JPH07309245A - 電動アクチュエータ装置 - Google Patents

電動アクチュエータ装置

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Publication number
JPH07309245A
JPH07309245A JP10283494A JP10283494A JPH07309245A JP H07309245 A JPH07309245 A JP H07309245A JP 10283494 A JP10283494 A JP 10283494A JP 10283494 A JP10283494 A JP 10283494A JP H07309245 A JPH07309245 A JP H07309245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric motor
ball screw
screw mechanism
housing
connecting member
Prior art date
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Pending
Application number
JP10283494A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Kurahashi
秀範 倉橋
Katsuyuki Nakajima
克幸 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP10283494A priority Critical patent/JPH07309245A/ja
Publication of JPH07309245A publication Critical patent/JPH07309245A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動アクチュエータの径方向寸法を小さくさ
せるとともにロータの回動性を向上させる。 【構成】 ナットスクリュー8の前記ボールネジ機構1
5から軸方向に所定距離離間した位置に小径部8aを形
成し、この小径部8aの外周にロータを構成する永久磁
石23を前記鉄芯22と空隙を介して取り付けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動アクチュエータ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】電動アクチュエータ装置は、例えば自動
車用の電動パワーステアリングとして用いられ、ステア
リングホイールの回転をピニオンを介してラックを形成
したシャフトスクリューに左右動として伝達し、このシ
ャフトスクリューの両端に連結したタイロッドを介して
車輪を転舵する際に、ステアリングシャフトの操舵トル
ク等を検出し、この検出値に基づいて電動機を駆動し、
この駆動力をシャフトスクリューにボールネジ機構を介
して伝達することでパワーアシストを行うものであり、
斯かる電動アクチュエータ装置としては、例えば特開昭
59−50864号公報に開示されるものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
59−50864号公報に開示される電動アクチュエー
タ装置は、別体のハウジング内に配設されているボール
ネジ機構と電動機のロータがシャフトスクリューの径方
向で重なるように構成されているため、各部品の精度の
ばらつき等に基づく組み付け誤差に起因してロータの回
動性が阻害されたり、ハウジングの径方向の寸法が大き
くなって大型化してしまう。
【0004】また、その構成からボールネジ機構内側の
ナットとシャフトスクリューに形成されたネジ溝との間
へのスチールボールの挿入及びそこからのスチールボー
ルの取り出しが行ない難く、メンテナンス性が良くない
という不都合を有する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、シャフトスクリューをハウジング内に摺動可能
に支持し、このハウジング内でシャフトスクリューの外
側に同軸状に電動機を配設し、この電動機の発生トルク
を一端部を回転軸受部材を介して前記ハウジング内に回
転自在に支持される筒状連結部材にてシャフトスクリュ
ーに伝達し、前記筒状連結部材の端部にボールネジ機構
を設け、このボールネジ機構を設けた箇所から軸方向に
離間した箇所に小径部を形成し、この小径部に電動機を
構成するロータを設けた。ここで、回転軸受部材はイン
ナレースを省略し、筒状連結部材の外周にベアリングの
移動体を直接接するのが好ましい。
【0006】
【作用】ボールネジ機構と電動機のロータとは筒状連結
部材の軸方向に離間して一体的に設けられ、筒状連結部
材は一端部においてインナレースのないベアリング(回
転回動部材)を介してハウジングに回転自在に支持され
る。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係る電動アクチュエ
ータ装置を電動パワーステアリング装置に適用したとき
の主要部分の断面図、図2はその電動機部分を示す拡大
図、図3はボールネジ機構の分解斜視図である
【0008】図中1はハウジングであり、このハウジン
グ1は絞り成形加工によって小径部1aと大径部1bと
傾斜部1cとからなる筒状に一体成形し、ハウジング1
内にはシャフトスクリュー2が挿入され、このシャフト
スクリュー2の両端はハウジング1およびギヤケース3
から左右に突出しその端部にタイロッド4が連結され、
シャフトスクリュー2が左右方向に移動することでタイ
ロッド4を介して左右の車輪が操向される。
【0009】前記ギヤケース3内には図示しないステア
リングホイールによって回転するステアリングシャフト
5が接続されるとともに操舵トルク検出機構が配置さ
れ、このステアリングシャフト5の下端にはピニオン6
を設け、このピニオン6を前記シャフトスクリュー2に
刻設したラック7に噛合せしめている。
【0010】前記シャフトスクリュー2の外周にはロー
タを構成する長尺筒状のナットスクリュー(筒状連結部
材)8を配設している。このナットスクリュー8の一端
外周には凹溝9を2列形成し、この凹溝9に移動体(ボ
ール)10が直接接触するインナレースのない複列ベア
リング(軸受部材)11を設け、ナットスクリュー8外
周ををインナレースとして使用している。
【0011】このベアリング11のアウタレース11a
外周はギヤケース3の端部内周に固着され、このギヤケ
ース3の端部外周には前記ハウジング1の一端(大径部
1b側)が固着される。なお、凹溝9、アウタレース1
1aおよび移動体10は荷重を受けながら高速のころが
り運動をするため、前記凹溝9表面は焼入れ処理をして
その硬さを高めている。
【0012】一方、前記ハウジング1の他端(小径部1
a側)は取付部材13およびブッシュ(摺動部材)14
を介してハウジング1内に挿入されたシャフトスクリュ
ー2に摺動自在に支持されている。
【0013】また、前記ナットスクリュー8の他端内周
にはボールネジ機構15を構成する駒式ナット部16が
刻設され、この駒式ナット部16とシャフトスクリュー
2に刻設したネジ溝17との間にスチールボール18を
保持する。このときも、駒式ナット部16、ネジ溝17
およびスチールボール18は荷重を受けながらころがり
運動をするため、駒式ナット16、ネジ溝17は焼入れ
処理を行ない表面の硬さを高めている。
【0014】この実施例の場合、前記駒式ナット部16
にはその下面にスチールボール18反転用の溝19aが
形成されたボール反転部材(デフレクター)19が矢印
方向から嵌め込まれ(図3(b)参照)、スチールボー
ル18の転動方向を反転させるようにしている。
【0015】なお、ボール反転部材19としては上記の
ようにデフレクターを駒式ナット部16に嵌め込むので
はなく、図3(a)に示すようにエンドキャップと呼ば
れる、溝19aを下面に形成した部材で構成しネジ19
bで止着するようにしてもよい。
【0016】さらに、ナットスクリュー8の外側と前記
大径部1bの内側の間に電動機20を配設している。こ
の実施例にあっては電動機20としてブラシレスタイプ
のものを適用している。この電動機20は大径部1bの
内周面にステータを構成する巻線21を巻回した鉄芯2
2を固着し、ナットスクリュー8の前記ボールネジ機構
15から軸方向に所定距離離間した位置に小径部8aを
形成し、この小径部8aの外周にロータを構成する永久
磁石23を前記鉄芯22と空隙を介して取り付けてい
る。
【0017】上述したブラシレスタイプの電動機20に
あってはブラシがないため永久磁石23の位置検出を行
ない、回転位置に応じた転流(巻線電流の切換え)タイ
ミングで電流を巻線21に供給する必要がある。このた
め、この実施例にあってはギヤケース3端部のフランジ
部3aに電動機駆動手段(図示せず)と接続される外部
接続部24および電動機20に接続される内部接続部2
5を一体的に設けるとともにハウジング1内部にロータ
の回転角検出手段を備えている。
【0018】回転角検出手段はロータを構成する永久磁
石23と対向する位置にホール素子31を取付け、この
ホール素子31により永久磁石23の位置検出を行なう
ことでロータの位置検出を行なうようにしている。な
お、26は前記検出検出後、増幅・波形整形等の信号処
理するためのIC基板である。
【0019】このように、ブラシレスタイプの電動機を
用いることで、ブラシの摩耗がなくなり、電動機の耐久
性が大幅に向上するとともに小型化を達成できる。
【0020】以上の構成において、ステアリングホイー
ルが操作されると操舵トルク検出機構等からの信号が図
示しない制御装置(ECU)に入力され、この入力値に
基づいて所定の処理が行われた後、電動機20を駆動す
る制御信号が電動機駆動手段に出力され、電動機20が
所定の転流タイミングで駆動制御される。
【0021】そして、電動機20が駆動されると、ナッ
トスクリュー8が回転し、このナットスクリュー8の回
転がボールネジ機構15を介してシャフトスクリュー2
に左右方向動(パワーアシスト)として伝達される。
【0022】図4は工作機械に適用する電動アクチュエ
ータ装置を示した別実施例に係る電動機部分の拡大図で
あり、同一部材には同一符号を符して示しその説明を省
略する。
【0023】この実施例においては、電動機20を収納
するハウジング1の一端はキャップ27で閉塞され、こ
のキャップ27に一体的に形成した接続部を介してホー
ル素子31で検出したロータ(永久磁石23)の位置に
基づいて巻線21に電力を供給する。この電動機20の
ロータを構成する筒状のナットスクリュー8は一端にニ
ードルベアリング28を介して、他端にボールネジ機構
15を介してハウジング1の内周に回動自在に支持され
ている。なお、32はブッシュ(摺動部材)を示す。
【0024】前記ボールネジ機構15には移動体(スチ
ールボール18)の転動方向の反転を行なうボール反転
部材19が設られるとともに、その外周に形成した凹溝
9に移動体10を直接接触させたインナレースのない複
列ベアリング(軸受部材)11が設けられる。このベア
リング11のアウタレース11aは、ハウジング1の他
端に嵌着された取付部材29に固着され、この取付部材
29はシャフトスクリュー2を回動自在に支持している
支持板30に固着されている。
【0025】以上において、制御装置の入力値に基づい
て決定された電力が所定の転流タイミングで電動機20
に供給されると、ロータが回転し、このロータの回転が
ボールネジ機構15を介してシャフトスクリューに左右
方向動として伝達される。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
電動機の発生トルクをボールネジ機構を介してシャフト
スクリューに伝達するようにした電動アクチュエータ装
置において、電動機の発生トルクの伝達を一端部を回転
軸受部材を介して前記ハウジング内に回転自在に支持さ
れる筒状連結部材を介して行い、この筒状連結部材の端
部にボールネジ機構を設け、このボールネジ機構を設け
た箇所から軸方向に離間した箇所に小径部を形成し、こ
の小径部に電動機を構成するロータを設けたので、電動
アクチュエータ装置の径方向寸法を小型化でき、ボール
ネジ機構へのスチールボールの挿入あるいは取り出しが
容易なメンテナンス性に優れたものとなる。
【0027】さらに、上記構成によれば従来に比べ各部
品の精度のばらつき等に基づく組み付け誤差が発生し難
くなり、ボールネジ機構や電動機を所定の位置に配設す
ることができるようになるため、ロータの回動を円滑と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動アクチュエータ装置を電動パ
ワーステアリング装置に適用したときの主要部分の断面
【図2】電動機部分を示す拡大図
【図3】ボールネジ機構の分解斜視図
【図4】別実施例に係る電動機部分の拡大図
【符号の説明】
1…ハウジング、2…シャフトスクリュー、8…ナット
スクリュー(筒状連結部材)、8a…ナットスクリュー
の小径部、11…ベアリング(回転軸受部材)、15…
ボールネジ機構、20…電動機、23…磁石(ロー
タ)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトスクリューをハウジング内に摺
    動可能に支持し、このハウジング内でシャフトスクリュ
    ーの外側に同軸状に電動機を配設し、この電動機の発生
    トルクをシャフトスクリューに伝達するようにした電動
    アクチュエータ装置において、前記電動機の発生トルク
    の伝達は一端部を回転軸受部材を介して前記ハウジング
    内に回転自在に支持される筒状連結部材を介してなさ
    れ、この筒状連結部材の端部にはボールネジ機構を設
    け、このボールネジ機構を設けた箇所から軸方向に離間
    した箇所に小径部を形成し、この小径部に電動機を構成
    するロータを設けたことを特徴とする電動アクチュエー
    タ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電動アクチュエータ装
    置において、前記回転軸受部材はインナレースを省略
    し、筒状連結部材の外周にベアリングの移動体を直接接
    するようにしたことを特徴とする電動アクチュエータ装
    置。
JP10283494A 1994-05-17 1994-05-17 電動アクチュエータ装置 Pending JPH07309245A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10283494A JPH07309245A (ja) 1994-05-17 1994-05-17 電動アクチュエータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10283494A JPH07309245A (ja) 1994-05-17 1994-05-17 電動アクチュエータ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07309245A true JPH07309245A (ja) 1995-11-28

Family

ID=14338038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10283494A Pending JPH07309245A (ja) 1994-05-17 1994-05-17 電動アクチュエータ装置

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JP (1) JPH07309245A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010161927A (ja) * 1999-02-13 2010-07-22 Trw Lucasvarity Electric Steering Ltd 電力支援ステアリング・システムに関する改良

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010161927A (ja) * 1999-02-13 2010-07-22 Trw Lucasvarity Electric Steering Ltd 電力支援ステアリング・システムに関する改良

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030804