JPH0219080B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0219080B2 JPH0219080B2 JP15789682A JP15789682A JPH0219080B2 JP H0219080 B2 JPH0219080 B2 JP H0219080B2 JP 15789682 A JP15789682 A JP 15789682A JP 15789682 A JP15789682 A JP 15789682A JP H0219080 B2 JPH0219080 B2 JP H0219080B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inverter
- voltage
- electric motor
- relay contact
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 244000145845 chattering Species 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Earth Drilling (AREA)
- Transplanting Machines (AREA)
- Soil Working Implements (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、可変速巻上機、特に巻上機の駆動源
である電動機をインバータを介して商用交流電源
に接続してなる可変速巻上機に関するものであ
る。
である電動機をインバータを介して商用交流電源
に接続してなる可変速巻上機に関するものであ
る。
従来の可変速巻上機としては、特願昭57−
89225号に示されているように、巻上機の駆動源
である電動機をインバータの出力端子に接続し、
インバータの入力端子を商用交流電源に接続し、
インバータの出力電圧・周波数を変化させて制御
し、インバータと電動機との間にブレーキを接続
し、所定時間後にブレーキを開放可能に設定した
ものが案出されている。
89225号に示されているように、巻上機の駆動源
である電動機をインバータの出力端子に接続し、
インバータの入力端子を商用交流電源に接続し、
インバータの出力電圧・周波数を変化させて制御
し、インバータと電動機との間にブレーキを接続
し、所定時間後にブレーキを開放可能に設定した
ものが案出されている。
しかし、かかる可変速巻上機は、電動機の入力
電圧が大きく変化するところを所定時間で設定し
ているために、この電圧が一定にならず、ブレー
キを常に安定して動作させることが困難という問
題点を有していた。
電圧が大きく変化するところを所定時間で設定し
ているために、この電圧が一定にならず、ブレー
キを常に安定して動作させることが困難という問
題点を有していた。
このため、ブレーキをインバータの入力側の商
用交流電源に接続することが考えられるが、イン
バータの故障等で電動機の入力電圧が電動機の定
格荷重の巻上可能電圧に至つていない場合でもブ
レーキのみが開放して吊荷等の落下事故を招くと
いう問題があつた。
用交流電源に接続することが考えられるが、イン
バータの故障等で電動機の入力電圧が電動機の定
格荷重の巻上可能電圧に至つていない場合でもブ
レーキのみが開放して吊荷等の落下事故を招くと
いう問題があつた。
本発明の目的とするところは、この両問題を同
時に解決することにある。
時に解決することにある。
本発明は、巻上機の駆動源である電動機10を
インバータ20の出力端子U,V,Wに接続し、
前記インバータ20の入力端子R,S,Tを商用
交流電源30に接続し、前記電動機10の回転軸
を制動するマグネツトブレーキ50を前記インバ
ータ20の入力側の前記商用交流電源30に接続
してなる可変速巻上機において、前記インバータ
20と前記電動機10との間に保護回路70を接
続し、前記電動機10の入力値が定格荷重を巻上
げることのできるトルクを発生させる値のときに
前記マグネツトブレーキ50の回路に接続したリ
レー接点4を閉じて前記マグネツトブレーキ50
を開放可能にせしめるリレーコイル4Lを前記保
護回路70に設けたことを特徴とする可変速巻上
機としたものである。
インバータ20の出力端子U,V,Wに接続し、
前記インバータ20の入力端子R,S,Tを商用
交流電源30に接続し、前記電動機10の回転軸
を制動するマグネツトブレーキ50を前記インバ
ータ20の入力側の前記商用交流電源30に接続
してなる可変速巻上機において、前記インバータ
20と前記電動機10との間に保護回路70を接
続し、前記電動機10の入力値が定格荷重を巻上
げることのできるトルクを発生させる値のときに
前記マグネツトブレーキ50の回路に接続したリ
レー接点4を閉じて前記マグネツトブレーキ50
を開放可能にせしめるリレーコイル4Lを前記保
護回路70に設けたことを特徴とする可変速巻上
機としたものである。
かかる可変速巻上機によれば、電動機10の回
転軸を制動するマグネツトブレーキ50をインバ
ータ20の入力側の商用交流電源30に接続した
ので、マグネツトブレーキ50を動作させる電圧
が一定となつて常に安定してマグネツトブレーキ
50を動作させることができると共に、インバー
タ20と電動機10との間に保護回路70を接続
し、電動機10の入力値が定格荷重を巻上げるこ
とのできるトルクを発生させる値のときにマグネ
ツトブレーキ50の回路に接続したリレー接点4
を閉じてマグネツトブレーキ50を開放可能にせ
しめるリレーコイル4Lを保護回路70に設けた
ので、インバータ20の故障等で電動機10の入
力値が定格荷重を巻上げることのできるトルクを
発生させる値より低下した場合には、これを検知
してリレー接点4を開きマグネツトブレーキ50
の制動力を回復し、吊荷等の落下事故を防止する
ことができる。
転軸を制動するマグネツトブレーキ50をインバ
ータ20の入力側の商用交流電源30に接続した
ので、マグネツトブレーキ50を動作させる電圧
が一定となつて常に安定してマグネツトブレーキ
50を動作させることができると共に、インバー
タ20と電動機10との間に保護回路70を接続
し、電動機10の入力値が定格荷重を巻上げるこ
とのできるトルクを発生させる値のときにマグネ
ツトブレーキ50の回路に接続したリレー接点4
を閉じてマグネツトブレーキ50を開放可能にせ
しめるリレーコイル4Lを保護回路70に設けた
ので、インバータ20の故障等で電動機10の入
力値が定格荷重を巻上げることのできるトルクを
発生させる値より低下した場合には、これを検知
してリレー接点4を開きマグネツトブレーキ50
の制動力を回復し、吊荷等の落下事故を防止する
ことができる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例である可変速巻上機
の電気回路図である。巻上機の駆動源である電動
機10は三相誘導電動機である。電動機10はイ
ンバータ20の出力端子U,V,Wにリレー接点
1を介して各々接続されている。リレー接点1は
リレーコイル1Lの付勢により閉となる。この電
動機10の回転速度はインバータ20の出力周波
数に応じて変化する。インバータ20の入力端子
R,S,Tは商用交流電源30と電源スイツチ3
1を介してそれぞれ接続されている。
の電気回路図である。巻上機の駆動源である電動
機10は三相誘導電動機である。電動機10はイ
ンバータ20の出力端子U,V,Wにリレー接点
1を介して各々接続されている。リレー接点1は
リレーコイル1Lの付勢により閉となる。この電
動機10の回転速度はインバータ20の出力周波
数に応じて変化する。インバータ20の入力端子
R,S,Tは商用交流電源30と電源スイツチ3
1を介してそれぞれ接続されている。
インバータ20は、第2図に示すようにコンバ
ータ部21、インバータ部22及び電圧・周波数
指令部23を備えている。コンバータ部21は商
用交流電源30を入力することにより一定の直流
電圧を得る。インバータ部22はこの直流電圧を
入力し矩形波交流出力U,V,Wを得る。矩形波
交流出力U,V,Wの電圧・周波数は、電圧・周
波数指令部23からインバータ部22に入力する
電圧・周波数指令信号に応じて定まる。この電
圧・周波数指令信号は、速度可変器40で定めら
れるインバータ20の入力端子LとM間の直流電
圧に応じて定まる。インバータ20の入力端子
FRは矩形波交流出力U,V,Wの相回転の順序
を切換えて電動機10を可逆回転させる信号入力
端子であり、0Vが入力されたとき電動機10は
逆回転となる。速度可変器40は可変抵抗器から
成り、この一端は直列に接続されているリレー接
点2aを介してインバータ20の入力端子Hに接
続されている。速度可変器40の他端はインバー
タ入力端子Lに接続されている。リレー接点2a
はリレーコイル2Lを付勢することにより閉とな
る。
ータ部21、インバータ部22及び電圧・周波数
指令部23を備えている。コンバータ部21は商
用交流電源30を入力することにより一定の直流
電圧を得る。インバータ部22はこの直流電圧を
入力し矩形波交流出力U,V,Wを得る。矩形波
交流出力U,V,Wの電圧・周波数は、電圧・周
波数指令部23からインバータ部22に入力する
電圧・周波数指令信号に応じて定まる。この電
圧・周波数指令信号は、速度可変器40で定めら
れるインバータ20の入力端子LとM間の直流電
圧に応じて定まる。インバータ20の入力端子
FRは矩形波交流出力U,V,Wの相回転の順序
を切換えて電動機10を可逆回転させる信号入力
端子であり、0Vが入力されたとき電動機10は
逆回転となる。速度可変器40は可変抵抗器から
成り、この一端は直列に接続されているリレー接
点2aを介してインバータ20の入力端子Hに接
続されている。速度可変器40の他端はインバー
タ入力端子Lに接続されている。リレー接点2a
はリレーコイル2Lを付勢することにより閉とな
る。
速度可変器40の可変端はインバータ20の入
力端子Mに接続され、インバータ20の電圧・周
波数指令部23に直流信号を入力する。
力端子Mに接続され、インバータ20の電圧・周
波数指令部23に直流信号を入力する。
この直流信号は可変抵抗器40の抵抗値を外部
からつまみを回動することにより変化でき、イン
バータ20の入力端子L(0V)とM間の直流電圧
を0.5Vから5Vまで連続的に変化できるようにし
ている。
からつまみを回動することにより変化でき、イン
バータ20の入力端子L(0V)とM間の直流電圧
を0.5Vから5Vまで連続的に変化できるようにし
ている。
この直流電圧の0.5Vから5Vの変化に応じて、
インバータ部22の出力U,V,Wは周波数を3
Hzから60Hzまで、電圧を40Vから200Vまで変化
し、この周波数の変化に応じてモートル10の回
転数を連続的に変化できるようにしている。
インバータ部22の出力U,V,Wは周波数を3
Hzから60Hzまで、電圧を40Vから200Vまで変化
し、この周波数の変化に応じてモートル10の回
転数を連続的に変化できるようにしている。
反転リレー接点3aは、電動機10の回転方向
を反転するスイツチで、一端を入力端子Lに接続
し、他端をインバータ20の入力端子FRに接続
している。
を反転するスイツチで、一端を入力端子Lに接続
し、他端をインバータ20の入力端子FRに接続
している。
この反転リレー接点3aは、反転リレーコイル
3Lの付勢により閉とな、0Vを入力する。
3Lの付勢により閉とな、0Vを入力する。
マグネツトブレーキ50は電動機10の回転軸
を制動するものである。このマグネツトブレーキ
50は、内蔵されたマグネツトコイルが付勢され
ないときは、ばねの力によりクラツチ板が摩擦板
に押し当てられ制動され、マグネツトコイルが付
勢されるとクラツチ板と摩擦板とが離れ、回転軸
の制動が解放される構造となつている。
を制動するものである。このマグネツトブレーキ
50は、内蔵されたマグネツトコイルが付勢され
ないときは、ばねの力によりクラツチ板が摩擦板
に押し当てられ制動され、マグネツトコイルが付
勢されるとクラツチ板と摩擦板とが離れ、回転軸
の制動が解放される構造となつている。
このマグネツトブレーキ50の一端は、インバ
ータ20の入力端子Sに接続されている。マグネ
ツトブレーキ50の他端は、リレー接点4とリレ
ー接点5を介してインバータ20の出力端子Tと
接続されている。リレー接点5は、リレーコイル
5Lの付勢により閉となる。
ータ20の入力端子Sに接続されている。マグネ
ツトブレーキ50の他端は、リレー接点4とリレ
ー接点5を介してインバータ20の出力端子Tと
接続されている。リレー接点5は、リレーコイル
5Lの付勢により閉となる。
リレーコイル1L、リレーコイル5Lとリレー
接点2bは直列に接続され、この直列回路の両端
はインバータ20の入力端子S,T間にそれぞれ
接続されている。
接点2bは直列に接続され、この直列回路の両端
はインバータ20の入力端子S,T間にそれぞれ
接続されている。
リレー接点5とリレーコイル5Lは、タイマー
付リレーを構成し、設定された時間経過後にリレ
ー接点5が閉となるように構成されている。イン
バータ20の出力は、スタート信号がインバータ
20に入力されてから0.3〜0.5秒程度かかる。そ
こで電動機10に荷物を巻き上げるに要するトル
クの出力電圧が入力されるまでの時間t2(第4図)
の直後t1までリレー接点5を開いておいて電動機
10の回転軸に制御をかけておく必要があるから
である。
付リレーを構成し、設定された時間経過後にリレ
ー接点5が閉となるように構成されている。イン
バータ20の出力は、スタート信号がインバータ
20に入力されてから0.3〜0.5秒程度かかる。そ
こで電動機10に荷物を巻き上げるに要するトル
クの出力電圧が入力されるまでの時間t2(第4図)
の直後t1までリレー接点5を開いておいて電動機
10の回転軸に制御をかけておく必要があるから
である。
リレー接点2bは、リレーコイル2Lの付勢に
より閉となる。
より閉となる。
トランス60の一次側の入力端子は、インバー
タ20の入力端子S,Tと接続されている。トラ
ンス8の二次側には、端子A、端子Bを備えてい
る。
タ20の入力端子S,Tと接続されている。トラ
ンス8の二次側には、端子A、端子Bを備えてい
る。
リレー接点3bとリレーコイル2Lとが直列に
接続され、この直列回路の両端は端子A,B間に
それぞれ接続されている。リレー接点3bはリレ
ーコイル3Lが付勢されることにより閉となる。
接続され、この直列回路の両端は端子A,B間に
それぞれ接続されている。リレー接点3bはリレ
ーコイル3Lが付勢されることにより閉となる。
巻上用押釦スイツチ6、リミツトスイツチ7、
電動機10の過電流又は過電圧により開となるス
イツチ8とリレーコイル2Lとは直列に接続さ
れ、この直列回路の両端は端子A,B間にそれぞ
れ接続されている。
電動機10の過電流又は過電圧により開となるス
イツチ8とリレーコイル2Lとは直列に接続さ
れ、この直列回路の両端は端子A,B間にそれぞ
れ接続されている。
巻下押釦スイツチ9と電動機10を可逆転させ
る相回転用のリレーコイル3Lを直列に接続し、
この直列回路の両端は端子A,B間にそれぞれ接
続されている。
る相回転用のリレーコイル3Lを直列に接続し、
この直列回路の両端は端子A,B間にそれぞれ接
続されている。
このリレー接点3b、リレーコイル2L、巻上
用押釦スイツチ6、リミツトスイツチ7、スイツ
チ8、巻下用押釦スイツチ9、リレーコイル3L
及び速度可変器40とは、操作箱中に内蔵され、
巻上機の操作回路41を構成している。
用押釦スイツチ6、リミツトスイツチ7、スイツ
チ8、巻下用押釦スイツチ9、リレーコイル3L
及び速度可変器40とは、操作箱中に内蔵され、
巻上機の操作回路41を構成している。
第3図は、保護回路70の一実施例を示す。
抵抗71と抵抗72は直例に接続され、この直
列回路の両端は、電動機10の入力端子間(イン
バータ20の出力端子V,W間)に接続されてい
る。この抵抗71,72は電動機10の入力電圧
を分圧する抵抗である。
列回路の両端は、電動機10の入力端子間(イン
バータ20の出力端子V,W間)に接続されてい
る。この抵抗71,72は電動機10の入力電圧
を分圧する抵抗である。
整流ブリツジ73は、抵抗72に加わる交流を
直流に整流する整流素子群である。
直流に整流する整流素子群である。
コンデンサ74は整流ブリツジ73の出力端と
並列に接続され、整流された直流のリツプルを低
減する平滑用コンデンサである。
並列に接続され、整流された直流のリツプルを低
減する平滑用コンデンサである。
フオトカツプラ76の発光ダイオード76aと
ツエナーダイオード75は直列に接続され、この
直列回路の両端は、整流ブリツジ73の出力端と
それぞれ接続されている。
ツエナーダイオード75は直列に接続され、この
直列回路の両端は、整流ブリツジ73の出力端と
それぞれ接続されている。
このツエナーダイオード75は、発光ダイオー
ド76aを発光させるしきい値の設定をするもの
である。発光ダイオード76aは、電動機10の
入力電圧を分圧・整流した電圧が、ツエナーダイ
オード75が定められた電圧以上になると発光す
る。この発光ダイオードの発光を受光するのがフ
オトカツプラ76のフオトトランジスタ76bで
ある。
ド76aを発光させるしきい値の設定をするもの
である。発光ダイオード76aは、電動機10の
入力電圧を分圧・整流した電圧が、ツエナーダイ
オード75が定められた電圧以上になると発光す
る。この発光ダイオードの発光を受光するのがフ
オトカツプラ76のフオトトランジスタ76bで
ある。
整流ブリツジ77の入力端子は、トランス60
の端子A,Bに接続され、トランス60からの交
流を直流に整流する。
の端子A,Bに接続され、トランス60からの交
流を直流に整流する。
抵抗78、リレーコイル4Lとフオトトランジ
スタ76bとは直列に接続され、この直列回路の
両端は整流ブリツジ77の出力端に接続されてい
る。この抵抗78は、電流制限用のものである。
スタ76bとは直列に接続され、この直列回路の
両端は整流ブリツジ77の出力端に接続されてい
る。この抵抗78は、電流制限用のものである。
コンデンサ79は、リレーコイル4Lとフオト
トランジスタ76bとの直列回路と並列に接続さ
れている。このコンデンサ79は、整流ブリツジ
77から出力される直流リツプルを低減し、リレ
ー接点4のチヤタリングを防止するものである。
リレー接点4は、マグネツトブレーキ50、リレ
ー接点5と直列に接続され、リレーコイル4Lが
付勢されると閉となる。
トランジスタ76bとの直列回路と並列に接続さ
れている。このコンデンサ79は、整流ブリツジ
77から出力される直流リツプルを低減し、リレ
ー接点4のチヤタリングを防止するものである。
リレー接点4は、マグネツトブレーキ50、リレ
ー接点5と直列に接続され、リレーコイル4Lが
付勢されると閉となる。
この保護回路70は、電動機10に入力される
電圧が所定の値が40V以上になつたことを検出し
た場合リレー接点4を閉とし、40V未満を検出し
た場合リレー接点4を開とするように構成されて
いる。
電圧が所定の値が40V以上になつたことを検出し
た場合リレー接点4を閉とし、40V未満を検出し
た場合リレー接点4を開とするように構成されて
いる。
より詳細に説明する。電動機10の入力電圧は
速度可変器40の操作により20Vから200Vまで
変化するように構成されている。フオトカツプラ
76の発光ダイオード76aは、20〜200Vと変
化する電動機10の入力電圧が分圧・整流され、
コンデンサ74によつて平滑された電圧がツエナ
ーダイオード75によつて設定された電圧である
5V以上になつた場合に発光するように構成され
ている。分圧抵抗71,72は、電動機10の入
力電圧が40Vになつて場合ツエナーダイオード7
5にかかる電圧が5Vになるように構成されてい
る。したがつて、電動機10の入力電圧が40Vに
達しない場合は、発光ダイオード76aは発光せ
ず、リレー接点4が開のままで、マグネツトブレ
ーキ50は解放されない構造となつている。電動
機10の入力電圧の40Vは、電動機10が定格荷
重を巻き上げることができるトルクを発生させる
電圧となつている。
速度可変器40の操作により20Vから200Vまで
変化するように構成されている。フオトカツプラ
76の発光ダイオード76aは、20〜200Vと変
化する電動機10の入力電圧が分圧・整流され、
コンデンサ74によつて平滑された電圧がツエナ
ーダイオード75によつて設定された電圧である
5V以上になつた場合に発光するように構成され
ている。分圧抵抗71,72は、電動機10の入
力電圧が40Vになつて場合ツエナーダイオード7
5にかかる電圧が5Vになるように構成されてい
る。したがつて、電動機10の入力電圧が40Vに
達しない場合は、発光ダイオード76aは発光せ
ず、リレー接点4が開のままで、マグネツトブレ
ーキ50は解放されない構造となつている。電動
機10の入力電圧の40Vは、電動機10が定格荷
重を巻き上げることができるトルクを発生させる
電圧となつている。
次に、第1図に示す巻上機の動作について説明
する。まず、電源スイツチ31を閉とすると、イ
ンバータ20の入力端子R,S,Tに商用電源3
0が入力されると共に、トランス60により低電
圧に降圧され操作回路41と保護回路70に通電
される。
する。まず、電源スイツチ31を閉とすると、イ
ンバータ20の入力端子R,S,Tに商用電源3
0が入力されると共に、トランス60により低電
圧に降圧され操作回路41と保護回路70に通電
される。
次に、巻上用押釦スイツチ6を押して閉じる
と、リレーコイル2Lが付勢され、リレー接点2
aが閉じ速度可変器40がインバータと接続され
る。また、リレーコイル2Lの付勢により、リレ
ー接点2bが閉じリレーコイル1L,5Lが付勢
されリレー接点1、リレー接点5が閉となる。リ
レー接点1の閉によりインバータ20と電動機1
0とが接続される。リレー接点5はタイマー付リ
レーであり、リレー接点5は設定時間t1(第4図)
経過後に閉となる。
と、リレーコイル2Lが付勢され、リレー接点2
aが閉じ速度可変器40がインバータと接続され
る。また、リレーコイル2Lの付勢により、リレ
ー接点2bが閉じリレーコイル1L,5Lが付勢
されリレー接点1、リレー接点5が閉となる。リ
レー接点1の閉によりインバータ20と電動機1
0とが接続される。リレー接点5はタイマー付リ
レーであり、リレー接点5は設定時間t1(第4図)
経過後に閉となる。
保護回路70が電動機10に入力された電圧が
40V以上を検出した場合は保護回路70中のリレ
ーコイル4Lが付勢され、リレー接点4が閉とな
る。
40V以上を検出した場合は保護回路70中のリレ
ーコイル4Lが付勢され、リレー接点4が閉とな
る。
このようにリレー接点4,5が閉となることに
より電動機10の回転を制動するマグネツトブレ
ーキ50が解放され、電動機10は、巻上げ方向
に回転する。
より電動機10の回転を制動するマグネツトブレ
ーキ50が解放され、電動機10は、巻上げ方向
に回転する。
また、保護回路70が電動機10に入力された
電圧が40V未満を検出した場合は保護回路70中
のリレーコイル4Lが付勢されず、リレー接点4
が開の状態である。
電圧が40V未満を検出した場合は保護回路70中
のリレーコイル4Lが付勢されず、リレー接点4
が開の状態である。
したがつて、巻上押釦スイツチ6を押して閉じ
て、速度可変器40を操作して荷物を巻き上げて
いる最中に、インバータ20の故障等によりイン
バータ20からの出力が零となつた場合は、保護
回路70が電動機10の入力電圧が40V未満であ
ることを検出し、リレー接点5が閉となつていて
も、リレー接点4が開となることによりマグネツ
トブレーキ50の制動力により荷物の落下を防止
することができる。
て、速度可変器40を操作して荷物を巻き上げて
いる最中に、インバータ20の故障等によりイン
バータ20からの出力が零となつた場合は、保護
回路70が電動機10の入力電圧が40V未満であ
ることを検出し、リレー接点5が閉となつていて
も、リレー接点4が開となることによりマグネツ
トブレーキ50の制動力により荷物の落下を防止
することができる。
以上述べた各スイツチ動作のタイムチヤート
は、第4図に示す通りである。第4図中t1は、マ
グネツトブレーキを開放するリレー接点5の遅れ
時間であり、t2は、インバータがスタート指令を
入力されてから、電動機10が荷重を上げ、下げ
できる電圧が出力されるまでの時間である。
は、第4図に示す通りである。第4図中t1は、マ
グネツトブレーキを開放するリレー接点5の遅れ
時間であり、t2は、インバータがスタート指令を
入力されてから、電動機10が荷重を上げ、下げ
できる電圧が出力されるまでの時間である。
かかる可変速巻上機によれば、電動機10の回
転軸を制動するマグネツトブレーキ50をインバ
ータ20の入力側の商用交流電源30に接続した
ので、マグネツトブレーキ50を動作させる電圧
が一定となつて常に安定してマグネツトブレーキ
50を動作させることができると共に、インバー
タ20と電動機10との間に保護回路70を接続
し、電動機10の入力電圧が定格荷重を巻上げる
ことのできるトルクを発生させる電圧のときにマ
グネツトブレーキ50の回路に接続したリレー接
点4を閉じてマグネツトブレーキ50を開放可能
にせしめるリレーコイル4Lを保護回路70に設
けたので、インバータ20の故障等でその出力電
圧が定格荷重を巻上げることのできるトルクを発
生させる電圧より低下した場合には、これを検知
してリレー接点4を開きマグネツトブレーキ50
の制動力を回復し、吊荷等の落下事故を防止する
ことができる。
転軸を制動するマグネツトブレーキ50をインバ
ータ20の入力側の商用交流電源30に接続した
ので、マグネツトブレーキ50を動作させる電圧
が一定となつて常に安定してマグネツトブレーキ
50を動作させることができると共に、インバー
タ20と電動機10との間に保護回路70を接続
し、電動機10の入力電圧が定格荷重を巻上げる
ことのできるトルクを発生させる電圧のときにマ
グネツトブレーキ50の回路に接続したリレー接
点4を閉じてマグネツトブレーキ50を開放可能
にせしめるリレーコイル4Lを保護回路70に設
けたので、インバータ20の故障等でその出力電
圧が定格荷重を巻上げることのできるトルクを発
生させる電圧より低下した場合には、これを検知
してリレー接点4を開きマグネツトブレーキ50
の制動力を回復し、吊荷等の落下事故を防止する
ことができる。
本発明によれば、マグネツトブレーキを安定し
て動作させることができると共に、吊荷等の落下
事故を防止することができる可変速巻上機を提供
することができる。
て動作させることができると共に、吊荷等の落下
事故を防止することができる可変速巻上機を提供
することができる。
第1図は本発明の可変速巻上機の電気回路図、
第2図は同可変速巻上機のインバータのブロツク
ダイヤグラム、第3図は同可変速巻上機の保護回
路の電気回路図、第4図は同可変速巻上機の各ス
イツチのタイムチヤートである。 4……リレー接点、4L……リレーコイル、1
0……電動機、20……インバータ、40……速
度可変器、50……マグネツトブレーキ、70…
…保護回路、76……フオトカツプラ。
第2図は同可変速巻上機のインバータのブロツク
ダイヤグラム、第3図は同可変速巻上機の保護回
路の電気回路図、第4図は同可変速巻上機の各ス
イツチのタイムチヤートである。 4……リレー接点、4L……リレーコイル、1
0……電動機、20……インバータ、40……速
度可変器、50……マグネツトブレーキ、70…
…保護回路、76……フオトカツプラ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 巻上機の駆動源である電動機10をインバー
タ20の出力端子U,V,Wに接続し、前記イン
バータ20の入力端子R,S,Tを商用交流電源
30に接続し、前記電動機10の回転軸を制御す
るマグネツトブレーキ50を前記インバータ20
の入力側の前記商用交流電源30に接続してなる
可変速巻上機において、 前記インバータ20と前記電動機10との間に
保護回路70を接続し、前記電動機10の入力電
圧が定格荷重を巻上げることのできるトルクを発
生させる値に達したときに前記マグネツトブレー
キ50の回路に直列に接続したリレー接点4を閉
じて前記マグネツトブレーキ50を開放可能にせ
しめるリレーコイル4Lと、前記リレー接点4に
直列に接続され、リレーコイル5Lと協動して設
定された時間経過後にその接点が閉じるタイマー
付きリレー接点5を、前記保護回路70に設けた
ことを特徴とする可変速巻上機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15789682A JPS5948390A (ja) | 1982-09-09 | 1982-09-09 | 可変速巻上機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15789682A JPS5948390A (ja) | 1982-09-09 | 1982-09-09 | 可変速巻上機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5948390A JPS5948390A (ja) | 1984-03-19 |
JPH0219080B2 true JPH0219080B2 (ja) | 1990-04-27 |
Family
ID=15659782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15789682A Granted JPS5948390A (ja) | 1982-09-09 | 1982-09-09 | 可変速巻上機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5948390A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH079891Y2 (ja) * | 1988-05-20 | 1995-03-08 | 株式会社明電舎 | ホイストの操作装置 |
JPH079893Y2 (ja) * | 1988-07-18 | 1995-03-08 | 株式会社明電舎 | インバータホイスト |
JPH02193892A (ja) * | 1988-10-12 | 1990-07-31 | Hitachi Ltd | 可変速巻上機およびその制御方法 |
JP5165301B2 (ja) * | 2007-07-27 | 2013-03-21 | 株式会社キトー | 巻上機の荷重落下防止方法、及び運転制御装置 |
JP7012972B2 (ja) * | 2020-06-10 | 2022-01-31 | 菱栄工機株式会社 | クレーン誤動作防止システム |
-
1982
- 1982-09-09 JP JP15789682A patent/JPS5948390A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5948390A (ja) | 1984-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4478315A (en) | Apparatus for operating an AC power elevator | |
US6104155A (en) | Controlled braking device for electric motors and in particular portable tools | |
JPH0231594B2 (ja) | ||
US4484664A (en) | Emergency drive device for an A.C. elevator | |
US4127803A (en) | Charging circuit for an auxiliary battery on an electrically-propelled vehicle | |
KR850002101Y1 (ko) | 교류엘리베이터의 제어장치 | |
KR850001641B1 (ko) | 교류 에레베이터의 제어장치 | |
KR850002102Y1 (ko) | 교류엘리베이터의 제어장치 | |
JPH0219080B2 (ja) | ||
JPS62233073A (ja) | 交流エレベ−タ−の制御装置 | |
JPS59149284A (ja) | エレベ−タの制御装置 | |
JP2618131B2 (ja) | 可変速巻上機 | |
JPS597679A (ja) | 交流エレベ−タの制御装置 | |
JPH04161096A (ja) | 誘導電動機用インバータの制御装置 | |
JPH0347075B2 (ja) | ||
JPH0715988A (ja) | 誘導電動機制御装置 | |
JPS61254084A (ja) | 交流エレベ−タの制御装置 | |
JP2609689B2 (ja) | エレベータ装置 | |
US2958816A (en) | Saturable reactor motor control circuits | |
JPH0117985B2 (ja) | ||
JPS6158400B2 (ja) | ||
JPS58197167A (ja) | 交流エレベ−タの制御装置 | |
JPH0759151B2 (ja) | 交流エレベ−タの制御装置 | |
JP3253465B2 (ja) | 巻上装置の制御装置 | |
JPH0236511B2 (ja) |