JPH07312887A - モータの制御装置 - Google Patents

モータの制御装置

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JPH07312887A
JPH07312887A JP12678994A JP12678994A JPH07312887A JP H07312887 A JPH07312887 A JP H07312887A JP 12678994 A JP12678994 A JP 12678994A JP 12678994 A JP12678994 A JP 12678994A JP H07312887 A JPH07312887 A JP H07312887A
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JP
Japan
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switch
power supply
motor
changeover switch
control unit
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JP12678994A
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English (en)
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Sadayuki Shimokado
貞幸 霜門
Takemoto Miki
健資 三木
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Ito Denki Co Ltd
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Ito Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキのない既設のモータに、電気的ブレ
ーキ回路を接続できるようにしたモータの制御装置を提
供する。 【構成】 モータ101に直流のブレーキ電圧を印加す
る直流電源部10をON・OFF スイッチ110とモータ1
01との間に切替えスイッチ1によって並列接続しす
る。電源の遮断後、所定時間だけ直流電源部10とモー
タ101とを接続する状態に切替えスイッチ1を切り替
える起動・切替え制御部22をON・OFF スイッチ110
と切替えスイッチ1との間に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送品を搬送するロー
ラコンベア装置などに使用されるモータの制御装置に関
し、特にブレーキのない既設のモータに電気的ブレーキ
回路を接続できるようにしたモータの制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】モータの停止制御には、機械的にモータ
の回転を停止させる機械式ブレーキと、電圧を供給する
ことによって瞬間的にモータを停止させる電気的ブレー
キとがある。機械式ブレーキは摩擦力を利用したもので
あるから、摩耗があり耐久性に劣る。
【0003】他方、電気的ブレーキはモータを電源から
切り離し、固定子の捲線に直流または脈流を印加して回
転子を強制的に停止させるものである。モータを電源か
ら切り離すためには一般に電磁リレーが使用されてい
る。
【0004】この電磁リレーを使用する電気的ブレーキ
の回路を、図5に示して説明する。この回路は3相交流
電源100とモータ101との間に、メインスイッチ1
02とON・OFF スイッチ110とを直列に接続したもの
である。ON・OFF スイッチ110は電磁リレーが使用さ
れ、ONスイッチ111とOFF スイッチ112とが接続さ
れる。
【0005】メインスイッチ102を入れた状態でONス
イッチ111を押すとモータ101が回転する。即ちメ
インスイッチ102を入れただけではモータ101は回
転しない。また、OFF スイッチを押すことによりモータ
101が停止する。即ち、メインスイッチ102を切ら
ないで、OFF スイッチ112を押すだけでモータ101
は停止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】電気的ブレーキはモー
タ101を瞬間的に停止させるようにしたものである
が、モータ101の停止が完了しない状態でブレーキ電
圧の供給を終了するため、OFF スイッチ112を押して
もモータ101は暫く回転し続けており、停止精度が悪
いといった不具合があった。
【0007】停止精度が要求されない用途であっても、
コンベア装置のように多数のモータが使用される場合
は、全てのモータにブレーキ回路を備えることは、大き
なコストアップをもたらせる。ブレーキ回路のない既設
のモータに従来のブレーキ回路を追加することは、配線
を変更しなければならないことが多いため、事実上不可
能である。
【0008】そこで、本発明は特に既設のブレーキのな
いモータに電気的ブレーキ回路を接続することができる
モータの制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の手段は、ON・OFF スイッチとモータとの間に切
替えスイッチによって並列接続してモータに直流または
脈流のブレーキ電圧を印加する直流電源部と、ON・OFF
スイッチと切替えスイッチとの間に接続して電源の遮断
後、所定時間だけ直流電源部とモータとを接続する状態
に切替えスイッチを切り替える起動・切替え制御部とを
具備したことを特徴とするモータの制御装置である。
【0010】上記目的を達成するための第2の手段は、
上記第1の手段に記載の直流電源部は、交流電源とモー
タとの間に接続する全波整流器と、交流電源と全波整流
器との間に並列接続して交流を整流し、その整流波を起
動・切替え制御部に入力する電源位相検出器とを具備し
たものであることを特徴とするモータの制御装置であ
る。
【0011】上記目的を達成するための第3の手段は、
上記第1の手段に記載の起動・切替え制御部は、ON・OF
F スイッチによって電源が遮断されたことを検出する電
圧検出部をON・OFF スイッチと切替えスイッチとの間に
接続し、電圧検出部によって電源が遮断されたことを検
知した後所定時間、切替えスイッチをON・OFF スイッチ
とモータとの接続から直流電源部とモータとの接続に切
り替える切替えスイッチ制御部を電圧検出部と切替えス
イッチとの間に接続し、切替えスイッチを直流電源部側
へ切り替えた後所定時間、直流電源部で発生する直流ま
たは脈流のブレーキ電圧を漸増させるブレーキ電圧制御
部を切替えスイッチ制御部と直流電源部との間に接続し
たものであることを特徴とするモータの制御装置であ
る。
【0012】上記目的を達成するための第4の手段は、
所定時間だけモータに直流または脈流のブレーキ電圧を
印加する直流電源部と起動・切替え制御部とをモータと
ON・OFF スイッチとの間に切替えスイッチによって並列
接続し、上記の直流電源部は、交流の電源位相検出器と
交流電源に接続する全波整流器と、交流電源と全波整流
器との間に並列接続して交流を整流し、その整流波を起
動・切替え制御部に入力する電源位相検出器とを具備
し、上記の起動・切替え制御部は、ON・OFF スイッチに
よって電源が遮断されたことを検知する電圧検出部をON
・OFF スイッチと切替えスイッチとの間に接続し、電圧
検出部によって電源が遮断されたことを検知した後所定
時間、切替えスイッチをON・OFF スイッチとモータとの
接続から直流電源部とモータとの接続に切り替える切替
えスイッチ制御部を電圧検出部と切替えスイッチとの間
に接続し、切替えスイッチを直流電源部側へ切り替えた
後所定時間、直流電源部で発生する直流または脈流のブ
レーキ電圧を漸増させるブレーキ電圧制御部を切替えス
イッチ制御部と直流電源部との間に接続したものである
ことを特徴とするモータの制御装置である。
【0013】
【作用】上記第1の手段によれば、電源が遮断されたこ
とが検出され、その後に遅延回路によって、切替えスイ
ッチが切り替えられる。即ち、ON・OFF スイッチとモー
タとが接続されていた状態から直流電源部とモータとが
接続された状態に切り替えられる。その後、直流電源部
からモータに直流または脈流のブレーキ電圧が印加され
て、モータにブレーキが掛けられる。モータが停止した
後、ブレーキ電圧制御部が動作終了し、切替えスイッチ
が切り替わることによって、再びON・OFFスイッチとモ
ータとが接続される。
【0014】上記第2の手段によれば、全波整流器によ
って、モータに印加する直流または脈流のブレーキ電圧
が作り出される。また、電源位相検出器によって、整流
波が作りだされ、整流波は起動・切替え制御部に入力さ
れて、直流または脈流のブレーキ電圧を漸増させる基準
の一つとなる。
【0015】上記第3の手段によれば、電源が遮断され
たことを電圧検出部によって検出された信号は、電圧検
出部から切替えスイッチ制御部に入力され、ON・OFF ス
イッチとモータとを接続していた切替えスイッチが直流
電源部とモータとを接続するように切り替えられる。さ
らに、電源が遮断されたことを検出した信号は、切替え
スイッチ制御部からブレーキ電圧制御部にも入力され、
切替えスイッチが直流電源部側に切り替えられた後に、
直流電源部からモータへ直流または脈流のブレーキ電圧
が印加される。
【0016】上記第4の手段によれば、電源が遮断され
たことを電圧検出部によって検出された信号は、切替え
スイッチ制御部から切替えスイッチ及びブレーキ電圧制
御部に入力される。切替えスイッチによって、ON・OFF
スイッチとモータとを接続していた状態から直流電源部
とモータとを接続する状態に切り替えられる。切替えス
イッチ制御部によって、切替えスイッチが直流電源部側
に切り替えられた後に、直流電源部からモータへ直流ま
たは脈流のブレーキ電圧が印加される。モータに印加さ
れる直流または脈流のブレーキ電圧は、直流電源部内の
電源位相検出器によって整流された整流波がブレーキ電
圧制御部内で位相制御されて漸増する。
【0017】
【実施例】本発明の具体的実施例を図1乃至図4を参照
して説明する。図1は、本発明の具体的実施例における
モータの制御装置のブロック図である。図2は、本発明
の具体的実施例におけるモータの制御装置内の直流電源
部のブロック図である。図3は、本発明の具体的実施例
におけるモータの制御装置内の直流電源部の各ポイント
での波形図である。図4は、直流のブレーキ電圧の大き
さの変化を表す図である。
【0018】本発明に係るモータ制御装置は、ON・OFF
スイッチ110とモータ101との間に切替えスイッチ
1によって並列接続してモータ101に直流のブレーキ
電圧を印加する直流電源部10と、ON・OFF スイッチ1
10と切替えスイッチ1との間に接続して電源の遮断
後、所定時間だけ直流電源部10とモータ101とを接
続する状態に切替えスイッチ1を切り替える起動・切替
え制御部20とを具備したものである。切替えスイッチ
1は例えば電磁リレーで構成し、定常状態においてON・
OFF スイッチ110とモータ101とが接続され、直流
電源部10とモータ101とは切られた状態となるよう
にする。
【0019】直流電源部10は単相交流電源103から
の交流を整流し、直流のブレーキ電圧をモータ101に
印加する全波整流器11と、単相交流電源103と全波
整流器11との間に並列接続し、整流波を起動・切替え
制御部20に入力する電源位相検出器12とから構成す
る。単相交流電源103は例えばメインスイッチ102
とON・OFF スイッチ110との間の母線Sと母線Tとか
ら引き出すこともできる。電源位相検出器12は図2の
示すように、電源に接続するトランス13と整流器14
とから構成する。
【0020】起動・切替え制御部20は図1に示すよう
に、電圧検出部21、切替えスイッチ制御部22及びブ
レーキ電圧制御部23から構成する。電圧検出部21は
ON・OFF スイッチ110によって電源が遮断されたこと
を検出するもので、たとえばON・OFF スイッチ110と
切替えスイッチ1との間の母線Sと母線Tとに接続す
る。
【0021】切替えスイッチ制御部22はOFF タイマー
(図示せず)を内蔵し、電圧検出部21によって電源が
遮断されたことを検知してから所定時間、切替えスイッ
チ1をON・OFF スイッチ110とモータ101との接続
から直流電源部10とモータ101との接続に切り替え
るもので、電圧検出部21と切替えスイッチ1との間に
接続する。
【0022】ブレーキ電圧制御部23は切替えスイッチ
1が直流電源部10とモータ101との接続に切り替え
られた後、モータ101が停止するまで間(タイマー設
定時間)、直流電源部10で発生する直流のブレーキ電
圧を漸増させるもので、切替えスイッチ制御部22と直
流電源部10との間に接続する。ブレーキ電圧制御部2
3は、図2に示すようにブレーキ電圧カーブ設定器2
4、設定ボリューム25、比較器26、半導体リレー2
7およびディレータイマーとOFF タイマー(図示せず)
から構成する。比較器26の入力に電源位相検出器12
とブレーキ電圧カーブ設定器24とが接続され、比較器
26の出力に半導体リレー27が接続される。半導体リ
レー27はブレーキ電圧制御部23の一部を構成するも
のであるが、図1においては、接続関係を明確にするた
め、半導体リレー27はブレーキ電圧制御部23のブロ
ック外に示してある。
【0023】電源位相検出器12から比較器26に入力
される電流(図2中のA点)はたとえば図3(A)に示
すような全波整流波であるが、半波整流波であっても差
し支えない。ブレーキ電圧カーブ設定器24から比較器
26に(図2中のB点)、図3(B)に示すような最大
値から漸減する信号が入力される。信号を入力し始める
時点は、ブレーキ電圧制御部23内のディレータイマー
によって、切替えスイッチ制御部22が切替えスイッチ
1を直流電源部10とモータ101とを接続する状態に
切り替えた後20msec程度に設定する。また、信号が漸減
する傾きはブレーキ電圧カーブ設定器24内の設定ボリ
ューム25によって調整する。
【0024】比較器26から出力されて半導体リレー2
7に入力される電流(図2中のC点)は、図3(C)に
示すようなパルス波となる。たとえばトランス13によ
って、整流波(図3(A))の振幅が信号の初期の大き
さよりも小さくなるように設定すると、このパルス波は
信号が整流波よりも大きいときにL、小さいときにHを
出力する。
【0025】パルス波が入力される半導体リレー27
は、パルス波がLの時に単相交流電源103から全波整
流器11への通電を遮断し、パルス波がHの時に単相交
流電源103から全波整流器11へ通電するようにスイ
ッチとして機能させるものである。したがって、信号が
漸減し始める当初は、信号が整流波よりも大きくなるL
の時間が長いため、単相交流電源103から全波整流器
11へ通電される時間が短く、全波整流器11からモー
タ101へ印加される直流のブレーキ電圧は小さい。し
かしその後、信号が小さくなり、パルス波のLの時間が
短く、Hの時間が長くなるため、単相交流電源103か
ら全波整流器11へ通電される時間が長くなる。したが
って、全波整流器11からモータ101の2相に印加さ
れる直流のブレーキ電圧は図3(D)に示すように次第
に大きくなる。
【0026】信号の漸減する傾きはブレーキ電圧カーブ
設定器24内の設定ボリューム25によって調整できる
ため、信号の傾きを急にすると、パルス波のLの時間が
短く、Hの時間が長くなるため、直流のブレーキ電圧は
図4(a)に示すように急激に大きくすることもでき
る。また、設定ボリューム25によって信号の漸減する
傾きを緩やかにすると、パルス波のLの時間が長く、H
の時間が短くなるため、直流のブレーキ電圧は図4
(b)から図4(c)のように連続的に変化させること
ができる。また、モータ101が完全に停止した後、単
相交流電源103と全波整流器11との通電が遮断され
るように、ブレーキ電圧制御部23内のOFF タイマーを
セットしておく。
【0027】本発明に係るモータ制御装置は以上のよう
に構成され、次に動作について説明する。回転している
モータ101を停止させるために、ON・OFF スイッチ1
10によって電源を遮断すると、母線Sと母線Tとに電
流が流れなくなる。電源が遮断されたことが電圧検出部
21によって検出され、この検出信号は切替えスイッチ
制御部22に入力される。そして、切替えスイッチ制御
部22から切替えスイッチ1に信号が入力され、切替え
スイッチ1はON・OFF スイッチ110とモータ101と
を接続した状態から、直流電源部10とモータ101と
を接続した状態に切り替える。
【0028】さらに、電源が遮断されたことを検出した
信号は、切替えスイッチ制御部22からブレーキ電圧制
御部23に信号が入力され、ブレーキ電圧制御部23内
のディレータイマーによって、切替えスイッチ1が切り
替えられた時から20msec後にブレーキ電圧カーブ設定器
24の信号が漸減し始める。半導体リレー27に入力さ
れるパルス波はLが長くHが短い状態から次第にLが短
くHが長い状態に変化する。したがって、単相交流電源
103と全波整流器11へは全く通電されない状態か
ら、通電される状態が次第に長くなる。すると、全波整
流器11から切替えスイッチ1を経由してモータ101
の単相に印加される直流のブレーキ電圧は、0から次第
に大きくなる。
【0029】直流のブレーキ電圧が切替えスイッチ1か
らモータ101の単相に印加される20msec前に、切替え
スイッチ1がON・OFF スイッチ110とモータ101と
を接続した状態から直流電源部10とモータ101とを
接続した状態に切り替えられているため、直流のブレー
キ電圧が切替えスイッチ1に入力されても、切替えスイ
ッチ1にアークは発生しない。
【0030】ON・OFF スイッチ110によって電源が遮
断されたモータ101は慣性によって暫く回転し続けよ
うとするが、モータ101の単相に直流のブレーキ電圧
が印加されることにより、モータ101は強制的に停止
させられる。ただし、直流の電流の大きさは次第に大き
くなるため、モータ101は急停止することなく、徐々
に回転速度が遅くなる。したがって、モータ101本体
やギアに負担がかからないようにすることができる。モ
ータ101の停止速度はブレーキ電圧制御部23内のブ
レーキ電圧カーブ設定器24に接続された設定ボリュー
ム25によって調整することができる。
【0031】モータ101が停止した後、ブレーキ電圧
制御部23内のOFF タイマーによって、半導体リレー2
7が単相交流電源103から全波整流器11へ通電しな
いようにし、直流のブレーキ電圧を0にする。また、モ
ータ101が停止した後、切替えスイッチ制御部22内
のOFF タイマーによって、切替えスイッチ1は直流電源
部10とモータ101とを接続した状態からON・OFF ス
イッチ110とモータ101とを接続した状態に切り替
わる。したがって、切替えスイッチ制御部22内のOFF
タイマーはモータ101が停止した後に、切替えスイッ
チ1はON・OFFスイッチ110側に切り替えるように設
定しておく。ON・OFF スイッチ110は切られたままで
あり、切替えスイッチ1のON・OFF スイッチ110側は
通電されていないため、切替えスイッチ1が切り替えら
れても、アークは発生しない。
【0032】モータ101を再び起動させるときは、ON
・OFF スイッチ110によって電源を入れる。この時、
切替えスイッチ1は既にON・OFF スイッチ110側に切
り替えられているため、モータ101はすぐに起動す
る。ただし、ON・OFF スイッチ110によって電源を遮
断した後は、上述したような一連の動作があるため、電
源を遮断してから再度、起動するまでは5秒以上必要で
ある。
【0033】なお、本発明は上記実施例に限定すること
なく、本発明の要旨内において設計変更することができ
る。たとえば、切替えスイッチ1は電磁リレーに替えて
半導体リレーであっても同様に実施することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、モータを強制的に停止
させる直流電源部と起動・切替え制御部とを、ON・OFF
スイッチとモータとの間の母線に接続したことにより、
ブレーキのない既設のモータに追加することができる。
したがって、ブレーキ装置付きのモータを交換せずに、
コストアップをもたらせることなく、ブレーキ機能を追
加することができる。しかも、多数本接続されたモータ
と電源との間に本装置を接続することができるため、本
装置1台で多数のモータを制御することもできる。
【0035】また、モータに印加される直流または脈流
のブレーキ電圧は、交流を全波整流する直流電源部によ
って大きくするため、制動距離を短くすることができ
る。さらに、切替えスイッチは、常に通電していない状
態で切り替えられるため、切替えスイッチにアークが発
生せず、切替えスイッチの短命化を招くこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的実施例におけるモータの制御装
置のブロック図である。
【図2】本発明の具体的実施例におけるモータの制御装
置中の直流電源部のブロック図である。
【図3】本発明の具体的実施例におけるモータの制御装
置中の直流電源部の各ポイントでの波形図である。
【図4】直流のブレーキ電圧の大きさの変化を表す説明
図である。
【図5】従来のモータの電気的ブレーキの回路図であ
る。
【符号の説明】
1 切替えスイッチ 10 直流電源部 11 全波整流器 12 電源位相検出器 20 起動・切替え制御部 22 切替えスイッチ制御部 23 ブレーキ電圧制御部 101 モータ 110 ON・OFスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ON・OFF スイッチとモータとの間に切替
    えスイッチによって並列接続してモータに直流または脈
    流のブレーキ電圧を印加する直流電源部と、ON・OFF ス
    イッチと切替えスイッチとの間に接続して電源の遮断
    後、所定時間だけ直流電源部とモータとを接続する状態
    に切替えスイッチを切り替える起動・切替え制御部とを
    具備したことを特徴とするモータの制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の直流電源部は、交流電
    源とモータとの間に接続する全波整流器と、交流電源と
    全波整流器との間に並列接続して交流を整流し、その整
    流波を起動・切替え制御部に入力する電源位相検出器と
    を具備したものであることを特徴とするモータの制御装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の起動・切替え制御部
    は、ON・OFF スイッチによって電源が遮断されたことを
    検出する電圧検出部をON・OFF スイッチと切替えスイッ
    チとの間に接続し、電圧検出部によって電源が遮断され
    たことを検知した後所定時間、切替えスイッチをON・OF
    F スイッチとモータとの接続から直流電源部とモータと
    の接続に切り替える切替えスイッチ制御部を電圧検出部
    と切替えスイッチとの間に接続し、切替えスイッチを直
    流電源部側へ切り替えた後所定時間、直流電源部で発生
    する直流または脈流のブレーキ電圧を漸増させるブレー
    キ電圧制御部を切替えスイッチ制御部と直流電源部との
    間に接続したものであることを特徴とするモータの制御
    装置。
  4. 【請求項4】 所定時間だけモータに直流または脈流の
    ブレーキ電圧を印加する直流電源部と起動・切替え制御
    部とをモータとON・OFF スイッチとの間に切替えスイッ
    チによって並列接続し、上記の直流電源部は、交流の電
    源位相検出器と交流電源に接続する全波整流器と、交流
    電源と全波整流器との間に並列接続して交流を整流し、
    その整流波を起動・切替え制御部に入力する電源位相検
    出器とを具備し、上記の起動・切替え制御部は、ON・OF
    F スイッチによって電源が遮断されたことを検知する電
    圧検出部をON・OFF スイッチと切替えスイッチとの間に
    接続し、電圧検出部によって電源が遮断されたことを検
    知した後所定時間、切替えスイッチをON・OFF スイッチ
    とモータとの接続から直流電源部とモータとの接続に切
    り替える切替えスイッチ制御部を電圧検出部と切替えス
    イッチとの間に接続し、切替えスイッチを直流電源部側
    へ切り替えた後所定時間、直流電源部で発生する直流ま
    たは脈流のブレーキ電圧を漸増させるブレーキ電圧制御
    部を切替えスイッチ制御部と直流電源部との間に接続し
    たものであることを特徴とするモータの制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006197766A (ja) * 2005-01-17 2006-07-27 Toyota Motor Corp 駆動システムおよびその制御方法

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JP2006197766A (ja) * 2005-01-17 2006-07-27 Toyota Motor Corp 駆動システムおよびその制御方法

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