JPH07319387A - 感熱発色記録ラベル - Google Patents

感熱発色記録ラベル

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JPH07319387A
JPH07319387A JP11104994A JP11104994A JPH07319387A JP H07319387 A JPH07319387 A JP H07319387A JP 11104994 A JP11104994 A JP 11104994A JP 11104994 A JP11104994 A JP 11104994A JP H07319387 A JPH07319387 A JP H07319387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
label
heat sensitive
recording label
thermosensitive
Prior art date
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Pending
Application number
JP11104994A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Oshida
勝彦 押田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP11104994A priority Critical patent/JPH07319387A/ja
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  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、上層に感熱発色剤により感熱記録層
を設けた感熱発色記録ラベルで、、この感熱発色記録ラ
ベルを剥離しても、このラベルにも、被着体にも粘着剤
層が残らない感熱発色記録ラベルを提供することを目的
とする。 【構成】基材(15)の上側に感熱記録層(16)を設
け、該基材(15)の下側にはアンカーコート層(1
4)と、剥離層(13)と、粘着剤層(12)を順に設
け、前記粘着剤層(12)の下側に剥離紙(11)を貼
り付けてなる感熱発色記録ラベルであって、該感熱発色
記録ラベルが、アンカーコート(14)と剥離層(1
3)との間で剥離可能としたことを特徴とする感熱発色
記録ラベルである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品の配送や移動に際
し、感熱記録層にサーマルヘッド等の加熱手段で、必要
事項の記録を行ない被着体に貼着した後、感熱発色記録
ラベルを剥がして保管することが可能な感熱発色記録ラ
ベルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、感熱記録紙等を利用して受像層を
設け、物品等の保管の際に使用する管理用の帳票を兼ね
た感熱発色記録ラベルが採用されている。一例を示すな
らば、図3に示すように、基材上に感熱発色剤を塗工し
た感熱記録紙(21)を上層にして、この裏面に粘着剤
層(22)、剥離層(23)、さらにこの下側に粘着剤
層(22)を塗工して、この下側に剥離紙(24)を貼
り付けた剥離ラベルと称される再貼着可能な感熱発色記
録ラベルが使用されている。この感熱発色記録ラベルの
使い方は、物品の個数や配送宛先等の必要事項をサーマ
ルヘッド等の加熱手段で印字し、包装体やダンボール箱
等の被着体に貼り付けて発送や移動を行い、受取人は、
粘着層(22)と剥離層(23)との間から感熱記録紙
(21)を剥がし、剥がした記録紙(21)は管理のた
めに保管をしていた。
【0003】一方、図示はしないが、宅配伝票と称され
る配送用の伝票が一般的に公知である。この伝票は、裏
面にカーボンインキ層を設けた帳票を複数枚重ね合わ
せ、最も下側になった伝票の裏面に粘着剤層を設けたも
ので、必要事項(宛先、差し出し人等)を手書きで記載
するか、あるいはドットプリンター等でタイプした後、
控えの一部の伝票を抜き取り、他の伝票は被着体に貼り
付けて、被着体を目的地に搬送するための配送用の伝票
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た再貼着可能な感熱記録ラベルは、被着体からは容易に
剥がせるが、剥がしたこのラベルの裏面には粘着剤層
(22)が残り、管理用の帳票に使用するためには保管
に適していなかった。また、配送用の伝票においては、
記載等された伝票控えの保管は可能であるが、各伝票の
裏面に印刷したカーボンインキ層が摩擦などにより落ち
て汚れを発生させることと、被着体に粘着剤層を有する
シートが残る。さらにこの伝票の記録方式は、感圧記録
のため精密な印字(例えば、バーコード)が難しく、こ
れらが必要な場合には予め印刷をしなければならない。
このため配送用の伝票はコストが高くなる問題があっ
た。
【0005】そこで本発明は、上層に感熱発色剤による
感熱記録層を設けた感熱発色記録ラベルで、この感熱発
色記録ラベルを剥離しても、このラベルの裏面にも、被
着体にも粘着性が残らないので、剥がした感熱発色記録
ラベルを保管することができる感熱発色記録ラベルを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明によれば、基材(15)の上側に感熱記録層
(16)を設け、該基材(15)の下側にはアンカーコ
ート層(14)と剥離層(13)と粘着剤層(12)を
順に設け、前記粘着剤層(12)の下側に剥離紙(1
1)を貼り付けてなる感熱発色記録ラベルであって、こ
の感熱発色記録ラベルが、アンカーコート(14)と剥
離層(13)との間で剥離可能とし、保管しても何ら支
障のない感熱発色記録ラベルを提供する。
【0007】
【作用】本発明の感熱発色記録ラベルは、感熱記録層
(16)をサーマルヘッド等の加熱手段により発色させ
必要事項を記録して、ダンボール等の被着体(18)に
貼りつけるための粘着剤層(12)を有する感熱発色記
録ラベルで、被着体(18)に貼り付けた後に上層の感
熱記録層(16)を含む基材(15)を剥がすと、この
ラベルのアンカーコート層(14)と剥離層(13)と
の間から容易に剥離することができるとともに、被着体
(18)側には粘着剤層(12)と剥離層(13)が残
り、粘着剤表面の粘着性を剥離層(13)が隠蔽するも
ので、表面に粘着性が残らないので、被着体(18)を
積み重ねても支障がなく、しかも、剥離した感熱発色記
録ラベルの裏面には粘着剤が移行しないため、通常の帳
票のように保管しても何ら支障を生じない。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図に基づき詳細に説明す
る。図1は、本発明の感熱発色記録ラベルの積層構成を
示す断面図である。図に示すように、下側から剥離紙
(11)、ダンボール箱等の被着体(18)に粘着する
ための粘着剤層(12)、記録層と粘着剤層を剥離し、
かつ、粘着性を隠蔽するための剥離層(13)、基材
(15)に密着させ剥離層(13)との剥離を容易にす
るためのアンカーコート層(14)、紙又は樹脂フィル
ムの基材(15)上に、印字のための感熱発色剤による
感熱記録層(16)を順次積層した構成である。
【0009】このラベルに使用される材料は、剥離紙
(11)としては紙にポリエチレンを塗工したもの、あ
るいはシリコン加工されたグラシン紙等の一般的な剥離
紙でよい。次に、感圧粘着剤による粘着剤層(12)
は、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂を使用すること
ができる。また、この粘着剤層(12)は、指圧で容易
に貼着することができ、しかも、透明又は着色透明なも
のでもよい。次に、剥離層(13)はシリコン樹脂等を
添加調整された剥離ニスを塗工したものである。この剥
離層(13)においても上記同様に、透明又は着色透明
のいずれでもよいが、着色した剥離ニスとすることで、
感熱発色記録ラベルが剥離されているか否かが明確に判
断できるので、着色されていることが望ましい。
【0010】次に、アンカーコート層(14)は、樹脂
バインダー、溶剤、その他の添加物からなり、基材(1
5)との接着性が強いものがよく、一般的には0Pニス
と呼ばれるもので、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、塩化
ビニル/酢酸ビニル共重合体、エボキシ樹脂等を使用し
た。
【0011】これら材料の塗工は、グラビア印刷方式、
ナイフコーティング、ロールコーティング、コンマコー
ティング等の方式があるが、本発明においてはコンマコ
ーティング方式で塗工を行った。
【0012】また、感熱記録層(16)の基材(15)
としては、紙又はポリエチレンテレフタレート、ポリプ
ロピレン、ポリエチレン等の樹脂フィルムがよく適宜選
択することができる。この基材上に塗布形成する感熱記
録層(16)に用いる感熱発色剤は、染料型発色がよ
く、発色させるための加熱手段としてシリアルプリンタ
用サーマルヘッドを使用する関係から、一般的に使用さ
れるロイコ染料(電子供与体)とフェノール類その他の
電子受容体との発色反応を利用したものがよい。しかし
これに限定するものではなく、他の発色剤、或いは一般
に市販されている感熱発色紙を用いることも可能であ
る。
【0013】図2(a)〜(e)は、本発明の実施例に
おける感熱発色記録ラベルの一使用例を示す説明図であ
る。図に示すように、まず、サーマルヘッド(S)で感
熱発色記録ラベルに必要事項の印字(17)行った後、
剥離紙(11)を剥がして物品を収納したダンボール箱
等の被着体(18)の所定の位置に貼着する(図2
(b)を参照)。次に、感熱記録層(16)を含む基材
(15)を上方に引き上げると、アンカーコート層(1
4)と剥離層(13)との間から剥がれ、このラベルは
(A)層と(B)層とに分離する(図2(c)を参
照)。分離した(A)層には、粘着剤が移行しないので
通常の管理用の帳票同様に、保管することができる。ま
た、被着体(18)に残された(B)層は、剥離層(1
3)が表層になり下側の粘着剤層(12)の表面を覆っ
て粘着性を隠蔽するので、被着体(18)を積み重ねて
も支障をきたさない(図2(d)と(e)を参照)。
【0014】
【発明の効果】本発明の感熱発色記録ラベルは、サーマ
ルヘッド等の加熱手段で必要事項を記録してダンボール
等の被着体に貼りつけた後、上層の感熱記録層を含む基
材部分を剥がすと、このラベルのアンカーコート層と剥
離層との間から容易に剥離するとともに、被着体側には
粘着剤層と剥離層が残り、粘着剤の表面の粘着性を剥離
層が隠蔽するのでゴミ等の付着がなく、被着体を積み重
ねても何ら支障をきたさない。しかも、剥離した感熱発
色記録ラベルの裏面には、粘着剤が移行しないため、通
常の管理用の帳票のように保管、活用することができ
る。さらに、この感熱発色記録ラベルを剥がす際に、被
着体を傷つけることなく容易に剥離することができると
ともに、粘着剤層又は剥離層を着色することにより、ラ
ベルを剥がしたことが明確に判断することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感熱発色記録ラベルの積層構成を示す
断面図である。
【図2】本発明の感熱発色記録ラベルの一使用例を示す
説明図(a)〜(e)である。
【図3】従来の感熱記録ラベルの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
11,24…剥離紙 12,22…粘着剤層 13,23…剥離層 14 …アンカーコート層 15 …基材 16 …感熱記録層 17 …印字 21 …感熱記録紙 A層 …粘着材層、剥離層 B層 …アンカーコート層、基材、感熱記録層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材(15)の上側に感熱記録層(16)
    を設け、該基材(15)の下側にはアンカーコート層
    (14)と剥離層(13)と粘着剤層(12)を順に設
    け、前記粘着剤層(12)の下側に剥離紙(11)を貼
    り付けてなる感熱発色記録ラベルであって、該感熱発色
    記録ラベルが、アンカーコート(14)と剥離層(1
    3)との間で剥離可能としたことを特徴とする感熱発色
    記録ラベル。
JP11104994A 1994-05-25 1994-05-25 感熱発色記録ラベル Pending JPH07319387A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11104994A JPH07319387A (ja) 1994-05-25 1994-05-25 感熱発色記録ラベル

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11104994A JPH07319387A (ja) 1994-05-25 1994-05-25 感熱発色記録ラベル

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JPH07319387A true JPH07319387A (ja) 1995-12-08

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JP11104994A Pending JPH07319387A (ja) 1994-05-25 1994-05-25 感熱発色記録ラベル

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