JPH07314230A - ガンドリル - Google Patents
ガンドリルInfo
- Publication number
- JPH07314230A JPH07314230A JP11528294A JP11528294A JPH07314230A JP H07314230 A JPH07314230 A JP H07314230A JP 11528294 A JP11528294 A JP 11528294A JP 11528294 A JP11528294 A JP 11528294A JP H07314230 A JPH07314230 A JP H07314230A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gun drill
- center line
- gun
- drill
- cutting edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Drilling Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 加工中に生ずる切粉の大きさを可及的に小さ
くすることのできるガンドリルを提供する。 【構成】 ガンドリルの刃先を、ガンドリルの中心線か
ら偏位させたものにおいて、前記ガンドリルの先端に小
径なる第2のガンドリルを設け、この第2のガンドリル
の刃先を前記ガンドリルの中心線に近づける。
くすることのできるガンドリルを提供する。 【構成】 ガンドリルの刃先を、ガンドリルの中心線か
ら偏位させたものにおいて、前記ガンドリルの先端に小
径なる第2のガンドリルを設け、この第2のガンドリル
の刃先を前記ガンドリルの中心線に近づける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガンドリルに関し、特
にガンドリル特有の傘状の切粉を小さくすることのでき
るガンドリルに関する。
にガンドリル特有の傘状の切粉を小さくすることのでき
るガンドリルに関する。
【0002】
【従来の技術】ワークを切削加工するガンドリルは、従
来より図4に示すような構造となっており、図中100
はガンドリル、101は、ガンドリル100の刃先、L
はガンドリル100の中心線、Dはガンドリル100の
径を示している。
来より図4に示すような構造となっており、図中100
はガンドリル、101は、ガンドリル100の刃先、L
はガンドリル100の中心線、Dはガンドリル100の
径を示している。
【0003】そして、このようなガンドリル100で
は、先端のA側、B側のうち、A側に刃が形成されてお
り、又、一般的に刃先101は中心線Lから偏位して形
成されており、その偏位量αは一般的にD/4で表され
る。
は、先端のA側、B側のうち、A側に刃が形成されてお
り、又、一般的に刃先101は中心線Lから偏位して形
成されており、その偏位量αは一般的にD/4で表され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ガンドリルでワークの切削加工を行った場合、前述のよ
うに刃先101が中心線Lから偏位しているので、ワー
ク加工中に図4のCの部分から傘状の切粉が発生し、こ
の切粉が、ワークの他の加工孔等に入りこんでしまうこ
とがある。このように他の加工孔に切粉が入りこむと、
その除去作業行わなければならず、この作業は容易なも
のではないので、できるだけ切粉を小さくすることので
きるガンドリルが望まれていた。
ガンドリルでワークの切削加工を行った場合、前述のよ
うに刃先101が中心線Lから偏位しているので、ワー
ク加工中に図4のCの部分から傘状の切粉が発生し、こ
の切粉が、ワークの他の加工孔等に入りこんでしまうこ
とがある。このように他の加工孔に切粉が入りこむと、
その除去作業行わなければならず、この作業は容易なも
のではないので、できるだけ切粉を小さくすることので
きるガンドリルが望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、ガンドリルの刃先を、ガンドリルの中心
線から偏位させたものにおいて、前記ガンドリルの先端
に小径なる第2のガンドリルを設け、この第2のガンド
リルの刃先を前記ガンドリルの中心線に近づけたことを
特徴とする。
め、本発明は、ガンドリルの刃先を、ガンドリルの中心
線から偏位させたものにおいて、前記ガンドリルの先端
に小径なる第2のガンドリルを設け、この第2のガンド
リルの刃先を前記ガンドリルの中心線に近づけたことを
特徴とする。
【0006】
【作用】ガンドリルの先端に小径なる第2のガンドリル
を設け、この第2のガンドリルの刃先を前記ガンドリル
の中心線に近づけることで、第2のガンドリルの刃先か
らガンドリルの中心線までの間隔が狭くなり、切粉を可
及的に小さくすることができる。
を設け、この第2のガンドリルの刃先を前記ガンドリル
の中心線に近づけることで、第2のガンドリルの刃先か
らガンドリルの中心線までの間隔が狭くなり、切粉を可
及的に小さくすることができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の好適一実施例を添付図面に基
づいて説明する。図1は、ワークWの平面図、図2は図
1の2−2線断面図を示し、本実施例では、このワーク
Wは自動車のオートマチック装置のバルブボディであ
る。このワークWには図2に示すようにバルブ孔1が形
成されており、又、このバルブ孔1と直交する方向に複
数のオイル孔2…が形成されている。
づいて説明する。図1は、ワークWの平面図、図2は図
1の2−2線断面図を示し、本実施例では、このワーク
Wは自動車のオートマチック装置のバルブボディであ
る。このワークWには図2に示すようにバルブ孔1が形
成されており、又、このバルブ孔1と直交する方向に複
数のオイル孔2…が形成されている。
【0008】図3は、本発明に係るガンドリルの側面図
を示し、このガンドリル3は、前記ワークWのバルブ孔
1を形成するためのものである。この図に示すようにガ
ンドリル3の先端には、小径の第2のガンドリル4を一
体に形成し、この第2のガンドリル4の径dは、前記ガ
ンドリル3の径Dよりも小さく設定する。斯かるガンド
リル3の先端側のE、Fのうち、E側に刃を形成し、同
様に第2のガンドリル4のE,F側のうちE側に刃を形
成する。
を示し、このガンドリル3は、前記ワークWのバルブ孔
1を形成するためのものである。この図に示すようにガ
ンドリル3の先端には、小径の第2のガンドリル4を一
体に形成し、この第2のガンドリル4の径dは、前記ガ
ンドリル3の径Dよりも小さく設定する。斯かるガンド
リル3の先端側のE、Fのうち、E側に刃を形成し、同
様に第2のガンドリル4のE,F側のうちE側に刃を形
成する。
【0009】前記第2のガンドリル4の中心線は、前記
ガンドリル3の中心線Lと一致しており、又、第2のガ
ンドリル4の刃先4aは、ガンドリル3の中心線Lから
偏位している。この偏位量は、第2のガンドリル4の径
dの4分の1、即ち、d/4である。このように第2の
ガンドリル4は小径なので、従来より行われているよう
に刃先4aをd/4偏位させても、刃先4aは、中心線
Lに近づくことになる。これは、図4で示した従来例と
比較しても明らかである。
ガンドリル3の中心線Lと一致しており、又、第2のガ
ンドリル4の刃先4aは、ガンドリル3の中心線Lから
偏位している。この偏位量は、第2のガンドリル4の径
dの4分の1、即ち、d/4である。このように第2の
ガンドリル4は小径なので、従来より行われているよう
に刃先4aをd/4偏位させても、刃先4aは、中心線
Lに近づくことになる。これは、図4で示した従来例と
比較しても明らかである。
【0010】以上のようなガンドリルでワークWにバル
ブ孔1を形成する際には、図3のGの部分で傘状の切粉
が発生する。ところで、この実施例では、ガンドリル3
の先端に小径の第2のガンドリル4を形成し、このガン
ドリル4の刃先4aが前述のように中心線Lに近づくの
で、従来に比べて切粉の発生部分Gが小さくなり、即
ち、図4のCに比べてGの部分が小さくなり、これによ
り、傘状の切粉の大きさを大幅に小さくすることが可能
になる。
ブ孔1を形成する際には、図3のGの部分で傘状の切粉
が発生する。ところで、この実施例では、ガンドリル3
の先端に小径の第2のガンドリル4を形成し、このガン
ドリル4の刃先4aが前述のように中心線Lに近づくの
で、従来に比べて切粉の発生部分Gが小さくなり、即
ち、図4のCに比べてGの部分が小さくなり、これによ
り、傘状の切粉の大きさを大幅に小さくすることが可能
になる。
【0011】従って、バルブ孔1を形成する際に切粉が
オイル孔2に入りこむのを可及的に防ぐことが可能にな
り、品質の向上を図ることができる。
オイル孔2に入りこむのを可及的に防ぐことが可能にな
り、品質の向上を図ることができる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ガン
ドリルの先端に小径なる第2のガンドリルを設け、この
第2のガンドリルの刃先を前記ガンドリルの中心線に近
づけることで、第2のガンドリルの刃先からガンドリル
の中心線までの間隔が狭くなり、切粉を小さくすること
ができる。
ドリルの先端に小径なる第2のガンドリルを設け、この
第2のガンドリルの刃先を前記ガンドリルの中心線に近
づけることで、第2のガンドリルの刃先からガンドリル
の中心線までの間隔が狭くなり、切粉を小さくすること
ができる。
【図1】ワークの平面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】本発明のガンドリルの側面図
【図4】従来のガンドリルの側面図
3…ガンドリル 4…第2のガンドリル 4a…刃先 L…中心線
Claims (1)
- 【請求項1】 ガンドリルの刃先を、ガンドリルの中心
線から偏位させたものにおいて、前記ガンドリルの先端
に小径なる第2のガンドリルを設け、この第2のガンド
リルの刃先を前記ガンドリルの中心線に近づけたことを
特徴とするガンドリル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6115282A JP3016411B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | ガンドリル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6115282A JP3016411B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | ガンドリル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07314230A true JPH07314230A (ja) | 1995-12-05 |
JP3016411B2 JP3016411B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=14658807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6115282A Expired - Lifetime JP3016411B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | ガンドリル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3016411B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010527800A (ja) * | 2007-05-24 | 2010-08-19 | ケンナメタル インコーポレイテッド | ドリル工具及びドリル加工方法 |
-
1994
- 1994-05-27 JP JP6115282A patent/JP3016411B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010527800A (ja) * | 2007-05-24 | 2010-08-19 | ケンナメタル インコーポレイテッド | ドリル工具及びドリル加工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3016411B2 (ja) | 2000-03-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19991208 |