JP3022875U - 自動車用冷凍回路のコンデンサ - Google Patents

自動車用冷凍回路のコンデンサ

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JP3022875U
JP3022875U JP1995009405U JP940595U JP3022875U JP 3022875 U JP3022875 U JP 3022875U JP 1995009405 U JP1995009405 U JP 1995009405U JP 940595 U JP940595 U JP 940595U JP 3022875 U JP3022875 U JP 3022875U
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JP1995009405U
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Inventor
仁準 李
Original Assignee
大宇機電工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は自動車用冷凍回路のコンデンサの加
工・組立性を容易なものとすることを課題とする。 【解決手段】 単一の板材(2)を両端のリブ(3,
3’)のための余裕部を残して 、所定の曲率半径で湾
曲加工して閉鎖管体を構成し、上記両端のリブ(3,
3’)を圧接や溶接等により一体的に接合してヘッダ組
立体(1)とする。また、チューブ(5)が挿入される
チューブ孔(6)を上記閉鎖管体の側部にスロット加工
して形成する。上記ヘッダ組立体(1)は流路形成のた
めのセパレータ7をセパレータ孔8に挿入することがで
きる。セパレータ孔8は閉鎖管体の軸方向とほぼ直角に
スロット加工等で形成可能である。このように、単一の
金属板材を湾曲加工し、かつリブで接合してヘッダ組立
体を構成したことで、密封性が増大し、組立性も大幅に
向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は自動車用冷凍回路のコンデンサに関し、更に詳しくは、組立性等を改 善した形状と構成のコンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のコンデンサは、通常、単一の冷媒流路を形成するために多数のチュー ブ部材とヘッダ、ヘッダタンクを用意して、これらの各部材を例えば窒素環境下 で溶接する等、個別的な手作業で溶接して製造するのが普通である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
特に、ヘッダとヘッダタンクは、従来、二元化された円形管材の半切断体を構 成して、これを組立てることによって製作していたため、組立工程が多くなって 製造コストが高い。また、密封部で冷媒が漏泄しないように配慮が必要である。
【0004】 上記のような問題点を勘案して、最近ではヘッダとヘッダタンクをそれぞれ単 一体のアルミニウム円筒体で構成する試みもなされているが、そのような円筒体 の場合、工程的な特性上、中間部のセパレータとチューブを挿入するための湾曲 溝を構成するのは難しい上、生産効率もよくない。
【0005】 また、自動車への固定のためのブラケットを別途の溶接等の方法で取り付けな ければならないため、このような方法はコスト上昇の原因になる。
【0006】 本考案は、上記のような問題点を勘案して、単一の湾曲工程で製造が容易であ り、ブラケットの問題も解消でき、リブも一体かつ単一の工程で製造することが できる構成のコンデンサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】 本考案では、単一の板材をその両端のリブのための余裕部を残して、所定の曲 率半径で湾曲成形(ないしは折曲成形:以下、湾曲成形という)して閉鎖管体を 構成し、かつ両端のリブを圧接や溶接で一体的に接合することにより、冷媒流路 の一部である主にヘッダやヘッダタンク(ヘッダ組立体)を構成したものである 。 また、その閉鎖管体の側部に、スロット加工に基づく開放部によりチューブ孔 を位置させ、そのチューブ孔にチューブを挿入・連結することができる。 さらに、前記閉鎖管体に、流路形成のためのセパレータを挿入するセパレータ 孔をスロット加工等により設け、ここにセパレータを挿入し、組み付けることが できる。 また、前記リブの近傍に、閉鎖管体の内側へ突出するようにエンボシング部を 形成し、このエンボシング部の部位において、閉鎖管体(ヘッダ組立体)の横断 面がほぼ円形状となるようにすることができ、これによりヘッダ組立体や前記リ ブの強度が補強される。 なお、上述のチューブ孔やセパレータ孔のためのスロット加工(長溝状の加工 )は、前記湾曲成形の前又は後のいずれで行ってもよい。
【0008】 本考案によれば、単一の板材を湾曲成形し、その接合部のリブで一体化して閉 鎖管体を構成するとともに、これにセパレータ等を組み付けてヘッダやヘッダタ ンク(ヘッダ組立体)とし、これらの間にチューブ等を組み付けることができる ため、従来に比べて製造が容易で、組付性も大幅に向上し、また管路の密封性も 高め易くなる。
【0009】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の自動車用冷凍回路のコンデンサ(以下単にコンデンサという) の一実施例を図示する斜視図、図2はエンボシング部を図示する断面図、図3は チューブ組立部の断面図、図4はセパレータ組立部の断面図である。この実施例 では、従来のヘッダとヘッダタンクを、それぞれ単一体であるヘッダ組立体1で 構成する。
【0010】 例えば、クラッド(Clad:金属被覆)されたアルミニウム等の単一の板材2を 、両端のリブ3,3’を余裕部として残し、所定の曲率半径を持つように湾曲成 形して閉鎖管体を構成する。その両端のリブ3,3’を重ね合わせ、この部分を 閉鎖管体の長手方向に沿って、ブレージング溶接(硬ろう付け)その他適宜の接 合方法により、冷媒が漏洩しないように一体的に接合する。また、チューブ5が 挿入されるチューブ孔6はスロット加工により、その閉鎖管体の側部に多数個具 備される。また図1、図4に示すように、流路の構成のために、各1つ以上のセ パレータ7をセパレータ孔8に挿入する。このセパレータ7により閉鎖管体内を 遮弊し、またセパレータ孔8も塞がれて、このような組付けにより単一のヘッダ 組立体1が構成される。なお、板材2の湾曲加工前にセパレータ7をセパレータ 孔8に挿入した状態で板材2の湾曲加工を行うこともできるし、その湾曲加工後 にセパレータ7を挿入することもできる。9は、4つのヘッダカップであり(2 個のみ図示)、湾曲加工されたヘッダ組立体1の各端部へ装着され、各開口を塞 ぐものである。
【0011】 そして、上記リブ3,3’の近傍には、内側に一定な高さ(深さ)で突出する エンボシング部10を構成する。このエンボシング部10は、自身が存在する横 断面においてヘッダ組立体1がほぼ円形断面となるようにその深さ及び形状が設 定される。このようなエンボシング部10は、ヘッダ組立体1の長手方向に沿っ て波形をなすように、連続的に形成されていて、補強用リブの役割を果たし、ヘ ッダ組立体1の例えば横方向の強度を大幅に増強させる。
【0012】 また、図4のように、ヘッダ組立体1の軸方向に直角に加工されたセパレータ 孔8と、このセパレータ孔8に組立されたセパレータ7は、例えば窒素環境下等 での溶接の際、溶接材が投入される形状になっていて、溶接性が向上する。
【0013】 以上のように組立てられるヘッダ組立体1は、複数のチューブ5でつながれる ことにより、全体として連続する冷媒流路を構成し、冷媒が例えば図5に示すよ うに流入口11から入り、流出口12から出るように循環する。複数のチューブ 5の間には通常フィンが設けられる。なお、図1において互いに一体的に接合さ れたリブ3,3’は、当該コンデンサを車体に取り付ける際のブラケットの取付 部(又はブラケットそのもの)として利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動車用冷凍回路のコンデンサの一実
施例を図示する斜視図。
【図2】そのコンデンサのエンボシング部を図示する断
面図。
【図3】チューブ組立部の断面図。
【図4】セパレータ組立部の断面図。
【図5】冷媒の流路の一例を示す模式図。
【符号の説明】
1 ヘッダ組立体 2 板材 3、3’ リブ 5 チューブ 6 チューブ孔 7 セパレータ 8 セパレータ孔 10 エンボシング部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の板材(2)を両端のリブ(3、
    3’)のための余裕部を残して、所定の曲率半径で湾曲
    成形して閉鎖管体を構成し、かつ前記両端のリブ(3、
    3’)を一体的に接合した冷媒流路を含むことを特徴と
    する自動車用冷凍回路のコンデンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、チューブ(5)が挿
    入されるチューブ孔(6)を備え、そのチューブ孔は上
    記閉鎖管体の側部にスロット加工して形成された開放部
    であることを特徴とする自動車用冷凍回路のコンデン
    サ。
  3. 【請求項3】 前記閉鎖管体には、流路形成のためのセ
    パレータ(7)を挿入することができるセパレータ孔
    (8)が軸方向にほぼ直角にスロット加工され、そのセ
    パレータ孔に前記セパレータ(7)が組み付けられたこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の自動車用冷凍回路
    のコンデンサ。
  4. 【請求項4】 前記閉鎖管体と前記リブの強度を補強す
    るためにそのリブの近傍に、エンボシング部(10)を
    前記閉鎖管体の内側へ突出して形成し、そのエンボシン
    グ部が存在する部位においては、前記閉鎖管体の横断面
    がほぼ円形状になるようにしたことを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の自動車用冷凍回路のコンデン
    サ。
JP1995009405U 1995-08-11 1995-08-11 自動車用冷凍回路のコンデンサ Expired - Lifetime JP3022875U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100859730B1 (ko) * 2002-07-12 2008-09-23 한라공조주식회사 복합 열교환기

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