JPH0731462B2 - 転写装置の転写ドラム - Google Patents
転写装置の転写ドラムInfo
- Publication number
- JPH0731462B2 JPH0731462B2 JP60166858A JP16685885A JPH0731462B2 JP H0731462 B2 JPH0731462 B2 JP H0731462B2 JP 60166858 A JP60166858 A JP 60166858A JP 16685885 A JP16685885 A JP 16685885A JP H0731462 B2 JPH0731462 B2 JP H0731462B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer
- insulating film
- drum
- ring member
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、転写紙担持体として絶縁性フイルムを用いた
転写ドラムによる静電転写装置に関するものである。
転写ドラムによる静電転写装置に関するものである。
従来技術 第2図は転写ドラムを用いる複写機の転写装置の説明図
で、像担持体(感光体ドラム)1表面に形成されたトナ
ー顕像を、転写チャージャ2を内蔵した転写ドラム3の
表面に担持された転写紙4に転写するよう構成されてい
る。なお、転写紙4は、給紙コロ5により給紙部より送
り出され、レジストローラ6によりダイミングを合せて
転写ドラム3に供給され、感光体ドラム1と転写ドラム
3に挟持され、転写チャージャ2によりトナー顕像を転
写され、分離チャージャ7、分離爪8により転写ドラム
3より分離され、搬送装置9により搬送され、定着装置
10で定着された後、排紙コロ11により外部に排出され
る。
で、像担持体(感光体ドラム)1表面に形成されたトナ
ー顕像を、転写チャージャ2を内蔵した転写ドラム3の
表面に担持された転写紙4に転写するよう構成されてい
る。なお、転写紙4は、給紙コロ5により給紙部より送
り出され、レジストローラ6によりダイミングを合せて
転写ドラム3に供給され、感光体ドラム1と転写ドラム
3に挟持され、転写チャージャ2によりトナー顕像を転
写され、分離チャージャ7、分離爪8により転写ドラム
3より分離され、搬送装置9により搬送され、定着装置
10で定着された後、排紙コロ11により外部に排出され
る。
ところで、従来の転写ドラムは、第3図に示すように、
絶縁性フイルム12を巻付けるために、転写ドラム枠体の
左右のリング部材13の内側に段差dによる小径部14が設
けられているが、その径差は巻付用絶縁性フイルム12の
膜厚tの丁度2倍、即ち、段差dは膜厚tと等しくなっ
ており、段差dを設けた小径部14に絶縁性フイルム12を
巻付けると、リング部材の大径部15が感光体ドラム1に
圧接する第3図のような状態では、絶縁性フイルム12の
端部も、やはり感光体ドラム1に圧接し、かつ、リング
小径部14にも圧接している状態となる。(なお、絶縁性
フイルムの膜厚は大体100μmのものが使用される。) ここで、転写紙4に厚手の紙や剛性の強い紙を用いる
と、絶縁性フイルム12と転写ドラム枠体とで構成する円
筒のフイルム部中央付近に大きな歪みが発生し易くな
り、転写域において、感光体ドラム1、転写紙4、絶縁
性フイルム12の三者の同時密着がなされなくなるケース
がある。このため、転写不良や転写抜けも発生し易い。
絶縁性フイルム12を巻付けるために、転写ドラム枠体の
左右のリング部材13の内側に段差dによる小径部14が設
けられているが、その径差は巻付用絶縁性フイルム12の
膜厚tの丁度2倍、即ち、段差dは膜厚tと等しくなっ
ており、段差dを設けた小径部14に絶縁性フイルム12を
巻付けると、リング部材の大径部15が感光体ドラム1に
圧接する第3図のような状態では、絶縁性フイルム12の
端部も、やはり感光体ドラム1に圧接し、かつ、リング
小径部14にも圧接している状態となる。(なお、絶縁性
フイルムの膜厚は大体100μmのものが使用される。) ここで、転写紙4に厚手の紙や剛性の強い紙を用いる
と、絶縁性フイルム12と転写ドラム枠体とで構成する円
筒のフイルム部中央付近に大きな歪みが発生し易くな
り、転写域において、感光体ドラム1、転写紙4、絶縁
性フイルム12の三者の同時密着がなされなくなるケース
がある。このため、転写不良や転写抜けも発生し易い。
目的 本発明は、カラー複写機における転写装置の改良を目的
とするもの、即ち、絶縁性フイルムを支持部材(枠体)
に保持した転写ドラムを用いるフルカラー用の転写機構
においては、厚手の転写紙や剛性の強い転写紙を用いる
と、局部的に転写抜けが出る場合があったが、本発明
は、転写ドラム方式を用いるに際し、このような転写抜
けを防止しようとするものである。
とするもの、即ち、絶縁性フイルムを支持部材(枠体)
に保持した転写ドラムを用いるフルカラー用の転写機構
においては、厚手の転写紙や剛性の強い転写紙を用いる
と、局部的に転写抜けが出る場合があったが、本発明
は、転写ドラム方式を用いるに際し、このような転写抜
けを防止しようとするものである。
構成 以下、本発明を図面に示す実施例に従って説明する。
第1図は本発明による転写ドラム3と感光体ドラム1と
の圧接状態を示す断面図、従来例を示す第3図との相違
は、フイムム巻付用リング部材13の構造にある。なお、
各部分には従来例の場合と同じ符号を使用しており、符
号16は高圧電源、17は制御回路、を示している。
の圧接状態を示す断面図、従来例を示す第3図との相違
は、フイムム巻付用リング部材13の構造にある。なお、
各部分には従来例の場合と同じ符号を使用しており、符
号16は高圧電源、17は制御回路、を示している。
即ち、従来は、フイルム巻付用リング部材13の大径部15
と小径部14の段差dは、絶縁性フイルム12の膜厚tと同
等であってが、本発明においては、この段差dを、絶縁
性フイルム12の膜厚t(50〜130μmが好適)と転写紙
4の最大紙厚sの合計D(=t+s)よりも大にした点
を特徴とするものである。
と小径部14の段差dは、絶縁性フイルム12の膜厚tと同
等であってが、本発明においては、この段差dを、絶縁
性フイルム12の膜厚t(50〜130μmが好適)と転写紙
4の最大紙厚sの合計D(=t+s)よりも大にした点
を特徴とするものである。
本発明のようにすると、従来生じていた、転写ドラム
3、転写紙4、感光体ドラム1の密着による絶縁性フイ
ルム12への歪み力が非常に少なく、局部的な転写不良が
著しく改良される。
3、転写紙4、感光体ドラム1の密着による絶縁性フイ
ルム12への歪み力が非常に少なく、局部的な転写不良が
著しく改良される。
例えば、絶縁性フイルム膜厚tが100μm、転写紙4の
最大紙厚sが200μmの場合には、段差dを300μm(10
0+200μm)よりも大とすればよい。
最大紙厚sが200μmの場合には、段差dを300μm(10
0+200μm)よりも大とすればよい。
なお、従来、絶縁性フイルムは、転写ドラム枠体にフイ
ルム巻付用リング部材大径部15より少し大径(平均)の
円筒が形成されるよう、上記リング部材の小径部14外径
に対し少し弛みを持たせる(1〜2mm)ようにしてい
る。
ルム巻付用リング部材大径部15より少し大径(平均)の
円筒が形成されるよう、上記リング部材の小径部14外径
に対し少し弛みを持たせる(1〜2mm)ようにしてい
る。
本発明でも上記のような考え方を応用し、リング部材小
径部14周囲に巻付けられた絶縁性フイルムと枠体で構成
される円筒部外周長を、絶縁性フイルム巻付用リング部
材の大径部周長と等しいか、これより少し長くすること
により、絶縁性フイルムの構成する転写ドラム用円筒の
最大径が感光体ドラムの外径と略等しくなるようになっ
ている。また、従来例、本発明共に感光体ドラム最大径
(Se感光層蒸着の画像使用領域)と絶縁性フイルム巻付
用リング部材大径部15の径が全く同じだと、フルカラー
の場合、1枚の転写紙に3〜4色転写した後、転写ドラ
ムより剥離し、定着を経てコピー画像を得たとき、色ズ
レの殆どない良好なコピー画像が得られている。
径部14周囲に巻付けられた絶縁性フイルムと枠体で構成
される円筒部外周長を、絶縁性フイルム巻付用リング部
材の大径部周長と等しいか、これより少し長くすること
により、絶縁性フイルムの構成する転写ドラム用円筒の
最大径が感光体ドラムの外径と略等しくなるようになっ
ている。また、従来例、本発明共に感光体ドラム最大径
(Se感光層蒸着の画像使用領域)と絶縁性フイルム巻付
用リング部材大径部15の径が全く同じだと、フルカラー
の場合、1枚の転写紙に3〜4色転写した後、転写ドラ
ムより剥離し、定着を経てコピー画像を得たとき、色ズ
レの殆どない良好なコピー画像が得られている。
効果 本発明によれば、絶縁性フイルム巻付リング部材の絶縁
性フイルム巻付小径部の段差を、絶縁性フイルム膜厚と
最大転写紙厚の和より少し大きくすることにより、転写
時における、感光体ドラム、転写紙、絶縁性フイルム密
着による絶縁性フイルムの歪み力が非常に少なくなり、
局部的な転写不良が著しく改良され、また、リング部材
小径部周囲に巻付けられた絶縁性フイルムと枠体で構成
される円筒部外周長を、絶縁性フイルム巻付用リング部
材の大径部周長と等しいか、これより少し長くすること
により、絶縁性フイルムが感光体ドラムに常に正しい位
置で対面するようになる。
性フイルム巻付小径部の段差を、絶縁性フイルム膜厚と
最大転写紙厚の和より少し大きくすることにより、転写
時における、感光体ドラム、転写紙、絶縁性フイルム密
着による絶縁性フイルムの歪み力が非常に少なくなり、
局部的な転写不良が著しく改良され、また、リング部材
小径部周囲に巻付けられた絶縁性フイルムと枠体で構成
される円筒部外周長を、絶縁性フイルム巻付用リング部
材の大径部周長と等しいか、これより少し長くすること
により、絶縁性フイルムが感光体ドラムに常に正しい位
置で対面するようになる。
第1図は本発明による転写ドラムと感光体ドラムとの圧
接状態を示す断面図、第2図は転写ドラムを用いる複写
機の転写装置の説明図、第3図は従来例を示す第1図と
同様の図、である。 1……感光体ドラム、2……転写チャージャ、3……転
写ドラム、4……転写紙、12……絶縁性フイルム、13…
…リング部材、14……小径部、15……大径部、d……段
差、t……絶縁性フイルム膜厚。
接状態を示す断面図、第2図は転写ドラムを用いる複写
機の転写装置の説明図、第3図は従来例を示す第1図と
同様の図、である。 1……感光体ドラム、2……転写チャージャ、3……転
写ドラム、4……転写紙、12……絶縁性フイルム、13…
…リング部材、14……小径部、15……大径部、d……段
差、t……絶縁性フイルム膜厚。
Claims (1)
- 【請求項1】像担持体表面に形成されたトナー顕像を、
転写チャージャを内蔵した転写ドラムの表面に担持され
た転写紙に転写するよう構成された転写装置において、
転写ドラム用枠体の絶縁性フイルム巻付用リング部材の
絶縁性フイルム巻付部分の外径を、前記リング部材外径
に対し絶縁性フイルム膜厚と転写紙の最大紙厚の和より
も大きい段差を有する小径とし、該小径側周囲に巻付け
られた絶縁性フイルムと枠体で構成される円筒部外周長
を、絶縁性フイルム巻付用リング部材の大径外側周長と
等しいか、これより少し長くしたことを特徴とする転写
装置の転写ドラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60166858A JPH0731462B2 (ja) | 1985-07-30 | 1985-07-30 | 転写装置の転写ドラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60166858A JPH0731462B2 (ja) | 1985-07-30 | 1985-07-30 | 転写装置の転写ドラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6227779A JPS6227779A (ja) | 1987-02-05 |
JPH0731462B2 true JPH0731462B2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=15838946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60166858A Expired - Fee Related JPH0731462B2 (ja) | 1985-07-30 | 1985-07-30 | 転写装置の転写ドラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0731462B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5888656U (ja) * | 1981-12-10 | 1983-06-16 | 株式会社リコー | 転写ドラム |
JPS59119373A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-10 | Canon Inc | 画像形成装置 |
-
1985
- 1985-07-30 JP JP60166858A patent/JPH0731462B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6227779A (ja) | 1987-02-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6477348B2 (en) | Image forming apparatus | |
US5666193A (en) | Intermediate transfer of small toner particles | |
JPH02157779A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0731462B2 (ja) | 転写装置の転写ドラム | |
JPH09190112A (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP2708148B2 (ja) | カラー画像形成方法 | |
JP2556691B2 (ja) | 転写装置 | |
JPS6199179A (ja) | 転写装置 | |
KR100396572B1 (ko) | 전자 사진방식의 화상 형성장치용 감광매체 | |
JP3056792B2 (ja) | 画像形成装置の転写装置 | |
JPH10133451A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPH0734435Y2 (ja) | 複写機等の画像転写装置 | |
JPH0758407B2 (ja) | 転写型画像形成装置 | |
JP2887268B2 (ja) | 画像形成装置における多重転写装置 | |
JP3677393B2 (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPS63177183A (ja) | 転写装置 | |
JP2617789B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH079551B2 (ja) | 画面形成装置 | |
JPH0224667A (ja) | 画像形成装置 | |
KR100262512B1 (ko) | 전자사진형상장치의 블레이드 | |
JP2000075670A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPH11338269A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH04274270A (ja) | 転写装置 | |
JPH0629092B2 (ja) | シ−ト状材把持装置 | |
JPH04101181A (ja) | 電子写真プリンタの転写チャージャ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |