JP3677393B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像形成装置に関するものであり、特に、中間転写体を用いてカラー画像を形成する装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として中間転写体を円筒状にして中間転写フィルム(非伸縮性フィルム)を巻いた例が特開平5−35125号公報に開示されている。
この特許によると、中間転写体が導電性弾性体と着脱自在な転写フィルムで構成されていてフィルムの固定手段を有しているため、フィルムの張力の付与も考慮しつつ保守交換も可能であるという特徴がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来技術は、次のような問題点を有していた。
つまり、従来技術ではフィルム固定手段があるとはいっても中間転写体を回転駆動するうちに感光体,2次転写ローラとの接触によって転写フィルムが接線方向に摩擦力を受け、部分的なズレが生じてフィルムと導電性弾性体との間に浮きが生じ、2次転写時や用紙の分離電極による用紙の分離時に導通路が絶たれて転写不良や分離不良が発生するという問題があった。
また、導電性弾性体を発泡体で形成した場合には、弾性体中のセルによりフィルムとの密着性が低下するため、導通路の抵抗が高くなり電荷が抜けにくいということが生じるが、さらに弾性力を上げるためにセル径を大きくすれば、このような現象は顕著に現れるものである。
【0004】
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、導電性弾性体と非伸縮性フィルムに部分的なズレを生じることが無く、転写ローラや感光体の接点での摩耗を無くすることができ、常に一定の転写が可能で、高耐久の中間転写体を提供することを目的とする。
また、他の目的は、導電性弾性体と非伸縮性フィルムが部分的なズレを生じたとしても、良好な転写画像が得るカラー画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の問題点を解決するために、静電潜像を形成するための像担持体と、複数色のトナーが収納され、前記トナーを順次前記静電潜像に現像させる現像手段と、現像された前記トナーを一旦、転写させて多重転写のトナー像を形成する中間転写体と、を具備し、前記中間転写体は導電性支持体表面に導電性弾性体を介して非伸縮性フィルムを巻回させて構成したカラー画像形成装置において、前記非伸縮性フィルムの一端は固定され、他端は張力を付与させて前記導電性弾性体に密着できるよう構成した張力付与手段を具備すると共に、前記非伸縮性フィルムの張力を付与する方向が前記中間転写体の回転方向と成るように構成したことを特徴とする。
また、前記張力付与手段は、前記非伸縮性フィルムの固定される側を前記中間転写体の回転方向上流側に位置し、さらに前記張力を付与する側を回転方向下流側に位置するように配置させたことを特徴とする。
さらに、前記中間転写体における導電性支持体の直径をD1,導電性弾性体の厚みをt1、非伸縮性フィルムの厚みをt2,前記非伸縮性フィルムを巻回させて張力を付与した後の中間転写体外径をD2とすると、
D2<D1+2(t1+t2)
となるように前記張力付与手段を調整しても良い。
これにより、部分的なズレが軽減され、転写ローラや感光体の接点での摩耗を無くすることができ、高耐久の中間転写体が提供でき、常に良好な転写が可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
図1は、本発明のカラー画像形成装置の構成図であり、感光体1、スコロトロン帯電器等の帯電手段2、レーザ光学系等の露光手段3、4色毎の4個の現像手段4a〜4d、転写前除電ランプ5、クリーニング手段6、主除電ランプ7、中間転写体8、転写手段9よりなる。
【0007】
1色目は、帯電手段2、露光手段3、および現像手段4a〜4dのいずれか1つにより現像され中間転写体8上に一次転写される。2色目は、クリーニング手段6で1色目の残留トナーがクリーニングされ、主除電ランプ7で除電した後、再び帯電手段2、露光手段3、および現像手段4a〜4dのいずれか1つにより現像され、転写前除電ランプ5により除電させ、中間転写体8上に一次転写される。
【0008】
3色目・4色目も2色目と同様に中間転写体8上に転写した後、転写手段9で転写材に2次転写させ、その転写材を分離し、定着することによってフルカラー画像が得られる。
【0009】
感光体1は、円筒形のa−Siドラムを用いることが好ましい。これは、感光体がOPCの場合は、印刷枚数とともに感光体の膜厚が減少したり電気的劣化によって帯電や転写における誘電的厚みや抵抗率が変化してしまうので長期間安定した品質を維持するためには複雑な制御が必要になるためである。直径は、30〜80mmであればよい。
【0010】
また、感光体1は、支持体内面に面状発熱体が接触していて、感光体表面に接触したサーミスタにて表面温度を検知して使用環境温度より高い温度(42〜45℃)に制御している。a−Si感光体は、膜厚変動がほとんどないので温度を一定に制御するだけで長期間に亘って安定した静電的特性を示すので、OPC感光体の場合のような複雑な制御は必要ない。なお、このような加熱手段や温度制御手段は感光体1の内部または周辺であればどのような位置であってもよい。このように温度を一定に制御することにより、像流れを防止し、静電特性を安定化させることができる。
【0011】
中間転写体8は、円筒状に形成され導電性を有するシリンダー基体8a(導電性支持体)と、シリンダー基体8aの外側に同心円状に積層して設けられた導電性弾性体8bと、導電性弾性体8bの外側に同心円状に巻回した非伸縮性のフィルム8c(非伸縮性フィルム)を表面層として有している。この非伸縮性のフィルム8cは本実施例ではつなぎ目を持つ構成を記載しているが、これに限定されずつなぎ目がない、いわゆるシームレス状のものを用いても良いものである。
【0012】
導電性弾性体8bは発泡体が用いられるが、本願発明の構成では、平均セル率が高い600μm(最大1mm)以上のものでも充分使用が可能である。
【0013】
フィルム8cの張力を付与する張力付与部材については、特願平9−189018号に開示する内容に沿って構成されており、図2に示すようにフィルム8cの一端がシリンダー基体8aに連結され、シリンダー基体8aの回転軸方向に延在した係止部材11の一端面11aに貼着されている。
そして他端は、一端面11aを基準として導電性弾性体8bを介してタルミが発生しないように巻回される。
一方一端面11aを基準として、中間転写体8の回転方向下流側に相当する位置に半円弧状の張力付与部材10(張力付与手段)を設ける。
この張力付与部材10は中間転写体8の回転軸方向に延在して構成されている。
【0014】
この張力付与部材10の平面部10aにフィルム8cの他端が貼着され、張力付与部材10が図で左周りに回転させることで張力を作用させる方向Tを矢印の方向に働かせている。これにより、張力付与部材10の位置において、フィルム8cが中間転写体8の接線方向に張力が付与されることになる。しかも、図2においては不図示であるが、フィルム8cが貼着された状態での張力付与部材10は常に矢印方向(図中左回り)に弾性力を持たせている。
【0015】
張力作用方向Tは中間転写体8の回転方向と同じ方向にすると良い。この理由は、長期の使用により、導電性弾性体8bからフィルム8cが浮いてタルミが形成されると、感光体1や転写ローラ9がそのタルミに順次当接し、タルミは回転方向下流側に移動していくが、フィルム8cの最下流側は張力付与部材10が矢印方向に常に弾性力を持たせているため、移動するタルミも軽減されていくからである。
【0016】
また、図2において、中間転写体8におけるシリンダー基体8aの直径をD1(不図示),導電性弾性体8bの厚みをt1,非伸縮性フィルム8cの厚みをt2,非伸縮性フィルム8cを巻回させて張力を付与した後の中間転写体8の外径をD2(不図示)とすると、
D2<D1+2(t1+t2)
となるように張力付与部材10を調整している。これは、図2に示すように張力付与部材10によって張力が付与された場合に点線で示した部分から張力の付与によって圧縮されてD2が小さくなるため、より導電性弾性体8bとの密着力が増し、長期に使用してもフィルム8cのタルミ,ズレ等が軽減できる。
【0017】
フィルム8cの材質は、フッ素樹脂(ETFE,PVDFなど)、ポリエーテルテーテルケトン、ポリカーボネート等を用いればよい。但し、フッ素樹脂は、電界依存性を緩やかにするために導電剤を選ぶ必要がある。
【0018】
フィルム8cの表面には図3に示すように導電層8dが形成しても良い。導電層8dの材質は導電性無機粒子,カーボンブラック,イオン系導電剤,導電性樹脂,導電性粒子分散樹脂等が分散されたゴム,エラトマー,樹脂等が用いられ、フィルム8cと同時に押し出し、接着,塗布などの方法により形成される。このように導電層8dが形成されたフィルム8cの裏面における表面抵抗率を1×108 Ω/□以下とすることが良く、好ましくは1×102 〜1×107 Ω/□、より好ましくは1×103 〜1×106 Ω/□である。
【0019】
この表面低効率が高すぎると転写不良や用紙の分離不良が発生しする。 一方、表面抵抗率が低すぎると導電層8dがコスト高になったり、導電剤の添加が多くなるために導電層8dの割れ,剥離などの不具合が生じる。
【0020】
さらに、導電層8dの膜厚は0.1〜50μm、好ましくは1〜10μmで形成される。この膜厚が厚すぎるとフィルム8cの曲げこわさが増加し、トナー像の中抜けや転写効率の低下が起こり、薄すぎると導電性弾性体8bとの摩擦により導電層8dが摩耗したり、所定の表面抵抗値が得られなくなる。
【0021】
このように中間転写体8を円筒状とするとフィルム8cは大きな円形状のシリンダー基体8aの上に巻回されているので、単なる転写ローラに比べて転写ニップ幅が広く安定した転写特性が得られる。
また、表面電荷の充・放電が体積抵抗率のみで決まるので、表面抵抗率をベルト方式のように低くする必要がなく、高画像が得られる。
さらに、円筒形支持体と一体構造で中間層に弾性体を設けているので表面からの外力に対して損傷を受け辛く耐久性に優れている。
なお、9は転写ローラであり、中間転写体8に転写された多重トナーを用紙に転写するものである。12は用紙を中間転写体8から分離させる分離チャージャである。
【0022】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、非伸縮性フィルムのタルミが軽減され、表面で当接する転写ローラや感光体の接点での摩耗を無くすることができる。この結果、導電性弾性体のセル径や体積抵抗率ムラや通電による抵抗上昇が生じても転写/分離の許容範囲が広く設定できるという効果を期待することが出来る。
【0023】
また、本発明によれば、画像形成プロセスを繰り返す内に生ずるフィルムと導電性弾性体との浮きに対しても許容範囲が広がるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成図
【図2】本発明の中間転写体の一部断面図
【図3】本発明のフィルムの一部断面図
【符号の説明】
1:感光体(像担持体)
2:帯電手段
3:露光手段
4a〜4d:現像手段
5:転写前除電ランプ
6:クリーニング手段
7:主除電ランプ
8:中間転写体
8a:シリンダー基体(導電性支持体)
8b:導電性弾性体
8c:非伸縮性フィルム
8d:導電層
9:転写ローラ
10:張力付与手段
12:分離チャージャ

Claims (3)

  1. 静電潜像を形成するための像担持体と、複数色のトナーが収納され、前記トナーを順次前記静電潜像に現像させる現像手段と、現像された前記トナーを一旦、転写させて多重転写のトナー像を形成する中間転写体と、を具備し、前記中間転写体は導電性支持体表面に導電性弾性体を介して非伸縮性フィルムを巻回させて構成したカラー画像形成装置において、
    前記非伸縮性フィルムの一端は固定され、
    他端は張力を付与させて前記導電性弾性体に密着できるよう構成した張力付与手段を具備すると共に、
    前記非伸縮性フィルムの張力を付与する方向が前記中間転写体の回転方向と成るように構成したことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 前記張力付与手段は、前記非伸縮性フィルムの固定される側を前記中間転写体の回転方向上流側に位置し、さらに前記張力を付与する側を回転方向下流側に位置するように配置させたことを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 前記中間転写体における導電性支持体の直径をD1,導電性弾性体の厚みをt1,非伸縮性フィルムの厚みをt2,前記非伸縮性フィルムを巻回させて張力を付与した後の中間転写体外径をD2とすると、
    D2<D1+2(t1+t2)
    となるように前記張力付与手段を調整したことを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
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