JPH0731921A - シート状物のコーティング幅制御装置および方法 - Google Patents

シート状物のコーティング幅制御装置および方法

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JPH0731921A
JPH0731921A JP5201288A JP20128893A JPH0731921A JP H0731921 A JPH0731921 A JP H0731921A JP 5201288 A JP5201288 A JP 5201288A JP 20128893 A JP20128893 A JP 20128893A JP H0731921 A JPH0731921 A JP H0731921A
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JP
Japan
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sheet
coating
air
liquid
width
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Application number
JP5201288A
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English (en)
Inventor
Yutaka Okuyama
豊 奥山
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コーティング幅を正確かつ確実に所望幅に制
御する。 【構成】 シート状物1に塗布されたコーティング液を
メタリングバー6でかき取り制御するコーティング装置
において、メタリングバー6のシート状物走行方向直上
流側に、斜め下方から、メタリングバー8のコーティン
グ液かき取りにより形成される液溜り13のシート状物
幅方向端部に向けて、内側方向にエアを噴射するエアノ
ズル8を設けたシート状物のコーティング幅制御装置、
および上記噴射エアにより液溜り13の端部位置を規制
するコーティング幅制御方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックフイルム
や紙、布等のシート状物にコーティングするに際し、そ
のコーティング幅を正確かつ確実に所望の幅に制御でき
る装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、シート状物にアプリケーショ
ンロール等で塗布されたコーティング液を、所定の塗布
厚みになるようにメタリングバーでかき取るようにした
コーティング装置が知られている。メタリングバーは、
通常、断面円形のロッドに細径のワイヤーをらせん状に
密に巻き付けたもので構成され、該メタリングバーを、
シート状物の走行方向又は走行方向とは逆の方向に回転
させ、シート状物上に塗布されたコーティング液を所定
塗布厚みとなるようにかき取るものである。
【0003】このようなメタリングバー方式のコーティ
ング装置においては、図5に示すように、アプリケーシ
ョンロール21(正転又は逆転)によってシート状物2
2の一面(通常下面)にコーティング液23が塗布さ
れ、余分なコーティング液23がメタリングバー24に
よりかき落とされる。メタリングバー24の直上流側に
は、走行するシート状物22の下面とメタリングバー2
4の外周面とによって、くさび状の空間が形成される
が、この空間にかき落とされたコーティング液の一部が
図示のように液溜り25として存在する。そして、この
液溜り25中のコーティング液23は、後からかき落と
されるコーティング液が補充されることによる容量の増
加により、および/又は表面張力により、シート状物幅
方向に拡がろうとする。そのため、コーティング幅が、
目標とする幅よりも拡がったり、変動したりする不都合
が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点に着目し、コーティング幅を正確かつ確実に所望
の幅に制御可能な、シート状物のコーティング幅制御装
置および方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
シート状物のコーティング幅制御装置は、シート状物に
塗布されたコーティング液をメタリングバーでかき取り
制御するシート状物のコーティング装置において、メタ
リングバーのシート状物走行方向直上流側に、斜め下方
から、メタリングバーのコーティング液かき取りにより
形成される液溜りのシート状物幅方向端部に向けて、内
側方向にエアを噴射するエアノズルを設けたものからな
る。
【0006】上記装置においては、エアノズルは液溜り
のシート状物幅方向両端部に対して設けられることが好
ましく、かつシート状物の幅方向に位置調整可能に設け
られることが好ましい。また、エアノズルの先端部は、
とくに、テフロンチューブで構成されることが好まし
い。
【0007】また、本発明に係るシート状物のコーティ
ング幅制御方法は、シート状物に塗布されたコーティン
グ液をメタリングバーでかき取るシート状物のコーティ
ング方法において、メタリングバーのシート状物走行方
向直上流側で、斜め下方から、メタリングバーのコーテ
ィング液かき取りにより形成される液溜りのシート状物
幅方向端部に向けて、内側方向にエアを噴射し、該噴射
エアにより、前記液溜りのシート状物幅方向端部位置を
規制する方法からなる。
【0008】この噴射エアによる液溜りのシート状物幅
方向端部の位置規制も、液溜りのシート状物幅方向両端
部で行われることが好ましい。
【0009】
【作用】このような装置および方法においては、メタリ
ングバーの直上流側に、メタリングバーでかき落とされ
たコーティング液によって液溜りが形成され、その液溜
りがシート状物幅方向に拡がろうとする際、シート状物
幅方向内側に向けて、つまり液溜りが拡がろうとする方
向と反対方向に、エアノズルからエアが噴射される。こ
の噴射エアにより液溜りの拡がりが抑えられるので、コ
ーティング液のはみ出しが抑えられ、液溜りのシート状
物幅方向における幅、すなわちコーティング幅が所定幅
に規制される。エアノズルの位置、エアの噴射強さを適
切に設定することにより、コーティング幅は、正確にか
つ確実に目標とする幅に制御される。
【0010】また、エアノズルの位置をシート状物幅方
向に調整できるようにしておくと、上記液溜り端部の規
制位置を微調整することが可能となり、目標とするコー
ティング幅の条件が変更された際にも、容易にその条件
変更に追従できるようになる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、図面を参照して
説明する。図1ないし図4は、本発明の一実施例に係る
コーティング装置を示している。図において、1はシー
ト状物としてのプラスチックフイルムを示しており、フ
イルム1は図1の矢印方向に連続的に走行される。2
は、フイルム1の下面にコーティング液3を塗布するア
プリケーションロールを示しており、本実施例では、タ
ンク4に収容されたコーティング液3がリバースロール
5を介してアプリケーションロール2上に塗布され、ア
プリケーションロール2上からフイルム1上に塗布され
るようになっている。
【0012】アプリケーションロール2の、フイルム走
行方向下流側の位置には、メタリングバー6が設けられ
ており、該メタリングバー6でフイルム1上に塗布され
たコーティング液3をかき落とし、所定の塗布厚みに制
御できるようになっている。メタリングバー6自身の構
成は、公知の構成でよく、たとえば断面円形のロッド
に、所定線径のワイヤをらせん状に密に巻き付けて構成
される。
【0013】メタリングバー6は、その長手方向(つま
り、フイルム幅方向)に複数箇所で、それぞれ一対のコ
ロ7で回転自在に支持されている。メタリングバー6
は、これらコロ7で全体として単に回転自在に支持され
てもよく、一端に適当な駆動装置を連結することによ
り、あるいは支持コロ7側を適当な駆動装置で回転駆動
することにより、正転(フイルム走行方向)又は逆転
(フイルム走行方向と反対方向)にて回転駆動されても
よい。正転の場合にも逆転の場合にも、メタリングバー
の周速はフイルム走行速度よりも低い速度とすることが
好ましい。
【0014】このメタリングバー6のフイルム走行方向
直上流側の位置に、エアノズル8が設けられている。本
実施例では、エアノズル8は、フイルム1の幅方向両側
に設けられている。各エアノズル8は、調圧手段9(又
は調速手段)を介して、エアー供給源10、たとえば工
場圧空源や専用ブロワに接続されている。
【0015】エアノズル8は、折り曲げにより容易に屈
曲角を任意に設定できる銅パイプ11と、先端部を形成
するテフロンチューブ12と、からなっている。テフロ
ンチューブ12の先端開口からエアが噴射されるが、こ
の噴射エアが、斜め下方から、メタリングバー6のコー
ティング液かき取りにより形成される液溜り13のフイ
ルム幅方向端部に当たるよう、その先端位置が設定され
ている。また、このエアが、フイルム幅方向に外側から
内側方向に向けて噴射されるよう、図3に示すように、
各エアノズル8は、フイルム走行方向上流側からみて平
面図にてハの字形に配設されている。
【0016】このエアノズル8は、コーティング幅を片
側端部位置のみ制御すればよい場合には、片側のみに設
けられればよいが、通常、コーティング幅はその両端部
位置が制御される必要があるので、本実施例の如く両側
に設けられることが好ましい。
【0017】各エアノズル8の銅パイプ11部は、支持
部材14に固定されており、支持部材14は、フイルム
幅方向に延びるレール15上をスライド移動可能に支持
されている。そして、支持部材14は、ロックねじ16
によって、レール15上に位置固定されるようになって
いる。したがって、ロックねじ16を緩めれば、支持部
材14およびエアノズル8は、レール15に沿ってフイ
ルム幅方向に位置調整でき、ロックねじ16を締めれ
ば、調整後の位置に固定できる。
【0018】なお、図4における17はコーティング液
飛散防止カバー、18はコーティング液戻しパイプをそ
れぞれ示している。
【0019】上記のように構成された装置の作用を、本
発明に係る方法とともに説明する。アプリケーションロ
ール2により、フイルム1の下面上にコーティング液3
が塗布され、塗布されたコーティング液3の一部は、メ
タリングバー6により、所定の塗布厚みとなるようにか
き落とされる。このとき、メタリングバー6の直上流側
には、縦断面くさび形の、フイルム幅方向に延びる液溜
り13が形成される。この液溜り13は、メタリングバ
ー6によって次々にかき落とされてくるコーティング液
が補充されることによる容量増大によって、および/又
は液の表面張力によって、その端部位置がフイルム幅方
向外側に向けて拡がろうとする。この動作をそのまま放
置すれば、コーティング幅が所定幅よりも広くなった
り、コーティング幅が変動したりする。
【0020】しかし本発明においては、両側のエアノズ
ル8から、液溜り13の各端部に向けて、内側方向にエ
アが噴射される。この噴射エアは、液溜りの13の各端
部に当たり、各端部にフイルム幅方向内側に向かう力を
及ぼす。したがって、フイルム幅方向に拡がろうとして
いる液溜り13は、その端部位置が規制されることにな
り、拡がりが防止される。つまり、目標とするコーティ
ング幅からの、コーティング液のはみ出しが防止され
る。その結果、コーティング幅は、正確にかつ確実に、
目標とする幅に制御される。
【0021】また、各エアノズル8の位置は、フイルム
幅方向に調整可能となっているので、エアノズル8の位
置の微調整により、上記液溜り13の端部規制位置も容
易に微調整される。したがって、コーティング幅の条件
変更時や、同じ条件であっても運転中にコーティング幅
を微調整したい場合に、容易に対応できるようになる。
【0022】さらに、エアノズル8の先端部のテフロン
チューブ12で構成したので、たとえ走行中のフイルム
1とエアノズル8の先端が接触したとしても、フイルム
1には傷が付かず、何ら不都合を生じることもない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート状
物のコーティング幅制御装置および方法によるときは、
メタリングバー直上流の液溜りの端部位置を、エアノズ
ルからの噴射エアで所望位置に規制できるようにしたの
で、コーティング液のシート状物幅方向外側へのはみ出
しを防止して、コーティング幅を正確にかつ確実に所望
の幅に制御することができる。
【0024】また、エアノズルの位置をシート状物幅方
向に調整できるようにしておけば、コーティング幅の微
調整も容易に行うことができる。さらに、エアノズル先
端部をテフロンチューブで構成すれば、たとえエアノズ
ル先端にシート状物が接触したとしても、その傷付きの
発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコーティング装置の概略側面図で
ある。
【図2】図1の装置の部分拡大縦断面図である。
【図3】図1の装置の部分平面図である。
【図4】図1の装置の部分拡大縦断面図である。
【図5】従来のコーティング装置の概略側面図である。
【符号の説明】
1 シート状物としてのフイルム 2 アプリケーションロール 3 コーティング液 4 タンク 5 リバースロール 6 メタリングバー 7 支持コロ 8 エアノズル 9 調圧手段 10 エア供給源 11 銅パイプ 12 テフロンチューブ 13 液溜り 14 支持部材 15 レール 16 ロックねじ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状物に塗布されたコーティング液
    をメタリングバーでかき取り制御するシート状物のコー
    ティング装置において、メタリングバーのシート状物走
    行方向直上流側に、斜め下方から、メタリングバーのコ
    ーティング液かき取りにより形成される液溜りのシート
    状物幅方向端部に向けて、内側方向にエアを噴射するエ
    アノズルを設けたことを特徴とするシート状物のコーテ
    ィング幅制御装置。
  2. 【請求項2】 前記エアノズルが前記液溜りのシート状
    物幅方向両端部に対して設けられている請求項1のシー
    ト状物のコーティング幅制御装置。
  3. 【請求項3】 前記エアノズルが、シート状物の幅方向
    に位置調整可能に設けられている請求項1又は2のシー
    ト状物のコーティング幅制御装置。
  4. 【請求項4】 前記エアノズルの先端部が、テフロンチ
    ューブで構成されている請求項1ないし3のいずれかに
    記載のシート状物のコーティング幅制御装置。
  5. 【請求項5】 シート状物に塗布されたコーティング液
    をメタリングバーでかき取るシート状物のコーティング
    方法において、メタリングバーのシート状物走行方向直
    上流側で、斜め下方から、メタリングバーのコーティン
    グ液かき取りにより形成される液溜りのシート状物幅方
    向端部に向けて、内側方向にエアを噴射し、該噴射エア
    により、前記液溜りのシート状物幅方向端部位置を規制
    することを特徴とする、シート状物のコーティング幅制
    御方法。
  6. 【請求項6】 前記エアを前記液溜りのシート状物幅方
    向両端部に対して噴射し、該噴射エアにより、前記液溜
    りのシート状物幅方向両端部の位置を規制する、請求項
    5のシート状物のコーティング幅制御方法。
JP5201288A 1993-07-22 1993-07-22 シート状物のコーティング幅制御装置および方法 Pending JPH0731921A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102583098A (zh) * 2012-02-24 2012-07-18 常熟市振宇胶带有限公司 网纹涂硅装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102583098A (zh) * 2012-02-24 2012-07-18 常熟市振宇胶带有限公司 网纹涂硅装置

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