JPH07310016A - 固形分含量の高い安定なシリコーン組成物を製造する方法 - Google Patents

固形分含量の高い安定なシリコーン組成物を製造する方法

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JPH07310016A
JPH07310016A JP7038905A JP3890595A JPH07310016A JP H07310016 A JPH07310016 A JP H07310016A JP 7038905 A JP7038905 A JP 7038905A JP 3890595 A JP3890595 A JP 3890595A JP H07310016 A JPH07310016 A JP H07310016A
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シャオ・バーン・リン
Robert Charles Rowland
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固形分含量の高いシリコーン組成物および高
固形分シリコーン組成物の製法。 【構成】本発明は、(i)R3 SiO1/2 単位およびS
iO4/2 単位からなるシロキサン樹脂または樹脂状コポ
リマー(ただし、Rは1〜約6個の炭素原子を有する一
価の炭化水素基であり、この樹脂状コポリマーは当該コ
ポリマーの総重量を基準にして約0.2〜約5.0重量
%のヒドロキシル基を含んでいる)約50〜約90重量
部、(ii)25℃で少なくとも3,000センチポイズ
の粘度を有するアルケニル含有ジオルガノポリシロキサ
ン10〜50重量部、および、任意成分としての(iii
)有機溶媒0〜約40重量部を有するシリコーン組成
物に係る。また、本発明は、安定で均質なかかるシリコ
ーン組成物の製造方法にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固形分含量の高いシリ
コーン組成物と高固形分シリコーン組成物の製法に係
る。特に本方法は、シラノール官能性とアルケニル官能
性を有する付加硬化性接着剤として用いられるシリコー
ン組成物の製造に関する。本明細書中で使用する「感圧
接着剤」または「粘着剤」(略号PSA)という用語
は、ある表面に付着(接着)することができ、しかもそ
の表面に痕跡量以上の接着剤を移行することなくその表
面から取り除くことができ、そしてその接着剤はその粘
着力および接着力をいくらかまたは全部保持しているの
で同じ表面または別の表面に再度付着(接着)すること
ができる接着剤をいうものとする。
【0002】
【従来の技術】硬化して感圧接着剤組成物を形成し得る
高固形分シリコーン組成物は当業界で公知である。ボー
ドマン(Boardman)の米国特許第5,169,727号に
は、(a)R′R″R″′SiO1/2 単位とSiO4/2
単位で構成されておりケイ素に結合したヒドロキシル基
を当該コポリマーの1〜4重量%含有するベンゼン可溶
性樹脂状コポリマー、(b)ジオルガノアルケニルシロ
キシで末端がブロックされたポリジオルガノシロキサ
ン、(c)ジオルガノ水素シロキシで末端がブロックさ
れたポリジオルガノシロキサン、(d)架橋剤、および
(e)ヒドロシリル化触媒からなる固形分含量の高い感
圧接着剤組成物が開示されている。このボードマン(Boa
rdman)の組成物ではケイ素原子を1〜15個有するオル
ガノシロキサン系架橋剤が必要である。さらに、ボード
マン(Boardman)の特許明細書の実施例には、製造された
感圧接着剤の粘着特性が低いかまたは中程度であること
が示されている。すなわち、70℃の定着力で測定した
接着強さは劣悪な程度から合格の範囲に渡っていた。重
ね剪断特性の改良されたPSAは教示されておらず、高
温での重ね剪断特性の改良も教示されていないし、1.
25:1より大きいSiH/Si‐ビニル比で有用な感
圧接着特性を得ることもまた教示されていない。
【0003】ハーン(Hahn)らの米国特許第3,883,
298号には、(a)本質的にR3SiO1/2 単位とS
iO4/2 単位で構成されるベンゼン可溶性で固体の樹脂
コポリマー50〜60重量部、(b)25℃で20,0
00〜100,000センチポイズの粘度を有し本質的
に環状物を含まずビニルで末端が停止したポリジオルガ
ノシロキサン40〜50重量部、(c)ケイ素に結合し
た水素原子が(a)と(b)全体中のオレフィン性不飽
和基1個当たり1.0〜20.0個になるように充分な
量の水素含有オルガノポリシロキサン、および(d)白
金触媒から本質的に構成される成分を混合することによ
って得られる感圧接着剤として有用な組成物が開示され
ている。このハーン(Hahn)らの特許では、低粘度ポリジ
オルガノシロキサンと混合したMQ樹脂を含有する従来
の組成物はPSAを生成しないことが指摘されている。
【0004】ムラカミ(Murakami)らの米国特許第4,7
74,297号には、(A)25℃で少なくとも50
0,000センチポイズの粘度を有するビニルで末端が
停止したポリジオルガノシロキサン30〜70重量部、
(B)R3 SiO1/2 単位とSiO4/2 単位を含有する
オルガノポリシロキサン70〜30重量部、(C)ケイ
素に結合した水素原子がアルケニル基1個当たり1〜2
0個となるように充分な量のオルガノ水素シロキサン、
(D)白金含有触媒、および(E)有機溶媒25〜40
0重量部からなり、粘着力と接着力に優れた感圧接着剤
を生成するのに適した組成物が開示されている。ムラカ
ミ(Murakami)らの教示によると、満足のいく製品を得る
ためには、ビニルポリマーの粘度が25℃で少なくとも
500,000センチポイズ、好ましくは少なくとも
1,000,000センチポイズである必要がある。
【0005】メドフォード(Medford) らの米国特許第
4,988,779号に開示されている感圧接着剤を生
成するのに適した組成物は、溶媒含量が5〜10重量%
までであり、25℃で500〜10,000センチポイ
ズの粘度を有するビニル含有ポリジオルガノシロキサン
流体30〜50部、R3 SiO1/2 単位とSiO4/2
位を含有するベンゼン可溶性樹脂コポリマー50〜70
部、ケイ素に結合した水素原子を有するオルガノポリシ
ロキサン、および白金触媒からなっている。式R 3 a
b SiO(4-a-b)/2 の水素含有オルガノポリシロキサン
は、ケイ素に結合した水素原子が組成物中のオレフィン
性不飽和基1個当たり1.0〜30.0個になるように
充分な量で存在する。この水素含有オルガノポリシロキ
サンは架橋剤として機能し、a=1.00以上2.00
未満、b=0.05〜1.00、a+b=1.10以上
3.00未満の小さい構造を有している。より高分子量
の水素化物架橋剤を使用して剥離特性と粘着特性をさら
に良好にすることはまったく教示されていない。硬化し
た接着剤の剥離接着力の調節は、架橋剤ではなくMQ樹
脂の量を調節することで行なわれた。高い剥離および粘
着接着特性と共に高い重ね剪断力を得ることを教示する
記載はない。
【0006】リン(Lin) の米国特許第5,190,82
7号には、固形分含量が高く、ケイ素に結合した水素原
子が鎖当たり2個より多い水素含有ポリジオルガノシロ
キサンを有する組成物が開示されている。この組成物の
他の成分として、MQ樹脂、アルケニルで末端が停止し
たシリコーン流体および水素化物で末端が停止したシリ
コーン流体が含まれる。生起する架橋は、線状または樹
脂状のシロキサンポリマーの中から選択される水素化物
架橋剤を介してのみであり、ケイ素に結合したアルケニ
ル基を2個より多く含有するオルガノシロキサンは架橋
剤として全然開示されていない。
【0007】リン(Lin) らの米国特許第5,292,5
86号には、シラノール含有MQ樹脂、アルケニルで末
端が停止したポリジオルガノシロキサン、水素化物で末
端が停止したオルガノ水素ポリシロキサンおよび触媒量
のヒドロシリル化触媒からなる組成物が開示されてい
る。この組成物は硬化すると剥離および粘着接着特性が
高いPSAを生成するが、架橋剤または多官能性アルケ
ニルもしくは多官能性水素化物シリコーンを含有してい
ない。末端水素化物接着剤の網状組織はMQ樹脂のシラ
ノールと反応して内部硬化した接着剤網状組織を形成す
る。
【0008】リン(Lin)らの米国特許出願番号第07/
923,111号には固形分含量が高い付加硬化した接
着剤組成物が開示されている。この組成物は、架橋剤と
しての多官能性ビニル含有シリコーン、MQ樹脂、アル
ケニルで末端が停止したシリコーン流体、水素化物で末
端が停止したシリコーン流体およびヒドロシリル化触媒
から調製される。架橋は外部のビニル架橋剤を介して生
起し、硬化した感圧接着剤が生成する。剥離および粘着
接着特性が高く、しかも重ね剪断強さが改良されたPS
Aを製造することはまったく教示されていない。
【0009】シリコーン接着剤は従来付加硬化可能な組
成物から調製されている。付加硬化反応では、白金をベ
ースとする触媒のようなヒドロシリル化触媒の存在下で
ケイ素に結合した水素化物をビニル基と反応させる。通
常シリコーン系感圧接着剤組成物はシロキサンMQ樹脂
を含有しており、これはほとんどの場合適当な剥離接着
特性を示すようにシラノール官能性を含有している。し
かしながら従来、ビニルで停止した比較的高粘度のポリ
ジメチルシロキサンとシラノールを含有するMQ樹脂か
らなる安定な高固形分混合物は製造できなかった。それ
は、分散した混合物がその調製後すぐに不安定になり分
離してしまうからである。比較的高粘度のアルケニル含
有ジオルガノポリシロキサンと有機溶媒をまったくまた
はほとんど含まないシラノール含有MQシロキサン樹脂
との安定で均質な混合物を製造することが望ましいが、
シラノール含有MQ樹脂とアルケニル含有ポリジオルガ
ノシロキサンの高固形分組成物は不安定なためこれらの
混合物を生成することはできなかった。本発明は、固形
分含量の高い新規な安定で均質なシリコーン組成物を製
造する方法に係る。
【0010】
【発明の概要】本発明は、(i)R3 SiO1/2 単位と
SiO4/2 単位からなるシロキサン樹脂または樹脂状コ
ポリマー(ただし、Rは各々が独立して1〜約6個の炭
素原子を有する一価の炭化水素基であり、この樹脂状コ
ポリマーは当該コポリマーの総重量を基準にして約0.
2〜約5.0重量%のヒドロキシル基を含んでいる)約
50〜約90重量部、(ii)25℃で少なくとも3,0
00センチポイズの粘度を有するアルケニル含有ジオル
ガノポリシロキサン10〜50重量部、および、任意成
分としての(iii)有機溶媒0〜約40重量%を含むシ
リコーン組成物に係る。また、本発明は、(A)(i)
3 SiO1/2 単位とSiO4/2 単位からなるコポリマ
ー(ただし、Rは1〜約6個の炭素原子を有する一価の
炭化水素基であり、この樹脂状コポリマーは当該コポリ
マーの総重量を基準にして約0.2〜約5.0重量%の
ヒドロキシル基を含んでいる)の、吸湿性有機揮発分を
実質的に含まない樹脂状シロキサン溶液、(ii)25℃
で少なくとも3,000センチポイズの粘度を有するア
ルケニル含有ジオルガノポリシロキサン、および、任意
成分としての(iii)有機溶媒を混合し、(B)撹拌し
ながら、このアルケニル含有ジオルガノシロキサンをシ
ロキサン樹脂中に分散させるのに充分な温度で混合物を
均質化し、そして場合により、(C)撹拌しながら混合
物をストリッピングにかけることによって混合物から揮
発分を除去することからなる、安定で均質なシリコーン
組成物の製造方法にも関する。
【0011】本発明の組成物には溶媒を存在させること
もできるが、本組成物は溶媒の存在を必要とはせず、し
たがって固形分100%の組成物が得られる。一般に組
成物の計量分配性または加工性を改善するために溶媒を
添加することができる。本発明の重大な利点は、高固形
分の安定なシリコーン組成物を製造することができると
いう点である。
【0012】
【発明の詳細な開示】本発明の組成物の成分(i)は芳
香族に可溶性の樹脂または樹脂状オルガノポリシロキサ
ンコポリマーである。この樹脂または樹脂状コポリマー
(i)はR3SiO1/2 単位(「M」単位ともいう)と
SiO4/2 単位(「Q」単位ともいう)からなる。ここ
で、各Rはそれぞれ独立して1〜約6個の炭素原子を有
する一価の炭化水素基である。Rによって表わされる基
の例としては、アルキル基(たとえば、メチル、エチ
ル、イソプロピルなど)、環式脂肪族基(たとえば、シ
クロペンチル、シクロヘキセニルなど)、オレフィン基
(たとえば、ビニル、アリルなど)、およびフェニル基
がある。R基全体の少なくとも95%がアルキル基であ
り、メチルが好ましい。R3 SiO1/2 単位とSiO
4/2 単位のモル比は約0.6〜約0.9である。この樹
脂または樹脂状コポリマーは、この樹脂またはコポリマ
ーの総重量を基準にして約0.2〜約5重量%、好まし
くは約1.0〜約3.0重量%、最も好ましくは約1.
5〜約2.5%重量%のヒドロキシル基を含んでいる。
これらのヒドロキシル基はSiO4/2 単位のケイ素原子
またはR 3 SiO1/2 単位のケイ素原子に直接結合して
いるか、あるいは、これらのヒドロキシル基のいくらか
がSiO4/2 単位のケイ素原子に直接結合していること
ができそしてそれらのいくらかがR3 SiO1/2 単位の
ケイ素原子に直接結合していることができる。
【0013】成分(i)は本発明の組成物中に約50〜
約90重量部、好ましくは約50〜約85重量部、最も
好ましくは約50〜約80重量部の範囲内の量で存在す
る。この樹脂または樹脂状コポリマー(i)の製法は業
界で公知である。たとえば、ダウト(Daubt) らの米国特
許第2,676,182号(引用したことにより本明細
書に含まれているものとする)を参照されたい。このダ
ウト(Daubt) らの方法では、酸性条件下でシリカヒドロ
ゾルをトリオルガノシロキシ単位の原料、たとえば、ヘ
キサオルガノジシロキサン(たとえばヘキサメチルジシ
ロキサン)または加水分解可能なトリオルガノシラン
(たとえばトリメチルクロロシラン)またはこれらの混
合物と反応させ、M単位とQ単位を有するベンゼンに可
溶性の樹脂コポリマーを回収する。
【0014】樹脂または樹脂状コポリマー(i)は固体
で樹脂状の物質であり、キシレンやトルエンのような溶
媒に溶かした溶液、一般には40〜70重量%の溶液と
して入手できることが最も多い。このような樹脂溶液は
メタノール、エタノール、イソプロパノールを始めとす
るアルカノールおよび水のような吸湿性の有機揮発性物
質を高濃度で含有するのが普通である。
【0015】本発明の組成物の成分(ii)は25℃の粘
度が少なくとも3,000cpsで、一般式 R1 2 2 SiO(R1 2 SiO)x (R1 3 Si
O)y SiR2 1 2 を有するアルケニル含有ジオルガノポリシロキサンであ
る。ここで、各R1 はそれぞれ独立して1〜10個の炭
素原子を有するアルキル基(たとえばメチル、エチル、
プロピル)またはアリール基(たとえばフェニル)であ
り、R2 はα‐アルケニルを始めとして1〜約10個の
炭素原子を有するアルケニル基、たとえばビニル、アリ
ル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニルな
どであり、R3 はR1 かR2 である。xとyの合計は2
5℃の粘度が少なくとも約3,000cpsとなるよう
に少なくとも約520である。アルケニル基はビニルが
好ましい。
【0016】このアルケニルを含有するポリジオルガノ
シロキサン(ii)の粘度は25℃で少なくとも3,00
0cps以上であり、10,000cps以上が好まし
い。本発明のアルケニル含有ジオルガノポリシロキサン
は、ビニルを含有するジオルガノポリシロキサンである
のが好ましい。また、このジオルガノポリシロキサン
は、当該アルケニル含有ジオルガノポリシロキサンの総
重量を基準にして約0.005重量%以上のビニル基を
含有しているのが好ましい。
【0017】ジオルガノポリシロキサン(ii)の使用量
は組成物の総重量を基準にして、通常約10〜約50重
量部であり、約15〜約50重量部が好ましく、約20
〜約50重量であるとさらに好ましい。本発明の組成物
の成分(iii)は有機溶媒である。本発明の組成物は成
分(iii)を0〜約40重量%、好ましくは約0〜約2
0重量%含む。適切な有機溶媒としては、従来オルガノ
シロキサンと共に使われており約250℃以下の沸点を
有する溶媒であれば任意のものが包含され、たとえば、
芳香族炭化水素、たとえばトルエンおよびキシレン、脂
肪族炭化水素、たとえばヘキサン、ヘプタン、および石
油炭化水素蒸留物、ノルマルパラフィンおよびイソパラ
フィン、環式脂肪族炭化水素、たとえばシクロヘキサ
ン、ハロゲン化炭化水素溶媒、たとえばトリクロロエタ
ンおよびクロロホルム、ナフサ類、たとえば石油エーテ
ル、VM&Pナフサおよび精製ナフサ、たとえばナフサ
ライト(Naphthalite) 66/3、および酸素含有溶媒、
たとえば炭化水素エーテル、たとえばテトラヒドロフラ
ンおよびエチレングリコールのジメチルエーテル、ケト
ン類、たとえばメチルイソブチルケトン、ならびにエス
テル類、たとえば酢酸エチルなどがある。有機溶媒の混
合物も使用することができる。
【0018】本発明のひとつの実施態様において本発明
の組成物の成分は以下の方法で調製することができる。
工程(A)では、成分(i)のR3 SiO1/2 単位とS
iO 4/2 単位からなる可溶性樹脂コポリマーの樹脂状シ
ロキサン溶液から実質的にすべての有機吸湿性物質が除
去されるまで揮発分除去処理する。典型的な有機吸湿性
物質としては、たとえば、アルカノール(たとえばメタ
ノール、エタノール、イソプロパノール)、水、オルガ
ノシラン誘導体の揮発性軽留分水解物、などのような物
質がある。実質的な除去とは、揮発分除去処理された樹
脂状溶液が有機吸湿性物質を全樹脂溶液当たり通常は2
重量%未満、好ましくは1重量%未満含有していること
を意味する。この結果樹脂濃縮物が生成する。工程
(B)では、25℃の粘度が少なくとも3,000cp
s以上であるアルケニル含有ジオルガノポリシロキサ
ン、すなわち成分(ii)を、工程(A)で生成した樹脂
濃縮物と混合する。
【0019】本発明の別の態様においては、任意に使用
できる乾燥希釈溶媒を混合物に添加して分散プロセスを
促進することができる。乾燥希釈溶媒の特定例としては
トルエン、パラフィンまたはイソパラフィン系の脂肪族
炭化水素溶媒などがある。工程(C)では、工程(B)
で生成した混合物を分散させるのに充分な高温(この温
度は通常少なくとも80℃以上、好ましくは少なくとも
100℃以上である)で混合物を撹拌しながら均質化す
る。この撹拌は業界で公知の機械的ミキサーまたはスタ
ーラーのいずれでも実施することができる。剪断ミキサ
ーを使用するのが好ましい。この混合は、均質で均一な
混合物が得られるまで続ける。場合により行なう工程
(D)では、業界で公知の常用手段のいずれかで混合物
の揮発分を除去して特定の固形分にする。揮発分除去処
理の特定例としては、連続・均一な機械的撹拌下などで
の真空ストリッピングを使用できる。
【0020】本発明の別の態様において本発明の組成物
の成分は、混合に先だって別個に調製することができ
る。たとえば、実質的に有機吸湿性物質を含まない(ま
たは2重量%未満しか含まない)成分は、シロキサン樹
脂または樹脂状コポリマーの製造中に調製することがで
きるし、または実質的に固体になるまで揮発分を除去す
ることができる。この実質的に有機吸湿性物質を含まな
い樹脂は次に、成分(ii)のアルケニル含有オルガノポ
リシロキサンと混合することができる。その際任意の有
機溶媒を使用してもよいし、使用しなくてもよい。
【0021】本発明のさらに別の態様においては、アル
ケニル含有オルガノポリシロキサンと成分(i)のシラ
ノール含有MQシロキサン樹脂との均質に分散した混合
組成物を、NaOHのような塩基触媒を用いてさらに縮
合させて反応混合物を生成することができる。この反応
混合物からさらに揮発分を除去することによって高固形
分の混合物を導くことができる。
【0022】この塩基触媒は業界で公知のいかなる塩基
触媒とすることもできる。特定の例としてはNaOH、
KOH、シリル化された水酸化物などがある。所望によ
り少量の追加成分を本発明の組成物に添加してもよい。
たとえば、本発明の混合物または組成物の安定性を実質
的に低下させたりまたはこれらの組成物の感圧接着剤特
性を実質的に低下させたりしない限りにおいて、ヒドロ
シリル化用触媒、酸化防止剤、抑制剤、含量、安定剤、
充填材などを添加することができる。揮発性の添加剤を
添加する場合には、溶媒除去操作がすべて完了した後に
添加するのが好ましい。
【0023】本発明の組成物は感圧接着剤製造用の基材
混合物および/または添加剤として有用である。
【0024】
【実施例の記載】当業者がより容易に本発明を理解する
ことができるように、特許請求の範囲で定義されている
本発明を限定することなく例示するために以下に実施例
を記載する。実施例1 ビニルポリマーおよびシロキサン樹脂 以下の実施例のシリコーン組成物を調製するには2種類
のビニル含有ポリジメチルシロキサンを選択した。 ビニルシリコーンA−25℃の粘度が約82,000
cpsでビニル含量が約0.064重量%である、ジメ
チルビニルシロキシで連鎖停止したポリジメチルシロキ
サン。 ビニルシリコーンB−一般構造がMVi7000 Vi 14
Vi(但し7000は概略値)でビニル含量が約0.0
8重量%である、ジメチルビニルシロキシで連鎖停止し
たコポリマーガム。 また以下の実施例では3種類のシ
ロキサン樹脂を選択して使用した。 シロキサン樹脂A−概略構造がM0.60 Q(但し0.
60は概略値)であり、シラノール基が約2重量%で、
トルエン中固形分61重量%での粘度が13.0cp
s、固形分80.1重量%で3650cpsであるMQ
樹脂。 シロキサン樹脂B−概略構造がM0.64 Q(但し0.
64は概略値)であり、シラノール基が約2重量%で、
25℃の粘度がトルエン中固形分約61重量%で12c
ps、固形分79.5重量%で2225cpsであるM
Q樹脂。 シロキサン樹脂C−概略構造がM0.67 Q(但し0.
67は概略値)であり、シラノール基が約2重量%で、
トルエン中固形分約60.5重量%での粘度が15cp
s、固形分80重量%で4800cpsであるMQ樹
脂。
【0025】実施例2 熱間ブレンドし還流したシリコーン組成物 加熱手段と機械的撹拌手段を備えた反応器に、成分とし
てシロキサン樹脂Cを920gとビニルシリコーンAを
400g仕込んだ。約20分間混合した後混合物を約1
70℃で加熱還流し、約2時間還流状態に維持した。冷
却後2.06gのマレイン酸ジメチル(DMM)を抑制
剤として混合物中に分散させた。得られたシリコーン組
成物の固形分含量は83.4重量%であり、曇って見え
た。この混合物は容器表面で「臘状、波状」のテクスチ
ャーを示していた。この混合物には二、三日以内に油状
の層が生じた。
【0026】この混合物を1ミルのポリイミドフィルム
基材上に塗布し、170℃で3分間硬化させたところ、
硬化した接着剤フィルムは不均一な波状のテクスチャー
をもっていた。不均一な接着表面のため意味のある接着
特性は測定できなかった。実施例3 冷間ブレンドし真空ストリッピングしたシリコーン混合
物 本実施例はメドフォード(Medford) らの米国特許第4,
988,779号に記載の方法に従って実施した。実施
例2と同じ量の同じ成分を含有する混合物を室温で均質
な混合物が生成するまで機械的に混合した後真空ストリ
ッピングして固形分が約92重量%の混合物を得た。
【0027】得られた混合物はひどく曇っており濃厚
で、混合物表面に重質な「木目状」のテクスチャーをも
っていた。約1週間後この混合物は二層に分離した。こ
の混合物から得られた硬化後の接着剤は許容できない木
目状のテクスチャーを示した。不均一な接着表面のため
意味のある接着特性は測定できなかった。実施例4 還流混合によって調製した高粘度シリコーン組成物 加熱手段と撹拌手段を備えた反応器に、400gのビニ
ルシリコーンBと920gのシロキサン樹脂Cとを仕込
んだ。30分間混合後混合物を加熱還流させ、還流温度
に2時間保った。過剰の溶媒と揮発分を除き、混合物を
室温まで冷却した。
【0028】得られた混合物は固形分が80重量%であ
り、「微粒状」を呈していた。混合物全体は「臘状で波
状」のテクスチャーと曇った外観をもっていた。不均一
な接着表面のため意味のある接着特性は測定できなかっ
た。実施例5 シリコーン組成物 固形分が80.1重量%で25℃の粘度が3650cp
sのシロキサン樹脂Aを減圧(約18mmHg、50
℃)下で揮発分除去処理にかけた。こうして揮発分を除
去した樹脂濃縮物をさらにイソパラフィン系炭化水素溶
媒で希釈して固形分含量を約61.2重量%とした。ガ
スクロマトグラフ分析にかけて吸湿性有機物質の含量を
測定した。吸湿性アルコールは、真空揮発分除去処理前
のシロキサン樹脂A中には約2.4重量%あったが、揮
発分除去した樹脂溶液中には約0.72重量%しかない
ことが判明した。
【0029】反応器に、789.2gのこのシロキサン
樹脂溶液と混合した350gのビニルシリコーンAを入
れた。混合物を機械的に混合しながら約100℃に加熱
し約4時間保持した。次にこの混合物を減圧(約15m
mHg)下約100℃でストリッピングにかけた。冷却
後この混合物に約2.07gのマレイン酸ジメチルと触
媒量のPt触媒とを加えた。
【0030】得られたシリコーン混合物は固形分が約8
9.0重量%であった。この混合物は均質の外観を呈
し、4か月貯蔵後も安定なままであった。実施例6 安定な別のシリコーン組成物 実施例5に記載した手順に従ってシロキサン樹脂Bを処
理した。このシロキサン樹脂Bはイソプロピルアルコー
ル、水などのような吸湿性有機物を真空揮発分除去処理
の前には約2.7重量%含有していたが、これらの吸湿
性有機物の含量は揮発分除去処理後1.0重量%未満に
低下した。シロキサン樹脂濃縮物の固形分は約80重量
%であった。次にこの濃縮物をイソパール(Isopar)E
(登録商標)炭化水素溶媒(エクソン・ケミカルズ(Exx
on Chemicals) 製のイソパラフィン)で希釈して固形分
を約60.1重量%とした。
【0031】実施例5に記載した手順に従って、上で調
製した希釈シロキサン樹脂700.0gと混合した30
4.6gのビニルシリコーンAを有するシリコーン組成
物を調製した。得られた混合物は固形分が90.9重量
%であった。得られた混合物は25℃の粘度が約28,
000cpsで、透明かつ均質であった。得られた組成
物は4か月貯蔵後も安定かつ均質なままであった。
【0032】実施例7および8 接着剤組成物の安定な反応混合物実施例7 ビニル含有ポリジメチルシロキサンガム[概略構造MD
7000 Vi 14M(但し7000は概略値)、ビニル約
0.083重量%]30重量部と揮発分除去処理したシ
ラノール含有MQ樹脂70重量部とを含有する塩基で触
媒した反応混合物の生成物。揮発分除去処理したMQシ
ロキサン樹脂溶液は実施例5に記載した手順に従って調
製する。この混合物は、揮発分除去処理したトルエン中
固形分60%のMQ樹脂700g、ビニルガム180
g、トルエン120g、および触媒として10%NaO
Hを0.25g含有していた。混合物を還流温度に加熱
して3時間保持した。次に混合物にリン酸を添加してや
や酸性にすることで失活した後、微量のオクタン酸希土
類で混合物を安定化し、固形分は約73.3重量%に調
節した。実施例8 ビニル含有ポリジメチルシロキサンガム[概略構造MD
7000 Vi 14M(但し7000は概略値)、ビニル約
0.083重量%]20重量部と揮発分除去処理したシ
ラノール含有MQ樹脂80重量部とを含有する塩基で触
媒した反応混合物の生成物。揮発分除去処理したMQシ
ロキサン樹脂溶液は実施例5に記載した手順に従って調
製する。この混合物は、揮発分除去処理したトルエン中
固形分60%のMQ樹脂800g、ビニルガム120
g、トルエン80g、および触媒として10%NaOH
を0.24g含有していた。混合物を還流温度に加熱し
て3時間保持した。次に混合物にリン酸を添加してやや
酸性にすることで失活した後、微量のオクタン酸希土類
で混合物を安定化し、25℃の粘度約2900cps、
固形分約72重量%に調節した。
【0033】実施例9 シリコーン接着剤組成物 感圧接着剤用の硬化性シリコーン組成物を、実施例5で
調製したシリコーン組成物30.62g、線状水素化シ
リコーン流体2.20g、ビニルシロキサン樹脂(トル
エン溶液中固形分60%、MMViQ構造、ビニル2.7
重量%)1.30g、シロキサン樹脂に富む強化材溶液
(固形分72.4%、25℃で2840cps)2.7
1g、および触媒量のPtの配合で調製した。
【0034】この触媒を含む接着剤混合物を1ミル厚の
ポリイミドフィルム上に塗布することによって1.5〜
2.0ミル厚の接着剤を調製した後、170℃で3分間
硬化させた。得られた接着剤は滑らかで均一な仕上がり
であり、優れた接着特性をもっていた。0.5cmプロ
ーブを備えたポリケン・プローブ・タック・テスター(P
olyken Probe Tack Tester) を用い、ASTM D−1
000に従って滞留時間1秒、接触圧1000g/cm
2 、速度1cm/秒、プローブタック25.5オンス/
インチとして、スチールプレートに対する180°剥離
接着強さを測定したところ532g/cm2 であった。
また、この接着剤は500°F、死荷重1kg、24時
間の重ね剪断試験に合格した。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)R3 SiO1/2 単位およびSiO
    4/2 単位からなるシロキサン樹脂または樹脂状コポリマ
    ー(ただし、Rは各々独立して1〜約6個の炭素原子を
    有する一価の炭化水素基であり、この樹脂状コポリマー
    は当該コポリマーの総重量を基準にして約0.2〜約
    5.0重量%のヒドロキシル基を含んでいる)約50〜
    約90重量部、 (ii)25℃で少なくとも3,000センチポイズの粘
    度を有するアルケニル含有ジオルガノポリシロキサン1
    0〜50重量部、および、 (iii)任意成分としての有機溶媒0〜約40重量部を
    含むシリコーン組成物。
  2. 【請求項2】 (A)(i)R3 SiO1/2 単位および
    SiO4/2 単位からなるコポリマー(ただし、Rは各々
    独立して1〜約6個の炭素原子を有する一価の炭化水素
    基であり、この樹脂状コポリマーは当該コポリマーの総
    重量を基準にして約0.2〜約5.0重量%のヒドロキ
    シル基を含んでいる)の、吸湿性有機揮発分を実質的に
    含まない樹脂状シロキサン溶液、(ii)25℃で少なく
    とも3,000センチポイズの粘度を有するアルケニル
    含有ジオルガノポリシロキサン、および(iii)任意成
    分としての有機溶媒を混合し、 (B)撹拌しながらこの混合物を均質に分散させるのに
    充分な温度で混合物を均質化し、そして場合により、 (C)減圧下で撹拌しながら混合物をストリッピングに
    かけることによって混合物から揮発分を除去することを
    含む、安定で均質なシリコーン組成物の製造方法。
  3. 【請求項3】 さらに、塩基触媒の存在下で前記混合物
    を反応させる工程を含んでいる、請求項2記載の安定で
    均質なシリコーン組成物の製造方法。
  4. 【請求項4】 さらに、乾燥希釈溶媒を前記混合物に添
    加する工程を含んでいる、請求項2記載の安定で均質な
    シリコーン組成物の製造方法。
  5. 【請求項5】 (A)実質的に有機吸湿性物質を含まな
    いシロキサン樹脂または樹脂状コポリマーを調製する工
    程、 (B)前記有機吸湿性物質を含まない樹脂または樹脂状
    コポリマーをアルケニル含有オルガノポリシロキサンと
    混合する工程、 (C)撹拌しながらこの混合物を均質に分散させるのに
    充分な温度で混合物を均質化する工程、および (D)場合により、有機溶媒を添加する工程を含む、安
    定で均質なシリコーン組成物を製造する方法。
  6. 【請求項6】 さらに、塩基触媒を用いて前記混合物を
    縮合させる工程を含んでいる、請求項5記載の安定で均
    質なシリコーン組成物の製造方法。
  7. 【請求項7】 成分(i)が樹脂状コポリマーであり、
    Rがメチル基である、請求項1記載の組成物。
  8. 【請求項8】 成分(ii)が25℃で少なくとも10,
    000センチポイズの粘度を有するアルケニル含有オル
    ガノポリシロキサンである、請求項1記載の組成物。
  9. 【請求項9】 成分(ii)がビニル含有ポリジオルガノ
    シロキサンポリマーである、請求項1記載の組成物。
  10. 【請求項10】 成分(ii)がアルケニル含有ポリジメ
    チルシロキサンである、請求項1記載の組成物。
  11. 【請求項11】 成分(ii)がアルケニル含有ポリ(ジ
    メチル‐コ‐ジフェニル)シロキサンまたはアルケニル
    含有ポリ(ジメチル‐コ‐メチルフェニル)シロキサン
    である、請求項1記載の組成物。
  12. 【請求項12】 塩基触媒を、水酸化ナトリウム、水酸
    化カリウムまたはこれら塩基のシリル化された塩の中か
    ら選択する、請求項3記載の安定で均質なシリコーン組
    成物の製造方法。
  13. 【請求項13】 任意成分としての有機溶媒(iii)
    が、1〜20個の炭素を有する脂肪族炭化水素、250
    ℃未満の沸点を有するノルマルパラフィンおよびイソパ
    ラフィン、ならびに環式脂肪族炭化水素の中から選択さ
    れる非芳香族溶媒である、請求項1記載の組成物。
  14. 【請求項14】 任意成分としての有機溶媒を0〜約2
    0重量%含有する、請求項1記載の組成物。
  15. 【請求項15】 反応混合物を調製するための塩基触媒
    を、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムまたはこれらの
    シリル化された塩の中から選択する、請求項6記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 吸湿性有機揮発分の含量が好ましくは
    組成物の約2重量%未満である、請求項1記載の組成
    物。
  17. 【請求項17】 さらに熱安定剤を含んでいる、請求項
    1記載の組成物。
  18. 【請求項18】 前記熱安定剤が希土類金属のカルボン
    酸塩である、請求項17記載の組成物。
JP7038905A 1994-03-04 1995-02-28 固形分含量の高い安定なシリコーン組成物を製造する方法 Withdrawn JPH07310016A (ja)

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