JPH073164A - 油汚染面接着性fipg組成物 - Google Patents

油汚染面接着性fipg組成物

Info

Publication number
JPH073164A
JPH073164A JP14880293A JP14880293A JPH073164A JP H073164 A JPH073164 A JP H073164A JP 14880293 A JP14880293 A JP 14880293A JP 14880293 A JP14880293 A JP 14880293A JP H073164 A JPH073164 A JP H073164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
formula
integer
component
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP14880293A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisayuki Nagaoka
久幸 長岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Momentive Performance Materials Japan LLC
Original Assignee
Toshiba Silicone Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Silicone Co Ltd filed Critical Toshiba Silicone Co Ltd
Priority to JP14880293A priority Critical patent/JPH073164A/ja
Publication of JPH073164A publication Critical patent/JPH073164A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【構成】 付加反応型の硬化性ポリオルガノシロキサン
組成物に、それぞれ特定量の、一般式 【化12】 (分子中、R4 のうち少なくとも1個は、−(CH2
n Si(OR5)a6 3-aである)で示されるケイ素官能
性イソシアヌレートと有機溶媒とを配合した油汚染面接
着性FIPG組成物。 【効果】 炭化水素油などで汚染された基材面を洗浄せ
ずに良好な接着性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、ポリオルガノシロキサン
系接着性組成物に関し、さらに詳細には、必須成分とし
てそれぞれ特定量のケイ素官能性イソシアヌレートと有
機溶媒とを含有することにより、防錆油やエンジンオイ
ルなどの炭化水素油のような有機油状物で汚染された基
材表面に対しても高い接着性を示し、とくに現場成形ガ
スケット(以下、FIPGという)として用いられるシ
ール剤として有用なFIPG組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジンに用いる材料に対する耐
熱性の要求が高まるにつれて、エンジン廻りのシール用
として、シリコーンゴムガスケットが広く用いられてい
る。なかでも、従来の定形ガスケットに代えて、ガスケ
ットの在庫管理およびエンジン製作の工程管理が容易で
あり、シール性能も信頼性が高いことから、室温硬化性
のシリコーンゴムを利用したFIPG方式が採用されて
おり、作業性や耐熱性などにおいて高い評価が得られて
いる。
【0003】しかしながら、エンジン周辺のシール部
は、しばしば、防錆油で濡れていたり、エンジン部品の
組立ての際にその作業を円滑に行うためにエンジンオイ
ルに浸され、濡れているなど、炭化水素油をはじめ、動
植物油、合成油などの有機油状物に汚染されている状態
にある。このため、これらの汚染された表面よりウェス
などで上記炭化水素油などをぬぐい去ってから、この部
分にFIPG用シール剤を用いてシールする。しかし、
この部分に付着した炭化水素油のような有機油状物が完
全に取り除かれてはいないことから、接着シールが完全
には行われず、たとえばオイルパンのシールにおいて、
このような汚染面にFIPGによるシール作業が行われ
た場合には、使用中にエンジンオイルの漏洩などのトラ
ブルを発生することがあった。また、FIPGシール剤
はロボットにより自動塗布されているが、前述のウェス
による拭取り作業は手作業で行われるため、これが一連
の作業の自動化を阻むという不具合があった。
【0004】このような問題を解決するために、特表昭
63−500178号公報には、ポリオルガノシロキサ
ンの末端シラノール基とケイ素官能性ケイ素化合物との
間の縮合反応によって硬化する縮合反応型ポリオルガノ
シロキサン組成物に、定着剤としてオキシム(アルコキ
シ)シリルアルキル尿素化合物を含む接着剤が開示され
ている。しかしながら、この化合物を利用しても、組成
物に上記の問題を解消させるような油汚染面接着性を付
与するまでには至っていない。
【0005】また、特開昭48−15960号公報およ
び特開昭54−90350号公報には、縮合反応型のポ
リオルガノシロキサン組成物に、接着性付与剤としてト
リス(トリメトキシシリルプロピル)イソシアヌレート
のようなケイ素官能性イソシアヌレートを用いることが
開示されている。しかし、単にこのようなケイ素官能性
イソシアヌレートを配合したものは、清浄な基材に対し
ては優れた接着性を示すけれども、炭化水素油などで汚
染された基材への接着性は悪いので、油汚染面接着用の
FIPGシール剤として用いることはできない。
【0006】未硬化の状態で流動性を有し、硬化によっ
てゴム状弾性体を与えるポリオルガノシロキサン組成物
としては、上述の縮合反応型のほかに、ケイ素原子に結
合したアルケニル基とSi−H結合の間の付加反応によ
って硬化する付加反応型ポリオルガノシロキサン組成物
があり、深部硬化性が優れ、加熱によって短時間に硬化
しうるという特徴がある。この硬化機構によるポリオル
ガノシロキサン組成物は一般には接着性を示さないが、
分子中にビニル基、メタクリロイル基、エステル結合、
アルコキシ基などを有する有機ケイ素化合物を配合する
ことにより、各種基材への接着性を付与された付加反応
型ポリオルガノシロキサン組成物が得られ、加熱硬化が
可能な条件で使用されるFIPGや、一方の基材の表面
に処理し、硬化させた後に他方の部材を装着し、圧縮し
て使用するドライタイプのFIPGとして広く用いられ
ている。しかし、このような接着性の付加反応型ポリオ
ルガノシロキサン組成物においても、油汚染面に対して
優れた接着性を有するものは得られていない。
【0007】付加反応型ポリオルガノシロキサン組成物
に接着性を付与するために、イソシアヌル環を有する化
合物を用いることも行われている。たとえば特開昭51
−139854号公報には、付加反応型ポリオルガノシ
ロキサン組成物に、トリアルコキシシランまたはその加
水分解物とトリアリルイソシアヌレートを配合して、該
組成物に接着性を付与しうることが開示されている。
【0008】特開昭63−75063号公報には、トリ
アリルイソシアヌレートのヒドロシリル化によって得ら
れる、シロキサン鎖の末端ケイ素原子に水素原子が結合
したトリシロキサニルイソシアヌレート化合物を、付加
反応型ポリオルガノシロキサン組成物に配合して、接着
性を付与することを開示している。
【0009】しかし、これらにおいても、油汚染面への
接着性は改善されていない。
【0010】さらに、特開昭57−137355号公報
には、付加反応型ポリオルガノシロキサン組成物に接着
性および密着性を付与するために、アリル基およびオル
ガノシリル基を有するイソシアヌル化合物を配合するこ
とが開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前述
のような従来技術の欠点を克服して、防錆油やエンジン
オイルなどの炭化水素油のような有機油状物で汚染され
た基材より、該有機油状物をぬぐい去ることなしにFI
PG組成物によるシール作業を行っても、接着不良箇所
が発生しないような、油汚染面接着性に優れた付加反応
型ポリオルガノシロキサン系FIPG組成物を提供する
ことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を達成するために検討を重ねた結果、付加反応型ポリオ
ルガノシロキサン組成物に、それぞれ特定量のケイ素官
能性イソシアヌレートおよび有機溶媒を併用することに
より、上記の目的に適合し、油汚染金属表面に対しても
良好な接着性を有する組成物が得られることを見出し
て、本発明を完成するに至った。
【0013】すなわち、本発明の油汚染面接着性FIP
G組成物は、 (A)一般式:
【0014】
【化4】
【0015】(式中、R1 はアルケニル基を表し;R2
は脂肪族不飽和結合を含まない置換または非置換の1価
の炭化水素基を表し;aは1〜3の整数であり;bは0
〜2の整数であり;ただし、a+bは1〜3の整数であ
る)で示されるシロキサン単位を有し、R1 を分子中に
少なくとも2個有するアルケニル基含有ポリオルガノシ
ロキサン100重量部; (B)一般式:
【0016】
【化5】
【0017】(式中、R3 は置換または非置換の1価の
炭化水素基を表し;cは0〜2の整数であり;dは1〜
3の整数であり;ただし、c+dは1〜3の整数であ
る)で示されるシロキサン単位を有し、ケイ素原子に結
合した水素原子を分子中に少なくとも3個有するポリオ
ルガノハイドロジェンシロキサン、(A)成分中のアル
ケニル基1個に対して、(B)成分中のケイ素原子に結
合した水素原子が0.25〜8.0個になる量; (C)白金および白金化合物からなる群から選ばれた触
媒、(A)成分に対して白金原子として0.1〜500
ppm ; (D)一般式:
【0018】
【化6】
【0019】(式中、R4 はたがいに同一でも相異なっ
ていてもよく、水素原子、1価の置換もしくは非置換の
炭化水素基または−(CH2n Si(OR5a6
3-a基を表す。ただし、分子中、R4 のうち少なくとも
1個は−(CH2n Si(OR5a6 3-a基であ
る。ここにR5 は炭素数1〜6のアルキル基またはアル
コキシアルキル基を表し;R6 は炭素数1〜3のアルキ
ル基を表し;nは1〜5の整数であり;aは1〜3の整
数である)で示され、分子中に少なくとも3個の−OR
5 基を有するケイ素官能性イソシアヌレート0.1〜1
0重量部;および (E)有機溶媒1〜30重量部を含むことを特徴とす
る。
【0020】本発明に用いられる(A)成分のアルケニ
ル基含有ポリオルガノシロキサンは、本発明のFIPG
組成物のベースポリマーであり、前述の式(I)で示さ
れるシロキサン単位中に、ケイ素原子に直結したアルケ
ニル基R1 を有する。シロキサン骨格は直鎖状もしくは
分岐状のいずれでもよく、またこれらの混合物であって
もよい。R1 としては、ビニル、アリル、1−ブテニ
ル、1−ヘキセニルなどが挙げられるが、合成の容易さ
からビニル基が好ましい。R2 およびその他のシロキサ
ン単位のケイ素原子に結合する有機基としては、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、ドデシルな
どのアルキル基;フェニルなどのアリール基;2−フェ
ニルエチル、2−フェニルプロピルなどのアラルキル
基;クロロメチル、3,3,3−トリフルオロプロピル
などの置換炭化水素基などが例示される。これらのう
ち、合成しやすく、しかも硬化後に良好な物理的性質を
保つうえで必要な重合度をもち、かつ硬化前には低い粘
度を保持するという点から、メチル基が最も好ましい。
硬化後の組成物に耐寒性が求められるときは少量のフェ
ニル基を、また耐油性が求められるときは3,3,3−
トリフルオロプロピル基を含有させるなど、任意に選択
することができる。
【0021】式(I)で示されるシロキサン単位は、ポ
リオルガノシロキサン(A)の分子鎖の末端、途中のい
ずれに存在しても、またその両方に存在してもよいが、
硬化後の組成物に優れた機械的性質を与えるためには、
少なくとも末端に存在することが好ましい。
【0022】本発明に用いられる(B)成分のポリオル
ガノハイドロジェンシロキサンは、ケイ素原子に結合し
た水素原子が、式(II)で示されるシロキサン単位中に
存在し、そのSi−H結合と、(A)成分中のアルケニ
ル基との付加反応により、架橋剤として働く成分であ
る。R3 およびその他のシロキサン単位の有機基として
は、(A)成分におけるR2 と同様のものが例示され、
合成が容易な点から、メチル基が最も好ましい。このよ
うなポリオルガノハイドロジェンシロキサンは、シロキ
サン骨格が直鎖状、分岐状もしくは環状のいずれであっ
てもよい。
【0023】(B)成分の具体例としては、以下のもの
が挙げられる。 a.(CH3)2 HSiO1/2 及びSiO2 単位からなる
分岐状ポリオルガノハイドロジェンシロキサン b.次式(IV):
【0024】
【化7】
【0025】(式中、pは3〜100、qは0〜100
の整数を表わす)で示される直鎖状ポリオルガノハイド
ロジェンシロキサン; c.次式(V):
【0026】
【化8】
【0027】(式中、pは1〜100、qは0〜100
の整数を表わす)で示される直鎖状ポリオルガノハイド
ロジェンシロキサン。
【0028】(B)成分の配合量は、(A)成分中のア
ルケニル基1個に対し、(B)成分中のケイ素原子に結
合した水素原子の数が0.25〜8.0個となるような
量であり、機械的性質の優れた硬化物が得られることか
ら、0.3〜4.0個となる量が好ましい。上記のアル
ケニル基1個に対する水素原子の数が0.25個未満の
場合は、架橋密度が低くなり過ぎるため組成物の硬化が
十分進行せず、硬化後でも流動性であるなど、所望の物
理的性質が得られず、好ましくない。また、水素原子が
8.0個を超えると硬化時に発泡しやすく、硬化後の耐
熱性が低下し、好ましくない。また、(B)成分は
(A)成分に対する相溶性の優れていることが好まし
い。
【0029】本発明に用いられる(C)成分の白金およ
び白金化合物から選ばれる触媒は、(A)成分のアルケ
ニル基と(B)成分のヒドロシリル基との間の付加反応
を促進するもので、白金の単体(白金黒)、塩化白金
酸、白金−オレフィン錯体、白金とアルコールより得ら
れる錯体、白金−ビニルシロキサン錯体、その他の白金
配位化合物、あるいはアルミナ、シリカなどの担体に白
金の単体を担持したものなどを用いることができる。塩
化白金酸または白金−オレフィン錯体はアルコール系溶
剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、炭化水素系溶剤な
どに溶解したものを使用することが好ましい。また固体
のものは分散性をよくするために細かく粉砕する必要が
あり、使用する担体も粒径が小さく、比表面積の大きい
ものが好ましい。(C)成分の使用量は、(A)成分に
対する白金原子として0.1〜500ppm の範囲が好ま
しい。0.1ppm 未満では効果が少なく、500ppm を
越えても特に硬化速度の向上などが期待できない。
【0030】本発明で用いられる(D)成分のケイ素官
能性イソシアヌレートは、(E)成分とともに本発明の
組成物の油汚染面接着性に寄与する成分であり、一般
式:
【0031】
【化9】
【0032】(式中、R4 は前述のとおり)で表され
る。分子中の3個のR4 のうち少なくとも1個は、一般
式−(CH2n Si(OR5a6 3-aで示される、
ケイ素官能性基−OR5 を有する基である。また、該ケ
イ素官能性イソシアヌレートは、組成物に優れた油汚染
面接着性を付与するために、ケイ素官能性基−OR5
分子中に少なくとも3個有している。R5 は直鎖状でも
分岐状でもよく、メチル、エチル、プロピル、ブチルの
ようなアルキル基;およびメトキシエチル、エトキシエ
チル、ブトキシエチルのようなアルコキシアルキル基が
例示され、反応性の点から、メチル、エチル、プロピル
およびメトキシエチルが好ましい。nは合成および取扱
の容易なことから1〜5の整数から選ばれ、耐加水分解
性およびそれによる組成物の接着性の持続性、ならびに
合成が容易なことを勘案して、nが3であることが好ま
しい。aは1〜3の整数であり、少量の(D)成分の配
合で優れた油汚染面接着性が得られることからは、aは
3であることが好ましい。Rとしてはメチル、エチル
およびプロピルが挙げられ、合成が容易なことからメチ
ルが好ましい。
【0033】このようなケイ素官能性基−OR を有
するR4 の存在が、イソシアヌル環の存在とともに、本
発明の接着剤の油汚染面接着性に大きく寄与している。
このようなR4 としては、トリメトキシシリルプロピ
ル、トリエトキシシリルプロピル、トリプロポキシシリ
ルプロピル、トリブトキシシリルプロピル、トリス(メ
トキシエトキシ)シリルプロピル、トリス(エトキシエ
トキシ)シリルプロピル、トリス(ブトキシエトキシ)
シリルプロピル、トリメトキシシリルメチル、トリエト
キシシリルメチル、ジメトキシ(メチル)シリルプロピ
ル、ジエトキシ(メチル)シリルプロピル、メチルビス
(メトキシエトキシ)シリルプロピル、メトキシ(ジメ
チル)シリルプロピルなどが例示され、合成が容易で効
果が大きいことから、トリメトキシシリルプロピル、ト
リエトキシシリルプロピル、トリス(メトキシエトキ
シ)シリルプロピルなどが好ましい。
【0034】上記のケイ素含有基以外のR4 としては、
水素原子のほか;メチル、エチル、プロピル、ブチル、
ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシルのよ
うなアルキル基;2−フェニルエチルのようなアラルキ
ル基;フェニルのようなアリール基;ビニル、アリルの
ようなアルケニル基;およびクロロメチル、2−アミノ
エチル、3−アミノプロピルのような1価の置換炭化水
素基が例示され、合成が容易なことから、水素原子、メ
チル基、アリル基などが好ましい。
【0035】FIPGは、使用目的に応じて、シールを
行った当初の接着性を、その機械ないし部品の使用期間
中にわたって保持することが好ましい用途と、当初は高
い接着性を示し、以後は使用後の点検、補修、交換など
の際にシール部分を取りはずしやすいように、強固な接
着性をそのまま保持しない方が好ましい用途とがある。
後者の場合、R4 がすべて−(CH2)n Si(OR5)a
6 3-aであることが好ましい。
【0036】(D)成分の配合量は、(A)成分100
重量部あたり0.1〜10重量部、好ましくは0.2〜
5重量部の範囲である。0.1重量部未満では油汚染面
接着性の向上が十分ではなく、10重量部を越えると接
着性に好ましくない影響を生ずるからである。
【0037】本発明に用いられる(E)成分の有機溶媒
は、基材表面に存在する油膜を希釈して、接着面への
(D)成分の配向を容易にすることにより、(D)成分
とともに、本発明の接着剤に油汚染面接着性を付与する
役割を果たすものである。(E)成分としては、酢酸メ
チル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチルのような
エステル系溶媒;ベンゼン、トルエン、キシレン、n−
ヘキサン、シクロヘキサン、n−ヘプタンのような炭化
水素系溶媒;ジオキサン、テトラヒドロフランのような
エーテル系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトンのようなケトン系溶媒;およびオク
タメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペ
ンタシロキサン、環状シロキサンオリゴマー混合物のよ
うなシロキサン系溶媒などが例示され、汚染油に対する
溶解希釈性の優れていることから、エステル系溶媒およ
び炭化水素系溶媒が好ましい。これらは単独で用いて
も、2種以上を混合して用いてもよい。
【0038】(E)成分の配合量は、(A)成分100
重量部に対して1〜30重量部、好ましくは2〜20重
量部の範囲である。1重量部未満では油汚染面への接着
性を向上させる効果がなく、30重量部を越えると、硬
化後のゴム状弾性体の機械的特性が低下するばかりでな
く、密閉系における接着性が低下する。
【0039】上記の(A)〜(E)成分を含む本発明の
組成物には、硬化後のゴム状弾性体に機械的強度や硬さ
を付与する目的で、通常、無機質充填剤が併用される。
無機質充填剤としては、当該業者の間で公知なものでよ
く、たとえば煙霧質シリカ、沈殿シリカ、シリカエアロ
ゲル、粉砕シリカ、けいそう土、炭酸カルシウムなどが
挙げられる。これらの無機質充填剤は、単独で用いても
2種以上を混合して用いてもよく、また、そのまま用い
ても、表面をポリジメチルシロキサン、オクタメチルシ
クロテトラシロキサン、ヘキサメチルジシラザンのよう
な有機ケイ素化合物で処理して用いてもよい。
【0040】このような充填剤の配合量は、充填剤の種
類や組成物の使用目的によっても異なるが、(A)成分
100重量部に対して150重量部以下が好ましい。1
50重量部を越えると、未硬化の状態における作業性が
悪く、また、硬化後の組成物が十分な機械的性質を示さ
ない。
【0041】本発明の組成物に、さらに他の接着性向上
剤を併用しても差支えない。また、油希釈剤や撥油剤を
配合しても差支えない。さらに、必要に応じて、顔料、
染料、耐熱性向上剤、難燃剤、反応遅延剤などを配合し
てもよい。
【0042】本発明の組成物は、通常、(A)成分と
(B)成分とを含む混合物、ならびに(A)成分と
(C)成分とを含む混合物に分割して別々の容器に保存
し、使用直前に両者を均一に混合して使用に供される。
(D)成分、(E)成分、充填剤および必要に応じて配
合される他の成分は、適宜、上記のいずれかまたは両方
の混合物に配合される。場合によっては、(A)成分の
すべてを一方の混合物に配合してもよい。また、適切な
反応遅延剤の存在下に、または(C)成分の種類と量を
適切に選択することにより、(A)〜(E)成分および
必要なその他の成分を単一の容器に保有することもでき
る。なお、(D)成分は分子中に加水分解性のアルコキ
シ基を含有するので、(D)成分を配合するときの混
合、および(D)成分を配合した混合物の保存は、湿気
を遮断した状態で行うことが好ましい。
【0043】基材表面に塗布された本発明のFIPG組
成物は、加熱により迅速に硬化し、前述のように、金属
のような基材の表面が油汚染面であっても接着性を発現
する。したがって、一方の基材表面に塗布した後、未硬
化の状態で他方の基材表面を圧着し、加熱することによ
り(ウェットタイプ)、または加熱硬化させて得た表面
に他方の部材を圧着することにより(ドライタイプ)、
FIPGとして用いることができる。
【0044】
【発明の効果】本発明の組成物は、(D)成分と(E)
成分をともに含有することにより、防錆油やエンジンオ
イルなどの炭化水素油のような有機油状物で濡れた基材
表面に対して、優れた接着耐久性を示す。
【0045】そのため、本発明の組成物をFIPGシー
ル剤として用いることによって、上述のような有機油状
物で汚染された基材表面を、ウェスなどで清浄すること
なくFIPGシール作業を行っても、接着不良のない完
全な接着シールが可能になった。このため、基材表面の
清浄作業を省略できるので、エンジン製造などにおける
工程の合理化に、きわめて有効である。
【0046】
【実施例】以下、実施例により、本発明を具体的に説明
する。本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。実施例および比較例中、部はすべて重量部を意味す
る。
【0047】実施例および比較例において(D)成分と
して用いられるケイ素官能性イソシアヌレート化合物
は、次のD−1〜D−6であり、その分子構造は下記の
とおりである。
【0048】D−1:トリス(トリエトキシシリルプロ
ピル)イソシアヌレート D−2:トリス(トリメトキシシリルプロピル)イソシ
アヌレート D−3:ビス(トリプロポキシシリルプロピル)イソシ
アヌレート D−4:トリメトキシシリルプロピルジアリルイソシア
ヌレート D−5:トリス[トリ(2−メトキシエトキシ)シリル
プロピル]イソシアヌレート D−6:ビス(メチルジメトキシシリルプロピル)アリ
ルイソシアヌレート
【0049】
【化10】
【0050】
【化11】
【0051】実施例1 25℃における粘度が3,000cSt であり、ジメチル
ビニルシリル基で両末端を封鎖されたポリジメチルシロ
キサン100部に、ジメチルジクロロシランで表面処理
された煙霧質シリカ(比表面積約200m2/g)14
部、および塩化白金酸の1%イソプロパノール溶液0.
04部を加えて、均一になるまで混練した。ついで湿気
をしゃ断した状態で、ケイ素官能性イソシアヌレートD
−1を1.5部、トリメチルシリル基で両末端を封鎖さ
れ、中間部分がメチルハイドロジェンシロキサン単位5
6モル%およびジメチルシロキサン単位44モル%から
なり、25℃における粘度が40cSt のポリメチルハイ
ドロジェンシロキサン2部および酢酸n−ブチル6部を
加えて混練することにより、組成物を得た。
【0052】長さ8cm、幅2.5cm、厚さ0.2cmのア
ルミニウム被着体とスチール被着体のそれぞれに、5W
−30エンジンオイルを0.05g ずつ塗布した。これ
らの被着体を使って、上記組成物を被着体のエンジンオ
イル塗布面で挟み込むようにして、図1に示すようなア
ルミニウムとスチールとのせん断接着試験体を作製し
た。オーブン中で120℃に1時間加熱して硬化させた
後、引張試験機によって、引張速度50mm/minでせん断
接着試験を行い、せん断接着強さと凝集破壊率を求め
た。その結果を表1に示す。また、5W−30オイルを
塗布しないで同様の試験を行った結果も、表1に併記す
る。
【0053】
【表1】
【0054】実施例2、比較例1〜3 表1のように(D)、(E)成分を配合した以外は実施
例1と同様にして、組成物を調製した。すなわち、実施
例1に対して、実施例2は(D)成分としてケイ素官能
性イソシアヌレートのエトキシ基をメトキシ基に代えた
D−2を用い、(E)成分の酢酸n−ブチルの代わりに
キシレンを用いたもの、比較例1は(D)、(E)成分
を配合しないもの、比較例2および3は実施例1に用い
た(D)、(E)成分のそれぞれ一方のみを用いたもの
である。
【0055】これらの組成物を使って、実施例1と同様
にしてそれぞれせん断接着体を作製し、せん断接着試験
を行った。その結果を表1に示す。
【0056】実施例3 25℃における粘度が2,000cSt であり、ジメチル
ビニルシリル基で両末端を封鎖されたポリジメチルシロ
キサン100部に、ポリジメチルシロキサンで表面処理
された煙霧質シリカ(比表面積約200m2/g)24
部、および塩化白金酸とテトラメチルジビニルジシロキ
サンから得られた錯体(白金含有量1.9%)0.01
部を加えて、均一になるまで混練した。ついで湿気をし
ゃ断した状態で、ケイ素官能性イソシアヌレートD−3
を1.2部、トリメチルシリル基で両末端を封鎖され、
中間部分がメチルハイドロジェンシロキサン単位50モ
ル%およびジメチルシロキサン単位50モル%からな
り、25℃における粘度が100cSt のポリメチルハイ
ドロジェンシロキサン1.8部およびメチルイソブチル
ケトン18部を加えて混練することにより、組成物を調
製した。
【0057】これを用いて、実施例1と同様な方法によ
り、せん断試験体を作製して加熱硬化させた。作製した
試験体のうち、半分については10W−30エンジンオ
イルに浸漬して、120℃で10日間の劣化試験を行
い、その後、実施例1と同様にして、せん断接着試験を
行った。得られた結果を表2に示す。試験体の残余につ
いては、10W−30エンジンオイルによる浸漬、劣化
を行わずに、同様のせん断試験を実施した。得られた結
果を表2に併記する。
【0058】
【表2】
【0059】実施例4 25℃における粘度が5,000cSt であり、ジメチル
ビニルシリル基で両末端を封鎖されたポリジメチルシロ
キサン100部に、ヘキサメチルジシラザンで表面処理
された煙霧質シリカ(比表面積約180m2/g)16
部、および塩化白金酸と2−エチルヘキサノールを加熱
して得られた錯体(白金含有量0.7%)0.06部を
加えて、均一になるまで混練した。ついで湿気をしゃ断
した状態で、ケイ素官能性イソシアヌレートD−4を
2.5部、ジメチルハイドロジェンシリル基で末端封鎖
され、中間部分がメチルハイドロジェンシロキサン単位
23モル%およびジメチルシロキサン単位77モル%か
らなり、25℃における粘度が80cSt のポリメチルハ
イドロジェンシロキサン2.5部およびオクタメチルシ
クロテトラシロキサン10部を加えて混練することによ
り、組成物を得た。
【0060】これを用いて、実施例3と同様にしてせん
断試験体を作製し、これらの試験体について、実施例3
と同様のせん断接着試験を行った。得られた結果を表2
に示す。
【0061】実施例5、6 (D)成分として、D−1の代わりに表3に示す種類と
量のケイ素官能性イソシアヌレートをそれぞれ配合した
以外は実施例1と同様にして、組成物を調製した。すな
わち、(D)成分として、実施例5ではトリス(2−メ
トキシエトキシ)シリルプロピル基を、実施例6ではメ
チルジメトキシシリルプロピル基をケイ素官能基として
有するものを用いた。これらの接着剤を用いて、それぞ
れ実施例1と同様のせん断接着試験体を作製し、5W−
30オイル塗布面および非塗布面について、それぞれせ
ん断接着試験を行った。得られた結果を表3に示す。
【0062】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1】せん断接着試験の試験体の概略図である。
【符号の説明】
1 アルミニウム板 2 スチール板 3 エンジンオイル塗布面 4 硬化したFIPG組成物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 3/10 G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一般式: 【化1】 (式中、R1 はアルケニル基を表し;R2 は脂肪族不飽
    和結合を含まない置換または非置換の1価の炭化水素基
    を表し;aは1〜3の整数であり;bは0〜2の整数で
    あり;ただし、a+bは1〜3の整数である)で示され
    るシロキサン単位を有し、R1 を分子中に少なくとも2
    個有するアルケニル基含有ポリオルガノシロキサン10
    0重量部; (B)一般式: 【化2】 (式中、R3 は置換または非置換の1価の炭化水素基を
    表し;cは0〜2の整数であり;dは1〜3の整数であ
    り;ただし、c+dは1〜3の整数である)で示される
    シロキサン単位を有し、ケイ素原子に結合した水素原子
    を分子中に少なくとも3個有するポリオルガノハイドロ
    ジェンシロキサン、(A)成分中のアルケニル基1個に
    対して、(B)成分中のケイ素原子に結合した水素原子
    が0.25〜8.0個になる量; (C)白金および白金化合物からなる群から選ばれた触
    媒、(A)成分に対して白金原子として0.1〜500
    ppm ; (D)一般式: 【化3】 (式中、R4 はたがいに同一でも相異なっていてもよ
    く、水素原子、1価の置換もしくは非置換の炭化水素基
    または−(CH2n Si(OR5a6 3-a基を表
    す。ただし、分子中、R4 のうち少なくとも1個は−
    (CH2n Si(OR5a6 3-a基である。ここに
    5 は炭素数1〜6のアルキル基またはアルコキシアル
    キル基を表し;R6 は炭素数1〜3のアルキル基を表
    し;nは1〜5の整数であり;aは1〜3の整数であ
    る)で示され、分子中に少なくとも3個の−OR5 基を
    有するケイ素官能性イソシアヌレート0.1〜10重量
    部;および (E)有機溶媒1〜30重量部を含む油汚染面接着性F
    IPG組成物。
JP14880293A 1993-06-21 1993-06-21 油汚染面接着性fipg組成物 Withdrawn JPH073164A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14880293A JPH073164A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 油汚染面接着性fipg組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14880293A JPH073164A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 油汚染面接着性fipg組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH073164A true JPH073164A (ja) 1995-01-06

Family

ID=15461040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14880293A Withdrawn JPH073164A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 油汚染面接着性fipg組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH073164A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0752450A1 (en) * 1995-07-04 1997-01-08 Dow Corning Toray Silicone Company Ltd. Silicone rubber composition for formed-in-place gaskets
JP2003065456A (ja) * 2001-08-23 2003-03-05 Toyota Motor Corp 電磁駆動弁
US7008697B2 (en) * 2002-11-14 2006-03-07 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Air bag sealer silicone rubber composition
JP2006257355A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Ge Toshiba Silicones Co Ltd シール用硬化性ポリオルガノシロキサン組成物、およびガスケット
WO2009075233A1 (ja) * 2007-12-10 2009-06-18 Kaneka Corporation アルカリ現像性を有する硬化性組成物およびそれを用いた絶縁性薄膜および薄膜トランジスタ
JP2010285519A (ja) * 2009-06-10 2010-12-24 Kaneka Corp 光硬化性組成物およびそれを用いた絶縁性薄膜および薄膜トランジスタ
JP2010285517A (ja) * 2009-06-10 2010-12-24 Kaneka Corp 光硬化性組成物およびそれを用いた絶縁性薄膜および薄膜トランジスタ
JP2013047354A (ja) * 2012-12-06 2013-03-07 Momentive Performance Materials Inc 自己接着性ポリオルガノシロキサン組成物
JP2015028179A (ja) * 2014-09-25 2015-02-12 株式会社カネカ 光硬化性組成物およびそれを用いた絶縁性薄膜および薄膜トランジスタ
JP2015038211A (ja) * 2014-09-25 2015-02-26 株式会社カネカ 光硬化性組成物およびそれを用いた絶縁性薄膜および薄膜トランジスタ

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0752450A1 (en) * 1995-07-04 1997-01-08 Dow Corning Toray Silicone Company Ltd. Silicone rubber composition for formed-in-place gaskets
US5684110A (en) * 1995-07-04 1997-11-04 Dow Corning Toray Silicone Co., Ltd. Silicone rubber composition for formed-in-place gaskets
JP2003065456A (ja) * 2001-08-23 2003-03-05 Toyota Motor Corp 電磁駆動弁
JP4649800B2 (ja) * 2001-08-23 2011-03-16 トヨタ自動車株式会社 電磁駆動弁
US7008697B2 (en) * 2002-11-14 2006-03-07 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Air bag sealer silicone rubber composition
JP2006257355A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Ge Toshiba Silicones Co Ltd シール用硬化性ポリオルガノシロキサン組成物、およびガスケット
WO2009075233A1 (ja) * 2007-12-10 2009-06-18 Kaneka Corporation アルカリ現像性を有する硬化性組成物およびそれを用いた絶縁性薄膜および薄膜トランジスタ
JP2010285519A (ja) * 2009-06-10 2010-12-24 Kaneka Corp 光硬化性組成物およびそれを用いた絶縁性薄膜および薄膜トランジスタ
JP2010285517A (ja) * 2009-06-10 2010-12-24 Kaneka Corp 光硬化性組成物およびそれを用いた絶縁性薄膜および薄膜トランジスタ
JP2013047354A (ja) * 2012-12-06 2013-03-07 Momentive Performance Materials Inc 自己接着性ポリオルガノシロキサン組成物
JP2015028179A (ja) * 2014-09-25 2015-02-12 株式会社カネカ 光硬化性組成物およびそれを用いた絶縁性薄膜および薄膜トランジスタ
JP2015038211A (ja) * 2014-09-25 2015-02-26 株式会社カネカ 光硬化性組成物およびそれを用いた絶縁性薄膜および薄膜トランジスタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1282896C (en) Room-temperature-curing silicone sealants
US9493691B2 (en) Moisture curable organopolysiloxane compositions
JP3349702B2 (ja) 接着シール材及びその硬化方法
GB2394716A (en) Room-temperature curable organopolysiloxane composition
US6645339B1 (en) Fluid resistant silicone compositions for sealing magnesium alloy components
JPH0649825B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP2011084600A (ja) 樹脂組成物セット
JPH073164A (ja) 油汚染面接着性fipg組成物
JP2013087244A (ja) 多成分型室温硬化性シリコーンエラストマー組成物
JPH04293962A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPH03203960A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPH08269331A (ja) シリコーンゲル組成物及びポッティング材
CZ297049B6 (cs) Zpusob prípravy RTV-1 tesnicí kompozice, vytvrditelná RTV-1 organopolysiloxanová tesnicí kompozice a její pouzití
EP0044672B1 (en) Primer compositions containing phenylsiloxane resin and vinylsiloxane polymer
KR101127368B1 (ko) 실온 경화성 오르가노폴리실록산 조성물
GB2298204A (en) Silicon and nitrogen containing adhesion promoters and siloxane compositions containing them
EP1043356B1 (en) Low modulus, one part RTV sealant compositions
EP0384401A1 (en) Primer compositions
JPH0782486A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP3179005B2 (ja) 室温発泡硬化型シリコーン組成物
JPH07126533A (ja) 硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
US6107435A (en) Silica filled RTV compositions having adhesion to glass and ceramic materials
JP3476368B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPH06200162A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP2819371B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物及びその硬化物

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000905