JPH0731520U - エアバッグシステム - Google Patents

エアバッグシステム

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JPH0731520U
JPH0731520U JP6885393U JP6885393U JPH0731520U JP H0731520 U JPH0731520 U JP H0731520U JP 6885393 U JP6885393 U JP 6885393U JP 6885393 U JP6885393 U JP 6885393U JP H0731520 U JPH0731520 U JP H0731520U
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JP
Japan
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bridge wire
squib
ignition
contact state
circuit
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Application number
JP6885393U
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English (en)
Inventor
勝 竹田
英洋 白石
Original Assignee
センサー・テクノロジー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電橋線と着火薬との接触状態を診断可能なエ
アバッグシステムを提供する。 【構成】 通電手段と、通電により発熱する電橋線とこ
の電橋線に接触して配置され該電橋線の発熱により点火
する着火薬とを有するスクイブQと、前記着火薬の点火
により作動するエアバッグとを備えたエアバッシステム
において、前記電橋線と着火薬との接触状態の正常又は
異常を判定する診断手段8を設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の乗員保護装置であるエアバッグシステムの診断に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のエアバッグシステムは、通電手段と通電により点火するスクイブから なる点火回路と、このスクイブの点火により作動するエアバッグ等から構成され 、前記スクイブは、通電により発熱する電橋線とこの電橋線に接触して配置され 該電橋線の発熱により点火する着火薬とを有している。そして、衝突が発生する と、スクイブが通電されて点火し、エアバッグが作動する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、エアバッグシステムは、乗員の安全に関わるものであるため、点火 回路及びこれに関する電気回路の全ては何らかの形でその異常の有無を診断され ているか、又は冗長機能を確保している。しかし、上述の電橋線と着火薬との接 触状態は、スクイブ生産の最終段階においてのみ検査され、車両に実装後は何の 診断もなされていないという実情があった。前記検査は、着火薬が反応を開始し ない程度の小さい電流を電橋線に流し、その抵抗変化によって電橋線と着火薬と の接触状態を検査するいわゆる「サーマルトランジェント法」が採用されている 。具体的には、図4に示すように、例えば、電橋線に0.3Aの定電流を10m sの間流し、通電開始時の電橋線の両端電圧V1′(図示例では0.3V)に対 する通電終了時の電圧V2′の増分ΔVを測定する。そして、電橋線と着火薬と の接触が密であると電橋線から着火薬への伝熱率が高いためその温度上昇ひいて は前記電圧増分ΔVが小さくなり、接触が粗であるとその逆に増分ΔVが大きく なる。このことから、この増分ΔVが所定範囲(例えば0.004〜0.013 V)にあれば正常と判定し、それ以下であると接触が密過ぎる、それ以上である と接触が粗過ぎるとして異常と判定するものである。
【0004】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、電橋線と着火薬との接触状態を診断可能なエアバッ グシステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案のエアバッグシステムは、通電手段と、通電 により発熱する電橋線とこの電橋線に接触して配置され該電橋線の発熱により点 火する着火薬とを有するスクイブと、前記着火薬の点火により作動するエアバッ グとを備えたエアバッシステムにおいて、前記電橋線と着火薬との接触状態の正 常又は異常を判定する診断手段を設けてなるものである。
【0006】
【作用】
車両に実装後に電橋線と着火薬との接触状態を診断できるので、その経時変化 を監視することができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照しつつ説明する。図1は本考案のエ アバッグシステムの全体構成を示すブロック図、図2は図1のエアバッグシステ ムの接触状態診断手段の構成を示すブロック図、図3は接触状態診断手段の作動 を示す電圧グラフ図である。
【0008】 まず、図1に基づき本エアバッグシステムの全体構成を説明する。図1におい て、Sは加速度センサ、3は加速度センサSからの加速度波形を信号処理する衝 突判断回路、9はこの衝突判断回路から出力される信号によりスクイブQを点火 するスクイブ点火回路、11はスクイブQの点火により作動するエアバッグであ る。一方、4はスクイブ点火回路9等の診断回路、R1〜R3は診断抵抗である 。そして、衝突判断回路3と診断回路4とが演算部2を構成する。なお、6は車 載バッテリ、7はイグニッションスイッチである。
【0009】 スクイブ点火回路9は、車載バッテリ6からイグニッションスイッチ7を介し て供給される電圧を昇圧して蓄積する電源回路10に、誤爆等を防止するセーフ ィングセンサSS、通電により点火してエアバッグ11を作動させるスクイブQ 、及び衝突判断回路3からの始動信号により導通する半導体スイッチSWを直列 接続してなる。また、セーフィングセンサSS及び半導体スイッチSWにはそれ ぞれ並列に診断抵抗R1、R3が接続され、診断手段4から電源回路10に、及 び抵抗R2を介してスクイブQの上流側に診断電圧が印加されるとともに所定箇 所の電位が診断回路4に入力されている。
【0010】 演算部2は、マイコンチップで構成される演算器であり、衝突判断回路3と診 断回路4とを有している。診断回路4は、電源回路10や診断抵抗R2を介して 点火回路9に定電流を供給する定電流源5と、スクイブQの両端電圧を入力され て電橋線と着火薬との接触状態を診断する接触状態診断手段8とを有するととも に、図示されない上述の点火回路9の診断手段のほか該点火回路9に関連する回 路の診断手段、エアバッグシステム全体の制御手段等を有している。
【0011】 つぎに、上述のエアバッグシステム1の全体の作動を説明する。車両衝突時に は、加速度センサSからの信号により衝突判断回路3が衝突を判断すると、スイ ッチ回路SW、セーフィングセンサSSが導通し、スクイブQが通電されてエア バッグ11が作動する。そして、常時は、診断回路4が定電流源5により、電源 回路10や診断抵抗R2を介して点火回路9に定電流を供給し、所定箇所の電位 を入力されて点火回路9の断線や短絡の有無等を診断し、異常があれば図示され ない警告ランプ等により警告している。またこのほか、上述のように、点火回路 9に関連する回路の診断、エバッグシステム全体の制御等を行っている。
【0012】 つぎに、図1の電橋線と着火薬との接触状態診断手段8の構成を図2に基づき 説明する。図2において、スクイブ両端の電位a1 、a2 が差動増幅器aに入力 され、この差動増幅器aの出力a3 (スクイブ両端電圧)が差動増幅器bのプラ ス側端子b1 に入力され、この差動増幅器bの出力b3 が出力制御手段25に入 力されている。そしてこの出力制御手段25の出力は前記差動増幅器bのマイナ ス側端子b2 に入力されている。また、差動増幅器bの出力b3 は電圧検出手段 24に入力されている。そして、この電圧検出手段24と出力制御手段25とが 電圧増分検出手段23を構成し、出力制御手段25が差動増幅器bの出力b3 の パルス前縁における値であるV1 を0V付近になるようにコントロールした後の パルス後縁における値であるV2 を電圧検出手段24で読み取り、これから電圧 増分ΔVが算出され比較手段26に入力されている。このΔVが比較手段26に おいて、記憶手段27に記憶されている上下限値ΔV1、ΔV2と比較され、そ の結果正常信号28又は異常信号29が出力される。この電圧増分検出手段23 、比較手段26、及び記憶手段27が接触状態診断手段8を構成する。
【0013】 つぎに、この接触状態診断手段8の作動を図2及び図3に基づき説明する。図 3(a)において、図1の定電流源5から供給される診断電流I0 は10ms幅 で100ms周期のパルスとして定電流制御されている。図3(b)において、 スクイブ両端間の電圧(a1 −a2 )は例えばパルスの前縁において0.50V となり後縁においては温度上昇により0.52Vとなる。図3(c)において、 この電圧は差動増幅器aで8倍に増幅され、パルスの前縁において4.00V、 後縁において4.16Vとなる(a3 出力)。図2及び図3(d)において、こ の出力a3 は差動増幅器bで20倍に増幅される。そして一方で、差動増幅器b のマイナス側b2 の入力電圧は、出力制御手段25により最初0Vに設定されて いるがパルスの入力があるとその前縁で差動増幅器bの出力b3 (V1 )が0V になるように出力制御手段25からの出力が上昇させられる。そしてパルスの後 縁の差動増幅器bの出力b3 の値V2 を電圧検出手段24で読み取り、この値V 2 を増幅率で除して電圧増分ΔVを算出する演算ΔV=V2 /160を行い、こ れを比較手段に出力する。図2において、比較手段26で、電圧増分ΔVが下限 値ΔV2以上で上限値ΔV1以下であると正常と判定し正常信号28を出力し、 下限値ΔV2未満又は上限値ΔV1以上であると異常と判定し、異常信号29を 出力する。これら正常又は異常信号28、29により正常表示ランプ30、又は 異常表示(警告)ランプ31が点灯する。
【0014】 このように、電橋線と着火薬との接触状態診断手段8を設けるので、車両に実 装後に電橋線と着火薬との接触状態を適宜診断し、その経時変化を監視すること ができる。また、通常エアバッグシステム1は点火回路診断用の診断回路を備え ているので、接触状態診断手段8を設けるに際して定電流回路や演算器を共用す ることができ、増幅器等わずかの部品追加で済み、容易に実施できる。
【0015】 なお、上述の実施例では他のエアバッグシステムが診断回路を有する場合を説 明したが、図1の他の診断回路は任意の要素であり、電橋線と着火薬との接触状 態診断手段8のみで本考案は成立する。
【0016】
【考案の効果】
本考案のエアバッグシステムは、上述のように、電橋線と着火薬との接触状態 診断手段を設けるので、車両に実装後に電橋線と着火薬との接触状態を適宜診断 して経時変化を監視することができる。このため信頼性を向上させることが可能 である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のエアバッグシステムの全体構成を示す
ブロック図である。
【図2】本考案のエアバッグシステムの電橋線と着火薬
の接触状態診断手段の構成を示すブロック図である。
【図3】接触状態診断手段の作動を示す電圧グラフ図で
ある。
【図4】従来の電橋線と着火薬の接触状態の検査方法を
示す電圧グラフ図である。
【符号の説明】
0 診断電流(方形波パルス電流) Q スクイブ SS セーフィングセンサ(通電手段) SW スイッチ回路(通電手段) 1 エアバッグシステム 5 定電流源 8 接触診断手段(診断手段) 10 電源(通電手段) 11 エアバッグ 23 電圧増分検出手段(増分検出手段) 24 電圧検出手段 26 比較手段(判定手段)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電手段と、通電により発熱する電橋線
    とこの電橋線に接触して配置され該電橋線の発熱により
    点火する着火薬とを有するスクイブと、前記着火薬の点
    火により作動するエアバッグとを備えたエアバッシステ
    ムにおいて、前記電橋線と着火薬との接触状態の正常又
    は異常を判定する診断手段を設けたことを特徴とするエ
    アバッグシステム。
  2. 【請求項2】 前記診断手段は、前記スクイブに該スク
    イブが点火しない微小な所定の方形波パルス電流を供給
    する定電流源と、前記スクイブ両端の電圧を検出する手
    段と、この電圧の前記方形波パルスの前縁における値に
    対する後縁における値の増分を検出する手段と、この増
    分を所定電圧範囲値と比較して所定電圧範囲内であれば
    正常、所定電圧範囲外であれば異常と判定する判定手段
    とを備えてなることを特徴とする請求項1記載のエアバ
    ッグシステム。
JP6885393U 1993-11-30 1993-11-30 エアバッグシステム Pending JPH0731520U (ja)

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