JP2743161B2 - 折り畳み式容器 - Google Patents

折り畳み式容器

Info

Publication number
JP2743161B2
JP2743161B2 JP7240822A JP24082295A JP2743161B2 JP 2743161 B2 JP2743161 B2 JP 2743161B2 JP 7240822 A JP7240822 A JP 7240822A JP 24082295 A JP24082295 A JP 24082295A JP 2743161 B2 JP2743161 B2 JP 2743161B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
gather
container
side walls
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7240822A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0958665A (ja
Inventor
隶宏 川上
Original Assignee
タイコ−株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by タイコ−株式会社 filed Critical タイコ−株式会社
Priority to JP7240822A priority Critical patent/JP2743161B2/ja
Publication of JPH0958665A publication Critical patent/JPH0958665A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2743161B2 publication Critical patent/JP2743161B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の用途に使用
できる折り畳み式容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】折り畳み式容器には、従来、実開平6−
87222号公報等に記載されたものがある。この従来
の折り畳み式容器は、底壁部の周囲に折れ線を介して相
対向する各一対の側壁部を夫々設け、一方の一対の側壁
部に折れ線を介して蓋を夫々設け、各蓋の両側に折れ線
を介して垂壁を夫々設け、各隣り合う側壁部間の角部を
その側壁部の両端の深さ方向の折れ線と、これら折れ線
の交点を通る斜め折れ線とで内側に折り曲げて折り曲げ
部を構成し、各蓋の両側の垂壁に、この垂壁を他方の一
対の側壁部の内側に挿入した時に、この蓋の基部の両側
に折り曲げ部を押さえる押さえ部を夫々設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の折り畳み式
容器は、使用前の折り畳み状態では薄くコンパクトにな
り、物流、保管等が非常に容易であると共に、シート材
に耐水性又は防水性を有する素材を用いれば、使用時に
は水分のある内容物を入れても水漏れがなく清潔に使用
でき、しかも固着構造を全く採用しておらず容易に製作
できる等の利点がある。
【0004】しかし、この従来の折り畳み式容器は、蓋
の両側の垂壁に押さえ部を設け、使用状態に組み立てる
際に、その各押さえ部で折り曲げ部を押さえて保形性を
維持するようになっている。このため、固着構造がなく
製作が非常に容易である反面、使用に際しての組み立て
に時間を要し、煩わしくなるという課題がある。また蓋
の垂壁に押さえ部を形成し、この押さえ部で折り曲げ部
を押さえて側壁部が倒れないように保持しているため、
内容物を入れる時には、押さえ部が折り曲げ部に係合す
るように、蓋をある程度起立させておかなければならな
い。このため、内容物を出し入れする時に、その蓋が邪
魔になるという欠点もある。
【0005】更に蓋の垂壁に形成した押さえ部で折り曲
げ部を押さえるようにしているため、組み立ての際に、
垂壁の押さえ部側を誤って屈曲させる等、押さえ部側を
損傷すれば、その押さえ部の押さえ効果が悪くなる欠点
もある。本発明は、このような従来の課題に鑑み、構造
が簡単で容易且つ安価に製作できると共に、使用前には
薄くコンパクトに折り畳むことができ、しかも使用状態
に展開する際にも、ミス等による損傷を防止できる折り
畳み式容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る折り畳み式
容器は、中央折れ線3 を上側にして二つ折り状に折り曲
げられたギャザー部12と、このギャザー部12の両側で下
部折れ線4 を介して上側に折り曲げられた側壁部13と、
ギャザー部12を両側壁部13で両側から挟むように、ギャ
ザー部12の中央折れ線3 の両側の両端部同士及び該ギャ
ザー部12の両端部と各側壁部13との両端部を上下方向の
略全長に亘って固着する上下方向の固着部14とを備え、
山折り状のギャザー部12を展開させて両側壁部13間の間
隔を広げた時に、両側壁部13間に底部16を画成するよう
に、各固着部14から中央側に離れた位置で且つ中央折れ
線3 を横切る方向に底画成用折れ線6 を設け、ギャザー
部12の展開時に底部16の両側でギャザー部12の両端部が
底画成用折れ線6 に沿って底部16から立ち上がり三角形
又は台形状の内側壁部17を画成するように、この底画成
用折れ線6 の両端側から該底画成用折れ線6 よりも固着
部14側で且つギャザー部12の上部側に延びる方向に斜め
折れ線8 を設け、ギャザー部12に、このギャザー部12を
上方から押圧した時に、該ギャザー部12を変形させて両
側壁部13間の間隔を押し広げる突っ張り部15を形成する
ための突っ張り成形部9,10,9a,9bを設けている。
【0007】また固着部14と底画成用折れ線6 との間の
ギャザー部12に、中央折れ線3 を横切る方向に突っ張り
用折れ線9 を設けている。
【0008】更に各斜め折れ線8 の中途部と、中央折れ
線3 と底画成用折れ線6 との交点とを結ぶ方向に補助用
折れ線10を設けている。
【0009】各側壁部13側の高さ方向の寸法L3を中央折
れ線3 と各下部折れ線4 との間の寸法L1よりも大にし、
各側壁部13の高さをギャザー部12の高さよりも高くして
いる。
【0010】また逆に中央折れ線3 と各下部折れ線4 と
の間の寸法L1を各側壁部13側の高さ方向の寸法L3よりも
大にし、ギャザー部12の高さを各側壁部13の高さよりも
高くしている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づいて詳述する。図1乃至図10は本発明の第1の
実施形態を例示し、図1は折り畳み式容器の製函状態の
斜視図、図2は折り畳み式容器の製函状態の平面図、図
3は図2のI−I線断面図、図4は図2のII−II線断面
図、図5は容器の一部破断正面図、図6は折り畳み式容
器の製作に使用するシート材の平面図である。
【0012】図1乃至図5において、1 は折り畳み式容
器で、図6に示すように矩形状のシート材2 を用いて構
成されている。シート材2 には表裏両面にラミネート加
工等により防水層が形成された防水加工紙等が用いられ
ており、容器1 の使用目的に応じた所定の保形性、強
度、その他の条件を満たす厚さとなっている。なお、防
水層は腐食性又は耐腐食性の合成樹脂材料により構成さ
れている。
【0013】シート材2 には、図6に示すように、幅方
向の中央に山折り用の中央折れ線3が形成されると共
に、この中央折れ線3 の両側に谷折り用の下部折れ線4
が形成されている。なお、中央折れ線3 、下部折れ線4
は、シート材2 を幅方向に4等分するように等間隔をお
いて平行に形成されている。シート材2 の長手方向の両
端部には、各端縁から一定寸法の位置に固着用折れ線5
が幅方向に形成され、またこの固着用折れ線5 から所定
寸法離れた位置で且つ一対の下部折れ線4 間に底画成用
折れ線6 が幅方向に形成され、この底画成用折れ線6 の
延長上で各下部折れ線4 の外側に側壁用折れ線7 が形成
されている。
【0014】各底画成用折れ線6 から固着用折れ線5 側
には、各下部折れ線4 と底画成用折れ線6 との交点と、
中央折れ線3 と固着用折れ線5 との交点とを結ぶように
山折り用の斜め折れ線8 が形成され、またこの一対の斜
め折れ線8 間で底画成用折れ線6 と固着用折れ線5 との
略中央位置には、両者と平行に谷折り用の突っ張り用折
れ線9 が幅方向に形成されている。そして、突っ張り用
折れ線9 と各斜め折れ線8 との交点と、中央折れ線3 と
各底画成用折れ線6 との交点間には、展開時に突っ張り
用折れ線9 の谷折りを容易にするための補助用折れ線10
が形成されている。
【0015】なお、この実施形態では、突っ張り用折れ
線9 と補助用折れ線10とによって突っ張り成形部が構成
されているが、図6に仮想線で示すように、突っ張り用
折れ線9 の延長上に折れ線11を設けても良い。この折り
畳み式容器1 を製作する場合には、原反からシート材2
を矩形状に裁断し、この裁断時にシート材2 に各折れ線
3 〜11を形成する。そして、図7に示すように、矩形状
のシート材2 を中央折れ線3 を上側にして二つ折り状に
折り曲げてギャザー部12を形成すると共に、このギャザ
ー部12の両側を下部折れ線4 で上側に折り曲げて側壁部
13を形成する。
【0016】これによって、中央折れ線3 が山折り状
に、各下部折れ線4 が谷折り状に夫々折り曲げられて、
全体としてジグザグ状になるので、次にギャザー部12の
両端部を各側壁部13で両側から挟むようにして、このシ
ート材2 の固着用折れ線5 から端部側の全体を両側から
挟持して熱シールする。するとシート材2 をジグザグ状
に折り畳んでその4枚を互いに固着する固着部14が固着
用折れ線5 から外側に形成され、この固着部14でギャザ
ー部12とその両側の各側壁部13とが熱シールされた状態
となり、図7に示すような状態に折り畳まれた容器1 の
製作が完了する。
【0017】従って、この容器1 は、折れ線3 〜11を形
成したシート材2 をジグザグ状に折り畳んで、その両端
を固着部14で固着しただけであるため、固着部14が2箇
所あるにも拘わらず、非常に容易に製作できる利点があ
る。また容器1 は、折り畳み状態では、その一方の側壁
部13の高さ及び長さに対応した大きさであって、全体と
して薄くなっているので、物流、保管等に際しても嵩張
りがなく、取り扱いが極めて容易である。
【0018】容器1 は、製作したままでは図7に示すよ
うに折り畳み状態になっているので、使用する前に折り
畳み状態から展開して、図1に示すような箱状乃至は舟
状に製函する必要がある。この製函に際しては、図8の
(A)に示すように、ギャザー部12とその両側の側壁部
13とがジグザグ状になった折り畳み状態にあるので、先
ずギャザー部12の下側に指を入れて、ギャザー部12の下
側、特にギャザー部12の両端部の下側を図8の(B)に
示すように幅方向(a矢示方向)に広げる。
【0019】この時、ギャザー部12の下側の両端部に、
例えば左右の手の人指し指と中指との2本の指を揃えて
入れた後、左右両手でギャザー部12の長手方向に引っ張
ると、2本の指によって各固着部14側の近傍でのギャザ
ー部12の下部側の間隔を比較的容易に広げることが可能
である。ギャザー部12の両端下部の間隔が広がると、図
8の(B)に示すように、ギャザー部12の両端側の勾配
が緩やかになって両側壁部13の上端間の間隔が広がり、
その間に上側から親指を挿入し易くなる。
【0020】そこで、次に両側壁部13間を経て上側から
ギャザー部12の両端部分に親指を挿入した後、親指によ
って突っ張り用折れ線9 の近傍でギャザー部12を上側か
ら下方へと図8の(B)のb矢示方向に押圧する。する
とこの突っ張り用折れ線9 の近傍を下方に押圧するに従
って、底画成用折れ線6 よりも固着部14側のギャザー部
12の頂部側がa矢示方向に広がりながら張り出して行く
ので、一対の斜め折れ線8 が固着部14側から順次山折り
状に折れて、図8の(C)に示すように固着部14の近傍
側で両側壁部13を外側に押し広げる。
【0021】突っ張り用折れ線9 が谷折り状になるまで
ギャザー部12を押圧すると、図9及び図10に示すよう
にギャザー部12を横断するように突っ張り用折れ線9 の
方向の突っ張り部15ができ、この突っ張り部15が両側壁
部13を両側に押して間隔を広げた状態で安定する。従っ
て、各固着部14の近傍でギャザー部12の両端部に突っ張
り部15を夫々形成することによって、両側壁部13等から
の復元力が反a矢示方向に作用しても、山折り状のギャ
ザー部12の傾斜が緩やかになり、両側壁部13の上端側の
間隔を広げた状態に維持できる。
【0022】またギャザー部12に突っ張り部15を形成し
て両側の側壁部13間の間隔を広げる場合、底画成用折れ
線6 の両端から固着部14の上端を結ぶ一対の斜め折れ線
8 がある他、ギャザー部12を横切る方向に突っ張り用折
れ線9 があり、中央折れ線3と底画成用折れ線6 との交
点から突っ張り用折れ線9 と各斜め折れ線8 との交点を
結ぶように補助用折れ線10があるので、突っ張り用折れ
線9 が谷折り状に折れると共に、補助用折れ線10が山折
り状に折れて行き、全体として菱形状の突っ張り部15を
形成できる。
【0023】このため、ギャザー部12を強制的に押圧し
て突っ張り部15を成形するにも拘わらず、突っ張り部15
の形成が非常に容易である。また突っ張り部15の形成時
に、ギャザー部12の他の部分に折り皺等が波及すること
もないので、製函後の容器1の仕上がり状態を良好にで
きる。次に、底画成用折れ線6 の近傍でギャザー部12の
頂部側を下側に押圧して行く。すると底画成用折れ線6
の近傍を押圧するに伴って、中央折れ線3 の両側のギャ
ザー部12が底画成用折れ線6 に沿って谷折り状態になり
ながら、ギャザー部12側が展開して行くので、底画成用
折れ線6 の延長上で各側壁部13が外側へと押し広げられ
て行く。
【0024】そして、中央折れ線3 の両側の底画成用折
れ線6 が略一直線の谷折り状になれば、この一対の底画
成用折れ線6 間のギャザー部12は、図8の(D)に示す
ように、中央折れ線3 側が若干上がる程度か又は平坦状
態になるまで展開し、一対の下部折れ線4 と底画成用折
れ線6 との間で四角形の底部16が画成される。このよう
に、一旦、突っ張り部15を形成して一対の側壁部13間の
間隔を広げた後、底画成用折れ線6 の近傍でギャザー部
12を下方に押圧する方法を採れば、ギャザー部12を容易
に下方に押圧できる。
【0025】しかも、一旦、突っ張り部15を形成し、斜
め折れ線8 に折り癖を付けた後、底画成用折れ線6 の近
傍でギャザー部12を下方に押圧するので、一挙にギャザ
ー部12の頂部側を下側に押圧して底画成用折れ線6 を谷
折り状に折る場合に比較して、ギャザー部12を無理なく
容易に展開させることができる。また中央折れ線3 の両
側の底画成用折れ線6 が直線状になる時に、各斜め折れ
線8 が山折り状に折り曲げられて行くので、底画成用折
れ線6 と一対の斜め折れ線8 とに囲まれる範囲が三角形
状の内側壁部17を形成し、この内側壁部17が底画成用折
れ線6 から固着部14の上端に向かって斜め上方に傾斜状
に立ち上がった状態になる。そして、容器1 は、図1に
示すように、上側が開口した全体として略箱形状又は舟
形状になるため、その開口側から容易に内容物を出し入
れすることができる。
【0026】固着部14では各側壁部13間でギャザー部12
を両側から挟んで固着しており、底画成用折れ線6 間で
ギャザー部12を展開させて底部16を画成するようにして
いるので、容器1 として使用可能な状態に容易に製函で
き、展開し製函する途中の作業中のミス等によって使用
不能に陥ったり、保形性が損なわれるようなこともな
い。なお、側壁部13は側壁折れ線7 で山折り状に折れ
て、側壁折れ線7 間で底部16に対応する中央側壁13a
と、側壁折れ線7 よりも固着部14側の端部側壁13b とに
なる。
【0027】使用後の容器1 は、底部16の中央部分を下
側から軽く押せば、中央折れ線3 が山折り状に折れてギ
ャザー部12ができ、図7に示す状態又はこれに近い状態
に折り畳むことができる。このため、嵩張りがなく廃棄
等の処分が容易である。またシート材2 は表裏にラミネ
ート加工を施した紙を用いているので、焼却等も容易で
ある。
【0028】図11及び図12は本発明の第2の実施形
態を例示する。この第2の実施形態は、第1の実施形態
の場合の突っ張り用折れ線9 及び補助用折れ線10を省略
したものである。この場合には、突っ張り用折れ線9 及
び補助用折れ線10がないので、折り畳み状態の容器1 を
展開し製函する際に、底画成用折れ線6 と固着部14との
中間部分でギャザー部12を上側から下方に押圧し、その
ギャザー部12の頂部側を強制的に変形させ、この部分に
ギャザー部12の方向と交差する方向、即ち、両側壁部13
側に張り出させることによって突っ張り部15を形成し、
この突っ張り部15により固着部14の近傍側で両側壁部13
を外側に押し広げる。
【0029】そして、両側壁部13間の間隔が広がった状
態でギャザー部12の各底画成用折れ線6 の近傍を下側に
押圧して、この各底画成用折れ線6 でギャザー部12を谷
折り状に折って底部16を画成する。従って、突っ張り用
折れ線9 、補助用折れ線10は必ずしも必須ではなく、シ
ート材2 の厚さ、容器1 の大きさ等によっては突っ張り
用折れ線9 等を省略しても、固着部14側の両側壁部13間
の間隔を一旦広げ、その後、ギャザー部12を下方に押圧
することが可能である。
【0030】図13及び図14は本発明の第3の実施形
態を例示する。この実施形態の容器1 は、中央折れ線3
と下部折れ線4 との間の寸法L1と、底画成用折れ線6 と
固着用折れ線5 との間の寸法L2を略同じにし、展開して
製函した時に、内側壁部17及び端部側壁13b が底部16に
対して略直角又はこれに近い角度で起立するようにした
ものである。従って、この第3の実施形態では、図13
に示すように矩形状又はそれに近い形状の容器1 を製作
することができる。なお、第3の実施形態の場合には、
第2の実施形態と同様に突っ張り用折れ線9 、補助用折
れ線10を省略しているが、これらを設ければ第1の実施
形態と同様に実施可能である。
【0031】図15乃至図17は本発明の第4の実施形
態を例示し、第1の実施形態の補助用折れ線10を省略し
たものである。この第4の実施形態でも、突っ張り用折
れ線9 の近傍でギャザー部12を上側から下方に押圧した
時に、突っ張り用折れ線9 が谷折り状になって突っ張り
部15ができるので、この突っ張り部15で両側の側壁部13
を外側に押し広げることができる。
【0032】しかし、突っ張り用折れ線9 から内側の底
画成用折れ線6 側に補助用折れ線10がないため、突っ張
り用折れ線9 から内側が例えば図16に示すように凸状
又は凹状に湾曲した突っ張り部15ができることになり、
展開途中の形状が多少不規則になる。ただ、これは、展
開途中に一時的に発生するだけであって、底画成用折れ
線6の近傍を押圧して、底画成用折れ線6 を谷折り状に
折った時には、内側壁部17は三角形状になるので、容器
1 を使用する際の機能上での問題はない。なお、第1の
実施形態と同様に補助用折れ線10等を設けても良い。
【0033】図18及び図19は本発明の第5の実施形
態を例示し、底画成用折れ線6 と固着用折れ線5 との間
の間隔を一対の底画成用折れ線6 間の間隔よりも若干短
い程度に設定すると共に、各側壁部13の中央部が低くな
るように各側壁部13の上端縁を円弧状に湾曲形成したも
のである。このようにすれば、容器1 の全体形状を舟形
にできるので、内容物によっては、見栄えを良くするこ
ともできる。
【0034】図20乃至図22は本発明の第6の実施形
態を例示し、各側壁部13の高さL3をギャザー部12の高さ
L1よりも高くしたものである。この第6の実施形態で
は、図20に示すように、シート材2 の状態において、
中央折れ線3 と下部折れ線4 との間の寸法L1に対して側
壁部13側の寸法L3を大にしておく。そして、このシート
材2 を折れ線3,4 でジグザグ状に折り畳み、両端の固着
部14を固着すると、図21に示すような折り畳み状態の
容器1 ができる。この容器1 を展開し製函すれば、図2
2に示すように、側壁部13の端部側壁13b の内側下部
に、これよりも低い内側壁部17ができる。従って、この
の実施形態では、底部16の底面積に比較して深さの深い
容器1 を製作できる。
【0035】図23乃至図25は本発明の第7の実施形
態を例示し、第6の実施形態とは逆に、ギャザー部12の
高さL1を側壁部13の高さL3よりも高くしたものである。
この第7の実施形態では、図23に示すように、シート
材2 の状態において、中央折れ線3 と下部折れ線4 との
間の寸法L1を大にし、側壁部13側の寸法L3を小にしてお
く。そして、このシート材2 を折れ線3,4 でジグザグ状
に折り畳み、両端の固着部14を固着すると、図24に示
すような折り畳み状態の容器1 ができる。
【0036】この容器1 は、展開して製函した時に、図
25に示すように、固着部14の上部側が側壁部13よりも
上側に突出するので、この固着部14の突出部分を一種の
摘まみ部18として利用できる。このため、容器1 に内容
物を入れた後、この摘まみ部18を摘んで運ぶことができ
るので、内容物が側壁部13から外側にはみ出すような場
合に便利である。なお、第1の実施形態と同様に突っ張
り用折れ線9 、補助用折れ線10等を設けても良い。
【0037】図26乃至図30は本発明の第8の実施形
態を例示し、ギャザー部12の両端の上隅部を角形に切除
して内側壁部17を台形状にすると共に、展開して製函し
た時に、この内側壁部17の外側に平面視三角形状の切除
孔19ができるようにしたものである。この第8の実施形
態では、図28に示すようにシート材2 の状態におい
て、側壁部13の高さL3と略同一寸法L4分だけ下部折れ線
4 から中央折れ線3 側に離間し且つ下部折れ線4 と平行
な線分20と、この線分20と斜め折れ線8 との交点間を結
び且つ底画成用折れ線6 と平行な線分21に取り囲まれる
範囲を切除部22として切除している。
【0038】このシート材2 を用いて図29に示すよう
な折り畳み状態の容器1 を製作した後、この容器1 を展
開し製函する場合には、先ずギャザー部12の下側に指を
入れて、折り畳み状態の容器1 の端部側の側壁部13間の
間隔を幅方向に広げる。そして、その状態で底画成用折
れ線6 の外側でギャザー部12を上側から下方にc矢示方
向に押圧して、この部分を図30に示すように谷折り状
に折ると、ギャザー部12の線分21側が幅方向に広がって
突っ張る。
【0039】そこで、次に底画成用折れ線6 の近傍でギ
ャザー部12を上側からd矢示方向に押圧して、底画成用
折れ線6 が谷折り状態になるまでギャザー部12を押し下
げて展開させる。この時、ギャザー部12の端部に切除部
22があり、しかも斜め折れ線8 、補助用折れ線10がある
ので、ギャザー部12を押圧して容易に展開することがで
きる。
【0040】この容器1 は、内側壁部17の外側に平面視
三角形状の切除孔19があり、固着部14の上端側を切断し
た形になっているので、底部16の面積に比較して側壁部
13の深さが浅いものになる。つまり、浅くて面積の大き
い容器1 を製作する場合に適している。なお、ギャザー
部12の下側の間隔を幅方向に広げた後、底画成用折れ線
6 の近傍でギャザー部12を上側から下方に押圧して、底
画成用折れ線6 が谷折り状になるようにギャザー部12を
展開させて底部16を画成しても良い。
【0041】図31乃至図33は本発明の第9の実施形
態を例示し、内側壁部17の上端に、切除孔19を塞ぐ塞ぎ
片28を設けたものである。即ち、このの実施形態では、
図33に示すように、シート材2 の切除部22側に突っ張
り用折れ線9 を介して塞ぎ片28を一体に形成しておく。
そして、折り畳み状態の容器1 を展開して製函した時
に、図31及び図32に示すように、内側壁部17の上端
の塞ぎ片28を突っ張り用折れ線9 から外側に折り曲げ
て、切除孔19を塞ぐように塞ぎ片28を固着部14の上端側
に伸ばす。
【0042】これによって、切除孔19を塞ぎ得ると共に
固着部14の一部を覆うことができ、容器1 の両端側の見
栄えが向上する利点がある。また塞ぎ片28は切除部22の
一部を残して形成しているので、これによって歩留りが
変わることもない。なお、塞ぎ片28は、図32に仮想線
で示すように、切除孔19に折り込んでも良く、これでも
切除孔19を塞ぐことができる。
【0043】図34乃至図37は本発明の第10の実施
形態を例示し、ギャザー部12の高さL1を側壁部13の高さ
L3よりも高くすると共に、内側壁部17の高さL4を側壁部
13の高さL3よりも低くして、大きさの異なる容器1,1aを
順次複数段に嵌合状態に重ねる場合に、内側壁部17の上
縁を上側の容器1 を受ける受け部23として利用できるよ
うにしたものである。この第10の実施形態では、上側
の容器1aの下部側が下側の容器1 に嵌合した状態になっ
ているので、積み重ね状態での各容器1,1aのズレを防止
できる。また上側の容器1aの各固着部14又は固着部14の
近傍が内側壁部17の受け部23上に乗っているので、下側
の容器1 によって上側の容器1aを安定的に支持できる。
【0044】図38乃至図40は本発明の第11の実施
形態を例示し、下側の容器1 の内側壁部17を三角形状に
構成する一方、内側壁部17の上部側中央部にスリット24
を形成し、このスリット24の下縁を受け部23とし、これ
に第8の実施形態と同様な容器1aを嵌合させて積み重ね
たものである。スリット24の深さは、上側の容器1aの深
さと略同じにして、下側の容器1 に上側の容器1aを嵌合
させて積み重ねた時に、下側の容器1 の上端と上側の容
器1aの上端とが略一致するように構成している。
【0045】この実施形態の容器1 では、内側壁部17を
三角形状に構成し、この内側壁部17にスリット24を形成
して受け部23を設けているので、第8の実施形態の内側
壁部17が台形状の場合に比較して、内側壁部17側の強度
を確保でき、受け部23の支持強度を大にできる。
【0046】また容器1,1aを上下に積み重ねる場合に
は、上側の容器1aの各固着部14を内側壁部17のスリット
24に挿入しながら、上側の容器1aに下側の容器1 を嵌合
させて、内側壁部17の各受け部23により上側の容器1aを
支持させるが、固着部14の下部をスリット24に挿入した
時に、上側の容器1aが下側の容器1 に嵌合するように位
置決めできるので、嵌合状態での積み重ねが容易であ
る。積み重ねた状態での各容器1,1aのズレも防止でき
る。しかも、下側の容器1 の内側壁部17は傾斜状態にな
っており、この傾斜状態の内側壁部17にスリット24を形
成しているため、上側の容器1aの固着部14をスリット24
に挿入して位置決めするにも拘わらず、固着部14のスリ
ット24に対する挿入が容易である。
【0047】積み重ね状態の各容器1,1aは、その上端側
が略同一高さであり、上側の容器1aの上端が下側の容器
1 の上端から上方に突出していないので、1枚の蓋で上
下の容器1,1aを覆うことができると共に、蓋の外側から
ゴム、紐等を掛けた場合にも、上側の容器1aを下側に押
さえ付けることがない。このため、各容器1,1aの内容物
の崩れ等を未然に防止できる。
【0048】図41乃至図43は本発明の第12の実施
形態を例示し、提げ手25付きの容器1 に応用したもので
ある。折り畳み状態でのギャザー部12の高さL1は側壁部
13の高さL3の半分程度にし、各固着部14の上端部に孔、
切り欠き等によって提げ手25用の取り付け部26を形成し
ている。この第11の実施形態では、容器1 の使用前に
は、提げ手25を外して図43に示すような状態か、若し
くは各側壁折れ線7 の位置で三つ折り状態に折り畳んで
おく。そして、バケツ等として使用する場合には、前述
と同様に展開し製函して、各固着部14に提げ手25を取り
付ける。
【0049】これで図41に示すような容器1 ができる
ので、水等を入れて運ぶことができる。特に、提げ手25
は、側壁部13を重ねて熱シールした固着部14に取り付け
部26を形成して、この取り付け部26に取り付けるように
しているので、内容物の重量に対して十分耐えることが
できる。
【0050】しかも、容器1 の素材に防水加工紙等のシ
ート材2 を用いた場合には、容器1に内容物を入れて提
げ手25を持ち上げた時に、内容物の重量によって各固着
部14が内側に倒れ込んで容器1 の容積が小さくなり、容
器1 内の内容物が溢れる恐れがあるが、各固着部14の内
側下部には、上部側が外側に傾斜した三角形状の内側壁
部17と、固着部14の下部両側で側壁部13とギャザー部12
が二枚重ねになった直角三角形の二枚重ね部27とがある
ので、この内側壁部17と二枚重ね部27とによって固着部
14の内側への倒れを防止できる。従って、防水加工紙等
のシート材2 を用いて容器1 を構成しているにも拘わら
ず、多量の又は重たい内容物を入れることができる。
【0051】図44は本発明の第13の実施形態を例示
し、突っ張り成形部として、底部16用のギャザー部12の
中央折れ線3 に対して直角方向に交差する2本の突っ張
り用折れ線9 を一対の底画成用折れ線6 間に設けたもの
である。即ち、内側壁部17が直角状態に近くなると、固
着部14と底画成用折れ線6 との間に突っ張り用折れ線9
を設けても、その突っ張り用折れ線9 を下方に押圧して
突っ張り部15を形成して両側壁部13間の間隔を広げるこ
とは困難である。このような場合には、この実施形態の
ように、一対の底画成用折れ線6 間に2本の突っ張り用
折れ線9 を設けて、この各突っ張り用折れ線9 を押圧す
るように構成すれば、比較的容易に突っ張り部15を成形
することが可能である。
【0052】なお、突っ張り用折れ線9 は、仮想線で示
すようにX状に一対設けても良いし、また一点鎖線で示
すように中央に1本設けても良い。この何れの形態で
も、一対の底画成用折れ線6 間にある突っ張り用折れ線
9 を下方に押圧して突っ張り部15を形成するので、突っ
張り用折れ線9 が底画成用折れ線6 から外側にある場合
に比較して製函時の作業が容易である。
【0053】図45は本発明の第14の実施形態を例示
し、中央折れ線3 と底画成用折れ線6 との交点間を結ぶ
ように中央折れ線3 の両側に円弧状の円弧状折れ線9aを
設けたものである。そして、この実施形態では、ギャザ
ー部12の中央部側を下方に押圧すると、一対の円弧状折
れ線9a間でギャザー部12が凹み、その両側に突っ張り部
15ができるので、この突っ張り部15によって両側壁部13
間の間隔を広げることができる。なお、円弧状折れ線
は、図45に一点鎖線で示すように中央部分のみに設け
ても良い。また図45に二点鎖線で示すように中央折れ
線3 と平行に折れ線9bを設けても良い。
【0054】以上、本発明の各の実施形態について例示
したが、本発明は各実施形態に限定されるものではな
い。例えば、各実施形態では、突っ張り形成部として、
折れ線9,10,9a,9b等を例示しているが、ギャザー部12を
押圧した時に比較的容易に突っ張り部15を形成できるも
のであれば、各実施形態に限定されるものではない。ま
た容器1 に入れる内容物は、水分を含有する食料品、そ
の他、何であっても良く、従って、この容器1 の用途は
特に限定されるものではない。
【0055】更に、シート材2 には防水加工紙以外の材
料を用いても良い。容器1 は、製作した時に折り畳み状
態から使用時の状態まで展開し製函した後、再度折り畳
み状態に戻しておいても良い。このように一旦製函して
おけば、使用時の製函作業が非常に容易である。固着箇
所は、糊付けによる方法、又はステープルによる方法等
で固着しても良い。
【0056】
【発明の効果】本発明は、中央折れ線3 を上側にして二
つ折り状に折り曲げられたギャザー部12と、このギャザ
ー部12の両側で下部折れ線4 を介して上側に折り曲げら
れた側壁部13と、ギャザー部12を両側壁部13で両側から
挟むように、ギャザー部12の中央折れ線3 の両側の両端
部同士及び該ギャザー部12の両端部と各側壁部13との両
端部を上下方向の略全長に亘って固着する上下方向の固
着部14とを備え、山折り状のギャザー部12を展開させて
両側壁部13間の間隔を広げた時に、両側壁部13間に底部
16を画成するように、各固着部14から中央側に離れた位
置で且つ中央折れ線3 を横切る方向に底画成用折れ線6
を設け、ギャザー部12の展開時に底部16の両側でギャザ
ー部12の両端部が底画成用折れ線6 に沿って底部16から
立ち上がり三角形又は台形状の内側壁部17を画成するよ
うに、この底画成用折れ線6 の両端側から該底画成用折
れ線6 よりも固着部14側で且つギャザー部12の上部側に
延びる方向に斜め折れ線8 を設け、ギャザー部12に、こ
のギャザー部12を上方から押圧した時に、該ギャザー部
12を変形させて両側壁部13間の間隔を押し広げる突っ張
り部15を形成するための突っ張り成形部9,10,9a,9bを設
けているので、次のような顕著な効果を奏する。
【0057】 2箇所に固着部14があるにも拘わらず、構造が簡単
であり、折り畳み状態の容器1 を容易且つ安価に製作で
きる。 容器1 は、使用の前後には薄くコンパクトに折り畳
むことができ、物流、保管、廃棄処分等の際に嵩張りが
なく、取り扱いが容易である。 ギャザー部12を展開させて底部16と内側壁部17を形
成すれば、使用可能な状態に製函できるので、折り畳み
状態からの製函が容易であり、またその製函の途中のミ
ス等によって容器1 が使用不能になるようなことがな
い。 ギャザー部12を両側壁部13で両側から挟むように、
ギャザー部12の中央折れ線3 の両側の両端部同士及び該
ギャザー部12の両端部と各側壁部13との両端部を上下方
向の略全長に亘って上下方向の固着部14で固着している
ので、内容物が水又は水分を含むものの場合にも、その
水漏れを防止できる。 ギャザー部12を両側壁部13で両側から挟むように、
ギャザー部12の中央折れ線3 の両側の両端部同士及び該
ギャザー部12の両端部と各側壁部13との両端部を上下方
向の略全長に亘って上下方向の固着部14で固着している
ので、保形性が良好である。 ギャザー部12に予め突っ張り成形部9,10,9a,9bを設
けており、突っ張り成形部9,10,9a,9bの近傍でギャザー
部12を上から押圧した時に、ギャザー部12が変形して突
っ張り部15ができるようにしているので、製函時にその
突っ張り部15によって両側壁部13間の間隔を広げること
ができ、折り畳み状態の容器1 を容易に製函できる。 突っ張り成形部9,10,9a,9bがあるので、この突っ張
り成形部9,10,9a,9bの近傍でギャザー部12を押圧した時
に、他の部分への折り皺等の波及を防止でき、仕上がり
状態を良好にできる。
【0058】また本発明は、固着部14と底画成用折れ線
6 との間のギャザー部12に、中央折れ線3 を横切る方向
に突っ張り用折れ線9 を設けているので、次のような顕
著な効果を奏する。 突っ張り用折れ線9 の近傍でギャザー部12を上から
押圧した時に、その突っ張り用折れ線9 の部分でギャザ
ー部12に突っ張り部15ができるので、これで両側壁部13
間の間隔を容易に広げることができ、折り畳み状態の容
器1 を容易に製函できる。 突っ張り用折れ線9 の近傍でギャザー部12を押圧し
た時に、他の部分への折り皺等の波及を防止でき、仕上
がり状態を良好にできる。
【0059】更に本発明は、各斜め折れ線8 の中途部
と、中央折れ線3 と底画成用折れ線6との交点とを結ぶ
方向に補助用折れ線10を設けているので、次のような顕
著な効果を奏する。 補助用折れ線10があるので、突っ張り用折れ線9 の
近傍でギャザー部12を押圧した時に、その部分を菱形状
に容易に変形させて両側壁部13間の間隔を広げることが
できる。
【0060】
【0061】
【0062】 両側壁部13間の間隔を広げた状態で、
ギャザー部12を上側から下方に押圧して、この押圧部分
のギャザー部12を変形させて両側へと張り出させて、こ
の押圧部分の張り出しにより両側壁部13間の間隔を広げ
た後、ギャザー部12を下方に押圧して、底画成用折れ線
6 でギャザー部12を谷折り状に折ることにより、両底画
成用折れ線6 間でギャザー部12を展開させて底部16を形
成するので、折り畳み状態からの容器1 の製函が容易で
ある。 両側壁部13間の間隔を広げる場合にも、固着部14と
底画成用折れ線6 との間のギャザー部12を上側から下方
に押圧して広げるので、別の部材を使用する必要がな
く、作業が容易である。 製函後の仕上がり状態が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す容器の製函状態
の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す容器の製函状態
の平面図である。
【図3】図2のI−I線断面図である。
【図4】図2のII−II線断面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す容器の製函状態
の一部破断正面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示すシート材の平面
図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す容器の折り畳み
状態の斜視図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す容器の製函工程
の説明図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示す容器の製函途中
の斜視図である。
【図10】本発明の第1の実施形態を示す容器の製函途
中の断面図である。
【図11】本発明の第2の実施形態を示す容器の製函状
態の一部破断斜視図である。
【図12】本発明の第2の実施形態を示すシート材の平
面図である。
【図13】本発明の第3の実施形態を示す容器の製函状
態の一部破断斜視図である。
【図14】本発明の第3の実施形態を示すシート材の平
面図である。
【図15】本発明の第4の実施形態を示す容器の製函状
態の平面図である。
【図16】本発明の第4の実施形態を示す容器の製函途
中の断面図である。
【図17】本発明の第4の実施形態を示すシート材の平
面図である。
【図18】本発明の第5の実施形態を示す容器の製函状
態の一部破断正面図である。
【図19】本発明の第5の実施形態を示すシート材の平
面図である。
【図20】本発明の第6の実施形態を示すシート材の平
面図である。
【図21】本発明の第6の実施形態を示す容器の折り畳
み状態の一部破断正面図である。
【図22】本発明の第6の実施形態を示す容器の製函状
態の一部破断正面図である。
【図23】本発明の第7の実施形態を示すシート材の平
面図である。
【図24】本発明の第7の実施形態を示す容器の折り畳
み状態の正面図である。
【図25】本発明の第7の実施形態を示す容器の製函状
態の一部破断正面図である。
【図26】本発明の第8の実施形態を示す容器の製函状
態の平面図である。
【図27】本発明の第8の実施形態を示す容器の製函状
態の一部破断正面図である。
【図28】本発明の第8の実施形態を示すシート材の平
面図である。
【図29】本発明の第8の実施形態を示す容器の折り畳
み状態の一部破断正面図である。
【図30】本発明の第8の実施形態を示す容器の製函途
中の一部破断正面図である。
【図31】本発明の第9の実施形態を示す容器の製函状
態の平面図である。
【図32】本発明の第9の実施形態を示す容器の製函状
態の断面図である。
【図33】本発明の第9の実施形態を示すシート材の平
面図である。
【図34】本発明の第10の実施形態を示す容器の製函
状態の平面図である。
【図35】本発明の第10の実施形態を示す容器の製函
状態の一部破断正面図である。
【図36】本発明の第10の実施形態を示すシート材の
平面図である。
【図37】本発明の第10の実施形態を示す容器の折り
畳み状態の一部破断正面図である。
【図38】本発明の第11の実施形態を示す容器の製函
状態の平面図である。
【図39】本発明の第11の実施形態を示す容器の製函
状態の一部破断正面図である。
【図40】本発明の第11の実施形態を示すシート材の
平面図である。
【図41】本発明の第12の実施形態を示す容器の製函
状態の平面図である。
【図42】本発明の第12の実施形態を示すシート材の
平面図である。
【図43】本発明の第12の実施形態を示す容器の折り
畳み状態の斜視図である。
【図44】本発明の第13の実施形態を示す容器の製函
状態の平面図である。
【図45】本発明の第14の実施形態を示す容器の製函
状態の平面図である。
【符号の説明】
1 折り畳み容器 2 シート材 3 中央折れ線 4 下部折れ線 5 固着用折れ線 6 底画成用折れ線 8 斜め折れ線 9 突っ張り用折れ線(突っ張り成形部) 10 補助用折れ線(突っ張り成形部) 12 ギャザー部 13 側壁部 14 固着部 15 突っ張り部 16 底部 17 内側壁部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央折れ線(3) を上側にして二つ折り状
    に折り曲げられたギャザー部(12)と、このギャザー部(1
    2)の両側で下部折れ線(4) を介して上側に折り曲げられ
    た側壁部(13)と、ギャザー部(12)を両側壁部(13)で両側
    から挟むように、ギャザー部(12)の中央折れ線(3) の両
    側の両端部同士及び該ギャザー部(12)の両端部と各側壁
    部(13)との両端部を上下方向の略全長に亘って固着する
    上下方向の固着部(14)とを備え、山折り状のギャザー部
    (12)を展開させて両側壁部(13)間の間隔を広げた時に、
    両側壁部(13)間に底部(16)を画成するように、各固着部
    (14)から中央側に離れた位置で且つ中央折れ線(3) を横
    切る方向に底画成用折れ線(6) を設け、ギャザー部(12)
    の展開時に底部(16)の両側でギャザー部(12)の両端部が
    底画成用折れ線(6) に沿って底部(16)から立ち上がり三
    角形又は台形状の内側壁部(17)を画成するように、この
    底画成用折れ線(6) の両端側から該底画成用折れ線(6)
    よりも固着部(14)側で且つギャザー部(12)の上部側に延
    びる方向に斜め折れ線(8) を設け、ギャザー部(12)に、
    このギャザー部(12)を上方から押圧した時に、該ギャザ
    ー部(12)を変形させて両側壁部(13)間の間隔を押し広げ
    る突っ張り部(15)を形成するための突っ張り成形部(9)
    (10)(9a)(9b) を設けたことを特徴とする折り畳み式容
    器。
  2. 【請求項2】 固着部(14)と底画成用折れ線(6) との間
    のギャザー部(12)に、中央折れ線(3) を横切る方向に突
    っ張り用折れ線(9) を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の折り畳み式容器。
  3. 【請求項3】 各斜め折れ線(8) の中途部と、中央折れ
    線(3) と底画成用折れ線(6) との交点とを結ぶ方向に補
    助用折れ線(10)を設けたことを特徴とする請求項1又は
    2に記載の折り畳み式容器。
  4. 【請求項4】 各側壁部(13)側の高さ方向の寸法L3を中
    央折れ線(3))と各下部折れ線(4) との間の寸法L1よりも
    大にし、各側壁部(13)の高さをギャザー部(12)の高さよ
    りも高くしたことを特徴とする請求項1、2又は3に記
    載の折り畳み式容器。
  5. 【請求項5】 中央折れ線(3))と各下部折れ線(4) との
    間の寸法L1を各側壁部(13)側の高さ方向の寸法L3よりも
    大にし、ギャザー部(12)の高さを各側壁部(13)の高さよ
    りも高くしたことを特徴とする請求項1、2又は3に記
    載の折り畳み式容器。
JP7240822A 1995-08-25 1995-08-25 折り畳み式容器 Expired - Lifetime JP2743161B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7240822A JP2743161B2 (ja) 1995-08-25 1995-08-25 折り畳み式容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7240822A JP2743161B2 (ja) 1995-08-25 1995-08-25 折り畳み式容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0958665A JPH0958665A (ja) 1997-03-04
JP2743161B2 true JP2743161B2 (ja) 1998-04-22

Family

ID=17065219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7240822A Expired - Lifetime JP2743161B2 (ja) 1995-08-25 1995-08-25 折り畳み式容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2743161B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61190278U (ja) * 1985-05-20 1986-11-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0958665A (ja) 1997-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6007030A (en) Folding trash bag expanding form and holder
CA2065132A1 (en) Folded box
RU2323863C2 (ru) Усовершенствования, касающиеся подставок из гофрированного картона
GB2203133A (en) Packaging
JP2743161B2 (ja) 折り畳み式容器
GB1603429A (en) Containers
JP2743162B2 (ja) 折り畳み式容器の製造方法及び折り畳み式容器用の折り畳み状容器体
JP2699065B2 (ja) 上げ底型の折り畳み式容器
JPS6226337Y2 (ja)
JP2000229622A (ja) 折畳式トレー
JP2002370727A (ja) 梱包箱
JP7442248B2 (ja) コンテナ形成用シート体およびコンテナ
JPH063788Y2 (ja)
JP3046783U (ja) 包装用容器
JP2612422B2 (ja) 段ボール製通箱およびその通箱本体形成用素板
JPH0223541Y2 (ja)
JP2001058629A (ja) 仕切り付き組立式紙箱および仕切り体
JP2008265811A (ja) ダンボール梱包材の構造
JP2760766B2 (ja) 折畳組立箱
JPH0777898B2 (ja) 中仕切付きの折畳式段ボール箱
JPH0624341Y2 (ja) スライド式開口容器
JPH07291359A (ja) 段ボール製角当て材
JPS6211768Y2 (ja)
JPS6348506Y2 (ja)
KR200382211Y1 (ko) 케익 포장 상자