JPH07313284A - 連結椅子 - Google Patents

連結椅子

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JPH07313284A
JPH07313284A JP11109594A JP11109594A JPH07313284A JP H07313284 A JPH07313284 A JP H07313284A JP 11109594 A JP11109594 A JP 11109594A JP 11109594 A JP11109594 A JP 11109594A JP H07313284 A JPH07313284 A JP H07313284A
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standing
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Ryokichi Yamazaki
良吉 山崎
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Kotobuki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、間口寸法(一席分)の変更に容易に
対応することができる連結椅子を提供することにある。 【構成】座部6を着席位置Aから起立位置Bへ付勢する
座起立装置7を、向き合う座部6と脚部2のうちの脚部
2に装着した、支軸16、起立用・着席用の一対のスト
ッパ−17,18が組付けられたカバ−11を有してな
る固定側9と、座部6の側部にねじ止めされてカバ−1
1と組合う、ストッパ−17,18と当接するプレ−ト
37a、支軸16の径方向に張り出す渦巻ばね42を備
えるハウジング31を有してなる可動側10とから構成
して、座部6の変更だけで、間口寸法X(一席分)の異
なる連結椅子を製作できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、椅子本体を構成する座
部に設けた座起立装置によって、通常は座部が起立状態
に納まり、着席するとき同座部を倒して用いるようにし
た連結椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】劇場、屋内競技場などでは、特定の方向
に多くの観客を着席させるために、図12(a)〜
(d)に示されるような連結椅子aが用いられている。
この連結椅子aは、座部bと背部cとを組み合わせた椅
子本体dを複数個、横方向に同一の向きで、座部bの側
部に在るフレ−ム部e(脚部)を介して連結して構成さ
れるもので、劇場、屋内競技場などでは、この連結椅子
aが前後方向に所定の間隔で配置(図示しない)され
て、多くの人が着席できるようにしてある。
【0003】こうした連結椅子aには、連結椅子aと連
結椅子aとの前後間に形成されたスペ−ス(図示しな
い)を通路として活用させるために、通常、椅子本体a
を構成する座部bを着席位置f[図12(d)]と起立
位置g[図12(c)]とに回動可能とし、この座部b
を付勢力により付勢して起立位置gに配置させることが
行われている。
【0004】これにより、着席するときは、付勢力に抗
して、座部bを前方へ倒し、その倒れた座部dの上面に
座ればよく。また離席すれば、付勢力により、座部bが
元の起立位置gに戻って所定の状態に納まり、それに伴
い座部bが占有していた部分を通路として活用できるよ
うにしてある。
【0005】従来、このような座部bの起立には、図1
3に示されるように筒状のばねhを座部bに内蔵させ
て、座部bを起立するようにした座起立装置iが用いら
れている。
【0006】すなわち、筒状のばねhで、必要な付勢力
を得るためには、かなり全長の長いばねhを必要とす
る。またこのばねhを座部bとフレ−ム部eとの間に配
置すると、同間において無駄なスペ−スが発生し、各椅
子本体dの一席分の間口寸法xを不要に狭める。
【0007】そこで、ばねhを座部b内に内蔵させるこ
とによって、同間口寸法xを損なわないようにしてあ
る。具体的には、従来の座起立装置iは、座部bの後部
側に、座部bの幅方向を貫通するように長尺な支軸jを
回転自在に設け、この座部bに内蔵された支軸jの外周
部分にばねhを卷装してある。また座部bから突き出た
支軸jの端部は、座部bの両側のフレ−ム部eに取着し
て在る支持ブラケットkに嵌挿されて固定してある。
【0008】そして、ばねgの一端部は、支軸jに支持
され、他端部は座部bに固定され、得られるばねgの弾
性力(ねじり)により座部bを起立方向に付勢させて、
常時は座部bを起立位置gへ導くようにしてある。
【0009】座部bの側部には、支軸jと並行に規制ピ
ンmが突設してあり、またフレ−ム部e側の着席位置f
と対応する支持ブラケットkの基部側の部位にはストッ
パ−部nが形成してある。
【0010】さらにフレ−ム部e側の起立位置gと対応
する部位にはプレ−ト状のストッパ−oが突出してあ
る。これにより、座部bは、ばねhで発生する弾性力
(ねじり)により、ストッパ−oと当接するまで回動さ
れて起立状態が保たれ、また座部bをストッパ−部nと
当接するまで前方へ倒せば、着席可能な状態となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、連結椅子a
では、一席分の間口寸法xを変えて設置することがあ
る。すなわち、劇場などでは、配置される劇場によって
連結椅子aの間口寸法x(一席分)の大きさが変わった
り、収容空間の大きさによって同間口寸法x(一席分)
が変わることがある。
【0012】このような場合には、変更した間口寸法x
を有する連結椅子を特別に製作することになる。ところ
が、座起立装置aは座部b内に支軸jと共にばねhを設
けている。
【0013】このため、一席分の間口寸法xを変えた連
結椅子aを製作するためには、その間口寸法xに対応し
た長さの支軸j(特注品となるような部品)が組み込ま
れた座部bを、別途、用意しないと、これに対応できな
い不具合がある。
【0014】このため、特注品と呼ばれる連結椅子aを
製作するときは、コストがかかる難点があった。本発明
はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、間口寸法(一席分)の変更に容易に対応
することができる連結椅子を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載の発明は、座部を着席位置から起立位
置へ付勢する座起立装置を、向き合う座部とフレ−ム部
との間に配置され、一端部が座部とフレ−ム部との一方
に取付けられ、他端部が他方に回動自在に支持されてな
り、座部を着席位置と起立位置との間に沿って回動自在
に支持させる支軸と、この支軸の外周部に同支軸から径
方向外側へ向かい巻回されて取付けられてなり、径方向
内側の端部が支軸に支持されて座部とフレ−ム部のうち
の一方側に連結され、径方向外側の端部が他方側に連結
されて、座部に起立位置へ向かう付勢力を与える渦巻ば
ねと、支軸の周辺に配置されて、向き合う座部とフレ−
ム部のうちの一方の各着席位置および起立位置と対応す
る部位に突設された一対のストッパ−と、このストッパ
−と略直角方向で交わる方向に配設されて、向き合う座
部とフレ−ム部との他方にブラケットを介して着脱可能
に取付けられ、ストッパ−との当接によって座部をそれ
ぞれ着席位置、起立位置に規制する規制部材とを有して
構成したことにある。
【0016】請求項2に記載の発明は、さらに上記目的
に加え、機構部へ外部から異物が侵入してトラブルが発
生しないようにするために、座部を着席位置から起立位
置へ付勢する座起立装置を、向き合う座部とフレ−ム部
との間に配置され、先端部が座部側に向かって突き出る
ようにフレ−ム部にブラケットを介して取付けられた支
軸と、この支軸の外周部に同支軸から径方向外側へ向か
って巻回されて取付けられた、径方向内側の端部が支軸
に支持されてなる渦巻ばねと、支軸の周辺に同支軸と並
行をなして各着席位置および起立位置に配置されてな
り、ブラケットを介して、フレ−ム部に突設されてなる
一対のストッパ−と、向き合う座部とフレ−ム部との間
に渡り渦巻ばねの周囲を覆うように配設されてなり、座
部の側部に支持座を介して着脱可能に取付けられた筒形
のハウジングと、このハウジングの内周部に設けられて
なり、渦巻ばねの径方向外側の端部を支持し、座部に起
立位置へ向かう付勢力を発生させるばね止め部と、一対
のストッパ−間を横切るよう、ハウジングの内周面に同
ハウジングの径方向中央を通る二点間に取着されてな
り、ストッパ−との当接によって前記座部をそれぞれ着
席位置、起立位置に規制する規制部材と、この規制部材
の中央部分に設けられ支軸の先端部が回動自在に嵌挿さ
れて、座部を回動自在に支持させる支持孔部とを有して
構成したことにある。
【0017】請求項3に記載の発明は、上記目的に加
え、さらに広い面積で荷重を安定して受けるために、一
対のストッパ−は、断面が略円形な短柱状をなし、規制
部材は、側面がストッパ−の突出方向に向けて配置さ
れ、かつストッパ−と当接する側縁部分には当該ストッ
パ−の外形に対応した円弧状部が形成してなる帯状のプ
レ−トから構成したことにある。
【0018】請求項4に記載の発明は、上記目的に加
え、さらに規制部材がストッパ−に当接するときに生じ
る音、衝撃を低減するために、ストッパ−の規制部材と
当接する部分に緩衝層を設けたことにある。
【0019】請求項5に記載の発明は、上記目的に加
え、変位する渦巻ばねがぶれないようにするために、支
軸の先端部に渦巻ばねの側面に押し付けるプレ−トを設
けたことにある。
【0020】
【作用】請求項1に記載の発明によると、座部は、通常
は支軸から径方向に延びる渦巻ばねの弾性力により、起
立位置側のストッパ−が当接するまで付勢されて、同位
置に位置決められる。
【0021】そして、着席するときは、渦巻ばねの付勢
力に抗して、座部を前方へ倒す。この倒れた座部の上面
に座れば、規制部材が着席位置側のストッパ−と当接し
て、そのときの荷重を受ける。
【0022】離席すれば、渦巻ばねに蓄えられた弾性力
で、座部が元の起立位置に戻って所定の状態に納まる。
また一席分の間口寸法を変えた連結椅子を製作するとき
は、例えば変更した連結椅子のフレ−ム部に座起立装置
を装着しておき、この座起立装置のブラケットに、変更
した間口寸法に対応した幅長さを有する座部を取付けれ
ば、特注品となるような部品を使用せずに、異なる間口
寸法(一席分)を有する連結椅子を製作することが可能
となる。
【0023】請求項2に記載の発明によると、請求項1
に記載した作用と同様、座部は、通常は支軸から径方向
に延びる渦巻ばねの弾性力により、規制部材の各部と一
対のストッパ−と当接するまで付勢されて、同位置に位
置決められる。
【0024】そして、着席するときは、渦巻ばねの付勢
力に抗して、座部を前方へ倒す。この倒れた座部の上面
に座れば、規制部材の各部が一対のストッパ−と当接し
て、そのときの荷重を受ける。
【0025】離席すれば、渦巻ばねに蓄えられた弾性力
で、座部が元の起立位置に戻って所定の状態に納まる。
また一席分の間口寸法を変えた連結椅子を製作するとき
は、例えば変更した連結椅子のフレ−ム部に、起立装置
を装着しておき、この座起立装置の支持座に、変更した
間口寸法に対応した幅長さを有する座部の側部を取付け
れば、特注品となるような部品を使用せずに、異なる間
口寸法(一席分)を有する連結椅子を製作することが可
能となる。
【0026】またこのとき、フレ−ム部と座部との間に
在る座起立装置の機構部は、ハウジングにて、周囲がカ
バ−されているから、外部から同部分へ異物が侵入する
ことはなく、同侵入を原因としたトラブルは回避され
る。
【0027】請求項3に記載の発明によると、座部が起
立位置,着席位置のいずれの位置に在るときにも、規制
部材とストッパ−とは、高い支持剛性が得られる側縁に
おいて広い面積で接する。
【0028】これにより、ストッパ−において安定して
荷重を受けられる。請求項4に記載の発明によると、座
部が起立位置,着席位置のいずれのときに移動するとき
にも、規制部材は緩衝層に当接して、そのときに生じる
音の発生、衝撃を低減する。
【0029】請求項5に記載の発明によると、渦巻ばね
はプレ−トにて矯正されているから、座部が起立位置,
着席位置のいずれのときに移動する際、渦巻ばねがぶれ
ることはない。
【0030】
【実施例】以下、本発明を図1ないし図11に示す一実
施例にもとづいて説明する。図1(a)〜(d)は、本
発明を適用した例えば劇場、屋内競技場などで用いられ
る連結椅子の平面図、正面図、座起立状態、座着席状態
をそれぞれ示していて、図中1はフレ−ムである。
【0031】フレ−ム1は、例えば間口寸法X(一席
分)の間隔で、左右方向(横方向)に並設された複数本
の脚部2を有している。各脚部2は略逆L字状に形成さ
れていて、各上端部に在る後方に延びている短手部2a
の上部には肘掛部3が設けてある。
【0032】また短手部2aの後方端間には、背部固定
用のプレ−ト4が掛け渡されている。各背部固定用のプ
レ−トには、それぞれ背部5が固定してある。また脚部
2,2間には、それぞれ座部6が配置されている。
【0033】座部6の幅方向両側は、図2に示されるよ
うに座起立装置7を介して、両側の脚部側面に回動自在
に支持されている。これにより、横方向に並ぶ各肘掛部
3,3間に、背部5と回動式の座部6との組合わせより
なる、同一方向に向いた、複数の椅子本体8を構成して
いる。
【0034】要部となる座起立装置7は、一つのユニッ
トをなしている。すなわち、座起立装置7は、図2
(a),(b)、さらには図3(a),(b)に示され
るように脚部2に固定された固定側9と、座部6の側部
に固定された可動側10とを組合わせた構造が用いてあ
る。
【0035】詳しくは、固定側9は、図4、図6および
図7に示されるようにブラケットとなる有底の円筒状の
化粧カバ−11を有している。この化粧カバ−11の全
長は短く、同カバ−11の内底面の中央には、ユニット
化された支持系12が装着してある。
【0036】支持系12は、両側縁を折り曲げた帯状の
位置決めプレ−ト13を有している。このプレ−ト13
は、中央に支軸用貫通孔14を有し、これを挟む両側に
所定の間隔で一対のストッパ−用貫通孔15,15を有
している。
【0037】この位置決めプレ−ト13の裏面側から
は、円柱状の支軸16が、支軸用貫通孔14を貫通し
て、表面側に突出している。また位置決めプレ−ト13
の裏面側からは、断面が略円形な短円柱状の着席用のス
トッパ−17が、片側のストッパ−用貫通孔15を貫通
して、表側に突出している。
【0038】さらに位置決めプレ−ト13の裏面側から
は、このストッパ−15と対(一対)となる同じく断面
が略円形な短円柱状の起立用のストッパ−18が、残る
片側のストッパ−用貫通孔15を貫通して、表側に突出
している。
【0039】支軸16は、先端部外周にねじ部19を有
するとともに、軸端面にはばね端を係止するためのスリ
ット20を有している。また支軸16の後端部には、フ
ランジ部21が形成してある。
【0040】そして、このフランジ部21が位置決めプ
レ−ト13の裏面に取着(溶接など)され、支軸全体を
位置決めプレ−ト13に固定している。なお、この固定
の際、スリット20の向きを所望の向きに配置するもの
としている。
【0041】着席用ストッパ−17は、先端部外周に緩
衝層としての弾性力の有る部材、例えばゴム材より断面
が平板形のリング状に成形されてなる緩衝リング22が
嵌め込まれている。詳しくは、着席用ストッパ−17の
先端外周面には、リング嵌込用の溝部23が形成され、
これに緩衝リング22は外周面全体がストッパ−外周面
から突き出るように嵌込んである。
【0042】また着席用ストッパ−17の後端部には、
フランジ部24が形成してある。そして、このフランジ
部24が位置決めプレ−ト13の裏面に取着(溶接な
ど)され、着席用ストッパ−全体を支軸16と並行に位
置決めプレ−ト13に固定している。
【0043】起立用ストッパ−18は、先端部外周の所
定位置、本実施例では下部分に緩衝層としての弾性力の
有る部材、例えばゴム材より短柱状に成形されてなる緩
衝ピン25が植えられている。詳しくは、起立用ストッ
パ−18の下部分には、同ストッパ−18の軸心と直角
方向に延びる嵌込用の溝部26が形成され、これに緩衝
ピン25は先端部がストッパ−外周面から突き出るよう
に嵌込んである。
【0044】また起立用ストッパ−18の後端部には、
フランジ部27が形成してある。そして、このフランジ
部27が、着席用ストッパ−18のときと同様、位置決
めプレ−ト13の裏面に取着(溶接など)され、起立用
ストッパ−全体を支軸16と並行に位置決めプレ−ト1
3に固定している。
【0045】こうした支軸16,着席用ストッパ−1
7,起立用ストッパ−18を所期の位置に組付けた位置
決めプレ−ト13は、各支軸16、ストッパ−17,1
8の並びが水平方向になるように配置されて、化粧カバ
−11の内底面に取着(溶接など)してある。
【0046】これによって、着席用ストッパ−17およ
び起立用ストッパ−18を、座部6の着席位置,起立位
置と対応する、例えば180°位相した二つの地点に配
置させてある。
【0047】可動側10は、図4、図5および図7に示
されるように本体部30を有している。本体部30は、
化粧カバ−11の内周面に遊嵌されて化粧カバ−11と
組合う円筒状のハウジング31を有している。このハウ
ジング31によって、座部6と化粧カバ−11の周壁と
の間から露出する化粧カバ−11の各種部品を周囲から
覆っている。
【0048】またこのハウジング31には、支持座32
が設けてある。支持座32は、図5に示されるようにハ
ウジング31の一方の開口端に取着されてハウジング3
1の径方向に延びる略三角形状の支持壁33と、この支
持壁33の延出端をハウジング31とは反対側に略直角
に曲げてなる座部分34とを有してなる。なお、34a
は座部分34に形成された取付孔を示す。
【0049】本体部30は、この座部分34aを座部6
の側部下段の角部の形状にならって嵌込み、取付孔34
aからねじ36を挿入することによって、座部6の両側
部の所定位置(固定側9と対応する位置)に着脱可能に
固定してある。
【0050】また支持壁33のハウジング31と取着さ
れる端縁には、例えば同端縁の一部分をハウジング31
の内側へ延出させるとともに、同延出端をハウジング3
1の内周面に添うように配置させてなるばね止め部35
が形成してある。
【0051】またハウジング31の内周面の先端寄りの
部分には、規制部材37が設けられている。規制部材3
7は、各ストッパ−17,18の突出方向に側面を向け
て配置した帯状のプレ−ト37aからなる。
【0052】このプレ−ト37の両端部がハウジング3
1の内周面の例えば180°位相した内周面の二点間の
内周面部分に取着され、規制部材全体をハウジング31
の径方向中央を横切るように設置させている。
【0053】そして、各ストッパ−17,18の先端部
(突出端部)がこのプレ−ト37aの両側に形成された
ハウジング31の内腔部分に挿入され、ストッパ−1
7,18間を横切るように規制部材37を配置させてい
る。
【0054】プレ−ト37aの中央部には支持孔部39
が穿設してある。そして、この支持孔部39内には、上
記支軸16の先端部が、ブッシュ38を介して、回動自
在に嵌挿され、座部6の両側部を支軸16を支点として
回動自在に支持している。
【0055】つまり、座部6を上下方向に回動自在に支
持させている。またプレ−ト37aの各ストッパ−1
7,18と対応する両側の側縁部分には、座部6を着席
位置Aと起立位置Bとに位置決めるための当接部40,
40がそれぞれ形成されている。
【0056】そして、この二つの当接部40と各ストッ
パ−17,18との当接にしたがって、座部6を、当該
座部6が略水平状態(図9に図示)となる着席位置A、
同じく起立した状態(図8に図示)となる起立位置Bに
それぞれ規制するようにしてある。
【0057】各当接部40は、当接する各ストッパ−1
7,18の外形に対応した円弧状部となっていて、広い
面積で当接部40を受けるようにしてある。またこの
際、衝撃、荷重を有効に受けるように、図7に示される
ように当接部40は緩衝リング22とこれと隣接するス
トッパ−17の外周部分との双方に当接するように設定
してある。
【0058】プレ−ト37aから突き出た支軸16の先
端部外周には、同支軸16から径方向外側へ向かって巻
回されてなる渦巻ばね42が取付けられている。詳しく
は、渦巻ばね42は、最内周側に在る素線端部(径方向
内側の端部)42aが支軸16の軸端のスリット部20
に嵌挿されてねじ部19に螺挿されるナット43にて支
持され、最外周側に在る素線端部(径方向外側の端部)
42bがハウジング31の内周部に在るばね止め部35
に係止されて支持される。これにより、座部6と脚部2
との間の狭いスペ−スを有効に用いて、ばねを設置させ
ている。
【0059】この渦巻ばね42の支持を利用して、同渦
巻ばね42にねじり方向の弾性力を発生させ、座部6に
起立方向に向かう付勢力を発生させている。これによ
り、座部6は、通常、ストッパ−17,18で起立位置
Bに位置決められた起立状態に保たれ、前方へ倒して、
着席すれば、ストッパ−17,18で着席位置Aに位置
決められつつ、着座で加わる荷重を受けるようにしてあ
る。
【0060】またナット43と渦巻ばね42との間に
は、ナット43を締付ける力を受けて、渦巻ばね42の
側面に押し付けられる帯状のプレ−ト44が介在されて
いて、渦巻ばね42をぶれないように側方から矯正して
いる。
【0061】そして、このように座部6と脚部2との間
の隙間を利用して設置した機構部の周囲全体をハウジン
グ31で覆っている。すなわち、ハウジング31の全長
は化粧カバ−11と支持壁33との間の離間距離に対応
した寸法に設定されていて、内部の機構部が外部に露出
しないようにしてある。
【0062】こうして構成される座起立装置7の組立手
順が図10よび図11に示してある。すなわち、図10
(a)に示されるように、まず、支軸16,着席用スト
ッパ−17,起立用ストッパ−18、ブッシュ38が組
付けられた化粧カバ−11を用意する。むろん、スリッ
ト部20の向きは、支軸16を取付ける際において、所
定の付勢力を発生し得るように調節してある。
【0063】ついで、本体部30を化粧カバ−11に組
付ける。これには、まず、図10(b)に示されるよう
にプレ−ト37aの支持孔部41を支軸16に挿通さ
せ、さらに各ストッパ−17,18がプレ−ト37aの
両側の内腔部分に挿入されるようにして、ハウジング3
1を化粧カバ−11に遊嵌する。
【0064】プレ−ト37aが、ブッシュ38の後部端
に形成されているフランジ部38aと当接するまで挿通
させたならば、図10(c)に示されるように渦巻ばね
42を取付ける。
【0065】これには、まず、最外周側に在る素線端部
42bをハウジング31の内周部に在るばね止め部35
に係止させ、ついで最内周側に在る素線端部42aをプ
レ−ト37aの中央部から突き出している軸端のスリッ
ト部20内に挿入して、渦巻ばね42を位置決める。
【0066】この後、図11(a)に示されるようにプ
レ−ト44を支軸16の先端部に挿入する。ついで、図
11(b)に示されるように先端のねじ部19にナット
43を螺挿して、プレ−ト44を渦巻ばね42の側面に
押し付けつつ、素線端部42aを外れないように固定す
ることにより、渦巻ばね42が所期に取付けられる。
【0067】これにより、座起立装置7が組立てられ
る。そして、あらかじめ所定の各間口寸法X(一席分)
にしてある各脚部2の内面の所定位置に、組立てた座起
立装置7の化粧カバ−11の外面を取着(溶接など)し
て、固定側9を固定する。
【0068】ついで、脚部2から突き出た支持座32,
32間に座部6を嵌めて、同支持座32,32の取付孔
34aからねじ36を螺挿することにより、座部6と脚
部2との間に座起立装置7が装着されて、連結椅子が組
立てられる。
【0069】このようにして組立てられた連結椅子によ
ると、通常時、座部6は、渦巻ばね42の起立方向に向
かう付勢力により起立方向に回動されている。そして、
このときの付勢力によって、図8に示されるようにプレ
−ト37aの両側に在る各当接部40,40が一対のス
トッパ−17,18(着席用ストッパ−,起立用ストッ
パ−)に当接し、座部8を起立した状態に位置決めてあ
る(起立Sした状態)。
【0070】着席するときは、渦巻ばね42の付勢力に
抗して、この起立状態となっている座部6を前方へ倒
し、この倒れた座部6の上面に座れば、図9に示される
ようにプレ−ト37aの両側に在る各当接部40,40
が一対のストッパ−17,18と当接して着席位置Aに
位置決め、そのときの荷重を受けることとなる。
【0071】離席すれば、渦巻ばね42に蓄えられた弾
性力で、座部6が元の起立位置Bに戻って、所定の状態
に納まり、それに伴い座部6が占有していた部分が通路
として活用されることとなる。
【0072】また間口寸法X(一席分)を変えた連結椅
子を製作するときは、変更した連結椅子のフレ−ム1の
各脚部2に、上記した要領で座起立装置7を装着してお
く。そして、これら各座起立装置7の支持座32に、上
記した要領で、変更した間口寸法X(一席分)に対応し
た幅長さを有する座部6の側部をねじ止めすれば、従来
のように特注品となるような部品を使用せずに、異なる
間口寸法(一席分)を有する連結椅子を製作することが
できる。
【0073】したがって、座部6と脚部2との間の隙間
を設置場所に活用した渦巻ばね42を用いて構成される
座起立装置7の採用により、安価なコストで、かつ容易
に特注品と呼ばれる連結椅子を製作することができる。
【0074】しかも、本体部を兼ねる円筒状のハウジン
グ31で、座部6と脚部2との間の隙間から露出する座
起立装置7の機構部の周囲を覆う構造を採用したことに
より、剛性を低下させずに、外部から同部分への異物の
侵入を阻止することができ、同侵入を原因としたトラブ
ルを回避することができる。
【0075】そのうえ、ストッパ−17,18を断面が
略円形な短柱状とし、また規制部材37には当接側に端
面を定めたプレ−ト37aを採用し、さらに同プレ−ト
37aの側縁部にストッパ−17,18の外形に対応し
た円弧状の当接部42(円弧状部)に形成した構造を採
用したことにより、座部6が起立位置B,着席位置Aの
いずれの位置に在るときでも、起立時、着席時における
荷重を、高い支持剛性が得られるプレ−ト37aの側
縁、かつ広い面積で受けられる。
【0076】つまり、起立時、着席時における荷重を安
定して受けることができる。さらにストッパ−17,1
8の規制部材37と当接する部位に、緩衝リング22,
緩衝ピン25を設けたので、座部6が起立位置B,着席
位置Aのいずれの位置へ移動するときにも、規制部材3
7と緩衝部材とが当接することになり、そのときに生じ
る音の発生、衝撃を低減することができる。
【0077】しかも、規制部材37が緩衝リング22と
その周囲のストッパ−部分との双方に当接するように位
置決めたことにより、着席時の際、最終的には剛性の高
いストッパ−17およびプレ−ト37a同志の当接で荷
重を受けることができ、観客等、利用者を高い信頼性で
着席させることができる。
【0078】加えて、プレ−ト44を用いて、渦巻ばね
42を矯正したので、座部6が起立位置B,着席位置A
のいずれのときに移動する際にも、変位する渦巻ばね4
2がぶれることはなく、安定した座起立能力を発揮させ
ることができる。
【0079】なお、座起立装置は、支軸を中心として所
定の相対的回動位置関係を保つ限りにおいて、脚体およ
び座体への取付けの回転角度方向を自在に設けられるこ
とはいうまでもなく、例えば一実施例の前後および上下
方向とは異なる方向に設けてもよい。
【0080】また、一実施例では、脚部側に支軸,スト
ッパ−を設け、座部側に規制部材を設けたが、逆に座部
側に支軸,ストッパ−を設け、脚部側に規制部材を設け
てもよい。
【0081】また、一実施例では、比較的細い脚体への
適用を可能とすべく、化粧カバ−を設けたが、ハウジン
グと同等またはそれより広い取付面を有する脚体に対し
ては化粧カバ−を不要とし、位置決めプレ−トを基部と
して、すなわち同プレ−トをブラケットとして他構成部
品(支持系)を直接、脚体に取着(溶接など)してもよ
い。
【0082】加えて、一実施例では座体への取付けを支
持座の座部分にて底部から行ったが、これに限らず、支
持座を支持壁のみの構成にして、側方から座体に取付け
るようにしてもよい。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、間口寸法(一席分)の変更に容易に対応す
ることができる。それ故、安価なコストで、容易に特注
品と呼ばれる連結椅子を製作することができる。
【0084】請求項2に記載の発明によれば、上記効果
に加えて、外部から機構部へ異物が侵入するのをハウジ
ングで阻止することができ、同侵入を原因としたトラブ
ルの発生を回避することができる。
【0085】請求項3に記載の発明によれば、上記請求
項2の効果の加えて、規制部材とストッパ−とを、高い
支持剛性が得られる側縁でかつ広い面積で当接させるこ
とができ、安定した荷重の受けを約束することができ
る。
【0086】請求項4に記載の発明によれば、上記請求
項1または請求項2に記載の効果に加えて、規制部材が
ストッパ−に当接するときに生じる音、衝撃を低減する
ことができる。
【0087】請求項5に記載の発明によれば、上記請求
項2の効果の加えて、変位する渦巻ばねがぶれないよう
にすることができ、安定した座起立能力を発揮させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施例の連結椅子の一部
を示す平面図。(b)は、同じく正面図。(c)は、同
じく起立状態となっている座部を示す側面図。(d)
は、同じく着席位置に在る座部を示す側面図。
【図2】(a)は、座部と脚部との間に装着されている
座起立装置を示す斜視図。(b)は、同座起立装置を固
定側と可動側とに分解したときの斜視図。
【図3】(a)は、図2(a)の要部を拡大して示す斜
視図。(b)は、図2(b)の要部を拡大して示す斜視
図。
【図4】座起立装置の構造を説明するための分解斜視
図。
【図5】同座起立装置の可動側を構成する本体部の構成
を説明するための分解斜視図。
【図6】同座起立装置の固定側の構成を説明するための
分解斜視図。
【図7】図3(a)中のT−T線に沿う座起立装置の平
断面図。
【図8】起立時における規制部材とストッパ−との位置
関係を説明するための図。
【図9】着席時における規制部材とストッパ−との位置
関係を説明するための図。
【図10】座起立装置の組立て手順を説明するための
図。
【図11】同図10の手順の後に続く、座起立装置の組
立て手順を説明するための図。
【図12】(a)は、従来の連結椅子の一部を示す平面
図。(b)は、同じく正面図。(c)は、同じく起立状
態となっている座部を示す側面図。(d)は、同じく着
席位置に在る座部を示す側面図。
【図13】同連結椅子に用いられている座起立装置の構
成を説明するための斜視図。
【符号の説明】
1…フレ−ム 2…脚部(フレ−ム部)
6…座部 7…座起立装置 8…椅子本体
9…固定側 10…可動側 11…化粧カバ−(ブラケ
ット) 13…位置決めプレ−ト 16…支軸 17,
18…ストッパ− 20…スリット部 22…緩衝リング(緩衝
層) 25…緩衝ピン(緩衝層) 31…ハウジング
32…支持座 35…ばね止め部 37…規制部材
39…支持孔部 40…当接部(円弧状部) 42…渦巻ばね
44…プレ−ト A…着席位置 B…起立位置
X…間口寸法
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】すなわち、筒状のばねhで、必要な付勢力
を得るためには、かなり全長の長いばねhを必要とす
る。またこのばねhを座部bとフレ−ム部eとの間に配
置すると、同間において無駄なスペ−スが発生し、限ら
れた一席分の間口寸法xにおいて座部間口寸法yを不要
に狭める。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】そこで、ばねhを座部b内に内蔵させるこ
とによって、同座部間口寸法yを損なわないようにして
ある。具体的には、従来の座起立装置iは、座部bの後
部側に、座部bの幅方向を貫通するように長尺な支軸j
を回転自在に設け、この座部bに内蔵された支軸jの外
周部分にばねhを卷装してある。また座部bから突き出
た支軸jの端部は、座部bの両側のフレ−ム部eに取着
して在る支持ブラケットkに嵌挿されて固定してある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】したがって、座部6と脚部2との間の隙間
を設置場所に活用した渦巻ばね42を用いて構成される
座起立装置7の採用により、安価なコストで、かつ容易
に特注品と呼ばれる連結椅子を製作することができる。
また座起立装置7は幅を小さく設けることができるの
で、座部6に内蔵しなくとも座部間口寸法Yを狭めるこ
とがない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、間口寸法(一席分)の変更に容易に対応す
ることができる。それ故、安価なコストで、容易に特注
品と呼ばれる連結椅子を製作することができる。しか
も、座起立装置は幅を小さく設けることができるので、
座部に内蔵しなくとも座部間口寸法を狭めることがな
い。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着席位置と起立位置との間に回動可能な
    座部を有して構成される椅子本体を、これら座部の側部
    に在るフレ−ム部を介して、複数個、横方向に連結して
    なり、かつ前記座部には当該座部を着席位置から起立位
    置へ付勢する座起立装置が設けられてなる連結椅子にお
    いて、 前記座起立装置は、 前記向き合う座部とフレ−ム部との間に配置され、一端
    部が座部とフレ−ム部との一方に取付けられ、他端部が
    他方に回動自在に支持されてなり、前記座部を着席位置
    と起立位置との間に沿って回動自在に支持させる支軸
    と、 この支軸の外周部に同支軸から径方向外側へ向かい巻回
    されて取付けられてなり、径方向内側の端部が支軸に支
    持されて前記座部とフレ−ム部のうちの一方側に連結さ
    れ、径方向外側の端部が他方側に連結されて、前記座部
    に起立位置へ向かう付勢力を与える渦巻ばねと、 前記支軸の周辺に配置されて、前記向き合う座部とフレ
    −ム部とのうちの一方の前記各着席位置および起立位置
    と対応する部位に突設された一対のストッパ−と、 このストッパ−と略直角方向で交わる方向に配設され
    て、前記向き合う座部とフレ−ム部との他方にブラケッ
    トを介して着脱可能に取付けられ、前記ストッパ−との
    当接によって前記座部をそれぞれ着席位置、起立位置に
    規制する規制部材と、 を有して構成されていることを特徴とする連結イス。
  2. 【請求項2】 着席位置と起立位置との間に回動可能な
    座部を有して構成される椅子本体を、これら座部の側部
    に在るフレ−ム部を介して、複数個、横方向に連結して
    なり、かつ前記座部には当該座部を着席位置から起立位
    置へ付勢する座起立装置が設けられてなる連結椅子にお
    いて、 前記座起立装置は、 前記向き合う座部とフレ−ム部との間に配置され、先端
    部が座部側に向かって突き出るように前記フレ−ム部に
    ブラケットを介して取付けられた支軸と、 この支軸の外周部に同支軸から径方向外側へ向かって巻
    回されて取付けられた、径方向内側の端部が支軸に支持
    されてなる渦巻ばねと、 前記支軸の周辺に同支軸と並行をなして各着席位置およ
    び起立位置に配置されてなり、前記ブラケットを介し
    て、前記フレ−ム部に突設されてなる一対のストッパ−
    と、 前記向き合う座部とフレ−ム部との間に渡り前記渦巻ば
    ねの周囲を覆うように配設されてなり、前記座部の側部
    に支持座を介して着脱可能に取付けられた筒形のハウジ
    ングと、 このハウジングの内周部に設けられてなり、前記渦巻ば
    ねの径方向外側の端部を支持し、前記座部に起立位置へ
    向かう付勢力を発生させるばね止め部と、 前記一対のストッパ−間を横切るよう、前記ハウジング
    の内周面に同ハウジングの径方向中央を通る二点間に取
    着されてなり、前記ストッパ−との当接によって前記座
    部をそれぞれ着席位置、起立位置に規制する規制部材
    と、 この規制部材の中央部分に設けられ、前記支軸の先端部
    が回動自在に嵌挿されて、前記座部を回動自在に支持さ
    せる支持孔部と、 を有して構成されていることを特徴とする連結椅子。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の連結椅子におい
    て、前記一対のストッパ−は、断面が略円形な短柱状を
    なし、前記規制部材は、側面が前記ストッパ−の突出方
    向に向けて配置され、かつ前記ストッパ−と当接する側
    縁部分には当該ストッパ−の外形に対応した円弧状部が
    形成されてなる帯状のプレ−トから構成されることを特
    徴とする連結椅子。
  4. 【請求項4】 前記請求項1または請求項2に記載の連
    結椅子において、一対のストッパ−の前記規制部材と当
    接する部分には、緩衝層を有していることを特徴とする
    連結椅子。
  5. 【請求項5】 前記請求項2に記載の連結椅子におい
    て、前記支軸の先端部は、渦巻ばねの側面を押し付ける
    プレ−トが設けられていることを特徴とする連結椅子。
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