JP2008212520A - 座体跳ね上げ式椅子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】脚柱1の内側面に後端部が取付けられた1対のブラケット6、両ブラケット6の前端部に後端部が枢着された、座体を支持する1対の回動ブラケット7と、ブラケット6の収容部18に収容されたねじりコイルばね19とにより、座体支持ユニット8を構成し、ブラケット6における脚柱1よりも前方に突出する部分に、ねじりコイルばね19の一端側の足片19aを、ねじり荷重が大となる方向に押圧可能な、めねじ孔28に螺合された調整ねじ29と、回動ブラケット7に突設したストッパピン41と当接することにより、座体の上向き停止位置を調整可能な、第2のめねじ孔47に螺合された第2の調整ねじ49とを設ける。
【選択図】 図8
Description
さらに、上記特許文献2及び3に記載の椅子におけるねじりコイルばねは、外部に露呈して組み付けられているので、特に、椅子を跳ね上げた際の見栄えが悪い。
(1)左右の脚柱により、座体を、ほぼ水平をなす使用位置と、前上方を向く不使用位置との間を回動しうるように支持し、かつ付勢手段により、前記座体を、使用位置から不使用位置に自動的に回動させうるようにしてなる座体跳ね上げ式椅子において、前記脚柱よりも前方に突出するようにして、その内側面に後端部が取付けられた1対のブラケットと、両ブラケットにおける前端部の内側面に後端部が枢着された、前記座体後部の両側部を支持する1対の回動ブラケットと、少なくといずれか一方のブラケットと回動ブラケットとの対向面間に設けた収容部に収容された、前記付勢手段としてのねじりコイルばねとにより、座体支持ユニットを構成し、この座体支持ユニットにおける前記脚柱よりも前方に突出する部分に、前記ねじりコイルばねの一端側の足片を、ねじり荷重が大となる方向に押圧可能な付勢力調整手段と、前記ブラケットと回動ブラケットとの対向面のいずれか一方に突設したストッパ部材と当接することにより、前記座体の上向き停止位置を調整可能な停止位置調整手段とを設ける。
また、付勢力調整手段と停止位置調整手段は、座体支持ユニットにおける脚柱よりも前方に突出する部分に設けられているので、それらを、脚柱の前方の開放空間から容易に操作することができる。
さらにまた、座体支持ユニットは、2つのブラケットを備え、かつそれらの対向面間の収容部に、ねじりコイルばねを収容しているので、このばねの組付けが容易であるとともに、外部に露呈しないので、見栄えがよい。
また、双方の調整ねじは、各めねじ孔内に螺合され、外部に露呈しないので、見栄えがよい。
図1は、本発明を適用した座体跳ね上げ式の連結椅子の使用状態の斜視図、図2は、同じく、座体が跳ね上がった不使用状態の斜視図、図3は、同じく、拡大側面図である。
また、側壁10の前部側の内側面には、筒部15を囲むようにして、厚肉部16が形成され、この厚肉部16には、筒部15を中心とする円弧状の1対の案内凹部17、17が、筒部15を挟んで対向するように形成されている(図8参照)。この両案内凹部17は、詳細は後述するが、座体9の上下方向の回動範囲を規制するものである。筒部15と厚肉部16との間には、ねじりコイルばね19が遊嵌される収容部としての嵌合溝18が形成されている。
脚柱1の中間部における前端部の側縁には、ブラケット6の外側端部を嵌合して上下方向の位置決めを行うための切欠き凹部1aが形成されている。
両ストッパピン41には、ゴム等よりなる円筒形の緩衝材45が圧嵌されている。
図11に示すように、ブラケット6に設けた上下方向を向く掛止長孔27には、ねじりコイルばね19の一端側の足片19aが、上下動可能に遊嵌され、かつ掛止長孔27の直上に形成された上下方向を向くめねじ孔28には、調整ねじ29が、その下端が足片19aの上端と当接するように螺合されているため、調整ねじ29を下方にねじ込むと、足片19aは下方に押圧させられる。
従って、長期間の使用により、ねじりコイルばね19にへたりが生じた際等に、そのねじり荷重を大として、座体9の跳ね上げ力を最適に調節することができる。
なお、ねじりコイルばね19の足片19aを掛止する掛止長孔27及びそれと連通するめねじ孔28の位置は、上記めねじ孔47と干渉しない位置であれば、ブラケット6の前端部のどの位置に設けてもよく、この際には、その位置に対応して、足片19aの円周方向の位置を変えればよい。
上記両めねじ孔28、47は、調整後又は調整が不要なときには、キャップ等で塞いでおくのがよい。
また、ねじりコイルばね19は、両ブラケット6、7により完全に隠蔽され、外部に露呈していないので、見栄えが向上する。
この際には、回動ブラケット7の上向片37を、外側面が開口するケース状とするとともに、ブラケット6を板状とすればよい。
また、回動ブラケット7を省略して実施することも可能であり、この際には、座体9の側面に、枢軸40とストッパピン41を直接突設すればよい。
1a 切欠き凹部
2 単体椅子
3 肘当て
4 肘掛け
5 背凭れ
6 ブラケット
7 回動ブラケット
8 座体支持ユニット
9 座体
10 側壁
11 周壁
12 リブ
13 突部
14 軸孔
15 筒部
16 厚肉部
17 案内凹部
18 嵌合溝(収容部)
19 ねじりコイルばね
19a 足片
19b 足片
20 円形凹部
21 ボルト
22 スペーサ
23 通孔
24 円形カバー
25 係合片
26 係合孔
27 掛止長孔
28 めねじ孔
29 調整ねじ
30 取付孔
31 内向突部
32 めねじ孔
33 位置決め孔(凹部)
34 位置決め突部(突部)
35 ボルト
36 内向水平片
37 上向片
38 大径孔
39 小径孔
40 枢軸
41 ストッパピン(ストッパ部材)
42 補強板
43 掛止孔
44 めねじ孔
45 緩衝材
46 鍔付きブッシュ
47 第2のめねじ孔
48 小径突部
49 第2の調整ねじ
Claims (6)
- 左右の脚柱により、座体を、ほぼ水平をなす使用位置と、前上方を向く不使用位置との間を回動しうるように支持し、かつ付勢手段により、前記座体を、使用位置から不使用位置に自動的に回動させうるようにしてなる座体跳ね上げ式椅子において、
前記脚柱よりも前方に突出するようにして、その内側面に後端部が取付けられた1対のブラケットと、両ブラケットにおける前端部の内側面に後端部が枢着された、前記座体後部の両側部を支持する1対の回動ブラケットと、少なくともいずれか一方のブラケットと回動ブラケットとの対向面間に設けた収容部に収容された、前記付勢手段としてのねじりコイルばねとにより、座体支持ユニットを構成し、この座体支持ユニットにおける前記脚柱よりも前方に突出する部分に、前記ねじりコイルばねの一端側の足片を、ねじり荷重が大となる方向に押圧可能な付勢力調整手段と、前記ブラケットと回動ブラケットとの対向面のいずれか一方に突設したストッパ部材と当接することにより、前記座体の上向き停止位置を調整可能な停止位置調整手段とを設けたことを特徴とする座体跳ね上げ式椅子。 - 付勢力調整手段を、ブラケットまたは回動ブラケットに設けられ、それらの外面と、ねじりコイルばねの収容部とに開口するめねじ孔と、このめねじ孔に螺合され、先端により前記ねじりコイルばねの一端側の足片を押圧可能な調整ねじとからなるものとし、停止位置調整手段を、前記ブラケットまたは回動ブラケットにおける前記めねじ孔と離間する位置に設けられ、それらの外面と、ストッパ部材が回動しうるように、ブラケットまたは回動ブラケットに設けられた円弧状の案内凹部の一端部内とに開口する第2のめねじ孔と、この第2のめねじ孔に螺合され、先端に前記ストッパ部材が当接しうる第2の調整ねじとからなるものとした請求項1記載の座体跳ね上げ式椅子。
- 双方のめねじ孔を、ブラケットまたは回動ブラケットの上部に、上方に開口するようにして設けてなる請求項2記載の座体跳ね上げ式椅子。
- ブラケットを、内側面が開口するケース状に形成し、このブラケットの前端部内に、ねじりコイルばねの収容部と、案内凹部と、双方のめねじ孔を設け、かつ回動ブラケットの側面に、前記案内凹部に遊嵌されるストッパ部材を突設してなる請求項2または3記載の座体跳ね上げ式椅子。
- ストッパ部材に、緩衝材を設けてなる請求項1〜4のいずれかに記載の座体跳ね上げ式椅子。
- 脚柱の内側面と、ブラケットの外側面とのいずれか一方に、複数の突部を、かつ他方に、前記突部に嵌合する凹部を設けてなる請求項1〜5のいずれかに記載の座体跳ね上げ式椅子。
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