JPH0731879A - 触媒用担体とその製造方法、及びこれを用いた有機塩素化合物処理用触媒とその製造方法 - Google Patents

触媒用担体とその製造方法、及びこれを用いた有機塩素化合物処理用触媒とその製造方法

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JPH0731879A
JPH0731879A JP5200193A JP20019393A JPH0731879A JP H0731879 A JPH0731879 A JP H0731879A JP 5200193 A JP5200193 A JP 5200193A JP 20019393 A JP20019393 A JP 20019393A JP H0731879 A JPH0731879 A JP H0731879A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機塩素化合物を含有するガスを酸素と
水の存在下で触媒により分解除去するに際し、高分解効
率で且つ長期間活性を維持することができる触媒の提供
を目的とする。 【構成】 B23を3〜10重量%、SiO2を4〜1
9重量%含み、結晶形態がムライトとホウ酸アルミニウ
ム構造であり、かつ比表面積が100m2/g以上であるボ
リア−シリカ−アルミナ組成物から成る担体に0.1〜5
重量%となる貴金属あるいは貴金属と遷移金属とを活性
金属として担持させる。 【効果】 本発明の触媒を用いれば、高活性で長期
間にわたり有機塩素化合物を処理できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有機塩素化合物を処理す
るための触媒に関し、詳しくは、有機塩素化合物中の塩
素を接触分解処理せしめるための触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】トリクロロエチレン、テトラクロロエチ
レン等の有機塩素化合物は、金属の脱脂工程やドライク
リ−ニング工程等に幅広く用いられている。しかし、有
機塩素化合物は発癌性物質であるために、大気中への排
出あるいは地下水、土壌等への溶出による汚染が問題に
なっており、廃液等の無害化処理技術の開発が望まれて
いる。
【0003】大気中や廃液中の有機塩素化合物を除去す
る方法としては、例えば活性炭あるいはゼオライトに吸
着させる法が知られている。そして、このようにして回
収した有機塩素化合物を無害化する方法として種々の方
法が検討され、提案されている。例えば有機塩素化合物
を800℃以上の高温で燃焼させる熱分解法、有機塩素
化合物に紫外線を照射し、プラズマ中で有機塩素化合物
を分解する法などである。しかし、これらの方法は何れ
も大がかりな装置を必要とし、且つ処理コストも高くな
る。
【0004】これに対して触媒の存在下で分解・燃焼さ
せる接触分解法は簡便な方法であるため最近有機塩素化
合物を分解し無害化する技術として特に注目を集めてき
ている。例えば、有機塩素化合物を400〜500℃程
度の温度で水蒸気と酸素の存在下で、アルミナ、シリ
カ、ゼオライト、チタニア、ジルコニア等の酸化物を単
独あるいは組み合わせて用いて得た酸化物担体に銅、ク
ロム、鉄、白金、パラジウム等の酸化活性の高い金属を
活性金属として担持させた触媒と接触させ分解処理する
方法である。
【0005】触媒を用いる場合、一般にガス系の反応で
は高いSV(単位時間当りのガス流量/触媒の体積)、
速いLV(線速度)の条件下で反応が行われており、該
反応に用いる触媒の比表面積は大きいほど望ましいとさ
れている。また、反応物質が有機塩素化合物であり、反
応生成物として塩酸が生成するため、耐酸性、特に耐塩
酸性が優れていることが重要となる。しかし、前記の担
体用として用いる酸化物の中で、耐酸性に対して優れて
いるものはチタニア、ジルコニアのみである。しかし、
チタニアやジルコニアで調整された触媒用担体は通常比
表面積が小さく、そのため初期活性は高いものの長期間
活性を維持することができないという問題があった。こ
のため、耐酸性を有し、且つ高比表面積を有する有機塩
素化合物の接触分解触媒用として適した触媒用担体の開
発が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたものであり、トリクロロエチレン、テトラ
クロロエチレン等の有機塩素化合物を含有するガスを酸
素と水の存在下で触媒により分解除去するに際し、高分
解効率で且つ長期間活性を維持することができる触媒の
提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の触媒用担体は、ホウ素をB23として3〜10重量
%、シリカをSiO2として4〜19重量%含み、結晶形
態がムライトとホウ酸アルミニウム構造であり、かつ比
表面積が100m2/g以上であるボリア−シリカ−アルミ
ナ組成物から成る担体であり、本発明の触媒は該担体に
対して0.1〜5重量%となる貴金属あるいは貴金属と遷
移金属とを活性金属として担持させたものである。そし
て、本発明の方法は硫酸アルミニウム水溶液とアルミン
酸ナトリウム水溶液を混合し、得たスラリーにSiO2
を含む水溶液を滴下してシリカ−アルミナ混合水和物を
得、濾過・洗浄してシリカ−アルミナ水和物ケ−キを
得、該シリカ−アルミナ水和物ケ−キにホウ酸を加え加
熱捏和し、成型し、乾燥し、焼成して本発明の触媒用担
体を得る方法において、焼成温度が1000〜1100℃とする
ものであり、本発明の触媒の製造方法は前記方法により
得た触媒用担体に該担体に対して0.1〜5重量%となる
貴金属あるいは貴金属と遷移金属とを含む溶液を含浸さ
せ、次いで400〜600℃で焼成して前記本発明の触媒を得
る方法において、前記担体を得るための焼成温度が1000
〜1100℃であることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明は結晶形態がムライトとホウ酸アルミニ
ウム構造とを有する複合酸化物を触媒用担体として用い
た場合、該担体が極めて高い耐酸性を示すことによりな
されたものである。
【0009】本発明の触媒用担体が塩化水素に対して優
れた耐酸性を有するのは、ボリア−シリカ−アルミナ複
合酸化物がムライト(Al6Si213)構造とホウ酸ア
ルミニウム(Al18433)構造との共に斜方晶系の
結晶構造を採る二つの複合酸化物から形成されており、
過剰のアルミナがムライト中に固溶し、この過剰なアル
ミナ骨格にボリアが均一に配置されて、ホウ酸アルミニ
ウム相が形成されることにより、耐酸性が発現されるも
のと考えられる。本発明の触媒用担体において、ホウ素
をB23として3〜10重量%、シリカをSiO2として
4〜19重量%含むようにするのは、この範囲外では該担
体の結晶構造が前記ムライトとホウ酸アルミニウムとい
った構造を採らないからである。また、触媒用担体の比
表面積が100m2/g以上とするのは、高活性を達成する
ためである。
【0010】本発明に用いる活性金属としての貴金属は
白金、パラジウム、ルテニウム等の貴金属であり、遷移
金属は銅、クロム、コバルト等の遷移金属である。活性
金属は貴金属単独で用いても良く、貴金属と遷移金属と
を混合して用いても良い。活性金属の担持量を担体重量
の0.1〜5重量%の範囲とするのは、この範囲より担持
量が少ないと十分な活性が得られず、多く担持しても活
性向上に対するさらなる効果が得られず、経済性を損な
うからである。
【0011】本発明の触媒用担体、及び触媒を得るに
は、基本的には特開平3−217232号公報に記載されてい
る硫酸アルミニウム水溶液とアルミ酸ナトリウム水溶液
を混合し、加水分解し、生成したアルミナ水和物スラリ
−に所定量の珪酸ナトリウム水溶液を添加して、濾過・
洗浄しシリカ−アルミナ水和物を得、該水和物に所定量
のホウ酸水溶液を添加し、成型可能な水分まで捏和して
所望の形状に成型した後、乾燥し、次いで焼成して触媒
用担体を得る方法を流用でき、得られた触媒用担体に活
性金属として、該担体に対して0.15〜5重量%となる貴
金属を単独あるいは貴金属と遷移金属と併せて含む溶液
を含浸させ、80〜110℃の温度で乾燥し、得た乾燥物を4
00〜600℃の温度で焼成して触媒を製造する方法が適用
できる。
【0012】しかしながら、本発明の方法の特徴は触媒
用担体を得るための焼成温度を1000〜1100℃と限定する
ことにある。すなわち、前記公報記載の方法では焼成温
度は1200℃以上の高温度で焼成することにより耐熱性を
得ようとするものであり、1200℃未満での焼成温度が及
ぼす効果には何等触れていない。本発明の方法はこの触
媒用担体を得るための焼成温度を1000〜1100℃の範囲に
限定することにより触媒用担体の結晶形態をムライトと
ホウ酸アルミニウム構造とし、かつ比表面積を100m2
g以上とすることを可能としたものである。すなわち、
1000℃以下の焼成温度ではムライトとホウ酸アルミニウ
ム構造とからなる担体が得られず、1100℃以上の焼成温
度では比表面積が減少し活性の低下を来すからである。
【0013】このようにして製造された本発明の有機塩
素化合物処理用触媒は、金属の脱脂工程やドライクリ−
ニング工程等から排出される排ガス、廃液等の有機塩素
化合物を酸化分解して無害化するための有効な触媒であ
る。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例について述べる。 (実施例1) (1) 触媒用担体の調製 内容積100lの撹拌機付きステンレス反応槽に水49.5l
を入れ、これにAl23として774gを含む硫酸アルミ
ニウム水溶液9540gを、加え、70℃まで加温し、保持
し、撹拌しつつAl23として1275gを含むアルミン酸
ナトリウム水溶液を滴下してpH9.0のアルミナ水和物
スラリ−を得た。次に該スラリ−を30分間熟成した後、
該スラリ−に濃度30%の硝酸50gを加えpHを6.4と
し、次いで、撹拌しつつSiO2として255gを含む珪酸
ナトリウム水溶液1820gを滴下して、pHが8.5のシリ
カ−アルミナ混合水和物を得、次いで該スラリ−を30分
間熟成した後、濾過・洗浄して、SiO2として11.0重
量%、Na2Oとして0.1重量%、SO4として0.5重量%
含むシリカ−アルミナ水和物ケ−キを得た。
【0015】次に、該シリカ−アルミナ水和物ケ−キ25
00g(SiO2−Al23として450g)にホウ酸42g
(B23として23.7g)を加えて加温ジャケット付きニ
−ダ−中で加熱捏和し、B23−SiO2−Al23
度として39重量%の可塑性のある捏和物を得た。この捏
和物を直径1.5mmのダイスを有する押出し成型機により
成型し、110℃で18時間乾燥し、電気炉で1000℃、及び1
100℃でそれぞれ3時間焼成してB23として5%、S
iO2として10.5重量%含むボリア−シリカ−アルミナ
触媒用担体Aと担体Bとを得た。また、前記シリカ−ア
ルミナ水和物ケ−キ2500g(SiO2−Al23として4
50g)にホウ酸88.5g(B23として50.0g)を加えた
こと以外ボリア−シリカ−アルミナ触媒用担体Aを得た
方法とほぼ同様の方法でB23として10重量%、SiO
2として9.9重量%含むボリア−シリカ−アルミナ触媒用
担体Cを得た。
【0016】次いで、前記の方法と同様にして得られた
アルミナ水和物スラリ−に添加するSiO2溶液をSi
2として14重量%含む珪酸ナトリウム水溶液771g(ア
ルミナ水和物スラリ−中のAi23に対してSiO2
して5重量%)、及び3659g(アルミナ水和物スラリ−
中のAi23に対してSiO2として20重量%)とし
た以外は触媒用担体Aを得た方法と同様の方法でB23
として5重量%、SiO2として4.8重量%含むボリア−
シリカ−アルミナ触媒用担体DとB23として5重量
%、SiO2として19.0重量%を含むボリア−シリカ−
アルミナ触媒用担体Eを得た。
【0017】得られた触媒用担体A、B、C、D、Eの
比表面積はそれぞれ125m2/g、103m2/g、117m2
g、108m2/g、119m2/gであり、結晶形態をX線回析
で調べたところいずれもムライト構造とホウ酸アルミニ
ウム構造との2つの複合酸化物で形成されていた。
【0018】(2) 耐酸テスト 500mlのビ−カ−に純水400mlを加え、80℃に加温し、保
持し、撹拌しながら触媒用担体Aを100メッシュ以下に
粉砕し、得た粉体を60gと濃度36%の塩酸27mlを加えて
pH0.1のスラリ−とし、撹拌しつつ10時間保持した後
冷却し、次いで該スラリ−を濾過し、純水で塩素分が完
全に除去されるまで洗浄し、110℃で15時間乾燥し、100
0℃で2時間焼成し比表面積を測定した。得られた比表
面積は124m2/gであり、ほとんど変化していなかっ
た。次いで、触媒用担体Cを用いて同様の処理を行い、
処理後の比表面積を測定したところ比表面積は117m2
gであり変化していなかった。
【0019】(3) 触媒の調製 前記担体の調製で得た触媒用担体A、B、C、D、Eの
それぞれ100gにシス−ジニトロジアミン白金(II)塩
(Ptとして60.7重量%)1.7gを水60mlに溶解した溶
液を含浸させ、110℃で15時間乾燥し、次いで500℃で2
時間焼成して各触媒AC、BC、CC、DC、ECを得た。その性
状を表1に示す。次いで、触媒用担体A100gに硝酸コ
バルト六水和物1.2gとシス−ジニトロジアミン白金(I
I)塩(Ptとして60.7重量%)1.2gを水60mlに溶解し
た溶液を含浸させ、100℃で15時間乾燥し、次いで500℃
で2時間焼成して触媒FCを得た。その性状を表1に併せ
示した。
【0020】(4) 活性評価 前記の触媒AC乃至FCについて、それぞれを破砕してふる
い分け、500〜840μの範囲の粒度のものを得、それぞれ
触媒充填量10mlの固定床流通反応装置を用い、反応ガス
温度500℃でトリクロロエチレン:0.03ml/min, 水:
0.043ml/min,空気:500ml/min, SV:5000H-1の流
速で触媒層を通過せしめ、処理ガスの分析は株式会社島
津製作所製ガスクロマトグラフを用いてガスクロマト法
により分析した。反応を開始100時間後の活性評価結果
を表1に併せ示した。
【0021】(比較例1) (1) 触媒用担体の調整 実施例1で得たシリカ−アルミナ水和物ケ−キ2500
g(SiO2−A23として450g)にホウ酸を16.2
g(B23として9.2g)、及び141.0g(B23として
79.4g)と加えたこと以外実施例1の触媒用担体の調整
方法と同様にして触媒用担体GとHとを得た。触媒用担
体G中のB23は2重量%、SiO2は10.8重量%であ
り、触媒用担体H中のB23は15重量%、SiO2は9.4
重量%含であった。
【0022】また、得られた触媒用担体G、Hの比表面
積はそれぞれ96m2/g、88m2/gであり、結晶形態をX
線回析で調べたところ触媒用担体Gは、ムライト構造と
ホウ酸アルミニウム構造の複合酸化物とθ−アルミナ構
造で形成されており、触媒用担体Hは、ムライト構造と
ホウ酸アルミニウム構造の複合酸化物と酸化ホウ素構造
で形成されていた。
【0023】(2) 耐酸テスト 実施例1と同様にして触媒用担体GとHとの耐酸テスト
を行った。その結果、触媒用担体GとHの比表面積はそ
れぞれ87m2/g、79m2/gであり、何れも減少してお
り、本発明の範囲外の組成においては耐酸性が不十分で
あることがわかった。
【0024】(3) 触媒の調製 触媒用担体GとHとを用いて実施例1と同様にして触媒
GCとHCとを得た。その性状を表1に併せ示した。
【0025】(4) 活性評価 実施例1と同様にして触媒GCとHC活性評価を行い、結果
を表1に併せ示した。
【0026】表1より、ボリア−シリカ−アルミナ触媒
用担体の組成が本発明の範囲外である触媒GC、HCについ
てはトリクロロエチレンの処理率が低いことが明らかで
ある。また、触媒FCは白金とコバルトとを担持した触媒
であるが、活性金属として貴金属と遷移金属を担持する
ことでもトリクロロエチレンの処理効率が高いことも明
らかである。
【0027】
【0028】
【発明の効果】本発明の方法により得られた本発明の触
媒を用いれば、高活性で長期間にわたり有機塩素化合物
を処理できる。そのため本発明の触媒は金属の脱脂工程
やドライクリ−ニング工程等から排出される排ガス、廃
液等に含まれる有機塩素化合物の酸化分解による無害化
が実現でき、環境汚染防止対策上きわめて有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 32/00 ZAB

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホウ素をB23として3〜10重量%、
    シリカをSiO2として4〜19重量%含み、結晶形態が
    ムライトとホウ酸アルミニウム構造であり、かつ比表面
    積が100m2/g以上であるボリア−シリカ−アルミナ組
    成物から成る触媒用担体。
  2. 【請求項2】 硫酸アルミニウム水溶液とアルミン酸
    ナトリウム水溶液を混合し、得たスラリーにSiO2
    含む水溶液を滴下してシリカ−アルミナ混合水和物を
    得、濾過・洗浄してシリカ−アルミナ水和物ケ−キを
    得、該シリカ−アルミナ水和物ケ−キにホウ酸を加え加
    熱捏和し、成型し、乾燥し、焼成して請求項1記載の触
    媒用担体を得る方法において、焼成温度を1000〜1100℃
    とすることを特徴とする触媒用担体の製造方法。
  3. 【請求項3】 ホウ素をB23として3〜10重量%、
    シリカをSiO2として4〜19重量%含み、結晶形態が
    ムライトとホウ酸アルミニウム構造であり、かつ比表面
    積が100m2/g以上であるボリア−シリカ−アルミナ組
    成物から成る担体に、該担体に対して0.1〜5重量%と
    なる貴金属あるいは貴金属と遷移金属とを活性金属とし
    て担持させたことを特徴とする有機塩素化合物処理用触
    媒。
  4. 【請求項4】請求項1記載の触媒用担体に該担体に対し
    て0.1〜5重量%となる貴金属あるいは貴金属と遷移金
    属とを含む溶液を含浸させ、次いで400〜600℃で焼成し
    て前記本発明の触媒を得ことを特徴とする有機塩素化合
    物処理用触媒。
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