
ーバが答えるのに時間がかかり過ぎる場合、サーバ側で
なにか問題が発生している可能性があるため、クライア
ント側では要求を打ち切ったり再送したりするといった
対策が必要となる。
【0193】次に、アクセス制御について述べる。
【0194】図2において、サービスモニタ1112お
よびローカルサービスモニタ1114−1、1114−
2、1114−3は、他計算機からの要求を受け付けて
結果を返す。しかしながら、収集する情報によっては不
用意に公開することが望ましくないものがある。
よびローカルサービスモニタ1114−1、1114−
2、1114−3は、他計算機からの要求を受け付けて
結果を返す。しかしながら、収集する情報によっては不
用意に公開することが望ましくないものがある。
【0195】例えば、NISのサーバやドメイン名を収
集するようにしておく場合、何者かがこれらの情報を利
用してNISシステムのセキュリティを破り、不当にそ
のNISドメイン内の計算機にログインすることもあり
うる。従って、前記要求を出す計算機を制限し、それ以
外からのサービス情報収集要求は受け付けないようにす
る機構が必要となる。
集するようにしておく場合、何者かがこれらの情報を利
用してNISシステムのセキュリティを破り、不当にそ
のNISドメイン内の計算機にログインすることもあり
うる。従って、前記要求を出す計算機を制限し、それ以
外からのサービス情報収集要求は受け付けないようにす
る機構が必要となる。
【0196】この方法の一つとして、要求を許可する計
算機グループを定義するという方法がある。例えば、通
信回線1008に接続されている計算機がNISを使用
している場合、そのNISのドメイン内の計算機のみと
する、ある組織内の計算機のみとする、サービスモニタ
1112やローカルサービスモニタ1114−1、11
14−2、1114−3に要求を出すことができる計算
機のリストを持っておく、などである。また別の方法と
して、要求を出す前にパスワードをつけるなどのユーザ
認証を行なう方法もある。
算機グループを定義するという方法がある。例えば、通
信回線1008に接続されている計算機がNISを使用
している場合、そのNISのドメイン内の計算機のみと
する、ある組織内の計算機のみとする、サービスモニタ
1112やローカルサービスモニタ1114−1、11
14−2、1114−3に要求を出すことができる計算
機のリストを持っておく、などである。また別の方法と
して、要求を出す前にパスワードをつけるなどのユーザ
認証を行なう方法もある。
【0197】次に、信頼性について述べる。
【0198】図2、3、4に示すサービス情報収集装置
において、ローカルサービスモニタが停止したとして
も、サービスモニタがユーザコマンドからの要求を中継
したときに前記ローカルサービスモニタ停止した計算機
に関する情報を得ることができないだけであるため、被
害は少ない。また、その計算機自身が停止している場合
は、何もサービスを利用していないので問題はない。
において、ローカルサービスモニタが停止したとして
も、サービスモニタがユーザコマンドからの要求を中継
したときに前記ローカルサービスモニタ停止した計算機
に関する情報を得ることができないだけであるため、被
害は少ない。また、その計算機自身が停止している場合
は、何もサービスを利用していないので問題はない。
【0199】しかし、サービスモニタが停止すると、サ
ービスモニタが動作している計算機だけではなく、それ
以外の全ての計算機に関する情報も得ることができなく
なるため、望ましくない。そこで、サービスモニタが停
止しても予備のサービスモニタが起動するように、サー
ビスモニタを複数置いておくことが望ましい。
ービスモニタが動作している計算機だけではなく、それ
以外の全ての計算機に関する情報も得ることができなく
なるため、望ましくない。そこで、サービスモニタが停
止しても予備のサービスモニタが起動するように、サー
ビスモニタを複数置いておくことが望ましい。
【0200】ただし、図2に示した問い合わせ方式によ
るサービス情報収集装置の場合は単に複数置くだけでも
特に問題はないが、図3に示した定期連絡方式や図4に
示したイベント発生時連絡方式によるサービス情報収集
装置ではローカルサービスモニタからサービスモニタに
定期的にまたはイベント発生時にデータを送信するた
め、サービスモニタが停止したときにローカルサービス
モニタが代わりのサービスモニタを見つけることができ
なければならない。
るサービス情報収集装置の場合は単に複数置くだけでも
特に問題はないが、図3に示した定期連絡方式や図4に
示したイベント発生時連絡方式によるサービス情報収集
装置ではローカルサービスモニタからサービスモニタに
定期的にまたはイベント発生時にデータを送信するた
め、サービスモニタが停止したときにローカルサービス
モニタが代わりのサービスモニタを見つけることができ
なければならない。
【0201】そのため、ローカルサービスモニタでサー
ビスモニタが動作している計算機のリストをもってお
き、順にデータ転送を試みて失敗すると次の候補に転送
してみる、ブロードキャストメッセージを出してサーバ
を特定する、などの方法をとる必要がある。また、同時
にサービスモニタを複数動作させて、その間で通信を行
ないデータの一貫性を保つようにする必要がある場合が
ある。
ビスモニタが動作している計算機のリストをもってお
き、順にデータ転送を試みて失敗すると次の候補に転送
してみる、ブロードキャストメッセージを出してサーバ
を特定する、などの方法をとる必要がある。また、同時
にサービスモニタを複数動作させて、その間で通信を行
ないデータの一貫性を保つようにする必要がある場合が
ある。
【0202】次に、ユーザコマンドについて述べる。
【0203】図21に、ユーザコマンドの処理の流れを
示す。この処理の流れは、図2、3、4のいずれの方式
のユーザコマンドにも適用できるものである。
示す。この処理の流れは、図2、3、4のいずれの方式
のユーザコマンドにも適用できるものである。
【0204】ユーザコマンドは、初期化(18000)
およびコマンドオプション解釈(18002)の後、ユ
ーザから受けとった計算機名とサービス名に従ってサー
ビスモニタに要求を出す(18004)。次に、サービ
スモニタからの結果を受けとって(18006)、整理
し(18008)、ユーザに文字列として返す(180
10)。返す文字列としては、計算機名のみの場合もあ
るが、サービスに関連する情報を加えて返すこともあ
る。サービスに関連する情報とは、例えばNFSサービ
スの場合は、クライアントがマウントしているNFSサ
ーバ側のディレクトリ名である。オプションを指定する
ことで、計算機名だけを返すことができるようにする。
およびコマンドオプション解釈(18002)の後、ユ
ーザから受けとった計算機名とサービス名に従ってサー
ビスモニタに要求を出す(18004)。次に、サービ
スモニタからの結果を受けとって(18006)、整理
し(18008)、ユーザに文字列として返す(180
10)。返す文字列としては、計算機名のみの場合もあ
るが、サービスに関連する情報を加えて返すこともあ
る。サービスに関連する情報とは、例えばNFSサービ
スの場合は、クライアントがマウントしているNFSサ
ーバ側のディレクトリ名である。オプションを指定する
ことで、計算機名だけを返すことができるようにする。
【0205】次に、サービスについて述べる。
【0206】これまでは情報を収集すべきサービスの指
定方法として、“ある計算機が提供しているtelne
tサービス”などのように指定してきたが、別の指定方
法として、“ある計算機が提供しているサービス全体”
や“ある計算機群が提供しているtelnetサービ
ス”というように指定する方法もある。すなわち、計算
機を1台以上指定し、サービスを1つ以上指定して、前
記計算機群で行なわれている前記サービス群をまとめて
1つのサービスとして扱う。これにより、幾つかのサー
ビスに関する情報をまとめて収集でき、ユーザの使い勝
手が向上する。
定方法として、“ある計算機が提供しているtelne
tサービス”などのように指定してきたが、別の指定方
法として、“ある計算機が提供しているサービス全体”
や“ある計算機群が提供しているtelnetサービ
ス”というように指定する方法もある。すなわち、計算
機を1台以上指定し、サービスを1つ以上指定して、前
記計算機群で行なわれている前記サービス群をまとめて
1つのサービスとして扱う。これにより、幾つかのサー
ビスに関する情報をまとめて収集でき、ユーザの使い勝
手が向上する。
【0207】
【発明の効果】ある計算機が提供しているサービスに関
する情報の収集は従来手動で(特に、調べようとするサ
ービス毎に異なる方法でかつ各計算機毎に)行なってお
り、手間や時間がかかったり不正確だったりしたが、本
発明を使用することにより、1回のコマンド実行で情報
収集できるので、この手間と時間が節約でき、さらによ
り正確な情報を得ることができる。
する情報の収集は従来手動で(特に、調べようとするサ
ービス毎に異なる方法でかつ各計算機毎に)行なってお
り、手間や時間がかかったり不正確だったりしたが、本
発明を使用することにより、1回のコマンド実行で情報
収集できるので、この手間と時間が節約でき、さらによ
り正確な情報を得ることができる。
【0208】例えば、従来の方法で自計算機が提供して
いるサービス全てについてサービス利用情報を調べよう
とすると、NISサービスは各計算機に遠隔ログインし
てypwhichコマンドを実行する、telnetサ
ービスはnetstatコマンドを実行して必要なエン
トリを取り出す、というように、各サービス毎にそれぞ
れ調べなければならない。この作業は時間と手間がかか
り、さらに作業中にサービスの利用状況が変化する可能
性があるため正確な情報を得ることはできない可能性が
でてくる。従って、例えば自計算機を停止するときに自
計算機の提供しているサービスの利用者に対してなんら
かの処理を行なうなどの作業は困難なものとなってい
た。
いるサービス全てについてサービス利用情報を調べよう
とすると、NISサービスは各計算機に遠隔ログインし
てypwhichコマンドを実行する、telnetサ
ービスはnetstatコマンドを実行して必要なエン
トリを取り出す、というように、各サービス毎にそれぞ
れ調べなければならない。この作業は時間と手間がかか
り、さらに作業中にサービスの利用状況が変化する可能
性があるため正確な情報を得ることはできない可能性が
でてくる。従って、例えば自計算機を停止するときに自
計算機の提供しているサービスの利用者に対してなんら
かの処理を行なうなどの作業は困難なものとなってい
た。
【0209】これに対し、本発明を利用すれば、コマン
ドを1回実行するだけでよいため、前記作業も容易に行
なえるようになる。また、計算機を停止するとき以外
に、ファイルシステムのアンマウントなどのときに、利
用状況を簡単に調べることができ、さらに前記コマンド
の実行結果が文字列として返ってくるため、それをその
ままシェルスクリプトで利用するなどして、計算機の自
動運用にも応用できる。
ドを1回実行するだけでよいため、前記作業も容易に行
なえるようになる。また、計算機を停止するとき以外
に、ファイルシステムのアンマウントなどのときに、利
用状況を簡単に調べることができ、さらに前記コマンド
の実行結果が文字列として返ってくるため、それをその
ままシェルスクリプトで利用するなどして、計算機の自
動運用にも応用できる。
【0210】さらに、計算機システム中のいずれか1台
以上の計算機を停止する際に、計算機の依存関係を調べ
て、どの計算機からもサービスを利用されていない計算
機から順に停止するようにしているので、停止するとき
に必要な作業を軽減することができる。また、依存関係
のループがあるときは、あらかじめ定めてある依存関係
の優先度が最も低い依存関係を削除した後、どの計算機
からも依存されていない計算機から停止するようにして
いるので、依存関係のループがある場合の停止制御にお
いても必要な作業が軽減される。
以上の計算機を停止する際に、計算機の依存関係を調べ
て、どの計算機からもサービスを利用されていない計算
機から順に停止するようにしているので、停止するとき
に必要な作業を軽減することができる。また、依存関係
のループがあるときは、あらかじめ定めてある依存関係
の優先度が最も低い依存関係を削除した後、どの計算機
からも依存されていない計算機から停止するようにして
いるので、依存関係のループがある場合の停止制御にお
いても必要な作業が軽減される。
【図1】本発明を使用するためのシステム構成の例
【図2】問い合わせ方式によるサービス利用情報収集装
置の構成図
置の構成図
【図3】定期連絡方式によるサービス利用情報収集装置
の構成図
の構成図
【図4】イベント発生時連絡方式によるサービス利用情
報収集装置の構成図
報収集装置の構成図
【図5】mtabファイルの例
【図6】問い合わせ方式によるNFSサービス利用情報
収集の例
収集の例
【図7】問い合わせ方式によるNFSサービス利用情報
収集のフローチャート
収集のフローチャート
【図8】問い合わせ方式によるNISサービス利用情報
収集の例
収集の例
【図9】問い合わせ方式によるNISサービス利用情報
収集のフローチャート
収集のフローチャート
【図10】netstatコマンドの実行例
【図11】telnetに関するサービス利用情報収集
の例
の例
【図12】telnetに関するサービス情報収集のた
めのフローチャート
めのフローチャート
【図13】問い合わせ方式によるサービス利用情報収集
装置におけるローカルサービスモニタフローチャート
装置におけるローカルサービスモニタフローチャート
【図14】問い合わせ方式によるサービス利用情報収集
装置におけるサービスモニタフローチャート
装置におけるサービスモニタフローチャート
【図15】定期連絡方式によるサービス利用情報収集装
置におけるローカルサービスモニタフローチャート
置におけるローカルサービスモニタフローチャート
【図16】定期連絡方式によるサービス利用情報収集装
置におけるサービスモニタフローチャート
置におけるサービスモニタフローチャート
【図17】イベント発生時連絡方式によるサービス利用
情報収集装置におけるサービス構成変更コマンドの処理
の流れ
情報収集装置におけるサービス構成変更コマンドの処理
の流れ
【図18】依存関係のループ
【図19】サービス利用情報収集装置を使用した計算機
システムの停止制御手順
システムの停止制御手順
【図20】通信の際に送受信されるデータの例
【図21】ユーザコマンドのフローチャート
20000、20002、1006、1002、100
4…計算機、1008…通信回線、20010、200
12、1114−1、1114−2、1114−3…ロ
ーカルサービスモニタ、1112…サービスモニタ、1
110…ユーザコマンド、20030、20032…マ
ウント記録ファイル。
4…計算機、1008…通信回線、20010、200
12、1114−1、1114−2、1114−3…ロ
ーカルサービスモニタ、1112…サービスモニタ、1
110…ユーザコマンド、20030、20032…マ
ウント記録ファイル。
フロントページの続き (72)発明者 大矢 雅章 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内
Claims (12)
- 【請求項1】2台以上の計算機から構成される計算機シ
ステム中のいずれか1台以上の計算機が、他の計算機に
対して、それぞれ1つ以上のサービスを提供することが
できるような計算機システムにおいて、該サービスに関
する利用情報を収集するサービス利用情報収集方法であ
って、 前記計算機のうちのいずれか1台以上の計算機の名前
と、その計算機が提供しているサービスのうちいずれか
1つ以上のサービスの名前とを指定するステップと、 前記各計算機に問い合わせることにより、前記計算機シ
ステム中の計算機のうち前記指定された計算機が提供す
る前記指定されたサービスを利用中の計算機の名前と、
前記指定されたサービスに関連する情報とを収集して出
力するステップとを備えたことを特徴とするサービス利
用情報収集方法。 - 【請求項2】2台以上の計算機から構成される計算機シ
ステム中のいずれか1台以上の計算機が、他の計算機に
対して、それぞれ1つ以上のサービスを提供することが
できるような計算機システムにおいて、該サービスに関
する利用情報を収集するサービス利用情報収集装置であ
って、 前記計算機のうちのいずれか1台以上の計算機の名前と
その計算機が提供しているサービスのうちいずれか1つ
以上のサービスの名前とを指定したサービス利用情報の
収集要求を発生するとともに、収集した結果を受けとっ
て表示するユーザコマンド処理手段と、 前記計算機のうちの任意の1台以上の計算機上で動作
し、前記ユーザコマンド処理手段からの前記要求を受け
付けて前記計算機システム内の他の計算機の一部もしく
は全てに対して前記要求を送信し、該他の計算機からの
結果を受けとって前記ユーザコマンド処理手段に返すサ
ービスモニタ手段と、 前記計算機システム中の全ての計算機上でそれぞれ動作
し、前記サービスモニタからの前記要求を受信したとき
自計算機内で前記要求に応じた情報を収集し結果を前記
サービスモニタ手段に返すローカルサービスモニタ手段
とを備えたことを特徴とするサービス利用情報収集装
置。 - 【請求項3】前記ローカルサービスモニタ手段は、自計
算機が利用しているサービスを提供している計算機の名
前および該利用しているサービスに関連する情報を格納
したファイルを読み出すことによって、サービス利用情
報を収集する請求項2に記載のサービス利用情報収集装
置。 - 【請求項4】前記ローカルサービスモニタ手段は、自計
算機が利用しているサービスを提供している計算機の名
前および該利用しているサービスに関連する情報を収集
するためのコマンドまたは関数を実行することによっ
て、サービス利用情報を収集する請求項2に記載のサー
ビス利用情報収集装置。 - 【請求項5】2台以上の計算機から構成される計算機シ
ステム中のいずれか1台以上の計算機が、他の計算機に
対して、それぞれ1つ以上のサービスを提供することが
できるような計算機システムにおいて、該サービスに関
する利用情報を収集するサービス利用情報収集装置であ
って、 前記計算機のうちのいずれか1台以上の計算機の名前と
その計算機が提供しているサービスのうちいずれか1つ
以上のサービスの名前とを指定したサービス利用情報の
収集要求を発生するとともに、収集した結果を受けとっ
て表示するユーザコマンド処理手段と、 前記計算機のうちの任意の1台以上の計算機上で動作
し、前記ユーザコマンド処理手段からの前記要求を受け
付け、保持しているサービス利用情報から、前記要求と
ともに指定された計算機の指定されたサービスを利用し
ている計算機に関する情報を取り出し、前記ユーザコマ
ンド処理手段に返すサービスモニタ手段と、 前記計算機システム中の全ての計算機上でそれぞれ動作
し、一定時間毎に自計算機が利用しているサービスを提
供している計算機の名前とそのサービスに関連する情報
を収集し、前記サービスモニタ手段に送信するローカル
サービスモニタ手段とを備え、 前記サービスモニタ手段は、前記各ローカルサービスモ
ニタ手段から一定時間毎に送られてくる各計算機が利用
しているサービスを提供している計算機の名前とそのサ
ービスに関連する情報を受信し、サービス利用情報とし
て保持することを特徴とするサービス利用情報収集装
置。 - 【請求項6】前記ローカルサービスモニタ手段は、前記
情報を収集したとき、前回収集した情報からの変更があ
れば前記サービスモニタにその変更分を送信するととも
に、その変更の有無にかかわらず数回前記情報収集を行
なう毎に1回、収集したすべての情報を前記サービスモ
ニタに送信する請求項5に記載のサービス利用情報収集
装置。 - 【請求項7】前記ローカルサービスモニタ手段は、自計
算機が利用しているサービスを提供している計算機の名
前および該利用しているサービスに関連する情報を格納
したファイルの変更の有無を調べ、変更があれば前記フ
ァイルの変更分を前記サービスモニタに送信し、変更が
なければ前記情報収集を数回行なう毎に1回前記ファイ
ル全体を前記サービスモニタに送信する請求項5に記載
のサービス利用情報収集装置。 - 【請求項8】前記ローカルサービスモニタ手段は、自計
算機が利用しているサービスを提供している計算機の名
前および該利用しているサービスに関連する情報を収集
するためのコマンドまたは関数を実行し、これにより収
集した情報が前回収集した情報から変更されているとき
は前記コマンドまたは関数の実行結果を前記サービスモ
ニタに送信し、変更がないときは前記情報収集を数回行
なう毎に1回、前記コマンドまたは前記関数の実行結果
を前記サービスモニタに送信する請求項5に記載のサー
ビス利用情報収集装置。 - 【請求項9】2台以上の計算機から構成される計算機シ
ステム中のいずれか1台以上の計算機が、他の計算機に
対して、それぞれ1つ以上のサービスを提供することが
できるような計算機システムにおいて、該サービスに関
する利用情報を収集するサービス利用情報収集装置であ
って、 前記計算機のうちのいずれか1台以上の計算機の名前と
前記計算機が提供しているサービスのうちいずれか1つ
以上のサービスの名前とを指定したサービス利用情報の
収集要求を発生するとともに、収集した結果を受けとっ
て表示するユーザコマンド処理手段と、 前記計算機のうちの任意の1台以上の計算機上で動作
し、前記ユーザコマンド処理手段からの前記要求を受け
付け、保持しているサービス利用情報から、前記要求と
ともに指定された計算機の指定されたサービスを利用し
ている計算機に関する情報を取り出し、前記ユーザコマ
ンド処理手段に返すサービスモニタ手段と、 前記計算機システム中の全ての計算機上でそれぞれ動作
し、前記情報収集の対象となるサービスの構成の変更を
行なうとともに、その変更に応じて前記サービスモニタ
手段に変更分を送信するコマンドまたは関数処理手段と
を備え、 前記サービスモニタ手段は、前記コマンドまたは関数処
理手段から送られてくる前記サービスの構成の変更分を
受信し、該変更分に基づいて、保持しているサービス利
用情報を変更することを特徴とするサービス利用情報収
集装置。 - 【請求項10】自計算機と他計算機との間の通信路の状
況を調べるコマンドまたは関数を使用して通信路の状況
を調べ、事前に指定しておいた条件に適合する通信路の
通信相手計算機名と、前記通信路が使用している資源に
より知ることができるその通信路で提供されるサービス
名とを求める手段をさらに備えた請求項2、5、または
9の何れか1つに記載のサービス利用情報収集装置。 - 【請求項11】2台以上の計算機から構成される計算機
システム中のいずれか1台以上の計算機が、他の計算機
に対して、それぞれ1つ以上のサービスを提供すること
ができるような計算機システムにおいて、該計算機シス
テム中のいずれか1台以上の計算機を停止する計算機シ
ステム停止制御方法であって、 前記計算機システム中のすべての計算機について、その
計算機が提供するサービスを利用中の計算機とそのサー
ビスに関係する情報を収集するステップと、 収集したサービス利用情報を参照して、停止しようする
計算機が提供するサービスを利用している計算機があれ
ば、その計算機に停止を通知するステップと、 計算機間の依存関係のループがあるか否かを判別し、依
存関係のループがあれば、あらかじめ定めてある依存関
係の優先度が最も低い依存関係を前記サービス利用情報
から削除するステップと、 どの計算機からも依存されていない計算機を停止するス
テップとを備えたことを特徴とする計算機システム停止
制御方法。 - 【請求項12】2台以上の計算機から構成される計算機
システム中のいずれか1台以上の計算機が、他の計算機
に対して、それぞれ1つ以上のサービスを提供すること
ができるような計算機システムにおいて、該計算機シス
テム中のいずれか1台以上の計算機を停止する計算機シ
ステム停止制御装置であって、 請求項2から10の何れか1つに記載のサービス利用情
報収集装置を用いて計算機の依存関係を調べる手段と、 どの計算機からもサービスを利用されていない計算機か
ら順に停止する手段とを備えたことを特徴とする計算機
システム停止制御装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6136512A JPH07319832A (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | サービス利用情報収集方法および装置、並びに計算機システム停止制御方法および装置 |
US08/450,119 US5713027A (en) | 1994-05-26 | 1995-05-25 | Method and apparatus for controlling the shutdown of computer systems by using service utilization information and examining a dependency relationship between the computers |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6136512A JPH07319832A (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | サービス利用情報収集方法および装置、並びに計算機システム停止制御方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07319832A true JPH07319832A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=15176910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6136512A Pending JPH07319832A (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | サービス利用情報収集方法および装置、並びに計算機システム停止制御方法および装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5713027A (ja) |
JP (1) | JPH07319832A (ja) |
Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
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JP2006178834A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Mitsubishi Electric Corp | 依存関係情報収集システム及び依存関係情報収集方法 |
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JP3555047B2 (ja) * | 1995-12-20 | 2004-08-18 | 株式会社日立製作所 | 複合コンピュータシステム |
JPH1097571A (ja) * | 1996-09-20 | 1998-04-14 | Hitachi Ltd | 相談先端末接続方法 |
JPH11288421A (ja) * | 1998-04-03 | 1999-10-19 | Fujitsu Ltd | サービス提供装置、サービス受信装置、サービス提供ホスト、選択サービス受信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、選択サービス送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、サービス受信装置におけるサービス選択方法及びサービス提供ホストにおける選択サービスの送信方法 |
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JP2001290770A (ja) * | 2000-04-05 | 2001-10-19 | Nec Corp | 履歴情報蓄積ディレクトリサーバシステム |
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JP2005078607A (ja) * | 2003-09-04 | 2005-03-24 | Sony Corp | サーバ、クライアントおよびネットワークシステム |
US8245190B2 (en) * | 2004-06-14 | 2012-08-14 | Alcatel Lucent | First and second manager components that communicate to initialize and/or shut down software components in an ordered sequence |
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JP5365051B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2013-12-11 | 富士通株式会社 | 管理プログラム、管理装置及び管理方法 |
US8661487B2 (en) * | 2009-10-12 | 2014-02-25 | At&T Intellectual Property I, L.P. | Accessing remote video devices |
US20110211507A1 (en) * | 2010-02-23 | 2011-09-01 | Automated Media Services, Inc. | System and method for communicating data to electronic displays positioned in a retail establishment |
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