JPH07316148A - 5−置換アミノピラゾール−4−カルボン酸誘導体の製造法 - Google Patents

5−置換アミノピラゾール−4−カルボン酸誘導体の製造法

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JPH07316148A
JPH07316148A JP1062695A JP1062695A JPH07316148A JP H07316148 A JPH07316148 A JP H07316148A JP 1062695 A JP1062695 A JP 1062695A JP 1062695 A JP1062695 A JP 1062695A JP H07316148 A JPH07316148 A JP H07316148A
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JP
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carboxylic acid
reaction
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acid derivative
methyl
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Application number
JP1062695A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Morimoto
勝之 森本
Yasuhisa Sugiyama
泰久 杉山
Junichi Watanabe
淳一 渡辺
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Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (2)と(3)から(1)を製造する方
法。 【化1】 〔式中、R1 は水素、アルキル、ハロアルキルまたはハ
ロゲンを、R2 はアルキルまたはハロアルキルを、R3
はOH、NR4 5 を、R4 およびR5 は水素、アルキ
ルまたはフェニルを(但し、R4 およびR5 は結合して
いる窒素とともに5〜7員環を構成してもよい。)、X
はハロゲンを、A1 およびA2 は窒素またはCHを、Z
はハロゲン、アルキルまたはハロアルキルを、nは0〜
3の整数を表す。〕 【効果】 (1)を工業的に収率良く得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は農薬の中間体である5−
置換アミノピラゾール−4−カルボン酸誘導体の製造法
に関するものである。特に、特開平5−32662号公
報に開示されているピラゾール系農業用殺菌剤の製造に
有用である。
【0002】
【従来の技術及び課題】特開平5−32662号公報に
は、1,3−ジメチル−5−(ピリジン−2−イルアミ
ノ)ピラゾール及び1,3−ジメチル−5−(ピリミジ
ン−2−イルアミノ)ピラゾールの製造法として以下の
方法が記載されている。
【0003】
【化4】
【0004】〔式中、Aは窒素原子またはCHを表し、
Yは塩素原子または臭素原子を表す。〕 この方法は、原料である5−アミノピラゾール誘導体が
置換基によっては必ずしも容易に調達できないため、工
業的に有利とはいえない。
【0005】
【課題を解決るための手段】本発明者らは、5−置換ア
ミノピラゾール−4−カルボン酸誘導体を工業的に収率
良く得る方法について鋭意検討した結果、本発明を完成
するに至った。即ち本発明は、5−ハロゲノピラゾール
−4−カルボン酸誘導体(2):
【0006】
【化5】
【0007】〔式中、R1 は水素原子、C1-4 アルキル
基、C1-4 ハロアルキル基またはハロゲン原子を表し、
2 はC1-4 アルキル基またはC1-4 ハロアルキル基を
表し、R3 はOH、NR4 5 を表し、R4 およびR5
はそれぞれ独立して水素原子、C1-4 アルキル基または
フェニル基を表し(但し、R4 およびR5 は結合してい
る窒素原子とともに5〜7員環を構成してもよい。)、
Xはハロゲン原子を表す。〕とアミン類(3):
【0008】
【化6】
【0009】〔式中、A1 およびA2 はそれぞれ独立し
て窒素原子またはCHを表し、Zはハロゲン原子、C
1-4 アルキル基またはC1-4 ハロアルキル基を表し、n
は0〜3の整数を表し、nが2または3の場合、Zは相
異なっていてもよい。〕を反応させることを特徴とする
5−置換アミノピラゾール−4−カルボン酸誘導体
(1):
【0010】
【化7】
【0011】の製造法に関するものである。R1
2 、R3 、R4 、R5 、X、A1 、A2 、Zおよびn
の例を以下に具体的に示す。R1 としては、H、Me、
Et、n−Pr、i−Pr、n−Bu、i−Bu、se
c−Bu、t−Bu、CF3 、CHF2 、CH2 F、C
Cl3 、CHCl2、CH2 Cl、CF3 CH2 、CF
3 CF2 、CF3 CH2 CH2 、CF3 CF 2 CF2
CF3 CF2 CF2 CF2 、CF3 CH2 CH2
2 、F,Cl,BrおよびIがあげられ、好ましくは
MeおよびClがあげられ、より好ましくはClがあげ
られる。
【0012】R2 としては、Me、Et、n−Pr、i
−Pr、n−Bu、i−Bu、sec−Bu、t−B
u、CF3 、CHF2 、CH2 F、CCl3 、CHCl
2 、CH2 Cl、CF3 CH2 、CF3 CF2 、CF3
CH2 CH2 、CF3 CF2 CF2 、CF3 CF2 CF
2 CF2 およびCF3 CH2 CH2 CH2 があげられ、
好ましくはMeがあげられる。
【0013】R3 としては、OH、NR4 5 があげら
れる。R4 としては、H、Me、Et、n−Pr、i−
Pr、n−Bu、i−Bu、sec−Bu、t−Buお
よびPhがあげられ、好ましくはMeがあげられる。R
5 としては、H、Me、Et、n−Pr、i−Pr、n
−Bu、i−Bu、sec−Bu、t−BuおよびPh
があげられ、好ましくはHおよびMeがあげられる。
【0014】R4 とR5 が結合している窒素原子ととも
に5〜7員環を構成する場合としては、
【0015】
【化8】
【0016】があげられる。Xとしては、F、Cl、B
r、Iがあげられ、好ましくはClがあげられる。A1
としては、NまたはCHがあげられ、好ましくはCHが
あげられる。A2 としては、NまたはCHがあげられ、
好ましくはNがあげられる。Zとしては、Me、Et、
n−Pr、i−Pr、n−Bu、i−Bu、sec−B
u、t−Bu、CF3 、CHF2 、CH2 F、CC
3 、CHCl2 、CH 2 Cl、CF3 CH2 、CF3
CF2 、CF3 CH2 CH2 、CF3 CF2 CF 2 、C
3 CF2 CF2 CF2 、CF3 CH2 CH2 CH2
CClF2 、CF 2 Br、F、Cl、BrおよびIがあ
げられ、好ましくはF、Cl、BrおよびIがあげられ
る。
【0017】nとしては、0、1、2および3があげら
れ、好ましくは0および1があげられ、より好ましくは
0があげられる。好ましい組合せとしては、R1 が塩素
原子またはメチル基を表し、R2 がメチル基を表し、X
が塩素原子を表す場合があげられ、さらにR3 がOHま
たはNR 4 5 (R4 がメチル基を表し、R5 が水素原
子またはメチル基を表す。)を表す場合があげられる。
【0018】上記の組合せにおいて、さらにnが0を表
す場合、Zがハロゲン原子を表し、nが1を表す場合が
あげられる。次に5−ハロゲノピラゾール−4−カルボ
ン酸誘導体(2)とアミン類(3)から5−置換アミノ
ピラゾール−4−カルボン酸誘導体(1)を製造する方
法(反応式1)について詳細に説明する。
【0019】〔反応式1〕
【0020】
【化9】
【0021】アミン類(3)は5−ハロゲノピラゾール
−4−カルボン酸誘導体(2)に対して通常1.0〜1
00モル倍、好ましくは1.0〜10モル倍を使用す
る。反応は、塩基存在下に行う。塩基としては、水酸化
リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
カルシウム、水酸化バリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、水素
化ナトリウム、水素化カリウム、水素化カルシウム等の
無機塩基類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキ
シド、カリウムブトキシド等の金属アルコキシド類、ナ
トリウムアミド等の金属アミド、およびアンモニア、メ
チルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチ
ルアミン、ピロリジン、ピペリジン、DBU等のアミン
類があげられ、好ましくは無機塩基類があげられ、単独
にまたは組み合わせて使用される。
【0022】塩基は、5−ハロゲノピラゾール−4−カ
ルボン酸誘導体(2)に対して、通常1.0〜100モ
ル倍、好ましくは1.0〜10モル倍を使用する。但
し、R 3 がOHの場合、塩基は、5−ハロゲノピラゾー
ル−4−カルボン酸誘導体(2)に対して、通常2.0
〜200モル倍、好ましくは2.0〜20モル倍を使用
する。
【0023】5−ハロゲノピラゾール−4−カルボン酸
誘導体(2)とアミン類(3)および塩基は反応初期か
ら全量仕込んでもよいが、アミン類(3)および塩基を
仕込んだ後、5−ハロゲノピラゾール−4−カルボン酸
誘導体(2)を分割投入、滴下等により徐々に加えても
よい。R3 がOHの場合、5−ハロゲノピラゾール−4
−カルボン酸誘導体(2)と塩基から5−ハロゲノピラ
ゾール−4−カルボン酸誘導体(2)の塩(2a)を調
整し、5−ハロゲノピラゾール−4−カルボン酸誘導体
(2)に代えて塩(2a)を用いて上記の操作をしても
よい。
【0024】本反応は無溶媒でも進行するが、操作性の
面から、必要に応じて溶媒を加えて反応させてもよい。
溶媒は反応に不活性な物であれば特に制限はないが、メ
タノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパ
ノール、n−ブタノール等のアルコール類、n−ヘキサ
ン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン等の脂肪族ま
たは芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロ
ピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエ
ーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン等のケトン類、アセトニトリル、プロピオ
ニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−
ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン
等の含窒素極性溶媒、ジメチルスルホキシド、スルホラ
ン等の含硫黄極性溶媒、ヘキサメチレンホスホロアミド
等の燐酸アミド類、およびピリジン等の有機塩基類があ
げられれ、好ましくは、ジメチルスルホキシド、N−メ
チル−2−ピロリドンおよび1,3−ジメチル−2−イ
ミダゾリジノンがあげられる。
【0025】反応温度は、通常−50〜200℃、好ま
しくは10〜100℃である。反応時間は、通常0.1
〜100時間、好ましくは0.1〜20時間である。本
反応は加圧下に行うこともできる。反応終了後、水を加
え、(R3 がOHの場合は、酸を加えて中性〜酸性に
し)、ろ過、溶媒抽出等によって粗生成物が得られる。
必要に応じて水洗浄、有機溶媒洗浄を行い、再結晶、ク
ロマトグラフィー分離等により、5−置換アミノピラゾ
ール−4−カルボン酸誘導体(1)を単離、精製するこ
とができる。
【0026】上記製造法により製造できる5−置換アミ
ノピラゾール−4−カルボン酸誘導体(1)の一部であ
る(1b)は、加水分解によって5−置換アミノピラゾ
ール−4−カルボン酸(1a)とした(工程I)後、塩
酸等の無機鉱酸中で脱炭酸することにより、容易に5−
置換アミノピラゾール誘導体(4)に変換する(工程I
I)ことができる(反応式2)。 〔反応式2〕
【0027】
【化10】
【0028】以下に、反応式2の工程Iについて詳細に
説明する。塩基としては、水酸化リチウム、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化バ
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナト
リウム、炭酸水素カリウム、水素化ナトリウム、水素化
カリウム、水素化カルシウム等の無機塩基類、ナトリウ
ムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムブトキ
シド等の金属アルコキシド類、およびアンモニア、メチ
ルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチル
アミン、ピロリジン、ピペリジン、DBU等のアミン類
があげられ、好ましくは無機塩基類があげられ、より好
ましくは水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムがあげ
られ、単独にまたは組み合わせて使用する。
【0029】塩基は、5−置換アミノピラゾール−4−
カルボン酸誘導体(1b)に対して、通常1.0〜10
0モル倍、好ましくは1.0〜10モル倍を使用する。
塩基は反応初期から全量仕込んでもよいが、分割投入、
滴下等により徐々に加えてもよい。あるいは塩基を仕込
んだ後、5−置換アミノピラゾール−4−カルボン酸誘
導体(1b)を分割投入、滴下等により徐々に加えても
よい。
【0030】本反応に使用される溶媒は通常、水が最も
適しているが、操作性の面から、必要に応じて有機溶媒
を加えて反応させてもよい。使用できる有機溶媒として
は、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソ
プロパノール、n−ブタノール等のアルコール類、n−
ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類、ベン
ゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、アセトニト
リル、プロピオニトリル等のニトリル類、N,N−ジメ
チルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等の
酸アミド類、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の含
硫黄極性溶媒類、ヘキサメチレンホスホロアミド等の燐
酸アミド類、およびピリジン等の有機塩基類があげられ
る。
【0031】反応温度は、通常−50〜200℃、好ま
しくは10〜150℃である。反応時間は、通常0.1
〜100時間、好ましくは0.1〜20時間である。本
反応は加圧下に行うこともできる。反応終了後、反応混
合物に酸を加えて中性〜酸性にし、ろ過、溶媒抽出等を
することによって粗生成物が得られる。必要に応じて水
洗浄、有機溶媒洗浄を行い、再結晶、クロマトグラフィ
ー分離等により、5−置換アミノピラゾール−4−カル
ボン酸類(1a)を単離、精製することができる。
【0032】次に、反応式2の工程IIについて詳細に
説明する。反応に用いられる酸としては塩酸、硫酸、硝
酸、燐酸等の無機鉱酸類及び酢酸、トリクロロ酢酸、ト
リフルオロ酢酸等のカルボン酸類があげられる。これら
の酸は単独に、または組み合わせて使用される。上記酸
中、無機鉱酸類が好ましく、特に塩酸または硫酸が好ま
しい。
【0033】酸は通常、5−置換アミノピラゾール−4
−カルボン酸類(1a)に対して、0.1〜1000モ
ル倍、好ましくは1.0〜100モル倍になるように使
用した場合に好結果を与える。酸は反応初期から全量仕
込んでも良いが、分割投入、滴下等により徐々に加えて
反応させても良い。また、酸を仕込んだ後、5−置換ア
ミノピラゾール−4−カルボン酸類(1a)を分割投
入、滴下等により徐々に加えて反応させても好結果が得
られる。
【0034】本反応に使用される溶媒は通常、水が最も
適しているが、操作性の面から、必要に応じて有機溶媒
を加えて反応させても良い。使用できる有機溶媒として
は、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソ
プロパノール、n−ブタノール等のアルコール類、n−
ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン等の脂
肪族または芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン
等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン等のケトン類、アセトニトリル、プ
ロピオニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等の酸アミド
類、ジメチルスルホキシド、スルホラン等のスルホン
類、ヘキサメチレンホスホロアミド等の燐酸アミド類が
あげられる。
【0035】反応温度は、通常10〜300℃、好まし
くは10〜200℃で実施される。溶媒の沸点により反
応温度が上げられない場合は、加圧下に反応を行うこと
もできる。反応時間は、通常0.1〜100時間、好ま
しくは0.1〜20時間の範囲である。
【0036】反応終了後、塩基を加えて反応混合物を中
性〜塩基性にし、ろ過、溶媒抽出等により粗生成物を得
る。必要に応じて水洗浄、有機溶媒洗浄を行い、再結
晶、クロマトグラフィー分離等により、5−置換アミノ
ピラゾール誘導体(4)を単離、精製することができ
る。
【0037】
〔実施例1〕
N,N−ジメチル−3−クロロ−1−メチル−5−(ピ
リジン−2−イルアミノ)ピラゾール−4−カルボン酸
アミド(1b−1)の合成
【0038】
【化11】
【0039】60%水素化ナトリウム0.18g(4.
5mmol)をn−ヘキサンにて洗浄後、ジメチルスル
ホキシド5ml、2−アミノピリジン0.42g(4.
5mmol)を加え、室温にて0.5時間攪拌した。次
に、N,N−ジメチル−3,5−ジクロロ−1−メチル
ピラゾール−4−カルボン酸アミド1.0g(4.5m
mol)を加え、60℃にて2時間攪拌した。反応混合
物を水(50ml)にあけ、酢酸エチル(50ml)に
て2回抽出した。有機層を水洗、無水硫酸ナトリウムに
て脱水、溶媒留去して固体を得た。得られた固体をジイ
ソプロピルエーテルで洗浄後、乾燥させて、目的物(1
b−1)0.25gを得た。融点224〜225℃。
【0040】〔実施例2〕 N−メチル−3−クロロ−1−メチル−5−(ピリジン
−2−イルアミノ)ピラゾール−4−カルボン酸アミド
(1b−2)の合成
【0041】
【化12】
【0042】N−メチル−3,5−ジクロロ−1−メチ
ルピラゾール−4−カルボン酸アミド1.0g(4.8
mmol)および2−アミノピリジン0.45g(4.
8mmol)を用い、実施例1と同様に反応および後処
理をおこない、目的物(1b−2)0.54gを得た。
融点188〜190℃。 〔実施例3〕 3−クロロ−1−メチル−5−(ピリジン−2−イルア
ミノ)ピラゾール−4−カルボン酸(1a−1)の合成
(I)
【0043】
【化13】
【0044】60%水素化ナトリウム0.60g(15
mmol)をn−ヘキサンにて洗浄後、ジメチルスルホ
キシド20ml、2−アミノピリジン1.0g(11m
mol)を加え、室温にて0.5時間攪拌した。次に、
3,5−ジクロロ−1−メチルピラゾール−4−カルボ
ン酸1.0g(5.1mmol)を加え、100℃にて
5時間攪拌した。反応混合物を水(150ml)にあ
け、塩化メチレン(30ml)を加えて攪拌した。有機
層を分離した後、水層に酢酸を加えてpH4とし、酢酸
エチル(50ml)にて2回抽出した。有機層を水洗、
無水硫酸ナトリウムにて脱水、溶媒留去して固体を得
た。得られた固体をアセトニトリル(3ml)にて洗浄
し目的物(1a−1)0.17gを得た。融点192〜
194℃。
【0045】〔実施例4〕 3−クロロ−1−メチル−5−(ピリジン−2−イルア
ミノ)ピラゾール−4−カルボン酸(1a−1)の合成
(II) 60%水素化ナトリウム0.40g(10mmol)を
n−ヘキサンにて洗浄後、1,3−ジメチル−2−イミ
ダゾリジノン(DMI)5ml、2−アミノピリジン
0.5g(5.3mmol)を加え、室温にて0.5時
間攪拌した。次に、3,5−ジクロロ−1−メチルピラ
ゾール−4−カルボン酸ナトリウムのDMI懸濁液(D
MI5ml中、60%水素化ナトリウム0.20g
(5.0mmol)および3,5−ジクロロ−1−メチ
ルピラゾール−4−カルボン酸1.0g(5.1mmo
l)より調製)を加え、100℃にて6時間攪拌した。
反応混合物を水(150ml)にあけ、塩化メチレン
(30ml)を加えて攪拌した。有機層を分離した後、
水層に酢酸を加えてpH4とし、酢酸エチル(50m
l)にて4回抽出した。有機層を水洗、無水硫酸ナトリ
ウムにて脱水、溶媒留去して褐色油状物を得た。得られ
た油状物にアセトニトリル(3ml)を加え、析出した
固体をろ取、乾燥させて目的物(1a−1)0.53g
を得た。融点192〜194℃。
【0046】〔参考例1〕 3−クロロ−1−メチル−5−(ピリジン−2−イルア
ミノ)ピラゾール−4−カルボン酸(1a−1)の合成
【0047】
【化14】
【0048】水3mlに水酸化ナトリウム0.05g
(1.3mmol)を溶解し、N,N−ジメチル−3−
クロロ−1−メチル−5−(ピリジン−2−イルアミ
ノ)ピラゾール−4−カルボン酸アミド(1b−1)
0.30g(1.1mmol)を加え、90℃にて4時
間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、35%塩酸を加
えて酸性(pH2)とし、析出した固体をろ取、水洗浄
後、乾燥させ、目的物(1a−1)0.1gを得た。融
点192〜194℃。
【0049】〔参考例2〕 3−クロロ−1−メチル−5−(ピリジン−2−イルア
ミノ)ピラゾール−4−カルボン酸(1a−1)の合成 N−メチル−3−クロロ−1−メチル−5−(ピリジン
−2−イルアミノ)ピラゾール−4−カルボン酸アミド
(1b−2)0.30gを用い、参考例1と同様に反応
および後処理をおこない、目的物(1a−1)0.2g
を得た。融点192〜194℃。
【0050】〔参考例3〕 3−クロロ−1−メチル−5−(ピリジン−2−イルア
ミノ)ピラゾール(4−1)の合成
【0051】
【化15】
【0052】35%塩酸3mlに3−クロロ−1−メチ
ル−5−(ピリジン−2−イルアミノ)ピラゾール−4
−カルボン酸(1a−1)0.30g(1.2mmo
l)を加え、100℃にて3時間加熱攪拌した。反応混
合物を冷却後、30%水酸化ナトリウム水溶液を加えて
アルカリ性(pH10)とし、析出した油状物質を塩化
メチレンにて抽出した。塩化メチレン層を水洗、無水硫
酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留去して目的物(4−
1)0.15gを得た。融点110〜111℃。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 213:06)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 5−ハロゲノピラゾール−4−カルボン
    酸誘導体(2): 【化1】 〔式中、R1 は水素原子、C1-4 アルキル基、C1-4
    ロアルキル基またはハロゲン原子を表し、R2 はC1-4
    アルキル基またはC1-4 ハロアルキル基を表し、R3
    OH、NR4 5 を表し、R4 およびR5 はそれぞれ独
    立して水素原子、C1-4 アルキル基またはフェニル基を
    表し(但し、R4 およびR5 は結合している窒素原子と
    ともに5〜7員環を構成してもよい。)、Xはハロゲン
    原子を表す。〕とアミン類(3): 【化2】 〔式中、A1 およびA2 はそれぞれ独立して窒素原子ま
    たはCHを表し、Zはハロゲン原子、C1-4 アルキル基
    またはC1-4 ハロアルキル基を表し、nは0〜3の整数
    を表し、nが2または3の場合、Zは相異なっていても
    よい。〕を反応させることを特徴とする5−置換アミノ
    ピラゾール−4−カルボン酸誘導体(1): 【化3】 の製造法。
  2. 【請求項2】 R1 が塩素原子またはメチル基を表し、
    2 がメチル基を表し、Xが塩素原子を表す請求項1の
    製造法。
  3. 【請求項3】 R3 がOHを表す請求項1および請求項
    2の製造法。
  4. 【請求項4】 R3 がNR4 5 を表し、R4 がメチル
    基を表し、R5 が水素原子またはメチル基を表す請求項
    1および請求項2の製造法。
  5. 【請求項5】 nが0を表す請求項1 、請求項2、請求
    項3および請求項4の製造法。
  6. 【請求項6】 Zがハロゲン原子を表し、nが1を表す
    請求項1 、請求項2、請求項3および請求項4の製造
    法。
  7. 【請求項7】 塩基の存在下に反応させる請求項1の製
    造法。
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