JPH0731600U - 風車の羽根を付けた航空機用の車輪 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】航空機のタイヤと滑走路間の摩擦をなくすこと
により、タイヤの摩耗や脚への曲げ荷重をなくし、タイ
ヤの寿命を大幅に向上させる。 【構成】航空機のタイヤの外周側面に、タイヤの上部
で、機体の前方側を流線形にして風の抵抗を小さくし、
後方は凹面形にし風の抵抗を大きくした風車の羽根１を
多数取り付けた。

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、タイヤの外周側面に風車の羽根を付けた航空機の車輪である。

従来、 航空機が着陸する時、車輪が滑走路に接地した瞬間、車輪は静止状態 から、一瞬のうちに高速回転をおこす、この時、滑走路とタイヤの激しい摩擦に より高温となりタイヤは激しく摩耗する。また、車輪を支持する脚構造には後向 きの大きな曲げ荷重がはたらく。 本考案は、これらの着陸時に発生する激しい タイヤの摩耗や脚構造への曲げ荷重が加わるのを防止することによって、タイヤ の寿命を長くするとともに脚構造の安全性をさらに向上させることを目的にした ものである。 これらを解決するために、航空機が着陸のため、機体から機外に 脚出しを行ってから車輪が接地するまでの間（図１参照）に、着陸方向と同方向 に車輪（タイヤ）に付けた風車の羽根により、着陸スピード近くまで車輪を回転 させる。これによりタイヤと滑走路間の摩擦がなくなり、結果的にタイヤの摩耗 や脚への曲げ荷重がなくなる。このことによってタイヤの寿命を大幅に向上させ ることができる。 このように着陸直前に着陸スピードに合う回転を車輪に与え るとタイヤと滑走路の摩擦が解消できる。本考案は、タイヤに回転をつける方法 として風車の羽根をタイヤに付け、風力で車輪を回転させるものである。風車の 羽根の構造は図２及び図３のように車輪の上点で、羽根の前方側を流線形にして 、その反対側（後方）は凹面形の羽根をタイヤの外周側面に多数取り付けたもの で、車輪の最下点では上点とは逆に前方が空気抵抗の大きい凹面形となる。タイ ヤ周りの気流は車輪全体に一様に後方へ流れるが車輪の上点と下点では空気抵抗 が下点が大きいため図２のように反時計方向に回転する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 航空機の着陸時の様子である。

【図２】 本考案の全体の側面図及び断面図である。

【図３】 本考案の細部の側面図及び断面図である。

【符号の説明】

１は羽根

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】航空機の車輪（タイヤ）の外周両側面に、
   車輪の上部側で機体の前方側を流線形にして風の抵抗を
   小さくし、後方は凹面形にし風の抵抗を大きくした風車
   の羽根（１）を多数同じ向きに取り付けた航空機用の車
   輪。