JPH07318583A - 静電容量式加速度センサ - Google Patents

静電容量式加速度センサ

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JPH07318583A
JPH07318583A JP7067700A JP6770095A JPH07318583A JP H07318583 A JPH07318583 A JP H07318583A JP 7067700 A JP7067700 A JP 7067700A JP 6770095 A JP6770095 A JP 6770095A JP H07318583 A JPH07318583 A JP H07318583A
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silicon plate
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清光 鈴木
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茂樹 土谷
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政之 三木
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    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P2015/0805Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
    • G01P2015/0822Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
    • G01P2015/0825Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass
    • G01P2015/0828Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass the mass being of the paddle type being suspended at one of its longitudinal ends

Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産性に優れ、高性能で低コストの静電容量
式加速度センサを提供すること。 【構成】 加速度に応じて変位する可動電極部が形成さ
れたシリコン板2を用い、このシリコン板の可動電極部
に所定の間隙を介して対向させた固定電極部との間での
静電容量変化により加速度を検出する方式の静電容量式
加速センサにおいて、上記シリコン板2のダイシング面
に導電ペースト部37を設け、これにより、ボンディン
グ・パッド9との間に、外部の信号処理回路との電気的
接続手段が形成されるようにしたもの。 【効果】 導電ペースト部37は、加速度センサの端子
接続部となるボンディング・パッド9を、シリコン板2
以外の部分、つまりガラス板26の表面に形成すること
ができるようにするので、容易に、しかも確実に検出部
と外部との接続を行なうことが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体を用いた加速度
センサに係り、特に、自動車の車体制御やエンジン制御
に好適な静電容量式加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用の加速度センサとしては、比較
的低レベル(0〜±1.0G)、低周波数(0〜10Hz)
の加速度を高精度で検出する必要がある。なお、ここ
で、1G=9.8/S2である。
【0003】ところで、このような加速度センサとして
は、従来から圧電材料の圧電効果を利用した圧電式、電
磁力フィードバック機構を有する電磁サーボ式、差動ト
ランスを利用した電気式、フォトインタラプタを利用し
た光式、シリコンの微細加工技術を利用した歪ゲージ式
や静電容量式などが知られているが、この中でも、低レ
ベル、低周波の加速度を高精度に検出でき、安価なセン
サを提供できる方式として、シリコンの微細加工技術を
利用した静電容量式(以下、単に容量式という)が最も有
望と考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】容量式加速度センサの
実装上の最も大きな課題は、電極用リードの実装方法で
あり、このため、いくつかの方法が知られている。第1
の例は、特開昭58−10661号公報に示されている
ように、P+ 拡散領域を介して可動電極や固定電極のリ
ードを取り出す方法である。この方法は複雑でエッチン
グや接着時の歩留りが良くないこと、P+ 拡散領域部が
大きな浮遊容量となり、その電圧依存性も大きいことか
ら、検出精度を低下させるなどの問題点があった。
【0005】第2の例は、Transducers’87(The 4
th International Conference onSolid−State Se
nsors and Actuators)の336頁〜339頁に示され
ているように、シリコン板とガラス台の接着部の隙間か
らリードを取り出す方法である。この方法は、ウエハ状
態で接着した後、通常のダイシング・ソーで検出チップ
にダイシングするとき、前記隙間を介して電極部周囲の
空間へ水分や切粉などが侵入するため、加速度センサと
しての性能が得られなくなるなどの問題点があった。
【0006】第3の例はI Mech E 1981の225
頁〜260頁、「Miniature Silicon capacitance ab
solute pressure sensor」に示されるように、ガラス台
中に貫通させ孔を介してリードを取り出す方法である。
この例は、圧力センサに適用したものであるが、メタラ
イズ条件の変動による一方の孔端部でのリード接続不
良、他方の孔端部に封入した半田とガラス台との大きな
熱膨張率差に起因する温度特性の悪化などの問題点が考
えられている。
【0007】第4の例は、USP4,609,968に
示されているように、固定電極にシリコン板を使用し、
シリコン板自身をリードの一部として実装する方法であ
る。この例は、固定電極となるシリコン板の周囲に粉末
ガラスを塗布して焼成を行なった後、その面を鏡面状態
に研磨する。そして、可動電極と、それを支えるビーム
(梁状部材)とを有するシリコン板と積層して、陽極接合
にて両者を接着したものであるが、陽極接合は高温で高
電圧を印加してガラスとシリコンを接着する方法であ
り、高電圧下の静電気力によって可動電極は変位し、固
定電極のシリコン板と接触して放電するため、両者を接
合することができない。
【0008】これを避けるためには、可動電極と固定電
極間の空隙の寸法を予め大きく設計するか、あるいはビ
ームのバネ定数を大きく(つまり、単位加速度に対する
可動電極の変形量を小さく)設計しなければならない。
この結果、容量式加速度センサが本質的に具有している
高感度性を大きく擬制にしなければならない問題点があ
った。
【0009】上記従来技術は電極リードの実装方法につ
いて配慮がされておらず、生産性あるいは検出精度ある
いは感度のいずれかについて問題があった。本発明の目
的は、生産性に優れ、高性能で低コストの加速度センサ
を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の本発明によれば、
上記目的は、加速度に応じて変位する可動電極部が形成
されたシリコン板を用い、このシリコン板の可動電極部
に所定の間隙を介して対向させた固定電極部との間での
静電容量変化により加速度を検出する方式の静電容量式
加速度センサにおいて、上記シリコン板のダイシング面
に、外部の信号処理回路との電気的接続手段を設けるこ
とにより達成される。
【0011】第2の本発明によれば、上記目的は、加速
度に応じて変位する可動部が形成された基板と、上記可
動部の変位を検出する検出部とを備えた静電容量式加速
度センサにおいて、上記基板のダイシング面に、上記検
出部と外部の信号処理回路との電気的接続手段を設ける
ことにより達成される。
【0012】
【作用】シリコン板のダイシング面に設けた電気的接続
手段は、可動電極と外部の信号処理回路の間の接続路を
形成するように働く。従って、加速度センサの端子接続
部を、シリコン板以外の部分に形成することができる。
【0013】また、基板のダイシング面に設けた電気的
接続手段は、固定電極と外部の信号処理回路の間の接続
路を形成するように働く。従って、加速度センサの端子
接続部を、基板の任意の位置に形成することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明によるセンサについて、図示の
実施例により詳細に説明する。図1は本発明の一例で、
この図1の例による容量式加速度センサの検出部は、シ
リコン板A1、シリコン板B2及びシリコン板C3を、
電気絶縁用の熱酸化膜4、5を介して直接的に張り合わ
せ、接合したものよりなる。
【0015】シリコン板B2には、エッチング加工によ
り、接合前にシリコンビーム(梁状部)6と可動電極7が
予め形成されている。重錘の機能を有する可動電極7は
シリコンビーム6によって支持されており、これに作用
する、図の上下方向の加速度の大きさに応じて、可動電
極7とシリコン板A1及びシリコン板C3間の空隙8の
寸法が変化する。
【0016】シリコン板A1とシリコン板C3は導電材
料であるため、可動電極7に対向したシリコン板A1と
シリコン板C3の部分は、加速度に対して全く移動しな
い電極、即ち固定電極になり得る。検出部に作用する加
速度に応じて、空隙8部の電極間容量が変かする故、こ
れを利用して加速度を検出するものである。
【0017】可動電極7はシリコンビーム6、ボンディ
ング・パット(端子接続部)9を介して、外部の電子回路
(図中には示されていない)と電気的に結線される。前述
のように、シリコン板A1とシリコン板C3が固定電極
を兼用する故、シリコン板A1とC3それ自身を固定電
極のリード引出し部として利用でき、リードの実装方法
が極めて簡単になる。
【0018】一方、この例の場合、シリコン板B2とシ
リコン板A1、C3間の接着部(図では熱酸化膜4と5
の部分)の電気容量が空隙8部の電気容量に対して並列
に挿入される。しかして、この接着部の容量は加速度変
化に全く影響されない浮遊容量となり、従って、この部
分の電気容量はできるだけ小さい方が望ましく、このた
めには、切着部の面積を可能な限り小さく、他方、熱酸
化膜4、5の厚さは可能な限り大きくなるようにすれば
よい。
【0019】この図1に示した検出部の概略製造プロセ
スを図2に示す。エッチング加工その他の前工程を終え
たウエハ状態のシリコン板A1、B2及びC3を十分に
洗浄し、接着部の汚れやゴミを除去する。次に、ウエハ
状態でこれらシリコン板の位置合わせを行なった後、積
層する。そして、酸素雰囲気中、800℃で2時間の熱
処理を行なう。この熱処理によって、熱酸化膜を介して
シリコン板同志を完全に、直接的に接合することができ
た。最後に、シリコンの3装接合ウエハをダイシング・
ソーによってカッティングすることにより、図1に示し
た検出部分を同時に、多数個、製作することができる。
【0020】高電圧を印加する陽極接合法とは異なり、
熱処理のみでシリコン板を直接的に接合する本例の場
合、空隙8の寸法やシリコンビーム6のバネ定数を小さ
くしても製造時でのトラブル発生はなく、高感度な加速
度センサを得ることは容易である。
【0021】本発明による検出部の他の例を図3及び図
4に示す。なお、本図以下で、同一番号は同一機能のも
のを示すこととする。図2に示した手法でシリコン板同
志を直接的に接合するとき、熱処理温度までの昇温速度
や熱処理時の雰囲気ガスの種類によっては、可動電極7
とシリコンビーム6の周囲の空間に閉じ込められたガス
が膨張し、積層したシリコン板A1とシリコン板B2及
びシリコン板C3の接着されるべき部分に隙間が発生
し、熱処理時のウエハ状態の接合が部分的に不良になる
ことがある。
【0022】このためには、図3の例のように、膨張し
たガスを周囲へ逃す役目をなす孔10をシリコン板A1
中にあけておくのが極めて有効であった。
【0023】次に、シリコン容量式加速度センサの高感
度化を徹底的に向上させたいときには、図4に示す検出
部の構造が有効である。この図4の例は、可動電極7に
対向したシリコン板A1とシリコン板C3の部分へ、多
結晶シリコン層11、12を形成したものである。ここ
で、多結晶シリコン層11、12は導電材料であり、実
質的に可動電極7に対向した固定電極となる。
【0024】従って、この図4の例によれば、可動電極
7と多結晶シリコン層11、12間の空隙の寸法を小さ
くできるので、高感度な加速度センサを得ることができ
る。また、この例によれば、熱酸化膜4、5の厚さより
空隙の寸法を小さくできる故、熱酸化膜4、5の部分の
浮遊容量の問題も相対的に少なくなる。なお、多結晶シ
リコン層11、12のところは基本的に導電体層であれ
ば良く、白金などの金属層で構成されていても良い。
【0025】図1の例に示した検出部構造の積層される
前の展開図を図5〜図8に示す。
【0026】図5は、シリコン板A1とシリコン板C3
の接合面にのみ、予め電気絶縁用の熱酸化膜4、5を形
成した場合の例であり、これら熱酸化膜の厚さは少なく
とも1ミクロン以上に作られている。これに対して、図
6の例は、熱酸化膜4、5をシリコン板B2の接合面に
のみ形成したものである。
【0027】図7は、シリコン板A1、シリコン板B2
及びシリコン板C3のいずれにも熱酸化膜4、5を予め
形成しておいた例であり、接着後のこの部分の浮遊容量
を小さくするのには図5、図6の例より有利である。
【0028】図8は、シリコン板A1上の熱酸化膜4と
シリコン板C3上の熱酸化膜5の上に、スピンコートで
薄いガラス層13、14を予め形成した例である。これ
らのガラス層13、14は、それぞれ熱酸化膜4、5間
に挿入されることになり、接着時の熱処理工程において
一種の「のり」の役目を果たし、より低温でのシリコン
板同志の接合が可能であった。
【0029】上記シリコン容量式加速度センサにおける
検出部の平面図を図9(A)、(B)、(C)に示す。本図は
図7に示した例における展開図の平面図を示したもの
で、図において、斜線部はシリコン板同志の接着部とな
る熱酸化膜の部分である。
【0030】これらの図において、9a、9及び9c
は、それぞれシリコン板A1(固定電極の機能を有す
る)、可動電極7及びシリコン板C3(固定電極の機能を
有する)のボンディング・パッドであり、このパッドを
介してこれらの電極は外部の信号処理回路と接続され
る。
【0031】本発明による加速度センサ検出部の立体図
を図10に示す。検出部は導線15、16、17を介し
て、外部の信号処理回路と電気的に結線される。検出部
の等価回路を図11に示す。図11(A)において、容量
18と19は電極間の空隙8での容量であり、加速度の
大きさに応じて変化する。これに対して、容量20と2
1はシリコン板接着部の熱酸化膜による容量であり、加
速度の影響を全く受けない。
【0032】そこで、容量20と21の大きさが、容量
18と19の値より十分に小さくなるように作り、等価
回路が実質的に図11(B)で示されることが望ましい。
このためには、前述の如く接着部の面積を小さくするこ
と、熱酸化膜を厚くすること、可動電極の面積を大きく
すること、及び電極間の空隙の寸法を小さくすることが
有効である。
【0033】次に、熱処理にてシリコン板をウエハ状態
で直接的に接合するときの、シリコンウエハの位置決め
方法について説明する。図12(A)はウエハ状態のシリ
コン板25の概略図を示したもので、図において、23
は検出チップであり、1枚のウエハより数百個の加速度
センサを製作できる。そして、シリコン板25にはエッ
チングによって、複数の貫通孔22が加工されている。
【0034】次に、図12(B)に示すように、貫通孔2
2へ案内ピン24を挿入することによって、ウエハ状態
のシリコン板A1、シリコン板B2及びシリコン板C3
を積層すると同時に位置決めを行なう。従って、この例
では、シリコン板間の位置決め精度は貫通孔22と案内
ピン24の公差によって定まり、±数10ミクロン以下
の精度で位置決めを行なうことができる。
【0035】本発明によるシリコン容量式加速度センサ
の検出部の他の例を図13、図14(断面図)、図15、
及び図16(平面図)に示す。まず、図13は、可動電極
7がシリコンビーム6によって片持支持構造で保持され
た例であり、図1に示した例とは、可動電極7の重心軸
上へシリコンビーム6が配置されていない点が異なる。
【0036】次に、図14は、可動電極7が2本のシリ
コンビーム6によって両持支持構造で保持されるように
した例である。さらに、図15及び図16は、可動電極
7が4本のシリコンビーム6による両持支持構造及び2
本のシリコンビーム6による片持支持構造による検出部
を備えた例を示している。
【0037】次に、本発明による容量式加速度センサの
電極リードの他の実装方法を採用した実施例について説
明する。この実施例の場合の検出部の断面構造を図17
及び図18に示す。まず、図17において、固定電極2
8及び29は、それぞれガラス板A26及びガラス板C
27上へ、アルミなどの金属をスパッタその他の手法に
よって形成した導電層よりなる。
【0038】シリコン板B2の上面と下面へ、ガラス板
A26とガラス板C27を接着する技術には陽極接合法
を用いている。即ち、高温で高電圧(例えば、380℃
で200ボルト)を印加して、シリコン板B2の両面へ
ガラス板を電気化学的に接着するのである。
【0039】図18は、図17に示した構造のものにお
いて、ガラス板A26とガラス板C27上へ、それぞれ
シリコン板D30とシリコン板E31を陽極接合にて接
着した実施例である。
【0040】ガラス板にはシリコン板と熱膨張係数の近
いホウケイ酸系のガラスを用いている。しかし、両者の
熱膨張係数は完全には等しくないため、検出部周囲の温
度が変ったとき、電極間の空隙8の寸法が若干変化す
る。この結果、加速度センサの出力信号は温度影響を受
け、その零点やスパンが少し変化する。
【0041】この点、図18に示した実施例のものは、
ガラス板A26とガラス板C27の厚さを薄くすること
により、全体として実質的には、検出部がシリコン積層
体だけで構成したのと等価になり、温度特性の良好な容
量式加速度センサを得ることができる。なお、以下に説
明する如く、固定電極28と29のリードの取り出し方
法は図17の実施例の場合と同じにしてある。
【0042】図17に示した検出部の展開平面図を図1
9(A)、(B)、(C)に示す。シリコン板B2の破線で示
した部分が接着部である。この図19において、32、
33は、固定電極28及び29を外部の信号処理回路と
電気的に結線するための引出しリード部である。
【0043】このリード引出し部32、33をシリコン
板B2と接触させないため、即ち、固定電極28、29
とシリコン板B2の電気的絶縁を図るため、シリコン板
B2を浅くエッチングして、上面に溝34、下面に溝3
5を形成している。
【0044】シリコン板B2の上面と下面にガラス板A
26、ガラス板C27を接着したときに生ずる接着部の
隙間、即ち溝34と溝35へ対向した位置にリード引出
し部32、33を配置している。なお、エッチングによ
って加工された溝32と33の深さは、少なくとも可動
電極7と固定電極28、29間の空隙8の寸法より小さ
い値にしてある。
【0045】シリコン板B2の上面と下面に、ガラス板
A26とガラス板C27をウエハ状態で陽極接合した
後、レーザダイシングにより検出チップに切断する。そ
れ故、溝34、35を介して可動電極7周囲の空間部分
へ、ダイシング時の水や切粉は侵入することはない。
【0046】図17に示した検出部の立体図を図20に
示す。本発明の実施例においては、リード引出し部3
2、シリコン板B2及びリード引出し部33は、それぞ
れ導電ペースト部37、38及び39を介して、ボンデ
ィング・パッド9a、9及び9cと電気的に結線されて
いる。ここで、これらの導電ペースト部37、38及び
39は、図示のように、それぞれガラス板A26とシリ
コン板B2、それにガラス板C27のダイシング面、す
なわち、ダイシング・ソーによってカッテイングされた
面に形成されている。
【0047】なお、これらの導電ペースト部37〜39
は、導電ペースト以外の電気的結線手段でも良い。ま
た、2個の導電ペースト部39は導線40などの手段で
電気的に接続されている。このように、導線15、16
及び17を介して、検出部は外部の信号処理回路と接続
される。
【0048】検出部と外部の信号処理回路を結線する別
の実施例を図21に示す。図において、ボンディング・
パッド9a、9及び9cは端子板G41上に形成されて
いる。そして、端子板G41の側面には導電ペースト部
42、43及び44が形成されている。
【0049】この図21の実施例では、まず、端子板G
41を前図に示した検出部の左端に配置し、導電ペース
ト部37、38及び39をそれぞれ42、43及び44
へ接触させる。その後、これらの導電ペースト部を低温
で焼成して、検出部45の中の電極部とボンディング・
パッド部を電気的に接続するのである。
【0050】本発明による検出部のリード実装方法の他
の実施例を図22に示す。この例は、図19に示したも
のとは下記の点において異なる。即ち、シリコン板B2
中へ固定電極のリード引出し部のために設けた溝34と
35をなくし、代りにこれらの溝をガラス板A26とガ
ラス板C27へ配置するのである。図22の実施例にお
いて、ガラス板C27中に溝27が加工してあり、この
溝47の底部にリード引出し部33を配置する。そし
て、図に示すように、溝47の一部へ絶縁材料46を封
止している。なお、絶縁材料46はガラス質のものなど
で構成される。
【0051】この図22における断面A−Aと断面B−
B、及び断面C−Cを図23(A)、(B)、(C)に示す。
図23図(A)〜(C)に示すように、絶縁材料46は溝4
7の一部を完全に封止しており、絶縁材料46の上面と
ガラス板C27の上面は凹凸なしに一致している。それ
故、このガラス板C27とシリコン板B2を陽極接合す
る際の障害はなく、両者を接合した後にこの部分へ隙間
が生ずることはない。
【0052】この結果、シリコン板B2の両面へガラス
板A26とガラス板C27をウエハ状態で陽極接合にて
接着した後、複数の検出チップへ通常のダイシング・ソ
ーにより切断しても、可動電極7の周辺の空間部分へ水
や切粉などが侵入することはない。
【0053】本発明による検出部のリード実装方法の他
の例を図24に示す。この例における検出部の基本構造
は図1に示したものと良く似ており、下記の点が異なる
のみである。即ち、熱酸化膜4、5の代りに、低融点ガ
ラス接着剤48、49を設け、高温にて低融点ガラスを
溶融し、シリコン板B2の両面へシリコン板A1とシリ
コン板C3をウエハ状態で接合する方法である。
【0054】なお、低融点ガラス接着剤48、49は、
それぞれシリコン板A1とシリコン板C3を浅くエッチ
ングした部分へ、スクリーン印刷、その他の手法で形成
される。この例において、シリコン板A1とシリコン板
C3は固定電極を兼用できる故、図1に示した手法と同
様な効果が得られる。
【0055】本発明による検出部のリード実装方法の他
の例を図25に示す。この例では、シリコンビーム6と
可動電極7を有するシリコン板B2の上面と下面へ、そ
れぞれ固定電極28、29をスパッタその他の手法で形
成したガラス板A26、ガラス板C27を陽極接合にて
接着している。
【0056】これらのガラス板には、サンドブラストや
超音波加工によって、貫通孔50、51が形成されてい
る。この貫通孔50と51を密封するように導電材料が
封入され、この上にリード引出し部52、53を設けて
いる。
【0057】この例によれば、ガラス板中の貫通孔へ導
電材料を完全に封入する故、孔端部でのリード部の接続
不良はなくなり、生産時の歩留りが向上する。また、貫
通孔が完全に密封されている故、ダイシング・ソーで検
出チップに切断しても、電極部周囲の空間への水や切粉
の侵入を防止できる。
【0058】図25に示した検出部の展開平面図を、図
26(A)、(B)、(C)に示す。これらの図において、シ
リコン板B2の斜線で示した部分はガラス板との接着部
を示しており、固定電極28、29のリード引出し部5
2、53は、それぞれガラス板A26、ガラス板C27
上へ図のように引き回される。
【0059】本発明による検出部のリード実装方法の他
の例を図27に示す。この図27の検出部構造は、図2
5に示したもののガラス板A26及びガラス板C27の
上へ、それぞれシリコン板D30及びE31を陽極接合
にて接着したものと考えて良い。貫通孔50と51へ密
封した導電材料によって、固定電極28及び29をそれ
ぞれシリコン板D30及びE31へ電気的に結線する方
法である。
【0060】ウエハ状態での陽極接合は次の順序で行な
う。まず、シリコン板B2の上面と下面に、ガラス板A
26とガラス板C27を陽極接合にて接着する。次に、
シリコン板D30及びシリコン板E31を、それぞれガ
ラス板A26及びガラス板C27上へ陽極接合にて接着
する。
【0061】ところで、この例で、陽極接合の順序を変
更するときは、検出部の構造に工夫を施さなければなら
ない。即ち、ガラス板A26とシリコン板D30及びガ
ラス板C27とシリコン板E31を、それぞれ別個に陽
極接合にて接着した部組を作る。次に、これらの部組を
シリコン板B2の上面と下面に陽極接合で接着するので
ある。
【0062】この接合方法を図27の検出部構造へ適用
した場合は、陽極接合時の高電圧印加によって、可動電
極7は静電気力によって固定電極28もしくは29のい
ずれかへ吸引されて、これらの電極と接触して放電する
故、陽極接合を行なうことができなくなる。
【0063】この場合は、検出部の構造を図28のよう
に変更して対策を行なう。即ち、貫通孔50と51へ対
向した部分のシリコン板D30及びシリコン板E31
へ、エッチングによってエッチング孔54及び55を形
成している。
【0064】まず、シリコン板D30とガラス板A2
6、シリコン板E31とガラス板C27を別個に陽極接
合する。そして、これらの部組をシリコン板B2の上面
と下面に陽極接合で接着する。このとき、シリコン板B
2とシリコン板D30、シリコン板E31間へ高電圧を
印加しても、シリコン板D30とシリコン板E31は固
定電極28、29とは電気的に絶縁されているため、陽
極接合の障害は何ら発生しない。
【0065】陽極接合が完了したら、スパッタその他の
手法によってエッチング孔54、55の内側へ導電材料
部56、57を形成して、シリコン板D30と固定電極
28及びシリコン板E31と固定電極29を電気的に接
続すればよい。
【0066】なお、図27及び図28に示した検出部の
固定電極のリード実装方法は、図25に示した検出部
と、生産性上同等の効果を有する。むしろ、図27と図
28の実施例による検出部は、実質的にシリコン積層体
に近づけることも可能であり、温度特性の良好な加速度
センサを実現できる。
【0067】本発明による検出部のリードの実装方法の
他の実施例を図29に示す。この例では、シリコンビー
ム6と可動電極7を有するシリコン板B2の接着部には
熱酸化膜4と5が、それらの上には多結晶シリコン層5
8と59が形成してある。この多結晶シリコン層58、
59を介して、シリコン板B2の上面と下面に、それぞ
れ固定電極28と29を有するガラス板A26とガラス
板C27を陽極接合にて接合するのである。
【0068】ガラス板C27の平面図を図30に示す。
図において、斜線部60は多結晶シリコン層59を介し
て、シリコン板B2と接着される部分を示している。固
定電極29のリード引出し部33は交叉部61におい
て、導電材料である多結晶シリコン層59と電気的に接
触する。しかし、この多結晶シリコン層59の下部には
熱酸化膜5が形成されているため、リード引出し部33
即ち固定電極29はシリコン板B2と電気的に絶縁され
ることになる。
【0069】この場合、固定電極のリード引出しのため
に、シリコン板B2と絶縁する目的で、シリコン板及び
ガラス板のいずれにもリード引出し部へ対向した位置へ
溝を形成する必要はない。従って、リード引出し部33
が薄ければ、接合後に交叉部61に生ずる隙間は極めて
小さなものになる。この結果、ウエハ状態で接合後、通
常のダイシング・ソーで検出チップに切断しても、可動
電極周囲の空間へ水や切粉などが侵入することはない。
【0070】本発明による検出部のリードの実装方法の
他の実施例を図31に示す。この例では、検出部の断面
構造は図17と類似の構造を有したものに適用してあ
る。しかし、リードの実装方法は下記の点で異なる。即
ち、固定電極28及び29のリード引出し部32及び3
3に対応したシリコン板B2の位置には、溝の代りに熱
酸化膜62及び63を形成している。
【0071】リード引出し部とシリコン板を電気的に絶
縁する目的のこれらの熱酸化膜を極小的に設計すると、
陽極接合後にこの近傍へ発生する隙間は極めて小さいも
ので済む。この結果、ダイシング・ソーで検出チップに
切断しても、可動電極周辺り空間部へ切粉が侵入するこ
とはない。
【0072】本発明によるシリコン容量式加速度センサ
を信号処理回路と接続し、その特性評価を行なった例を
以下に示す。
【0073】図32に信号処理回路の構成を示す。図に
示されている検出部は、図1にて説明したものと本質的
には同じである。検出すべき加速度をGとし、矢印方向
の加速度を正、矢印と逆向き方向の加速度を負と定義す
ることにする。シリコン板A1、シリコン板B2及びシ
リコン板C3はそれぞれ導線15、16及び17を介し
て、ΔC検出器64へ接続される。
【0074】ΔC検出器64はスイッチド・キャパシタ
で構成され、可動電極7とシリコン板(固定電極兼用)間
の空隙8部の容量の差ΔCが零になるように、増幅器6
5がパルス幅変調器66を制御する。そして、パルス状
の出力電圧VEはシリコン板A1へ、インバータ67に
よって反転された出力電圧−VEはシリコン板C3へ、
フィードバック制御的に印加される。なお、シリコン板
B2へは一定の直流電圧(図においては、5ボルト)が印
加されている。
【0075】シリコンビーム6によって支持された重錘
の機能を有する可動電極7は、加速度Gの大きさに応じ
て変位しようとする。しかし、信号処理回路によってΔ
C→0となるように、可動電極の位置を電極間に作用す
る静電気力によって、フィードバック的に制御してい
る。
【0076】それ故、電極間に供給した静電気エネルギ
ーは、検出すべき加速度Gそのものを表すことになる。
そこで、パルス幅変調器66のパルス状の出力電圧波形
Eをローパスフィルタ68で処理し、作動増幅器69
を介して加速度センサとしての出力電圧V0を取り出す
のである。
【0077】パルス幅変調器の出力電圧VEの波形を図
33に示す。この図から明らかなように、出力電圧VE
は周期50μmのパルス状の電圧波形で、そのLowレ
ベルは0ボルト、Highレベルは5ボルトである。パ
ルス幅は正の加速度に対しては線形に減少、負の加速度
に対しては増加するように、フィードバック制御されて
いる。
【0078】シリコン容量式加速度センサの出力特性の
一例を図34に示す。この図は、図32に示した方法で
測定して結果を示したものであり、これから明らかなよ
うに、0〜±1Gの加速度を直線性良く、高精度に検出
することができた。
【0079】本発明によるシリコン容量式加速度センサ
の実装技術を、圧力センサに適用した場合の例を図35
及び図36に示す。従来のこのような圧力センサでは、
歪ゲージを有する検出チップは陽極接合でガラス製の台
座に接着されるか、あるいは半田接合でシリコン製の台
座に接着されていた。しかして、ガラス製の台座や半田
はシリコンと熱膨張係数が全く同じではないため、接着
部に生じた熱応力によって、従来の圧力センサは周囲温
度の影響を強く受け、出力の温度特性が良くなかった。
【0080】そこで、図35の例においては、検出チッ
プ75(シリコン板)は、ダイアフラム状に形成した部
分、すなわちダイアフラム部72と、その表面に形成し
た歪ゲージ71やボンディング・パッド74よりなる。
そして、歪ゲージ71は熱酸化膜70で保護されてい
る。
【0081】そして、この例では、圧力導入孔78を有
するシリコン台座77上へ、熱酸化膜76を介して検出
チップ75を直接的に接合してある。熱酸化膜76は約
1μmと薄く、従って、この例によれば、検出部は実質
的にシリコン積層体だけで構成されたのと等価になり、
このため、温度特性の良好な圧力センサが得られる。
【0082】図36は、ダイアフラム部72の圧力室7
3と反対側へ、熱酸化膜70を介してシリコンキャップ
80を接着することにより、基準真空室79を形成した
ことを特徴とするもので、この例によれば、絶対圧セン
サを得ることができる。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、電極リードの実装に何
らの問題を生じることなく、容易に、しかも確実に検出
部と外部との接続を行なうことが出来るから、生産性に
優れ、高性能で、かつローコストの静電容量式加速度セ
ンサを容易に提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による加速度センサの一例を示す基本構
成図である。
【図2】本発明の概略製造プロセスの説明図である。
【図3】本発明の一例による検出部の断面図である。
【図4】本発明の一例による検出部の断面図である。
【図5】本発明による検出部の展開図である。
【図6】本発明による検出部の展開図である。
【図7】本発明による検出部の展開図である。
【図8】本発明による検出部の展開図である。
【図9】本発明による検出部の平面展開図である。
【図10】本発明による検出部の立体図である。
【図11】本発明による検出部の等価回路図である。
【図12】本発明におけるウエハ状態のシリコン板の位
置決め方法の説明図である。
【図13】本発明による検出部の断面図である。
【図14】本発明による検出部の断面図である。
【図15】本発明による検出部の平面図である。
【図16】本発明による検出部の平面図である。
【図17】本発明による電極リードの例を示す断面図で
ある。
【図18】本発明による電極リードの例を示す断面図で
ある。
【図19】本発明による電極リードの例を示す説明図で
ある。
【図20】本発明の一実施例を示す立体図である。
【図21】本発明の一実施例における端子板の概略図で
ある。
【図22】本発明による電極リードの例を示す平面図で
ある。
【図23】本発明による電極リードの展開図である。
【図24】本発明による電極リードの他の例を示す断面
図である。
【図25】本発明による電極リードの他の例を示す断面
図である。
【図26】本発明による電極リードの平面展開図であ
る。
【図27】本発明による電極リードの他の例を示す断面
図である。
【図28】本発明による電極リードの他の例を示す断面
図である。
【図29】本発明による電極リードの他の例を示す断面
図である。
【図30】本発明による電極リードの他の例を示す平面
図である。
【図31】本発明による電極リードの他の例を示す平面
図である。
【図32】容量式加速度センサの信号処理回路の一例を
示す回路図である。
【図33】パルス幅変調器の電圧波形図である。
【図34】加速度センサの出力特性図である。
【図35】本発明の実装方法を圧力センサへ適用した例
を示す断面図である。
【図36】本発明の実装方法を圧力センサへ適用した例
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン板A 2 シリコン板B 3 シリコン板C 4、5 熱酸化膜 6 シリコンビーム 7 可動電極 8 空隙 9a、9、9c ボンディング・パッド 11、112 多結晶シリコン層 13、14 ガラス層 22 貫通孔 24 案内ピン 26 ガラス板A 27 ガラス板C 28、29 固定電極 30 シリコン板D 31 シリコン板E 32、33 リード引出し部 34、35 溝 37、38、39、42、43、44 導電ペースト 41 端子板G 46 絶縁材料 47 溝 48、49 低溶融点ガラス接着剤 50、51 貫通孔 52、53 リード引出し部 54、55 エッチング孔 56、57 導電材料 58、59 多結晶シリコン層 62、63 熱酸化膜 71 歪ゲージ 72 ダイアフラム 75 検出チップ(シリコン板) 76 熱酸化膜 77 シリコン台 79 基準真空室 80 シリコンキャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 昌大 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加速度に応じて変位する可動電極部が形
    成されたシリコン板を用い、このシリコン板の可動電極
    部に所定の間隙を介して対向させた固定電極部との間で
    の静電容量変化により加速度を検出する方式の静電容量
    式加速度センサにおいて、 上記シリコン板のダイシング面に、外部の信号処理回路
    との電気的接続手段を設けたことを特徴とする静電容量
    式加速度センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において、上記固定電極
    部は基板に形成されていることを特徴とする静電容量式
    加速度センサ。
  3. 【請求項3】 請求項2の発明において、上記基板はガ
    ラス板であることを特徴とする静電容量式加速度セン
    サ。
  4. 【請求項4】 請求項2の発明において、上記基板のダ
    イシング面に外部の信号処理回路との電気的接続手段を
    設けたことを特徴とする静電容量式加速度センサ。
  5. 【請求項5】 加速度に応じて変位する可動部が形成さ
    れた基板と、上記可動部の変位を検出する検出部とを備
    えた静電容量式加速度センサにおいて、 上記基板のダイシング面に、上記検出部と外部の信号処
    理回路との電気的接続手段を設けたことを特徴とする静
    電容量式加速度センサ。
  6. 【請求項6】 請求項5の発明において、上記基板はシ
    リコン板であることを特徴とする静電容量式加速度セン
    サ。
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