JPH07312616A - 受信選択方式の通信システムの二重受信防止方法 - Google Patents

受信選択方式の通信システムの二重受信防止方法

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JPH07312616A
JPH07312616A JP6103708A JP10370894A JPH07312616A JP H07312616 A JPH07312616 A JP H07312616A JP 6103708 A JP6103708 A JP 6103708A JP 10370894 A JP10370894 A JP 10370894A JP H07312616 A JPH07312616 A JP H07312616A
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node
delay time
transmission
frame data
reception
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JP6103708A
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Hisashi Fujishima
寿 藤島
Hiroshi Iizuka
博 飯塚
Yoichi Imaizumi
洋一 今泉
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/0635Clock or time synchronisation in a network
    • H04J3/0682Clock or time synchronisation in a network by delay compensation, e.g. by compensation of propagation delay or variations thereof, by ranging
    • HELECTRICITY
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    • H04J3/062Synchronisation of signals having the same nominal but fluctuating bit rates, e.g. using buffers
    • H04J3/0626Synchronisation of signals having the same nominal but fluctuating bit rates, e.g. using buffers plesiochronous multiplexing systems, e.g. plesiochronous digital hierarchy [PDH], jitter attenuators
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/42Loop networks
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  • Computer And Data Communications (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信選択方式の通信システムの二重受信防止
方法に関し、伝送路又はノードの障害発生によって別の
伝送路への系切替えが行われたときに、切替え前の伝送
路でのデータ伝送と時間差があることで起こるデータの
二重受信を防止することを目的とする。 【構成】 複数の伝送路を介して相手ノードに達するま
でのフレームデータ伝送遅延時間を一定時間ごとに設定
しておく(S1)。ノード間通信時には、既に設定され
ている相手ノードまでのフレームデータ伝送遅延時間か
ら、最も長いフレームデータ伝送遅延時間との時間差の
分だけ、各伝送路を伝送するフレームデータに対して、
遅延を与え(S2)、これによって複数の伝送路を通っ
て来たフレームデータが受信選択用の系切替え位置に同
時に到達するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は受信選択方式の通信シス
テムの二重受信防止方法に関し、特に同一のフレームデ
ータを複数の伝送路で送り、受信側では複数の伝送路の
1つによって伝送されたフレームデータを選択して受信
する受信選択方式の通信システムにおいて、受信切替え
時に発生するデータの二重受信を防止する、受信選択方
式の通信システムの二重受信防止方法に関する。
【0002】従来、受信選択方式の通信システムでは、
それぞれノードを介して接続される複数の異なる伝送路
を有し、送信側のノードからは受信側ノードにフレーム
データを送信する際、同一フレームデータをこれら複数
の伝送路に同時に流し、相手の受信側でこれら複数の伝
送路の1つを選択して、その伝送路を介して伝送された
フレームデータを受け取るようにし、伝送路障害あるい
はノード障害が発生したときには別の伝送路に切替え
て、今まで通りフレームデータを受け取るようにしてい
る。
【0003】
【従来の技術】図9は従来の受信選択方式ループ型LA
N(Local Area Network)の構成を示す図である。図示
の例では、説明を簡単にするため、伝送路はループ型に
構成された0系の伝送路L0及び1系の伝送路L1の2
つとし、これら伝送路には4つのノードA,B,C,D
を有している場合を示している。各ノードA,B,C,
Dには、少なくとも1つの端末装置がそれぞれ接続され
ており、図示の例では、ノードBの端末装置TB 及びノ
ードCの端末装置TC のみ示している。
【0004】この受信選択方式ループ型LANにおい
て、たとえば、端末装置TB から端末装置TC にデータ
を転送する場合には、ノードBにおいて、巡回して来た
データフレームFD0及びFD1に同じデータを乗せて送出
する。データフレームFD0は伝送路L0を通ってノード
Cに送られ、一方、データフレームFD1は伝送路L1上
のノードA及びDを経由してノードCに送られる。ここ
で、ノードCが0系の伝送路L0からのデータを受信す
るように切替えられているとすると、伝送路L0を通っ
て伝送されて来たデータフレームFD0のみが端末装置T
C で受け取られることになる。
【0005】図10はループ型LANの障害発生時にお
けるデータ受信方法の説明図である。たとえば、ノード
Cにおいて受信選択していた0系側において、ノードB
とノードCとの間の伝送路L0の図中「×」を付した位
置(又は、この例には無いが、それらノードB、C間に
別のノードが配置されている場合には、そのノードの少
なくとも1つ)に障害が発生した場合、受け取ったデー
タにも障害が発生する。データに障害が発見されると、
ノードCは1系の伝送路L1の側に系切替えを行い、今
度は1系の伝送路L1を通ってきたデータフレームF1
を受信するようにする。これにより、端末装置TB から
送られてきたデータを継続して受信することができるよ
うになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の受信
選択方式の通信システムでは、たとえば、ノードBから
ノードCへデータを送信するときに、0系の伝送路L0
と1系の伝送路L1とでは、同じデータが通ってくるノ
ードの数が異なる。データが伝送路L0又はL1を伝送
する時間はほとんど無視することができるが、各ノード
では上流のデータを受けてからそのデータを再び下流側
へ送り出すのに、ある程度の時間がかかる。具体的に
は、1ノード当たり、約134.6マイクロ秒程度の時
間がかかる。したがって、ノードBからノードCに至る
経路の途中にノードが幾つあるかによって、データフレ
ームがノードCに到達する時間が違うことになる。図9
の例の場合であれば、0系の伝送路L0上のノードの数
は0、1系の伝送路L1上では2なので、ノードCに到
達する時間の差は約269.2マイクロ秒ということに
なる。
【0007】このように、同じデータが0系を通って来
る場合と1系を通ってくる場合とで通信相手のノードに
到達するのに時間差が発生している。このため、たとえ
ば、ノードCが0系の伝送路L0からデータを受信して
いるとして、ノードCがその0系の伝送路L0に障害が
発生したことを判断して受信する系を、途中にノードが
ない0系から途中にノードが2つある1系に切替えた場
合、ノードCでは遅れて来た同じデータを再度受信して
しまう、データの二重受信が起きてしまうことがある。
【0008】ところが、データを受け取る側の端末装置
において、送信されて来たデータに欠落部分がある場合
に再送信を要求するという制御は基本的にどのプロトコ
ルにもあるが、プロトコルによっては「データの二重受
信」に関するデータ伝送手順の制御が行われていない場
合がある。すなわち、データを二重に受信したことによ
るデータ障害があったときに、再送要求をするというよ
うな二重受信に関する制御ができないプロトコルもあ
る。このような端末装置においては、上述のようなデー
タの二重受信があると、データ障害となり、通信ができ
なくなってしまうことがある、という問題点があった。
【0009】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、受信選択方式の通信システムにおいて、受信
切替え時のデータの二重受信を防止する方法を提供する
ことを目的とする。
【0010】また、本発明は、ノード間通信時に、複数
の伝送路で発生するフレームデータ伝送遅延時間を計測
する方法を提供することを目的とする。さらに、本発明
は、ノード間通信時に、複数の伝送路からのフレームデ
ータが受信側ノードに同時に到達する方法を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は上記目的を達成す
る本発明の原理を示すフローチャートである。本発明の
受信選択方式の通信システムの二重受信防止方法によれ
ば、まず、複数の伝送路毎に、ノード間通信におけるフ
レームデータ伝送遅延時間を設定する(ステップS
1)。次に、先に設定した、異なる伝送路を通って相手
ノードまで伝送されるときのフレームデータ伝送遅延時
間から、これらのフレームデータ伝送遅延時間の中で最
も長いフレームデータ伝送遅延時間との遅延時間の差に
相当する時間の遅延を、各伝送路を伝送するフレームデ
ータに対して、それぞれ与えるようにする(ステップS
2)。
【0012】
【作用】上述の手段によれば、最初に、複数の伝送路を
介して相手ノードまでフレームデータを伝送する際に発
生する遅延時間を個々に設定しておく。次に、ノード間
通信を行うときには、すべての伝送路を伝送するフレー
ムデータに対して、各伝送路でのフレームデータ伝送遅
延時間と最も長いフレームデータ伝送遅延時間との差に
相当する時間の遅延を与える。これにより、すべての伝
送路から来る、受信側ノードの系切替え直前のフレーム
データは同じになり、たとえ受信選択している伝送路な
どに障害が発生して他の伝送路への系切替えが行われた
としても、二重受信が行われることはなくなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。最初に、図1により、本発明の概要について説
明する。本発明は、同一のフレームデータを複数の伝送
路で送り、受信側では複数の伝送路のいずれか1つによ
って伝送されたフレームデータを選択して受信する構成
の通信システムにおいて、特に受信切替え時のデータの
二重受信を防止するようにした、受信選択方式の通信シ
ステムの二重受信防止方法を目的としている。
【0014】本発明によれば、図1に示したように、ま
ず、ステップS1において、複数の伝送路毎に、ノード
間通信におけるフレームデータ伝送遅延時間を設定して
おく。次に、ステップS2では、各伝送路を伝送するフ
レームデータに対して、そのフレームデータの通信相手
ノードまでのフレームデータ伝送遅延時間と設定された
フレームデータ伝送遅延時間の中で最も長いフレームデ
ータ伝送遅延時間との差に相当する時間だけ遅延を与え
る。すなわち、フレームデータ伝送遅延時間が最も長い
フレームデータ対しては遅延を与えず、途中にノードが
存在せず伝送距離が短いノード間通信のフレームデータ
に対しては最も長いフレームデータ伝送遅延時間分の遅
延を与えるようにしている。これにより、受信側ノード
の系切替え直前のすべての伝送路からのフレームデータ
は到達時間がほとんど一致することになる。したがっ
て、受信選択中の伝送路又はその伝送路上のノードに障
害が発生し、受信データに障害が見つかることによって
系切替えが行われるような場合でも、二重受信を確実に
防止することができるようになる。
【0015】図2はデータ伝送遅延時間を計測する方法
の説明図である。ここでは説明を簡単にするために、受
信選択方式の通信システムの例として、たとえば4つの
ノードA,B,C,Dが0系の伝送路L0及び1系の伝
送路L1によってループ型に接続されており、全体とし
てたとえば、156メガビットの高速光LANを構成し
ているものとする。ここでは、ノードBがデータ伝送遅
延時間を計測する場合について説明する。
【0016】まず、ノードBから遅延時間計測用フレー
ムFT を0系、1系の伝送路L0、L1上に送り出す。
たとえば、1系の伝送路L1では、ノードAにおいて、
このノードAを通過する遅延時間計測用フレームF
T1に、自分のノードAを特定する配置の順番、アドレス
などのデータ、たとえばAを書き込む。同じようにし
て、ノードD及びノードCについても、それぞれ遅延時
間計測用フレームFT1に自分のノードを表すデータD,
Cをそれぞれ書き込んでいく。したがって、最後のノー
ドCを通過した時点では、遅延時間計測用フレームFT1
には、A,D,Cが順に書き込まれていることになる。
このようにして、一周する間に各ノードの順番が書き込
まれて戻ってきた遅延時間計測用フレームFT1はノード
Bにて回収される。もちろん、0系の伝送路L0につい
ても、同じように、ノードを通過する度に、通過ノード
のデータが書き込まれ、最終的には、遅延時間計測用フ
レームF T0には、C,D,Aと書き込まれて回収され
る。
【0017】このようにして、送り出された遅延時間計
測用フレームFT1、FT0がノードBにて回収されると、
次に、これらの遅延時間計測用フレームFT1、FT0に書
き込まれた順番に従って、通信相手ノードとデータ伝送
遅延時間との対応表である遅延時間テーブルが作成され
る。
【0018】図3は遅延時間テーブルの一例を示した図
である。図3によれば、遅延時間テーブルTには、0
系、1系に分けて自ノードB以外のすべてのノードに対
する遅延時間が記載されている。遅延時間は通過するノ
ード内の遅延時間から計算するが、ここでは、各ノード
は同一タイプのものであり、したがって各ノードを通過
するときの遅延時間は同じであるとして示してある。す
なわち、それぞれのノード内で発生する遅延時間をγと
し、これに遅延時間計測用フレームFT の送り出しノー
ドBから見たノードの順番が乗ぜられている。たとえ
ば、ノードAについては、0系で見た場合はノードAに
到達するまで2台のノードC及びDを通過するため、遅
延時間はγ×2、1系で見た場合はノードAに到達する
まで1台のノードも通過しないので、遅延時間はγ×0
とする。
【0019】遅延時間計測用フレームFT による、遅延
時間の測定は、各ノードにおいて、一定時間ごとに、た
とえば、30秒ごと、あるいは1分ごとに実施される。
したがって、遅延時間の測定を一定時間ごとに行って、
各ノード間の遅延時間を書き替えているので、ノード障
害(バイパスなど)の時にも、常に最新の遅延時間テー
ブルTが作成・更新されている。
【0020】図4は遅延時間を補償する第1の実施例を
示す図である。図4は遅延時間を送信側で補償して二重
受信を防止する方法の概念を示したもので、各ノードに
は、0系の伝送路L0へ送信する部分にバッファB0を
備え、1系の伝送路L1へ送信する部分にバッファB1
を備えている。これらのバッファB0及びB1は、遅延
時間計測用フレームFT による遅延時間の測定の結果に
基づき、データの宛て先に応じて遅延時間を可変にする
よう制御される。
【0021】たとえば、ノードBからノードCへデータ
を送出する場合に、0系の伝送路L0及び1系の伝送路
L1を通ったときの自ノードで測定した宛て先ノードま
での遅延時間を参照して、0系の伝送路L0に設けられ
たバッファB0に、遅延時間の差に相当する時間の遅延
を与えるようにする。このように、データが0系の伝送
路L0と1系の伝送路L1とを通って伝送されたときに
宛て先ノードCで生じるデータの到達時間の差を考慮し
て、送信側であるノードBにおいて到達時間の早い方の
系、図示の例では0系の伝送路L0に到達時間の差に相
当する時間だけ予め遅らせて送信するようにしている。
これにより、データが0系の伝送路L0及び1系の伝送
路L1を通って宛て先のノードに到達する時間は常に同
じになるので、たとえ宛て先のノードにおいて受信の系
切替えを行っても、データの二重受信は起こらない。
【0022】図5は送信側で遅延時間を補償するノード
の構成例を示す図である。送信側で遅延時間を補償する
ときのノードは、端末装置と0系及び1系の伝送路L0
及びL1との間に2つのバッファB0及びB1を含んだ
遅延装置10とインタフェース部20とが設けられてい
る。このノードはさらに、このノードを一括制御するノ
ード制御装置30と、インタフェース部20を介して遅
延時間計測用フレームFT を使用しての遅延時間の測定
を行う遅延時間計測装置40と、遅延時間計測装置40
による遅延時間の測定結果を保存する遅延時間テーブル
Tとを備えている。
【0023】ノード制御装置30は、遅延時間計測装置
40に対して、通信相手のノードに対する遅延時間の測
定を行うように制御する。遅延時間計測装置40は一定
時間ごとにインタフェース部20を介して、遅延時間計
測用フレームFT を0系及び1系の伝送路L0及びL1
に送出し、一周して戻ってきた遅延時間計測用フレーム
T を回収する。遅延時間計測用フレームFT には、伝
送路L0及びL1を一周する間に通過したノードにおい
てそのノードを表すデータが順に書き込まれている。ノ
ード制御装置30は、最初は、遅延時間計測装置40に
て回収された遅延時間計測用フレームFT に基づいて自
ノードから各ノードまでデータが伝送するのにかかる時
間を表す遅延時間テーブルTを作成する。次回以降の遅
延時間の計測では、遅延時間テーブルTは、その計測時
点における、計測されたノード間遅延時間に更新され
る。
【0024】端末装置からデータを伝送する場合、ノー
ド制御装置30は、送信しようとするデータから宛て先
ノードのアドレスを認識し、遅延時間テーブルTを参照
して宛て先ノードまでのデータ伝送遅延時間を求め、求
められた0系及び1系の伝送路L0及びL1上での遅延
時間の差を求める。遅延装置10では、求められた遅延
時間の差に基づいて、遅延時間の少ない伝送路側の系の
バッファB0又はB1が選択され、求められた遅延時間
の差の時間遅延を有する遅延手段として作動される。た
とえば、求められた遅延時間の差が0系のデータ伝送遅
延時間から1系のデータ伝送遅延時間を引いた値とする
とき、その値が正であれば、1系のバッファB1に対し
てその値の絶対値の時間を遅延させるようにし、負であ
れば、0系のバッファB0に対してその値の絶対値の時
間を遅延させるようにする。
【0025】図6は遅延時間を補償する第2の実施例を
示す図である。図6は遅延時間を受信側で補償して二重
受信を防止する方法の概念を示したもので、各ノードに
は、0系の伝送路L0から受信する部分にバッファB0
を備え、1系の伝送路L1から受信する部分にバッファ
B1を備えている。これらのバッファB0及びB1は、
遅延時間計測用フレームFT による遅延時間の測定の結
果に基づき、データの送信元に応じて遅延時間を可変に
するよう制御される。
【0026】たとえば、ノードCにおいてノードBから
のデータを受ける場合に、0系の伝送路L0及び1系の
伝送路L1を通ったときの自ノードで測定した送信元ノ
ードからの遅延時間を参照して、0系の伝送路L0に設
けられたバッファB0に、遅延時間の差に相当する時間
の遅延を与えるようにする。これにより、受信側ノード
において、通信相手ノードから0系の伝送路L0及び1
系の伝送路L1を通って異なる時刻に到達したデータが
系切替えを行う直前の段階では、到達時刻が常に同じに
なるので、たとえ自ノードにおいて受信の系切替えを行
っても、データの二重受信は起こらない。
【0027】図7は受信側で遅延時間を補償するノード
の構成例を示す図である。受信側で遅延時間を補償する
ときのノードは、端末装置と0系及び1系の伝送路L0
及びL1との間に系切替え装置50と、2つのバッファ
B0及びB1を含んだ遅延装置10と、インタフェース
部20とが設けられている。このノードはさらに、この
ノードを一括制御するノード制御装置30と、インタフ
ェース部20を介して遅延時間計測用フレームFT を使
用しての遅延時間の測定を行う遅延時間計測装置40
と、遅延時間計測装置40による遅延時間の測定結果を
保存する遅延時間テーブルTとを備えている。
【0028】ノード制御装置30は、遅延時間計測装置
40に対して、通信相手のノードに対する遅延時間の測
定を行うように制御する。遅延時間計測装置40は一定
時間ごとにインタフェース部20を介して、遅延時間計
測用フレームFT を0系及び1系の伝送路L0及びL1
に送出し、一周して戻ってきた遅延時間計測用フレーム
T を回収する。伝送路L0及びL1に送出された各遅
延時間計測用フレームFT0及びFT1には、それぞれノー
ドを通過する時にそのノードを表すデータが順に書き込
まれている。ノード制御装置30は、最初は、遅延時間
計測装置40にて回収された遅延時間計測用フレームF
T に基づいて通信相手ノードから自ノードまでデータが
伝送するのにかかる時間を表す遅延時間テーブルTを作
成する。次回以降の遅延時間計測では、遅延時間テーブ
ルTはその計測時点におけるノード間遅延時間に更新さ
れていき、自ノードは常に最新の遅延時間テーブルTを
有していることになる。
【0029】通信相手ノードからデータを受信する場
合、ノード制御装置30は、まず、インタフェース部2
0を通じて、伝送されて来たデータから自ノードのアド
レスを認識し、遅延時間テーブルTを参照して宛て先ノ
ードまでのデータ伝送遅延時間を求め、そして求められ
た0系及び1系の伝送路L0及びL1上での遅延時間の
差を求める。遅延装置10では、求められた遅延時間の
差に基づいて、遅延時間の少ない伝送路側の系のバッフ
ァB0又はB1が選択されて、求められた遅延時間の差
の時間遅延を有する遅延手段として作動される。
【0030】図8は遅延装置の構成例を示す図である。
なお、ここでは、受信側で遅延時間を保証するノードに
適用した遅延装置10について説明するが、送信側で遅
延時間を保証するノードにも同様に適用することができ
る。また、遅延装置10は、伝送路が2つの場合には2
つのバッファB0又はB1を有しているが、これらのバ
ッファB0及びB1は、構成及び作用が同じであるの
で、以下ではバッファB0についてだけ説明する。
【0031】遅延装置10のバッファB0は、ループ型
LANでn個のノードを有している場合には、(n−
2)個の遅延回路を有している。すなわち、図4及び図
6に例示のように4つのノードA,B,C,Dを有して
いる場合には、2つの遅延回路101,102を有して
いる。遅延回路101は1つのノードによるフレームデ
ータ伝送遅延時間に相当する遅延を生じさせる機能を有
し、遅延回路102は2つのノードによるフレームデー
タ伝送遅延時間に相当する遅延を生じさせる機能を有し
ている。バッファB0はまた、遅延時間を切替える切替
え回路103を有している。
【0032】この切替え回路103は、インタフェース
部20の0系の伝送路からバッファB0の入力を介して
フレームデータを受けるよう接続された固定接点と、3
つの可動接点a,b,cと、ノード制御装置30から切
替え制御信号を受ける制御端子とを有している。可動接
点aは遅延回路をバイパスする線に接続され、可動接点
bは遅延回路101の入力に接続され、可動接点cは遅
延回路102の入力に接続されている。可動接点aに接
続された線と、遅延回路101及び102の出力とは一
緒に纏められ、バッファB0の出力を介して系切替え装
置50に接続されている。
【0033】切替え回路103は、ノード制御装置30
からの切替え制御信号に基づいて、切替え制御が行わ
れ、送信側ノードと受信側ノードとの間にノードを介さ
ない通信時には可動接点aが選択されて、バッファB0
をバイパスするようにし、1つのノードを介するときに
は可動接点bが選択されて、インタフェース部20から
のフレームデータにノード1台分の遅延時間を与え、2
つのノードを介するときには可動接点cが選択されて、
フレームデータにノード2台分の遅延時間を与える。
【0034】上述の実施例は、データ伝送遅延時間が主
として通過するノード内で発生し、伝送路上などでの遅
延時間は無視できるものとして説明したが、データ伝送
遅延時間の計測時、遅延時間の差を求めるとき、あるい
は速く到達する側のデータに遅延を与えるときに、たと
えば最大値で1キロメートルあたり5マイクロ秒かかる
伝送路での遅延時間と、たとえば最大値で125マイク
ロ秒ほどかかる系切替え時の切替え時間とを考慮するこ
とによって、系切替えポイントでの両方向からのデータ
の到達時間をより正確に同じにすることが可能である。
【0035】また、上述の実施例では、フレームデータ
伝送遅延時間の計測は、一定時間毎に実施するようにし
ているが、たとえば、新しく通信システムを運用すると
き、ノードの増設を行ったとき、あるいは障害が発生し
て系切替え又はノードバイパスを行ったときに実施する
ようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、複数の
伝送路を介して伝送されて来るフレームデータが受信選
択の時点でほぼ同時に到達するように構成した。このた
め、フレームデータを受信している伝送路又はその伝送
路上のノードに障害が発生して、別の伝送路からのデー
タを受信するように受信選択しても、切替えによって受
信されるデータが切り替え前後で同じになることがない
ので、データの二重受信を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示すフローチャートである。
【図2】データ伝送遅延時間を計測する方法の説明図で
ある。
【図3】遅延時間テーブルの一例を示した図である。
【図4】遅延時間を補償する第1の実施例を示す図であ
る。
【図5】送信側で遅延時間を補償するノードの構成例を
示す図である。
【図6】遅延時間を補償する第2の実施例を示す図であ
る。
【図7】受信側で遅延時間を補償するノードの構成例を
示す図である。
【図8】遅延装置の構成例を示す図である。
【図9】従来の受信選択方式ループ型LANの構成を示
す図である。
【図10】ループ型LANの障害発生時におけるデータ
受信方法の説明図である。
【符号の説明】
10 遅延装置 20 インタフェース部 30 ノード制御装置 40 遅延時間計測装置 50 系切替え装置 A,B,C,D ノード L0,L1 伝送路 B0,B1 バッファ T 遅延時間テーブル FT 遅延時間計測用フレーム

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側ノードから受信側ノードまでの間
    にそれぞれ途中に0以上のノードを含む複数の伝送路を
    有し、送信側ノードから受信側ノードにフレームデータ
    を送信する際、同一フレームデータを前記複数の伝送路
    に送り、受信側ノードで前記伝送路の1つのフレームデ
    ータを選択して受信する受信選択方式の通信システムの
    二重受信防止方法において、 前記複数の伝送路毎のノード間通信のフレームデータ伝
    送遅延時間を設定するステップ(S1)と、 前記複数の伝送路毎のフレームデータ伝送遅延時間に基
    づいて、各伝送路で伝送されるフレームデータに対し
    て、前記複数の伝送路の中の最も長いフレームデータ伝
    送遅延時間との差に相当する時間の遅延を与えるステッ
    プ(S2)と、 からなることを特徴とする受信選択方式の通信システム
    の二重受信防止方法。
  2. 【請求項2】 前記フレームデータ伝送遅延時間は、前
    記伝送路上のノードの数に基づいて求められることを特
    徴とする請求項1記載の受信選択方式の通信システムの
    二重受信防止方法。
  3. 【請求項3】 前記フレームデータ伝送遅延時間を設定
    するステップは、前記複数の伝送路に遅延時間計測用フ
    レームを流して、ノード間通信のフレームデータ伝送遅
    延時間を計測するステップからなることを特徴とする請
    求項1又は2記載の受信選択方式の通信システムの二重
    受信防止方法。
  4. 【請求項4】 前記伝送路がループ型であり、前記デー
    タ伝送遅延時間を計測するステップは、伝送路上に流さ
    れる前記遅延時間計測用フレームに、各通過ノードにお
    いて、自ノードを特定するデータを記入していき、一周
    した前記遅延時間計測用フレームを回収して自ノードか
    ら各ノードへの遅延時間テーブルを作成することからな
    ることを特徴とする請求項3記載の受信選択方式の通信
    システムの二重受信防止方法。
  5. 【請求項5】 前記フレームデータ伝送遅延時間を計測
    するステップは、一定時間毎に実施することを特徴とす
    る請求項3記載の受信選択方式の通信システムの二重受
    信防止方法。
  6. 【請求項6】 前記遅延を与えるステップは、送信側ノ
    ードにて実施することを特徴とする請求項1記載の受信
    選択方式の通信システムの二重受信防止方法。
  7. 【請求項7】 前記遅延を与えるステップは、受信側ノ
    ードにて実施することを特徴とする請求項1記載の受信
    選択方式の通信システムの二重受信防止方法。
  8. 【請求項8】 送信側ノードと受信側ノードとの間に複
    数の伝送路を有し、送信側ノードから受信側ノードにフ
    レームデータを送信する際に、同一フレームデータを前
    記複数の伝送路に送出し、受信側ノードで前記伝送路の
    1つのフレームデータを選択して受信する受信選択方式
    の通信システムに使用されるノードにおいて、 前記複数の伝送路毎のノード間通信のフレームデータ伝
    送遅延時間を保存しておく遅延時間データ記憶手段と、 前記遅延時間データ記憶手段に記憶されたフレームデー
    タ伝送遅延時間に基づいて、前記複数の伝送路で伝送さ
    れるフレームデータに、前記複数の伝送路の中の最も長
    いフレームデータ遅延時間との差に相当する時間の遅延
    を与える遅延時間制御手段と、 を備えてたことを特徴とする受信選択方式の通信システ
    ムのノード。
  9. 【請求項9】 前記複数の伝送路に遅延時間計測用フレ
    ームを流して、前記ノード間通信のフレームデータ伝送
    遅延時間を計測する遅延時間計測手段を備えたことを特
    徴とする請求項8記載の受信選択方式の通信システムの
    ノード。
JP6103708A 1994-05-18 1994-05-18 受信選択方式の通信システムの二重受信防止方法 Withdrawn JPH07312616A (ja)

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