JPH07315366A - 段ボール製の組立緩衝材 - Google Patents

段ボール製の組立緩衝材

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JPH07315366A
JPH07315366A JP6131222A JP13122294A JPH07315366A JP H07315366 A JPH07315366 A JP H07315366A JP 6131222 A JP6131222 A JP 6131222A JP 13122294 A JP13122294 A JP 13122294A JP H07315366 A JPH07315366 A JP H07315366A
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JP
Japan
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wall
cushioning material
product
folding
shape
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Pending
Application number
JP6131222A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiko Furuta
佳子 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAKURA PACKS KK
Original Assignee
SAKURA PACKS KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製品の端部が安定して掛かる製品嵌着部を有
するために、少ない個数により製品を安定して保持で
き、しかも、その支持に要する十分な耐圧強度を有し、
組立ても容易である段ボール製の組立緩衝材を提供する 【構成】 緩衝材本体1とそれに内装する繰込補強壁3
とが一枚の段ボールの展開型Qに形成され、そのうち緩
衝材本体1が矩形のケース形を基本形態とし、それに製
品嵌着部5が、その前面壁12と上面壁13との反転に
より形成される。また、それを補強するために、底壁1
1と後面壁14との間の折角27に反する逆折り27a
により製品嵌着部5へ向かってほぼ菱形錐形に押し上が
る二つ割れの支持部7を設け、二つに割れた左右支持折
壁7a,7aの上端にさらなる逆折り27bによるV折
れ頂部32,32を形成し、繰込補強壁3には、製品嵌
着部5の段部と、V折れ頂部32,32との間に挾持さ
れるL字形の屈折段部34を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、製品を梱包する場合
に、ケースの中で製品にあてがう段ボール製の組立緩衝
材に関する。
【0002】
【従来の技術】梱包中において製品にこのようにあてが
う緩衝材としては、製品に合わせて自由な形に成形でき
る発泡スチロール製のものが多用されているが、廃棄の
ための焼却において炉を傷めたり有毒ガスにより環境が
汚染されたりする問題があるので、最近においては、こ
のような問題のない段ボール製の組立緩衝材を使用する
試みがなされ、その提案が種々になされている。
【0003】従来の段ボール製の組立緩衝材は、段ボー
ルを中芯の波進行方向に対して交差する折れ線により四
角筒形に形成するとともに、その中に筋交いを折り込む
ことにより、基本的な耐圧構造が構成され、段部が設け
られても全長にそれが屈折形成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の段ボール
製の組立緩衝材によれば、製品には一面または二面のみ
で当たるために、それをずれないように安定して支持す
ることができなく、製品のずれを防止するためには、製
品に随所において多数あてがう必要があり、また耐圧強
度に乏しかった。
【0005】耐圧強度については、筋交いをX形にいれ
ることにより普通に要求される強度が得られるが、段部
を設けると強度が得られなくなり、また、一枚の段ボー
ルによる組立てでは、安全なX形の筋交いの組込みがで
きなく、筋交い用に帯状に形成された他の段ボールを別
途に挿入する必要があるために、組立てが困難となって
作業を迅速になし得なかった。
【0006】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
製品の端部が安定して掛かる製品嵌着部を有するため
に、少ない個数により製品を安定して保持でき、しか
も、その支持に要する十分な耐圧強度を有し、組立ても
容易である段ボール製の組立緩衝材を提供することを目
的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めのこの発明による段ボール製の組立緩衝材は、矩形の
ケース形を基本形態とし、且つその前面壁と上面壁との
間の折角が中央部で逆折りになってL字形に壁が落ち込
む製品嵌着部を設ける他、それを補強するために、底壁
と後面壁との間の折角に反する逆折りにより製品嵌着部
へ向かってほぼ菱形錐形に押し上がる支持部を設けた緩
衝材本体と、上面壁の後端から折り曲がることにより、
後面壁の上端縁から緩衝材本体の内部空間に入り、前面
壁の下端部に至るまで内部空間で段状に組み込まれる多
段折りの繰込補強壁とからなり、支持部の形成について
は、展開型において、逆折りを対角線とする菱形谷折線
の枠内に、その逆折りを可能にするために縦対角線上に
解離スリットを形成し、さらに、中央部に小菱形山折線
を相似形に設けて、分割された左右支持折壁の上端にさ
らなる逆折りによるV折れ頂部を形成し、一方、繰込補
強壁には、製品嵌着部の前記逆折りの段部と、支持部の
V折れ頂部との間に挾持されるL字形の屈折段部と、支
持部の上下両端にそれぞれ掛かる同じくL字形の屈折段
部とが形成されたことを特徴とする。
【0008】加えて、左右両側壁が製品嵌着部の両側壁
となるように、底壁には、折込壁を介してその両側壁を
連設し、両側壁には、それぞれ上端と両側端に緩衝材本
体の端部における内接片を突設することもある。
【0009】
【作用】段ボール製の組立緩衝材を展開状態から組み立
てるときには、繰込補強壁を先行させるようにしながら
全体的に折り込み、最後に後面壁を折り止める。そうす
ると、製品嵌着部とその支持部が定まったり逆折り等に
より必然的に反転して形成され、また、製品嵌着部と支
持部と繰込補強壁とが所定の組合せとなる。
【0010】支持部がこのように逆折れの反転により荷
重に耐えやすいほぼ菱形錐形であるので、製品嵌着部及
び繰込み補強壁を協力に支持する。また、左右両側壁を
深く組み込んだときには(請求項2)、ケース形の断面
形状が安定して保持される。
【0011】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0012】図面は、一実施例を示したもので、その段
ボール製の組立緩衝材は、一枚の段ボールにおいてケー
ス形の緩衝材本体1と、それへの繰込補強壁3とを形成
したもので、組み立てられた緩衝材Pには、緩衝材本体
1において、製品Wの端部が両角ごとに嵌まる製品嵌着
部5を補強する支持部7とが形成されている。
【0013】緩衝材本体1は、ケースとして基本的には
六面体であるために、その展開型Qにおいては、底壁1
1を中心としてその前端に前面壁12と上面壁13を順
次連設し、後端に後面壁14を連設し、左右に折込壁1
6,16を介して左右側壁15,15が連設される。ま
た、後面壁14の先端中央部に差止片17を突設し、そ
の差込スリット19が上面壁13と繰込補強壁3との境
界部分に形成される。
【0014】製品嵌着部5は、前面壁12と上面壁13
とにおいて、左右両端部に脇息部10,10を残してそ
の間を段状に陥落させたもので、その陥落のために、左
右一対の陥落線21,21を平行に形成し、前面壁12
と上面壁13との間の折角18に反する逆折り18aが
両陥落線21,21の間に設けられる。また、その間に
は、前端間を結ぶ下部折線23と後端間を結ぶ上部折線
25とが設けられる。
【0015】支持部7は、底壁11と後面壁14との間
の折角27の位置において、それに反する山折りとして
の逆折り27aによるもので、展開型Qにおいては、そ
の逆折り27aを対角線とする菱形谷折線29を形成す
る他、菱形谷折線29の縦対角線上において解離スリッ
ト31が設けられる。そこで、緩衝材Pを組み立てたと
きには、底壁11と後面壁14とが折角27で曲がる
と、それに反して菱形谷折線29の枠内が、図3に示す
ように、製品嵌着部5に向かって逆に曲がってほぼ菱形
錐形に押し上げられる。
【0016】押し上げられた支持部7は全体的にはこの
ようにほぼ菱形錐形であるが、解離スリット31により
左右に分割され、その分割された左右支持折壁7a,7
aの上端には、V字形に落ち込む頂部32,32が折ら
れる。このV折れ頂部32,32の形成のために、展開
型Qでは、大菱形谷折線29の中央部に中心が同じ小菱
形山折線30を形成するとともに横対角線において大菱
形谷折線29の前記逆折り27aに反するさらなる逆折
り27bが形成される。
【0017】両側壁15,15においては、それが製品
嵌着部5の両側壁となるようにほぼ脇息部10,10の
幅において基端の折込壁16が形成され、また脇息部1
0,10に嵌まるように、上端と左右側端とに内接片3
3,33,33が同じ突出幅において形成される。この
内接片33,33,33のために、側壁15の納まりが
良くなり、脇息部10が型崩れすることなく強力に安定
して保持され、引いては製品嵌着部5の補強となる。
【0018】繰込補強壁3は緩衝材本体1内に段々状に
折り込まれることによって、緩衝材本体1、殊に製品嵌
着部5を補強するものであって、段々折りの態様におい
て、長さ中間部には、製品嵌着部5の逆折り18a箇所
の段部に嵌まるL字形の屈折段部34を有し、また、支
持部7の上下両端にそれぞれ掛かる同じくL字形の屈折
段部35,36を有し、その両方が中間部の屈折段部3
4に連続して形成される。そこで、これらの屈折段部3
4,35,36が支持部7により強力に支持され、製品
嵌着部5を安定して受け止めることになる。さらに、繰
込補強壁3の先端には、前面壁12に内接する起立壁2
0が形成され、屈折段部35と共に製品Wの荷重に耐え
る役目を果たしている。
【0019】展開型Qからの組立て手順については、図
3に示すように、緩衝材本体1を全体的に組み立てるよ
うにしながら、繰込補強壁3を先行させて折り込み、そ
れから、左右側壁15,15を折り込みながら後面壁1
4を折り込んでその先端の差止片17を差止スリット1
9に差し込む。この組立て手順において、製品嵌着部5
と支持部7とが逆折り18a,27a等の予め定まった
折り方向から、必然的に従動し反転して形成される。ま
た、後面壁14が開かない限り、他の部分も決して開く
ことがない安定した組立て状態が得られる。なお、後面
壁14の止め方については、接着などの他の手段による
こともできる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の段ボー
ル製の組立緩衝材によれば、次のような優れた効果があ
る。
【0021】製品の端部が安定して嵌まる凹欠状の製品
嵌着部を逆折りにより形成する他、それを補強する支持
部を反対側において逆折りにより形成し、さらに、支持
部との組みにより製品嵌着部を堅固に補強する繰込補強
壁を有するために、製品嵌着部の補強が極めて強力であ
って、製品の梱包において、少ない個数により製品がず
れたり動いたりしないように確実に保持できる。
【0022】一枚の展開型において組み立てることがで
きるため、ユーザーへの輸送を展開状態で積み重ねるコ
ンパクトな荷作りにより有利になし得ることはもちろ
ん、組立てにおいては、異なる部材の組合せを要しな
く、一枚の段ボールだけで都合良くその組立てをなし得
る。
【0023】組立てにおいては、簡単な折り込む手順を
踏むだけで、製品嵌着部やその支持部が必然的に形成さ
れ、また、製品嵌着部と支持部と繰込補強壁との所定の
組合せが完了するために、組立て作業を能率良く迅速に
なし得る。
【0024】左右両側壁が製品嵌着部の両側壁となるよ
うに深く組み込んだときには(請求項2)、緩衝材本体
の基本形としてのケース形の断面形状が安定して保持さ
れるために、さらに製品を強力に安定して支持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による段ボール製の組立て緩衝材の斜
視図である。
【図2】図1のA−A線矢視の断面図である。
【図3】同緩衝材を組立て手順において示す斜視図であ
る。
【図4】同緩衝材の展開図である。
【符号の説明】
P 段ボール製の組立緩衝材 Q 展開型 W 製品 1 緩衝材本体 3 繰込補強壁 5 製品嵌着部 7 支持部 7a 支持部の分割された左右支持折壁 8 内部空間 11 底壁 12 前面壁 13 上面壁 14 後面壁 15 側壁 16 折込壁 18 折角 18a 逆折り 27 折角 27a 逆折り 27b さらなる逆折り 29 菱形谷折線 30 小菱形山折線 31 解離スリット 32 V折れ頂部 33 内接片 34,35,36 屈折段部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形のケース形を基本形態とし、且つ、
    その前面壁(12)と上面壁(13)との間の折角(1
    8)が中央部で逆折り(18a)になってL字形に壁が
    落ち込む製品嵌着部(5)を設けるほか、それを補強す
    るために、底壁(11)と後面壁(14)との間の折角
    (27)に反する逆折り(27a)により製品嵌着部
    (5)へ向かってほぼ菱形錐形に押し上がる支持部
    (7)を設けた緩衝材本体(1)と、上面壁(13)の
    後端から折り曲がることにより、後面壁(14)の上端
    縁から緩衝材本体(1)の内部空間(8)に入り、前面
    壁(12)の下端部に至るまで内部空間(8)で段状に
    組み込まれる多段折りの繰込補強壁(3)とからなり、
    支持部(7)の形成については、展開型(Q)において
    逆折り(27a)を対角線とする菱形谷折線(29)の
    枠内に、その逆折りを可能にするために縦対角線上に解
    離スリット(31)を形成し、さらに中央部に小菱形山
    折線(30)を相似形に設けて、分割された左右支持折
    壁(7a,7a)の上端にさらなる逆折り(27b)に
    よるV折れ頂部(32,32)を形成し、一方、繰込補
    強壁(3)には、製品嵌着部(5)の前記逆折り(18
    a)の段部と、支持部(7)のV折れ頂部(32,3
    2)との間に挾持されるL字形の屈折段部(34)と、
    支持部(7)の上下両端にそれぞれ掛かる同じくL字形
    の屈折段部(35,36)とが形成されたことを特徴と
    する段ボール製の組立緩衝材。
  2. 【請求項2】 左右両側壁(15,15)が製品嵌着部
    (5)の両側壁となるように、底壁(11)には折込壁
    (16)を介してその両側壁(15,15)を連設し、
    両側壁(15,15)にはそれぞれ上端と両側端に緩衝
    材本体(1)の端部における内接片(33,33,3
    3)を突設したことを特徴とする請求項1記載の段ボー
    ル製の組立緩衝材。
JP6131222A 1994-05-20 1994-05-20 段ボール製の組立緩衝材 Pending JPH07315366A (ja)

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JPH07315366A true JPH07315366A (ja) 1995-12-05

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JP (1) JPH07315366A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111516970A (zh) * 2020-05-15 2020-08-11 郑州华英包装股份有限公司 一种高强度防霉环保包装箱

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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