JPH07318589A - 波形表示装置 - Google Patents

波形表示装置

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JPH07318589A
JPH07318589A JP10845394A JP10845394A JPH07318589A JP H07318589 A JPH07318589 A JP H07318589A JP 10845394 A JP10845394 A JP 10845394A JP 10845394 A JP10845394 A JP 10845394A JP H07318589 A JPH07318589 A JP H07318589A
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JP
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address
circuit
output
data
memory
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JP10845394A
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Inventor
Morishige Matsufuji
森茂 松藤
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NEC Avio Infrared Technologies Co Ltd
Original Assignee
NEC Avio Infrared Technologies Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】メモリ容量及び補間処理時間を低減し、汎用性
のある水平走査型CRTを用いた波形表示装置を構成す
る。 【構成】入力される波形データを補間開始及び補間終了
データとして振り分けるCPU30と、振り分けられた
補間開始及び補間終了データを夫々記憶する波形メモリ
35と、この波形メモリ35から補間開始及び補間終了
データの水平方向のアドレス毎に読み出される垂直方向
の各アドレスと、この垂直方向の各アドレスに対応する
カウント値との夫々の比較結果に応じたデータを一致デ
ータとして記憶し、この一致データと比較結果とに基づ
き補間処理を行う補間信号処理部36とを具えるもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ波形等を表示
する水平ラスタスキャン方式の波形表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば水平ラスタスキャン(水平
走査)型の表示装置に測定された心電図信号等のアナロ
グ信号波形を表示する場合、ビットマップ方式と称され
る方式が採用されている。
【0003】このビットマップ方式は、M×Nビットの
ビットマップメモリを使用し、CRT等の表示装置の画
面上の1ドットをこのM×Nビットのビットマップメモ
リの1ビットに対応させ、表示すべき画像の始点と終点
の座標データに基いて、その始点と終点を結ぶ直線に最
も近い点の座標データを発生させ、発生させたその座標
データをビットマップメモリのアドレスとし、そのアド
レスが示す記憶領域にデータを書き込み、CRT表示装
置の水平及び垂直同期信号に同期してビットマップメモ
リから座標データを順次読み出し、画面上に画像として
表示するものである。
【0004】このようなビットマップ方式を採用した従
来の水平走査型の波形表示装置としては、例えば図9に
示すようなものがある。斯かる波形表示装置は、CPU
1にバス2を介して接続される、心電図信号等のアナロ
グ信号波形が入力される入力端子5、アナログ信号をデ
ジタル信号に変換するA−Dコンバータ6、プログラム
や各種パラメータが記憶されているROM3、プログラ
ム等の作業用としてのRAM4、上述したビットマップ
メモリ7、及びこのビットマップメモリ7のアドレス及
び制御端子にアドレス信号、リード/ライト信号やクロ
ック信号等を発生する制御信号発生回路8を具えてい
る。更に、ビットマップメモリ7の出力端子にはパラレ
ル/シリアル変換回路9が接続され、ビットマップメモ
リ7から出力される並列(パラレル)データが直列(シ
リアル)データに変換されてCRT等のモニタ10に出
力される。
【0005】次に、図9に示した従来の波形表示装置の
動作について説明する。心電図信号等のアナログ波形信
号が入力端子5を介してA−Dコンバータ6に供給さ
れ、このA−Dコンバータ6においてデジタル波形デー
タ(以下、単に「波形データ」と云う。)に変換され
る。波形データはバス2を介してビットマップメモリ7
に供給され、制御信号発生回路8からの水平及び垂直同
期信号並びにクロック信号によって順次ビットマップメ
モリ7に書き込まれる。
【0006】ところで、入力されたアナログ信号に対応
する波形データは離散的なデータであるから、心電図信
号を表示する場合、QRS部分等の立ち上がりの急激な
部分が大きく途切れて表示波形が見にくくなる。このた
め、モニタ10の画面上に表示するためには、波形デー
タの途切れた部分を補間処理して連続的な波形データに
修正する必要がある。
【0007】この補間処理について図11の補間波形図
を参照して説明する。図11において、縦方向はビット
マップメモリ7のYアドレス(ラスタアドレス)、横方
向はビットマップメモリ7のXアドレスを表し、また、
黒丸(図中、斜線を施した“○”で示す)は元の波形デ
ータ、×は補間されるデータを示す。
【0008】波形データをビットマップメモリ7に書き
込む際、CPU1により波形データの離散的な部分を補
間しながら、対応するアドレスに補間データを書き込
む。補間は次のようにして行っていた。
【0009】例えば、Xアドレス「3」における波形デ
ータの各Yアドレスについて補間を行う場合、対象とす
る今回の波形データはYアドレス「3」にあり、前回の
Xアドレス「2」の波形データはYアドレス「6」にあ
るから、大小比較すると今回のYアドレスの方が小さ
い。従って、今回のYアドレスの小さい方から大きい方
へ、即ち、Xアドレス「3」のYアドレス「3」からY
アドレス「6」に向かって補間データを書き込むが、前
回のアドレス(2、6)に対応する今回のアドレス
(3、6)には補間データを書き込まないようにしてい
る。従って、Xアドレス「3」の波形データにおいてY
アドレス「4」及び「5」にのみ補間データが書き込ま
れる。
【0010】また、上記と同様にして、Xアドレス
「5」においては、対象とする今回の波形データのXア
ドレス「5」のYアドレス「4」と前回の波形データの
Xアドレス「4」のYアドレス「1」との大小を比較す
ると、前回のXアドレス「4」のYアドレス「1」の方
が小さいので、今回のXアドレス「5」におけるYアド
レス「1」からYアドレス「4」に向かって補間データ
を書き込むが、前回のアドレス(4、1)に対応する今
回のアドレス(5、1)には補間データを書き込まな
い。即ち、Xアドレス「5」の波形データにおいては、
Yアドレス「2」及び「3」に補間データが書き込まれ
る。
【0011】補間処理が施された波形データは、制御信
号発生回路8からの水平及び垂直同期信号並びにクロッ
ク信号によってビットマップメモリ7から順次読み出さ
れ、パラレル/シリアル変換回路9を介してシリアルデ
ータに変換されてモニタ10に供給される。従って、モ
ニタ10の画面上には、補間された波形データが連続的
な波形として表示される。
【0012】このように、ビットマップメモリ7には元
の波形データに加えて補間データが書き込まれるが、補
間データを含む表示エリア全域の容量を有するメモリを
必要とする。即ち、表示画面の有効表示領域を、X方向
(水平方向)を1664ドット及びY方向(垂直方向)
を592ドットすれば、ビットマップメモリ7の全ビッ
ト数は985088ビット(=123136バイト)と
なり、およそ130Kバイトの記憶容量が必要となる。
【0013】図10は、他の従来例として垂直走査型の
CRTを使用した波形表示装置の補間信号処理部を示
す。斯かる装置において、波形メモリに書き込んだ波形
データを垂直方向(Y方向)に走査して読み出すと共
に、読み出す際に以下説明する補間を行うようにしてい
た。
【0014】図10において、波形データが入力端子I
N1を介して波形メモリ12に供給される。波形メモリ
12に波形データが書き込まれた段階では、記憶エリア
の状態は、図11に示すサンプリングされた黒丸部分だ
けが記憶された状態となる。
【0015】波形メモリ12に記憶された波形データ
は、Xアドレスカウンタ15から出力されるXアドレス
指定信号によりXアドレス毎に各Yアドレスが読み出さ
れる。読み出されたYアドレスは、ラッチ回路13に一
旦保持されて比較器16の一方の入力端子に出力される
と共に、比較器17の一方の入力端子に出力される。Y
アドレスカウンタ14からは、比較器16及び17の夫
々他方の入力端子に今回の波形データのYアドレスに対
応するカウント値が出力される。即ち、比較器16は、
ラッチ回路13に保持された1Xアドレス前の波形デー
タのYアドレスとYアドレスカウンタ14のカウント値
とを比較し、比較器17は、今回のXアドレスの波形デ
ータのYアドレスとYアドレスカウンタ14のカウント
値とを比較する。
【0016】比較器16及び17の出力は、排他的オア
回路19の一方及び他方の入力端子に供給され、排他的
オア回路19の出力端子は、フリップフロップ(以下、
「F/F」と云う。)20のクロック入力端子に接続さ
れる。また、比較器16の出力はインバータ18を介し
てアンド回路21の一方の入力端子に送出され、アンド
回路21の他方の入力端子はF/F20の出力端子Qに
接続される。アンド回路21の出力端子はオア回路22
の一方の入力端子に接続されている。更に、比較器17
の出力端子はオア回路22の他方の入力端子に接続され
ている。この場合、F/F20は、排他的オア回路19
の出力が“0”から“1”になる立ち上がりで出力Qが
反転するようになっている。
【0017】尚、Xアドレスカウンタ15は、入力端子
IN4を介して入力される垂直同期信号Svによりカウ
ントを開始し、波形メモリ12のXアドレスに対応した
Xアドレス指定信号を出力し、Xアドレスが最終値にな
ると入力端子IN2から入力される水平同期信号Shに
よりリセットされる。また、Yアドレスカウンタ14
は、入力端子IN3を介して入力されるクロック信号を
カウントして、波形メモリ12から読み出される波形デ
ータのXアドレス毎の各Yアドレスに対応したカウント
値を出力し、入力端子IN4を介して入力される垂直同
期信号Svによりリセットされる。更に、F/F20も
垂直同期信号Svによりリセットされるように構成され
ている。
【0018】斯かる構成において、図11の補間波形デ
ータを参照して動作を説明する。例えば波形データのX
アドレス「5」に対する各Yアドレスについて補間動作
を行うものとする。今回のアドレス(5、1)には波形
データはない。この時、ラッチ回路13には前回のアド
レス(4、1)のYアドレス「1」がラッチされ、この
ラッチされた前回のYアドレス「1」がYアドレスカウ
ンタ14のカウント値「1」と一致するので、比較器1
6は“1”を出力する。一方、今回のアドレス(5、
1)には波形データがないので、メモリ12から今回の
Yアドレス「1」が出力されず、比較器17は、Yアド
レスカウンタ14のカウント値「1」と不一致となり
“0”を出力する。
【0019】また、比較器16及び17の出力が夫々
“1”及び“0”となるので、排他的オア回路19の出
力は“1”となり、F/F20に入力される。この時点
で、F/F20の出力(Q)は垂直同期信号によりリセ
ットされて“0”だったので、この入力“1”により出
力(Q)が“0”から“1”に反転する。この場合、F
/F20は、クロック入力端子に入力される信号の立ち
上がり、即ち、排他的オア回路19の出力の立ち上がり
により出力(Q)を反転するものが用いられている。
【0020】アンド回路21は、一方の入力端子に比較
器16の出力“1”がインバータ18により反転された
“0”が入力されるので、他方の入力端子にF/F20
の出力“1”が入力されても出力は“0”となり、オア
回路22の一方の入力端子に供給する。従って、オア回
路22の両入力端子にはアンド回路21及び比較器17
の出力“0”が入力されて出力は“0”となり、表示す
べきドットデータは出力されない。即ち、前回の波形デ
ータのドットデータは出力されない。
【0021】次に、アドレス(5、2)に移行した場
合、このアドレスにも波形データはない。従って、比較
器16は、ラッチ回路13に保持されているデータは前
回アドレス(4、1)のYアドレス「1」であるため、
Yアドレスカウンタ14の今回のカウント値「2」と一
致せず“0”を出力する。また、比較器17は、波形メ
モリ12から今回の波形データのアドレス(5、2)の
Yアドレス「2」が出力されないのでカウント値「2」
と一致せず、“0”を出力する。
【0022】両比較器16及び17の出力が“0”のた
め、排他的オア回路19の出力は“0”となるが、F/
F20の出力(Q)は“1”を維持しアンド回路21の
他方の入力端子に出力される。アンド回路21は、一方
の入力端子に比較器16の出力“0”がインバータ18
により反転されて“1”が入力され、他方の入力端子に
ラッチ回路13の出力“1”が入力されるので、出力
“1”をオア回路22の一方の入力端子に送出する。従
って、オア回路22の出力は“1”となり補間ドットデ
ータが出力される。
【0023】アドレス(5、3)に移行した場合も波形
データはないので、上記Yアドレス「2」の時の動作と
同様にして補間ドットデータが出力される。
【0024】次に、アドレス(5、4)に移行すると波
形データがある。この場合、ラッチ回路13には前回の
アドレス(4、1)のYアドレス「1」がラッチされて
いるが、比較器16は、アドレスカウンタ14のカウン
ト値「4」が入力されるので不一致となり“0”を出力
する。他方、比較器17は、波形メモリ12から今回の
波形データのアドレス(5、4)のYアドレス「4」が
入力されるので、Yアドレスカウンタ14のカウント値
「4」と一致し“1”を出力する。
【0025】従って、比較器16の出力“0”がインバ
ータ18により反転され、“1”がアンド回路21の一
方の入力端子に入力される。また、比較器16の出力が
“0”及び比較器17の出力が“1”であるから、排他
的オア回路19の出力は“1”となり、F/F20に供
給されてその出力(Q)が“1”から“0”に反転し、
アンド回路21の他方の入力端子に供給される。このた
め、アンド回路21の出力は“0”となって、オア回路
22の一方の入力端子に出力される。
【0026】一方、比較器17の出力“1”がオア回路
22の他方の入力端子に供給されるのでオア回路22の
出力は“1”となり、今回の波形データがドットデータ
として出力される。
【0027】以下同様にして、波形データのXアドレス
毎に垂直方向に走査して、前回及び今回の波形データの
各Yアドレスの一致状態を検出し、補間した波形データ
を出力して連続的な波形データを得る。Yアドレスカウ
ンタ14は、カウント値が最終値に達すると垂直同期信
号Svにより0クリアされ、また、F/F20は、この
垂直同期信号Svによりリセットされる。更に、Xアド
レスカウンタ15は、水平同期信号Shによりリセット
され、垂直同期信号Svによりカウントを開始して上述
した動作を最終のXアドレス値まで繰り返す。このよう
にして、波形データに補間処理を施してモニタ10に出
力していた。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9に示し
たビットマップ方式の波形表示装置においては、モニタ
10の画面を構成する全ドットと同数のビット数を有す
る大容量のビットマップメモリ7が必要になる。しかも
離散的な波形データを補間して連続的な波形データとし
て出力するには、1画面分の全波形データに補間処理を
行いながらデータを書き込むため処理時間が長くなる。
【0029】また、図10を参照して説明した波形表示
装置においては、垂直走査型の特殊なCRTを必要と
し、一般に最も数多く使用されているテレビジョンやパ
ーソナルコンピュータ等に使用されている安価な水平走
査型のCRTを用いることができず、高コストになると
共に融通性に欠ける不都合があった。
【0030】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
ので、メモリ容量及び補間の処理時間を低減できると共
に、安価な汎用性のある水平走査型のCRTを利用でき
る波形表示装置を提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明の波形表示装置
は、例えば図1に示す如く、入力される波形データを補
間開始及び補間終了データとして振り分ける制御手段3
0と、振り分けられた補間開始及び補間終了データを夫
々記憶する波形記憶手段35と、この波形記憶手段35
から補間開始及び補間終了データの水平方向のアドレス
毎に読み出される垂直方向の各アドレスと、この垂直方
向の各アドレスに対応するカウント値との夫々の比較結
果に応じたデータを一致データとして記憶し、この一致
データと比較結果とに基づき補間処理を行う補間信号処
理手段36とを具えるものである。
【0032】また、波形データのXアドレス毎の各Yア
ドレスにおける1Xアドレス遅延した比較情報と、今回
のXアドレスの各Yアドレスの比較結果とに応じたデー
タを一致データとして記憶し、これら一致データ、遅延
比較情報及び比較結果に基づき補間処理を行うこともで
きる。
【0033】
【作用】波形データを補間開始及び補間終了データに夫
々振り分けて記憶し、記憶された補間開始及び補間終了
データのXアドレス毎に読み出される各Yアドレスとこ
のYアドレスに対応するカウント値とを比較する。そし
て補間開始及び補間終了データのYアドレスとカウント
値の一致状態を、Xアドレスに対応するアドレスに記憶
し、この一致状態を含めて元の波形データに補間処理を
加えながら表示すべきドットデータを出力するようにし
た。このため、補間処理に要するメモリ容量及び処理時
間を低減することができる。
【0034】また、波形データのXアドレス毎の各Yア
ドレスをこの各Yアドレスに対応して出力されるカウン
ト値と比較して1Xアドレス遅延した比較情報として一
時的に記憶すると共に、今回のXアドレス毎の各Yアド
レスをこの各Yアドレスに対応するカウント値と比較す
る。更に、この今回の比較結果と遅延比較情報とに応じ
たデータを一致データとして記憶し、比較結果、遅延比
較情報及び一致データに基づき補間処理を行うこともで
きる。従って、波形データを補間開始及び補間終了デー
タに振り分けることなく、しかも補間開始及び補間終了
データを夫々記憶する2つのメモリ(又は記憶領域)を
持つことなく1つのメモリで構成することができ、メモ
リ容量を更に低減することができる。
【0035】
【実施例】以下、図1〜図8を参照して本発明の波形表
示装置の実施例について詳細に説明する。図1は、本発
明の実施例の全体の構成を示す概略ブロック図である。
図1において、30はCPU、31はバス(アドレス、
コントロール及びデータバスから成る)で、このバス3
1に、例えば生体信号や工業計測信号等を入力して増幅
する増幅器(図示せず)から入力端子Toを介して供給
されるアナログ波形信号が、A−Dコンバータ32によ
りデジタル波形データ(以下、単に波形データと云
う。)に変換されて取り込まれる。33はROMで、波
形データの各種処理プログラムや各種パラメータや文字
・符号データ等が記憶されている。34はRAMで、設
定データ等を一時的に記憶保持する。
【0036】35は、例えばRAMから成る波形メモリ
で、波形データを補間開始及び補間終了データに分けて
記憶する2つのメモリ35a及び35bから構成され
る。或いは、この波形メモリ35は、一つのメモリを2
つの記憶領域に分割して補間開始及び補間終了データを
夫々記憶させるようにしてもよい。
【0037】36は補間信号処理部で、詳細については
後述するが、波形メモリ35から夫々読み出される補間
開始及び補間終了データのXアドレス毎の各Yアドレス
と、この各Yアドレスに対応して出力されるカウント値
とを比較して夫々の比較結果に応じたデータを一致デー
タとして記憶し、一致データを含めて波形データの補間
処理を行うものである。
【0038】上述した波形データの補間開始及び補間終
了データは、CPU30の制御により次のようにして求
める。先ず、補間開始データを求める場合、今回の波形
データのアドレス(X、Yn)のYアドレス「Yn」
と、前回の波形データのアドレス(X−1、Y)のYア
ドレス「Y」との大小を比較する。比較の結果、今回の
Yアドレス「Yn」が前回のYアドレス「Y」より小さ
いときは、今回のアドレス(X、Yn)の波形データを
補間開始データとし、今回のYアドレス「Yn」が前回
のYアドレス「Y」より大きいときは、前回の波形デー
タのYアドレス「Y」に「1」を加えたアドレス(X、
Y+1)を今回の波形データの補間開始データとする。
【0039】同様にして、補間終了データを求める場
合、前回及び今回の波形データのアドレス(X−1、
Y)及び(X、Yn)の夫々のYアドレス「Y」及び
「Yn」の大小を比較する。今回のYアドレス「Yn」
が前回のYアドレス「Y」より大きい場合、今回のアド
レス(X、Yn)の波形データを補間終了データとし、
今回のYアドレス「Yn」が前回のYアドレス「Y」よ
り小さい場合、前回のYアドレス「Y」から「1」を減
じたアドレス(X、Y−1)を今回の波形データの補間
終了データとする。
【0040】また、今回の波形データのアドレス(X、
Y)のYアドレス「Y」と、前回の波形データのアドレ
ス(X−1、Y)のYアドレス「Y」が等しいときは、
どちらを補間開始又は補間終了データとしてもよい。例
えば、今回のアドレス(X、Y)を補間開始データと
し、前回のアドレス(X−1、Y)を補間終了データと
するか、或いはその逆でもよい。
【0041】これら補間開始及び補間終了データには、
元の波形データ及び補間データの両方が含まれる。
【0042】37は、クロック信号、水平同期信号及び
垂直同期信号を発生する信号発生回路であり、38は、
波形や関連データ等を表示する、例えばCRT等のモニ
タである。このモニタ38は、例えばテレビジョン或い
はパーソナルコンピュータ等に用いられる汎用の水平走
査型のCRTにより構成できる。39はオア回路で、補
間信号処理部36の出力信号及び図示しないグラフメモ
リ等の出力信号の論理和をとり、モニタ38に送出す
る。
【0043】更に、信号発生回路37は、表示ドットに
対応したクロック信号を発生するクロック発生回路37
a、水平同期信号を発生する水平同期信号発生回路37
b及び垂直同期信号を発生する垂直同期信号発生回路3
7cから構成される。
【0044】次に、図1に示した波形表示装置の動作に
ついて説明する。A−Dコンバータ32からの波形デー
タは、前述したようにCPU30の制御により補間開始
データと補間終了データに振り分けられ、波形メモリ3
5内のメモリ35a及び35bに夫々記憶される。例え
ば、補間開始データをメモリ35aに記憶し、補間終了
データをメモリ35bに記憶する。
【0045】一方、補間信号処理部36は、クロック信
号発生回路37aからクロック信号が供給され、水平同
期信号発生回路37b及び垂直同期信号発生回路37c
から水平同期信号及び垂直同期信号が夫々供給される
と、メモリ35a及び35bから補間開始及び補間終了
データを読み出し、これら補間開始及び補間終了データ
のXアドレス毎の各YアドレスとYアドレスカウンタ
(後述)のカウント値とを比較する。夫々の比較結果に
応じたデータを一致データとして記憶し、この一致デー
タと夫々の比較結果に基づき補間された波形データをド
ットデータとして出力する。
【0046】補間信号処理部36により補間された波形
データは、オア回路39を介してモニタ38に供給され
る。モニタ38は、水平同期信号発生回路37b及び垂
直同期信号発生回路37cから出力される水平同期信号
並びに垂直同期信号により、補間処理された波形デー
タ、即ち連続的な波形を画面上に表示する。
【0047】このように本例においては、波形メモリ3
5のメモリ35a及び35bに補間開始及び補間終了デ
ータを夫々振り分けて記憶させ、これらのデータを読み
出して、補間開始又は補間終了データの各Yアドレスと
Yアドレスカウンタのカウント値とを夫々比較し、一致
状態を補間信号処理部36内の一致メモリ(後述)に記
憶させ、その一致状態をも含めて補間処理を行う。
【0048】図2は、図1に示した波形表示装置の補間
信号処理部の詳細を示す構成図であり、以下この図2を
参照して説明する。尚、この図2において図1と対応す
る部分には同一符号を付し、重複説明を省略する。
【0049】図2において、補間信号処理部36は、以
下のように構成される。40は、例えばRAMから成る
一致メモリで、メモリ35a及び35bに記憶された補
間開始及び補間終了データのYアドレスとYアドレスカ
ウンタ42のカウント値との比較器43及び44による
夫々の比較結果に応じて、補間開始及び補間終了データ
の各Xアドレスに対応するアドレスに一致データを記憶
する。一致データは、“0”又は“1”である。
【0050】一致メモリ40の各アドレスに書き込まれ
る一致データ“0”又は“1”は、波形メモリ35から
読み出される波形データの補間開始又は補間終了データ
のYアドレスと、Yアドレスカウンタ42のカウント値
との一致状態に応じて書き換えられるか、或いは次の垂
直同期信号が入力される時に“0”にクリアされる。
【0051】これらのメモリ35a及び35bは、例え
ばモニタ38の画面の水平方向(X方向)の有効表示ド
ット数に相当する1664のアドレス数、垂直方向の有
効表示ドット数分に相当する592(10ビット)のア
ドレス数を有する。また、一致メモリ40は、例えば上
記メモリ35a及び35bと同様に画面の水平方向の有
効表示ドット数(1664)と同数のアドレス数を有す
る。但し、一致メモリ40は、各Xアドレスに対して1
ビットの情報領域を有するのみである。 従って、メモ
リ35a、35b並びに一致メモリ40の合計容量は、
1664×(10×2+1)=34944ビットで済
み、従来のビットマップメモリに比較して大幅にメモリ
容量を低減できる。
【0052】Xアドレスカウンタ41は、入力端子T3
を介して供給されるクロック信号をカウントしてXアド
レス指定信号を出力し、入力端子T4を介して供給され
る水平同期信号毎にリセットされる。このXアドレス指
定信号は、メモリ35a、35b及び一致メモリ40に
供給され、これら各メモリの水平方向(X方向)のアド
レス数(1664)に対応する。また、Xアドレス指定
信号により、メモリ35a及び35bから補間開始及び
補間終了データのXアドレス毎の各Yアドレスの読み出
し並びに一致メモリ40への一致データの書き込みがな
される。
【0053】Yアドレスカウンタ42は、入力端子T5
を介して供給される水平同期信号に同期して、メモリ3
5a及び35bから出力される補間開始及び補間終了デ
ータの各Yアドレスに対応したカウント値を出力し、入
力端子T6を介して供給される垂直同期信号でリセット
される。Yアドレスカウンタ42のカウント値は、例え
ば上述したようにモニタ38の画面の垂直方向の有効表
示ドット数592に等しい。このカウント値は以下説明
する比較器43及び44に夫々比較用のデータとして供
給される。
【0054】比較器43は、メモリ35aから読み出さ
れる補間開始データのXアドレス毎に読み出される各Y
アドレスとYアドレスカウンタ42から出力されるカウ
ント値とを比較し、その比較結果(“1”又は“0”)
をオア回路45及び排他的オア回路46の夫々一方の入
力端子に出力する。
【0055】同様に、比較器44は、メモリ35bから
読み出される補間終了データのXアドレス毎に読み出さ
れる各YアドレスとYアドレスカウンタ42から出力さ
れるカウント値とを比較し、その比較結果(“1”又は
“0”)をオア回路45及び排他的オア回路46の夫々
他方の入力端子に出力する。
【0056】また、オア回路45の出力端子はオア回路
47の一方の入力端子に接続され、排他的オア回路46
の出力端子は排他的オア回路48の一方の入力端子に接
続される。オア回路47の他方の入力端子には、一致メ
モリ40の出力端子及び排他的オア回路48の他方の入
力端子が夫々接続されている。排他的オア回路48の出
力端子はアンド回路49の一方の入力端子に接続され、
アンド回路49の他方の入力端子にはインバータ50の
出力端子が接続され、アンド回路49の出力端子は一致
メモリ40の入力端子に接続される。インバータ50の
入力端子は、垂直同期信号の入力端子T6に接続されて
いる。
【0057】上記アンド回路49及びインバータ50
は、入力端子T6介して入力される垂直同期信号により
一致メモリ40の全てのアドレスに“0”を書き込ん
で、一致メモリ40の記憶内容を初期化するためのもの
である。
【0058】尚、T1及びT2は、図1に示すCPU3
0により振り分けられた補間開始及び補間終了データを
夫々のメモリ35a及び35bに入力する端子である。
【0059】上述した補間信号処理部36は、次のよう
に動作する。Xアドレスカウンタ41は、入力端子T3
及びT4を介してクロック信号及び水平同期信号が入力
されるとカウント値が0クリアされてカウントを開始
し、Xアドレス指定信号を出力する。また、一致メモリ
40は、入力端子T6からインバータ50により入力さ
れる垂直同期信号が反転されて“0”となってアンド回
路49の一方の入力端子に供給されるので、アンド回路
49の出力信号が“0”になり、全アドレスに“0”が
書き込まれて初期化される。Xアドレスカウンタ41か
らのXアドレス指定信号はメモリ35a及び35bに出
力され、この指定信号により補間開始及び補間終了デー
タのXアドレス毎に各Yアドレスが夫々読み出される。
更に、Xアドレス指定信号は一致メモリ40にも供給さ
れ、アンド回路49から出力される一致データをメモリ
35a又は35bの夫々のXアドレスに対応するアドレ
スに書き込む。
【0060】従って、補間動作開始時及び垂直同期信号
入力時には、一致メモリ40の各ドレスには一致データ
“0”が書き込まれるので出力は“0”である。また、
インバータ50は、垂直同期信号のパルス幅期間のみ
“0”となるだけで、次の垂直同期信号までは出力
“1”を維持してアンド回路49の一方の入力端子に出
力する。
【0061】一方、水平同期信号及び垂直同期信号が入
力端子T5及びT6を介してYアドレスカウンタ42に
供給されると、メモリ35a及び35bから読み出され
る補間開始及び終了データのXアドレス毎の各Yアドレ
スに対応するカウント値が比較器43及び44に夫々供
給される。
【0062】メモリ35aは、Xアドレスカウンタ41
から出力されるXアドレス指定信号により補間開始デー
タのXアドレス毎の各Yアドレスを比較器43に出力す
る。比較器43は、この各YアドレスとYアドレスカウ
ンタ42のカウント値が一致すると“1”を、一致しな
い場合には“0”を夫々出力する。
【0063】同様に、Xアドレスカウンタ41のXアド
レス指定信号により、メモリ35bから補間終了データ
のXアドレス毎の各Yアドレスが読み出されて比較器4
4に供給される。比較器44は、この各YアドレスとY
アドレスカウンタ42のカウント値が一致すると“1”
を、一致しない場合には“0”を夫々出力する。
【0064】次に、図3及び図4を参照して、補間信号
処理部36の動作について具体的に説明する。図3は、
例えば心電図信号等の補間を示す例である。図3におい
て、黒丸は元の波形データを示し、この元の波形データ
及び内部に“×”を付した“○”は補間開始及び補間終
了データを示し、“×”のみは補間開始及び補間終了デ
ータとの間にある補間データを示している。
【0065】図4は、図3に示すXアドレスに対する各
Yアドレスにおける主要部(図2)の出力を示す図であ
る。図4において、“A”は比較器43の出力、“B”
は比較器44の出力、“C”は排他的オア回路46の出
力、“D”は一致メモリ40の出力、“E”はアンド回
路49の出力、“ドット”はオア回路47の出力を夫々
示す。
【0066】図3において、波形データのXアドレス
「0」〜「3」及び「8」〜「12」(尚、Xアドレス
値「13」以降についてはその図示及び説明を省略す
る)においては補間すべきデータはなく、これらの黒丸
の元の波形データが補間開始及び補間終了データとして
両メモリ35a及び35bに書き込まれている。Xアド
レス「4」〜「7」において、離散した部分、即ち、立
ち上がり及び立ち下がりの急激な部分の波形データに対
する補間が行われる。
【0067】図4Aは、補間開始及び補間終了データの
Xアドレス「1」に対するYアドレス「4」〜「6」の
主要部(図2)の出力を示す。アドレス(1、4)に
は、補間開始及び補間終了データはない(図3)。従っ
て、比較器43及び44は、メモリ35a及び35bか
らXアドレス「1」のYアドレス「4」が出力されずY
アドレスカウンタ42のカウント値「4」と一致しない
ので、どちらも“0”を出力する。このため、オア路4
5及び排他的オア回路46の夫々の両入力端子にはいず
れも“0”が入力され、出力はどちらも“0”となる。
【0068】この時点では、一致メモリ40の各アドレ
スには一致データ“0”が保持されているので出力は
“0”であり、オア回路47の両入力端子には“0”が
入力されるので、その出力は“0”となるからドットデ
ータは出力されない。
【0069】また、排他的オア回路46及び一致メモリ
40の出力が“0”なので、排他的オア回路48の出力
は“0”となる。このため、アンド回路49の出力も
“0”となり、一致メモリ40にはメモリ35a及び3
5bのXアドレス「1」に対応するアドレス「1」に
“0”が書き込まれる。
【0070】次に、アドレス(1、5)に移ると、元の
波形データの補間開始及び補間終了データがある(図
3)。従って、比較器43及び44は、メモリ35a及
び35bからXアドレス「1」のYアドレス「5」が出
力され、Yアドレスカウンタ42から出力されるカウン
ト値「5」と一致するので、共に“1”を出力する。こ
の出力“1”がオア回路45及び排他的オア回路46の
夫々の一方及び他方の入力端子に入力されるので、オア
回路45を介して“1”がオア回路47の一方の入力端
子に出力され、元の波形データがドットデータとして出
力される。比較器43及び44の出力がどちらも“1”
のため、排他的オア回路46の出力は“0”となり、排
他的オア回路48の一方の入力端子に送出される。
【0071】この時点では、一致メモリ40は、全ての
アドレスに一致データ“0”を保持しているので“0”
を出力する。これにより、排他的オア回路48の両入力
は“0”であるから出力は“0”となり、アンド回路4
9の一方の入力端子に入力される。従って、アンド回路
49の出力は“0”となり、メモリ35a及び35bの
Xアドレス「1」に対応する一致メモリ40のアドレス
「1」には“0”が書き込まれるが、アドレス(1、
4)の時点で“0”が書き込まれていたので記憶内容に
変化はない。
【0072】同様に、アドレス(1、6)に移行する
と、補間開始及び補間終了データはない(図3)。この
ため、比較器43及び44は、メモリ35a及び35b
からXアドレス「1」のYアドレス「6」は出力されず
Yアドレスカウンタ42のカウント値「6」と一致しな
いので、出力は夫々“0”となる。
【0073】この時、一致メモリ40のアドレス「1」
には、上述のアドレス(1、4)及び(1、5)のいず
れの時点においても“0”が書き込まれたので出力は
“0”である。従って、オア回路45及び47の両入力
端子には共に“0”が入力されるのでドットデータは出
力されない。
【0074】また、比較器43及び44の両出力が
“0”のため排他的オア回路46の出力が“0”及び一
致メモリ40の出力が“0”であるから、排他的オア回
路48の出力は“0”となり、アンド回路49の一方の
入力端子に出力される。従って、アンド回路49の出力
は“0”となり、メモリ35a及び35bのXアドレス
「1」に対応する一致メモリ40のアドレス「1」には
“0”が書き込まれる。
【0075】図4Bは、補間開始及び補間終了データの
Xアドレス「4」に対するYアドレス「2」〜「6」の
各出力を示している。アドレス(4、2)には補間開始
及び補間終了データはない(図3)。従って、比較器4
3及び44は、メモリ35a及び35bからXアドレス
「4」のYアドレス「2」が出力されずYアドレスカウ
ンタ42のカウント値「2」と一致しないのでいずれも
“0”を出力する。このため、オア回路45及び排他的
オア回路46の出力はどちらも“0”となる。
【0076】この時点では、一致メモリ40に保持され
ている各アドレスの一致データは“0”なので出力は
“0”であり、オア回路47及び排他的オア回路48の
夫々他方の入力端子へ出力される。このため、オア回路
47の一方の入力端子にはオア回路45の出力“0”が
入力されるので、オア回路47の出力は“0”となって
ドットデータは出力されない。
【0077】また、排他的オア回路46及び一致メモリ
40の出力“0が、排他的オア回路48の両入力端子へ
入力されるのでその出力は“0”となり、アンド回路4
9へ出力される。従って、アンド回路の出力は“0”と
なり、メモリ35a及び35bのXアドレス「4」に対
応する一致メモリ46のアドレス「4」に一致データ
“0”が書き込まれる。
【0078】次に、アドレス(4、3)に移行すると補
間開始データがある(図3)。従って、比較器43は、
メモリ35aからXアドレス「4」のYアドレス「3」
が出力されYアドレスカウンタ42のカウント値「3」
が一致して“1”を出力するが、比較器44は、メモリ
35bからYアドレス「3」の出力はなくYアドレスカ
ウンタ42のカウント値「3」と一致せず“0”を出力
する。比較器43の出力が“1”なので、オア回路45
及び47の出力は“1”となり、オア回路47から元の
波形データがそのままドットデータとして出力される。
【0079】この時、排他的オア回路46には、一方及
び他方の入力端子に“1”及び“0”が入力されるので
出力は“1”となり、排他的オア回路48の一方の入力
端子に出力される。また、一致メモリ40は、各アドレ
スの一致データが“0”のため“0”を出力し、オア回
路47及び排他的オア回路48の夫々他方の入力端子に
送出する。これにより、排他的オア回路48の出力は
“1”となってアンド回路49の一方の入力端子に出力
され、メモリ35aのXアドレス「4」に対応する一致
メモリ40のアドレス「4」に書き込まれる。従って、
一致メモリのアドレス「4」の一致データは、“0”か
ら“1”に書き換えられる。
【0080】次に、アドレス(4、4)に移行すると、
補間開始及び補間終了データがない(図3)。従って、
比較器43及び44は、波形メモリ35a及び35bか
らXアドレス「4」のYアドレス「4」が入力されずY
アドレスカウンタ42のカウント値「4」と一致しない
ので“0”を出力する。このため、オア回路45及び排
他的オア回路46のいずれの出力も“0”となるが、一
致メモリ40から前回のアドレス(4、3)の時点で書
き込まれた“1”がオア回路47の他方の入力端子に出
力されるので、オア回路47の出力は“1”となり、補
間ドットデータとして出力される。
【0081】排他的オア回路48の一方及び他方の入力
が夫々“0”及び“1”になるので出力は“1”とな
り、アンド回路49の一方の入力端子に出力される。従
って、アンド回路49の出力は“1”となり、メモリ3
5a及び35bのXアドレス「4」に対応した一致メモ
リ40のアドレス「4」に一致データ“1”が記憶され
るが、アドレス(4、3)の処理の時に“1”が書き込
まれているので変化はない。
【0082】また、アドレス(4、5)に移行すると、
補間終了データがある(図3)。従って、比較器43
は、メモリ35aからXアドレス「4」のYアドレスは
入力されず“0”を出力するが、比較器44は、メモリ
35bから入される補間終了データのXアドレス「4」
のYアドレス「5」とYアドレスカウンタ42のカウン
ト値「5」が一致するので“1”を出力する。これによ
り、オア回路45を介してオア回路47から“1”が出
力され、補間ドットデータが出力される。また、排他的
オア回路46の出力は、比較器43及び44の出力が夫
々“0”及び“1”であるから“1”となり排他的オア
回路48の一方の入力端子に入力される。
【0083】この時点では、一致メモリ40は、アドレ
ス「4」の一致データがアドレス(4、4)の時点で
“1”となっているので、出力“1”を排他的オア回路
48及びオア回路47の夫々他方の入力端子に送出す
る。オア回路47の出力は“1”となって補間ドットデ
ータが上記と重複して出力される。
【0084】また、排他的オア回路48の両入力端子に
は“1”が入力されるので出力は“0”となり、アンド
回路49に出力される。従って、アンド回路49の出力
は“0”となり、メモリ35bのXアドレス「4」に対
応する一致メモリ40のアドレス「4」の一致データは
“0”に書き換えられる。
【0085】更に、アドレス(4、6)に進むと、補間
開始及び補間終了データはない(図3)。従って、比較
器43及び44は、波形メモリ35a及び35bからX
アドレス「4」のYアドレス「6」が出力されずYアド
レスカウンタ42のカウント値「4」と一致しないので
“0”を出力する。このため、オア回路45及び排他的
オア回路46のいずれの出力も“0”となり、オア回路
47及び排他的オア回路48の夫々一方の入力端子に出
力される。
【0086】この時点では、一致メモリ40は、アドレ
ス「4」の一致データがアドレス(4、5)の時点で
“0”となっているので“0”を出力し、排他的オア回
路48及びオア回路47の夫々他方の入力端子に送出す
る。これにより、オア回路47の両入力は“0”となっ
てドットデータは出力されない。
【0087】また、排他的オア回路48の両入力端子に
は“0”が入力されるので出力は“0”となり、アンド
回路49の一方の入力端子に入力される。従って、アン
ド回路49の出力は“0”となり、メモリ35a及び3
5bのXアドレス「4」に対応する一致メモリ40のア
ドレス「4」の一致データは“0”のままとなる。
【0088】次に、図4Cは、補間開始及び終了データ
のXアドレス「5」に対するYアドレス「0」〜「3」
の各出力を示す。図3に示す如く、アドレス(5、0)
には補間開始及び補間終了データはない。従って、比較
器43及び44は、波形メモリ35a及び35bからX
アドレス「5」のYアドレス「0」の出力はなくYアド
レスカウンタ42のカウント値「0」と一致しないの
で、出力は夫々“0”となる。これにより、オア回路4
5及び排他的オア回路46の両出力も“0”となり、オ
ア回路47及び排他的オア回路48の夫々一方の入力端
子に出力される。
【0089】この時点で、一致メモリ40は、各アドレ
スの一致データが“0”なので“0”を出力し、排他的
オア回路48及びオア回路47の夫々の他方の入力端子
に送出する。このため、オア回路47の両入力端子に
“0”が入力されるので出力は“0”となり、オア回路
47からドットデータは出力されない。
【0090】また、一致メモリ40の出力及び排他的オ
ア回路46の出力がいずれも“0”なので排他的オア回
路48の出力は“0”となり、アンド回路49の一方の
入力端子に出力される。従って、アンド回路49の出力
は“0”となり、メモリ35a及び35bのXアドレス
「5」に対応する一致メモリ40のアドレス「5」に
“0”が書き込まれる。
【0091】次に、アドレス(5、1)に移行すると補
間開始データがある(図3)。従って、比較器43は、
メモリ35aから出力されるXアドレス「5」のYアド
レス「1」とYアドレスカウンタのカウント値「1」と
が一致して“1”を出力するが、比較器44は、メモリ
35bからカウント値「1」に一致するYアドレス
「1」が出力されないので“0”を出力する。このた
め、比較器43の出力“1”がオア回路45を介してオ
ア回路47の一方の入力端子に送出されるので、元の波
形データがそのままドットデータとして出力される。
【0092】また、排他的オア回路46は、一方及び他
方の入力端子には夫々“1”及び“0”が入力されるの
で、“1”を排他的オア回路48の一方の入力端子に出
力する。
【0093】この時、一致メモリ40は、アドレス
(5、0)の時点でアドレス「5」に保持された一致デ
ータ“0”を出力し、排他的オア回路48及びオア回路
47の夫々他方の入力端子に出力する。従って、排他的
オア回路48は、一方及び他方の入力が夫々“1”及び
“0”となるので出力は“1”となり、この“1”をア
ンド回路49の一方の入力端子に出力する。このため、
アンド回路49の出力は“1”となり、波形メモリ35
aのXアドレス「5」に対応する一致メモリ40のアド
レス「5」に一致データ“1”が書き込まれる。
【0094】次に、アドレス(5、2)に移行すると補
間終了データがある(図3)。従って、比較器43、メ
モリ35aからYアドレス「2」の出力はないのでYア
ドレスカウンタ42のカウント値「2」と一致せず
“0”を出力するが、比較器44は、メモリ35bから
補間終了データのXアドレス「5」のYアドレス「2」
が出力されるのでYアドレスカウンタ42のカウント値
「2」と一致して“1”を出力する。比較器44の出力
“1”は、オア回路45の他方の入力端子を介してオア
回路47の他方の入力端子に入力され、オア回路47の
出力は“1”となって補間ドットデータが出力される。
【0095】また、排他的オア回路46は、一方及び他
方の入力端子には夫々“0”及び“1”が入力されるの
で、“1”を排他的オア回路48の一方の入力端子に出
力する。
【0096】この時、一致メモリ40は、アドレス
(5、1)の時点でアドレス「5」の一致データが
“1”に書き換えられたので、“1”を排他的オア回路
48及びオア回路47の夫々他方の入力端子に出力す
る。この場合、一致メモリ40の出力“1”がオア回路
47の他方の入力端子に送出されるので、上記と重複し
て補間ドットデータが出力される。従って、排他的オア
回路48は、両入力端子に“1”が入力され、“0”を
アンド回路49の一方の入力端子に出力する。このた
め、アンド回路49の出力は“0”になり、メモリ35
bのXアドレス「5」に対応する一致メモリ40のアド
レス「5」の一致データは“0”に書き換えられる。
【0097】次に、アドレス(5、3)に移行すると、
補間開始及び補間終了データはない(図3)。従って、
比較器43及び44は、メモリ35a及び35bからX
アドレス「5」のYアドレス「3」は出力されないの
で、Yアドレスカウンタ42のカウント値「3」と一致
せずはいずれも“0”を出力し、オア回路45及び排他
的オア回路46の一方の入力端子に出力する。このた
め、オア回路45の出力は“0”となりオア回路47の
一方の入力端子に出力される共に、排他的オア回路46
の出力も“0”となって、排他的オア回路48の一方の
入力端子に出力される。
【0098】この時、一致メモリ40のアドレス「5」
の一致データは、前述したアドレス(5、2)の時点で
“0”に書き換えられたので“0”を出力し、排他的オ
ア回路48及びオア回路47の夫々他方の入力端子に供
給する。このため、オア回路47の両入力は“0”とな
るので出力は“0”となり、ドットデータは出力されな
い。
【0099】また、排他的オア回路48の両入力端子に
は“0”が入力されて出力は“0”となり、アンド回路
49の一方の入力端子に出力される。従って、アンド回
路49の出力は“0”となって、メモリ35a及び35
bXアドレス「5」に対応する一致メモリ40のアドレ
ス「5」に“0”が書き込まれるが、アドレス「5」に
はアドレス(5、2)の補間処理時に、既に“0”が保
持されているので変化ない。
【0100】このようにして補間処理された波形データ
は端子T7からモニタ39(図1)に出力され、画面上
に連続的な波形として表示される。
【0101】以上の説明から明かなように、波形データ
を補間開始及び補間終了データに夫々振り分けて記憶さ
せ、これらのデータからXアドレス毎の各Yアドレスを
読み出して各Yアドレスに対応するカウント値と比較
し、比較結果に応じたデータを一致データとして記憶
し、この一致データ及び比較結果に基づいて補間処理を
行うようにしたので、メモリ容量を従来のビットマップ
メモリの補間に比較して大幅に低減することができる。
また、波形データに対して逐次補間処理を行って出力す
るので補間処理時間も短縮できる。
【0102】図5は、補間信号処理部の他の例を示す構
成図であり、図2に示した波形メモリ及び補間信号処理
部を更に簡略化したものである。この例では、図1及び
図2に示した補間開始及び終了データを記憶する2つの
メモリ35a及び35bは必要なく、波形データを記憶
する1つのメモリ或いは1つの記憶領域で構成できる。
【0103】即ち、波形データを補間開始及び補間終了
データに振り分けて記憶することなく、波形データのX
アドレス毎の各Yアドレスをこの各Yアドレスに対応す
るカウント値と比較して、1Xアドレス分遅らせた比較
情報として一時的に記憶し、今回のXアドレス毎の各Y
アドレスをこの各Yアドレスに対応するカウント値と比
較する。更に、この今回の比較結果と遅延比較情報とに
応じたデータを一致データとして記憶する。これらの一
致データ、比較結果及び遅延比較情報とに基づき補間処
理を行う。このため、補間開始及び補間終了データとし
て記憶する2つのメモリ(又は記憶領域)を持つことな
く1つのメモリで領域を分割することなく構成すること
ができ、メモリ容量を更に低減することができる。
【0104】図5において、70は、入力端子Taを介
して入力される波形データを記憶する波形メモリであ
る。71は補間信号処理部で、次のように構成される。
即ち、72は、波形メモリ70から読み出される波形デ
ータのXアドレス毎の各YアドレスとYアドレスカウン
タ83から出力されるカウント値とを比較する比較器で
ある。比較器72の出力は、例えばフリップフロップに
より構成されるラッチ回路74のデータ入力端子D、排
他的オア回路75及びオア回路76の夫々一方の入力端
子に夫々供給される。
【0105】ラッチ回路74は、比較器72の出力を入
力して1サンプル前の、即ち、1Xアドレス分遅延した
波形データのYアドレスとYアドレスカウンタ83のカ
ウント値との一致状態を保持するためのものである。こ
のラッチ回路74は、入力端子Teから入力される垂直
同期信号によりリセットされると共に、入力端子Tbか
ら入力されるクロック信号(の立ち上がり)により比較
器72の出力を取り込むようになっている。即ち、Xア
ドレスカウンタ73から出力されるXアドレス指定信号
により、波形メモリ70から読み出される波形データが
変化する時点において、比較器72の出力が変化する直
前の状態をラッチする。
【0106】ラッチ回路74の出力端子Qは、排他的オ
ア回路75の他方の入力端子及びインバータ77の入力
端子に接続される。インバータ77の出力端子はアンド
回路78の一方の入力端子に接続され、アンド回路78
の他方の入力端子は、一致メモリ79の出力端子及び排
他的オア回路80の一方の入力端子に夫々接続されてい
る。また、アンド回路78の出力端子は、オア回路76
の他方の入力端子に接続される。
【0107】また、排他的オア回路80の他方の入力端
子には排他的オア回路75の出力端子が接続され、排他
的オア回路80の出力端子はアンド回路81の一方の入
力端子に接続されている。アンド回路81の他方の入力
端子にはインバータ82の出力端子が接続され、アンド
回路81の出力端子は一致メモリ79の入力端子に接続
されている。インバータ82は、入力端子が垂直同期信
号を入力する端子Teに接続され、垂直同期信号が入力
する毎に反転した出力信号を一致メモリ79に出力し、
一致メモリ79の全てのアドレスに“0”を書き込み記
憶内容を初期化させる。
【0108】また、Xアドレスカウンタ73は、入力端
子Tbから入力されるクロック信号をカウントしてXア
ドレス指定信号を出力し、入力端子Tcから入力される
水平同期信号毎にリセットされる。このXアドレス指定
信号は、波形メモリ70及び一致メモリ79に出力さ
れ、波形メモリ70及び一致メモリ79の水平方向のア
ドレス数に対応する。
【0109】更に、Yアドレスカウンタ83は、入力端
子Tdを介して供給される水平同期信号に同期して、波
形メモリ70から出力される波形データのXアドレス毎
の各Yアドレスに対応したカウント値を出力し、入力端
子Teを介して供給される垂直同期信号でリセットされ
る。このカウント値は、波形メモリ7に記憶された波形
データの各Xアドレスにおける垂直方向のアドレス数に
対応し、比較器72に比較用として供給される。
【0110】これらX及びYアドレスカウンタ73及び
83は、前述した図2に示す補間信号処理部のX及びY
アドレスカウンタ41及び42と同一構成のものであ
る。
【0111】本例によれば、波形メモリ70の容量は、
例えば画面の水平方向(X方向)の有効表示ドット数を
1664、垂直方向(Y方向)の有効表示ドット数を5
92(10ビット)とすれば、1664×10=166
40ビットとなる。また、一致メモリ79の容量は、波
形メモリ70の水平方向と同じドット数(1664)で
各Xアドレスに対して1ビットでよいため、1664ビ
ットで済む。従って、波形メモリ70と一致メモリの合
計容量は18304ビットとなり、図2の実施例に比較
して更に容量を低減することができる。
【0112】図6は、図5の波形表示装置における波形
データの補間を示す例であり、“○”は元の波形デー
タ、“□”は前回のサンプルデータ、“×”は補間デー
タを夫々示している。これらのデータの内、“○”及び
“×”を付したもののみがドットデータとして出力され
表示される。
【0113】図6において、Xアドレス「0」〜「2」
及び「7」〜「11」では、波形データに対する補間は
なく元の波形データのみとなり、Xアドレス「3」〜
「6」に対する各Yアドレスの波形データ間で補間が行
われる。
【0114】また、図7は、図6に示す波形データに対
応する図5の補間信号処理部の主要部の出力を示すもの
である。図7において、“A”は図5に示したラッチ回
路74の出力、“B”は比較器72の出力、“C”は排
他的オア回路75の出力、“D”は一致メモリ79の出
力、“E”はアンド回路81の出力、「ドット」はオア
回路76の出力を夫々示す。
【0115】さて、水平同期信号及びクロック信号が夫
々入力端子Tb及びTcからXアドレスカウンタ73に
供給されるとXアドレス指定信号が出力され、一致メモ
リ79及び波形メモリ70に供給される。波形メモリ7
0から、このXアドレス指定信号により波形データのX
アドレス毎の各Yアドレスが読み出される。
【0116】この時、インバータ82は、入力端子Te
から入力される垂直同期信号により反転されて垂直同期
信号のパルス幅期間のみ“0”となり、垂直同期信号間
では“1”を維持する。これによりアンド回路81の出
力が垂直同期信号の入力毎に“0”となり、一致メモリ
79の全てのアドレスに“0”が書き込まれて初期状態
とされ、出力は“0”となる。
【0117】一方、Yアドレスカウンタ83に水平同期
信号及び垂直同期信号が夫々入力端子Td及びTeを介
して供給されるとカウントが開始され、波形メモリ70
から読み出されるXアドレス毎の各Yアドレスに対応し
たカウント値が比較器72の一方の入力端子に順次供給
される。
【0118】比較器72は、一方の入力端子に波形メモ
リ70から読み出される波形データのXアドレス毎の各
Yアドレスを入力し、他方の入力端子にYアドレスカウ
ンタ83から出力されるYアドレスに対応するカウント
値を入力して、Yアドレスとカウント値の一致を検出す
る。比較器72は、カウント値とYアドレスが一致する
と“1”、一致しない場合には“0”を出力する。
【0119】図7Aは、波形メモリ70から読み出され
る波形データのXアドレス「1」に対するYアドレス
「4」〜「6」の各出力を示している。先ず、アドレス
(1、4)には、今回のサンプルデータはない(図
6)。従って、比較器72は、波形メモリ70からXア
ドレス「1」のYアドレス「4」の出力はないので、Y
アドレスカウンタ83のカウント値「4」と一致せず
“0”を出力し、ラッチ回路74のデータ入力端子D、
排他的オア回路75及びオア回路76の夫々一方の入力
端子に送出する。
【0120】この時点では、アドレス(0、4)に前回
サンプルデータはないので、ラッチ回路74は“0”を
保持し、出力“0”を排他的オア回路75の他方の入力
端子及びインバータ77に供給する。また、比較器72
及びラッチ回路74の出力が“0”のため、排他的オア
回路75の出力は“0”となり、排他的オア回路80の
他方の入力端子に出力される。
【0121】また、一致メモリ79は、各アドレスの一
致データは全て“0”のため“0”を出力し、この出力
“0”がアンド回路78の他方の入力端子及び排他的オ
ア回路80の一方の入力端子に夫々出力される。従っ
て、アンド回路78の一方の入力端子には、ラッチ回路
74の出力“0”がインバータ77により反転されて
“1”が入力されるが、アンド回路78の出力は“0”
である。このため、オア回路76の両入力はいずれも
“0”となってドットデータは出力されない。
【0122】また、排他的オア回路75及び一致メモリ
79の夫々の出力“0”が排他的オア回路80の両入力
端子に入力されるので、排他的オア回路80の出力は
“0”となり、アンド回路81の一方の入力端子に出力
される。従って、アンド回路81の出力は“0”とな
り、波形メモリ70のXアドレス「1」に対応する一致
メモリ79のアドレス「1」に一致データ“0”が書き
込まれる。
【0123】次に、アドレス(1、5)に移行すると、
このアドレスには元の波形データがあり、且つラッチ回
路74にはアドレス(0、5)の前回サンプルデータが
保持されている(図6)。従って、比較器72は、波形
メモリ70からXアドレス「1」のYアドレス「5」が
出力されるのでYアドレスカウンタ83のカウント値
「5」と一致して“1”を出力し、ラッチ回路74のデ
ータ入力端子D、排他的オア回路75及びオア回路76
の夫々一方の入力端子に送出する。このため、オア回路
76の出力は“1”となり、元の波形データがそのまま
ドットデータとして出力される。
【0124】一方、ラッチ回路74は、アドレス(0、
5)に前回サンプルデータがあるので“1”を保持し、
出力“1”を排他的オア回路75の他方の入力端子に送
出する。このため、排他的オア回路75の両入力端子へ
“1”が入力されるから出力は“0”となり、排他的オ
ア回路80の他方の入力端子に出力される。
【0125】この時点では、一致メモリ79は、前述の
アドレス(1、4)の時点におけるアドレス「1」に一
致データ“0”を保持しているので、出力“0”を排他
的オア回路80の一方の入力端子及びアンド回路78の
他方の入力端子に送出する。従って、アンド回路78
は、一方の入力端子にラッチ回路74の出力“1”がイ
ンバータ77により反転されて“0”が入力されるの
で、出力“0”をオア回路76の他方の入力端子に送出
する。
【0126】また、排他的オア回路80は、両入力端子
に“0”が入力されるので出力は“0”となり、アンド
回路81の一方の入力端子に出力する。従って、アンド
回路81の出力は“0”となるので、一致メモリ79の
波形メモリ70のXアドレス「1」に対応するアドレス
「1」に一致データ“0”が書き込まれる。
【0127】次に、アドレス(1、6)に進むと今回の
サンプルデータはない(図6)。従って、比較器72
は、波形メモリ70からXアドレス「1」のYアドレス
「6」は出力されないので、Yアドレスカウンタ83の
カウント値「6」と一致せず“0”を出力し、ラッチ回
路74のデータ入力端子D、排他的オア回路75及びオ
ア回路76の夫々一方の入力端子に送出する。
【0128】この時点で、ラッチ回路74は、アドレス
(0、6)に前回サンプルデータがないので“0”を保
持し、出力“0”を排他的オア回路75の他方の入力端
子に送出する。従って、排他的オア回路75の両入力端
子には“0”が入力されて出力は“0”となり、排他的
オア回路80の他方の入力端子に送出される。
【0129】また、ラッチ回路74の出力“0”がイン
バータ77により反転されて“1”となり、アンド回路
78の一方の入力端子に出力される。更に、一致メモリ
79は、アドレス「1」の一致データとしてアドレス
(1、4)の時点から“0”を保持し、アンド回路78
の他方の入力端子へ“0”を出力する。このため、アン
ド回路78の出力は“0”となるのでオア回路76の両
入力は“0”となり、ドットデータは出力されない。
【0130】また、排他的オア回路80の両入力端子に
は排他的オア回路75及び一致メモリ79の出力“0”
が入力されるため出力は“0”であり、アンド回路81
の一方の入力端子に出力される。このため、アンド回路
81の出力は“0”となり、波形メモリ70のXアドレ
ス「1」に対応する一致メモリ79のアドレス「1」に
一致データ“0”が書き込まれる。
【0131】図7Bは、Xアドレス「2」に対するYア
ドレス「4」〜「7」の各出力を示す。先ず、アドレス
(2、4)には、図6に示すように今回のサンプルデー
タはない。従って、比較器72は、波形メモリ70から
Xアドレス「2」のYアドレス「4」は出力されないの
で、Yアドレスカウンタ83のカウント値「4」と一致
せず“0”を出力し、ラッチ回路74のデータ入力端子
D、排他的オア回路75及びオア回路76の夫々一方の
入力端子に送出する。
【0132】この時点では、アドレス(1、4)の前回
サンプルデータがないので、ラッチ回路74は“0”を
保持し、出力は“0”を排他的オア回路75の他方の入
力端子及びインバータ77を介してアンド回路78の一
方の入力端子に送出する。比較器72及びラッチ回路7
4の出力が“0”のため、排他的オア回路75の出力が
“0”となり、排他的オア回路80の他方の入力端子に
送出される。
【0133】また、一致メモリ79は、各アドレスの全
ての一致データが“0”のため“0”を出力し、排他的
オア回路80の一方の入力端子及びアンド回路78の他
方の入力端子に送出する。従って、アンド回路78の両
入力は“0”となって出力が“0”となり、オア回路7
6の他方の入力端子に出力される。このため、オア回路
76の両入力はいずれも“0”となり、ドットデータは
出力されない。
【0134】更に、排他的オア回路80は、両入力端子
に一致メモリ79及び排他的オア回路75の出力“0”
が入力されるから、“0”をアンド回路81の一方の入
力端子に出力する。これにより、アンド回路81の出力
は“0”となり、波形メモリ70のXアドレス「2」に
対応する一致メモリ79のアドレス「2」に一致データ
“0”が書き込まれる。
【0135】次に、アドレス(2、5)に移行すると、
このデータは今回のサンプルデータではなく、ラッチ回
路74に保持されたアドレス(1、5)の前回サンプル
データである。従って、比較器72は、波形メモリ70
からXアドレス「2」のYアドレス「5」は出力されな
いのでYアドレスカウンタ83のカウント値「5」と一
致せず“0”を出力し、ラッチ回路74のデータ入力端
子D、排他的オア回路75及びオア回路76の一方の入
力端子に夫々送出する。
【0136】この時、ラッチ回路74にはアドレス
(1、5)の前回サンプルデータが保持されているから
出力は“1”であり、排他的オア回路75の他方の入力
端子及びインバータ77に送出される。このため、排他
的オア回路75の出力は“1”となり、排他的オア回路
80の他方の入力端子に出力される。
【0137】また、一致メモリ79の一致データは
“0”なので出力は“0”であり、この出力が排他的オ
ア回路80の一方の入力端子及びアンド回路78の他方
の入力端子に出力される。アンド回路78の一方の入力
端子には、インバータ77によりラッチ回路74の出力
“1”が反転されて“0”が入力されるので、アンド回
路78の出力は“0”である。このため、オア回路76
の両入力はいずれも“0”となるから出力も“0”とな
り、ドットデータは出力されない。
【0138】また、排他的オア回路80の一方及び他方
の入力端子には“0”及び“1”が入力されるので出力
は“1”となり、アンド回路81の一方の入力端子に出
力される。従って、アンド回路81の出力は“1”とな
るから、一致メモリ79の波形メモリ70のXアドレス
「2」に対応するアドレス「2」に一致データ“1”が
書き込まれる。これにより、一致メモリ79のアドレス
「2」の一致データは“0”から“1”に書き換えられ
る。
【0139】次に、アドレス(2、6)に進むと、今回
のサンプルデータがある(図6)。従って、比較器72
は、波形メモリ70から出力されるXアドレス「2」の
Yアドレス「6」とYアドレスカウンタのカウント値
「6」が一致して“1”を出力し、ラッチ回路74のデ
ータ入力端子D、排他的オア回路75及びオア回路76
の夫々一方の入力端子に出力する。このため、オア回路
76から元の波形のドットデータが出力される。
【0140】また、ラッチ回路74は、アドレス(1、
6)の前回サンプルデータがないので“0”を保持し、
出力“0”を排他的オア回路75の他方の入力端子及び
インバータ77を介してアンド回路78の一方の入力端
子に送出する。これにより、排他的オア回路75の出力
は“1”となり、排他的オア回路80の他方の入力端子
に送出される。
【0141】また、一致メモリ79のアドレス「1」に
はアドレス(2、5)の時点で一致データ“1”が保持
されているので出力は“1”であり、排他的オア回路8
0の一方の入力端子及びアンド回路78の他方の入力端
子に出力される。このため、アンド回路78の両入力は
“1”となるので出力は“1”となり、オア回路76の
他方の入力端子に送出される。これにより、オア回路7
6の出力は“1”となり、元の波形のドットデータが出
力されるが、前述した比較器72の出力“1”により出
力されるドットデータと重複して出力される。
【0142】更に、排他的オア回路80の両入力端子に
は、排他的オア回路75及び一致メモリ79の出力
“1”が入力され出力は“0”となり、アンド回路81
の一方の入力端子に出力される。従って、アンド回路8
1の出力は“0”となるので、波形メモリ70のXアド
レス「2」に対応する一致メモリ79のアドレス「2」
の一致データは“0”に書き換えられる。
【0143】次に、アドレス(2、7)に移ると今回の
サンプルデータはない(図6)。従って、比較器72
は、波形メモリ70からXアドレス「2」のYアドレス
「7」は出力されないのでYアドレスカウンタ83のカ
ウント値「7」と一致せず出力は“0”となり、ラッチ
回路74のデータ入力端子D、排他的オア回路75及び
オア回路76の一方の入力端子に夫々送出する。
【0144】この時点で、ラッチ回路74には、アドレ
ス(1、7)の前回サンプルデータはないので“0”が
保持され出力は“0”であり、排他的オア回路75の他
方の入力端子及びインバータ78を介してアンド回路7
8の一方の入力端子に出力される。従って、排他的オア
回路75の出力は“0”となり、排他的オア回路80の
他方の入力端子に出力される。
【0145】また、一致メモリ79のアドレス「2」の
一致データはアドレス(2、6)の時点で“0”となっ
たので出力は“0”であり、排他的オア回路80の一方
の入力端子及びアンド回路78の他方の入力端子に送出
される。このため、アンド回路78の出力“0”とな
り、オア回路76の他方の入力端子に出力される。この
ため、オア回路76の両入力は“0”となってドットデ
ータは出力されない。
【0146】更に、排他的オア回路80は、両入力とな
る一致メモリ79及び排他的オア回路75の出力が夫々
“0”なので“0”を出力し、アンド回路81の一方の
入力端子に出力する。従って、アンド回路81の出力は
“0”となり、波形メモリ70のXアドレス「2」に対
応する一致メモリ79のアドレス「2」に書き込まれる
が、アドレス「2」の一致データは、アドレス(2、
6)の時点で既に“0”となっていたので変化はない。
【0147】図8Aは、Xアドレス「3」に対するYア
ドレス「2」〜「7」の出力を示している。先ず、アド
レス(3、2)には、図6に示すように今回のサンプル
データはない。従って、比較器72は、波形メモリ70
からXアドレス「3」のYアドレス「2」の出力はない
ためYアドレスカウンタ83のカウント値「2」と一致
せず“0”を出力し、ラッチ回路74のデータ入力端子
D、排他的オア回路75及びオア回路76の夫々の一方
の入力端子に出力する。
【0148】この時点では、ラッチ回路74は、アドレ
ス(2、2)の前回サンプルデータがないので“0”を
保持し、出力“0”を排他的オア回路75の他方の入力
端子及びインバータ77を介してアンド回路78の一方
の入力端子に出力する。従って、排他的オア回路75の
両入力端子には“0”が入力され出力が“0”となっ
て、排他的オア回路80の他方の入力端子に出力され
る。
【0149】また、一致メモリ79の各アドレスの一致
データは全て“0”のため出力は“0”であり、排他的
オア回路80の一方の入力端子及びアンド回路78の他
方の入力端子に送出される。このため、アンド回路78
の両入力は“0”で出力は“0”となり、オア回路76
の他方の入力端子に出力される。従って、オア回路76
の両入力は“0”となるので出力は“0”となり、ドッ
トデータは出力されない。
【0150】更に、排他的オア回路80は、両入力端子
に“0”が入力されるので出力は“0”となり、アンド
回路81の一方の入力端子に送出される。従って、アン
ド回路81の出力は“0”となり、一致メモリ79には
波形メモリ70のXアドレス「3」に対応するアドレス
「3」に一致データ“0”が書き込まれる。
【0151】次に、アドレス(3、3)に進むと今回の
サンプルデータがある(図6)。従って、比較器72
は、波形メモリ70から出力されるXアドレス「3」の
Yアドレス「3」とYアドレスカウンタ83のカウント
値「3」が一致して“1”を出力し、ラッチ回路74の
データ入力端子D、排他的オア回路75及びオア回路7
6の一方の入力端子に送出する。このため、オア回路7
6から元の波形のドットデータが出力される。
【0152】この時、ラッチ回路74は、アドレス
(2、3)の前回サンプルデータがないので“0”を保
持し、出力“0”を排他的オア回路75の他方の入力端
子及びインバータ761を介してアンド回路78の一方
の入力端子に出力する。
【0153】一方、一致メモリ79は、アドレス(3、
2)の時点で一致データが“0”になったので出力は
“0”であり、排他的オア回路80の一方の入力端子及
びアンド回路78の他方の入力端子に送出する。更に、
排他的オア回路75の両入力端子には、ラッチ回路74
の出力“0”及び比較器72の出力“1”が夫々入力さ
れるのでその出力は“1”となって、排他的オア回路8
0の他方の入力端子に出力される。
【0154】また、排他的オア回路80の一方及び他方
の入力が夫々“1”及び“0”なので、“1”がアンド
回路81の一方の入力端子に出力される。従って、アン
ド回路81の出力は“1”となり、波形メモリのXアド
レス「3」に対応する一致メモリ79のアドレス「3」
に一致データ“1”が書き込まれる。
【0155】次に、アドレス(3、4)に進むと今回の
サンプルデータはない(図6)。従って、比較器72
は、波形メモリ70からXアドレス「3」のYアドレス
「4」が出力されないので、Yアドレスカウンタ83の
カウント値「4」と一致せず“0”を出力し、ラッチ回
路74のデータ入力端子D、排他的オア回路75及びオ
ア回路76の夫々一方の入力端子に送出する。
【0156】この時、ラッチ回路74は、アドレス
(2、4)に前回サンプルデータがないので“0”を保
持し、出力“0”を排他的オア回路75の他方の入力端
子及びインバータ77介してアンド回路78の一方の入
力端子に送出する。従って、排他的オア回路75の両入
力が“0”となるから出力は“0”となり、排他的オア
回路80の他方の入力端子に送出される。
【0157】また、一致メモリ79にはアドレス(3、
3)の時点で一致データ“1”が保持されているので、
“1”が排他的オア回路80の一方の入力端子及びアン
ド回路78の他方の入力端子に出力される。このため、
アンド回路78の両入力はいずれも“1”となるから
“1”がオア回路76の他方の入力端子に出力される。
従って、オア回路76の出力は“1”となり、補間ドッ
トデータとして出力される。
【0158】また、一致メモリ79及び排他的オア回路
75の出力が夫々“1”及び“0”であるから排他的オ
ア回路80の出力は“1”となり、アンド回路81の一
方の入力端子に出力される。従って、アンド回路81か
ら“1”が出力され、波形メモリ70のXアドレス
「3」に対応する一致メモリ79のアドレス「3」に一
致データ“1”が書き込まれるが、アドレス「3」に
は、アドレス(3、3)の時点で“1”が書き込まれて
いたので変化はない。
【0159】次に、アドレス(3、5)に移ると今回の
サンプルデータはない(図6)。従って、比較器72
は、波形メモリ70からXアドレス「3」のYアドレス
「5」が出力されずYアドレスカウンタ83のカウント
値「5」と一致しないので“0”を出力し、ラッチ回路
74のデータ入力端子D、排他的オア回路75及びオア
回路76の夫々一方の入力端子に出力する。
【0160】この時、ラッチ回路74にはアドレス
(2、5)の前回サンプルデータがないので“0”を保
持し、出力“0”を排他的オア回路75の他方の入力端
子及び及びインバータ77を介してアンド回路78の一
方の入力端子に出力する。このため、排他的オア回路7
5の出力は“0”となり、排他的オア回路80の他方の
入力端子に供給される。
【0161】また、一致メモリ79は、アドレス「3」
の一致データは“1”なので“1”を出力し、排他的オ
ア回路80の一方の入力端子及びアンド回路78の他方
の入力端子に送出する。このため、アンド回路78の一
方の入力端子にはインバータ77によりラッチ回路74
の出力“0”が反転されて“1”が入力されるので、ア
ンド回路78の両入力は“1”となり、“1”がオア回
路76の他方の入力端子に出力される。従って、オア回
路76から補間ドットデータが出力される。
【0162】一致メモリ79の出力が“1”、排他的オ
ア回路75の出力が“0”なので、排他的オア回路80
の出力は“1”となりアンド回路81の一方の入力端子
に出りょっくされる。従って、アンド回路81から
“1”が出力され、波形メモリ70のXアドレス「3」
に対応する一致メモリ79のアドレス「3」に再び
“1”が書き込まれるが、既にアドレス「3」には
“1”が記憶されているので変化はない。
【0163】次に、アドレス(3、6)に移ると、この
データは今回のサンプルデータではなく、ラッチ回路7
4に保持されたアドレス(2、6)の前回サンプルデー
タである(図6)。従って、比較器72は、波形メモリ
70からXアドレス「3」のYアドレス「6」は出力さ
れずYアドレスカウンタ83のカウント値「6」と一致
しないので“0”を出力し、ラッチ回路74のデータ力
端子D、排他的オア回路75及びオア回路76の夫々一
方の入力端子に送出する。
【0164】ラッチ回路74には、アドレス(2、6)
の前回サンプルデータがラッチされているので“1”が
出力され、排他的オア回路75の他方の入力端子及びイ
ンバータ77を介してアンド回路78の一方の入力端子
に出力される。従って、排他的オア回路75の出力は
“1”となり、排他的オア回路80の他方の入力端子に
送出される。
【0165】この時、一致メモリ79は、アドレス
(3、5)の時点でアドレス「3」に一致データ“1”
が保持されているので、排他的オア回路80の一方の入
力端子及びアンド回路78の他方の入力端子に“1”が
出力される。このため、アンド回路78は、一方の入力
端子にラッチ回路74の出力“1”が反転されて“0”
が入力されるので、オア回路76の他方の入力端子に
“0”を出力する。従って、オア回路76の両入力端子
には“0”が入力されるので出力は“0”となり、ドッ
トデータは出力されない。
【0166】一方、排他的オア回路80両入力がいずれ
も“1”となるので出力は“0”となり、アンド回路8
1の一方の入力端子に出力される。このため、アンド回
路81の出力が“0”となり、波形メモリ70のXアド
レス「3」に対応する一致メモリ79のアドレス「3」
に“0”が書き込まれる。
【0167】次に、アドレス(3、7)に進むと今回の
サンプルデータはない(図6)。従って、比較器72
は、波形メモリ70からXアドレス「3」のYアドレス
「7」の出力がないので、Yアドレスカウンタ83のカ
ウント値「7」と一致せず“0”を出力し、ラッチ回路
74のデータ入力端子D、排他的オア回路75及びオア
回路76の夫々一方の入力端子に送出する。
【0168】この時、ラッチ回路74は、アドレス
(2、7)の前回サンプルデータがないので“0”を保
持し、出力“0”を、排他的オア回路75の他方の入力
端子及びインバータ77を介してアンド回路78の一方
の入力端子に送出する。従って、排他的オア回路75の
出力は“0”となって排他的オア回路80の他方の入力
端子に出力される。
【0169】一方、一致メモリ79の一致データはアド
レス(3、6)の時点で“0”に書き換えられたので出
力は“0”であり、排他的オア回路80の一方の入力端
子及びアンド回路78の他方の入力端子に供給される。
このため、アンド回路78の出力は“0”となり、オア
回路76の他方の入力端子に出力される。従って、オア
回路76の両入力はいずれも“0”となるので出力は
“0”となって、ドットデータは出力されない。
【0170】また、排他的オア回路80両入力がいずれ
も“0”となるので出力は“0”となり、アンド回路8
1の一方の入力端子に出力される。このため、アンド回
路81の出力が“0”となり、波形メモリ70のXアド
レス「3」に対応する一致メモリ79のアドレス「3」
に“0”が書き込まれる。
【0171】図8Bは、Xアドレス「6」に対するYア
ドレス「3」〜「7」の出力を示している。先ず、アド
レス(6、3)には、図6に示すように今回のサンプル
データがない。従って、比較器72は、波形メモリ70
からXアドレス「6」のYアドレス「3」の出力がない
のでYアドレスカウンタ83のカウント値「3」と一致
せず“0”を出力し、ラッチ回路74のデータ入力端子
D、排他的オア回路75及びオア回路76の夫々一方の
入力端子に送出する。
【0172】この時、ラッチ回路74は、アドレス
(5、3)の前回サンプルデータがないので“0”を保
持し、出力“0”を排他的オア回路75の他方の入力端
子及びインバータ77を介してアンド回路78の一方の
入力端子に夫々供給する。このため、排他的オア回路7
5の両入力はいずれも“0”のため出力は“0”とな
り、排他的オア回路80の他方の入力端子に送出され
る。
【0173】一方、一致メモリ79の各アドレスの一致
データは全て“0”なので出力は“0”であり、排他的
オア回路80の一方の入力端子及びアンド回路78の他
方の入力端子に送出される。このため、アンド回路78
の出力は“0”となり、オア回路76の他方の入力端子
に供給される。従って、オア回路76の両入力はいずれ
も“0”のため出力は“0”となり、ドットデータは出
力されない。
【0174】また、一致メモリ79及び排他的オア回路
75の出力が“0”となるので、排他的オア回路80の
出力は“0”となってアンド回路81の一方の入力端子
に出力される。従って、アンド回路81の出力は“0”
となるから、波形メモリ70のXアドレス「6」に対応
する一致メモリ79のアドレス「6」に一致データ
“0”が書き込まれる。
【0175】次に、アドレス(6、4)に移行すると、
これは今回のサンプルデータではなく、ラッチ回路74
に保持されたアドレス(5、4)の前回サンプルデータ
である。従って、比較器72は、波形メモリ70からX
アドレス「6」のYアドレス「4」が出力されないので
Yアドレスカウンタ83のカウント値「4」と一致せず
“0”を出力し、排他的オア回路75及オア回路76の
夫々一方の入力端子に供給する。
【0176】ラッチ回路74には、アドレス(5、4)
の前回サンプルデータが保持されているので“1”が出
力され、排他的オア回路75の他方の入力端子及びイン
バータ77を介してアンド回路78の一方の入力端子に
送出される。従って、排他的オア回路75の出力は
“1”となり、排他的オア回路80の他方の入力端子に
送出される。
【0177】一方、一致メモリ7は、アドレス(6、
3)の時点でアドレス「6」に一致データ“0”が保持
されているので出力は“0”であり、排他的オア回路8
0の一方の入力端子及びアンド回路78の他方の入力端
子に出力される。従って、オア回路76の両入力はいず
れも“0”となるので出力は“0”となり、ドットデー
タは出力されない。
【0178】また、一致メモリ79の出力が“0”、排
他的オア回路75の出力が“1”であるから、排他的オ
ア回路80の出力は“1”となり、アンド回路81の一
方の入力端子に出力される。従って、アンド回路81の
出力が“1”となって、波形メモリ70のXアドレス
「6」に対応する一致メモリ79のアドレス「6」の一
致データは“1”に書き換えられる。
【0179】次に、アドレス(6、5)に移ると今回の
サンプルデータはない(図6)。従って、比較器72
は、波形メモリ70からXアドレス「6」のYアドレス
「5」が出力されないのでYアドレスカウンタ83のカ
ウント値「5」と一致せず“0”を出力し、排他的オア
回路75及びオア回路76の夫々一方の入力端子に送出
する。
【0180】この時点では、ラッチ回路74は、アドレ
ス(5、5)の前回サンプルデータがないので“0”を
保持し、出力“0”を、排他的オア回路75の他方の入
力端子及びインバータ77を介してアンド回路78の一
方の入力端子に送出する。このため、排他的オア回路7
5の両入力は“0”となるので出力は“0”となり、排
他的オア回路80の他方の入力端子に送出される。
【0181】また、一致メモリ79は、アドレス(6、
4)の時点でアドレス「6」に一致データ“1”が保持
されているので、出力“1”が排他的オア回路80の一
方の入力端子及びアンド回路78の他方の入力端子に入
力される。このため、アンド回路78は、両入力端子に
“1”が入力されるので、“1”をオア回路76の他方
の入力端子に出力する。従って、オア回路76から補間
ドットデータが出力される。
【0182】また、一致メモリ79の出力が“1”、排
他的オア回路75の出力が“0”であるから排他的オア
回路80の出力は“1”となり、アンド回路81の一方
の入力端子に出力される。このため、アンド回路81の
出力は“1”となり、波形メモリ70の一致メモリ79
のXアドレス「6」に対応するアドレス「6」に一致デ
ータ“1”が書き込まれる。
【0183】次に、アドレス(6、6)に移ると今回の
サンプルデータがある(図6)。従って、比較器72
は、波形メモリ70から出力されるXアドレス「6」の
Yアドレス「6」とYアドレスカウンタ83のカウント
値「6」が一致するので“1”を出力し、ラッチ回路7
4のデータ入力端子D、排他的オア回路75及びオア回
路76の夫々一方の入力端子に送出する。これにより、
オア回路76の出力は“1”となり、元の波形データが
ドットデータとして出力される。
【0184】この時点では、ラッチ回路74は、アドレ
ス(5、6)の前回サンプルデータがないので“0”を
保持し、出力“0”を、排他的オア回路75の他方の入
力端子及びインバータ77を介してアンド回路78の一
方の入力端子に供給する。従って、排他的オア回路75
の出力は“1”となり、排他的オア回路80の他方の入
力端子に送出される。
【0185】また、一致メモリ79は、アドレス(6、
5)の時点で書き込まれた一致データ“1”を保持して
いるので、出力“1”を、排他的オア回路80の一方の
入力端子及びアンド回路78の他方の入力端子に送出す
る。このため、アンド回路78の両入力は“1”となる
ので出力は“1”となり、オア回路76の他方の入力端
子に出力され、元の波形データがそのままドットデータ
として出力されるが、前述のドットデータと重複して出
力される。
【0186】また、一致メモリ79の出力が“1”、排
他的オア回路75の出力が“1”であるから、排他的オ
ア回路80の出力は“0”となり、アンド回路81の一
方の入力端子に出力される。このため、波形メモリ70
のXアドレス「6」に対応する一致メモリ79のアドレ
ス「6」の一致データは、“1”から“0”に書き換え
られる。
【0187】次に、アドレス(6、7)に進むと今回の
サンプルデータはない。このため、比較器72は、波形
メモリ70からXアドレス「6」のYアドレス「7」が
入力されないのでYアドレスカウンタ83のカウント値
「7」と一致せず“0”を出力し、ラッチ回路74のデ
ータ入力端子D、排他的オア回路75及びオア回路76
の夫々一方の入力端子に送出する。
【0188】この時、ラッチ回路74は、アドレス
(5、7)の前回サンプルデータがないので“0”を保
持し、出力“0”を排他的オア回路75の他方の入力端
子及びインバータ77を介してアンド回路78の一方の
入力端子に送出する。従って、排他的オア回路75の出
力は“0”となり、排他的オア回路80の一方の入力端
子に送出される。
【0189】更に、一致メモリ79は、アドレス(6、
6)の時点で一致データが“0”に書き換えられたので
出力は“0”であり、排他的オア回路80の一方の入力
端子及びアンド回路78の他方の入力端子に出力され
る。このため、アンド回路78の出力は“0”となり、
オア回路76の他方の入力端子に出力される。従って、
オア回路76の両入力端子にはいずれも“0”が入力さ
れ、ドットデータは出力されない。
【0190】また、一致メモリ79及び排他的オア回路
75の出力が共に“0”のため、排他的オア回路80の
出力は“0”となり、アンド回路81の一方の入力端子
に出力される。これにより、アンド回路81の出力は
“0”となり、波形メモリ70のXアドレス「6」に対
応する一致メモリ79のアドレス「6」に一致データ
“0”が書き込まれるが、アドレス「6」には、既にア
ドレス(6、6)の時点で“0”が書き込まれているの
で変化はない。
【0191】以上のようにして、他の波形データの各ア
ドレスについても、波形メモリ70から波形データのX
アドレス毎に各Yアドレスを読み出し、Xアドレスの各
Yアドレスとこの各Yアドレスに対応するカウンタ値と
を比較して1Xアドレス分遅らせた遅延比較情報を得
る。次に、この比較情報と、今回のXアドレスの各Yア
ドレスのこの各Yアドレスに対応するカウント値の比較
結果に応じたデータを一致データとして記憶保持し、こ
の一致データ、遅延比較情報及び今回の比較結果に基づ
き波形データに補間処理を施しながらドットデータを出
力する。補間処理された波形データは、端子Tfを介し
てモニタ38に出力されて、連続的な波形として画面上
に表示される。
【0192】このようにして、Xアドレスカウンタ73
から出力されるXアドレス指定信号が最終値になると、
水平同期信号によりXアドレスカウンタ73はリセット
されて初期値“0”に戻り、Xアドレスの次のYアドレ
スを読み出し、Y方向の最終値に達すると再び上記処理
を繰り返す。
【0193】また、Yアドレスカウンタ83は、各Xア
ドレス毎に波形メモリ70から出力されるYアドレスに
対応したカウント値を水平同期信号に同期して出力し、
1画面分が終了すると垂直同期信号によりリセットされ
て初期値“0”に戻る。この垂直同期信号によりラッチ
回路74も初期値にリセットされる。
【0194】また、本例においては、波形データ自体を
補間開始及び補間終了データとし、波形データの1Xア
ドレス分だけ遅らせたYアドレスの遅延比較情報と、今
回のXアドレスのYアドレスの比較結果に応じたデータ
を一致データとして記憶保持し、これら遅延比較情報及
び比較結果と共に用いて補間するようにした。これによ
り、図2の補間信号処理部に比較して、補間開始及び補
間終了データとして予め選別することなく1つのメモリ
又は1つのメモリの記憶領域に記憶できる。従って、2
つのメモリを使用することなく或いは1つのメモリを2
つの記憶領域に分割して用いることなく、低容量のメモ
リで構成できる。
【0195】尚、上述の各例においてはCRTのみなら
ず、ドットマトリクス液晶表示器、プラズマやEL等の
フラットディスプレイに適用した場合においても同様の
効果を得ることができる。
【0196】また、本発明は、上述の実施例に限ること
なく、本発明の要旨を逸脱することなく、その他種々の
構成が取り得ることは勿論である。
【0197】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、波形データを
補間開始及び補間終了データに分けて記憶し、対応する
補間開始及び補間終了データの水平方向(X方向)のア
ドレスを読み出して、垂直方向(Y方向)のアドレスに
対応するカウント値と夫々比較し、比較結果に応じたデ
ータを一致データとして記憶保持し、この一致データ及
び比較結果に基づき波形データを補間するようにしたの
で、メモリの記憶容量を大幅に削減でき、しかも補間処
理時間も低減できる。
【0198】また、従来のように縦型の特殊なCRTを
用いることなく、汎用の水平走査型CRTを用いること
ができるので、設計の融通性に優れ且つコストも安価に
できる利点が得られる。
【0199】更に、本発明の他の実施例によれば、記憶
された波形データを読み出し、この波形データのXアド
レス毎の各Yアドレスとこの対応するカウント値とを比
較して1Xアドレス遅延した比較情報としてラッチし、
この遅延比較情報と、今回のXアドレスの各Yアドレス
の対応するカウント値との比較結果に応じたデータを一
致データとして記憶して補間処理を行うようにしたの
で、波形データの補間開始及び補間終了データを別個に
指定することなく、しかも2つのメモリ又はメモリを2
つの記憶領域に分割して使用することなく1つのメモリ
又は1つの記憶領域で構成でき、更にメモリ容量を低減
できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の波形表示装置の一実施例を示す構成図
である。
【図2】図1の実施例の補間信号処理部の詳細を示す構
成図である。
【図3】図2の説明に供する補間波形データの例を示す
図である。
【図4】図2における主要部の出力状態を示す説明図で
ある。
【図5】図2の補間信号処理部の他の例を示す構成図で
ある。
【図6】図5の説明に供する補間波形データの例を示す
図である。
【図7】図5における主要部の出力状態を示す説明図で
ある。
【図8】図5における主要部の他の出力状態を示す説明
図である。
【図9】従来の波形表示装置の一例を示す構成図であ
る。
【図10】従来の他の波形表示装置の補間信号処理部の
構成を示す図である。
【図11】図9及び図10の説明に供する補間波形デー
タの例を示す図である。
【符号の説明】
30 CPU 35、70 波形メモリ 36、71 補間信号処理部 40、79 一致メモリ 43、44、72 比較器 74 ラッチ回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される波形データを補間開始及び補
    間終了データとして振り分ける制御手段と、 振り分けられた上記補間開始及び上記補間終了データを
    夫々記憶する波形記憶手段と、 該波形記憶手段から上記補間開始及び上記補間終了デー
    タの水平方向のアドレス毎に読み出される垂直方向の各
    アドレスと、該垂直方向の各アドレスに対応するカウン
    ト値との夫々の比較結果に応じたデータを一致データと
    して記憶し、この一致データと上記比較結果とに基づき
    補間処理を行う補間信号処理手段とを具えることを特徴
    とする波形表示装置。
  2. 【請求項2】 入力される波形データを記憶する波形記
    憶手段と、 上記波形データを読み出し、該波形データのXアドレス
    毎の各Yアドレスを、この各Yアドレスに対応するカウ
    ント値と比較して1Xアドレス分遅延した遅延比較情報
    として保持し、今回の上記Xアドレスの上記各Yアドレ
    スとこの各Yアドレスに対立する上記カウント値との比
    較結果と上記遅延比較情報に応じたデータを一致データ
    として記憶し、この一致データ、上記比較結果及び上記
    遅延比較情報に基づき補間処理を行う補間信号処理手段
    とを具えることを特徴とする波形表示装置。
JP10845394A 1994-05-23 1994-05-23 波形表示装置 Pending JPH07318589A (ja)

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