JPH0731103Y2 - コンテナ用冷凍装置の空気通路構造 - Google Patents

コンテナ用冷凍装置の空気通路構造

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JPH0731103Y2
JPH0731103Y2 JP6924790U JP6924790U JPH0731103Y2 JP H0731103 Y2 JPH0731103 Y2 JP H0731103Y2 JP 6924790 U JP6924790 U JP 6924790U JP 6924790 U JP6924790 U JP 6924790U JP H0731103 Y2 JPH0731103 Y2 JP H0731103Y2
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剛 金沢
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば海上輸送用コンテナなどのコンテナ個
々に設置するコンテナ用冷凍装置における庫内側ユニッ
ト室の空気通路構造に関する。
(従来の技術) 従来、この種コンテナ用冷凍装置においては、例えば実
開昭58-196776号公報に開示されるように、正面板をコ
ンテナボックスの庫内側となし、該正面板を除く本体を
庫外側となしたケーシングに上下方向略中間部の仕切板
によって庫内側ユニット室と庫外側ユニット室とをそれ
ぞれ区画形成し、上記庫内側ユニット室に少なくとも蒸
発器および庫内側ファン(例えばプロペラファンなど)
を収納する一方、上記庫外側ユニット室に少なくとも凝
縮器、庫外側ファンおよび圧縮機を収納する。そして、
上記正面板にはコンテナボックス内の空気を吸入する庫
内空気吸入口およびコンテナボックス内へ空気を吹出す
庫内空気吹出口をそれぞれ設け、上記庫内空気吸入口と
庫内空気吹出口とを、上記庫内側ユニット室内における
ケーシングの正面板と本体との間の側方(左右端側)を
上下方向に延びる空気通路によって連通している。この
場合、正面板の庫内空気吸入口から庫内側ファンにより
吸引された空気は、空気通路を介して正面板の庫内空気
吹出口から吹出された後、コンテナボックス内(庫内)
を上下方向に循環して再び庫内空気吸入口から吸込まれ
るようになっている。
また、正面板を除く本体のケーシングをFRP(強化プラ
スチック)により成形し、この本体のケーシングをその
内部にグラスファイバもしくは発泡製合成樹脂等の断熱
材を介在させたハウジングにより形成して、断熱性を図
るようにしたものもある(実開昭59-3284号公報参
照)。この場合、本体ケーシングは、FRP樹脂材を型に
流し込むことにより成形される。
(考案が解決しようとする課題) ところで、近来、コンテナ内へ収納される収納物の容量
を増大させるために、コンテナ用冷凍装置を薄型化する
ことが行われている。その場合、コンテナ用冷凍装置の
薄型化により減少する空気通路の通路面積は、配置レイ
アウトに自由度のある冷凍装置の各機器(例えば各機器
を制御するための電気部品を配置したコントロールボッ
クスなど)が位置する空気通路の側面に対応したケーシ
ングの本体に、該空気通路を幅方向へ延ばすように本体
を庫外側に凹ませた裏側空気通路を設けることにより拡
大して、空気の流量を確保するようにしている。
ところが、上述の如きものでは、正面板と本体との間に
裏側空気通路による空間が設けられて、正面板と本体と
の接地面積が小さなものになる。このため、正面板に作
用する,コンテナ内の収納物による端壁荷重に十分に抗
することができないという欠点を有している。
そこで、上記の如く問題点を解決するために、裏側空気
通路の庫外側に対応する本体に、裏側空気通路の庫内側
に対応する正面板に先端を当接させた状態で該正面板を
支持する,上下方向へ延びるレール状の支持部品をボル
トなどの締結具により取付けて、正面板がコンテナ内の
収納物により作用する端壁荷重に十分に抗することがで
きるようにすることが考えられる。
しかしながら、上記の如きものでは、空気通路及び裏側
空気通路に流れ込む空気がレール状の支持部品に衝突し
ながら該支持部品の左右に配分されることになり、支持
部品が邪魔になって、空気の通風抵抗が増大するという
欠点がある。
また、支持部品が上下方向へ延びるレール状のものであ
ることから、支持部品により左右に配分される空気、つ
まり主に空気通路側を流れる支持部品よりも一側の空気
と、裏側空気通路側を流れる支持部品よりも他側の空気
とでは、その流速などに差が生じ易いものとなり、空気
通路及び裏側空気通路の下流端における互いの空気同士
の混流が円滑に行われない恐れもある。
本考案はかかる諸点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、支持部品に、空気の流れおよび左右に
配分される空気同士の混流の邪魔になり難いような改良
を加えて、空気の通風抵抗の低減化を図るとともに、支
持部品により左右に配分される空気同士の混流が円滑に
なされるようにしようとするものである。
また、支持部品を裏側空気通路の庫外側面に取付ける際
の締結具を不要にし、部品点数の削減及び組付け工数の
削減によるコストの低廉化を図ることも目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、先ず、請求項(1)に係る考
案が講じた手段は、コンテナ用冷凍装置の空気通路構造
として、正面板(11)をコンテナボックス(1)の庫内
側(A)となし、本体(16)を庫外側(B)となしたケ
ーシング(3)に上下方向略中間部の仕切板(4)によ
って庫内側ユニット室(5)と庫外側ユニット室(6)
とをそれぞれ区画形成し、上記庫内側ユニット室(5)
に少なくとも蒸発器(33)および庫内側ファン(32)を
収納する一方、上記庫外側ユニット室(6)に少なくと
も凝縮器(34)、庫外側ファン(35)および圧縮機(3
6)を収納してなり、上記正面板(11)に、コンテナボ
ックス(1)内の空気を吸入する庫内空気吸入口(17)
およびコンテナボックス(1)内へ空気を吹出す庫内空
気吹出口(18)をそれぞれ設け、上記庫内空気吸入口
(17)と庫内空気吹出口(18)とを、上記庫外側ユニッ
ト室(6)におけるケーシング(3)の正面板(11)と
本体(16)との間の側方を上下方向に延びる空気通路
(51),(52)によって連通せしめる。そして、上記空
気通路(51),(52)の一側面側に対応する本体(16)
に、空気通路(51),(52)を幅方向へ延ばすように本
体(16)を庫外側(B)に凹ませた裏側空気通路(7
1),(72)を設けるとともに、該裏側空気通路(7
1),(72)の庫外側(B)に対応する本体(16)に、
裏側空気通路(71),(72)の庫内側(A)に対応する
正面板(11)に先端を当接させた状態で該正面板(11)
を支持する断面流線形状の支持部品(73),……を複数
個点在配置せしめて設ける構成としたものである。
また、請求項(2)が講じた手段は、支持部品(73),
……を、裏側空気通路(71),(72)の庫外側(B)に
対応する本体(16)に一体形成する構成としたものであ
る。
また、請求項(3)が講じた手段は、裏側空気通路(7
1),(72)の庫外側(B)に対応する本体(16)を強
化プラスチックにより成形する構成としたものである。
さらに、請求項(4)が講じた手段は、支持部品(7
3),…を略円錐形状に形成する構成としたものであ
る。
(作用) 上記の構成により、請求項(1)に係る考案では、正面
板(11)(ケーシング(3))の庫内空気吸入口(17)
から庫内側ファン(32)によって吸引されたコンテナボ
ックス(1)内の空気は、蒸発器(33)を通過して低温
となった後、庫内側ユニット室(5)内の左右側方を上
下方向に延びる各空気通路(51),(52)側へ導かれ
る。そして、この冷却空気は、上記各空気通路(51),
(52)を通るとともに、ケーシング(3)の本体(16)
を庫外側(B)に凹ませて空気通路(51),(52)を幅
方向へ延ばした裏側空気通路(71),(72)を通って、
正面板(11)の庫内空気吹出口(18)からコンテナボッ
クス(1)内に吹出されることになり、コンテナ用冷凍
装置(2)の薄型化により減少する空気通路(51),
(52)の通路面積を裏側空気通路(71),(72)により
拡大して空気の流量を確保するようにしている。
その場合、裏側空気通路(71),(72)の庫外側(B)
に対応する本体(16)には、その庫内側(A)に対応す
る正面板(11)に先端が当接した状態で該正面板(11)
を支持する断面流線形状の支持部品(73),…が複数個
点在配置されて設けられているので、空気通路(51),
(52)及び裏側空気通路(71),(72)に流れ込む空気
が各支持部品(73)の左右に配分される際の該各支持部
品(73)への衝突が緩和されて、各支持部品(73)が邪
魔になることがなくなる。
また、上記の如く各支持部品(73)が複数個点在配置さ
れて設けられていることから、各支持部品(73)により
左右に配分された,主に空気通路(51),(52)側を流
れる各支持部品(73)よりも一側の空気と、主に裏側空
気通路(71),(72)側を流れる各支持部品(73)より
も他側の空気とは、各支持部品(73)が存在しない連通
部分において適度に混ざりあって互いの流速に差が生じ
難いものとなる。
また、請求項(2)に係る考案では、支持部品(73),
…が、裏側空気通路(71),(72)の庫外側(B)に対
応する本体(16)に一体形成されているので、支持部品
を本体に取付ける際の締結具が不要となる。
また、請求項(3)に係る考案では、裏側空気通路(7
1),(72)の庫外側(B)に対応する本体(16)が強
化プラスチックにより成形されているので、各支持部品
(73)を裏側空気通路(71),(72)の庫外側(B)に
対応する本体(16)に一体形成する際の工作作業が板金
技術を伴うことなく、強化プラスチック樹脂材を型に流
し込むだけで簡単に済む。
さらに、請求項(4)に係る考案では、各支持部品(7
3)が略円錐形状に形成されて、先端ほど裏側空気通路
(71),(72)内を占める断面積が縮小されているの
で、空気が各支持部品(73)の左右に配分される際の該
各支持部品(73)への衝突がより緩和される。その上、
各支持部品(73)により左右に配分される空気同士の適
度な混ざり合いが良好に行われてその流速に差がさらに
生じ難いものとなる。
(考案の効果) 以上の如く、請求項(1)に係る考案によれば、正面板
(11)の庫内空気吸入口(17)から庫内側ファン(32)
によって吸引され蒸発器(33)を通過して低温となった
冷却空気が、空気通路(51),(52)に送給されるとと
もに、正面板(11)に先端が当接した状態で該正面板
(11)を支持する断面流線形状の支持部品(73),…を
複数個点在配置した裏側空気通路(71),(72)に送給
されて、正面板(11)の庫内空気吹出口(18)からコン
テナボックス(1)内に吹出され、コンテナ用冷凍装置
(2)の薄型化により減少する空気通路(51),(52)
の通路面積を裏側空気通路(71),(72)により拡大し
て空気の流量を確保するようにしている。これにより、
空気通路(51),(52)及び裏側空気通路(71),(7
2)に流れ込む空気を各支持部品(73)の左右に配分す
る際に邪魔となる各支持部品(73)への衝突を緩和し
て、空気の通風抵抗の低減化を図ることができる。しか
も、各支持部品(73)により左右に配分された空気同士
がその互いの流速に差が生じ難いように連通部分で適度
に混ざりあって、互いの空気同士の混流を支障なく円滑
に行うことができる。
また、請求項(2)に係る考案によれば、各支持部品
(73)を裏側空気通路(71),(72)の庫外側(B)の
本体(16)に一体形成したので、支持部品を本体に取付
ける際の締結具を不要にして、部品点数の削減および組
付け工数の削減によるコストの低廉化を図ることができ
る。
また、請求項(3)に係る考案によれば、裏側空気通路
(71),(72)の庫外側(B)の本体(16)を強化プラ
スチックにより成形したので、各支持部品(73)を本体
(16)に一体形成する際の工作作業を強化プラスチック
樹脂を型に流し込むだけの簡単なものにして、その作業
性の簡単化を図ることができる。
さらに、請求項(4)に係る考案によれば、各支持部品
(73)を略円錐形状に形成したので、空気通路(51),
(52)及び裏側空気通路(71),(72)に流れ込む空気
を各支持部品(73)の左右に配分する際の衝突をさらに
緩和して空気の通風抵抗の効果的な低減化を図ることが
できるとともに、各支持部品(73)により左右配分した
空気同士の適度な混ざり合いを良好に行って互いの空気
同士の混流を支障なくより円滑に行うことができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図ないし第4図は本考案に係るコンテナ用冷凍装置
の実施例を示し、(1)はコンテナボックス、(2)は
冷凍装置であって、該冷凍装置(2)は、上記コンテナ
ボックス(1)の一端開口部(開口面)を封ずるように
据付けられている。また、(3)は、上記冷凍装置
(2)のアルミニウム製のケーシングであって、このケ
ーシング(3)の正面板(11)を上記コンテナボックス
(1)の庫内側(A)となし、この正面板(11)を除く
本体(16)(後述する)を庫外側(B)となしている。
さらに、上記ケーシング(3)内の上下方向略中央部に
は仕切板(4)が設けられており、該仕切板(4)によ
って、ケーシング(3)に上方の庫内側ユニット室
(5)と下方の庫外側ユニット室(6)とがそれぞれ区
画形成されている。
上記ケーシング(3)は、上述した庫内側(A)の正面
板(11)と、庫外側(B)となる,天板(12)、底板
(13)、両側面板(14),(14)および背面板(15)か
らなる本体(16)とで形成されている。また、上記正面
板(11)の上部には横方向(第4図では左右方向)に延
びる細長い庫内空気吸入口(17)が設けられているとと
もに、正面板(11)の下部には横方向に延びる細長い庫
内空気吹出口(18)が設けられている。さらに、上記背
面板(15)は、その庫内側(A)にFRP(強化プラスチ
ック)製の裏板(19)が設けられて、この裏板(19)と
背面板(15)との間にグラスファイバもしくは発泡製合
成樹脂等の断熱材(20)を介在させたハウジング(21)
によって形成されている。
また、上記庫内側ユニット室(5)内には、4個のモー
タ(31),……、4個の庫内側ファン(32),…、およ
び蒸発器(33)がそれぞれ収納されている。一方、上記
庫外側ユニット室(6)内には、凝縮器(34)、庫外側
ファン(35),(35)、圧縮機(36)、および密閉ケー
シング(37)内に各種電気部品(38),…を配置してな
るコントロールボックス(39)などが収納されている。
そして、上記蒸発器(33)、凝縮器(34)、および圧縮
機(36)などは、図示しない冷媒配管によって冷媒の循
環可能に接続されていて、圧縮機(36)の容量制御や各
ファン(32),(35)の風量制御などの冷凍装置(2)
の制御および運転状態の記録が上記コントロールボック
ス(39)内の各種電気部品(38),…によりなされてい
る。この場合、ケーシング(3)(庫内側ユニット室
(5)および庫外側ユニット室(6))内に収納される
各機器(31)〜(36),(39)は、先ず圧縮機(36)が
中央下部に配置された後、配置レイアウトに自由度のあ
るその他の各機器(31)〜(35),(39)がそれぞれ配
置されることになる。
上記ケーシング(3)(庫内側ユニット室(5))内の
天板(12)と仕切板(4)との間には、蒸発器室(41)
が設けられており、該蒸発器室(41)の上下方向略中央
位置には、上述した蒸発器(33)が設けられている。該
蒸発器(33)は、その吸入面(33a)が上記天板(12)
に対向するように上向き状態で配置されている。そし
て、上記蒸発器室(41)は、上記庫内空気吸入口(17)
を介してコンテナボックス(1)内に連通しており、庫
内空気吸入口(17)を介して蒸発器(33)を通過したコ
ンテナボックス(1)内の空気は、蒸発器(33)で熱交
換し、ドレン水は下方に滴下して図示しないドレンパン
に貯溜され、コンテナボックス(1)外へのドレン水の
排出はドレンパイプ(図示せず)によってなされてい
る。
さらに、上記蒸発器室(41)の左右側方には、上記庫外
側ユニット室(6)(冷凍装置(2))の左右側端部を
上下方向へ延びて,上記正面板(11)の左右側端部と裏
板(19)(背面板(15))の左右側端部とから形成され
た第1および第2空気通路(51),(52)の上流端が連
通されている。上記蒸発器室(41)と各空気通路(5
1),(52)との間には、蒸発器室(41)の左右側部に
取付けられた側部遮蔽板(53),(53)が設けられてい
る。該側部遮蔽板(53),(53)は、上方へ延びて上記
庫内空気吸入口(17)の左右側端部に取付けられてい
る。また、上記蒸発器(33)の中央部には、上方へ延び
て上記庫内空気吸入口(17)の左右中間位置に連結され
た中央遮蔽板(54)が設けられていて、庫内空気吸入口
(17)を介したコンテナボックス(1)内の空気を蒸発
器(33)の左右にそれぞれ配分するようにしている。
上記各遮蔽板(53),(54)により仕切られた庫内空気
吸入口(17)と蒸発器(33)との間には、上述のモータ
(31),…が2つずつ設けられていて、該各モータ(3
1)の軸受(61)は、上記ケーシング(3)の上下方向
(ケーシング(3)の正面板(11)および背面板(15)
に対して平行な方向)に延びている。また、上記各モー
タ(31)の軸(61)には、上記庫内側ファン(32)…が
それぞれ取付けられている。上記各庫内側ファン(32)
はプロペラファンであって、モータ(31)は支持部材と
しての左右一対のステー(62),(62)を介して取付け
られており、上記庫内側ファン(32)によって、上記庫
内空気吸入口(17)を介して導かれた庫内空気が上記仕
切板(4)中央部の盛り上がった山型の傾斜面(4a)に
沿って各空気通路(51),(52)に導かれるようになっ
ている。上記各庫内側ファン(32)の外側には、上記各
遮蔽板(53),(54)間に亘るように水平方向へ延びて
設けられた水平遮蔽板(63)によって吸込口(64a)側
と吹出口(64b)側とに区画され、該水平遮蔽板(63)
に庫内側ファン(32)が各ステー(62)により取付けら
れている。さらに、上記各モータ(31)および各庫内側
ファン(32)が対応するケーシング(3)の背面板(1
5)には、該部材(65),(65)により外方側(庫外側
(B))から覆われた開孔部(66),(66)が設けられ
ていて、各モータ(31)および各庫内側ファン(32)が
ケーシング(3)(コンテナボックス(1))の外方側
から点検又は交換されるようにしている。そして、上記
各空気通路(51),(52)の下流端(下端)は、上記庫
内空気吹出口(18)に連通されていて、該各空気通路
(51),(52)によって、庫内空気吸入口(17)と庫内
空気吹出口(18)とが連通されている。尚、上記コンテ
ナボックス(1)内の底面部(1a)には、上記ケーシン
グ(3)の正面板(11)に対して直交する方向に延びる
H鋼(67),…が所定間隔置きに敷設されている。
そして、第1図にも示すように、上記各空気通路(5
1),(52)のうち、上記コントロールボックス(39)
が位置する庫内側(A)より視た右側の第1空気通路
(51)のケーシング(3)の裏板(19)には、該第1空
気通路(51)を幅方向へ延ばすよう,コントロールボッ
クス(39)の庫内側(A)に沿って裏板(19)を庫外側
(B)に凹ませた第1背面側空気通路(71)(裏側空気
通路)が設けられている。一方、上記蒸発器(33)(側
部遮蔽板(53))および圧縮機(36)が位置する庫内側
(A)より視た左側の第2空気通路(52)のケーシング
(3)の裏板(19)には、該第2空気通路(52)を幅方
向へ延ばすよう,側部遮蔽板(53)および圧縮機(36)
の側端面近傍まで裏板(19)を庫外側(B)に凹ませた
第2背面側空気通路(52)(裏側空気通路)が設けられ
ている。そして、上記各背面側空気通路(71),(72)
の庫外側(B)に対応する本体(16)側の裏板(19)に
は、各背面側空気通路(71),(72)の庫内側(A)に
対応する正面板(11)に先端を当接させた状態で該正面
板(11)を支持する断面流線形状で且つ円錐形状の支持
部品(73),…が上下方向所定間隔置きに3つずつ点在
配置されて設けられている。また、上記各支持部品(7
3)は、各背面側空気通路(71),(72)の庫外側
(B)に対応する裏板(19)が上述の如くFRPにより成
形されて、FRP樹脂材を型に流し込んで裏板(19)を成
形する際に一体形成されてなる。
尚、上記庫外側ユニット室(6)では、庫外側ファン
(35)により吸込まれたコンテナボックス(1)外の空
気が凝縮器(34)で熱交換されるように成っている。
また、(74)は、庫外側ユニット室(6)のコントロー
ルボックス(20)の下方に収納されたケーブルである。
次に、上記実施例の作用・効果について説明するが、正
面板(11)(ケーシング(3))の庫内空気吸入口(1
7)から蒸発器室(41)内の4つの庫内側ファン(3
2),…によって吸引されたコンテナボックス(1)内
の空気は、蒸発器(33)を通過して低温となった後、庫
内側ユニット室(5)内の左右側方を上下方向に延びる
各空気通路(51),(52)側へ仕切板(4)の傾斜面
(4a)に沿って導かれる。そして、この冷却空気は、上
記各空気通路(51),(52)を通るとともに、各空気通
路(51),(52)を幅方向へ延ばすよう,配置レイアウ
トに自由度のあるコントロールボックス(39)が位置す
る第1空気通路(51)のケーシング(3)の裏板(19)
を庫外側(B)に凹ませた第1背面側空気通路(71)、
および側部遮蔽板(53),圧縮機(36)が位置する第2
空気通路(52)のケーシング(3)の裏板(19)をその
側端面近傍まで庫外側(B)に凹ませた第2背面側空気
通路(72)をそれぞれ通って、正面板(11)の庫内空気
吹出口(18)からH鋼(67)を介してコンテナボックス
(1)内(庫内)に吹出されることになり、冷凍装置
(2)の薄型化により減少する各空気通路(51),(5
2)の通路面積をそれぞれ第1および第2背面側空気通
路(71),(72)により拡大して空気の流量を確保する
ようにしている。
その場合、第1および第2背面側空気通路(71),(7
2)の庫外側(B)に対応する裏板(19)には、その正
面板(11)に先端が当接した状態で該正面板(11)を支
持する断面流線形状で且つ円錐形状の支持部品(73),
…が上下方向所定間隔置きの3箇所にそれぞれ点在配置
されて設けられている。これにより、第1,第2空気通路
(51),(52)及び第1,第2背面側空気通路(71),
(72)に流れ込む冷却空気が各支持部品(73)の左右に
配分される際の該各支持部品(73)への衝突が緩和され
る。また、上記各支持部品(73)が略円錐形状に形成さ
れて、先端ほど各背面側空気通路(71),(72)内を占
める断面積が縮小されていることから、第1空気通路
(51)及び第1背面側空気通路(71)に流れ込む冷却空
気が各支持部品(73)の左右に配分される際の該各支持
部品(73)への衝突がより緩和される。この結果、各支
持部品(73)が左右に配分される冷却空気の邪魔になる
ことがなくなり、冷却空気の通風抵抗の低減化を効果的
に図ることができる。
また、上記の如く各支持部品(73)が上下方向所定間隔
置きの3箇所に点在配置されて設けられていることか
ら、各支持部品(73)の左右に配分された,主に第1空
気通路(51)(又は第2空気通路(52))側を流れる各
支持部品(73)よりも右側(左側)の冷却空気と、主に
第1背面側空気通路(71)(又は第2背面側空気通路
(72))側を流れる各支持部品(73)よりも左側(右
側)の冷却空気とは、円錐形状となる各支持部品(73)
の形状と相俟って、該各支持部品(73)が存在しない連
通部分において良好に混ざりあって互いの流速に差が生
じ難いものとなり、各支持部品(73)により左右に配分
された互いの冷却空気同士の混流を支障なく円滑に行う
ことができる。
さらに、上記の如く各支持部品(73)が、第1背面側空
気通路(71)に対応する裏板(19)に一体形成されてい
るので、支持部品を背面板に設ける際の締結具が不要と
なり、部品点数が削減されると共に組付け工数が削減さ
れて、コストの低廉化を図ることができる。
しかも、ケーシング(3)の裏板(19)がFRPにより成
形されているので、各支持部品(73)を各背面側空気通
路(71),(72)に対応する裏板(19)に一体形成する
際の工作作業が板金技術を伴うことなくFRP樹脂を型に
流し込むだけの簡単なものとなり、その作業性の簡単化
を図ることができる。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、そ
の他種々の変形例を包含するものである。例えば、上記
実施例では、各支持部品(73),…を上下方向所定間隔
置きの3箇所に点在配置したが、正面板に作用する,コ
ンテナボックス内の収納物による端壁荷重を考慮して局
所的に支持部品が複数個点在配置されるようにしても良
い。
また、上記実施例では、裏板(19)をFRPにより成形し
たが、他の各面板と同様にアルミニウムにより成形して
も良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は第4図の
I−I線における断面図、第2図は冷凍装置を庫外側か
ら視たコンテナボックスの背面図、第3図は第4図のII
I-III線における断面図、第4図は正面板を取外した状
態のコンテナボックスの縦断正面図である。 (1)……コンテナボックス (2)……冷凍装置 (3)……ケーシング (4)……仕切板 (5)……庫内側ユニット室 (6)……庫外側ユニット室 (11)……正面板 (16)……本体 (17)……庫内空気吸入口 (18)……庫内空気吹出口 (19)……裏板(背面側空気通路の庫外側に対応する本
体) (31)……モータ (32)……庫内側ファン (33)……蒸発器 (34)……庫外側ファン (35)……凝縮器 (36)……圧縮機 (51),(52)……空気通路 (71),(72)……背面側空気通路(裏側空気通路) (73)……支持部品 (A)……庫内側 (B)……庫外側

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】正面板(11)をコンテナボックス(1)の
    庫内側(A)となし、本体(16)を庫外側(B)となし
    たケーシング(3)には上下方向略中間部の仕切板
    (4)によって庫内側ユニット室(5)と庫外側ユニッ
    ト室(6)とがそれぞれ区画形成され、上記庫内側ユニ
    ット室(5)には少なくとも蒸発器(33)および庫内側
    ファン(32)が収納されている一方、上記庫外側ユニッ
    ト室(6)には少なくとも凝縮器(34)、庫外側ファン
    (35)および圧縮機(36)が収納されてなり、上記正面
    板(11)には、コンテナボックス(1)内の空気を吸入
    する庫内空気吸入口(17)およびコンテナボックス
    (1)内へ空気を吹出す庫内空気吹出口(18)がそれぞ
    れ設けられ、上記庫内空気吸入口(17)と庫内空気吹出
    口(18)とは、上記庫外側ユニット室(6)内における
    ケーシング(3)の正面板(11)と本体(16)との間の
    側方を上下方向に延びる空気通路(51),(52)によっ
    て連通されており、上記空気通路(51),(52)の一側
    面側に対応する本体(16)には、空気通路(51),(5
    2)を幅方向へ延ばすように本体(16)を庫外側(B)
    に凹ませた裏側空気通路(71),(72)が設けられてい
    るとともに、該裏側空気通路(71),(72)の庫外側
    (B)に対応する本体(16)には、裏側空気通路(71)
    (72)の庫内側(A)に対応する正面板(11)に先端を
    当接させた状態で該正面板(11)を支持する断面流線形
    状の支持部品(73),…が複数個点在配置されて設けら
    れていることを特徴とするコンテナ用冷凍装置の空気通
    路構造。
  2. 【請求項2】支持部品(73),……は、裏側空気通路
    (71),(72)の庫外側(B)に対応する本体(16)に
    一体形成されてなる請求項(1)記載のコンテナ用冷凍
    装置の空気通路構造。
  3. 【請求項3】裏側空気通路(71),(72)の庫外側
    (B)に対応する本体(16)は強化プラスチックにより
    成形されてなる請求項(1)記載のコンテナ用冷凍装置
    の空気通路構造。
  4. 【請求項4】支持部品(73),……は略円錐形状に形成
    されてなる請求項(1)記載のコンテナ用冷凍装置の空
    気通路構造。
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