JPH07310419A - 金属調外壁仕上げ工法 - Google Patents
金属調外壁仕上げ工法Info
- Publication number
- JPH07310419A JPH07310419A JP13120694A JP13120694A JPH07310419A JP H07310419 A JPH07310419 A JP H07310419A JP 13120694 A JP13120694 A JP 13120694A JP 13120694 A JP13120694 A JP 13120694A JP H07310419 A JPH07310419 A JP H07310419A
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- Japan
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- metallic
- smooth
- spraying
- wall surface
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 施工が容易で広い範囲にわたり良好な金属調
外壁面を形成させることのできる仕上げ工法の提供を目
的とする。 【構成】 壁面素地１上にアクリルゴム系防水材を吹き
付けて防水層２を形成し、防水層２上に硅砂等の骨材を
高圧で吹き付けて平滑な平滑層３を形成し、平滑層３上
にステンレス粒子と顔料を混合したメタリック塗料によ
るメタリック層５を形成し、メタリック層５上に表面保
護層６を形成する。
外壁面を形成させることのできる仕上げ工法の提供を目
的とする。 【構成】 壁面素地１上にアクリルゴム系防水材を吹き
付けて防水層２を形成し、防水層２上に硅砂等の骨材を
高圧で吹き付けて平滑な平滑層３を形成し、平滑層３上
にステンレス粒子と顔料を混合したメタリック塗料によ
るメタリック層５を形成し、メタリック層５上に表面保
護層６を形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、金属調の外壁面を形
成させる仕上げ工法に関するものである。
成させる仕上げ工法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及びその課題】従来、壁面を金属調に仕上
げようとする場合に、壁面素地の表面が粗い場合や、Ａ
ＬＣ壁面では、あらかじめこれらの壁面上に平滑な鏡面
下地を作る必要があり、この鏡面下地を作る作業が極め
て困難で多大な労力を要し、また広い範囲にわたって鏡
面下地を形成させることは事実上困難で、コストが極め
て大となってしまうという問題点があった。
げようとする場合に、壁面素地の表面が粗い場合や、Ａ
ＬＣ壁面では、あらかじめこれらの壁面上に平滑な鏡面
下地を作る必要があり、この鏡面下地を作る作業が極め
て困難で多大な労力を要し、また広い範囲にわたって鏡
面下地を形成させることは事実上困難で、コストが極め
て大となってしまうという問題点があった。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、施工が容易で、広い範
囲において金属調の外壁面を形成させることのできる仕
上げ工法を提供せんことを目的とし、その第１の要旨
は、壁面素地上にアクリルゴム系防水材を吹き付けて防
水層を形成する工程と、該防水層上に硅砂等の骨材を高
圧で吹き付けて表面の平滑な平滑層を形成する工程と、
該平滑層上に、ステンレス粒子と顔料を混合したメタリ
ック塗料を塗布してメタリック層を形成する工程と、該
メタリック層上に表面保護層を吹き付け形成する工程と
からなることである。また、第２の要旨は、前記メタリ
ック層を形成する前に、前記平滑層上に、白色塗料を吹
き付けて調整層を形成する工程を介入させたことであ
る。
点に鑑み案出したものであって、施工が容易で、広い範
囲において金属調の外壁面を形成させることのできる仕
上げ工法を提供せんことを目的とし、その第１の要旨
は、壁面素地上にアクリルゴム系防水材を吹き付けて防
水層を形成する工程と、該防水層上に硅砂等の骨材を高
圧で吹き付けて表面の平滑な平滑層を形成する工程と、
該平滑層上に、ステンレス粒子と顔料を混合したメタリ
ック塗料を塗布してメタリック層を形成する工程と、該
メタリック層上に表面保護層を吹き付け形成する工程と
からなることである。また、第２の要旨は、前記メタリ
ック層を形成する前に、前記平滑層上に、白色塗料を吹
き付けて調整層を形成する工程を介入させたことであ
る。
【０００４】
【作用】前記第１の要旨において、壁面素地が粗い場合
にも、あらかじめアクリルゴム系防水材により防水層を
形成させて、防水層により壁面素地の亀裂等に追随する
ことができ、この防水層上に硅砂等の骨材を高圧で吹き
付け、硅砂等を防水層の表面にめりこませて、表面の平
滑な平滑層を形成することができ、この平滑層上にメタ
リック層を塗布し、メタリック層により良好な金属調の
壁面を形成することができ、メタリック層上に表面保護
層を形成させてメタリック層を強固に保護することがで
き、施工が容易で、広い範囲にわたり金属調の外壁面を
形成させることができる。また、前記第２の要旨におい
て、平滑層上に白色塗料を吹き付けて調整層を形成し、
その調整層上にメタリック層を形成させるものであるた
め、白色の調整層により紫外線を反射させメタリック層
の金属調の鮮明さを助長させることができる。
にも、あらかじめアクリルゴム系防水材により防水層を
形成させて、防水層により壁面素地の亀裂等に追随する
ことができ、この防水層上に硅砂等の骨材を高圧で吹き
付け、硅砂等を防水層の表面にめりこませて、表面の平
滑な平滑層を形成することができ、この平滑層上にメタ
リック層を塗布し、メタリック層により良好な金属調の
壁面を形成することができ、メタリック層上に表面保護
層を形成させてメタリック層を強固に保護することがで
き、施工が容易で、広い範囲にわたり金属調の外壁面を
形成させることができる。また、前記第２の要旨におい
て、平滑層上に白色塗料を吹き付けて調整層を形成し、
その調整層上にメタリック層を形成させるものであるた
め、白色の調整層により紫外線を反射させメタリック層
の金属調の鮮明さを助長させることができる。
【０００５】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は、金属調壁面の断面構成図であり、まず建
物の躯体を構成する壁面素地１上にアクリルゴム系防水
材を１．２〜１．５kgf/cm2 程度の圧力で均一に吹き付
けて、表面が月面肌状の防水層２を形成する。この防水
層２により壁面素地１に対する防水性が確保されるとと
もに、壁面素地１の亀裂等に追随させて表面を保護する
ことができる。
する。図１は、金属調壁面の断面構成図であり、まず建
物の躯体を構成する壁面素地１上にアクリルゴム系防水
材を１．２〜１．５kgf/cm2 程度の圧力で均一に吹き付
けて、表面が月面肌状の防水層２を形成する。この防水
層２により壁面素地１に対する防水性が確保されるとと
もに、壁面素地１の亀裂等に追随させて表面を保護する
ことができる。
【０００６】次に、この防水層２上に、３〜５kgf/cm2
程度の高圧で１０〜５０μｍ程度の骨材を吹き付けて平
滑層３を形成する。骨材としては、例えば硅砂を用いる
ことができ、高圧で硅砂等を防水層２上に吹き付けるた
め、防水層２の表面に硅砂等が埋没したサンドペーパー
状の表面の平滑層３とすることができ、この平滑層３に
より従来の鏡面下地に相当する平滑な表面状態を得るこ
とができる。
程度の高圧で１０〜５０μｍ程度の骨材を吹き付けて平
滑層３を形成する。骨材としては、例えば硅砂を用いる
ことができ、高圧で硅砂等を防水層２上に吹き付けるた
め、防水層２の表面に硅砂等が埋没したサンドペーパー
状の表面の平滑層３とすることができ、この平滑層３に
より従来の鏡面下地に相当する平滑な表面状態を得るこ
とができる。
【０００７】次に、この平滑層３上に、０．１５〜０．
２５kgf/cm2 程度の圧力で白色アンダーガードコートを
吹き付けて調整層４を形成する。この調整層４により紫
外線を反射して遮断することができ、内側を良好に保護
することができるようになる。さらに調整層４上に、メ
タリック塗料を塗布してメタリック層５を形成させる。
メタリック塗料は、１μｍ程度のステンレスの粒子とＭ
ＩＯ顔料を混合した塗料であり、ＭＩＯ顔料の適宜色の
異なるものを選択してメタリック塗料の色を適宜調整さ
せることができ、必要に応じ無数の色を選択することが
できる。この形成されたメタリック層５内に混入された
ステンレスの粒子は、太陽光線により乱反射して金属調
に視認されるものであり、特にメタリック層５の下地に
白色の調整層４が形成されているため、メタリック層５
の乱反射がより良好となり、メタリック層５の金属調の
鮮明さがより助長されるものである。
２５kgf/cm2 程度の圧力で白色アンダーガードコートを
吹き付けて調整層４を形成する。この調整層４により紫
外線を反射して遮断することができ、内側を良好に保護
することができるようになる。さらに調整層４上に、メ
タリック塗料を塗布してメタリック層５を形成させる。
メタリック塗料は、１μｍ程度のステンレスの粒子とＭ
ＩＯ顔料を混合した塗料であり、ＭＩＯ顔料の適宜色の
異なるものを選択してメタリック塗料の色を適宜調整さ
せることができ、必要に応じ無数の色を選択することが
できる。この形成されたメタリック層５内に混入された
ステンレスの粒子は、太陽光線により乱反射して金属調
に視認されるものであり、特にメタリック層５の下地に
白色の調整層４が形成されているため、メタリック層５
の乱反射がより良好となり、メタリック層５の金属調の
鮮明さがより助長されるものである。
【０００８】前記メタリック層５上には、さらに、フッ
素または変性シリコン等のカラークリアーが０．３〜
０．５kgf/cm2 程度の圧力で吹き付けされて表面保護層
６が形成され、この表面保護層６により前記メタリック
層５の表面が良好に保護されるとともに、この表面保護
層６の塗料に適宜着色することにより、色度合いのバリ
エーションを拡大させることができる。
素または変性シリコン等のカラークリアーが０．３〜
０．５kgf/cm2 程度の圧力で吹き付けされて表面保護層
６が形成され、この表面保護層６により前記メタリック
層５の表面が良好に保護されるとともに、この表面保護
層６の塗料に適宜着色することにより、色度合いのバリ
エーションを拡大させることができる。
【０００９】このように複数の層を吹き付け形成して、
壁面素地１の表面が極めて粗い場合にも、また壁面素地
１がＡＬＣで構成されている場合にも、平滑層３により
極めて良好にメタリック層５をその表面に形成させるこ
とができ、美しい金属調の外壁面を得ることができると
ともに、複数の層、特に防水層２により壁面素地１の防
水性および耐久性が高められることとなる。このように
吹き付けにより施工が容易であり、広い面積にわたって
金属調の外壁を容易に形成させることができるものであ
る。
壁面素地１の表面が極めて粗い場合にも、また壁面素地
１がＡＬＣで構成されている場合にも、平滑層３により
極めて良好にメタリック層５をその表面に形成させるこ
とができ、美しい金属調の外壁面を得ることができると
ともに、複数の層、特に防水層２により壁面素地１の防
水性および耐久性が高められることとなる。このように
吹き付けにより施工が容易であり、広い面積にわたって
金属調の外壁を容易に形成させることができるものであ
る。
【００１０】
【発明の効果】本発明の金属調仕上げ工法は、壁面素地
上にアクリルゴム系防水材を吹き付けて防水層を形成す
る工程と、該防水層上に硅砂等の骨材を高圧で吹き付け
て表面の平滑な平滑層を形成する工程と、該平滑層上
に、ステンレス粒子と顔料を混合したメタリック塗料を
塗布してメタリック層を形成する工程と、該メタリック
層上に表面保護層を吹き付け形成する工程とからなるこ
とにより、壁面素地が粗い場合等においても、防水層お
よび平滑層により、良好な平滑面を形成し、かつ防水性
を確保して壁面素地を良好に保護することができ、平滑
層上にメタリック層と表面保護層を形成させて、メタリ
ック層内のステンレス粒子により良好な金属調壁面を得
ることができ、施工が容易で、広い面積にわたり低コス
トで金属調外壁面を形成させることができる効果を有す
る。また、前記メタリック層を形成する前に、前記平滑
層上に、白色塗料を吹き付けて調整層を形成する工程を
介入させたことにより、調整層により、紫外線から保護
し、またメタリック層の金属調の鮮明さを良好に助長さ
せることができる効果を有する。
上にアクリルゴム系防水材を吹き付けて防水層を形成す
る工程と、該防水層上に硅砂等の骨材を高圧で吹き付け
て表面の平滑な平滑層を形成する工程と、該平滑層上
に、ステンレス粒子と顔料を混合したメタリック塗料を
塗布してメタリック層を形成する工程と、該メタリック
層上に表面保護層を吹き付け形成する工程とからなるこ
とにより、壁面素地が粗い場合等においても、防水層お
よび平滑層により、良好な平滑面を形成し、かつ防水性
を確保して壁面素地を良好に保護することができ、平滑
層上にメタリック層と表面保護層を形成させて、メタリ
ック層内のステンレス粒子により良好な金属調壁面を得
ることができ、施工が容易で、広い面積にわたり低コス
トで金属調外壁面を形成させることができる効果を有す
る。また、前記メタリック層を形成する前に、前記平滑
層上に、白色塗料を吹き付けて調整層を形成する工程を
介入させたことにより、調整層により、紫外線から保護
し、またメタリック層の金属調の鮮明さを良好に助長さ
せることができる効果を有する。
【図１】金属調外壁面の断面構成図である。
１ 壁面素地 ２ 防水層 ３ 平滑層 ４ 調整層 ５ メタリック層 ６ 表面保護層
Claims (2)
- 【請求項１】 壁面素地上にアクリルゴム系防水材を吹
き付けて防水層を形成する工程と、該防水層上に硅砂等
の骨材を高圧で吹き付けて表面の平滑な平滑層を形成す
る工程と、該平滑層上に、ステンレス粒子と顔料を混合
したメタリック塗料を塗布してメタリック層を形成する
工程と、該メタリック層上に表面保護層を吹き付け形成
する工程とからなることを特徴とする金属調外壁仕上げ
工法。 - 【請求項２】 前記メタリック層を形成する前に、前記
平滑層上に、白色塗料を吹き付けて調整層を形成する工
程を介入させたことを特徴とする請求項１に記載の金属
調外壁仕上げ工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13120694A JPH07310419A (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | 金属調外壁仕上げ工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13120694A JPH07310419A (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | 金属調外壁仕上げ工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07310419A true JPH07310419A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=15052530
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13120694A Pending JPH07310419A (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | 金属調外壁仕上げ工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07310419A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108395831A (zh) * | 2018-01-15 | 2018-08-14 | 亚士漆(上海)有限公司 | 外墙用水性金属漆及其制备方法 |
-
1994
- 1994-05-19 JP JP13120694A patent/JPH07310419A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108395831A (zh) * | 2018-01-15 | 2018-08-14 | 亚士漆(上海)有限公司 | 外墙用水性金属漆及其制备方法 |
| CN108395831B (zh) * | 2018-01-15 | 2020-05-22 | 亚士漆(上海)有限公司 | 外墙用水性金属漆及其制备方法 |
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