JPH07313345A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JPH07313345A
JPH07313345A JP10965594A JP10965594A JPH07313345A JP H07313345 A JPH07313345 A JP H07313345A JP 10965594 A JP10965594 A JP 10965594A JP 10965594 A JP10965594 A JP 10965594A JP H07313345 A JPH07313345 A JP H07313345A
Authority
JP
Japan
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valve
steam
hole
port
surface member
Prior art date
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Pending
Application number
JP10965594A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Koma
敦 高麗
Masafumi Kubo
雅史 久保
Masahiro Koyama
政博 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オネバの飛沫やふきこぼれの発生がなく、さ
らにご飯表面の乾燥も防ぐことができる炊飯器を提供す
ることを目的とする。 【構成】 筒状体5によって構成した蒸気口の容積を大
きくしてオネバを溜めるとともに、蒸気口の調圧弁の通
気穴9からの蒸気圧により、発生するオネバを粉砕液化
して容積を減少させる。また保温時には調圧弁が透穴4
bを塞いで蒸気の通るスペースを排気口12だけに制限
してご飯の乾燥を防いでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般家庭で使用される炊
飯器にに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に良好な炊飯は、米の主成分である
澱粉質がα化する割合が高いものが良いと言われてい
る。つまり、澱粉質がα化されることによって甘味が増
し、かつ消化吸収も良くなるためである。この澱粉質の
α化は水と熱によって促進され、熱的にみれば100℃付
近で急激に進展し、100℃を越えるとさらに加速される
といわれている。ところが温度を100℃以上に上げるた
めには、沸点を100℃以上とする必要があり、鍋内の圧
力を高める必要があるものである。
【0003】以下、従来使用されている炊飯器について
説明する。図4は炊飯器の外蓋に設けている調圧手段の
構成を示している。調圧手段は、上面部材22・下面部
材23・筒状体25によって構成している。上面部材2
2・下面部材23には、それぞれ相対向するように透穴
24a・24bを設けている。この透穴24a・透穴2
4b間には柔軟性材料で形成した上下の筒状体25を係
合して蒸気口を形成している。前記下側の筒状体25
は、外蓋ユニット内への蒸気の進入を防ぐ外郭シール部
26と、蒸気口内に立設した筒状の排出口部27と、排
出口部27内に設けている弁31とからなっている。こ
の排出口部27の側面には通気口28を形成し、下部に
は前記下面部材23に圧接される略スカート状の舌部2
9を形成している。また弁31は下面部材23の透穴2
4bの径よりも大きい寸法に設定しており、蒸気によっ
て上下動して、透穴24bを開閉する構成となってい
る。
【0004】以上の構成によって、鍋内の圧力を高めて
沸点が100℃以上となるようにして、良好な炊飯を実行
しているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成の炊飯
器には、器体外部に対して飛沫・ふきこぼれが発生する
という課題を有している。
【0006】つまり、炊飯によって生ずるオネバ(米の
澱粉と水の混じりあったもの)は、蓋の下面部材23に
設けている透穴24bより筒状体25の排出口部27と
弁31を通って、側壁部に設けている通気口28より排
出される。そして蒸気は、同外郭シール部26を通って
透穴24aから器体外部へ排出される。通気口28より
排出されたオネバは、外郭シール部26・下面部材23
・排出口部27によって構成されている圧力のかかって
いない空間に溜まるものである。溜まったオネバは、下
面部材23の放熱によってやがて蒸発乾燥する。
【0007】前記オネバが排出口部27を通る際には、
弁31を押し上げて通過することになるが、このとき排
出口部27には天面が存在しており、オネバは天面に衝
突して弁31の上部に落下・付着することになる。つま
り、オネバは弁31の上部に溜まってしまって、弁31
には自重以上の加重が加わることになるものである。こ
の結果、鍋内部の圧力は過剰となって、弁31が開く際
にはオネバが一気に飛散するものである。これが飛沫お
よびふきこぼれの要因となっているものである。
【0008】また、蒸気口部27を通って蒸気空間に溜
まったオネバは上記空間に溜まっていく一方であり、オ
ネバの水位が蒸気口部27の通気口28迄達した際に
は、前記理由によって通気口28からオネバが一気に飛
散した場合に、相剰効果によって一層激しく飛散が起こ
るものである。
【0009】以上のように従来の構成の炊飯器には、飛
沫・ふきこぼれが生ずるという課題を有しているもので
ある。
【0010】本発明は以上のような従来の構成が有して
いる課題を解決しようとするもので、オネバの飛沫やふ
きこぼれの発生がなく、さらにご飯表面の乾燥も防ぐこ
とができる炊飯器を提供することを第一の目的とする。
またオネバが発生しても衛生的に使用できる炊飯器を提
供することを第二の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、米と水を収納する内鍋と、
蒸気口を有する外蓋ユニットと、蒸気口に係合する調圧
弁とを有し、前記調圧弁は、つば付き帽子形で側壁上部
に形成した通気穴とつば部に形成した吸気穴を有する第
一の弁と、第一の弁の下面を覆い第一の弁の内方に開口
する排気口と第一の弁が有する吸気穴の下方より付勢す
るシール片とを有する第二の弁とを備えた炊飯器とする
ものである。
【0012】また第二の目的を達成するための本発明の
第二の手段は、特に、調圧弁は、つば部を把持できるよ
うに蒸気口より下方に突出形成し、このつば部により外
蓋ユニットより着脱自在に構成した炊飯器とするもので
ある。
【0013】
【作用】本発明の第一の手段は、オネバを蓄積する蒸気
口の内容積を大きくし、かつ発生するオネバを蒸気圧を
利用して液体化して容積を減少させるように作用するも
のである。また、保温時には蒸気の排出を制限するよう
に作用し、ご飯の乾燥を防いでいる。
【0014】本発明の第二の手段は、調圧弁を着脱自在
として蒸気口内の清掃が容易にできる炊飯器として作用
するものである。
【0015】
【実施例】以下本発明の第一の実施例を図1・図2に基
づいて説明する。1は米と水を収納する内鍋で、上面部
材2と下面部材3で構成する外蓋ユニットにより開口部
が覆われている。前記上面部材2と下面部材3とには、
相対向する位置に透穴4a・4bを設けている。この透
穴4a・4b間には、シリコン等の柔軟性材料で形成し
た筒状体5を設けており、この筒状体5と上面部材2側
とによって蒸気口を形成している。前記筒状体5は、外
蓋ユニット内への蒸気の侵入を防ぐ外郭シール部6を備
えている。また透穴4bには、第一の弁7と第二の弁1
0で構成している調圧弁を係合している。
【0016】第一の弁7はつば付きの帽子形をしてお
り、側壁上部には水平方向に通気穴9を、つば部13に
は吸気穴8を有している。第二の弁10は、第一の弁7
の開口部を塞ぐとともに弁7の内側に開口した排気口1
2と、吸気穴8を下方より付勢するシール片11とを有
している。また第二の弁10は、シリコン等の柔軟性を
有する材料で形成しているものである。
【0017】以下本実施例の動作について説明する。炊
飯によって生ずる蒸気とオネバは、外蓋ユニットを構成
する下面部材3の透穴4bより、第二の弁10の排気口
12と第一の弁7の通気穴9を通って、蒸気口内へ排出
される。このとき、蒸気口は第二の弁10によって下面
部材3に圧接されているため、同所から蒸気とオネバが
漏れる心配はない。また、蒸気は蒸気口を通って透穴4
aより器体外へ、オネバは外郭シール部6・下面部材3
・第一の弁7・第二の弁10によって構成されている圧
力のかかっていない蒸気口の空間部に溜まる。
【0018】このときシール片11は通常状態では閉じ
ており、前記空間部にオネバが溜まった場合でも、内鍋
1の内部圧力が高ければシール片11は開かない。しか
し炊飯工程の進行によって内鍋1の内部圧力が低下すれ
ば、オネバは自重によってシール片11を開いて、吸気
穴8より内鍋1内に戻るものである。しかもこのとき本
実施例によれば、通気穴9からの蒸気圧は、泡となった
オネバを粉砕液化してオネバの容積を小さくするように
作用するものである。またこの蒸気圧は、上方からオネ
バをおさえこんでおり、オネバが器体外部へ噴出するこ
とはないものである。また保温時においては、透穴4b
が前記第一の弁7と第二の弁10とによって構成してい
る調圧弁で塞がれているものである。つまり、蒸気の通
るスペースを排気口12だけに限定しているものであ
る。従って、保温時には内鍋1内の水分の蒸発量を減少
させることができ、ご飯の乾燥を防止できるものであ
る。
【0019】次に本発明の第二の実施例について図3に
基づいて説明する。本実施例では、調圧弁を構成する第
二の弁10の最下層部をT字形としてつば部13を形成
している。このつば部13は蒸気口下端面より下方に突
出した形で組み込んでおり、つば部13をつかむ形で調
圧弁を外蓋ユニットより着脱自在としているものであ
る。
【0020】以上の構成で、蒸気口内の手入れが容易に
行なえる衛生的な炊飯器として動作するものである。つ
まり、使用者が下面部材3に取り付けられている調圧弁
を取り外す場合は、つば部13が下面部材3より離間し
ているために、指先がつば部13にひっかかりやすくな
っているものである。つまり調圧弁を取り外しやすい構
成となっているものである。仮に前記T字形部が、T字
形となっていなくて下面部材3に密接した形状となって
いる場合は、指先へのひっかかりが少なく調圧弁は取り
外しにくいものとなる。
【0021】
【発明の効果】本発明の第一の手段は、米と水を収納す
る内鍋と、蒸気口を有する外蓋ユニットと、蒸気口に係
合する調圧弁とを有し、前記調圧弁は、つば付き帽子形
で側壁上部に形成した通気穴とつば部に形成した吸気穴
を有する第一の弁と、第一の弁の下面を覆い第一の弁の
内方に開口する排気口と第一の弁が有する吸気穴の下方
より付勢するシール片とを有する第二の弁とを備えた構
成として、オネバの飛沫やふきこぼれの発生がなく、さ
らにご飯表面の乾燥も防ぐことができる炊飯器を実現す
るものである。
【0022】また本発明第二の手段は、特に、調圧弁
は、つば部が蒸気口の下端面より下方に突出した形で組
み込まれ、前記つば部をつかむ形で外蓋ユニットより着
脱自在とした構成として、オネバが発生しても衛生的に
使用できる炊飯器を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例である炊飯器の構成を一
部を断面にして示した側面図
【図2】同炊飯器の調圧弁の構成を示す拡大断面図
【図3】本発明の第二の実施例の炊飯器の構成を示す部
分断面図
【図4】従来の炊飯器を示す部分断面図
【符号の説明】
1 内鍋 2 上面部材 3 下面部材 4a 透穴 4b 透穴 5 筒状体 6 外郭シール部 7 第一の弁 8 吸気穴 9 通気穴 10 第二の弁 11 シール片 12 排気口 13 つば部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米と水を収納する内鍋と、蒸気口を有す
    る外蓋ユニットと、蒸気口に係合する調圧弁とを有し、
    前記調圧弁は、つば付き帽子形で側壁上部に形成した通
    気穴とつば部に形成した吸気穴を有する第一の弁と、第
    一の弁の下面を覆い第一の弁の内方に開口する排気口と
    第一の弁が有する吸気穴の下方より付勢するシール片と
    を有する第二の弁とを備えた炊飯器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した調圧弁は、つば部を
    把持できるように蒸気口より下方に突出形成し、このつ
    ば部により外蓋ユニットより着脱自在に構成した炊飯
    器。
JP10965594A 1994-05-24 1994-05-24 炊飯器 Pending JPH07313345A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103393347A (zh) * 2013-06-08 2013-11-20 广东伊立浦电器股份有限公司 具有常闭阀门的电饭煲
CN103829785A (zh) * 2012-11-22 2014-06-04 戴永锋 具有防喷溅及收集油水功能的高压锅
CN107713774A (zh) * 2016-08-11 2018-02-23 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 用于烹饪器具的蒸汽阀和具有其的烹饪器具

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CN107713774B (zh) * 2016-08-11 2020-06-05 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 用于烹饪器具的蒸汽阀和具有其的烹饪器具

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