JP2000075670A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2000075670A
JP2000075670A JP10245010A JP24501098A JP2000075670A JP 2000075670 A JP2000075670 A JP 2000075670A JP 10245010 A JP10245010 A JP 10245010A JP 24501098 A JP24501098 A JP 24501098A JP 2000075670 A JP2000075670 A JP 2000075670A
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Kazuhiko Tsurumi
和彦 鶴見
Takeshi Setoriyama
武 世取山
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写材の裏汚れ及び画像不良の発生を防ぐこ
とができるカラー画像形成装置を提供すること。 【構成】 カラー画像形成装置において、転写ローラ
(接触帯電手段)10から成る転写ユニット5がこれを
像担持体(感光ドラム1)に対して当接/離間せしめる
接離機構(加圧バネ14、加圧コマ15及びカム部材1
6)を有し、転写ニップTへの転写材Pの搬送と転写ユ
ニット5の感光ドラム1への接離動作及び転写バイアス
印加のそれぞれのタイミングを、・転写材先端において
は、転写材Pの感光ドラム1と転写ユニット5間への進
入→転写ユニット5の当接→転写バイアスON→トナー
像先端の転写ニップTへの進入 ・転写材後端においては、トナー像後端の転写ニップ通
過→転写バイアスOFF→転写ユニット離間→転写材後
端の転写ポイント通過 の順で動作するよう設定するとともに、転写ローラ10
と感光ドラム1は転写材Pを介してのみ当接するよう構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いた複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ等
のカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に電子写真方式を用いた従来のカラ
ー画像形成装置の概略構成を示す。同図に示すカラー画
像形成装置(例えば、複写機、レーザービームプリン
タ、ファクシミリ等)は、像担持体101上に順次重ね
られた複数色のトナー像を一括して転写材Pに転写する
方式を採用するものであって、トナー像が転写される転
写材Pは転写ローラ10によって狭持搬送される。
【0003】このようなカラー画像形成装置にあって
は、一括転写を行う部位に転写ローラ10を用い、像担
持体101上に形成された複数色のトナー像に同期して
転写バイアス電源26によって所定の転写バイアスを転
写ローラ10に印加するよう構成されている。
【0004】ところで、転写ローラ10は、像担持体1
01上に複数色のトナー像が重ねられるまでの間は像担
持体101から離間しており、複数色のトナー像が一括
して転写材P上に転写されるタイミングに合わせて像担
持体101に当接されて一括転写ニップ(以後、転写ニ
ップTと称する)を形成する。そして、像担持体101
上に順次重ねられた複数色のトナー像の後端と先端の非
画像領域において転写ローラ10が像担持体101に当
接して転写ニップTが形成された後、転写バイアスが転
写ローラ10に印加される。
【0005】その後、レジストユニット7によって転写
材Pが搬送され、転写ニップTに転写材Pの先端が進入
する。そして、転写材Pへのトナー像の一括転写終了時
には、転写材Pの後端が転写ニップTを通過した後に転
写ローラ10への転写バイアスの供給を停止し、転写ロ
ーラ10が像担持体101から離間(転写ニップ解除)
する。
【0006】ここで、前記レジストユニット7は、転写
ローラ10よりも上流側に配置され、レジスト上ローラ
18とレジスト下ローラ19によってレジストニップR
を形成し、像担持体101上の複数色のトナー像が転写
材P上の所定の位置に転写されるように像担持体101
と同期をとって所定のタイミングで転写材Pを搬送す
る。
【0007】尚、像担持体101とは、多重現像方式を
採用する画像形成装置にあっては感光ドラムであり、多
重転写方式を採用する画像形成装置にあっては中間転写
体である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
カラー画像形成装置には以下のような問題があり、以
下、従来のカラー画像形成装置における問題の発生要因
について説明する。
【0009】従来のカラー画像形成装置においては、像
担持体101上に複数色のトナー像が重ねられた後、該
トナー像の後端と先端の非画像領域において転写ローラ
10が像担持体101に当接して転写ニップTを形成す
る。このように転写ニップTが形成された状態において
転写バイアスが転写ローラ10に印加された後、レジス
トユニット7によって所定のタイミングで搬送が開始さ
れた転写材Pの先端が転写ニップTに進入する。
【0010】そして、転写材Pへのトナー像の一括転写
終了時には、転写材Pの後端が転写ニップTを通過した
後、転写ローラ10への転写バイアスの供給が停止さ
れ、転写ローラ10が像担持体101より離間(転写ニ
ップ解除)する。尚、像担持体101には接離可能な不
図示のクリーニング装置が配設されており、該クリーニ
ング装置をトナー像転写後の像担持体101の表面に当
接させて残った転写残トナーを除去するよう構成されて
いるが、転写残トナーを全て除去することは不可能であ
る。
【0011】図7に示すように、転写材Pが転写ニップ
Tへ進入する以前において転写ローラ10が像担持体1
01に当接して該転写ローラ10に転写バイアスが印加
されることによって転写残トナー23が転写ローラ10
側に吸着される。微量の転写残トナー23であれば転写
ローラ10が保持可能であるが、累積印字枚数の増加に
伴って転写残トナー23は転写ローラ10の表面に蓄積
する。
【0012】そして、保持許容量を超えたときには、図
8に示すように、転写残トナー23が付着した部分が転
写ローラ10の回転に伴って次に転写ニップTに到達し
た際に転写材Pの裏面に転写残トナー23が転写され
る。
【0013】又、転写材P後端が転写ニップTを通過し
てから転写ニップ解除までの間での非通紙時における転
写ローラ10の当接時においても同様に転写残トナー2
3が転写ローラ10側に吸着されて次の転写材Pに転写
される。
【0014】このように転写材Pの裏面に転写された転
写残トナー23は、転写ローラ10の周期で搬送方向に
垂直な帯状の汚れ(裏汚れ)を引き起こす。この現象の
ために転写材Pの何も描かれていない裏面の印象を損ね
るばかりか、両面印字における裏面画像不良やOHPシ
ートの透過不良等の不具合が発生する。
【0015】又、同様に転写ローラ10が像担持体10
1に当接してこれに転写バイアスが印加された状態の転
写ニップTに、図10に示す端部形状を有する転写材P
が図9に示す方向に進入したときに該転写材Pが像担持
体101に静電吸着してしまうという問題もあった。こ
れは、図9に示すように、転写材P先端部のバリ側が像
担持体101側となるように搬送されたとき、バリ先端
が像担持体101に接触した瞬間に転写材Pと像担持体
101の間に電界が発生し、像担持体101側に転写材
Pを吸引しようとする静電気力が生じるためである。
【0016】その結果、転写材Pは像担持体101に巻
き付いたまま正常に排出されず、機内に滞留してしまう
ばかりか、転写材Pが巻き付いた状態で像担持体101
が回転を続ければ、現像位置に到達した転写材Pが現像
装置内に進入して同装置を破損させることもあった。
【0017】ところで、像担持体101への転写材Pの
静電吸着は転写バイアス印加タイミングを遅らせること
で回避可能であるが、図4に示す転写バイアス印加時に
生じる電圧のオーバーシュート及び定格電圧が発生する
までの立ち上がりに要する時間を考慮しなければ、電圧
不足による画像先端転写抜け及び過電圧による画像先端
突き抜けが発生するという問題が発生する。電圧不足に
よる画像先端転写抜けとは画像先端が全く転写されてい
ない状態であり、過電圧による画像先端突き抜けとは部
分的に白く抜けてしまうものである。これらの現象は共
に画像の印象を悪くするばかりか、識別不可能となる場
合もある。
【0018】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、転写材の裏汚れ及び画像不良
の発生を防ぐことができるカラー画像形成装置を提供す
ることにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、像担持体上に複数色のトナ
ー像を順次形成し、該トナー像を接触転写手段によって
転写材に一括転写するカラー画像形成装置において、前
記接触転写手段から成る転写ユニットがこれを前記像担
持体に対して当接/離間せしめる接離機構を有し、転写
ニップへの転写材の搬送と転写ユニットの像担持体への
接離動作及び転写バイアス印加のそれぞれのタイミング
を、 ・転写材先端においては、転写材の像担持体と転写ユニ
ット間への進入→転写ユニットの当接→転写バイアスO
N→トナー像先端の転写ニップへの進入 ・転写材後端においては、トナー像後端の転写ニップ通
過→転写バイアスOFF→転写ユニット離間→転写材後
端の転写ポイント通過の順で動作するよう設定するとと
もに、接触転写手段と像担持体は転写材を介してのみ当
接するようにしたことを特徴とする。
【0020】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記接触転写手段を転写ベルトで構成する
ことを特徴とする。
【0021】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記接触転写手段を転写ローラで構成する
ことを特徴とする。
【0022】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記像担持体をドラム型の電子写真感光体
で構成することを特徴とする。
【0023】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記像担持体をドラム型の中間転写体で構
成することを特徴とする。
【0024】請求項6記載の発明は、 像担持体上に複
数色のトナー像を順次形成し、該トナー像を接触転写手
段によって転写材に一括転写するカラー画像形成装置に
おいて、前記接触転写手段から成る転写ユニットがこれ
を前記像担持体に対して当接/離間せしめる接離機構を
有し、転写材先端の像担持体と転写ユニット間への進入
→転写ユニットの当接→転写バイアスON→トナー像先
端の転写ニップへの進入の順で動作するとき、転写バイ
アスONからトナー像先端の転写ニップへの進入までの
時間をtとすると、 t≧10(msec) に設定することを特徴とする。
【0025】従って、本発明によれば、転写ニップ形成
時の転写手段と像担持体が転写材を介してのみ当接する
ことによって像担持体表面に残留する転写残トナーの転
写手段への吸着が規制され、裏汚れ及び画像不良の発生
が防がれる。
【0026】又、転写材が転写ニップに進入した後、転
写手段に転写バイアスを印加することによって、転写材
先端の裁断形状や転写材の種類に左右されず、転写材の
像担持体側への静電吸着を防いで該転写材を安定して搬
送することができる。
【0027】更に、転写バイアス印加からトナー像先端
の転写ニップへの進入時間を規定することによって画像
先端転写抜けや突き抜け等の転写不良の発生を防ぐこと
ができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0029】<実施の形態1>図1は本発明に係るカラ
ー画像形成装置の一例としてカラーレーザープリンタの
概略断面図である。尚、図1に示すカラーレーザープリ
ンタは4色多重現像を行うことによってフルカラープリ
ント(画像形成)を行うものである。
【0030】図1に示すカラーレーザープリンタは、像
担持体としてドラム型の電子写真感光体(以下、感光ド
ラムと称する)1を備えており、この感光ドラム1は不
図示の駆動手段によって矢印R1方向に所定のプロセス
スピード(周速度)で回転駆動される。
【0031】而して、上記感光ドラム1は回転過程にお
いて1次コロナ帯電器2によって所定の極性及び電位に
一様に帯電処理され、次いで画像露光手段(例えば、カ
ラー原稿画像の色分解・結像露光光学系、画像情報の時
系列電気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザ
ービームを出力するレーザースキャナによる走査露光系
等)による画像露光3を受けることによって目的のカラ
ー画像の第1の色成分像(例えば、イエロー成分像)に
対応した静電潜像が形成される。
【0032】次いで、上記静電潜像が現像装置4の第1
現像器(イエロー現像器)4Yによって第1色であるイ
エロートナーYにより現像される。
【0033】イエロー、マゼンタ、シアン及びブラック
の各現像器4Y,4M,4C,4BKは、矢印R4方向
に回転可能なロータリ4aに搭載されており、現像に供
される現像器(4Y,4M,4C,4BK)がロータリ
4aの矢印R4方向の回転によって感光ドラム1に対向
する現像位置Dに配置される。
【0034】前記イエロートナー像は次行程では転写材
Pに転写されず、感光ドラム1は次のトナー像を現像す
るために再び1次コロナ帯電器2によって所定の極性及
び電位に一様に帯電処理され、カラー画像の第2の色成
分像(例えば、マゼンタ成分像)に対応した静電潜像が
形成され、この静電潜像は第2色であるマゼンタトナー
Mによって現像される。
【0035】以下同様に、第3色目(例えば、シア
ン)、第4色目(例えば、ブラック)が順次感光ドラム
1上に重畳現像され、目的のカラー画像に対応した合成
カラートナー像が形成される。
【0036】尚、本実施の形態で用いたトナーは非磁性
トナーであり、その平均粒径は8μm、通常環境(温度
25℃、相対湿度50%)での平均トナートリボは約−
25μC/gである。
【0037】一方、レジストユニット7は、転写ニップ
Tの上流に配置されて転写ニップTにおける一括転写工
程時の画像と転写材Pとの位置合わせを行う。このレジ
ストユニット7は、感光ドラム1の軸に平行に配置され
たレジスト上ローラ18をレジスト下ローラ19に不図
示のレジスト加圧バネで圧接することによってレジスト
ニップRを形成している。尚、レジスト上ローラ18と
レジスト下ローラ19は不図示の電磁式クラッチによっ
て回転/停止動作を繰り返し行うことが可能である。
【0038】転写材Pの厚みに対応して上下動するレジ
スト上ローラ18とそれに追従して動くレジスト上ガイ
ド22及びレジスト下ローラ19がそれぞれ不図示の焼
結軸受を介してレジスト下ガイド21によって支持され
ており、レジスト加圧バネを軸受に掛け渡すことによっ
てレジスト上ローラ18が加圧されるよう構成されてい
る。又、レジスト下ガイド21は不図示のバリスタ又は
抵抗を介してグランドに接地されており、転写ニップT
からの転写材Pを経由した転写電流の流出を防止するよ
うに構成されている。
【0039】而して、転写材Pはレジストユニット7に
よって感光ドラム1上のトナー像にタイミングを合わせ
て給紙されて転写ユニット5に送り込まれる。
【0040】上記転写ユニット5は感光ドラム1の下方
に配置されて転写部を構成しており、この転写ユニット
5には転写ベルト12が矢印R12方向に回転(移動)
するように配置されている。ここで、転写ベルト12は
感光ドラム1の軸に平行に配置された転写ローラ(従動
ローラ)10と転写ベルト駆動ローラ(駆動ローラ)1
1とに掛け渡されている。
【0041】尚、転写ローラ10及び駆動ローラ11は
SUS等の芯金と導電性ウレタンゴム等の表層(抵抗1
4 Ω〜107 Ω程度)とによって構成され、全体とし
ての抵抗が104 Ω以下になるように設定されており、
転写バイアス電源26によって所定の転写バイアスが両
ローラ10,11に印加される。転写ベルト12として
は基層が熱硬化性ウレタンエラストマー、表層がフッ化
ビニリデンゴムから成る2層構造のものが使用され、そ
の厚みは0.3mm、全体抵抗は1010Ωである。又、
転写ベルト12を転写ローラ10と転写駆動ローラ11
とに掛け渡したときの伸張度は約5%である。
【0042】転写ユニット5においては、転写フレーム
9によって転写ローラ10と転写ベルト駆動ローラ11
とが不図示の軸受を介してそれぞれ支持されており、転
写ローラ10側がほぼ上下方向に揺動可能に構成されて
いる。転写フレーム9の一方の端部は加圧バネ(圧縮バ
ネ)14を介して加圧コマ15によって支持されてお
り、加圧コマ15はカム部材16の回転によって上下方
向に移動し、これによって転写ユニット5全体が感光ド
ラム1に対して接離動作を行う。即ち、カム部材16が
軸16aを中心として図1の時計方向に回転駆動される
と、加圧コマ15が下降し、加圧バネ14を介して転写
フレーム9の転写ローラ10側が下降し、これによって
転写ベルト12が感光ドラム1表面から離間する。
【0043】一方、カム部材16が図1に示す位置に配
置されると、加圧コマ15が押し上げられ、加圧バネ1
4を介して転写フレーム9の転写ローラ10側が押し上
げられ、これによって転写ベルト12が感光ドラム1表
面に当接されて転写ニップTを形成する。このときの当
接圧(転写圧)は総圧で4kgとなるように設定されて
いる。尚、転写ユニット5の接離動作は画像形成装置に
設けられている不図示の電磁クラッチと加圧カム16に
よって所定のタイミングで行われる。
【0044】転写前ガイド8は転写フレーム9によって
転写ローラ10の上流側に該転写ローラ10に対して所
定の間隔を保って支持されており、レジストユニット7
から送り出された転写材Pの搬送経路を安定させてい
る。又、この転写前ガイド8は、転写ローラ10に追従
して上下方向に揺動し、転写材Pの転写ニップTへの進
入タイミングに合わせて感光ドラム1に対して所定の間
隔で近接することによって搬送経路を確保する。更に、
転写前ガイド8は、接点板25を介してレジストユニッ
ト7に繋がれ、レジストユニット7と等電位となってい
る。
【0045】而して、感光ドラム1上の多重現像された
4色トナー像は、転写ローラ10と駆動ローラ11に転
写バイアスを印加することによって転写ニップTにおい
て転写材Pに転写される。
【0046】又、図1において、感光ドラム1の左方に
はクリーニング装置6が配置されている。このクリーニ
ング装置6は感光ドラム1に対して接離自在に配設され
ており、クリーニングブレード6aを感光ドラム1表面
に当接させてトナー像転写後の感光ドラム1表面に残っ
た転写残トナーを除去する。尚、感光ドラム1上のトナ
ー像が現像されている間は、前記転写ユニット5及びク
リーニング装置6は感光ドラム1表面から離間してい
る。
【0047】そして、トナー画像の転写を受けた転写材
Pは定着装置17に搬送され、定着装置17において定
着ローラ17aと加圧ローラ17bによって加熱加圧処
理されて表面にトナー像が定着され、その後、画像形成
装置本体外に排出される。
【0048】以下に転写工程について更に詳述する。
【0049】転写手段である転写ベルト12と対向する
感光ドラム1は、帯電された領域VD とトナーが現像さ
れる領域VL を有しており、通常300V〜500Vの
電位差がある。転写時にはこれらの電位差(言い換えれ
ば負荷インピーダンスの差)を吸収するだけの電圧で転
写しなければ、転写材P上のトナーが転写後に飛び散っ
てしまう。これは、転写電圧が低い場合、前記負荷イン
ピーダンスの差で転写電荷がVD 部には多く、VL には
少なく供給されてしまうため、転写材Pの裏に局部的に
転写電荷のムラが生じ、転写後の転写材P上のトナーが
L 部からVD部に飛び散ってしまうことによって生じ
る。従って、この負荷インピーダンスの差を吸収するだ
けの高い転写電圧を発生させる或る程度高い抵抗を有す
る転写ベルトを使用しなければならない。
【0050】而して、感光ドラム1上に4色(イエロ
ー、マゼンタ、シアン及びブラック)の合成カラートナ
ー像が形成されると、転写材Pはレジストユニット7に
よって感光ドラム1上のトナー像にタイミングを合わせ
て転写前ガイド8を経由して転写ニップTが形成される
部位(転写ポイント)T0 に搬送される(図2参照)。
又、これと同時に転写ユニット5も感光ドラム1上のト
ナー像にタイミングを合わせて感光ドラム1への当接動
作を開始するが、図3に示すように、転写材Pが常に感
光ドラム1と転写ユニット5に設けられた転写ベルト1
2の間に介在した状態でのみ当接するように動作タイミ
ングを設定されている。
【0051】転写ユニット5は、加圧カム16が回転し
て転写ユニット5内の加圧コマ15を押し上げることに
よって上方に回動し、転写ベルト12と転写ローラ10
が感光ドラム1に当接する。
【0052】しかし、転写ベルト5と転写ローラ10が
感光ドラム1に当接した瞬間には加圧バネ14は未だ殆
ど圧縮されていないため、感光ドラム1には転写ベルト
12と転写ローラ10の当接ショックは殆ど発生しな
い。従って、露光・現像工程を継続している感光ドラム
1への当接ショックによる振動や位置ズレ等の悪影響が
なく、感光ドラム1上にはピッチムラの無い4色の各ト
ナー像がズレることなく正確に合成されるため、解像度
が高くて色再現性も高い合成カラートナー像が形成され
る。
【0053】加圧カム16が更に回転し、その頂部が加
圧コマ15に接触して固定されると、加圧バネ14も徐
々に圧縮され、最終的には設定圧4kgで転写ベルト1
2及び転写ローラ10を感光ドラム1に当接させる。転
写材Pが転写ニップ形成位置T0 (図2参照)に進入
し、転写ユニット5が感光ドラム1への当接動作が終了
すると、図1に示す転写バイアス電源26よって転写ロ
ーラ10に所定のバイアスが印加され、感光ドラム1上
の4色トナー像が転写される。図3が転写バイアス印加
時期の状態を示すものとすると、同図に示すtは上述の
関係が成立するようにその値が設定されている。
【0054】而して、転写が完了した転写材Pは、静電
容量の大きな転写ベルト12によって感光ドラム1から
分離されて吸着・搬送される。
【0055】又、転写動作終了時には、トナー像後端が
転写ニップTを通過した後に転写バイアスの供給を停止
すると同時に、転写ユニット5が感光ドラム1からの離
間動作を開始する。このとき、転写材Pの後端が転写ニ
ップTを通過する以前に転写ユニット5に設けられた転
写ベルト12が感光ドラム1より離間するようにそれぞ
れのタイミングが設定されている。
【0056】尚、本実施の形態におけるそれぞれの転写
バイアス値は、通常環境下(温度25度、相対湿度50
%)で感光ドラム1の帯電された領域VD で−500〜
550V、トナーが現像される領域VL で−170〜−
180Vとされ、一括転写工程時の転写バイアスは定電
圧制御で+200〜+300Vとされる。
【0057】そして、転写ベルト12に吸着・搬送され
る転写材Pは、転写ベルト12の下流で曲率分離された
後、定着装置17によって加熱定着させる。
【0058】上述の転写材Pの搬送、転写ニップTの形
成及び転写バイアス印加の一連の動作を、転写材P先端
においては、転写材Pの感光ドラム1と転写ユニット5
間(転写ニップ形成位置T0 )への進入→転写ユニット
5当接→転写バイアスON→トナー像先端27の転写ニ
ップへの進入の順で行う。
【0059】又、転写材P後端においては、 トナー像後端転写ニップT通過→転写バイアスOFF→
転写ユニット5離間→転写材P後端の転写ニップ形成位
置T0 通過 の順で行い、転写ユニット5と感光ドラム1が常に転写
材Pを介してのみ当接するようにこれらの値を設定する
ことによって、クリーニング装置6では除去し切れなか
った感光ドラム1上の転写残トナー23の転写ベルト1
2側への吸着を規制し、転写材Pの裏汚れや両面印字に
おける裏面画像不良、OHPシートの透過不良等の不具
合を解消し、鮮明なカラー出力画像を得ることができ
る。
【0060】又、転写材P先端において上記タイミング
で動作することによって、転写材P端部の裁断形状や吸
湿度合によるカール形状等に起因する転写材Pの感光ド
ラム1側への静電吸着を回避し、該転写材Pの機内への
滞留及び現像装置4の破損を防ぐことができる。
【0061】更に、転写材P先端の感光ドラム1と転写
ユニット5間(転写ニップ形成位置T0 )への進入→転
写ユニット当接→転写バイアスON→トナー像先端27
の転写ニップへの進入の順で動作するとき、転写バイア
スONからトナー像先端27の転写ニップTへの進入ま
での時間をtとすると、 t≧10(msec) となるようにこの値を設定することによって、転写バイ
アス印加時に生じる電圧のオーバーシュート及び定格電
圧が発生までのタイムラグを解消し、電圧不足による画
像先端転写抜け及び過電圧による画像先端突き抜けの無
い出力画像が得られる。図4に示すように、転写バイア
スのオーバーシュート及び安定までの時間は10mse
c以内であるため、前記設定によれば画像先端部から転
写不良を防止することが可能となる。
【0062】本実施の形態では、転写材P先端からトナ
ー像先端27までに非画像領域を5mm設け、転写材P
先端が転写ニップ形成位置T0 に進入した時間を基準
(0msec)としたときに、転写ユニット5が感光ド
ラム1に当接するまでの時間を25msec、転写バイ
アスが印加されるまでの時間を31msec、トナー像
が転写ニップTに進入するまでの時間を43msecと
している。又、転写されたトナー像後端から転写材P後
端までに非画像領域を5mm設け、トナー像後端が転写
ニップTを通過した時間を基準(0msec)としたと
きに、転写バイアス供給を停止するまでの時間を15m
sec、転写ユニット5が感光ドラム1から完全に離間
するまでの時間を35msec、転写材P後端が転写ニ
ップ形成位置T0 を通過するまでの時間を43msec
としている。
【0063】転写工程時の一連の動作を上述のように設
定し、これらの動作を転写材Pの先端及び後端の印字領
域外でのみ行うことによって、裏汚れ及び先端転写不良
問題を解消し、転写材Pの感光ドラム1への巻き付きに
よる機内滞留ジャム率を低下させ、通常環境下ではジャ
ム率1/10000以下を実現することができた。
【0064】尚、本実施の形態においては、接触転写手
段として転写ベルト12を使用したが、これに代えて導
電性ゴムや導電性樹脂等から成る帯電ローラを使用する
こともできる。又、像担持体としてドラム状の感光ドラ
ム1を使用したが、これに代えてベルト状の感光ベルト
を使用することもできる。
【0065】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態を図5に基づいて説明する。
【0066】図5は電子写真プロセスを利用したカラー
画像形成装置(例えば、複写機、レーザープリンタ)の
概略構成を示す縦断面図であり、該カラー画像形成装置
は、実施の形態1とは異なり、感光ドラム1上に順次形
成したトナー像を一旦中間転写ドラム(中間転写体)2
0に順次1次転写して該中間転写ドラム20上に複数の
トナー像を重ね、その後、これら複数のトナー像を中間
転写ドラム20上から転写材P上に一括して2次転写す
るものである。尚、図5においては、図1に示したと同
一要素には同一符号を付しており、以下、それらについ
ての説明は省略する。
【0067】図5に示したカラー画像形成装置は、像担
持体として感光ドラム1を備えており、該感光ドラム1
は不図示の駆動手段によって矢印R1方向に所定のプロ
セススピード(周速度)で回転駆動される。
【0068】而して、感光ドラム1は回転過程において
1次帯電ローラ2Aにより所定の極性及び電位に一様に
帯電処理され、次いで露光手段(例えば、カラー原稿画
像の色分解・結像露光光学系や画像情報の時系列電気デ
ジタル画素信号に対応して変調されたレーザービームを
出力するレーザースキャナによる走査露光系等)による
画像露光3を受けることによって目的のカラー画像の第
1の色成分像(例えば、イエロー成分像)に対応した静
電潜像が形成される。
【0069】次に、上記静電潜像が第1のイエロー現像
器4Yによって第1色であるイエロートナーYにより現
像される。イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの
各現像器4Y,4M,4C,4BKは、矢印R4方向に
回転可能なロータリ4aに搭載されており、このロータ
リ4aの回転によって、現像に供される現像器4Y,4
M,4C,4BKが感光ドラム1表面に対向する現像位
置Dに配置される。
【0070】尚、本実施の形態においては、通常環境
(温度25度、相対湿度50%)下で、感光ドラム1の
帯電された領域の電位VD は−500〜550V、トナ
ーが現像される領域の電位VL は−170〜−180V
である。
【0071】感光ドラム1には中間転写ドラム20が接
触配置され、この中間転写ドラム20は矢印R20方向
に感光ドラム1の矢印R1方向の回転と同じ周速度で回
転駆動されている。
【0072】而して、感光ドラム1上に形成担持された
第1色のイエロートナー画像は、感光ドラム1と中間転
写ドラム20との間の1次転写ニップT1 を通過する過
程で中間転写ドラム20に不図示の1次転写バイアス電
源から印加される1次転写バイアスによって形成される
電界と圧力によって中間転写ドラム20表面に1次転写
(中間転写)されていく。以後、この工程を一次転写と
称する。
【0073】以下、同様に第2色のマゼンタトナー像、
第3色のシアントナー像、第4色のブラックトナー像が
順次中間転写ドラム20上に重畳転写され、目的のカラ
ー画像に対応した合成カラートナー像が中間転写ドラム
20表面に形成される。
【0074】尚、本実施の形態における1次転写バイア
スは、通常環境(温度25度、相対湿度50%)におい
て+300Vに設定されている。
【0075】ところで、中間転写ドラム20の下方には
転写ベルト12が配置されており、この転写ベルト12
は中間転写ドラム20に対応して平行に軸受けされて中
間転写ドラム20に下方から接触している。そして、こ
の転写ベルト12は転写ローラ(バイアスローラ)10
と転写ベルト駆動ローラ(テンションローラ)11とに
よって支持され、転写ローラ10には転写バイアス電源
26によって所望の2次転写バイアスが印加されてい
る。
【0076】尚、本実施の形態における転写バイアスは
定電圧制御で+20μAであり、通常環境(温度25
度、相対湿度50%)においては+1200〜+150
0Vの電圧が発生する。
【0077】感光ドラム1から中間転写ドラム20への
第1〜第4色のトナー像の順次重畳転写のための1次転
写バイアスは、トナーとは逆極性(+)で不図示の1次
転写バイアス電源から印加される。感光ドラム1から中
間転写ドラム20への第1〜第4色のトナー像の順次転
写実行工程において、転写ベルト12及び中間転写体ク
リーニングローラ24は中間転写ドラム20に対して接
離可能に構成されている。
【0078】中間転写ドラム20上に重畳転写された合
成カラートナー像の転写材Pへの2次転写は、中間転写
ベルト12が中間転写ドラム20に当接されるととも
に、給紙カセット13からレジストユニット7及び転写
ガイド8を通過して中間転写ドラム20と転写ベルト1
2との間の2次転写ニップT2 に所定のタイミングで転
写材Pが給送され、同時に2次転写バイアスがバイアス
電源26から転写ローラ10に印加されることによって
なされる。この2次転写バイアスにより中間転写ドラム
20から転写材Pへ合成カラートナー像が一括して2次
転写される。以後、この工程を2次転写と称する。
【0079】而して、トナー画像転写を受けた転写材P
は定着装置17へ導入されて加熱定着される。そして、
転写材Pへの画像転写が終了した後、中間転写ドラム2
0上の2次転写残トナーは中間転写ドラム20に当接す
る中間転写体クリーニングローラ24によって除去され
る。
【0080】以下、本実施の形態における転写工程につ
いて説明する。
【0081】本実施の形態において用いた中間転写ドラ
ム20は、例えば円筒状の導電性支持体上に少なくとも
ゴム、エマストマー及び樹脂より成る弾性層を形成し、
更にその弾性層の上に1層以上の被膜層を形成してロー
ラ状に構成される。尚、円筒状導電性支持体としては、
アルミニウム、鉄、銅、ステンレス等の金属や合金、カ
ーボンや金属粒子等を分散した導電性樹脂等を用いるこ
とができ、その形状としては円筒状や円筒の中心に軸を
貫通したもの、円筒の内部に補強を施したもの等が採用
される。本実施の形態で用いた芯金は厚さ3mmのアル
ミニウムの円筒の内部に補強を施したものである。
【0082】中間転写ドラム20に用いる弾性層の厚み
としては、1次転写ニップT1 及び2次転写ニップT2
の形成、回転による色ズレ、材料コスト等の面で0.5
〜7mmが望ましく、又、表層膜厚としては、下層の弾
性層の柔軟性を更にその上層或は感光ドラム1表面に伝
えるために薄層にすることが好ましく、具体的には20
〜200μmが望ましい。本実施の形態では、弾性層の
肉厚を5mm、表層膜厚を30μmとし、中間転写ドラ
ム20のトータルの外径をφ186mmとした。
【0083】又、弾性層には、抵抗値のみを重視してア
クリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)に導電材と
してケッチェンブラックを分散して体積低効率を105
〜108 Ωcmに制御したものを用いた。尚、本実施の
形態においては弾性層の抵抗値を107 Ωcmとした。
【0084】中間転写ドラム20の表層にはウレタン樹
脂をバインダーとしてPTFEパウダー200部を分散
したものを用いた。成型方法としては弾性層の上にスプ
レー塗布して研磨する方法が採用される。このようにし
て作製された中間転写ドラム20の抵抗値は2×107
Ωであった。
【0085】中間転写ドラム20上に4色(イエロー、
マゼンタ、シアン及びブラック)の合成カラートナー像
が形成されると、転写材Pはレジストユニット7によっ
て中間転写ドラム20上のトナー像にタイミングを合わ
せて転写前ガイド8を経由して2次転写ニップT2 に搬
送され、所定の2次転写加圧力と2次転写バイアスが印
加されるが、このときの一括転写工程(2次転写)は実
施の形態1と同様のタイミングで行われ、転写材P上に
4色のトナー像が転写される。
【0086】以上述べたように、本実施の形態によれ
ば、中間転写ドラム20を使用したカラー画像形成装置
においても実施の形態1と同様に転写ユニット5と中間
転写ドラム20が転写材Pを介してのみ当接することに
よって、転写材Pの裏汚れや両面画像不良、OHPシー
トの透過不良等の不具合が解消され、転写材Pの状態に
よる中間転写ドラム20側への巻き付きを回避すること
ができる。
【0087】又、2次転写バイアス印加時間を規定する
ことによって、転写バイアス印加直後の電圧不足及び過
電圧による画像先端転写抜けや突き抜けを防止すること
が可能となった。
【0088】尚、本実施の形態においては、接触転写手
段として転写ベルト12を使用したが、これに代えて導
電性ゴムや導電性樹脂等から成る帯電ローラを使用する
こともできる。又、像担持体としてドラム状の感光ドラ
ム1を使用したが、これに代えてベルト状の感光ベルト
を使用することもできる。
【0089】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、転写ニップ形成時の転写手段と像担持体が転写
材を介してのみ当接することによって像担持体表面の転
写残トナーの転写手段への吸着を規制し、裏汚れ及び画
像不良の発生を防ぐことができるという効果が得られ
る。
【0090】又、本発明によれば、転写材が転写ニップ
に進入した後、転写手段に転写バイアスを印加すること
によって、転写材先端の裁断形状や転写材の種類に左右
されず、転写材の像担持体側への静電吸着を防いで転写
材の安定した搬送を実現することができるという効果が
得られる。
【0091】更に、本発明によれば、転写バイアス印加
からトナー像先端の転写ニップへの進入時間を規定する
ことによって画像先端転写抜けや突き抜け等の転写不良
の発生を防ぐことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装
置の縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装
置要部の拡大断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装
置要部の拡大断面図である。
【図4】転写バイアス印加時に生ずる電圧のオーバーシ
ュートと定格電圧が発生するまでの立ち上がりに要する
時間(タイムラグ)を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係るカラー画像形成装
置の縦断面図である。
【図6】従来のカラー画像形成装置要部(転写ニップ
部)の断面図である。
【図7】従来のカラー画像形成装置要部(転写ニップ
部)の断面図である。
【図8】従来のカラー画像形成装置要部(転写ニップ
部)の断面図である。
【図9】従来のカラー画像形成装置要部(転写ニップ
部)の断面図である。
【図10】転写材の端部形状及びカール形状を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 感光ドラム(電子写真感光体、像担持体) 5 転写ユニット 10 転写ローラ(接触帯電手段) 12 転写ベルト(接触帯電手段) 14 加圧バネ(接離機構) 15 加圧コマ(接離機構) 16 カム部材(接離機構) 20 中間転写ドラム(中間転写体、像担持体) 26 転写バイアス電源 P 転写材 T 転写ニップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に複数色のトナー像を順次形
    成し、該トナー像を接触転写手段によって転写材に一括
    転写するカラー画像形成装置において、 前記接触転写手段から成る転写ユニットがこれを前記像
    担持体に対して当接/離間せしめる接離機構を有し、転
    写ニップへの転写材の搬送と転写ユニットの像担持体へ
    の接離動作及び転写バイアス印加のそれぞれのタイミン
    グを、 ・転写材先端においては、 転写材の像担持体と転写ユニット間への進入→転写ユニ
    ットの当接→転写バイアスON→トナー像先端の転写ニ
    ップへの進入 ・転写材後端においては、 トナー像後端の転写ニップ通過→転写バイアスOFF→
    転写ユニット離間→転写材後端の転写ポイント通過の順
    で動作するよう設定するとともに、接触転写手段と像担
    持体は転写材を介してのみ当接するようにしたことを特
    徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記接触転写手段は、転写ベルトである
    ことを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記接触転写手段は、転写ローラである
    ことを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記像担持体は、ドラム型の電子写真感
    光体であることを特徴とする請求項1記載のカラー画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 前記像担持体は、ドラム型の中間転写体
    であることを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 像担持体上に複数色のトナー像を順次形
    成し、該トナー像を接触転写手段によって転写材に一括
    転写するカラー画像形成装置において、 前記接触転写手段から成る転写ユニットがこれを前記像
    担持体に対して当接/離間せしめる接離機構を有し、 転写材先端の像担持体と転写ユニット間への進入→転写
    ユニットの当接→転写バイアスON→トナー像先端の転
    写ニップへの進入の順で動作するとき、転写バイアスO
    Nからトナー像先端の転写ニップへの進入までの時間を
    tとすると、 t≧10(msec) に設定することを特徴とするカラー画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN100407068C (zh) * 2003-07-14 2008-07-30 三星电子株式会社 防止转印辊被污染的方法和装置以及多通道彩色成像系统
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