JPH073102U - 自動車用送風機の制御装置 - Google Patents

自動車用送風機の制御装置

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Publication number
JPH073102U
JPH073102U JP2935193U JP2935193U JPH073102U JP H073102 U JPH073102 U JP H073102U JP 2935193 U JP2935193 U JP 2935193U JP 2935193 U JP2935193 U JP 2935193U JP H073102 U JPH073102 U JP H073102U
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JP
Japan
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power transistor
heat sink
heat
sheet
blower
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Pending
Application number
JP2935193U
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English (en)
Inventor
縄野浩介
前田豊
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Taisei Co Ltd
Original Assignee
Taisei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 複数の放熱フインF1〜F7が並設されたヒー
トシンク本体1と、ヒートシンク本体の内面5に螺着さ
れ自動車用送風機モータへの電源を制御するパワートラ
ンジスタQ1と、パワートランジスタのコレクタとエミ
ッタに並列接続され、かつ、ヒートシンク本体の放熱フ
インの外面に螺着されたシート状保護抵抗R1と、パワ
ートランジスタを封止するカバー8とを備えている。 【効果】 シート状保護抵抗の発熱による影響が少ない
位置にパワートランジスタが実装でき、パワートランジ
スタの熱暴走を確実に防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用送風機の制御装置に係り、特に自動車用送風機モータへの 電源を制御するパワートランジスタのコレクタとエミッタ間に並列接続される保 護抵抗に、放熱効果の優れたシート状保護抵抗を使用した自動車用送風機の制御 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車用送風機の制御装置は、自動車用送風機モータへの電源を制 御するパワートランジスタと、パワートランジスタのコレクタとエミッタに並列 接続された保護抵抗と、パワートランジスタを制御する制御回路とを備えている 。通常、保護抵抗にはパワートランジスタの負荷となる自動車用送風機用モータ をCPUで制御する際、パワートランジスタのコレクタとエミッタ間に流れる突 入電流がパワートランジスタの定格電流以上にならないよう、保護抵抗の抵抗値 が定められている。また、パワートランジスタの定格は自動車用送風機用モータ の定常電流値に一定の安全係数を見込んだものが使用され、通常、この安全係数 は自動車用送風機用モータの潤滑油切れによる軸焼付け、自動車用送風機用モー タのコイル間短絡による異常電流に対するヒューズ熔断(定常電流の10〜15 %)条件からパワートランジスタが保護されるよう、定常電流の20〜30%程 度となつている。
【0003】 自動車用送風機の制御装置に使用されるトランジスタについて、例えば、実開 平4ー130509号公報(自動車用空気調和装置の送風制御装置)によれば、 図5に示すように、ヒートシンク本体31に凹部32を形成し、この凹部32の 両側に垂直に複数の放熱フイン34を設け、凹部32の底面にトランジスタ33 をトランジスタ取付ネジ41で取付けられるよう構成されたものがある。この自 動車用空気調和装置の送風制御装置では、偏平抵抗部材38を絶縁部材36の上 面に設け、偏平抵抗部材38の抵抗用端子47a、47b、47cから偏平抵抗 部材38のリードが接続できるようになっており、この抵抗用端子47a、47 b、47cにより自動車用送風機の強弱を制御し、空気調和を行なう。
【0004】 また、絶縁部材36の裏面には温度ヒューズ37が設けられ、絶縁部材36を ヒートシンク本体31の通孔45に差込むと、絶縁部材36がヒートシンク本体 31の凹部32を蓋ぐ役目をすることになる。なお、端子43a、43b、43 cはトランジスタ33のリード用である。 このように、送風制御用の偏平抵抗部材38をトランジスタ33の近傍に設け ると、トランジスタ33が偏平抵抗部材38の発熱による影響を受け、熱暴走す るだけでなく周囲に悪影響を与えるという難点がある 上記偏平抵抗部材について、実開平3ー26423号公報(自動車用送風機の 速度制御用抵抗器)によれば、図6に示すように、絶縁基板52の上に金属膜5 3a、53bを、例えば洋白・Cu−Ni合金・黄銅・りん青銅・Ni−Cr合 金・銅等の薄膜を蒸着あるいはスパッタにより形成し、所定の回路パターンをエ ッチングにより形成している。その他、厚膜印刷により低温もしくは高温焼付に て直接パターンを形成する。そして、絶縁基板52の一端には金属膜53a、5 3bの所定位置より抵抗値を選択できる端子54a、54b、54cがエッチン グまたは厚膜印刷により形成し、抵抗部材51が構成される。
【0005】 しかし、保護抵抗をシート状保護抵抗で構成してもパワートランジスタの放熱 が適切でないとPN接合の部分の抵抗が急速に増加し、熱暴走により直ちにパワ ートランジスタは破壊される。 なお、この、保護抵抗にニクロム線を埋め込んだセメント抵抗を使用する場合 もあるが、セメント抵抗は放熱性及びスペースファクタが悪く、通風ダクト内に 装備すると、通風抵抗が増加し、通切り音等の異常音を発生するという難点があ る。
【0006】
【考案の目的】
本考案は、上述した難点を解消するためになされたもので、保護抵抗を放熱効 果の優れたシート状保護抵抗で構成し、シート状保護抵抗の発熱による影響が少 ない位置にパワートランジスタが実装でき、パワートランジスタの熱暴走が確実 に防止できる自動車用送風機の制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
複数の放熱フインが並設されたヒートシンク本体と、ヒートシンク本体の内面 に螺着され自動車用送風機モータへの電源を制御するパワートランジスタと、パ ワートランジスタのコレクタとエミッタに並列接続され、かつ、ヒートシンク本 体の放熱フインの外面に螺着されたシート状保護抵抗と、パワートランジスタを 封止するカバーとを備えている。
【0008】
【作用】
複数の放熱フインをヒートシンク本体に並設し、一つの放熱フインの外面にシ ート状保護抵抗を螺着する。また、ヒートシンク本体の内面に自動車用送風機モ ータへの電源を制御するパワートランジスタを螺着し、パワートランジスタのコ レクタとエミッタにシート状保護抵抗を並列に接続する。更に、パワートランジ スタをカバーで封止する。
【0009】 このように、一つの放熱フインの外面にシート状保護抵抗を螺着し、ヒートシ ンク本体の内面にパワートランジスタを螺着したので、シート状保護抵抗の発熱 によるパワートランジスタに対する影響が少なく、パワートランジスタの熱暴走 が確実に防止できる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案による自動車用送風機の制御装置の好ましい一実施例を図面に従 つて説明する。 本考案による自動車用送風機の制御装置は図2に示すように、複数の放熱フイ ンF1〜F7が並設されたヒートシンク本体1と、ヒートシンク本体の内面5に螺 着され自動車用送風機モータへの電源を制御するパワートランジスタQ1と、パ ワートランジスタのコレクタとエミッタに並列接続され、かつ、ヒートシンク本 体の放熱フインの外面に螺着されたシート状保護抵抗R1と、パワートランジス タを封止するカバー8とを備えている。
【0011】 図1に示すように、ヒートシンク本体1は、パワートランジスタQ1、シート 状保護抵抗R1、ベース用抵抗R2、ベース用コンデンサC1、温度ヒューズ4で 構成され、自動車用送風機モータ駆動端子T1は温度ヒューズ4を介して、ベー ス用コンデンサC1の一端と接続されている。また、ベース用コンデンサC1の他 端はベース用抵抗R2を介して(−)電源端子T3と接続され、ベース用コンデン サC1とベース用抵抗R2の接続点は制御用端子T2と接続されている。更に、パ ワートランジスタQ1のコレクタはベース用コンデンサC1の一端と、エミッタは (−)電源端子T3と、ベースは制御用端子T2とそれぞれ接続されている。
【0012】 自動車用送風機モータ駆動端子T1はモータ駆動用布線L1を介して自動車用送 風機モータ19の一端と接続され、他端は(+)電源と接続されている。 また、(−)電源端子T3には(−)電源線L2を介して(−)電源が接続され 、制御用端子T2は制御線L3を介してCPU20と接続されている。 図2、図4に示すように、ヒートシンク本体1には放熱フインF1〜F7が並設 され、放熱フインF1にはシート状保護抵抗R1が保護抵抗取り付けネジ3b、3 cで螺着されている。取付けネジ穴2aを設けた顎部2にはカバー8が装着でき るようになつている。
【0013】 図3に示すように、放熱フインF1〜F7が並設されたヒートシンク本体1の内 面5とパワートランジスタQ1を螺着する位置にはシリコングリス10が塗付さ れ、パワートランジスタQ1はパワートランジスタ取付けネジ3aによりヒート シンク本体1の内面5に螺着されている。 また、顎部2の一方の内面位置に設けられた部品取付板6には温度ヒューズ4 と温度ヒューズ用スプリング4aが配設され、他方の内面位置にはベース用抵抗 R2、ベース用コンデンサC1が内蔵されている。この、他方の内面位置には自動 車用送風機モータ駆動端子T1、(−)電源端子T3及び制御用端子T2が突設さ れている。
【0014】 上記構成の自動車用送風機の制御装置において、CPU20から一連のパルス をパワートランジスタQ1へ送出して、自動車用送風機の送風量を制御すると、 シート状保護抵抗R1とパワートランジスタQ1は制御に比例して発熱する。シー ト状保護抵抗R1の抵抗値を12.5Ωで、パワートランジスタQ1のPN接合の インピーダンスと等しいものとすれば、シート状保護抵抗R1とパワートランジ スタQ1へ流れる電流は等しくなるが、シート状保護抵抗R1の方が単位面積当り 発熱量が少ない。また、シート状保護抵抗R1は放熱フインF1に螺着されている ので放熱効果が大きいので、シート状保護抵抗R1の発熱によるパワートランジ スタQ1への影響は少ない。更に、パワートランジスタQ1は放熱フインF2〜F7 で冷却されるので、放熱フインF1〜F7の平均放熱効果は高くなる。
【0015】 また、自動車用送風機が油切れ等による事故に対しては温度ヒューズ4が動作 しパワートランジスタQ1の熱暴走を防止できるだけでなく、ヒートシンク本体 1の発熱による他の装置に対する影響を確実に防止する。 ヒートシンク本体1を送風ダクトに装着するには、放熱フインF1〜F7を送風 ダクト外部から差込めるよう送風ダクトの適宜の位置に放熱フイン用窓を穿削し 、この、放熱フイン用窓に放熱フインF1〜F7を差込み、顎部2に設けた取付け ネジ穴2aにより送風ダクトへ螺着する。送風ダクトの外部にあるカバー8を顎 部2から取り外すと、自動車用送風機モータ駆動端子T1、(−)電源端子T3及 び制御用端子T2がみえるので、モータ駆動用布線L1、制御線L3及び(−)電 源線L2を送風ダクトの外部で配線する。
【0016】 このような、装着方法及び配線方法によれば、工事及び保守が容易となり、回 路部品に対する、油煙、塵埃等による汚染が防止できる。
【0017】
【考案の効果】 以上のように実施例からも明らかなように本考案の自動車用送風機の制御装置 によれば、複数の放熱フインが並設されたヒートシンク本体と、ヒートシンク本 体の内面に螺着され自動車用送風機モータへの電源を制御するパワートランジス タと、パワートランジスタのコレクタとエミッタに並列接続され、かつ、ヒート シンク本体の放熱フインの外面に螺着されたシート状保護抵抗と、パワートラン ジスタを封止するカバーとを備えているので、シート状保護抵抗の発熱による影 響が少ない位置にパワートランジスタが実装でき、パワートランジスタの熱暴走 が確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における自動車用送風機の制御装置の一
実施例を示した回路図。
【図2】本考案における自動車用送風機の制御装置の斜
視図。
【図3】本考案における自動車用送風機の制御装置の断
面図。
【図4】本考案における自動車用送風機の制御装置の側
面図。
【図5】従来の自動車用送風機の制御装置の斜視図。
【図6】従来の自動車用送風機の速度制御用抵抗器のパ
ターン形状図。
【符号の説明】
1・・・・・・ヒートシンク本体 5・・・・・・内面 8・・・・・・カバー F1〜F7・・・・・・放熱フイン Q1・・・・・・パワートランジスタ R1・・・・・・シート状保護抵抗

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の放熱フイン(F1〜F7)が並設され
    たヒートシンク本体(1)と、前記ヒートシンク本体の
    内面(5)に螺着され自動車用送風機モータへの電源を
    制御するパワートランジスタ(Q1)と、前記パワート
    ランジスタのコレクタとエミッタに並列接続され、かつ
    前記ヒートシンク本体の前記放熱フインの外面に螺着さ
    れたシート状保護抵抗(R1)と、前記パワートランジ
    スタを封止するカバー(8)とを備えたことを特徴とす
    る自動車用送風機の制御装置。
JP2935193U 1993-06-02 1993-06-02 自動車用送風機の制御装置 Pending JPH073102U (ja)

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JP2935193U JPH073102U (ja) 1993-06-02 1993-06-02 自動車用送風機の制御装置

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JPH073102U true JPH073102U (ja) 1995-01-17

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20082096A1 (it) * 2008-11-24 2010-05-25 Osvaldo Olindo Vettorello Resistore elettrico ottimizzato per smaltimento di potenza termica per irraggiamento
WO2015178336A1 (ja) * 2014-05-21 2015-11-26 コニカミノルタ株式会社 照明装置
FR3077775A1 (fr) * 2018-02-09 2019-08-16 Valeo Systemes Thermiques Module de commande de pulseur et installation de chauffage et/ou ventilation et/ou climatisation correspondante

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WO2015178336A1 (ja) * 2014-05-21 2015-11-26 コニカミノルタ株式会社 照明装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990413