JPH07317693A - 流体駆動ポンプ - Google Patents

流体駆動ポンプ

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JPH07317693A
JPH07317693A JP11106094A JP11106094A JPH07317693A JP H07317693 A JPH07317693 A JP H07317693A JP 11106094 A JP11106094 A JP 11106094A JP 11106094 A JP11106094 A JP 11106094A JP H07317693 A JPH07317693 A JP H07317693A
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JP
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pump
impeller
drive
fluid
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Application number
JP11106094A
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English (en)
Inventor
Kazuo Fujishita
和男 藤下
Shigeru Iwanaga
茂 岩永
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強制循環される熱媒を動力源とする循環ポン
プの安全性の向上、小型化、低コスト化及び高揚程化を
図る。 【構成】 駆動羽根車21と、一次側流体を流入し駆動
羽根車21を回転させる駆動流体入口部36を有する駆
動側ケーシング31と、二次側流体を循環させるポンプ
羽根車23を有するポンプ側ケーシング35と、一次側
流体と二次側流体を気密に分離する隔壁27とが設けら
れている。さらに両羽根車21及び23とは隔壁27を
介して磁気結合するように配設されている。また、駆動
羽根車21とポンプ羽根車23にはターボ型の遠心式羽
根車を採用している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集合住宅等の住棟セント
ラル給湯あるいは暖房方式のように各住戸に強制循環さ
れる高温の熱媒を動力源として利用する循環ポンプに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の流体を駆動源とするポンプとし
て、例えば特開平3−279521号公報に示されるよ
うに図26の構成がある。
【0003】図26は河川から河川水を取水し、河川水
の流れを利用して揚水するポンプで軸流ランナ1を有す
る横軸チューブラ型の水車2と単段インペラ3を備えた
横軸斜流型のポンプ4とが増速機5を介して一軸上に結
合され、ケーシング6内に収納されている。
【0004】この構成において、取水路上流の河川水は
その落差により吸込管7から流入して水車2を稼動させ
るとともに増速機5を介して水車2で駆動されるポンプ
4によってその一部が加圧され送水管8を経て送水さ
れ、水車2を稼動させた河川水の大部分は取水路下流へ
放出されて河川下流へ流出する。
【0005】また、従来の流体を駆動源とするポンプの
他の例として、実開昭58−195644号公報に示さ
れるように図27の構成がある。
【0006】図27は配管系統を流れる流体の力で水車
を回わしてローラポンプ等の定量吐出装置を駆動し、微
量の薬液を吸引吐出して上記配管系統に注入するポンプ
で、配管系統9内を流れる流体の流量に比例した回転力
を得る羽根車群10で構成した水車の出力軸11を配管
系統外へ貫通突出させてポンプ部12の駆動軸13とを
連結したもので、出力軸11はベアリング14、15で
支持されると共にオイルシール16でシールを行なって
いる。
【0007】この構成において、配管系統9内を流れる
流体の力で羽根車群10を流体の流量に比例して回転さ
せて水車を稼動させ、出力軸11を介して直結されたポ
ンプ部12を駆動し、薬液タンク17より薬液18をチ
ューブ19を通して吸引し配管系統内に吐出注入するも
のである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図26
に示した従来例では水車の回転数が低く水車自身でポン
プ駆動に要求される回転数が得られないため途中に増速
機を設ける必要があり、イニシャルコストが高価で一般
家庭用に使用できるものではなく、また水車駆動流体と
ポンプにより搬送される流体は分離されておらず全く同
一であり、集合住宅等の住棟セントラル給湯等に利用す
るには安全、衛生上の課題があった。
【0009】また、図27に示した従来例では駆動側流
体とポンプで搬送される流体はポンプ部で軸シール部材
で仕切られて構成されるものの、住棟セントラル給湯等
に利用するには万一の時の駆動側とポンプ側の流体の混
入防止が不確実であり信頼性上の課題があり、さらに軸
シール部材のため水車の出力軸の回転抵抗が大きく、住
棟セントラル給湯あるいは暖房等に利用するにはポンプ
側の流量が過少であり流量特性上の課題があった。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、住棟
セントラル給湯あるいは暖房等に利用でき、安全性が高
くイニシャルコストの安価な循環ポンプ、さらには、効
率が高い、揚程が高い、小型化などの循環ポンプをニー
ズに応じて提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、駆動羽根車と一次側流体を流入し前記駆動
羽根車を回転させる駆動流体入口部を有する駆動側と、
二次側流体を循環するポンプ側とを備え、前記一次側流
体と二次側流体を気密に分離する隔壁と、前記駆動羽根
車に取付けられた駆動側マグネットと前記ポンプ羽根車
に取付けられたポンプ側マグネットとを前記隔壁を介し
て対向させ磁気結合するように構成したものである。
【0012】また、駆動羽根車にターボ型の遠心式羽根
車を、ポンプ羽根車に容積型のベーン式のものを有する
構成としている。
【0013】また、駆動羽根車にターボ型の遠心式羽根
車を、ポンプ羽根車に容積型で内接歯車のトロコイド式
のものを有する構成としている。
【0014】また、駆動羽根車にターボ型の遠心式羽根
車を、ポンプ羽根車に容積型で外接歯車のギャー式のも
のを有する構成としている。
【0015】また、駆動羽根車に容積型のベーン式のも
のを、ポンプ羽根車にターボ型の遠心式羽根車を有する
構成としている。
【0016】また、駆動羽根車に容積型のベーン式のも
のを、ポンプ羽根車に容積型のベーン式のものを有する
構成としている。
【0017】また、駆動羽根車に容積型で内接歯車のト
ロコイド式のものを、ポンプ羽根車にターボ型の遠心式
羽根車を有する構成としている。
【0018】さらに、駆動羽根車に容積型で内接歯車の
トロコイド式のものを、ポンプ羽根車に容積型で内接歯
車のトロコイド式のものを有する構成としている。
【0019】
【作用】本発明は上記構成により、請求項1では一次側
流体を駆動側に設けた流体駆動入口部より駆動羽根車に
流入し駆動羽根車を回転させる。この時、一次側流体と
二次側流体を気密に分離する隔壁を介して駆動羽根車と
磁気結合状態にあるポンプ羽根車が駆動羽根車の回転と
同期して回転して二次側流体を搬送するポンプ作用が行
なわれ、かつ回転抵抗の増大をもたらす軸シール部を設
けないため高い運転効率でポンプが動作し、かつ隔壁に
よる一次、二次両流体の完全分離が可能となり両流体の
混入を防止して流体駆動がなされる。
【0020】そして、駆動羽根車およびポンプ羽根車は
遠心式羽根車を使用することによりイニシャルコストの
一層の低減を図ることができるものである。
【0021】また、請求項2では流体駆動ポンプとして
駆動側羽根車に遠心式羽根車を使用することにより、イ
ニシャルコストのより一層の低減を図るとともに、ポン
プ側羽根車にベーン式のものを使用することにより、ポ
ンプ効率を向上させることができ、且つ、高揚程化が図
れる。
【0022】また、請求項3では流体駆動ポンプとして
駆動側羽根車に遠心式羽根車を使用することにより、イ
ニシャルコストのより一層の低減を図るとともに、ポン
プ側羽根車に内接歯車のトロコイド式のものを使用する
ことにより、ベーン式のものに比べて安いコストにてポ
ンプ効率を向上させることができ、且つ、高揚程型化が
図れる。
【0023】また、請求項4では流体駆動ポンプとして
駆動側羽根車に遠心式羽根車を使用することにより、イ
ニシャルコストのより一層の低減を図るとともに、ポン
プ側羽根車に外接歯車のギャー式のものを使用すること
により、ベーン式およびトロコイド式よりも安いコスト
にてポンプ効率を向上させることができ、且つ、高揚程
化が図れる。
【0024】また、請求項5では流体駆動ポンプとして
駆動側羽根車にベーン式のものを使用することにより効
率を向上させることができるので駆動入力の低下が図れ
る。さらに、ポンプ側羽根車に遠心式羽根車を用いるこ
とにより、イニシャルコストのより一層の低減を図るこ
とができる。
【0025】また、請求項6では流体駆動ポンプとして
駆動側羽根車にベーン式のものを使用することにより効
率を向上させることができるので駆動入力の低下が図れ
る。さらに、ポンプ側羽根車にベーン式のものを用いる
ことにより、ポンプ効率を向上させることができ、且
つ、高揚程化が図れる。
【0026】また、請求項7では流体駆動ポンプとして
駆動側羽根車に内接歯車のトロコイド式のものを使用す
ることにより駆動側の条件としては、ベーン式よりも安
いコストにて低駆動流量タイプに対応できる。さらに、
ポンプ側羽根車に遠心式羽根車を用いることにより、イ
ニシャルコストのより一層の低減を図ることができる。
【0027】また、請求項8では流体駆動ポンプとして
駆動側羽根車に内接歯車のトロコイド式のものを使用す
ることにより駆動側の条件としては、ベーン式よりも安
いコストにて低駆動流量タイプに対応できる。さらに、
ポンプ側羽根車に内接歯車のトロコイド式のものを使用
することにより、ベーン式に比べて安いコストにてポン
プ効率を向上させることができ、且つ、高揚程型化が図
れる。
【0028】
【実施例】以下本発明の実施例を図で説明する。図1は
本発明請求項1の実施例であり、21は一次側流体が流
れる駆動流体通路22に設けた駆動羽根車であり、23
は二次側流体が流れる被動流体通路24に設けたポンプ
羽根車である。25は駆動羽根車21に取付られた円板
状の駆動側マグネット、26は駆動側マグネット25に
対向する位置に設けられるとともにポンプ羽根車23に
取付けられた円板状のポンプ側マグネット、27は駆動
側マグネット25とポンプ側マグネット26の間を仕切
るとともに一次側流体が流れる駆動流体通路22と二次
側流体が流れる被動流体通路24の間を気密に分離する
隔壁である。
【0029】この円板状の駆動側マグネット25と円板
状のポンプ側マグネット26とが磁力によって吸引し合
い磁気結合するマグネットカップリング状態とし動力伝
達可能に連結されている。
【0030】28は駆動羽根車21を回転自在にする駆
動軸であり、一端は隔壁27に接合し、他端は駆動側ケ
ーシング31に設けた軸受30に支えられ駆動羽根車2
1をワッシャー29を介して取り付けている。32はポ
ンプ羽根車23を回転自在にするポンプ駆動軸であり、
その一端は隔壁27に接合し、他端はポンプ側ケーシン
グ35に設けた軸受34に支えられポンプ羽根車23を
ワッシャー33を介して取り付けている。
【0031】36は駆動流体通路22に設けた駆動流体
入口部で内部に絞り部40を設けている。37は駆動流
体通路22に設けた駆動流体出口部である。38および
39は被動流体通路24の入口側および出口側に設けた
被動流体入口部および被動流体出口部である。
【0032】図2は上記構成の流体駆動ポンプ41の駆
動羽根車21であり、渦巻き状に仕切り壁21aを複数
個成形した、ターボ型の遠心式羽根車41aである。
【0033】図3は上記構成の流体駆動ポンプ41のポ
ンプ羽根車23であり、駆動羽根車21と同様の渦巻き
状に仕切り壁23aを複数個成形した、ターボ型の遠心
式羽根車41bである。
【0034】以上のように、羽根車としてはターボ型の
遠心式羽根車にて述べているが、遠心式以外に、比速度
の大きい場合への対応として、混流式、斜流式および軸
流式がある。とくに、装置、業務用などにおいて駆動側
流量が大きい場合にはこれらが有効な手段となる。
【0035】図4は上記構成の流体駆動ポンプ41を集
合住宅等の住棟セントラルの給湯装置に応用した例であ
る。図4において、一次側流体である住棟セントラル給
湯用の熱媒を加熱昇温する熱媒加熱器42に住棟の各階
および各住戸に向けて熱媒往管43が配管されると共
に、熱媒往管43の端部と熱媒加熱器42とを連結する
熱媒復管44が配管されて熱媒循環路45が形成され、
この熱媒循環路45に熱媒循環ポンプ46を設けてい
る。47、47’は各住戸内の給湯装置であり、給湯用
熱交換器48および湯と水を任意に混ぜて出湯する湯水
混合栓49、49’を有している。この給湯用熱交換器
48の一次側流路50の一端は熱媒往管43に連結さ
れ、他端は流体駆動ポンプ41の駆動流体通路22を介
して熱媒復管44に連結されている。また、一次側流路
50と熱交換関係にある二次側流路51の一端は給湯往
管52によって湯水混合栓49、49’の給湯口49
a、49a’に接続され、他端は給湯復管53によって
流体駆動ポンプ41の被動流体通路24を介して上記給
湯往管52の端部に接続されて給湯循環路54が形成さ
れている。55は給湯復管53および湯水混合栓49、
49’の給水口49b、49b’に接続され水を供給す
る給水管、56は給湯復管53に設けた逆止弁、49
c、49c’は湯水混合栓49、49’の出湯口であ
る。
【0036】この住棟セントラルの給湯装置は熱媒加熱
器42にて高温湯(70〜85℃)を作り、この熱媒を
熱媒循環ポンプ46にて住棟全体の各住戸に白抜き矢印
方向に強制循環させ、各住戸で熱媒と給水を熱交換して
給湯利用するもので、流体駆動ポンプ41は給湯循環路
54内の湯水を実線矢印方向に循環させて給湯用熱交換
器48で熱媒と熱交換して昇温させた湯を給湯往管52
内に確保し、湯水混合栓49および49’を開栓した時
に待ち時間なしに湯が出湯口49c、49c’から出る
即湯性を得るためのものである。
【0037】次に上記実施例における流体駆動ポンプ4
1の作用を説明する。強制循環される一次側流体の熱媒
を駆動流体入口部36より駆動流体通路22に導入し、
この熱媒を絞り部40を通して駆動羽根車21に向って
噴出させ、駆動羽根車21を高速回転させたあと駆動流
体出口37より流出する。駆動羽根車21の回転により
一体的に取り付けている駆動側マグネット25も回転
し、隔壁27で気密に分離されると共に磁力により駆動
側マグネット25に結合されているポンプ側マグネット
26が回転するため、ポンプ側マグネット26に一体的
に取付られるポンプ羽根車23が回転する。すなわち、
一次側流体である熱媒の流動する力で流体駆動ポンプ4
1のポンプ羽根車23を駆動し回転させるもので、この
ポンプ羽根車23の回転によりポンプ作用を発生させ
る。
【0038】図4の給湯装置では放熱により冷めた給湯
循環路54内の給湯水を循環させて給湯用熱交換器48
に送り、高温の熱媒によって加熱昇温して給湯往管52
内に加温された給湯水を確保する。
【0039】以上のように、隔壁27で一次側流体と二
次側流体を気密に分離できるため、両流体の混合が防止
でき、特に給湯装置などのように二次側流体を飲用に利
用する場合は衛生および安全性が向上する。
【0040】また、一次側および二次側の両流体を仕切
る壁を貫通する軸と軸シールを持たないので、軸シール
による回転抵抗が生じないため、駆動力が少なくて済み
省エエネルギー化が図れる。さらに、一次側流体の駆動
力低減は、動力として利用する利用端末側の利用数増に
よる利用価値と利便性の向上が図れる。
【0041】次に、図5、図6および図7で本発明請求
項2の実施例について説明する。なお、図1、図2、図
3および図4で示した本発明請求項1の実施例と同一部
材、同一機能のところは同一符号を付与し詳細な説明は
省略する。流体駆動ポンプ41の駆動側は本発明請求項
1の実施例と全く同様である。従って、ここでは、ポン
プ側について述べる。
【0042】57は容積型のベーン式のもので、軸58
を備えたロータであり、等分された箇所にベーン59
a、59b、59cを備えているとともに、一方を軸受
けA60、他方を軸受けB61にて支えられている。6
2は円板状のポンプ側マグネットで、円板状の駆動側マ
グネット25の内面側とが磁力によって吸引し合い磁気
結合するマグネットカップリング状態、つまり、動力伝
達可能に連結にしている。
【0043】63は一方を隔壁27に当接し他方を円板
状のポンプ側マグネット62と、ロータ57の軸58に
係合し、ポンプ側マグネット62の回転をロータ57に
伝達させるようにした軸受けCである。64および65
は二次側被動流体通路66と連通した被動流体入口部お
よび被動流体出口部である。67はポンプ側のケーシン
グである。
【0044】尚、図6に示す駆動側の羽根車は図2の本
発明請求項1の実施例と同様のターボ型の遠心式羽根車
41cである。さらに、図7に示すポンプ側羽根車は前
記容積型のベーン式41dである。
【0045】また、上記構成の流体駆動ポンプ41を集
合住宅等の住棟セントラルの給湯装置に応用した例は図
4に示すものと全く同等である。
【0046】次に、上記実施例における流体駆動ポンプ
41の作用を説明する。強制循環される一次側流体の熱
媒を駆動流体入口部36より駆動流体通路22に導入
し、この熱媒を絞り部40を通して駆動羽根車21に向
かって噴出させ、駆動羽根車21を高速回転させたあと
駆動流体出口部37より流出する。駆動羽根車21の回
転により一体的に取り付けられた駆動側マグネット25
が回転し、隔壁27で気密に分離されるとともに、磁力
により駆動側マグネット25に結合されているポンプ側
マグネット62が回転するため、ポンプ側マグネット6
2に一体的に取り付けられているロータ57が回転す
る。この時、ベーン59a、59b、59cは二次側流
体通路66の駆動流体入口部64より入った流体を駆動
流体出口部65に向けて回転しながら加圧し高圧にて送
り出される。
【0047】すなわち、一次側流体である熱媒の流動す
る力で流体駆動ポンプ41は容積型でベーン式のロータ
57を駆動し回転させるもので、このロータ57の回転
によりポンプ作用をするものである。
【0048】以上のように、軸シール部を設けないため
高い駆動力の低減が図れることと、隔壁による一次、二
次両流体の完全分離は請求項1と同様である。また、流
体駆動ポンプ41として駆動側にターボ型の遠心式羽根
車を使用することにより、イニシャルコストのより一層
の低減を図るとともに、ポンプ側に容積型のベーン式の
ものを使用することによりポンプ効率を向上させること
ができ、且つ、高揚程化が図れる。
【0049】次に、図8、図9および図10で本発明請
求項3の実施例について説明する。なお、図1、図2、
図3および図4で示した本発明請求項1の実施例と同一
部材同一機能のところは同一符号を付与し詳細な説明は
省略する。流体駆動ポンプ41の駆動側は本発明請求項
1の実施例と全く同様である。従って、ここでは、ポン
プ側について述べる。
【0050】68は容積型で内接歯車のトロコイド式の
もので、軸69を備えたインナーロータであり、等分さ
れた箇所に歯形68aを備えているとともに、一方を軸
受けA70、他方を軸受けB71にて支えられている。
72はインナーロータ68の外周に設けたアウターロー
タ70である。また、73は円板状のポンプ側マグネッ
トで、円板状の駆動側マグネット25の内面側とが磁力
によって吸引し合い磁気結合するマグネットカップリン
グ状態、つまり、動力伝達可能に連結にしている。
【0051】74は一方を隔壁27に当接し他方を円板
状のポンプ側マグネット73と、インナーロータ68の
軸69に係合し、ポンプ側マグネット73の回転をイン
ナーロータ68に伝達させるようにした軸受けCであ
る。75および76は二次側被動流体通路77と連通し
た被動流体入口部および被動流体出口部である。78は
ポンプ側のケーシングである。
【0052】尚、図9に示す駆動側の羽根車は図2の本
発明請求項1の実施例と同様のターボ型の遠心式41e
である。さらに、図10に示すポンプ側羽根車は前記容
積型のトロコイド式41fである。
【0053】また、上記構成の流体駆動ポンプ41を集
合住宅等の住棟セントラルの給湯装置に応用した例は図
4に示すものと全く同等である。
【0054】次に、上記実施例における流体駆動ポンプ
41の作用を説明する。強制循環される一次側流体の熱
媒を駆動流体入口36より駆動流体通路22に導入し、
この熱媒を絞り部40を通して駆動羽根車21に向かっ
て噴出させ、駆動羽根車21を高速回転させたあと駆動
流体出口部37より流出する。駆動羽根車21の回転に
より一体的に取り付けられた駆動側マグネット25が回
転し、隔壁27で気密に分離されるとともに、磁力によ
り駆動側マグネット25に結合されているポンプ側マグ
ネット73が回転するため、ポンプ側マグネット73に
一体的に取り付けられているインナーロータ68が回転
する。この時、等分された歯形68aの回転によりアウ
ターロータ72が回転し、二次側流体通路77の被動流
体入口部75より入った流体は被動流体出口部76に向
けて回転し加圧され高圧となり送り出される。
【0055】すなわち、一次側流体である熱媒の流動す
る力で流体駆動ポンプ41のトロコイド型のインナーロ
ータ68、アウターロータ72を駆動し回転させること
によりポンプ作用をするものである。
【0056】以上のように、軸シール部を設けないため
駆動力の低減が図れることと、隔壁による一次、二次両
流体の完全分離は請求項1と同様である。また、流体駆
動ポンプ41として駆動側にターボ型の遠心式羽根車を
使用することにより、イニシャルコストのより一層の低
減を図るとともに、ポンプ側に容積型の内接歯車のトロ
コイド式のものを使用することにより、効率が高く、且
つ、揚程の高いポンプが提供できる。
【0057】次に、図11、図12および図13で本発
明請求項4の実施例について説明する。なお、図1、図
2、図3および図4で示した本発明請求項1の実施例と
同一部材同一機能のところは同一符号を付与し詳細な説
明は省略する。流体駆動ポンプ41の駆動側は本発明請
求項1の実施例と全く同様である。従って、ここではポ
ンプ側について述べる。
【0058】79は容積型で外接歯車のギヤー式のもの
で、軸A80を備えた歯車Aであり一方を軸受けA8
1、他方を軸受けB82にて支えられている。83は円
板状のポンプ側マグネットで、円板状の駆動側マグネッ
ト25の内面側とが磁力によって吸引し合い磁気結合す
るマグネットカップリング状態、つまり、動力伝達可能
に連結にしている。
【0059】84は一方を隔壁27に当接し他方を円板
状のポンプ側マグネット83と、歯車A79の軸80に
係合し、ポンプ側マグネット83の回転を歯車A79に
伝達させるようにした軸受けCである。85は軸B86
を備えた歯車Bであり、前記歯車A79と係合し、一方
を軸受けD87、他方を軸受けE88にて支えられてい
る。89および90は二次側被動流体通路91と連通し
た被動流体入口部および被動流体出口部である。92は
ポンプ側のケーシングである。
【0060】尚、図12に示す駆動側の羽根車は図2の
本発明請求項1の実施例と同様のターボ型の遠心式41
gである。さらに、図13に示すポンプ側羽根車は容積
型のギャー式41hである。
【0061】また、上記構成の流体駆動ポンプ41を集
合住宅等の住棟セントラルの給湯装置に応用した例は図
4に示すものと全く同等である。
【0062】次に、上記実施例における流体駆動ポンプ
41の作用を説明する。強制循環される一次側流体の熱
媒を駆動流体入口部36より駆動流体通路22に導入
し、この熱媒を絞り部40を通して駆動羽根車21に向
かって噴出させ、駆動羽根車21を高速回転させたあと
駆動流体出口部37より流出する。駆動羽根車21の回
転により一体的に取り付けられた駆動側マグネット25
が回転し、隔壁27で気密に分離されるとともに、磁力
により駆動側マグネット25に結合されているポンプ側
マグネット83が回転するため、ポンプ側マグネット8
3に一体的に取り付けられている歯車A79が回転す
る。この時、歯車A79と係合している歯車B85が回
転する。これにより二次側流体通路91の被動流体入口
部89より入った流体は被動流体出口部90に向けて加
圧され高圧となり送り出される。
【0063】すなわち、一次側流体である熱媒の流動す
る力で流体駆動ポンプ41のギヤー式の歯車A79、歯
車B85を駆動し回転させるもので、この歯車A79、
歯車B85の回転によりポンプ作用をするものである。
【0064】以上のように、軸シール部を設けないため
駆動力の低減が図れることと、隔壁による一次、二次両
流体の完全分離は請求項1と同様である。また、流体駆
動ポンプ41として駆動側にターボ型の遠心式羽根車を
使用することにより、イニシャルコストのより一層の低
減を図るとともに、ポンプ側に容積型で外接歯車のギヤ
ー式のものを使用することによりポンプ効率を高めると
ともに、高揚程が実現できる。
【0065】次に、図14、図15および図16で本発
明請求項5の実施例について説明する。なお、図1、図
2、図3および図4で示した本発明請求項1の実施例と
同一部材、同一機能のところは同一符号を付与し詳細な
説明は省略する。
【0066】本発明請求項5の実施例のものは、本発明
請求項2の実施例と類似しているものの違いは、駆動側
に容積型のベーン式を、ポンプ側にターボ型の遠心式と
した流体駆動ポンプ41である。93は一次側流体が流
れる駆動流体通路94に設けた駆動羽根車であり、95
は二次側流体が流れる被動流体通路96に設けたポンプ
羽根車である。駆動羽根車93は容積型のベーン式のも
ので、軸97を備えたロータで、等分された箇所にベー
ン98a、98b、98cを備えるとともに、一方を軸
受けA99、他方を軸受けB100にて支えられてい
る。
【0067】101は一方を隔壁27に当接し他方を円
板状の駆動側マグネット102とロータ93の軸97に
係合し、ロータ93の回転を駆動側マグネット102に
伝達させるようにした軸受けCである。103および1
04は一次側駆動流体通路94と連通した駆動流体入口
部および駆動流体出口部である。105は駆動側のケー
シングである。
【0068】106は円板状のポンプ側マグネットで、
ポンプ羽根車95と一体的に取り付けられたもので、円
板状の駆動側マグネット102の内面側とが磁力によっ
て吸引し合い磁気結合するマグネットカップリング状
態、つまり、動力伝達可能に連結にしている。107は
ポンプ羽根車95を回転自在にするポンプ回転軸であり
その一端は隔壁27に接合し、他端はポンプ側ケーシン
グ109に設けた軸受け110に支えられポンプ羽根車
95をワッシャー108を介して取り付けている。壁2
7は一次側流体が流れる駆動流体通路94と二次側流体
が流れる被動流体通路96の間を気密に分離したもので
ある。
【0069】尚、図15に示す駆動側の羽根車は前記容
積型のベーン式41iである。さらに、図16に示すポ
ンプ側羽根車は前記ターボ型の遠心式41jである。
【0070】また、上記構成の流体駆動ポンプ41を集
合住宅等の住棟セントラルの給湯装置に応用した例は図
4に示すものと全く同等である。次に、上記実施例にお
ける流体駆動ポンプ41の作用を説明する。強制循環さ
れる一次側流体の熱媒を駆動流体入口部103より駆動
流体通路94に導入し、この熱媒をベーン98a、98
b、98cに向かって送られる。そして、ロータ93を
回転させたあと駆動流体出口部104より流出する。ロ
ータ93の回転により一体的に取り付けられた駆動側マ
グネット102が回転し、隔壁27で気密に分離される
とともに、磁力により駆動側マグネット102に結合さ
れているポンプ側マグネット106が回転するため、ポ
ンプ側マグネット106に一体的に取り付けられている
駆動羽根車95が回転する。
【0071】すなわち、一次側流体である熱媒の流動す
る力で流体駆動ポンプ41のポンプ羽根車93を駆動し
回転させるもので、このポンプ羽根車93の回転により
ポンプ作用をするものである。
【0072】以上のように、軸シール部を設けないため
駆動力の低減が図れることと、隔壁による一次、二次両
流体の完全分離は請求項1と同様である。また、流体駆
動ポンプ41として駆動側に容積型のベーン式のものを
使用することにより、効率の高いつまり、駆動入力の低
下が図れるものとなり、軸シール部がないために低駆動
力で済む効果にプラスされるものとなる。さらに、ポン
プ側にターボ型の遠心式羽根車を使用することによりイ
ニシャルコストのより一層の低減を図ることができる。
【0073】次に、図17、図18および図19で本発
明請求項6の実施例について説明する。なお、図1、図
2、図3、図4、図5、図7および図15で示した本発
明請求項1の実施例と同一部材、同一機能のところは同
一符号を付与し詳細な説明は省略する。本発明請求項6
の実施例のものは、図15に示す本発明請求項5の実施
例における駆動側の容積型のベーン式と図7に示す本発
明請求項2の実施例におけるポンプ側の容積型のベーン
式とを組み合わせたものである。
【0074】図15が駆動側の羽根車で前記容積型のベ
ーン式41kである。さらに、図19に示すポンプ側羽
根車は前記容積型の遠心式41lである。
【0075】つまり、軸シール部を設けないため駆動力
の低減が図れることと、隔壁による一次、二次両流体の
完全分離は請求項1と同様である。また、流体駆動ポン
プ41として駆動側に容積型のベーン式のものを、さら
にポンプ側にも容積型のベーン式のものを使用すること
により、駆動側は効率が高いことにより駆動入力の低下
が図れるもので、一次側流体の駆動力低減による省エネ
ルギー化と、動力として利用する利用端末側の利用数増
による利用価値と利便性の向上が図れる。さらに、ポン
プ側はポンプ効率の高い且つ、高揚程化が図れるものと
なる。
【0076】次に、図20、図21および図22で本発
明請求項7の実施例について説明する。なお、図1、図
2、図3および図4で示した本発明請求項1の実施例と
同一部材、同一機能のところは同一符号を付与し詳細な
説明は省略する。
【0077】本発明請求項7の実施例のものは、本発明
請求項3の実施例と類似しているものの違いは、駆動側
に容積型で内接歯車のトロコイド式を、ポンプ側にター
ボ型の遠心式とした流体駆動ポンプ41である。
【0078】111は一次側流体が流れる駆動流体通路
112に設けた駆動羽根車としてのインナーロータであ
り、95は二次側流体が流れる被動流体通路96に設け
たポンプ羽根車である。駆動羽根車としてのインナーロ
ータ111は内接歯車のトロコイド式のもので、軸11
3を備え、等分された箇所に歯形を備えるとともに、一
方を軸受けA115、他方を軸受けB116にて支えら
れている。
【0079】114はアウターロータでインナーロータ
111の回転に同期している。117は一方を隔壁27
に当接し他方を円板状の駆動側マグネット118と、イ
ンナーロータ111の軸113に係合し、インナーロー
タ111の回転を駆動側マグネット118に伝達させる
ようにした軸受けCである。119および120は一次
側駆動流体通路112と連通した駆動流体入口部および
駆動流体出口部である。121は駆動側のケーシングで
ある。
【0080】また、106は円板状のポンプ側マグネッ
トで、ポンプ羽根車95と一体的に取り付けられたもの
で、円板状の駆動側マグネット118の内面側とが磁力
によって吸引し合い磁気結合するマグネットカップリン
グ状態、つまり、動力伝達可能に連結にしている。10
7はポンプ羽根車95を回転自在にするポンプ回転軸で
ありその一端は隔壁27に接合し、他端はポンプ側ケー
シング109に設けた軸受け110に支えられポンプ羽
根車95をワッシャー108を介して取り付けている。
隔壁27は一次側流体が流れる駆動流体通路112と二
次側流体が流れる被動流体通路96の間を気密に分離し
たものである。
【0081】尚、図21示す駆動側の羽根車は前記容積
型のトロコイド式41mである。さらに、図22に示す
ポンプ側の羽根車は前記ターボ型の遠心式41nであ
る。
【0082】また、上記構成の流体駆動ポンプ41を集
合住宅等の住棟セントラルの給湯装置に応用した例は図
4に示すものと全く同等である。
【0083】次に、上記実施例における流体駆動ポンプ
41の作用を説明する。強制循環される一次側流体の熱
媒を駆動流体入口部119より駆動流体通路112に導
入しこの熱媒をインナーロータ111に向かって送り入
れ、インナーロータ111とアウターロータ114を回
転させたあと駆動流体出口部120より流出する。イン
ナーロータ111の回転により一体的に取り付けられた
駆動側マグネット118が回転し、隔壁27で気密に分
離され、磁力により駆動側マグネット118に結合され
ているポンプ側マグネット106が回転するため、ポン
プ側マグネット106に一体的に取り付けられているポ
ンプ側羽根車95が回転する。これにより二次側流体通
路96の被動流体入口部38より入った流体は被動流体
出口部39に向けて回転し送り出される。
【0084】すなわち、一次側流体である熱媒の流動す
る力で流体駆動ポンプ41のトロコイド型のインナーロ
ータ111とアウターロータ114を駆動し回転させポ
ンプ作用をするものである。
【0085】以上のように、軸シール部を設けないため
駆動力の低減が図れることと、隔壁による一次、二次両
流体の完全分離は請求項1と同様である。また、流体駆
動ポンプ41として駆動側に容積型で内接歯車のトロコ
イド式のものを使用することにより駆動圧力は高いが駆
動流量は少なくて済む。これは、一次側流体の駆動力低
減による省エネルギー化と、動力として利用する利用端
末側の利用数増による利用価値と利便性の向上が図れ
る。さらに、ポンプ側にターボ型の遠心式羽根車を使用
することにによりイニシャルコストのより一層の低減を
図ることができる。
【0086】次に、図23、図24および図25で本発
明請求項8の実施例について説明する。なお、図1、図
2、図3、図4、図7、図10および図21で示した本
発明請求項1の実施例と同一部材、同一機能のところは
同一符号を付与し詳細な説明は省略する。
【0087】本発明請求項8の実施例のものは、図21
に示す本発明請求項7の実施例における駆動側の容積型
で内接歯車のトロコイド式と、図10に示す本発明請求
項3の実施例におけるポンプ側の容積型で内接歯車のト
ロコイド式とを回転方向が異なるものの組み合わせたも
のである。
【0088】図24が駆動側の羽根車で前記容積型のト
ロコイド式41oである。さらに、図25に示すポンプ
側羽根車は前記容積型のトロコイド式41pである。
【0089】つまり、軸シール部を設けないため駆動力
の低減が図れることと、隔壁による一次、二次両流体の
完全分離は請求項1と同様である。また、流体駆動ポン
プ41として駆動側とポンプ側の両方に容積型で内接歯
車のトロコイド式のものを使用することにより、駆動圧
力は高いが駆動流量は少なくて済み、一次側流体の駆動
力低減による省エネルギー化と、動力として利用する利
用端末側の利用数増による利用価値と利便性の向上が図
れる。さらに、ポンプ側にも容積型で内接歯車のトロコ
イド式のものを使用することににより効率を高めるとと
もに、高揚程のポンプを提供することができる。
【0090】また、駆動側の羽根車とポンプ側の羽根車
を共通部品とすることにより、一台当たりの使用数が増
えイニシャルコストの低減が図れる。
【0091】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように本発明の
流体駆動ポンプによれば次の効果が得られる。
【0092】(1)一次側流体を駆動源とする駆動羽根
車と二次側流体を循環させるポンプ羽根車を気密の隔壁
を介して磁気結合状態にしているので、一次側および二
次側の両流体の混合防止に対する信頼性が向上できる。
【0093】(2)両流体を仕切る壁を貫通する部分の
軸と軸シールを持たないため軸シールでの回転抵抗が発
生せず、一次側流体の駆動力低減による省エネルギー性
が向上できる。
【0094】(3)駆動羽根車および、ポンプ羽根車に
ターボ型の遠心式羽根車を用いるため、形状が簡素化さ
れ、組立性が良くなるので、イニシャルコストの低減が
図れる。
【0095】(4)駆動側とポンプ側とを同一形状且
つ、同一寸法の共用羽根車とすることにより部品点数の
削減および一台当たりの使用数を増やすため、イニシャ
ルコストがより一層低減できる。
【0096】また、第二の発明の流体駆動ポンプによれ
ば次の効果が得られる。 (1)駆動側羽根車にターボ型の遠心式のものを用いる
ため、形状が簡素化され、組立性が良くなるので、イニ
シャルコストの低減が図れる。
【0097】(2)ポンプ側羽根車に容積型のベーン式
のものを用いることにより、二次側流路内に送りこまれ
る流体がベーンにて隙間より漏れることなく加圧される
ため効率が高く且つ、高揚程のポンプを提供することが
できる。
【0098】また、第三の発明の流体駆動ポンプによれ
ば次の効果が得られる。 (1)駆動側羽根車にターボ型の遠心式のものを用いる
ため、形状が簡素化され、組立性が良くなるので、イニ
シャルコストの低減が図れる。
【0099】(2)ポンプ側羽根車に容積型で内接歯車
のトロコイド式のものを用いることによりインナーロー
タとアウターロータの回転により、二次側流路内に送り
こまれる流体が隙間より漏れることなく加圧され高揚程
のポンプ性能が得られるとともに、効率の高いポンプを
提供することができる。
【0100】(3)ポンプ側羽根車としての回転体構成
はインナーロータとアウターロータであり、ベーン式に
比べて部品点数が少なく簡単である。
【0101】また、第四の発明の流体駆動ポンプによれ
ば次の効果が得られる。 (1)駆動側羽根車にターボ型の遠心式のものを用いる
ため、形状が簡素化され、組立性が良くなるので、イニ
シャルコストの低減が図れる。
【0102】(2)ポンプ側羽根車に容積式で外接歯車
のギャー式のものを用いることにより、ギャーの回転に
より二次側流路内に送りこまれる流体が隙間より漏れる
ことなく加圧され高揚程のポンプ性能が得られるととも
に、効率の高いポンプを提供することができる。
【0103】(3)ポンプ側羽根車としての回転体構成
は歯車Aおよび歯車Bであり、ベーン式に比べて部品点
数が少なく簡単である。また、回転音が少々高いがトロ
コイド式よりも安価にて実現できる。
【0104】また、第五の発明の流体駆動ポンプによれ
ば次の効果が得られる。 (1)駆動羽根車側に容積型のベーン式のものを用いる
ため、一次側流路内にて隙間より漏れる量が少ないので
効率が高くなり駆動力を減少させることができる。これ
により、駆動力低減と合わせて一次側流体(熱媒)を循
環させる機器の小型化が図れるものとなる。
【0105】(2)一次側流体の駆動力低減により、動
力として利用する利用端末側の利用数を増加でき利用価
値の向上と利便性の向上ができる。
【0106】(3)ポンプ側にターボ型の遠心式羽根車
を用いるため、形状が簡素化され、組立性が良くなるの
で、イニシャルコストの低減が図れる。
【0107】また、第六の発明の流体駆動ポンプによれ
ば次の効果が得られる。 (1)駆動羽根車側に容積型のベーン式のものを用いる
ため、一次側流路内にて隙間より漏れる量が少ないので
効率が高くなり駆動力を減少させることができる。これ
により、駆動力低減と合わせて一次側流体(熱媒)を循
環させる機器の小型化が図れるものとなる。
【0108】(2)一次側流体の駆動力低減により、動
力として利用する利用端末側の利用数を増加でき利用価
値の向上と利便性の向上ができる。
【0109】(3)ポンプ側羽根車に容積型のベーン式
のものを用いることにより、二次側流路内に送りこまれ
る流体がベーンにて隙間より漏れることなく加圧される
ため効率が高く且つ、高揚程のポンプを提供することが
できる。
【0110】(4)駆動側とポンプ側とを同一形状且
つ、同一寸法の共用羽根車とすることにより部品点数の
削減および一台当たりの使用数を増やすため、イニシャ
ルコストがより一層低減できる。
【0111】また、第七の発明の流体駆動ポンプによれ
ば次の効果が得られる。 (1)駆動羽根車側に容積型のトロコイド式のものを用
いるため、一次側流路内にて隙間より漏れる量が少ない
ので効率が高くなり駆動力を減少させることができる。
これにより、駆動力低減と合わせて一次側流体(熱媒)
を循環させる機器の小型化が図れるものとなる。
【0112】(2)一次側流体の駆動力低減により、動
力として利用する利用端末側の利用数を増加でき利用価
値の向上と利便性の向上ができる。
【0113】(3)駆動側羽根車としての回転体構成は
インナーロータとアウターロータであり、ベーン式に比
べて部品点数が少なく簡単となる。
【0114】(4)ポンプ側にターボ型の遠心式羽根車
を用いるため、形状が簡素化され、組立性が良くなるの
で、イニシャルコストの低減が図れる。
【0115】また、第八の発明の流体駆動ポンプによれ
ば次の効果が得られる。 (1)駆動羽根車側に容積型のトロコイド式のものを用
いるため、一次側流路内にて隙間より漏れる量が少ない
ので効率が高くなり駆動力を減少させることができる。
これにより、駆動力低減と合わせて一次側流体(熱媒)
を循環させる機器の小型化が図れるものとなる。
【0116】(2)一次側流体の駆動力低減により、動
力として利用する利用端末側の利用数を増加でき利用価
値の向上と利便性の向上ができる。
【0117】(3)ポンプ側羽根車に容積型で内接歯車
のトロコイド式のものを用いることによりインナーロー
タとアウターロータの回転により、二次側流路内に送り
こまれる流体が隙間より漏れることなく加圧され高揚程
のポンプ性能が得られるとともに、効率の高いポンプを
提供することができる。
【0118】(4)ポンプ側羽根車としての回転体構成
はインナーロータとアウターロータであり、ベーン式に
比べて部品点数が少なく簡単となる。
【0119】(5)駆動側とポンプ側とを同一形状且
つ、同一寸法の共用羽根車とすることにより部品点数の
削減および一台当たりの使用数を増やすため、イニシャ
ルコストがより一層低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明請求項1の実施例における流体駆動ポン
プの断面図
【図2】同ポンプにおける駆動羽根車の横断面図
【図3】同ポンプにおけるポンプ羽根車の横断面図
【図4】同ポンプの給湯装置への応用例を示すシステム
構成図
【図5】本発明請求項2の実施例における流体駆動ポン
プの断面図
【図6】同ポンプにおける駆動羽根車の横断面図
【図7】同ポンプにおけるポンプ羽根車の横断面図
【図8】本発明請求項3の実施例における流体駆動ポン
プの断面図
【図9】同ポンプにおける駆動羽根車の横断面図
【図10】同ポンプにおけるポンプ羽根車の横断面図
【図11】本発明請求項4の実施例における流体駆動ポ
ンプの断面図
【図12】同ポンプにおける駆動羽根車の横断面図
【図13】同ポンプにおけるポンプ羽根車の横断面図
【図14】本発明請求項5の実施例における流体駆動ポ
ンプの断面図
【図15】同ポンプにおける駆動羽根車の横断面図
【図16】同ポンプにおけるポンプ羽根車の横断面図
【図17】本発明請求項6の実施例における流体駆動ポ
ンプの断面図
【図18】同ポンプにおける駆動羽根車の横断面図
【図19】同ポンプにおけるポンプ羽根車の横断面図
【図20】本発明請求項7の実施例における流体駆動ポ
ンプの断面図
【図21】同ポンプにおける駆動羽根車の横断面図
【図22】同ポンプにおけるポンプ羽根車の横断面図
【図23】本発明請求項8の実施例における流体駆動ポ
ンプの断面図
【図24】同ポンプにおける駆動羽根車の横断面図
【図25】同ポンプにおけるポンプ羽根車の横断面図
【図26】従来の流体を駆動源とするポンプの一部破砕
横断面図
【図27】従来の流体を駆動源とする他のポンプの断面
【符号の説明】
21 駆動羽根車 23 ポンプ羽根車 25 駆動側マグネット 26 ポンプ側マグネット 27 隔壁 36 駆動流体入口部 41 流体駆動ポンプ 41a ターボ型の遠心式 41b ターボ型の遠心式

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動羽根車と、一次側流体が流入し前記駆
    動羽根車を回転させる駆動流体入口部を有する駆動側ケ
    ーシングと、二次側流体を循環させるポンプ羽根車を有
    するポンプ側ケーシングと、前記一次側流体と二次側流
    体とを気密に分離する隔壁とを備え、前記駆動羽根車に
    取付けられた駆動側マグネットと前記ポンプ羽根車に取
    付けられたポンプ側マグネットとを前記隔壁を介して対
    向させて磁気結合状態にした流体駆動ポンプ。
  2. 【請求項2】駆動羽根車にターボ型の遠心式羽根車を、
    ポンプ羽根車に容積型のベーン式のものを備えた請求項
    1記載の流体駆動ポンプ。
  3. 【請求項3】駆動羽根車にターボ型の遠心式羽根車を、
    ポンプ羽根車に容積型で内接歯車のトロコイド式のもの
    を備えた請求項1記載の流体駆動ポンプ。
  4. 【請求項4】駆動羽根車にターボ型の遠心式羽根車を、
    ポンプ羽根車に容積型で外接歯車のギャー式のギヤー式
    のものを備えた請求項1記載の流体駆動ポンプ。
  5. 【請求項5】駆動羽根車に容積型のベーン式のものを、
    ポンプ羽根車にターボ型の遠心式羽根車を備えた請求項
    1記載の流体駆動ポンプ。
  6. 【請求項6】駆動羽根車に容積型のベーン式のものを、
    ポンプ羽根車に容積型のベーン式のものを備えた請求項
    1記載の流体駆動ポンプ。
  7. 【請求項7】駆動羽根車に容積型で内接歯車のトロコイ
    ド式のものを、ポンプ羽根車にターボ型の遠心式羽根車
    を備えた請求項1記載の流体駆動ポンプ。
  8. 【請求項8】駆動羽根車に容積型で内接歯車のトロコイ
    ド式のものを、ポンプ羽根車に容積型で内接歯車のトロ
    コイド式のものを備えた請求項1記載の流体駆動ポン
    プ。
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