JPH07317342A - 間接喫煙を完全に阻止する構造の移設自在な喫煙ボッ クス - Google Patents

間接喫煙を完全に阻止する構造の移設自在な喫煙ボッ クス

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JPH07317342A
JPH07317342A JP6131477A JP13147794A JPH07317342A JP H07317342 A JPH07317342 A JP H07317342A JP 6131477 A JP6131477 A JP 6131477A JP 13147794 A JP13147794 A JP 13147794A JP H07317342 A JPH07317342 A JP H07317342A
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smoking
box
air
space
smoking space
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JP6131477A
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Sakae Kawahara
栄 河原
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KAWAHARA KK
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KAWAHARA KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 タバコの煙が喫煙場所外に拡散するのを完全
に阻止し得る喫煙ボックスを提供すること。 【構成】 柱部材15を介して出入り口が設けられた壁
部材3と喫煙空間エア排気用穴27が穿設された短尺壁
部材3Aとが交互に直角な位置関係にて脱着可能に接続
され、これらを覆う屋根部材11と、出入り口に開閉自
在で脱着可能なドア部材24とからなる移設自在な喫煙
ボックスに、喫煙空間エア排気用穴中に挿入した回動軸
31を具備する排気用ファン29と、回動軸31に連動
連結した駆動モ−タ35と、一側が喫煙空間エア排気用
穴を取り囲んだ短尺壁部材3Aに、他側が駆動モ−タ支
持手段49と、駆動モ−タ支持手段の周囲を囲って短尺
壁部材に取付けられたカバ−体と、活性炭が充填されカ
バ−体の開口側に脱着可能な吸着手段とから構成された
喫煙空間エア清浄排気機構を具備した間接喫煙を完全に
阻止する構造の移設自在な喫煙ボックス1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロアのレイアウトに
応じて設置場所を適宜変更可能であるとともにニコチン
等の有害な物質が喫煙場所外に拡散するのを完全に遮断
可能な間接喫煙を完全に阻止する構造の移設自在な喫煙
ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、タバコを継続して喫煙すると、ニ
コチン等の有害な物質が体内に吸入され蓄積されて、様
々な病気を誘発なさしめることが明らかとなってきた。
また、係る事態は、タバコを喫煙している人の間近にい
るタバコを喫煙しない人にも広く及ぶことも明らかとな
ってきた。このため、多数の人が往来するオフィス、病
院、輸送機関等において喫煙を制限する動きが顕著にな
っている。
【0003】そこで近年、図13及び図14に示すよう
に、オフィス、病院等のフロアbの一角を衝立cにて出
入り口d及び天井e間近の空間fを除いて囲って喫煙区
画hを現出させ、該喫煙区画h内に灰皿等が置かれた喫
煙スタンドiを設備した喫煙コ−ナ−aが設けられるよ
うになった。そして、該喫煙コ−ナ−aでのみ喫煙者k
に喫煙を認めることにより、タバコを喫煙しない人が、
喫煙者kから流出拡散したタバコの煙を吸引することに
より、ニコチン等の有害な物質が体内に蓄積される間接
喫煙の弊害を阻止する方策がとられいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フロア内には
ささやかではあるがエアの流れがあるので、喫煙に伴っ
て発生するニコチン等の有害物質を含むタバコの煙は、
喫煙コ−ナ−aで一時的に留まりはするがやがて前記出
入り口d、空間fから流入したフロア内のエアの流れに
乗ってフロア全体に拡散してしまう。このため、ほとん
ど前記した間接喫煙の弊害を除去しえないばかりか、喫
煙コ−ナ−aの天井e等はニコチン等が付着して汚れて
しまうといった二次的な弊害を生じさせるものであっ
た。
【0005】係る事態に対応するため、近年、前記した
喫煙コ−ナ−aの天井部eに換気扇を設け、喫煙時に該
換気扇を動作させることにより、前記タバコの煙がフロ
ア内に流れるのを阻止する方策がとられている。しか
し、フロア内の静寂を保つ必要から出力が大なる換気扇
が設置できないことと衝立cの上方と出入り口dは開口
状態となっているため、タバコの煙がフロア全体に拡散
する程度は減少したものの完全には阻止できない。ま
た、換気扇との共動により機能を発揮する性格から喫煙
コ−ナ−aの設置場所は換気扇が設けられた直下に限定
され常にフロアの特定箇所が喫煙コ−ナ−aに占められ
てしまう。この結果、フロアのレイアウトを必要に応じ
て機動的に変更しようとする際の障害となるものであっ
た。
【0006】本発明は前記した事情に鑑みてなされたも
のであって、タバコの煙が喫煙場所外に拡散するのを完
全に阻止しえるとともにフロアのレイアウトの変更に応
じて容易に移設の可能な喫煙ボックスを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明が講じた解決手段は、複数の壁部材、屋根部材等
を、必要に応じて迅速に組立・分解可能な連結構造であ
って、組立時には外部から遮断された喫煙空間が現出可
能であるとともに、喫煙により生起したニコチン等を含
む煙が漂う喫煙空間のエアを強制的に特定側へ流動さ
せ、流動する途上において吸着剤によりニコチン等を含
む煙のみを吸着して喫煙空間のエアを清浄化し、該エア
を喫煙空間外に排出なさしめる機能を備え、分解時に
は、一セット分の部材をまとめて他の場所に容易に搬送
可能であるとともに他の場所で再び容易且つ迅速に組立
可能な構造の喫煙ボックスとしたものである。
【0008】具体的には、相互に脱着可能となして接続
されるとともにいずれかに出入り口が穿設された複数の
壁部材と、その複数の壁部材上に覆設された多角形の屋
根部材と、前記した出入り口の近傍位置に開閉自在であ
るとともに脱着可能となして取付けられたドア部材とか
らなり一定の喫煙空間が現出され、前記した複数の壁部
材のいずれか、若しくは、多角形の屋根部材に喫煙空間
エア排気用穴が穿設された移設自在な喫煙ボックスを前
提とする。そして、その移設自在な喫煙ボックスに、喫
煙空間エア排気用穴と対面するか、喫煙空間エア排気用
穴中に挿入するかして設けられた回動軸を具備する排気
用ファンと、その回動軸と連動連結された駆動モ−タ
と、一側がその駆動モ−タと当接する一方、他側が前記
した喫煙空間エア排気用穴を取り囲んだ壁部材若しくは
屋根部材の一部位に取付けられた駆動モ−タ支持手段
と、その駆動モ−タ支持部材の周囲を囲って壁部材に取
付けられたカバ−体と、吸着剤が充填されそのカバ−体
の開口側に脱着自在となして取付けられた吸着手段とか
ら構成された喫煙空間エア清浄排気機構を備わしめた間
接喫煙を完全に阻止する構造の移設自在な喫煙ボックス
としたものである。
【0009】
【作用】ドア部材をあけて移設可能な喫煙ボックス内に
入室した後、駆動モ−タを動作させ排気用ファンを回動
させる。すると、喫煙空間から吸着手段、排気用ファ
ン、喫煙空間エア排気用穴若しくは排気用ファン、煙吸
着部材、排気空間エア排気用穴を順次経由して喫煙ボッ
クス外に流れる排気エア流が生じる。この後、喫煙を開
始するとタバコの煙が喫煙者の口もと近くで生じるが、
該煙は前記排気エア流に乗って流動する。係る流動の途
上で、煙は、ニコチン等とともに吸着手段に充填された
吸着剤により捕捉されて吸着される。このため、煙が除
去された清浄なエアのみが排気エア流に乗って喫煙ボッ
クス外に排出される。
【0010】
【実施例】本発明の好適な実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。図1は本実施例に係る間接喫煙を完全に阻
止する構造の移設自在な喫煙ボックスを一部切り欠いて
側方からみた場合を示し、図2は同間接喫煙を完全に阻
止する構造の移設自在な喫煙ボックスを斜め前方からみ
た場合を示し、図3は同間接喫煙を完全に阻止する構造
の移設自在な喫煙ボックスを一部切り欠いて上方からみ
た場合を示し、図4は柱部材を拡大するとともに斜め前
方からみた場合を示し、図5は壁部材の一例を内側正面
からみた場合を示し、図6は同壁部材を側方からみた場
合を示し、図7は本実施例に係る喫煙空間エア清浄排出
機構を拡大して側方からみた場合を示し、図8は同喫煙
空間エア清浄排出機構を一部切り欠いて背面からみた場
合を示し、図9はカバ−体の一例を拡大するとともに斜
め上方からみた場合を示し、図10は本実施例に係る吸
着手段を断面して示し、図11は喫煙空間エア濾過部材
を拡大して斜め前方からみた場合を示したものである。
【0011】図1乃至図3、図5及び図6に示すよう
に、3は、本実施例に係る壁部材であって、適宜厚さの
縦長四角形に形成された煙遮断部位5と、断面台形状に
形成され該煙遮断部位5の左右両側にそれぞれ設けられ
た一対の当接部位7と、該当接部位7の当接面7aの上
下中間位置が前方に突設された縦長嵌合凸部位9とから
構成されている。尚、3Aは、該壁部材3と同様の構成
であるが、僅かに前記煙遮断部位5の横辺5イより横辺
5Aイの長さが若干短かく形成された短尺煙遮断部位5
Aとした点のみ相違する短尺壁部材である。
【0012】図1乃至図3に示すように、11は、多角
形の屋根部材の一例である本実施例に係る全面が同一厚
みの長四角形に形成された長四角形屋根部材であって、
四隅近傍位置に四角形嵌合穴13がそれぞれ穿設されて
いる。
【0013】図3及び図4に示すように、15は、本実
施例に係る柱部材であって、四角形嵌合穴13に嵌合可
能であるとともに長四角形屋根部材11の厚みと同一の
高さに形成された屋根部材取付部位17と、該屋根部材
取付部位17と大なる相似形で且つ前記壁部材3を構成
する煙遮断部位5の縦辺5ロと同一長さに形成されると
ともに該屋根部材取付部位17が内側に偏って位置する
ようにして該屋根部材取付部位17と一体的に構成され
た壁部材取付部位19とから構成されている。尚、該壁
部材取付部位19の一対の内側取付面19aにはそれぞ
れ、前記縦長嵌合凸部位9と対面する位置に該縦長嵌合
凸部位9が嵌合可能に縦長嵌合凹溝21が刻設けられて
いる。
【0014】そして、図1乃至図2に示すように、左右
対面距離が前記煙遮断部位5の横辺5イ長さと同一とす
る一方、前後対面距離が前記短尺煙遮断部位5Aの横辺
5Aイ長さと同一としてフロア22上に立設された四本
の柱部材15と、左右側にて対面する縦長嵌合凹溝21
に壁部材3の縦長嵌合凸部位9を嵌合することにより四
本の柱部材15の左右側間に設けられた一対の壁部材3
と、前後側にて対面する縦長嵌合凹溝21に短尺壁部材
3Aの縦長嵌合凸部位9を嵌合することにより四本の柱
部材15の前後側間に設けられた一対の短尺壁部材3A
と、四本の柱部材15それぞれの屋根部材取付部位17
が長四角形屋根部材11に前記した如く穿設された柱部
材嵌合穴13に嵌合されて四本の柱部材15により支持
された長四角形の屋根部材11と、から本実施例に係る
移設自在な喫煙ボックス23が構成されている。
【0015】そして、前記四本の柱部材15に対する前
記した嵌合を、壁部材3、短尺壁部材3A、長四角形屋
根部材11それぞれについて実行すれば、容易且つ迅速
に移設自在な喫煙ボックス23を組立てできる。また、
前記した嵌合を解消すれば、一セット分の移設自在の喫
煙ボックス23を構成する部材を他の場所に搬送可能な
状態とすることができるとともに、再度前記した嵌合を
実行することにより容易に当該他の場所に組立てること
ができる。
【0016】尚、図1乃至図3に示すように、一対の壁
部材3のうちの一方には縦長の出入り口25が他方には
図示を省略した採光窓が、一対の短尺壁部材3Aのうち
の一方には喫煙空間エア排気用穴27が他方には図示を
省略した採光窓がそれぞれ設けられている。また、該出
入り口25には一対の蝶番20を介してドア部材24が
開閉可能となして取付けられている。係る構成とした本
実施例に係る移設自在な喫煙ボックス23は、その内部
に喫煙空間26が現出されている。
【0017】図1、図2、図7及び図8に示すように、
29は、回動軸31の外周に四枚の羽根33が同一角度
間隔にて放射状に取付られた本実施例に係る排気用ファ
ンであり、35は、該回動軸31と連動連結された駆動
モ−タである。そして、該駆動モ−タ35を動作させ、
回動軸31を介して排気用ファン31に回動力を付与し
て回動なさしめると、前記した喫煙空間26のエアを排
気用ファン31側に強制的に流れさせる排気エア流が生
じるのである。
【0018】図1、図7及び図8に示すように、37
は、駆動モ−タ35の外周四分の一に渡って対面接触可
能に形成された円弧状接触支持部位39と、駆動モ−タ
35の外周に対し短く直角に屈曲され円弧状接触支持部
位39の一側と一体構成された当接部位41と、同様に
長く直角に屈曲されて駆動モ−タ35から半径方向に延
びて配設されるとともに円弧状接触支持部位39の他側
と一体構成された橋渡し部位43と、該橋渡し部位43
に対し短尺壁部材3A側に直角に屈曲された足部位45
と、短尺壁部材3Aと面接触可能なよう長四角形に形成
されるとともに足部位45の下端と一体構成された取付
部位47とから構成される駆動モ−タ支持部材である。
そして、図8に示すように、円弧状接触支持部位39に
より駆動モ−タ35の外周を四分の一づつ接触支持する
ことにより全周を接触支持するとともに、該駆動モ−タ
35を中心として半径方向外方に90度角度間隔にて取
付部位47を展開なさしめる態様にて四本の駆動モ−タ
支持部材37が配設されて、駆動モ−タ35を排気用フ
ァン29とともに極めて安定状態で支持した本実施例に
係る駆動モ−タ支持手段49が構成されている。
【0019】図7乃至図9に示すように、51は、本実
施例に係るカバ−体であって、中心部に後述する箱体5
9が嵌合可能な四角形穴53が穿設され外周縁に沿って
一定間隔にて複数の取付用穴55穿設された四角形板状
台座57と、前記駆動モ−タ支持手段49を収容可能な
内容積を保持し前記四角形穴53に嵌合取付された箱体
59とから構成されている。尚、該箱体59には、所定
幅の嵌め込み案内突起61が上下対称な位置にそれぞれ
突設されている。また、四角形板状台座57は、前記取
付用穴55に取付ビス62を螺入等して前記喫煙空間エ
ア排気用穴27を取り囲むようにして前記短尺煙遮断部
位5Aに取付けられている。
【0020】図10及び図11に示すように、63は、
吸着剤の一例である活性炭65が均一に充填されるとと
もに適宜な空隙67が確保され断面形状が六角形の小室
69が多数連なって蜂の巣状に仕切られた全体形状が前
記箱体59の開口長さ591より若干大なる四角形に形
成された本実施例に係る喫煙空間エア濾過部材である。
そして、喫煙空間26のエアが該喫煙空間エア濾過部材
63を通過する際に、多数の六角形の小室69それぞれ
に充填された多数の活性炭65によりニコチン等の有害
物質が吸着・除去されて清浄された後、空隙67をスム
−ズに透過するよう構成されている。
【0021】図1、図7及び図10に示すように、71
は、内面71a間の距離が前記箱体59の外側間距離よ
り若干大とされ、また、該内面71aの底側寄り位置の
全周に喫煙空間エア濾過部材63の厚みに近似する溝幅
の濾過部材嵌め込み溝73が、内面71aの中間位置か
ら上端位置間の対称位置に前記嵌め込み案内突起61よ
り若干大なる箱体嵌め込み溝75がそれぞれ刻設された
濾過部材支持枠体であって、前記喫煙空間エア濾過部材
63の周囲に配設されている。
【0022】図8及び図10に示すように、該濾過部材
支持枠体71と、周囲が該濾過部材支持枠体71の前記
した濾過部材嵌め込み溝73に嵌め込まれた前記喫煙空
間エア濾過部材63とから本実施例に係る吸着手段77
が構成されている。そして、箱体嵌め込み溝75が前記
嵌め込み案内突起61により案内されながら移動可能で
あるとともに、前記箱体59の外面59aが前記濾過部
材支持枠体71の内面71aとソフトに対面接触されて
移動可能な構成とされている。係る構成により、吸着手
段77は、前記カバ−体51を構成する前記箱体59に
対し自在に脱着可能となさしめてある。
【0023】図7及び図8に示すように、前記した排気
用ファン29と、駆動モ−タ35と、駆動モ−タ支持手
段49と、カバ−体51と、吸着手段77とから本実施
例に係る喫煙空間エア清浄排気機構79が構成されてい
る。そして、該喫煙空間エア清浄排気機構79と前記し
た移設自在な喫煙ボックス23とから本実施例に係る間
接喫煙を完全に阻止する構造の移設自在な喫煙ボックス
1が構成されている。尚、図1及び図3に示すように、
81は移設自在な喫煙ボックス23の内部に臨時に設け
られた喫煙台であり、83は、該喫煙台81の近くに設
けられた喫煙者用椅子である。
【0024】つぎに本実施例の作用について説明する。
図1乃至図3に示すように、一対の壁部材3、一対の短
尺壁部材3A、一の長四角形屋根部材11及び四本の柱
部材15を喫煙する予定位置に搬送する。つぎに、これ
ら部材を前記した如くして連結すると、フロア22上の
喫煙予定位置に喫煙空間26を備えた移設自在な喫煙ボ
ックス23が設けられる。ついで、喫煙者85がドア部
材24を開閉して移設自在な喫煙ボックス23内に入る
と、喫煙者85のみが外部と遮断された喫煙空間26内
に存在することになる。
【0025】この後、当該喫煙者85は、喫煙者用椅子
83に着席するのと前後して駆動モ−タ35を動作開始
させる。すると、該駆動モ−タ35の回動力は、回動軸
31を経由して排気用ファン29に伝達され、該排気用
ファン29は回動を開始して吸引力を生起する。係る吸
引力により喫煙空間26のエアが、強制的に喫煙空間エ
ア濾過部材63、箱体59の内部空間、排気用ファン2
9、喫煙空間エア排気用穴27を順次経由して移設自在
な喫煙ボックス23外に流れでる排気エア流が引き起こ
される。
【0026】つぎに、喫煙者85は、タバコの喫煙をは
じめると当初喫煙者85の口もとに位置していたニコチ
ン等を含む煙は喫煙空間26のエアとともに、前記排気
エア流に乗って、まず、前記喫煙空間エア濾過部材63
に到達する。すると、図8、図10及び図11に示すよ
うに、ニコチン等を含む煙は、多数の小室69それぞれ
に均等に充填された無数の活性炭65により吸着され流
れてきた喫煙空間26のエアから分離される。この結
果、喫煙空間エア濾過部材63に到達したエアは清浄化
される。
【0027】そして、係る清浄化した喫煙空間26のエ
アのみが引き続き排気エア流に乗り、前記多数の小室6
9それぞれに設けられた多数の空隙67を通って、箱体
59の内部空間に達した後、排気用ファン29、喫煙空
間エア排気用穴27を順次経由して移設自在な喫煙ボッ
クス23外に流れ出る。
【0028】前記した一連の流れが喫煙者85がタバコ
を喫煙している間において確実に実行されるので、移設
自在な喫煙ボックス23の外には、清浄化された喫煙空
間26のエアのみが排出される。このため、該移設自在
な喫煙ボックス23外にいる非喫煙者にニコチン等を含
む煙が吸引されることがない。
【0029】本発明は前記した実施例に限定されること
はなく、図12に示すように、前記カバ−体51のかわ
りに円筒形カバ−体87にするとともに、前記長四角形
屋根部材11のかわりに喫煙空間エア排気用穴27を穿
設した長四角形屋根部材111とする。そして、喫煙空
間エア清浄排気機構79を該円筒形カバ−体87に収容
し、該円筒形カバ−体87を長四角形屋根部材111の
上方に配設した構造の間接喫煙を完全に阻止する構造の
移設自在な喫煙ボックス89であっても本発明は適用可
能である。
【0030】また、前記した壁部材3、短尺壁部材3A
のいずれか、又は、双方の数を増やすとともに屋根部材
を大きくして、前記した間接喫煙を完全に阻止する構造
の移設自在な喫煙ボックス1の喫煙空間26より、より
一層容積を増加なさしめて、複数の喫煙者が同時に利用
可能とすることも無論可能である。さらに、壁部材3、
短尺壁部材3Aを曲線状となすとともに屋根部材を円形
若しくは楕円形にして移設自在の喫煙ボックスを丸みを
帯びた外形形状となし、オフィス内の調度品とデザイン
的に整合のとれる、美観の優れたものとする場合であっ
てもよい。
【0031】さらに、前記した柱部材15を使用せず、
壁部材を、円筒形、四角柱等に形成した固定形状の立体
的な物とし、壁部材上に壁部材の形状に適合する屋根部
材とし、喫煙ボックス全体としは組立・分解しない構造
とする。そして、屋根部材上に吊り手段を設け、該吊り
手段を利用して、喫煙ボックス全体を他の場所に移動さ
せ、喫煙空間エア清浄排気手段79のみを、その都度組
立・分解する場合であってもよい。
【0032】前記した喫煙空間エア濾過部材63の構造
として前記した多数の小室69からなり蜂の巣状に仕切
るものに限定されず、円筒状に仕切る場合、活性炭等の
吸着剤が充填された層を通気性のある不織布または合成
樹脂体で両側から挟む場合、繊維ウエブ中に吸着剤を均
一に分散させる場合であっても本発明は無論適用可能で
ある。
【0033】尚、前記した本発明の実施例のおいて吸着
剤として活性炭を用いた場合につき説明したが、これに
限定されず、木炭、アルミナ、シリカ、酸化チタン、ベ
ントナイト、ゼオライト、パ−ライトを吸着剤として用
いる場合であってもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明は、複数の壁部材、屋根部材等を
必要に応じて迅速に組立・分解可能であって、組立時に
は、外部から遮断された所定の喫煙空間が確保可能、分
解時には、一セット分の部材をまとめて容易に他の場所
に搬送可能であるとともに他の場所で再び容易且つ迅速
に組立可能な構造としたことから、フロア内の人や事務
机等の配置の変更に応じて適宜移設して喫煙場所を容易
に変更することができる。また、壁部材を増加するとと
もに屋根部材の大きさを大とすれば容易に喫煙空間の容
積を増加なさしめて一度に複数の人が喫煙可能とするこ
とができる一方、壁部材を減少なさしめるとともに屋根
部材の大きさを小とすれば容易に喫煙空間の容積を減少
なさしめ喫煙場所が広くとれないフロアに喫煙場所を確
保することが出来る。さらに、喫煙により発生したニコ
チン等の有害物質を含む喫煙空間エアを排気用ファンの
回動により生起なさしめた排気エア流に乗せて流動さ
せ、流動する途上にて吸着手段にてニコチン等の有害物
質を含む煙を除去して清浄化し、清浄化した喫煙空間エ
アのみを喫煙ボックス外に排出する構成としたことか
ら、ニコチン等の有害物質を含む煙が非喫煙者にまで到
達せず、当該非喫煙者が間接喫煙することを完全に阻止
することができ、喫煙に伴う健康上の障害が非喫煙者ま
で広く拡散することを阻止することができるとともに、
オフィス、病院内の室内エアを清浄状態に保持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る間接喫煙を完全に阻止す
る構造の移設自在の喫煙ボックスを示した一部切り欠き
側面図である。
【図2】同間接喫煙を完全に阻止する構造の移設自在の
喫煙ボックスを示した斜視図である。
【図3】同間接喫煙を完全に阻止する構造の移設自在の
喫煙ボックスを示した一部切り欠き平面図である。
【図4】柱部材を示した一部省略拡大斜視図である。
【図5】壁部材の一例を示した一部省略正面図である。
【図6】同壁部材の一例を示した側面図である。
【図7】喫煙空間エア清浄排出機構を示した拡大側面図
である。
【図8】同喫煙空間エア清浄排出機構を示した一部切り
欠き背面図である。
【図9】カバ−体の一例を示した拡大斜視図である。
【図10】吸着手段の一例を示した拡大断面図である。
【図11】喫煙空間エア濾過部材を示した一部省略拡大
斜視図である。
【図12】本発明の他の実施例に係る間接喫煙を完全に
阻止する構造の移設自在な喫煙ボックスを示した斜視図
である。
【図13】従来の一般的な喫煙コ−ナ−を示した平面図
である。
【図14】同喫煙コ−ナ−を示した正面図である。
【符号の説明】
1 本発明の一実施例に係る間接喫煙を完全に阻止す
る構造の移設自在な喫煙ボックス 23 移設自在な喫煙ボックス 27 喫煙空間エア排気用穴 29 排気用ファン 35 駆動モ−タ 49 駆動モ−タ支持手段 51 カバ−体 63 喫煙空間エア濾過部材 77 吸着手段 79 喫煙空間エア清浄排気機構 89 本発明の他の実施例に係る間接喫煙を完全に阻止
する構造の移設自在な喫煙ボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24F 7/007 D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に脱着可能となして接続されるとと
    もにいずれかに出入り口が穿設された複数の壁部材と、
    該複数の壁部材上に覆設された多角形の屋根部材と、前
    記出入り口の近傍位置に開閉自在であるとともに脱着可
    能となして取付けられたドア部材とからなり一定の喫煙
    空間が現出され、前記複数の壁部材のいずれか若しくは
    多角形の屋根部材に喫煙空間エア排気用穴が穿設された
    移設自在な喫煙ボックスにおいて、 該喫煙空間エア排気用穴と対面するか該喫煙空間エア排
    気用穴中に挿入するかして設けられた回動軸を具備する
    排気用ファンと、該回動軸と連動連結された駆動モ−タ
    と、一側が該駆動モ−タと当接する一方、他側が前記喫
    煙空間エア排気用穴を取り囲んだ壁部材若しくは屋根部
    材の一部位に取付けられた駆動モ−タ支持手段と、駆動
    モ−タ支持部材の周囲を囲って壁部材に取付られたカバ
    −体と、吸着剤が充填され該カバ−体の開口側に脱着自
    在となして取付られた吸着手段と、から構成された喫煙
    空間エア清浄排気機構が備えられていることを特徴とす
    る間接喫煙を完全に阻止する構造の移設自在な喫煙ボッ
    クス。
JP6131477A 1994-05-20 1994-05-20 間接喫煙を完全に阻止する構造の移設自在な喫煙ボッ クス Pending JPH07317342A (ja)

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