JPH073175Y2 - 熱交換器の取付け構造 - Google Patents

熱交換器の取付け構造

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JPH073175Y2
JPH073175Y2 JP1990003534U JP353490U JPH073175Y2 JP H073175 Y2 JPH073175 Y2 JP H073175Y2 JP 1990003534 U JP1990003534 U JP 1990003534U JP 353490 U JP353490 U JP 353490U JP H073175 Y2 JPH073175 Y2 JP H073175Y2
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JP
Japan
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blind cap
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heat exchanger
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JP1990003534U
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JPH0396585U (ja
Inventor
邦彦 西下
Original Assignee
株式会社ゼクセル
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車体に取付ける際の熱交換器の取付け構造に
関する。
(従来の技術) 従来の熱交換器としては、複数のチューブとフィンとが
交互に積層され、これら複数のチューブの両端側にヘッ
ダパイプが接続された所謂パラレルフロータイプの熱交
換器が知られている。また、この種の熱交換器を車体側
に取付ける際の取付け構造としては、例えば、実開昭
63−142586号、実開昭64−8080号、実開昭63−1425
85号に記載されたものが知られており、これらの各ヘッ
ダパイプとしては、一本の円管パイプで構成したものが
その前提とされている。
上記では、ヘッダパイプの下端開口部に係合突起を有
する下側の盲キャップが取着され、ヘッダパイプの上端
開口部には係止凹部を有する上側の盲キャップが取着さ
れている。そして、下側キャップの係止突起をゴム部材
を介して下側の車体側ブラケットの係止部に係合する一
方、上側の車体側ブラケットに突設された突起をゴム部
材を介して上記上側キャップの係止凹部内に係合するこ
とにより取付ける構造としている。
上記では、下側の盲キャップにねじ穴を形成し、この
ねじ穴に車体側ブラケットをボルトによりねじ止めする
ことにより取付ける構造としている。
上記では、係合突起を有する金属製ブラケットの端部
をヘッダパイプの周囲から抱持させて接合し、係合突起
を車体側ブラケットに係合させることにより取付ける構
造としている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記〜では、ヘッダパイプが円管構造で
あるため、各盲キャップが回転切削により容易に形成で
きるものの、係合突起、係止凹部及びねじ穴の位置がヘ
ッダパイプの中心軸上に限定されることになり、車種に
よっては車体側ブラケットをその都度ヘッダパイプに合
せた構造としなければならない不都合がある。また、各
々の盲キャップに車体側ブラケットが取付けられるの
で、盲キャップの強度が低下し、冷媒漏れのおそれがあ
る。
さらに、上記では、金属製ブラケットの一端側でヘッ
ダパイプを抱持する構造としているため、このブラケッ
トの構造が複雑で大型化し、製作に手間がかる不都合が
ある。また、荷重をヘッダパイプではなくて熱交換器の
下側支持板で受けるので、支持強度上問題があった。
またさらに、近年、省冷媒化及びチューブ組付け性の観
点からヘッダパイプを二分割構造としたものが採用され
つつあるが、上記〜では、二分割構造の場合、ヘッ
ダパイプの横断面形状が円形でないため適用し難い問題
がある。
そこで、本考案では、二分割構造のヘッダパイプにも適
用でき、且つ、上記不都合を解消できる熱交換器の取付
け構造を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本考案に係る熱交換器の取付け構造は、ヘッダパイプが
径方向にタンクとエンドプレートに二分割され、エンド
プレートに設けられた挿入孔に多数積層されたチューブ
の各端部が挿入されて接合され、前記ヘッダパイプの開
口部に盲キャップが取着された熱交換器において、円形
のフランジ部とこのフランジ部に突設され車体側取付け
部に嵌合する係合突起部とを備えた連結部材を、前記盲
キャップに仮止めして一体ろう付けにより接合するもの
であって、前記盲キャップに穴部を形成するとともに、
前記係合突起部とは反対側の前記フランジ部に、前記盲
キャップの穴部に係止される仮付け部を一体形成した熱
交換器の取付け構造である。
(作用) このような熱交換器では、フィンを介装して積層された
多数のチューブがヘッダパイプのエンドプレートの挿入
孔に挿入された後、エンドプレートとタンクが接合され
る。各ヘッダパイプの開口部には、連結部材が仮付けさ
れた盲キャップが組付けられ、ろう付けにより一体的に
接合される。
このとき、前記フランジ部に一体形成した仮付け部が、
前記盲キャップの穴部に係止されるので、連結部材と盲
キャップとが連結され、したがって、これら連結部材と
盲キャップを介して、熱交換器が車体側のブラケット
(取付け部)に取付けられる。そして、実際には、各接
合部材の係合突起部にアイソレータなどを介装して車体
側の取付け部に係合して取付けられる。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例の熱交換器1は、第1図(a)、(b)に示す
ように、それぞれヘッダパイプ4がが波状フィン3と交
互に積層され、多数の偏平チューブ2の両側にはそれぞ
れヘッダパイプ4が接続されている。各ヘッダパイプ4
内の所要箇所には冷媒流路を蛇行させるために仕切板8
が設けられ、一方のヘッダパイプ(図中右側)4に取付
けられた入口継手10から冷媒が流入して、他方のヘッダ
パイプ(図中左側)4に取付けられた出口継手11から冷
媒が流出される。尚、図中12はサイドプレートを示す。
上記各々のヘッダパイプ4は、第2図及び第3図に示す
ように、径方向(チューブ差込み方向)にエンドプレー
ト6とタンク5とに二分割された構造となっている。す
なわち、エンドプレート6とタンク5がともに外方に膨
出する曲面に形成され、エンドプレート6の結合部をタ
ンク5の結合部の内側にして接合され、横断面形状が略
楕円形に形成されている。また、エンドプレート6には
多数の挿入孔7が設けられ、これらの挿入孔7にそれぞ
れの偏平チューブ2の端部を差込んで一体ろう付けによ
り接合される。したがって、ヘッダパイプ4が断面楕円
形に形成されるので、ヘッダパイプ4内の冷媒容積を小
さくでき、省冷媒化が図れる。
さらに、本実施例では、第1図に示すように各ヘッダパ
イプ4の上下端側は、車体側のブラケット(取付け部)
21の上下の位置に合せて、寸法Lで示すように長くした
形状に形成され、これに伴って、仕切板9が設けられて
いる。また、各ヘッダパイプ4の上下端開口部には、そ
れぞれ、盲キャップ14が取着されており、これにより各
開口が閉塞されている。上記盲キャップ14は、第3図に
示すように、ヘッダパイプ4の開口部の形状に合せた形
状にプレス成形などにより形成され、外側から嵌込んで
取着されている。
上記盲キャップ14には連結部材15が取付けられており、
この連結部材15は、本実施例ではフランジ部16、係合突
起部17及び仮付け部18とから構成されている。すなわ
ち、第2図及び第4図に示すように、フランジ部16は盲
キャップ14の外側平坦面に当接する平面形状が円形に形
成され、フランジ部16の中心軸上で一方の面には中実の
係合突起部17が、他方の面には筒状の仮付け部18が突設
され、したがって回転切削により容易に製作できる。そ
して、盲キャップ13に形成された穴部14aに仮付け部18
を挿入して仮付けされる。仮付けするには、連結部材15
の仮付け部18を盲キャップ14の案部14aに挿入した後、
筒状の仮付け部18を図中の矢印の如く拡管することによ
り行ない、偏平チューブ2等が組付けられたヘッダパイ
プ4の各開口部に盲キャップ14を組付け、一体ろう付け
により接合される。第2図に示すように、盲キャップ14
に接合された連結部材15の結合突起部17がゴム性のアイ
ソレータ20を介装して車体側のブラケット(取付け部)
21に係合し、これにより車体側に取付けられる。
したがって、横断面形状が円形とならない二分割構造の
ヘッダパイプの場合でも、盲キャップに連結部材を接合
し、連結部材により車体側に取付ける構造であるため、
連結部材の方は回転切削により容易に製作できる。ま
た、盲キャップの穴部の位置を変えることにより、有限
な範囲内で連結部材の係合突起部の位置を選ぶことがで
きるので、車体側ブラケットの標準化を図ることも可能
となる。さらに、従来のような金属製ブラケットも不要
となり、ヘッダパイプに荷重が加わるので支持強度が向
上するとともに、連結部材が盲キャップに一体接合され
るので、盲キャップ自体の強度を高めることができる。
そして、ヘッダパイプが二分割構造であることから、エ
ンドプレートに偏平チューブを差し込んだ後、タンクと
接合すればよいので、チューブ組付け性を高め、且つ、
ヘッダパイプの横断面積を略楕円形にして小容量とする
ことができるので、省冷媒化が可能となる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、ヘッダパイプの
盲キャップに連結部材を取付け、連結部材を介して車体
側に取付ける構造であって、とりわけ前記フランジ部に
一体形成した仮付け部が、前記盲キャップの穴部に係止
されるので、連結部材と盲キャップとが連結され、した
がって、これら連結部材と盲キャップを介して、熱交換
器が車体側のブラケット(取付け部)に取付けられるも
のであるから、横断面形状が円形でない二分割構造のヘ
ッダパイプの場合でも容易に適用することができ、二分
割構造のヘッダパイプに伴うチューブ挿入性の向上及び
省冷媒化を確保できる。また、盲キャップと連結部材を
別体で製作できるので、ヘッダパイプが横断面円形でな
くとも、連結部材を回転切削により容易に製作できる利
点を有する。さらに、連結部材の接合位置を容易に変更
できるので、車体側ブラケットの標準化を図ることが可
能となる。またさらに、従来のような金属製ブラケット
が不要となるので、ヘッダパイプにより荷重を支持し支
持強度を高めることができるとともに、連結部材が盲キ
ャップに接合されるので、盲キャップ自体の強度を高め
ることも可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)ないし第4図は本考案の第1実施例に係
り、第1図(a)、(b)は熱交換器の正面図、平面
図、第2図は盲キャップ及び連結部材の縦断面図、第3
図は第2図中のIII−III矢視断面図、第4図は連結部材
の平面図である。 1……熱交換器、2……チューブ、4……ヘッダパイプ 5……タンク、6……エンドプレート、7……挿入孔 14……盲キャップ、15……連結部材、16……フランジ部 17……係合突起部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッダパイプが径方向にタンクとエンドプ
    レートに二分割され、エンドプレートに設けられた挿入
    孔に多数積層されたチューブの各端部が挿入されて接合
    され、前記ヘッダパイプの開口部に盲キャップが取着さ
    れた熱交換器において、 円形のフランジ部とこのフランジ部に突設され車体側取
    付け部に嵌合する係合突起部とを備えた連結部材を、前
    記盲キャップに仮止めして一体ろう付けにより接合する
    ものであって、前記盲キャップに穴部を形成するととも
    に、前記係合突起部とは反対側の前記フランジ部に、前
    記盲キャップの穴部に係止される仮付け部を一体形成し
    たことを特徴とする熱交換器の取付け構造。
JP1990003534U 1990-01-19 1990-01-19 熱交換器の取付け構造 Expired - Lifetime JPH073175Y2 (ja)

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JPH0396585U JPH0396585U (ja) 1991-10-02
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JPS6119344Y2 (ja) * 1980-08-14 1986-06-11
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