JPH07209326A - 加速度センサおよびエアバッグシステム - Google Patents

加速度センサおよびエアバッグシステム

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JPH07209326A
JPH07209326A JP6003916A JP391694A JPH07209326A JP H07209326 A JPH07209326 A JP H07209326A JP 6003916 A JP6003916 A JP 6003916A JP 391694 A JP391694 A JP 391694A JP H07209326 A JPH07209326 A JP H07209326A
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voltage
acceleration
acceleration sensor
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circuit
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JP6003916A
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Keiji Hanzawa
恵二 半沢
Masahiro Matsumoto
昌大 松本
Masanori Kubota
正則 久保田
Masayoshi Suzuki
政善 鈴木
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P2015/0805Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
    • G01P2015/0822Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
    • G01P2015/0825Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass
    • G01P2015/0828Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass the mass being of the paddle type being suspended at one of its longitudinal ends

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、加速度センサを使って構成さ
れるエアバッグシステムにおいて、センサの故障かそれ
とも配線の故障かを判定できるように加速度センサを構
成したものであり、且つ、走行中の配線の故障と実際の
衝突とを区別できる加速度センサ、及びエアバッグシス
テムを提供することである。 【構成】上記目的を達成するために、本発明では加速度
センサの出力回路に飽和電圧を一定値に制御する回路を
付加したものである。また、加速度センサの出力をモニ
タし、故障を判定する機能をエアバッグシステムに付加
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加速度の検出に係り、特
に自動車の衝突を検知するに好適な、加速度センサに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の加速度センサとしては、シリコン
の微細加工技術を利用した静電容量式の加速度センサ等
が知られており、特開平1−253657 号公報に記載のよう
にパルス幅変調静電サーボ技術を適用したものが提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的に自動車のエア
バッグシステムに使われる加速度センサの性能は、人命
に関わる重要な要素となるため、高信頼度のものが求め
られる。
【0004】様々な方式の加速度センサが現在用いられ
ているが、精度や信頼性の点で有利な静電容量式の加速
度センサが多く使われつつある。
【0005】例え、この加速度センサが故障しても誤っ
てエアバッグが展開してはならず、もしエアバッグが誤
展開されると事故の原因になり、非常に危険な状態にな
る。このような誤展開がないようエアバッグシステムは
診断機能を持たせ、システムのどこか一箇所でも故障が
発生するとフェールセーフ機能が働き、誤展開がないよ
うに構成されている。
【0006】更に、どの部品のどこの箇所が故障したか
を判断し、出力させるようにし、メンテナンスを行う際
の手助けとなる情報を提供するよう構成している。
【0007】この故障判定のために各部品の故障診断を
行っている。特に、エアバッグシステムにおいてキーと
なる重要な部品である加速度センサの信頼性は重要であ
り、センサの故障であるのかそれともセンサに繋がれた
配線の故障であるのかを判定することによって、メンテ
ナンスの方法をすばやく指し示すことができる。
【0008】また、通常この診断は、エンジンキーをオ
ンしたときかオフしたときに数秒間行われる。
【0009】しかし、車が走行中に振動や熱によりセン
サの配線等が短絡、あるいは断線するということも有り
得る。
【0010】このとき実際の衝突が加わって出力電圧が
変化したのか、それとも配線の故障によって生じたのか
判断しなければならない。
【0011】従来の技術ではこの点を考慮しておらず、
使い勝手の点や安全性(フェイルセイフ性)の点で問題
がある。
【0012】本発明の目的は、加速度センサを使って構
成されるエアバッグシステムにおいて、センサの故障か
それとも配線の故障かを判定できるように加速度センサ
を構成したものであり、且つ、走行中の配線の故障と実
際の衝突とを区別できる加速度センサ、及びエアバッグ
システムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では加速度センサの出力回路に飽和電圧を一
定値に制御する回路を付加したものである。
【0014】また、加速度センサの出力をモニタし、故
障を判定する機能をエアバッグシステムに付加したもの
である。
【0015】
【作用】上記手段によると、加速度センサが故障したの
かそれとも配線が短絡、または断線したのかを判定する
ことができ、使い勝手が良い加速度センサが提供でき
る。
【0016】更に、走行中の配線の短絡、あるいは断線
によって出力電圧が変化したのか、それとも実際の衝突
によって出力電圧が変化したのかが判るため、非常に信
頼度の高い加速度センサ、及びエアバッグシステムを提
供できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図5により説
明する。
【0018】図1は、本発明に用いられる静電容量式加
速度センサの動作原理を示したものである。
【0019】本センサは信号印加部1,加速度検出素子
2,容量検出部3,増幅部4により構成されている。
【0020】加速度検出素子2は、更に梁(シリコンビ
ーム)5,可動電極6,固定電極7,8により構成され
ている。
【0021】梁(シリコンビーム)5は、シリコンの微
細加工技術により形成され、単数,複数のいずれかで構
成してもよく、先端に重錘の機能を有する可動電極6が
形成される。シリコン板9を両面からエッチングして、
梁(シリコンビーム)5及びビーム5に支持される可動
電極6が一体形成される。
【0022】一方、可動電極6に対向して配置される一
対の固定電極7,8は、アルミニウム等の金属材よりな
り、それぞれがガラス板10,11に蒸着その他適宣の
方法により形成される。
【0023】シリコン板9の一端9aはスペーサとして
の役割をなす。そして、このような検出部を構成する場
合には、ガラス板10,11に設けた固定電極7,8と
可動電極6とを位置合わせして、ガラス板10,11を
スペーサ9a及び9bを介して平行配置し、ガラス板1
0,11の各々とスペーサ9a,9bとを陽極接合す
る。このようにして、可動電極6を介在させた状態で固
定電極7,8が対向配置されるが、可動電極6と各固定
電極7,8間には、初期ギャップd0(数μm程度)が
確保される。可動電極6は、検出すべき加速度により慣
性力を受け変位する。この可動電極6が変位すると、可
動電極6と固定電極7間の静電容量C1、及び可動電極
6と固定電極8間の静電容量C2は変化する。
【0024】容量検出部3は、信号印加部1によって作
られる矩形波状の交流電圧により、このC1とC2の差
分ΔCを検出し、電圧に変換して出力するものである。
【0025】この容量検出部3により加速度信号が電圧
信号Voに変換された後、増幅部4により所定の電圧値
に増幅,調整され、加速度に比例した直線的な出力電圧
Voutを得ることができる。
【0026】図2に、増幅部4の回路図の一実施例を示
す。
【0027】増幅部4は、抵抗12,13,定電圧源1
4,オペアンプ15により構成されており、端子S1か
ら入力された電圧Voは反転増幅され出力電圧Vout
となって端子S2から出力される。
【0028】図3に、オペアンプ15の内部回路の一実
施例を示す。
【0029】本回路は、抵抗R1〜15,コンデンサC
1,バイポーラトランジスタQ1〜19,MOSトラン
ジスタM1,定電流源I1,電源電圧Vccによって構
成されている。
【0030】定電流I1,抵抗R5〜8,トランジスタ
Q0,Q7〜10は、カレントミラーの定電流回路を形
成している。
【0031】トランジスタQ1〜4,抵抗R1〜2は、
差動増幅回路を形成している。トランジスタQ2のコレ
クタから得られる信号を、トランジスタQ6のエミッタ
ホロワによりインピーダンス変換し、トランジスタM1
とQ10によって構成される出力増幅回路により、増幅
され出力端子S2より出力電圧が生成される。
【0032】尚、コンデンサC1は位相補償用のコンデ
ンサである。
【0033】本回路がオペアンプの基本回路であり、通
常はこの回路のみが動作し、信号を増幅生成している。
【0034】残りの抵抗R3,4,9〜15,トランジ
スタQ5,Q11〜19が出力をクランプさせる回路と
して動作する。
【0035】トランジスタQ18,19と抵抗R13〜
15によって構成されている回路は電源電圧Vccを分
圧している定電圧源として動作する。
【0036】従って、この直列に繋がれた回路を流れる
電流をI2とするとトランジスタQ14のベースにかか
る電圧は、トランジスタQ19のベース−エミッタ間電
圧Vbe1と、抵抗R15と電流I2によって生じる電
圧(R15×I2)が加え合わされた電圧になる。
【0037】また、トランジスタQ15のベースの電圧
は、トランジスタQ18のベース−エミッタ間電圧Vb
e2と、抵抗R13と電流I2によって生じる電圧(R
13×I2)が電源電圧Vccから差し引かれた電圧
(Vcc−Vbe2−R13×I2)が加わっている。
【0038】出力電圧Voutが下降し、R15×I2
+Vbe1よりもQ14が動作するためのベース−エミ
ッタ間電圧Vbe3だけ低下した電圧、即ち約R15×
I2(Vbe1とVbe3はほぼ等しい)まで出力電圧
が下降すると、トランジスタQ14が動作する。この
時、Q14のエミッタを流れる電流はQ13のコレクタ
から流れ込み、Q10のコレクタへ流れ出す。Q11と
Q13はカレントミラー回路を形成しているため、Q1
1のコレクタにも電流が流れ、この電流とR9により電
圧が生じ、Q12が動作し、Q10を飽和させる。
【0039】以上の動作によって、出力電圧はR15×
I2の電圧で飽和し、それ以下の電圧にはならない。
【0040】出力電圧Voutが、Vcc−Vbe2−
R13×I2よりもQ15が動作するためのベース−エ
ミッタ間電圧Vbe4だけ高い電圧、即ち約Vcc−R
13×I2(Vbe2とVbe4はほぼ等しい)まで出
力電圧が上昇すると、トランジスタQ15が動作する。
この時、Q15のエミッタを流れる電流はM1のドレイ
ンから流れ込み、Q17のコレクタを流れる。Q16と
Q17はカレントミラー回路を形成しているため、Q1
6のコレクタにも電流が流れ、この電流とR4により電
圧が生じ、Q5が動作し、M1を飽和させる。
【0041】以上の動作によって、出力電圧はVcc−
R13×I2の電圧で飽和し、それ以上の電圧にはなら
ない。
【0042】このような構成にすることにより、出力電
圧をある一定の電圧(R15×I2、またはVcc−R
13×I2)で飽和させることができる。
【0043】図4に本回路を用いた加速度センサの出力
特性を示す。
【0044】横軸がセンサに加わる入力加速度であり、
縦軸が出力電圧Voutである。
【0045】検出範囲が−Gから+Gまでの範囲とする
と、この検出範囲内でのセンサの出力特性は、はぼ直線
的に変化し、加速度に応じた出力を得ることができる。
【0046】この範囲を越えた加速度が入力されると出
力は上側の飽和電圧Vus(=Vcc−R13×I2)か
または、下側の飽和電圧Vls(=R15×I2)に固
定される。
【0047】加速度センサの出力特性をこのような特性
にすることにより、例えば加速度検出素子等のセンサ内
部の故障の際はほぼ出力はVusかまたはVlsにな
り、センサにつながっている配線が短絡した場合や断線
した場合は、電源電圧Vccかまたはグランドレベルに
なるため、センサを使用する前に出力電圧をチェックす
ることにより、センサの故障であるのかまたは配線の故
障であるのかを特定することができる。
【0048】更に、センサを使用している時にセンサ出
力がオフセット電圧であるV0Gから変化したとき、こ
の出力の変化が検出範囲内の変化である場合(即ち、出
力がV+GからV−Gの範囲内で変化しているとき)
は、実際に加速度が加わっていると判断でき、出力がV
us、またはVlsに固定された状態になった時はセン
サの配線が短絡、または断線していると判断することが
できる。
【0049】以上のような構成にすることにより、セン
サの故障診断を簡易な方法で確実に行えるという効果が
ある。
【0050】また、このクランプ回路はオペアンプの内
部に構成できるため、モノリッシックICで実現でき
る。このため非常に安価であり、且つ高信頼性が得られ
るという効果がある。
【0051】このクランプ回路の飽和電圧は検出範囲を
越えた電圧から、電源電圧の0.03倍の電圧までの範囲が
望ましい。
【0052】即ち、上側の飽和電圧Vusは最大の加速
度+Gが入力したときの電圧であるV+Gよりも大き
く、Vcc−0.03×Vcc よりも小さいことが望ま
しい。V+Gよりも大きくなければならないのは、これ
よりも小さいと検出範囲が狭くなってしまうからであ
り、Vcc−0.03×Vcc よりも小さくなければな
らないのは、この電圧をモニタするA/D変換器の分解
能から定まる値である。この値を越えると故障判定が困
難になる。
【0053】同様の理由で下側の飽和電圧VlsはV−
Gより小さく、0.03×Vcc よりも大きいことが望
ましい。
【0054】以上のように飽和電圧を設定することによ
り、検出精度に影響を与えることなく、且つ高精度に故
障検出が行えるという効果がある。
【0055】図5に本発明の加速度センサを用いたエア
バッグシステムの一実施例を示す。本実施例のエアバッ
グシステムは、本発明の加速度センサ101,CPU10
3とメモリ104により構成されるマイコン102,バ
ッテリ電圧をレギュレートまたは昇圧する電源部10
5,クラッシュレコーダ106,起動回路107,フェ
イルセイフ回路108,警報回路109,シートベルト
操作回路110等を含むコントロールユニット114
と、警報器111,エアバッグ112,シートベルト1
13より構成される。
【0056】本発明の加速度センサ101によって検出
された加速度信号は、マイコン102中のCPU103に
信号が送られ、エアバッグを作動させるか否かが判断さ
れる。その処理と同時にRAM等で構成されたメモリ1
04に逐次最新の加速度信号を記録しておく。
【0057】CPU103によりエアバッグを作動させ
るべきと判断されると、その衝突前後の加速度センサか
らの出力波形をEEPROM等のクラッシュレコーダ1
06に記録される。その時同時にCPU103からエア
バッグ112を駆動させるための起動回路107に起動
信号が送られ、エアバッグ112が展開される。
【0058】また、エアバッグを作動させる程ではない
軽度の衝撃の場合には、シートベルト操作回路110に
よってシートベルト113が適度に締め付けられるよう
巻き戻され、乗員をシートに固定する。
【0059】更に、エアバッグシステムは安全装置であ
るため、その信頼性が非常に重要である。そのため、マ
イコン102により各部品の故障を常に診断しており、
もし故障が発生するとクラッシュレコーダ106にその
故障内容や時間等が記録される。またフェイルセイフ回
路108が働き、起動回路107とシートベルト操作回
路110の動作をフェイルセイフモードに固定し、エア
バッグ112とシートベルト113の動作を制御すると
同時に、警報回路109に信号が送られ、ランプやブザ
ー等の警報器が作動して、乗員に故障を知らせるように
構成されている。
【0060】この故障診断はエンジン始動時には更に詳
細に各部の診断が行われる。
【0061】この時本発明の加速度センサの出力電圧を
確認することにより、センサの故障と配線の故障とが区
別して判断できる。
【0062】また、走行中の加速度センサの出力電圧を
モニタし、その電圧値により本当に衝突によって生じた
出力の変化なのか、それとも配線の故障によって生じた
電圧変化なのかを判断できる。
【0063】このような構成にすることにより、信頼度
の高いシステムを比較的簡単な構成で実現でき、不用意
なエアバッグの誤展開が防止できるという効果がある。
【0064】
【発明の効果】加速度センサの出力回路にクランプ回路
を設けるだけで、出力飽和値を規定することにより、例
えば検出素子等のセンサ内部の故障と、センサにつなが
っている配線が短絡したのか断線したのかを特定するこ
とができるという効果がある。更に、センサ使用中の出
力変化が生じたときに、この出力の変化が検出範囲内の
変化であるか、飽和値に固定された状態かにより、実際
に加速度が加わっているのか、それともセンサの配線が
短絡、または断線しているのかを判断することができる
という効果がある。
【0065】また、センサの故障診断を簡易な方法で確
実に行えるという効果がある。
【0066】これらの機能はすべて、モノリッシックI
Cで実現できるため非常に安価であり、且つ高信頼性が
得られるという効果がある。
【0067】また、飽和電圧をある一定値に設定するこ
とにより、検出精度に影響を与えることなく、且つ高精
度に故障検出が行えるという効果がある。
【0068】信頼度の高いシステムを比較的簡単な構成
で実現でき、不用意なエアバッグの誤展開が防止できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる静電容量式加速度センサの
動作原理を示した図である。
【図2】本発明の加速度センサに使われる増幅部の一実
施例を示した図である。
【図3】本発明の加速度センサに使われるオペアンプの
一実施例を示した図である。
【図4】本発明の加速度センサの出力特性を示す図であ
る。
【図5】本発明の加速度センサを用いたエアバッグシス
テムの一実施例を示した図である。
【符号の説明】
1…信号印加部、2…加速度検出素子、3…容量検出
部、4…増幅部、5…シリコンビーム、6…可動電極、
7,8…固定電極、9…シリコン、10,11…ガラ
ス、12,13…抵抗、14…定電圧源、15…オペア
ンプ、Q0〜19…バイポーラトランジスタ、C1…コ
ンデンサ、I1…定電流源、M1…MOSトランジス
タ、R1〜15…抵抗、101…加速度センサ、102
…マイコン、103…CPU、104…メモリ、105
…電源部、106…クラッシュレコーダ、107…起動
回路、108…フェイルセイフ回路、109…警報回
路、110…シートベルト操作回路、111…警報器、1
12…エアバッグ、113…シートベルト、114…コ
ントロールユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 昌大 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 久保田 正則 茨城県勝田市大字高場字鹿島谷津2477番地 3 日立オートモティブエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 鈴木 政善 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加速度に応じて変位する質量部を有し、こ
    の質量部の変位を電気信号に変換して加速度を検出する
    加速度センサにおいて、出力用のアンプ回路の飽和電圧
    をある一定値に保持するクランプ回路を設けたことを特
    徴とする加速度センサ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の加速度センサにおいて、前
    記クランプ回路はモノリシックICで構成したことを特
    徴とする加速度センサ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の加速度センサにおい
    て、クランプ回路において保持される出力飽和電圧は、
    加速度を検出し出力する電圧範囲を越えた電圧から電源
    電圧より0.03 倍の電源電圧で表される電圧まで、あ
    るいは加速度を検出し出力する電圧範囲を越えた電圧か
    らグランドより0.03 倍の電源電圧で表される電圧ま
    での範囲であることを特徴とする加速度センサ。
  4. 【請求項4】1つあるいはそれ以上の加速度センサを有
    し、自動車の衝突の際にその加速度センサからの信号を
    用いて判断し、エアバッグを展開させるよう構成してい
    るエアバッグシステムにおいて、加速度センサは請求項
    1,2又は3に記載の加速度センサを用いると共に、加
    速度センサの信号出力が飽和電圧か否かによって故障箇
    所を特定し、エアバッグを展開すべきか否かを判断し、
    走行中の誤爆を防止する機能を持たせたことを特徴とす
    るエアバッグシステム。
JP6003916A 1994-01-19 1994-01-19 加速度センサおよびエアバッグシステム Pending JPH07209326A (ja)

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