JPH07311250A - Squid磁束計 - Google Patents

Squid磁束計

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JPH07311250A
JPH07311250A JP6127128A JP12712894A JPH07311250A JP H07311250 A JPH07311250 A JP H07311250A JP 6127128 A JP6127128 A JP 6127128A JP 12712894 A JP12712894 A JP 12712894A JP H07311250 A JPH07311250 A JP H07311250A
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squid
magnetic flux
magnetometer
positive feedback
flux
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JP6127128A
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English (en)
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Kunio Kazami
邦夫 風見
Yoichi Takada
洋一 高田
Gen Uehara
弦 上原
Hisashi Kado
久 賀戸
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CHODENDO SENSOR KENKYUSHO KK
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
CHODENDO SENSOR KENKYUSHO KK
Agency of Industrial Science and Technology
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正帰還回路を有するSQUID磁束計におい
て、正帰還量の値によらず安定度が高く、かつ磁場感度
の高いSQUID磁束計を提供する。 【構成】 正帰還回路2と、SQUID1に磁束変調を
加える磁束変調用電流源9,10を備えたSQUID磁
束計であって、SQUID1は、SQUIDの正帰還率
が1より大きな不安定領域の範囲内にその動作中心を有
し、この不安定領域を超える磁束に対して得られるSQ
UID出力電圧を平均化して磁束ロックループ動作させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SQUID(Supercon
ducting Quantum Interference Device :超伝導量子干
渉デバイス)を使用して磁場を計測するSQUID磁束
計に係わり、さらに詳しくは、耐ノイズ性能を向上させ
たSQUID磁束計に関する。ここに、SQUIDと
は、液体ヘリウムや液体窒素等により断熱容器(クライ
オスタット等)内で低温状態に維持され、ループ内にジ
ョセフソン接合を含む超伝導ループであるSQUIDル
ープに直流電流をバイアス電流として印加して駆動し、
このSQUIDループ内に、ピックアップコイルや入力
コイル等を介して外部からの磁束を結合して印加する
と、SQUIDループに周回電流が誘起され、ループ内
のジョセフソン接合における量子的な干渉効果により、
印加された外部磁束の微弱な変化を出力電圧の大きな変
化に変換するトランスデューサとして動作することを利
用して、微小磁束変化を測定する素子である。
【0002】
【従来の技術】従来、2個のジョセフソン接合を含むd
c−SQUID磁束計としては、低温環境(冷却系)を
維持するための冷却剤である液体ヘリウムを貯めておく
断熱格納容器であるデュワー(又はクライオスタット)
と、液体ヘリウム中で動作するSQUIDプローブと、
室温で動作するアンプ(増幅器)及びコントローラを備
えて構成され、液体ヘリウム中のSQUIDプローブと
室温のアンプとは同軸ケーブルで接続されて構成された
ものが知られている。このようなSQUID磁束計は磁
束分解能が10-5φo /Hz1/2 (左式においてφo は
磁束量子を示す)と、非常に高感度であり、また、SQ
UIDの応答は非常に早く、数GHz (ギガヘルツ)ない
し数10GHz で動作するのが特徴である。一方、SQU
IDに正帰還回路を付加し、磁場測定感度を向上させる
技術により、簡単な回路構成で低雑音の磁束計が実現可
能となった(D. Drung, R.Cantor, M.Peters, T.Ryhane
n, and H. Koch, "INTEGRATED dcSQUID MAGNETOMETER W
ITH HIGH dV/dB", JEEE TRANSACTIONS ON MAGNETICS, V
OL. 27, NO. 2, MARCH 1991 参照)。図8は、正帰還率
βa (βa =dV/dΦ×Mp /Rp )がβa <1とな
るような正帰還回路を付加したSQUIDの構成を示す
図であり、図9は図8の回路の特性図である。図8に示
すように、このSQUID21は2個のジョセフソン接
合J3 ,J4 を有し、SQUID21に並列に抵抗値R
p の抵抗R2と相互インダクタンスMp の正帰還コイル
L3 が接続されている。このような構成により、図9に
示すように、動作点dにおける磁束電圧変換率(dV/
dΦ:点dにおける波形の傾き)は正帰還を施さない細
線の場合に比べ正帰還を施した太線の方が大きくなって
いる。図10は、上記のような正帰還回路を付加したS
QUIDを用いて磁場を測定するSQUID磁束計の構
成における直接帰還型のFLL(Flux Locked Loop:磁
束ロックループ)回路と、dc−SQUIDの接続関係
を示すもので、図中21は、図8に示すような2個のジ
ョセフソン接合J3 ,J4 を有するdc−SQUID、
22は抵抗R2 と正帰還コイルL3 を含むSQUID2
1に対する正帰還回路、28は磁束ロック用負帰還コイ
ル、25はSQUID21に対し入力インピーダンスの
大きなプリアンプ、24はSQUID21にバイアス電
流を供給するバイアス電流供給源、26はプリアンプ2
5からの出力を積分する積分器、27は負帰還回路で電
流源である。プリアンプ25と積分器26とフィードバ
ック回路27とSQUID21はFLL回路を構成して
いる。プリアンプ25の出力は積分器26で参照電位と
比較され、積分器26の出力を磁束ロック用負帰還コイ
ル28に加算してネガティブフィードバックすると、Φ
−V曲線上の動作点(例えば、図9上のd点)に安定
し、測定すべき磁場は、上記のフィードバック量を出力
値でモニターすることにより得ることができる。この状
態を「ロックされた」と表現する。上記の方法は、FL
L法と呼ばれ、いわゆる「零位法」の一種であり、入出
力の関係が線形になるのが特徴である。上記の動作点d
は、参照電位にて設定され、通常、Φ−V曲線の傾きが
最も急峻な点(例えば傾斜の中点)である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
構成では低雑音のSQUID磁束計が実現できるが、図
9に示すように磁束電圧変換率を向上させるために正帰
還を施して特性曲線の傾きを急にすることにより、ダイ
ナミックレンジ(線形が保持される入力磁束の範囲)は
図9中の正帰還を施す場合のΦ1 からΦ2 と、その範囲
は小さくなる。このようにダイナミッックレンジが縮小
することにより、SQUID制御回路の周波数特性の範
囲内の磁束入力に対しては零位法が成立するが、制御回
路が応答できないような高周波で大振幅の磁気入力(例
えば、磁気信号のスペクトル観察時などにおける磁気入
力)に対しては制御が外れてしまう、という問題点があ
った。一方、正帰還率βa を1に近付けるほど信号対雑
音比は一般に良くなるが、帰還率の精度が必要となり、
正帰還抵抗値や磁束電圧変換率(dV/dΦ)値を細か
く合わせる必要がでてくる。したがって、正帰還率βa
をたとえば0.8程度に抑え素子ばらつきの値を吸収さ
せるなどの措置がとられ、性能向上に一定の制限が生じ
ている。また、上記の図8に示すような直接帰還型の正
帰還回路の構成では、回路の1/f雑音の影響や回路の
ドリフトの影響を直接受ける、という欠点がある。本発
明は、上記の問題点を解決するためになされたものであ
り、正帰還回路を有するSQUID磁束計において、正
帰還量の値によらず安定度が高く、かつ磁場感度の高い
SQUID磁束計を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係るSQUID磁束計は、SQUIDと、
相互インダクタンスにより当該SQUIDに正帰還を付
与する正帰還コイルを含むとともに前記SQUIDに並
列接続された正帰還回路と、前記SQUIDに磁束変調
を加える磁束変調手段と、を備えたSQUID磁束計で
あって、前記SQUIDは、前記SQUIDの正帰還率
が1より大きな不安定領域の範囲内にその動作中心を有
し、当該不安定領域を超える磁束に対して得られるSQ
UID出力電圧を平均化して磁束ロックループ動作させ
るように構成される。上記において、前記磁束変調手段
は、三角波、正弦波、鋸波により、前記不安定領域をわ
ずかに超えるように磁束変調を行うようにしてもよい。
また、上記において、前記磁束変調手段は、前記不安定
領域よりもわずかに振幅レベルの小さな方形波により磁
束変調を行うようにしてもよい。あるいは、上記におい
て、前記SQUID磁束計は、前記磁束ロックループ内
に位相検波手段を含んでもよいし、前記SQUID磁束
計は、変調波を除去するフィルタ手段を前記磁束ロック
ループ内に含んでもよい。
【0005】
【作用】上記構成を有する本発明によれば、正帰還回路
を有しSQUIDに正帰還を施したSQUID磁束計に
おいて、正帰還率βa がβa >1となる不安定領域(発
振を生じたり不定な領域)において動作させ、この不安
定領域を超える磁束に対して得られるSQUID出力電
圧を平均化して磁束ロックループ動作をおこなわせるの
で、簡単な構成により、パラメータの素子感度を小さく
し、かつ磁束電圧変換率の大きな磁束計を実現すること
ができる。また、位相検波を行うことにより、回路のド
リフトや1/f雑音の影響を防止することができる。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の第1実施例であるSQUID磁束計
の構成を示したもので、正帰還回路2を付加した狭帯域
SQUIDを用いて磁場を測定するSQUID磁束計の
構成における直接帰還型のFLL(Flux Locked Loop:
磁束ロックループ)回路と、dc−SQUIDの接続関
係を示すもので、2個のジョセフソン接合J1 ,J2 を
有するdc−SQUID1に、抵抗R1 と抵抗R1 と正
帰還コイルL1 とを有する正帰還回路2が並列接続され
ている。
【0007】上記のSQUID1は、磁束を磁束電圧変
換率dV/dΦで電気信号に変換する。正帰還コイルL
1 は、相互インダクタンスMp の値を有し、SQUID
1の出力の一部を磁束の形でSQUID1に正帰還を付
与する働きをする。抵抗R1は、SQUID1への正帰
還量を制限する働きをする。
【0008】また、4はSQUID1にバイアス電流を
供給するバイアス電流供給源、5はSQUID1に対し
入力インピーダンスの大きなプリアンプ、6はプリアン
プ5からの出力を積分する積分器である。7は、動作点
(例えば、上記図9上のd点)からの変位量を磁束で負
帰還するための抵抗、8は磁束ロック用負帰還コイルで
ある。上記のSQUID1→負帰還抵抗7→磁束ロック
用負帰還コイル8により磁束ロックループ(FLL)回
路を形成し零位法を満足するように動作する。12は、
零位法により動作すべきΦ−V曲線上の動作点(例え
ば、上記図9上のd点)を決定するための電圧源であ
る。また、10はSQUID1に磁束変調を加えるため
の電圧源、9はSQUID1に磁束変調を加えるための
抵抗で、9と10とで磁束変調手段である磁束変調用電
流源を構成している。3Aはこの磁束変調成分を吸収す
るためのフィルタ手段であるフィルタであり、帯域除去
フィルタまたは低域通過フィルタで構成される。
【0009】次に、図2に、本発明の第2実施例である
SQUID磁束計の構成を示す。図2に示すSQUID
磁束計において、11はプリアンプ5の雑音を除去する
ための位相検波手段である位相検波器であり、この位相
検波器11は磁束変調用電圧源10で駆動される。他の
構成は図1の第1実施例と同様である。
【0010】次に、図1に示されたSQUID磁束計の
動作を説明する。図3は、正帰還率βa がβa >1の条
件を満たすときの磁束電圧変換率(dV/dΦ)の特性
を示したものである。図中、A→B→C→Dで囲まれる
領域は、発振を生じたり不定な領域である不安定領域で
あり、BからCの間、またはDからAの間では、電位は
確率的に位置し、SQUIDの平均電圧レベルはBC間
またはDA間の中心付近にくる。
【0011】ここで、図1又は図2における磁束変調用
電流源9,10を用いて正弦波または三角波などで変調
を加えた場合を考える。図4は、三角波で磁束変調した
場合を示したもので、上記の不定領域の前後で変調する
と、それに対応して図中のV1 〜V2 の範囲で電圧出力
が得られる。この場合、磁束変調の動作中心が不定領域
の中央に位置すると、電圧もV1 とV2 で決められる平
均電圧レベルを中心として不定出力(実効出力=(V1
+V2 )/2)と安定出力(V1 またはV2 )が交互に
等時間間隔(例えば、時刻t1 〜t2 間では不定出力、
時刻t2 〜t3間では安定出力V1 、時刻t3 〜t4 間
では不定出力、時刻t4 〜t5 間では安定出力V2な
ど。)で現れ、平均電圧は(V1 +V2 )/2のままで
ある。これは、変調磁束がC−D間の敷居値を超えるも
のの、その時間が短いためである。
【0012】これに対し、図5に示すように、外部磁束
Φexが入ると、C−D間の敷居値を超える時間が長くな
るため、平均的電圧レベルVavが図4の場合よりも上昇
する。この場合、磁束入力方向が図4の場合の逆であれ
ば、平均電圧出力も図4の場合の中心値よりも低くな
る。
【0013】上記図4および図5から、不定領域の中心
に動作点がくるようにすれば、図1又は図2におけるF
LL回路(SQUID1→負帰還抵抗7→磁束ロック用
負帰還コイル8)で零位法を満足するように磁束ロック
ループが動作することがわかる。この際、動作点は基準
電位12でV1 とV2 の中間付近に設定すれば、自動的
に位相は固定されるため、新たに磁束のオフセットをは
かせるためのバイアス源をもつ必要はない。
【0014】図1におけるフィルタ3は、磁束変調に伴
う高周波電圧および不要な変調信号を除去するためのも
ので、積分器6の時定数よりも十分小さくFLL回路の
動作に影響を与えることはない。また、上記のフィルタ
3は、積分器6の機能で代用することにより省略するこ
ともできる。
【0015】一方、図2における位相検波器11は、変
調中心に対し変調磁束レベルが正のときは+1を、負の
ときは−1を、電圧出力Vout に掛けて出力するため、
A−D、B−Cの各電圧レベルV1 、V2 に同相に加わ
るアンプのドリフトや1/f雑音などを相殺する。した
がって、低周波領域においてSQUID磁束計を低雑音
化することが可能となる。
【0016】図6は、方形波で磁束変調を行った例を示
しており、不定領域よりもわずかに変調幅を小さくする
ことにより、図5と同様な動作を得ることができる。こ
の際、方形波の振幅が不定領域幅に近いほど磁場感度は
大きくなる。
【0017】たとえば、図7に示すように、平衡状態に
あって外部磁場ΦexがないときにΔΦの磁束が入力され
ると、SQUIDの出力電圧は、平均電圧(V1 +V2
)/2からV2 に変化するため、等価的な磁束電圧変
換率は(V2 −V1 )/2ΔΦで与えられ、たとえばV
1 =0、V2 =50μV、ΔΦ=0.01Φo (Φo :
量子磁束単位)とすると、2.5mV/Φo となる。磁
場感度は磁束電圧変換率で決定されるから、ΔΦが小さ
いほど磁場感度が向上することがわかる。
【0018】上記のことから、方形波変調の場合には、
磁束電圧変換率は、正帰還率を1以上にしさえすれば、
後から磁束変調幅を変えるだけで制御可能なことを示し
ている。変調波の振幅安定性は素子感度に比べ大幅に精
度を上げられるため、簡単な手法で磁束電圧変換率の制
御性が高められることがわかる。三角波または正弦波あ
るいは鋸波による磁束変調の場合には、上記のA−B−
C−Dの不定領域の幅を狭めることにより、実質的に磁
束電圧変換率を向上させることができる。
【0019】上記のように、正帰還を過剰にかけること
により不安定領域をつくり、その前後で変調し、その変
調幅を制御することにより、実効的な磁束電圧変換率を
高精度で制御することができる。したがって、従来、正
帰還回路の抵抗または素子固有の磁束電圧変換率などの
素子感度によって制限されていた正帰還率は、概略の値
で決定することが可能となり、後から変調幅を制御する
ことにより任意の実効的磁束電圧変換率を得ることがで
きる。また、位相検波を行うことにより、アンプの1/
f雑音、回路のドリフトの影響を除去することができ
る。従来の変調型SQUID磁束計は、Φ−V特性が対
称である必要があったため、正帰還を施してΦ−V特性
が非対称となったSQUIDを使用することは困難であ
ったが、本発明によれば、簡単な構成で変調でき、しか
もSQUIDの磁場感度まで操作可能となった。
【0020】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではない。上記実施例は、例示であり、本発明の特
許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な
構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなる
ものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、上記構成を有する
本発明によれば、正帰還回路を有しSQUIDに正帰還
を施したSQUID磁束計において、正帰還率βa がβ
a >1となる不安定領域(発振を生じたり不定な領域)
において動作させ、この不安定領域を超える磁束に対し
て得られるSQUID出力電圧を平均化して磁束ロック
ループ動作をおこなわせるので、簡単な構成により、パ
ラメータの素子感度を小さくし、かつ磁束電圧変換率の
大きな磁束計を実現することができる。また、位相検波
を行うことにより、回路のドリフトや1/f雑音の影響
を防止することができる、という利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るSQUID磁束計の第1実施例の
構成を示すブロック回路図である。
【図2】本発明に係るSQUID磁束計の第2実施例の
構成を示すブロック回路図である。
【図3】図1または図2に示すSQUID磁束計の動作
を説明する図(1)である。
【図4】図1または図2に示すSQUID磁束計の動作
を説明する図(2)である。
【図5】図1または図2に示すSQUID磁束計の動作
を説明する図(3)である。
【図6】図1または図2に示すSQUID磁束計の動作
を説明する図(4)である。
【図7】図1または図2に示すSQUID磁束計の動作
を説明する図(5)である。
【図8】従来例のSQUID磁束計に用いるSQUID
の構成を示す回路図である。
【図9】図8に示すSQUIDの動作を説明する図であ
る。
【図10】図8に示すSQUIDを用いた従来例のSQ
UID磁束計の構成を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
1 SQUID 2 正帰還回路 3 フィルタ 4 バイアス電流供給源 5 プリアンプ 6 積分器 7 負帰還抵抗 8 磁束ロック用負帰還コイル 9 磁束変調用抵抗 10 磁束変調用電圧源 11 位相検波器 12 電圧源 21 SQUID 24 バイアス電流供給源 25 プリアンプ 26 積分器 27 負帰還回路 28 磁束ロック用負帰還コイル J1 〜J4 ジョセフソン接合 L1 ,L3 正帰還コイル R1 ,R2 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 風見 邦夫 千葉県印旛郡印西町武西学園台2丁目1200 番地 株式会社超伝導センサ研究所内 (72)発明者 高田 洋一 千葉県印旛郡印西町武西学園台2丁目1200 番地 株式会社超伝導センサ研究所内 (72)発明者 上原 弦 千葉県印旛郡印西町武西学園台2丁目1200 番地 株式会社超伝導センサ研究所内 (72)発明者 賀戸 久 茨城県つくば市梅園1丁目1番4 工業技 術院電子技術総合研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SQUIDと、 相互インダクタンスにより当該SQUIDに正帰還を付
    与する正帰還コイルを含むとともに前記SQUIDに並
    列接続された正帰還回路と、 前記SQUIDに磁束変調を加える磁束変調手段と、 を備えたSQUID磁束計であって、 前記SQUIDは、前記SQUIDの正帰還率が1より
    大きな不安定領域の範囲内にその動作中心を有し、当該
    不安定領域を超える磁束に対して得られるSQUID出
    力電圧を平均化して磁束ロックループ動作させることを
    特徴とするSQUID磁束計。
  2. 【請求項2】 前記磁束変調手段は、三角波、正弦波、
    鋸波により、前記不安定領域をわずかに超えるように磁
    束変調を行うことを特徴とする請求項1に記載したSQ
    UID磁束計。
  3. 【請求項3】 前記磁束変調手段は、前記不安定領域よ
    りもわずかに振幅レベルの小さな方形波により磁束変調
    を行うことを特徴とする請求項1に記載したSQUID
    磁束計。
  4. 【請求項4】 前記SQUID磁束計は、前記磁束ロッ
    クループ内に位相検波手段を含むことを特徴とする請求
    項1ないし請求項3に記載したSQUID磁束計。
  5. 【請求項5】 前記SQUID磁束計は、変調波を除去
    するフィルタ手段を前記磁束ロックループ内に含むこと
    を特徴とする請求項1ないし請求項3に記載したSQU
    ID磁束計。
JP6127128A 1994-05-18 1994-05-18 Squid磁束計 Pending JPH07311250A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6043649A (en) * 1996-12-06 2000-03-28 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Magnetometric sensor using a voltage step up circuit and a SQUID element to measure a magnetic field
CN104569868A (zh) * 2015-02-11 2015-04-29 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 一种超导量子干涉装置
CN104635181A (zh) * 2013-11-07 2015-05-20 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 选取超导量子干涉传感组件中反馈电阻的方法

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