JPH07312425A - 薄膜トランジスタ、それに関連するテーパエッチング方法および多層膜形成方法ならびに画像表示装置 - Google Patents

薄膜トランジスタ、それに関連するテーパエッチング方法および多層膜形成方法ならびに画像表示装置

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JPH07312425A
JPH07312425A JP10313194A JP10313194A JPH07312425A JP H07312425 A JPH07312425 A JP H07312425A JP 10313194 A JP10313194 A JP 10313194A JP 10313194 A JP10313194 A JP 10313194A JP H07312425 A JPH07312425 A JP H07312425A
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film
etching
thin film
taper
etching rate
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JP10313194A
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English (en)
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Takao Takano
隆男 高野
Yoshifumi Yoritomi
美文 頼富
Satoru Todoroki
悟 轟
Yutaka Saito
裕 斉藤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】TFTを構成する多層膜に、テーパエッチング
を施すにあたり、各々の膜の側壁を所望のテーパ角を有
する理想的なテーパ形状に加工し、それにより各膜のカ
バレッジ性を向上させ、ラビング工程でのむらを防止
し、各膜で生ずる断線や短絡不良をなくすようにする。 【構成】TFTを構成する各膜をエッチング速度の異な
る多層構造とし、最下層部に用いる上層膜よりエッチン
グ速度が小なる膜の膜厚を、ドライエッチング法を用い
る場合は全膜厚の5〜20%の範囲とし、ウエットエッ
チング法を用いる場合は、50〜90%の範囲として、
多層膜の側壁をテーパ状に加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜トランジスタ(Thi
n-Film Transistor、以下、「TFT」と記す)、それに
関連するテーパエッチング方法および多層膜形成方法な
らびに画像表示装置に係り、特に、各薄膜を所望のテー
パ角のテーパ形状にエッチング加工するTFTとその形
成方法、それを用いて、TFTマトリクス回路基板を構
成して、液晶表示の画像装置に利用される技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最初に、従来技術に係る逆スタガ型TF
Tの構造について、図6を用いて説明する。図6は、逆
スタガ型TFTの一般的な断面構造図である。
【0003】ガラス等の絶縁性基板上にスイッチング素
子としてのTFTをマトリクス状に多数個形成したTF
Tマトリクス回路基板は、高画質液晶画像表示装置に組
み込まれている。上記TFT(ここでは非晶質シリコン
(amorphous Silicon、以下a−Siと記す)を半導体膜
として用いたものを示す)のなかで、逆スタガ型TFT
と言われる種類のTFTがある。
【0004】この逆スタガ型TFTは、図6に示される
構造を備え、絶縁性基板1は、ガラス等で、ゲート電極
2は、Cr膜で、ゲート絶縁膜3は、SiN膜で、半導
体膜4は、a−Si膜で、半導体膜5は、リンを添加し
たa−Si膜で、ドレイン電極6は、Al膜で、ソース
電極7は、Al膜で、ITO膜8は、表示画素電極で、
保護膜9は、SiN膜で、それぞれ構成されている。
【0005】このTFTを複数個マトリクス状に配置し
て、前記ゲート電極2の行同士を接続してゲート配線
(図示しない)とし、また前記ドレイン電極6の列同士を
接続してドレイン配線(図示しない)とし、各ソース電極
7を各表示画素電極8に接続することによって、TFT
マトリクス回路基板が完成する。
【0006】このTFTマトリクス回路基板の作製にお
いて、配線交差部での短絡防止を目的とした層間絶縁膜
(ゲート絶縁膜)の膜厚を増大させ、また、数多くあるエ
ッチング加工面段差を乗り越える配線の抵抗増加および
断線防止を目的とした配線膜厚の増大をさせることによ
って、TFTおよびTFTマトリクス回路基板の歩留り
を確保していた。
【0007】しかしながら、ゲート絶縁膜3、ソース電
極7、ドレイン電極6およびドレイン配線(図示しな
い)、保護膜9の膜厚が増大することによりTFT素子
の総膜厚が増加するため、各膜の成膜時間およびエッチ
ング加工時間等を要することになり、量産時におけるス
ループットの低下を招いていた。また、各膜の膜厚の増
大によって、膜の側壁でのカバレッジ性(膜の被覆性
能)が低下し、短絡や断線が発生するという問題があっ
た。
【0008】したがって、膜厚を増加しなくても、短絡
や断線が発生しないように、TFTを構成する各々の膜
のエッチング加工時に、側壁をテーパ状に形成し、カバ
レッジ性を向上させることが重要であり、このためにテ
ーパ状に加工を施すために様々な手法が考えられてい
る。
【0009】例えば、その一つとして、特開平3−36
769号公報に記載の技術のごとく、ゲート絶縁膜や保
護膜に用いるSiN膜の膜質を膜の深さ方向につれてエ
ッチング速度が小さくなるような多層膜構成とし、その
後のドライエッチング工程で、それらの多層膜をテーパ
状に加工していた。
【0010】また、図9を用いてTFTを構成する膜を
テーパ状に加工する他の技術について説明しよう。図9
は、従来技術に係る多層構造によるTFTの断面図であ
る。
【0011】ウエットエッチングの場合においては、電
極やバスラインに用いる金属膜(例えば、AlやCr膜)
を形成する場合に、図9(a)に示すように選択エッチン
グ性のある2種以上の異種金属50、51を用いた多層
構造とする。
【0012】そして、レジスト52をマスクにして、各
々の膜51,50のエッチング後に上層膜51の再エッ
チング(後退エッチング)をおこなって、図9(b)のよう
に、上層膜51の側壁をテーパ状に加工していた。
【0013】このような技術は、例えば、特開平4−1
55315号公報に開示されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、TF
Tを構成する各膜のカバレッジ性を向上させるために、
各膜の側壁をテーパ状に加工する技術について述べてい
る。しかしながら、上記特開平3−36769号公報に
記載の従来技術において、一つのSiN膜をテーパ状に
加工する場合、膜質(エッチング速度)を変化させた多層
膜の構成における膜厚とテーパ角の関係については何等
配慮がなされていないという問題点がある。
【0015】以下、それを図7を用いて説明しよう。図
7は、多層膜の膜厚とエッチング時のテーパ形状の関係
を比較して示した多層膜の断面図である。
【0016】下層部に用いる膜41(エッチング速度が
小なる膜)の膜厚(d1)と下層部に比較してエッチング速
度の大きい上層部に用いる膜42(エッチング速度が大
なる膜)の膜厚(d2)との関係は、d1≫d2であるとす
る。
【0017】しかるときには、このような構成の膜厚D
(=d1+d2)のSiN膜をホトレジスト等をマスクと
してドライエッチングすると、図7(b)のようなエッチ
ング形状となる。エッチング速度が大なる上層部に用い
る膜42はサイドエッチングを促進する役割を果たすた
め全体的にはテーパ形状となるものの、図7(b)の10
に示すように局所的に逆テーパ形状になるという問題が
あった。
【0018】また、上記特開平4−155315号公報
に記載の従来技術である電極や配線に用いる金属膜(例
えばAlやCr膜)を異種金属を用いた多層構造とし、
各々の膜のエッチング後に上層膜の再エッチング(後退
エッチング)をおこなう方法に関しては、再エッチング
しなければならない分だけ、ウエットエッチング工程の
回数が増加してしまうという問題があった。また、単層
膜で電極や配線を構成した場合はレジストと接する金属
膜の最上層でエッチング形状が急峻となるという問題が
あった。
【0019】ドライエッチングで生じる図7(b)のよう
なエッチング形状やウエットエッチング時に生ずる急峻
な形状であると様々な問題が生じてくる。以下、それを
図8を用いて説明する。
【0020】図8は、従来技術に係るTFTの断面図で
ある。すなわち、ゲート電極膜および該バスライン膜の
場合では、ゲート絶縁膜を介した該ゲートとドレイン電
極および該バスライン間で短絡不良が発生する。また、
ゲート絶縁膜の場合では、図8に示すように(図8にお
いて、2’は、ゲート電極と同時に形成したドレイン配
線端子部、3は、ゲート絶縁膜、6’は、ドレイン配線
をそれぞれ示す)ドレイン配線端子部2’において、断
線不良が発生する。
【0021】さらに、半導体膜の場合では、ソース・ド
レイン電極において断線不良が発生する。また、ソース
電極、ドレイン電極および該配線の場合では、保護膜の
カバレッジが不十分となり電蝕が発生しやすくなる。そ
れに重ねて、保護膜の場合では、液晶の配向膜のカバレ
ッジ不良やラビング工程でのむら等を生じてしまい、液
晶の配向不良が発生し、液晶表示装置としての表示品質
の低下を招くという問題があった。
【0022】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、その目的は、TFTを構成す
る全ての膜にテーパエッチングを施して、テーパエッチ
ングの利点を最大限に引きだすこと、またTFTを構成
する多層膜に、テーパエッチングを施すにあたり、各々
の膜の側壁を所望のテーパ角を有する理想的なテーパ形
状に加工し、それにより各膜のカバレッジ性を向上さ
せ、ラビング工程でのむらを防止し、各膜で生ずる断線
や短絡不良をなくすことにある。
【0023】さらに、上記TFTによりTFTマトリク
ス回路基板を構成し、それを用いて表示品質の高い画像
表示装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の薄膜トランジスタに係る発明の構成は、ゲ
ート電極膜、ゲート絶縁膜、半導体膜、ソース・ドレイ
ン電極膜、表示画素電極膜、チャネルストッパ膜の各薄
膜および薄膜トランジスタを被覆する保護膜によって構
成される薄膜トランジスタにおいて、それら構成する全
ての膜の側壁をテーパ状に加工し、積層したものであ
る。
【0025】次に、本発明のテーパエッチング方法に係
る発明の第一の構成は、ゲート電極膜、ゲート絶縁膜、
半導体膜、ソース・ドレイン電極膜、表示画素電極膜、
チャネルストッパ膜の各薄膜および薄膜トランジスタを
被覆する保護膜によって構成される薄膜トランジスタに
おいて、それら構成する全ての膜の側壁をテーパ状に加
工したものである。
【0026】さらに、本発明のテーパエッチング方法に
係る発明の第二の構成は、薄膜トランジスタを構成する
一つの膜が、エッチング速度の異なる少なくとも2層以
上の多層膜であって、下層部ほどエッチング速度が小な
る膜で上層部ほどエッチング速度が大なる膜であるとき
に、それをドライエッチングでエッチングするテーパエ
ッチング方法において、最下層部に用いるエッチング速
度が小なる膜を前記多層膜の膜厚全体に対して5〜20
%の割合としたものである。
【0027】また、本発明のテーパエッチング方法に係
る発明の第三の構成は、薄膜トランジスタを構成する一
つの膜が、エッチング速度の異なる少なくとも2層以上
の多層膜であって、下層部ほどエッチング速度が小なる
膜で上層部ほどエッチング速度が大なる膜であるとき
に、それをウエットエッチングでエッチングするテーパ
エッチング方法において、最下層部に用いるエッチング
速度が小なる膜を前記多層膜の膜厚全体に対して50〜
90%の割合としたものである。
【0028】さらに、本発明の薄膜トランジスタに係る
発明の他の構成は、上記第二と第三の構成に係るテーパ
エッチング方法によって、前記多層膜が10〜70度の
範囲のテーパ角をなす側壁を傾斜状に加工したものであ
る。
【0029】次に、本発明の多層膜形成方法に係る発明
の第一の構成は、薄膜トランジスタを構成するゲート電
極膜、ゲート絶縁膜、半導体膜、ソース・ドレイン電極
膜、表示画素電極膜、チャネルストッパ膜の各薄膜およ
び薄膜トランジスタを被覆する保護膜を多層膜として、
その多層膜はエッチング速度の異なる少なくとも2層以
上とし、下層部ほどエッチング速度が小なる膜で上層部
ほどエッチング速度が大なる膜に形成する多層膜形成方
法において、同一の成膜室で成膜条件を変化させて、積
層し形成したものである。
【0030】また、本発明の多層膜形成方法に係る発明
の第二の構成は、薄膜トランジスタを構成するゲート電
極膜、ゲート絶縁膜、半導体膜、ソース・ドレイン電極
膜、表示画素電極膜、チャネルストッパ膜の各薄膜およ
び薄膜トランジスタを被覆する保護膜を多層膜として、
その多層膜はエッチング速度の異なる少なくとも2層以
上とし、下層部ほどエッチング速度が小なる膜で上層部
ほどエッチング速度が大なる膜に形成する多層膜形成方
法において、少なくとも2つ以上の成膜室を有する装置
を用いて成膜条件を変化させて、積層し形成したもので
ある。
【0031】さらにまた、本発明の多層膜形成方法に係
る発明の第三の構成は、上記第一と第二の構成の多層膜
形成方法において、上記第二と第三の構成のテーパエッ
チング方法を含むようにしたものである。
【0032】次に、本発明の画像表示装置に係る発明の
構成は、上記第二と第三の構成のテーパエッチング方法
により形成された薄膜または保護膜によって構成された
薄膜トランジスタを同一絶縁性基板上に複数個マトリク
ス状に配置し、各々の前記薄膜トランジスタのゲート電
極同士を接続してゲート配線とし、ドレイン電極同士を
接続してドレイン配線とし、各ソース電極を各表示画素
電極に接続して、薄膜トランジスタマトリクス回路基板
を構成し、その薄膜トランジスタマトリクス回路基板に
設けられた表示画素電極に対向するように対向電極を設
け、しかも前記表示画素電極と前記対向電極との間隙に
液晶を充填、密閉して表示セルを構成したものである。
【0033】
【作用】以下、本発明特有の作用を、多層膜の膜厚とエ
ッチング速度の関係から、図3を用いて説明する。図3
は、本発明に係る多層膜の膜厚とエッチング時のテーパ
形状の関係を比較して示した多層膜の断面図である。
【0034】図3(a)に示すような構成の膜をドライエ
ッチング法を用いて加工をおこなった場合、エッチング
速度が大な上層部に用いる膜42のエッチングが終了
し、エッチング速度が小なる下層部に用いる膜41のエ
ッチング時には、エッチング速度が大なる上層部に用い
る膜42は、エッチング速度が小なる下層部に用いる膜
膜41のエッチング時間の間オーバエッチングの状態と
なり、上層部に用いる膜42は、下層部に用いる膜41
のエッチング中に全体的に後退エッチングが進行する。
このため、この上層部に用いる膜42は、図3(b)の様
な側壁がテーパ状のエッチング形状となる。
【0035】ここで、全体の膜厚Dに対するエッチング
速度が小なる下層部に用いる膜41膜の膜厚(d1)の範
囲が重要である。すなわち、ドライエッチングをおこな
う場合、d1の範囲は、全体の膜厚Dに対して、5〜2
0%が良く、この範囲の膜厚で、10〜70度のテーパ
角が得られる。
【0036】しかし、d1の割合が全体の膜厚Dに対し
て、20%より大きい範囲であると、下層部に用いる膜
41のエッチングに要する時間が長くなり上層部に用い
る膜42の後退エッチング量が大きくなりすぎ、エッチ
ング形状が図7(b)のように、上層部は逆テーパ形状に
なりやすくなる。
【0037】反面、d1の割合が全体の膜厚Dに対し
て、5%より小さい範囲であると下層部に用いる膜41
のエッチングに要する時間が短くなりすぎ、上層部に用
いる膜42の後退エッチング量が大きくならず、十分な
テーパ角が得られない。
【0038】このように、本発明は、TFTを構成する
多層膜の各膜の膜厚を調整して、エッチングをおこな
い、側壁が所望の角度のテーパ角のテーパ形状を得よう
とするものである。
【0039】同様に、ウエットエッチング法を用いて加
工を行う場合、エッチング速度が小なる下層部に用いら
れる膜41の膜厚d1の全体の膜厚Dに体する範囲は5
0〜90%が良い。
【0040】なお、テーパ角は上層部と下層部の膜厚比
率、エッチング速度比、およびエッチング条件を変化さ
せることで制御することができる。さらに、TFTを構
成する全ての膜をテーパ形状にすれば、テーパエッチン
グ方法の利点を最大限に引きだすことができ、各膜のカ
バレッジ性が向上することになる。
【0041】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1ないし図5
を用いて説明する。 〔本発明に係るTFTとそれを用いた液晶表示装置の構
造〕先ず、図1および図2を用いて本発明に係るTFT
とそれを用いた液晶表示装置の構造について説明する。
【0042】図1は、構成する各々の膜をテーパ状に加
工した本発明に係るTFTの断面図である。図2は、本
発明に係るTFTをマトリクス回路基板とし、そのマト
リクス回路基板を用いた液晶表示装置の断面図である。
【0043】図1によれば、各層を構成する膜の端面の
すべてが各々テーパ状に加工されているのが了解される
であろう。ここで、このTFTは、図1に示される構造
を備え、絶縁性基板1は、ガラス等で、ゲート電極2
は、Cr膜で、ゲート絶縁膜3は、SiN膜で、半導体
膜4は、a−Si膜で、半導体膜5は、リンを添加した
a−Si膜で、ドレイン電極6は、Al膜で、ソース電
極7は、Al膜で、ITO膜8は、表示画素電極で、保
護膜9は、SiN膜で、それぞれ構成されている。
【0044】上記のTFTにより、マトリクス回路基板
を構成して、それによって液晶表示装置を製造すること
ができる。
【0045】図2は、それを示したものであり、上から
順に、偏光板20、ガラス基板1、カラーフィルタ2
1、保護膜22、対向電極23、配向膜24、液晶25
であり、その下に上述の構造からなるTFTによるTF
Tマトリクス回路基板30があり、その下にまた、偏光
板20を配して構成していることを示している。
【0046】〔本発明に係るTFTとそれを用いたTF
Tマトリクス回路基板の製造方法〕次に、図3ないし図
5を用いて本発明に係るTFTとそれを用いたTFTマ
トリクス回路基板の製造方法について説明する。
【0047】図3は、既に述べたように、本発明に係る
多層膜の膜厚とエッチング時のテーパ形状の関係を比較
して示した多層膜の断面図である。図4は、本発明に係
る多層膜を形成するためのインライン方式の成膜装置の
構成を模式的に示した図である。図5は、本発明に係る
多層膜を形成するためのセンターロボット方式の成膜装
置の構成を模式的に示した図である。
【0048】ここで、図4は、インライン方式と言われ
る成膜装置の構成であって、基板100を、ロード室1
01より搬入し、102はスパッタ装置およびCVD装
置等である第1の成膜室102、スパッタ装置およびC
VD装置等である第2の成膜室103で、成膜をおこな
い、アンロード室104より搬出することを示してい
る。
【0049】以下、ウエットエッチング法またはドライ
エッチング法を用いて構成膜の断面をテーパ状にした本
発明に係るTFTを製造する手順およびそれらを平面上
に多数個配列した大画面の表示装置に用いるTFTマト
リクス回路基板を製造する手順について説明しよう。
【0050】(1) 図4に示すような少なくとも2つ以
上の成膜室を有するスパッタ装置を使用し、第1の成膜
室102では第1の成膜条件で、第2の成膜室103で
は第2の成膜条件で、ガラス基板1上に、スパッタリン
グ法によりエッチング速度の異なる積層膜(下層部には
エッチング速度が小なる膜を、上層部にはエッチング速
度が大なる膜を積層)としてCr膜を成膜し、通常のホ
トリソグラフィ工程と硝酸第2セリウムアンモニウムの
水溶液によるウエットエッチングによりゲート電極2と
ゲート配線(図示しない)をテーパ状に形成する。
【0051】(2) プラズマCVD法によりゲート絶縁
層SiN膜の積層膜3(下層部にはエッチング速度が小
なる膜を、上層部にはエッチング速度が大なる膜を積
層)、半導体層a−Si膜の積層膜4(下層部にはエッチ
ング速度が小なる膜を、上層部にはエッチング速度が大
なる膜を積層)、オーミックコンタクト層n形a−Si
膜5を連続成膜し、通常のホトリソグラフィ工程とSF
6とBCl3の混合ガスを用いたドライエッチングによ
り、a−Si膜4(n形a−Si膜5を含む)をアイラン
ド形状にテーパ状に形成する。
【0052】(3) 外部のドライバと接続するためのゲ
ート配線端子部(図示しない)上のSiN膜3を通常のホ
トリソグラフィ工程とSF6ガスを用いたドライエッチ
ングにより除去する(テーパエッチング)。
【0053】(4) 図4に示すような少なくとも2つ以
上の成膜室を有するスパッタ装置を使用したスパッタリ
ング法により、エッチング速度の異なる積層膜(下層部
にはエッチング速度が小なる膜を、上層部にはエッチン
グ速度が大なる膜を積層)としてITO膜を成膜し、通
常のホトリソグラフィ工程と塩酸・硝酸・水の混合液に
よるウエットエッチングにより表示画素電極8をテーパ
状に形成する。
【0054】(5) 図4に示すような少なくとも2つ以
上の成膜室を有するスパッタ装置を使用したスパッタリ
ング法によりエッチング速度の異なる積層膜(下層部に
はエッチング速度が小なる膜を、上層部にはエッチング
速度が大なる膜を積層)としてAl膜を成膜し、通常の
ホトリソグラフィ工程とリン酸・酢酸・硝酸・水の混合
液によるウエットエッチングによりソース電極6、ドレ
イン電極7、ドレイン配線(図示しない)をテーパ状に形
成する。
【0055】(6) ソース電極7、ドレイン電極6をマ
スクにTFTチャネル上のn形a−Si膜5をSF6
BCl3の混合ガスを用いたドライエッチングにより除
去する。
【0056】(7) 保護膜9として図4に示すような少
なくとも2つ以上の成膜室を有するCVD装置を使用し
たプラズマCVD法によりエッチング速度の異なる積層
膜(下層部にはエッチング速度が小なる膜を、上層部に
はエッチング速度が大なる膜を積層)としてSiN膜を
成膜する。
【0057】そして、表示画素電極8およびゲート・ド
レイン配線端子部(図示しない)上のSiN膜9を通常の
ホトリソグラフィ工程とSF6ガスを用いたドライエッ
チングにより除去する(テーパエッチング)。
【0058】さて、次に、図3を用いて本発明に係る多
層膜の膜厚とエッチング方法の関係について説明する。
本発明では、図3(a)に示すようにドライエッチング法
またはウエットエッチング法で加工をおこなうTFTを
構成する各々の膜を同種の少なくとも2層以上の多層膜
構造とし、下層部に用いる膜41(エッチング速度が小
なる膜)の膜厚(d1)と下層部に比較してエッチング速度
の大きい上層部に用いる膜42(エッチング速度が大な
る膜)の膜厚(d2)との関係を、ドライエッチング法にて
加工する場合はd1の膜厚を全膜厚D(=d1+d2)に対
して、5〜20%の範囲とするものである。
【0059】また、ウエットエッチング法にて加工する
場合は50〜90%の範囲とするものである。
【0060】その後、レジスト等でパターンを形成後、
ドライエッチング法またはウエットエッチング法によ
り、図3(b)のようにテーパ状に加工をおこなう。
【0061】上述の工程について言えば、(1)、(2)、
(4)、(5)、(7)の工程における多層膜の構成は、
(1)、(4)、(5)ではウエットエッチング法による形成
をおこなうため、上記のように各膜の50〜90%の割
合だけ下層部にエッチング速度が小なる膜を形成し、上
層部には下層部の膜に比較してエッチング速度が大なる
膜を形成した。
【0062】また、(2)、(7)ではドライエッチング法
による形成をおこなうため、上記のように各膜の5〜2
0%の割合だけ下層部にエッチング速度が小なる膜を形
成し、上層部には下層部の膜に比較してエッチング速度
が大なる膜を形成した。
【0063】このようにして、TFTマトリクス回路基
板を作製すれば、TFTのゲート電極2(ゲートバスラ
イン)、ゲート絶縁膜3、半導体膜4、ソース電極7・
ドレイン電極6(ドレインバスライン)、表示画素電極
8、保護膜9を10〜70度の範囲のテーパ状に再現性
良くエッチング加工することができるのである。
【0064】よって、配線に関しては膜厚を増加させる
ことなくステップカバレッジ性を向上させることができ
断線不良等の低減が図ることができる。液晶の配向膜2
4に関しても同様にカバレッジが良好となり、ラビング
工程でのむらを防止できるので図2に示すようなTFT
マトリクス回路基板を用いた液晶表示装置を製作した場
合に表示品質の低下を招くことがない。
【0065】なお、テーパ角は上層部と下層部の膜厚比
率、エッチング速度比、およびエッチング条件を変化さ
せることで制御することができる。
【0066】エッチング方法について言えば、(1)〜
(7)の工程では主に電極膜はウエットエッチング、CV
D法で形成した膜はドライエッチングで加工を行った
が、各膜のエッチングはウエット法、ドライ法のどちら
を用いても構わない。
【0067】また、本実施例では2層の積層膜としたが
3層以上の積層構造であっても構わない。図4では、成
膜装置には、第1の成膜室と第2の成膜室のみを示した
が、そういう場合は、第3以降の成膜室も存在しうる。
【0068】さらに、成膜の環境について言えば、上記
実施例では、図4のように多くの成膜室を有する装置を
使用し、各成膜条件に対応した成膜室を用いていたが、
成膜室を1つしか有しない装置で同一成膜室内で成膜条
件を変化させて2層以上積層しても構わない。また、多
くの成膜室を有する装置でも同一成膜室内で成膜条件を
変化させて2層以上積層してもなんら構わない。
【0069】また、成膜装置の構成について言えば、上
記実施例では、図4のインライン方式の成膜装置を例に
取り説明したが、図5に示すような搬送室105を有す
るセンターロボット方式の成膜装置であってもよい。こ
の場合は、ロード室101、スパッタ装置およびCVD
装置等である第1の成膜室102、スパッタ装置および
CVD装置等である第2の成膜室103、アンロード室
104への基板100の出入れを中央の搬送室105に
あるセンタロボット106がおこなうことになる。ここ
で、成膜室の数は、図5では、2室であるが1室および
3室以上であっても、素より差し支えない。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、TFTを構成する全て
の膜にテーパエッチングを施して、テーパエッチングの
利点を最大限に引きだすことができる。また、TFTを
構成する多層膜に、テーパエッチングを施すにあたり、
各々の膜の側壁を所望のテーパ角を有する理想的なテー
パ形状に加工し、それにより各膜のカバレッジ性を向上
させ、ラビング工程でのむらを防止し、各膜で生ずる断
線や短絡不良をなくすことができる。
【0071】さらに、上記TFTによりTFTマトリク
ス回路基板を構成し、それを用いて表示品質の高い画像
表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】構成する各々の膜をテーパ状に加工した本発明
に係るTFTの断面図である。
【図2】本発明に係るTFTをマトリクス回路基板と
し、そのマトリクス回路基板を用いた液晶表示装置の断
面図である。
【図3】本発明に係る多層膜の膜厚とエッチング時のテ
ーパ形状の関係を比較して示した多層膜の断面図であ
る。
【図4】本発明に係る多層膜を形成するためのインライ
ン方式の成膜装置の構成を模式的に示した図である。
【図5】本発明に係る多層膜を形成するためのセンター
ロボット方式の成膜装置の構成を模式的に示した図であ
る。
【図6】逆スタガ型TFTの一般的な断面構造図であ
る。
【図7】多層膜の膜厚とエッチング時のテーパ形状の関
係を比較して示した多層膜の断面図である。
【図8】従来技術に係るTFTの断面図である。
【図9】従来技術に係る多層構造によるTFTの断面図
である。
【符号の説明】
1…ガラス基板 2…ゲート電極 2’…ゲート電極と同時に形成するドレイン配線の端子 3…ゲート絶縁層 4…半導体層a−Si膜 5…オーミックコンタクト層n形a−Si膜 6…ドレイン電極 6’…ドレイン配線 7…ソース電極 8…表示画素電極 9…
保護膜(SiN膜) 10…逆テーパ部 20…偏光板 21…カラーフィルタ
22…保護膜 23…対向電極 24…配向膜
25…液晶 30…TFTマトリクス基板 41…上層部に用いる膜 42…下層部に用いる膜 50…金属膜A 51…Aと選択エッチング
性のある金属膜B 52…レジスト 100…基板 101…ロード室 1
02…第1の成膜室 103…第2の成膜室 104…アンロード室 1
05…搬送室 106…センタロボット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 裕 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート電極膜、ゲート絶縁膜、半導体
    膜、ソース・ドレイン電極膜、表示画素電極膜、チャネ
    ルストッパ膜の各薄膜および薄膜トランジスタを被覆す
    る保護膜によって構成される薄膜トランジスタにおい
    て、それら構成する全ての膜の側壁をテーパ状に加工
    し、積層したことを特徴とする薄膜トランジスタ。
  2. 【請求項2】 ゲート電極膜、ゲート絶縁膜、半導体
    膜、ソース・ドレイン電極膜、表示画素電極膜、チャネ
    ルストッパ膜の各薄膜および薄膜トランジスタを被覆す
    る保護膜によって構成される薄膜トランジスタにおい
    て、それら構成する全ての膜の側壁をテーパ状に加工す
    ることを特徴とするテーパエッチング方法。
  3. 【請求項3】 薄膜トランジスタを構成する一つの膜
    が、エッチング速度の異なる少なくとも2層以上の多層
    膜であって、下層部ほどエッチング速度が小なる膜で上
    層部ほどエッチング速度が大なる膜であるときに、それ
    をドライエッチングでエッチングするテーパエッチング
    方法において、最下層部に用いるエッチング速度が小な
    る膜を前記多層膜の膜厚全体に対して5〜20%の割合
    としたことを特徴とするテーパエッチング方法。
  4. 【請求項4】 薄膜トランジスタを構成する一つの膜
    が、エッチング速度の異なる少なくとも2層以上の多層
    膜であって、下層部ほどエッチング速度が小なる膜で上
    層部ほどエッチング速度が大なる膜であるときに、それ
    をウエットエッチングでエッチングするテーパエッチン
    グ方法において、最下層部に用いるエッチング速度が小
    なる膜を前記多層膜の膜厚全体に対して50〜90%の
    割合としたことを特徴とするテーパエッチング方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4記載のテーパエ
    ッチング方法によって、前記多層膜が10〜70度の範
    囲のテーパ角をなす側壁を傾斜状に加工したことを特徴
    とする薄膜トランジスタ。
  6. 【請求項6】 薄膜トランジスタを構成するゲート電極
    膜、ゲート絶縁膜、半導体膜、ソース・ドレイン電極
    膜、表示画素電極膜、チャネルストッパ膜の各薄膜およ
    び薄膜トランジスタを被覆する保護膜を多層膜として、
    その多層膜はエッチング速度の異なる少なくとも2層以
    上とし、下層部ほどエッチング速度が小なる膜で上層部
    ほどエッチング速度が大なる膜に形成する多層膜形成方
    法において、同一の成膜室で成膜条件を変化させて、積
    層し形成したことを特徴とする多層膜形成方法。
  7. 【請求項7】 薄膜トランジスタを構成するゲート電極
    膜、ゲート絶縁膜、半導体膜、ソース・ドレイン電極
    膜、表示画素電極膜、チャネルストッパ膜の各薄膜およ
    び薄膜トランジスタを被覆する保護膜を多層膜として、
    その多層膜はエッチング速度の異なる少なくとも2層以
    上とし、下層部ほどエッチング速度が小なる膜で上層部
    ほどエッチング速度が大なる膜に形成する多層膜形成方
    法において、少なくとも2つ以上の成膜室を有する装置
    を用いて成膜条件を変化させて、積層し形成したことを
    特徴とする多層膜形成方法。
  8. 【請求項8】 請求項3または請求項4記載のテーパエ
    ッチング方法を含むことを特徴とする請求項6および請
    求項7記載のいずれかの多層膜形成方法
  9. 【請求項9】 請求項3または請求項4記載のテーパエ
    ッチング方法により形成された薄膜または保護膜によっ
    て構成された薄膜トランジスタを同一絶縁性基板上に複
    数個マトリクス状に配置し、各々の前記薄膜トランジス
    タのゲート電極同士を接続してゲート配線とし、ドレイ
    ン電極同士を接続してドレイン配線とし、各ソース電極
    を各表示画素電極に接続して、薄膜トランジスタマトリ
    クス回路基板を構成し、その薄膜トランジスタマトリク
    ス回路基板に設けられた表示画素電極に対向するように
    対向電極を設け、しかも前記表示画素電極と前記対向電
    極との間隙に液晶を充填、密閉して表示セルを構成した
    ことを特徴とする画像表示装置。
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