JPH07309190A - エアバッグドア部を一体に有する車両内装材およびその製造方法 - Google Patents

エアバッグドア部を一体に有する車両内装材およびその製造方法

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JPH07309190A
JPH07309190A JP6129623A JP12962394A JPH07309190A JP H07309190 A JPH07309190 A JP H07309190A JP 6129623 A JP6129623 A JP 6129623A JP 12962394 A JP12962394 A JP 12962394A JP H07309190 A JPH07309190 A JP H07309190A
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JP
Japan
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door
airbag
vehicle interior
skin
opening
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JP6129623A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yokoi
泰士 横井
Yasuhiro Nakai
康宏 中井
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Inoac Corp
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Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期使用時にもエアバッグドア部の表皮材周
囲で亀裂のおそれがなく、しかも製造も容易になるエア
バッグドア部を一体に有する車両内装材およびその製造
方法を提供する。 【構成】 表皮材20の裏側に発泡体30を設けてな
る、エアバッグドア部を一体に有する車両内装材におい
て、表皮材20は、所定部に、略方形のエアバッグ展開
用開口部21と、該開口部の対向する一組の辺21aか
ら伸びる略方形の片の先端辺および両側辺に裏側へ折れ
曲がったシール用周壁面23a,23bを有する観音開
き可能な一組のドア表皮片22,22とが形成されて、
前記開口部の略中央位置で前記ドア表皮片のシール用周
壁面23a,23aが互いに当接するとともに、前記開
口部の内縁に前記シール用周壁面23b,23bが当接
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エアバッグドア部を
一体に有する車両内装材およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、図7に示されるように、自動車の
インストルメントパネル50などの車両内装材にあって
は、助手席側にエアバッグドア部51を一体に有するも
のが用いられることがある。この車両内装材は、所定の
形状に形成された表皮材52の裏面に、エアバッグドア
部51の周囲に沿って薄肉のノッチ部53が設けられる
とともに、発泡体55が一体に形成されてなる。前記エ
アバッグドア部51は、自動車衝突時に車両内装材の内
側にあるエアバッグ(図示せず)の膨張によって、前記
ノッチ部53で破断して開く。そのエアバッグドア部5
1が開いた部分はエアバッグ展開用開口部54を形成
し、膨張したエアバッグが前記エアバッグ展開開口部5
4から車室内に展開される。
【0003】ところで、前記エアバッグドア部51を一
体に有する車両内装材にあっては、表皮材のノッチ部5
3における厚みが他部よりも薄くなるため、当該ノッチ
部53の物性が他部の物性よりも劣り、長期使用時に表
皮材のノッチ部53から亀裂を生じるおそれがある。
【0004】そのため、車両内装材にエアバッグ展開用
開口部を設け、その開口部に別部材からなるエアバッグ
ドアを嵌めることも考えられているが、その場合には車
両内装材とは別にエアバッグドアを成形しなければなら
ない問題、さらにはそのエアバッグドアをエアバッグ展
開用開口部に正しく取り付ける必要があるなどの問題が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は前記
の点に鑑みてなされたもので、長期使用時にもエアバッ
グドア部の周囲で表皮材に亀裂のおそれがなく、しかも
製造も容易になるエアバッグドア部を一体に有する車両
内装材およびその製造方法を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】ここで提案される発明に
は二つある。第一の発明はエアバッグドア部を一体に有
する車両内装材であり、第二の発明は第一発明にかかる
車両内装材の製造方法である。
【0007】すなわち、第一の発明は、表皮材の裏側に
発泡体を有して、所定部がエアバッグドア部になった、
エアバッグドア部を一体に有する車両内装材において、
前記表皮材が、前記エアバッグドア部に対応する部分
に、略方形のエアバッグ展開用開口部と、該開口部の対
向する一組の辺から伸びる略方形の片の先端辺および両
側辺に裏側へ折れ曲がったシール用周壁面の形成された
観音開き可能な一組のドア表皮片とを有し、前記開口部
の略中央位置で前記先端辺のシール用周壁面が互いに当
接するとともに、前記両側辺のシール用周壁面が前記開
口部の内縁に当接することにより、前記開口部がドア表
皮片で閉じられていることを特徴とする。
【0008】また、第二の発明は、表皮材の裏側に発泡
原料を充填して、エアバッグドア部を一体に有する車両
内装材を製造する方法において、前記エアバッグドア部
に対応する部分に、略方形のエアバッグ展開用開口部
と、該開口部の対向する一組の辺から伸びる略方形の片
の先端辺および両側辺に裏側へ折れ曲がったシール用周
壁面の形成された観音開き可能な一組のドア表皮片とを
有する表皮材を用い、前記開口部の略中央位置で前記ド
ア表皮片の先端辺のシール用周壁面を互いに当接させる
とともに、前記ドア表皮片の両側辺のシール用周壁面を
前記開口部の内縁に当接させることにより前記開口部を
ドア表皮片で閉じ、その後に前記表皮材の裏側に発泡原
料を充填し発泡させることを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明の車両内装材は、エアバッグ展開用開
口部に観音開き可能に形成されている一組のドア表皮片
部分が、車両内装材の内側に設けられるエアバッグの膨
張により裏側から押圧されて開き、それによりエアバッ
グ展開用開口部が開く。それに対し、平常時すなわちエ
アバッグの非膨張時には、一組のドア表皮片の三辺に形
成されているシール用周壁面が、先端辺で互いに当接
し、かつ両側辺において前記エアバッグ展開用開口部の
内縁に当接して、ドア表皮片間の隙間およびドア表皮片
とエアバッグ展開用開口部の内縁との隙間をなくし、外
観を良好にする。また、前記表皮材には、ドア表皮片部
分に破断用のノッチ部がないため、車両内装材の長期使
用時にノッチ部から亀裂を生じるおそれがない。
【0010】一方、車両内装材の製造方法においては、
前記エアバッグ展開用開口部の略中央位置で、前記ドア
表皮片の先端辺のシール用周壁面を互いに当接させると
ともに、前記開口部の内縁に両側辺のシール用周壁面を
当接させて前記両ドア表皮片で開口部を閉じ、その状態
で表皮材の裏側に発泡原料を充填するため、前記ドア表
皮片の周縁がシール用周壁面によりシールされ、発泡原
料の漏出が防止される。また、両ドア表皮片を閉じるだ
けでエアバッグ展開用開口部に正しくセットできるた
め、位置ずれなどがない。さらに、ドア表皮片の周縁に
は裏側へ折れ曲がった前記シール用周壁面が存在するた
め、表皮材の裏側で発泡形成された発泡体は、前記ドア
表皮片周縁のシール用周壁面部分で分断され、あるいは
シール用周壁面が食い込んでその部分で薄肉となる。そ
の結果、エアバッグ膨張時に前記ドア表皮片の周縁部分
で発泡体が破断し易くなる。
【0011】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の車両内装材の一例についてそ
の要部を断面で示す斜視図、図2は表皮材成形時の一例
を示す斜視図、図3はその3−3線における断面図、図
4は図2の4−4線における断面図、図5はドア表皮片
およびエアバッグ展開用開口部を設けた表皮材の一例に
ついてその要部を示す斜視図、図6はその表皮材を用い
た車両内装材の製造方法の一例を示す断面図である。
【0012】図1に示されるように、この発明の車両内
装材10は、表皮材20の裏側に発泡体30が形成され
ていて、所定部にエアバッグドア部11を一体に有す
る。
【0013】表皮材20は軟質塩化ビニールなどの表皮
材成形用シートから形成されたもので、前記エアバッグ
ドア部11に相当する部分は、エアバッグドア部11の
ための表皮材を構成している。
【0014】この表皮材20の前記エアバッグドア部1
1に相当する部分には、略方形に形成されたエアバッグ
展開用開口部21が設けられ、該開口部21の対向する
一組の辺21a,21aから、それぞれ前記エアバッグ
展開用開口部21を覆って伸びる一組のドア表皮片2
2,22が形成されている。また、この実施例では前記
開口部21の残りの辺21b,21bは凹溝形状とさ
れ、その凹溝形状部の底部に後記するドア表皮片の両側
辺のシール用周壁面23bが当接する。それによりその
当接部が露出し難くなり、エアバッグドア部の周囲の美
観が向上する。
【0015】前記ドア表皮片22,22は略方形に形成
され、前記開口部21の21a,21aに対応する基部
をヒンジとして観音開き可能になっている。このドア表
皮片22,22は、前記エアバッグ展開用開口部21の
略中央位置で先端辺(基部とは反対側の辺)が互いに当
接し、当該エアバッグ展開用開口部21を閉じている。
なお、本例において、前記ドア表皮片22,22の基部
には、表皮材裏面側へ凹状に屈曲した凹状屈曲部25が
設けられている。この凹状屈曲部25は前記ヒンジ効果
を良好にするためのもので、前記ドア表皮片22,22
の開きをスムーズにかつ速やかに行なう。
【0016】また、前記ドア表皮片22,22の先端辺
と両側辺には、裏側へ折れ曲がったシール用周壁面23
a,23bが形成されている。この先端辺のシール用周
壁面23aは、前記エアバッグ展開用開口部21の略中
央位置で互いに当接し、また前記両側辺のシール用周壁
面23bはエアバッグ展開用開口部21の側部の辺21
b,21bの内縁24と当接することにより、ドア表皮
片22,22の周囲をシールする。そのシールによっ
て、表皮材裏側に発泡体30を形成する際、その発泡原
料がエアバッグ展開用開口部21の内縁24とドア表皮
片22,22との隙間およびドア表皮22,22間の隙
間から表皮外に漏れ出すのを防ぐ。さらに、前記隙間か
ら内部の発泡体30が見えるのを防ぎ、エアバッグドア
部周囲の美観低下を防ぐ。
【0017】このように、前記ドア表皮片22,22
は、先端辺のシール用周壁面23a,23a部分におい
て互いに当接し、また両側辺のシール用周壁面23b,
23b部分においてエアバッグ展開用開口部21の内縁
24と当接しており、それらの部分では切断されている
ため、破断用ノッチなどの薄肉部を表皮材20に設けな
くてもエアバッグ膨張時にエアバッグドアのスムーズな
開口を確保できる。したがって前記ノッチなどの薄肉に
よる物性低下を生じたり、その物性低下により表皮材に
亀裂を生じるおそれがない。
【0018】表皮材20の裏側に設けられた発泡体30
は、前記ドア表皮片22周縁のシール用周壁面23a,
23bが食い込んだ状態となって、その部分で薄肉とな
っている。そのため、発泡体30は、エアバッグ膨張時
に裏面側から押圧されて、前記シール用周壁面23a,
23b部分の薄肉部で破断し、前記ドア表皮片22,2
2と一体のドアとして開く。なお、前記発泡体30の裏
側に基材(図示せず)が配されることもある。その基材
は、前記シール用周壁面23a,23bに沿う部分に薄
肉部(図示せず)あるいは切断部を設け、またドア表皮
片22,22の基部の凹状屈曲部25に沿う部分にヒン
ジを形成したものとされ、エアバッグ膨張時に発泡体3
0およびドア表皮片22,22と一体のドアとして開く
構造とされる。
【0019】次に、前記車両内装材の製造方法の一例に
ついて説明する。まず、前記表皮材20を成形する。そ
の成形は、軟質塩化ビニールなどからなる表皮材成形用
シートを、所定の形状に成形し、その後所定部を後記の
ように切断することにより行う。前記表皮材20の成形
例を図2ないし図4に示す。表皮材成形用シート20S
は、真空成形、熱プレス成形などにより、前記エアバッ
グドア部11を構成する所定部20aが表面側へ膨出し
た形状に形成される。その膨出形状は、側面形状が頂点
にV溝26を有する略三角形とされ、また平面形状が前
記V溝26を中央に有して前記エアバッグ展開用開口部
21の形状を規定する略方形に形成されている。
【0020】このV溝26は、前記所定部20aを上下
一組のドア表皮片22,22に区画するとともに、前記
ドア表皮片22,22の先端辺のシール用周壁面23a
を形成するためのもので、前記開口部21の上下の辺2
1a,21aに平行に設けられる。なお、前記V溝26
は、図4に示す傾斜面26aの屈曲角度aが鈍角となる
ように設けるのが好ましい。そうすることにより、後に
ドア表皮片22,22がエアバッグ展開開口部21を閉
じた際に、シール用周壁面23a,23aが互いに確実
に当接するようになる。図中の符号25は前記ドア表皮
片22,22の基部に設けられた凹状屈曲部である。ま
た前記開口部21の側部の辺21b,21bは、凹溝形
状にされている。
【0021】前記膨出形状に成形された表皮材成形用シ
ート20Sは、図5に示されるように、V溝26がその
底部27で切断される。そして、所定部20aの側面
が、図のように前記底部27を頂点とする略三角形状に
切除される。それにより、エアバッグ展開用開口部21
が形成されるとともに、その向かい合う上下の辺21
a,21aから伸びる観音開き可能な一組のドア表皮片
22,22が、先端辺にシール用周壁面23a、両側辺
にシール用周壁面23bを有する形状に形成されて、前
記の表皮材20が得られる。
【0022】前記ドア表皮片22,22は、側面形状が
三角形として表面側へ膨出した前記所定部20aを切断
して形成されたものであるため、二つのドア表皮片2
2,22の基部と先端間の長さの和は、エアバッグ展開
用開口部21の上下の二辺21a,21a間の距離より
も長くなる。それにより、エアバッグ展開用開口部21
をドア表皮片22,22で閉じた際に、エアバッグ展開
用開口部21の中央位置で両ドア表皮片22,22のシ
ール用周壁面23a,23aが確実に当接するようにな
る。なお、前記両側辺のシール用周壁面23bの基部2
8は、適宜切断されて、ドア表皮片22,22によるエ
アバッグ展開用開口部21の閉じを容易にする。また、
前記基部28が切断されない場合、基部28はドア表皮
片22,22がエアバッグ展開用開口部21を閉じる際
に折り畳まれる。
【0023】このようにして、不要な部分が切断除去さ
れた表皮材20を、図6に示されるように、所定の車両
内装材形状のキャビティを有する成形型40に配置す
る。この成形型40の型面には、図示しない機外の真空
ポンプなどに連結された多数の吸引孔41が設けられて
おり、前記型面に配置された表皮材20を型面上に吸着
して固定するようになっている。
【0024】その際、前記表皮材20はドア表皮片2
2,22により、エアバッグ展開用開口部21が閉じら
れ、ドア表皮片先端の対向するシール用周壁面23aが
互いに当接し、かつ図1などに示した両側部のシール用
周壁面23bがエアバッグ展開用開口部21の内縁24
に当接して、前記エアバッグ展開用開口部21が密封さ
れる。しかる後、前記表皮材20の裏側に発泡原料Pが
充填され、前記表皮材20と一体に発泡体30を形成す
ることにより、前記エアバッグドア部11が一体に形成
された車両内装材10が得られる。この方法によれば、
エアバッグドア部の別成形および嵌め込みなどの工程も
不要となるので、製造が容易である。
【0025】また、図に示されるように、互いに当接す
るシール用周壁面23a,23aの端部をウレタンテー
プTによって包めば、前記表皮材20内側からの発泡原
料Pの漏れを、より確実に防止することができる。この
ウレタンテープTは、発泡原料Pが含浸して発泡体30
と一体となるため、エアバッグドアの展開時に破断して
周囲に飛散するのを防ぐことができる。なお、前記発泡
体30の裏側に基材を設けた車両内装材を製造するに
は、前記成形型40の上型型面(図示せず)に基材を配
置して発泡原料Pの発泡を行なえばよい。
【0026】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
エアバッグドア部を一体に有する車両内装材およびその
製造方法によれば、表皮材にエアバッグドア用のノッチ
などを設ける必要がないので、その部分で物性低下がな
く、長期使用時にもエアバッグドア部周囲で表皮材に亀
裂などの発生するおそれがない。また、エアバッグドア
を別成形して嵌め込むなどの作業も不要で、かかるエア
バッグドア部を一体に有する車両内装材を簡単かつ外観
良好に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の車両内装材の一例について、その要
部を断面で示す断面図である。
【図2】表皮材の成形時の一例を示す斜視図である。
【図3】その3−3線における断面図である。
【図4】図2の4−4線における断面図である。
【図5】ドア表皮片およびエアバッグ展開用開口部を設
けた表皮材の一例を示す要部の斜視図である。
【図6】この表皮材を用いた車両内装材の製造方法の一
例を示す断面図である。
【図7】一般的なエアバッグドア部を一体に有する車両
内装材の要部を断面で示した斜視図である。
【符号の説明】
10 車両内装材 11 エアバッグドア部 20 表皮材 21 エアバッグ展開用開口部 22 ドア表皮片 23 シール用周壁面 24 内縁 25 凹状屈曲部 26 V溝 30 発泡体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表皮材の裏側に発泡体を有して、所定部
    がエアバッグドア部になった、エアバッグドア部を一体
    に有する車両内装材において、 前記表皮材が、前記エアバッグドア部に対応する部分
    に、略方形のエアバッグ展開用開口部と、該開口部の対
    向する一組の辺から伸びる略方形の片の先端辺および両
    側辺に裏側へ折れ曲がったシール用周壁面の形成された
    観音開き可能な一組のドア表皮片とを有し、 前記開口部の略中央位置で前記先端辺のシール用周壁面
    が互いに当接するとともに、前記両側辺のシール用周壁
    面が前記開口部の内縁に当接することにより、前記開口
    部がドア表皮片で閉じられていることを特徴とするエア
    バッグドア部を一体に有する車両内装材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ドア表皮片の基部に
    凹状屈曲部が形成されているエアバッグドア部を一体に
    有する車両内装材。
  3. 【請求項3】 表皮材の裏側に発泡原料を充填して、エ
    アバッグドア部を一体に有する車両内装材を製造する方
    法において、 前記エアバッグドア部に対応する部分に、略方形のエア
    バッグ展開用開口部と、該開口部の対向する一組の辺か
    ら伸びる略方形の片の先端辺および両側辺に裏側へ折れ
    曲がったシール用周壁面の形成された観音開き可能な一
    組のドア表皮片とを有する表皮材を用い、前記開口部の
    略中央位置で前記ドア表皮片の先端辺のシール用周壁面
    を互いに当接させるとともに、前記ドア表皮片の両側辺
    のシール用周壁面を前記開口部の内縁に当接させること
    により前記開口部をドア表皮片で閉じ、 その後に前記表皮材の裏側に発泡原料を充填し発泡させ
    ることを特徴とするエアバッグドア部を一体に有する車
    両内装材の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、表皮材は、表皮材成
    形用シートの所定部を、側面形状が頂点にV溝を有する
    略三角形、平面形状が前記V溝を中央に有する略方形と
    なるように表面側へ膨出させた後、前記V溝底部に沿っ
    て切断し、かつ前記所定部の側面を略三角形に切除する
    ことにより、ドア表皮片およびエアバッグ展開用開口部
    を形成してなることを特徴とするエアバッグドア部を一
    体に有する車両内装部材の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において、ドア表皮片
    の基部に凹状屈曲部を設けたことを特徴とするエアバッ
    グドア部を一体に有する車両内装部材の製造方法。
JP6129623A 1994-05-18 1994-05-18 エアバッグドア部を一体に有する車両内装材およびその製造方法 Pending JPH07309190A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113352891A (zh) * 2021-08-11 2021-09-07 深圳市九洲卓能电气有限公司 一种新能源车辆用仪表板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113352891A (zh) * 2021-08-11 2021-09-07 深圳市九洲卓能电气有限公司 一种新能源车辆用仪表板

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