JPH07314204A - 刃付バイト - Google Patents

刃付バイト

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JPH07314204A
JPH07314204A JP11161394A JP11161394A JPH07314204A JP H07314204 A JPH07314204 A JP H07314204A JP 11161394 A JP11161394 A JP 11161394A JP 11161394 A JP11161394 A JP 11161394A JP H07314204 A JPH07314204 A JP H07314204A
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JP
Japan
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cutting edge
cutting
tip
base
blade
Prior art date
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Pending
Application number
JP11161394A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Oi
信明 大井
Katsunao Suzuki
克直 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
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Publication date
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Publication of JPH07314204A publication Critical patent/JPH07314204A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、偏平な焼結体で先端の幅Wで根元
が少し狭い刃先を持ち当該刃先を基板で保持し、この基
板を台金に取り付けた刃付バイトに関し、刃先のダイヤ
モンド焼結体などを台座部分まで拡げると共に刃先の細
い根元に曲面を持たせると共に刃先の切削方向の全面に
補強部を設け、刃付バイトの製作を容易にすると共に、
切削時の抵抗を小さくおよび保持力を強くして刃先の破
損を防止することを目的とする。 【構成】 偏平な焼結体で先端の幅Wで根元が少し狭い
刃部2に連結して幅広の台座3を設けると共に根元を曲
面とした刃先1と、この刃先1の切削方向の面の全体を
保持する基板4と、この基板4の切削方向の面の全体を
保持する台金5とを備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、偏平な焼結体で先端の
幅Wで根元が少し狭い刃先を持ち当該刃先を基板で保持
し、この基板を台金に取り付けた刃付バイトに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイヤモンド焼結体の刃部を超硬
合金基板に一体焼結した刃先をシャンク台金にロー付け
した刃付バイトとして、図3に示す構成のものがある。
以下図3の構成を説明する。
【0003】図3は、従来技術の説明図を示す。図3に
おいて、台金21は、バイトの全体を保持するものであ
る。超硬合金基板22は、 ダイヤモンド焼結体の刃先
23と一体焼結したものであって、台金21とロー付け
して固定するためのものである。
【0004】刃先23は、ダイヤモンド焼結体であっ
て、ダイヤモンド微粉とバインダとを一緒にして超硬合
金基板22に一体焼結したものである。以上のような構
成を持ったダイヤモンド焼結体の刃先23は、図中斜線
で示したように、先端の幅がWで根元が少し狭くした寸
法にワイヤ放電加工などした後、研磨して作成する。こ
の際、ダイヤモンド焼結体の刃先23は、先端の斜線を
施した部分にのみ超硬合金基板22上に一体焼結してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来は、上述した図3
の斜線部に示すように、ダイヤモンド焼結体の刃先23
は、先端の部分のみに超硬合金基板22上に一体焼結し
ていたため、特に刃先23の幅Wが狭く、例えば0.4
mm幅にもなると、製作時に根元の一点鎖線を施したa
部で折れやすく、しかもダイヤモンド焼結体の刃先23
を保持する超硬合金基板22の強度が充分でなく加工時
に破損し易いという問題があった。
【0006】本発明は、これらの問題を解決するため、
刃先のダイヤモンド焼結体などを台座部分まで拡げると
共に刃先の細い根元に曲面を持たせると共に刃先の切削
方向の全面に補強部を設け、刃付バイトの製作を容易に
すると共に、切削時の抵抗を小さくおよび保持力を強く
して刃先の破損を防止することを目的としいる。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理構
成図を示す。図1の(a)は上面図を示し、図1の
(b)は正面図を示し、図1の(c)は斜視図を示す。
【0008】図1において、刃先1は、偏平な焼結体で
先端の幅Wで根元が少し狭い刃部2に連結した幅広の台
座3を設けたものであって、例えばダイヤモンド焼結体
で作成したものである。
【0009】基板4は、刃先1の切削方向の面の全体を
保持するものであって、例えば超硬合金基板である。台
金5は、基板4を保持するものであって、例えばロー付
けによって固定するものである。台金5の補強部6は、
基板4の刃部2を補強するものである。
【0010】
【作用】本発明は、図1に示すように、偏平な焼結体で
先端の幅Wで根元が少し狭い刃部2に連結して幅広の台
座3を設けると共に根元を曲面とした刃先1と、この刃
先1の切削方向の面の全体を保持する基板4と、この基
板4の切削方向の面の全体を保持する台金5とから構成
するようにしている。
【0011】この際、偏平な焼結体として、ダイヤモン
ド焼結体とするようにしている。従って、刃先1のダイ
ヤモンド焼結体などを台座3の部分まで拡げると共に刃
先1の細い根元に曲面を持たせ、かつ刃先1の切削方向
の全面に補強部6を設けることにより、刃付バイトの製
作を容易にすると共に、切削時の抵抗を小さくおよび保
持力を強くして刃先1の破損を防止することが可能とな
る。
【0012】
【実施例】次に、図2を用いて本発明の実施例の構成お
よび動作を順次詳細に説明する。図2は、本発明の具体
例構成図を示す。
【0013】図2の(a)は上面図を示し、図2の
(b)は正面図を示す。図2の(a)および(b)にお
いて、刃先1は、刃部2および台座3から構成され、ダ
イヤモンド焼結体やCBN(カーボン、ボロン、窒素の
化合物)などの超硬微粉の焼結体であって、偏平であっ
て基板4と一体に焼結するものである。この刃先は、例
えばダイヤモンド微粉とバインダを混ぜ、基板4上に通
常0.5mm位の厚さとし、台金(シャンク台金)への
ロー付けを容易にするために当該基板4として超硬合金
であるタングステンカーバイトで裏打ちして高圧かつ高
温のもとで一体焼結して作成する。
【0014】刃部2は、材料を切削する刃の部分であっ
て、先端の幅がWで根元が少し狭い偏平なダイヤモンド
焼結体である。この刃部2の根元は製作時に加工しやす
くかつ強度を増して破損しないように、R(曲面)が取
ってある。
【0015】台座3は、刃部2と連結した部分であっ
て、刃先1を作製するときにし易くしたり、切削時の抵
抗による破損を防止したりするために刃部2の根元に連
結して広くした部分である(図2の(c)を用いて後述
する)。
【0016】基板4は、刃先1の切削方向の全面を保持
するものであって、超硬合金で作製したものである。こ
の基板4は、刃先1と一体焼結したものであり、台金5
にロー付け可能なものである。
【0017】台金5は、基板4の切削方向の全面を保持
するものであって、基板4をロー付けによって切削方向
の全面を固着したものである。ここでは、特に、刃先1
の先端の刃部2を保持する基板4の部分を補強部6によ
って保持し、当該刃先2の先端の部分の切削時の強度
を、従来の図3の超硬合金基板22の先端部分が台金2
1で保持されていなかったものを、台金5の補強部6で
保持して強度を増したものである。
【0018】次に、作製方法について説明する。 (1) ダイヤモンド微粉とバインダとを良く混ぜたも
のを基板4上に約0.5mm程度の厚さで形成し、両者
を高圧および高温のもとで一体焼結し、刃先1(刃部2
および台座3)と基板4の一体焼結した材料を作製す
る。
【0019】(2) (1)で作製した材料をワイヤ放
電加工などによって図示のようなほぼ所定の形状に加工
する。 (3) (2)でほぼ所定の形状に加工した材料(刃先
1および基板4の一体焼結した材料)を台金5に図示の
ようにロー付けする。
【0020】(4) (3)でロー付けした後に、研磨
により所望の形状および角度に刃先1および当該刃先1
の切削方向の基板4と台金5を仕上げる。 以上によって、図1の(c)の斜視図に示すように、刃
先1の切削方向の全面を基板4および台金5の補強部6
で保持した刃付バイトを作製することができる。
【0021】次に、図2の(c)を用いて刃先1の詳細
な構成を説明する。図2の(c)は、上面拡大図を示
す。これは、図2(a)の刃先の拡大図であって、実際
に作製したものの寸法mm、角度および精度を記載す
る。
【0022】図2の(c)において、刃部2は、図示の
ように先端がtmm(例えば0.473mm、0.72
3mm)であって、根元が少し狭くなり(先端から角度
で約15分〜20分)、当該根元部分は曲面としてR=
0.5(半径)mmとし強度を向上させている。先端部
分の長さは図示のように約2mmである。
【0023】台座3は、刃部2に続いて幅が図示のよう
に広くした部分であって、最小は図示点線の根元のRを
含む部分だけでもよいが、バイト作製を容易にするため
に、図中のA面からB面にかけて、台金(シャック部)
5をえぐりとって取り付けている(図1の(c)の斜視
図参照)。
【0024】以上のように、刃部2に連結して幅の広い
台座3を設けた刃先1とし、刃部2の根元にRを持たせ
ることにより、バイト作製上の加工がし易くなると共に
切削時の抵抗による当該刃部2の破損の低減させること
が可能となった。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
刃先1のダイヤモンド焼結体などを台座3の部分まで拡
げると共に刃先1の細い根元に曲面を持たせ、かつ刃先
1の切削方向の全面に補強部6を設ける構成を採用して
いるため、刃先1の製作を容易できると共に、切削時の
抵抗を小さくかつ保持力を強くして破損を防止すること
ができた。これにより、従来の図3の構成の刃付バイト
に比し、本発明の図1の刃付バイトは刃部2の取付け強
度を向上させ、かつ刃部2を補強部6で保持力を向上さ
せたので、寿命を大幅に伸ばすことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の具体構成図である。
【図3】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1:刃先 2:刃部 3:台座 4:基板(超硬合金基板) 5:台金(シャンク台金) 6:補強部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏平な焼結体で先端の幅Wで根元が少し狭
    い刃先を持ち当該刃先を基板で保持し、この基板を台金
    に取り付けた刃付バイトにおいて、 偏平な焼結体で先端の幅Wで根元が少し狭い刃部(2)
    に連結して幅広の台座(3)を設けると共に根元を曲面
    とした刃先(1)と、 この刃先(1)の切削方向の面の全体を保持する基板
    (4)と、 この基板(4)の切削方向の面の全体を保持する台金
    (5)とを備えた刃付バイト。
  2. 【請求項2】上記偏平な焼結体として、ダイヤモンド焼
    結体としたことを特徴とする請求項1に記載の刃付バイ
    ト。
JP11161394A 1994-05-25 1994-05-25 刃付バイト Pending JPH07314204A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010005723A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Allied Material Corp 単結晶ダイヤモンド切削工具
JP2012223825A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Seiko Instruments Inc 単結晶ダイヤモンド切削刃具及びその製造方法、並びにx線タルボ干渉計用回折格子の製造方法
US10717136B2 (en) 2016-04-27 2020-07-21 Sumitomo Electric Hardmetal Corp. Cutting insert

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