JPH07308899A - 打抜機における雌型構造 - Google Patents

打抜機における雌型構造

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JPH07308899A
JPH07308899A JP6126796A JP12679694A JPH07308899A JP H07308899 A JPH07308899 A JP H07308899A JP 6126796 A JP6126796 A JP 6126796A JP 12679694 A JP12679694 A JP 12679694A JP H07308899 A JPH07308899 A JP H07308899A
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JP
Japan
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female
female die
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die
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JP6126796A
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English (en)
Inventor
Isamu Katayama
勇 片山
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KATAYAMA NUKIGATA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
KATAYAMA NUKIGATA SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 簡単に加工でき、また、摩耗した場合でも、
摩耗部分のみを交換でき、コストダウンを図れる打抜機
における雌型構造を提供する。 【構成】 抜型と雌型を圧接してシート材を所望形状に
打ち抜く打抜機において、雌型31を、罫が挿入される
凹溝33が形成された雌型本体35と、切断刃が当接す
る箇所に取着され受け面41を構成する高い硬度の薄板
状の受け刃部材37とで構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は打抜機における雌型の構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の打抜機における抜型及び雌
型部分の要部断面正面図、図4は打抜機により打ち抜か
れた煙草の収納箱用の片体を示す。打抜機では、雌型1
上に合成樹脂製フィルムや薄紙、厚紙等のシート材3が
載置され、上方から抜型5が下降し、これにより、図4
に示すように、所望の箇所に切れ線7や折れ線9等が形
成された所望形状の片体11が得られる。抜型5には切
断刃13や罫15が埋め込み固定され、雌型1には罫1
5の挿入用の凹溝17が形成され、切れ線7は、切断刃
13の先端が雌型1の上面である受け面14に圧接する
ことで形成され、また、折れ線9は、罫15の先部が凹
溝17内に挿入することで形成される。
【0003】打抜機は、例えば、上部スライダ21に取
り付けられるチェース23と、下部定盤25に取り付け
られるデッドプレート27とを備え、抜型5はチェース
23に取り付けられ、雌型19はデッドプレート27に
取り付けられる。前記チェース23は、打抜機の上部ス
ライダ21に精度良く位置決め固定される汎用治具の一
つであり、デッドプレート27は、打抜機の下部定盤2
5に精度良く位置決め固定される汎用治具の一つであ
る。打抜機の下部定盤25上には、標準使用として約5
mmの鉄板が取り付けられているが、デッドプレート27
はこの鉄板を取り外して下部定盤25に取り付けられ
る。そして、取り外す鉄板の厚みが約5mmであることか
ら、デッドプレート27は約3.5mmの厚みで形成さ
れ、また雌型1は1.5mmの厚みで形成され、雌型1の
厚みは薄く、カウンタープレートとも呼ばれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この厚みの薄い雌型1
は、切断刃13の先端が圧接される関係上、高硬度なス
テンレス鋼板等のような硬度が非常に高い(HRC50
°前後)材料を選定しなければならない。そのため、雌
型1に罫挿入用の凹溝17を形成するにはマシニングセ
ンター等による切削加工を要し、その加工は時間が掛か
り面倒で、雌型1のコストがかさむ等の不具合があっ
た。更に、雌型1には切断刃13が圧接される関係上、
使用回数が増えるにつれて切断刃13が圧接される箇所
は摩耗により窪むが、このように窪みが生じた場合に
は、切れ不良となるため、雌型1全体を交換しなければ
ならず、コストがより一層かさむ不具合があった。本発
明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の
目的は、簡単に加工でき、また、摩耗により窪みが生じ
た場合でも、雌型の摩耗部分のみを交換でき、コストダ
ウンを図れる打抜機における雌型構造を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、切断刃と罫が固定された抜型と、前記切断刃
が当接される受け面と前記罫が挿入される凹溝を有する
雌型との間にシート材を配置し、抜型と雌型を圧接して
シート材を所望形状に打ち抜く打抜機において、前記雌
型は、前記凹溝が形成された雌型本体と、前記切断刃が
当接する前記雌型本体箇所に取着され前記受け面を構成
する高い硬度の薄板状の受け刃部材とで構成されている
ことを特徴とする。また、本発明は、前記受け刃部材が
接着剤により雌型本体に取着されていることを特徴とす
る。また、本発明は、前記雌型本体に、前記切断刃が当
接する箇所に沿って凹溝が形成され、前記受け刃部材は
前記凹溝内に配設されていることを特徴とする。また、
本発明は、前記雌型本体が塩化ビニールやベークライト
等のような合成樹脂により形成され、前記受け刃部材
が、金属製薄板により形成されていることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】雌型は、雌型本体と、この雌型本体に取着され
る受け刃部材とで構成され、雌型本体及び受け刃部材は
共に簡単に加工できで、雌型のコストダウンを図ること
が可能となる。また、切断刃との接触により受け面が摩
耗してきた場合であっても、受け刃部材のみを交換すれ
ば足り、雌型のコストダウンを図る上で有利となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の雌型の要部断面正面図、図2は雌
型の要部平面図を示す。従来部材と同一の箇所、部材に
同一の符号を付して説明すると、本発明に係る雌型31
は下部定盤25上のデッドプレート27に位置決めされ
て取り付けられており、その厚みは1.5mmである。雌
型31は、前記罫15が挿入される凹溝33が形成され
た雌型本体35と、この雌型本体35に取着された受け
刃部材37とで構成され、図2中、斜線部分は受け刃部
材37を示す。
【0008】前記雌型本体35の材料としては、工作機
械により簡単に切削加工でき、また、罫15の凹溝33
への挿入時にシート材3に折れ線9を形成できる程度の
硬度を備えたものが用いられ、実施例では、塩化ビニー
ルやベークライト等のような合成樹脂で形成されてい
る。前記凹溝33は、折れ線9に対応した箇所に形成さ
れ、この凹溝33に罫15が挿入されることで折れ線9
が形成される。
【0009】前記受け刃部材37は、硬度が非常に高い
(HRC50°前後)ステンレス等のような鋼板により
形成され、幅が3mmで、厚みが0.3mm〜0.5mmであ
る。この実施例では、受け刃部材37は雌型本体35に
形成された凹溝39内に接着剤40を介して嵌め込ま
れ、その上面、すなわち受け面41を雌型本体35の上
面に合致させて取り付けられている。前記凹溝39の幅
は、受け刃部材37が嵌め込まれる寸法で形成され、ま
た、深さは、受け刃部材37の厚みと接着剤40の厚み
を加えた寸法に対応した寸法で形成されている。前記受
け刃部材37は、切断刃13の延在方向に対応した形状
で雌型本体35上面に延在し、受け刃部材37はレーザ
ーにより所望の形状に切断加工されている。尚、この受
け刃部材37はその配置形状に対応して複数の分割体に
より構成されているが、その配置形状によっては単一の
部材により構成することも可能である。前記受け刃部材
37で前記凹溝33に干渉する箇所には、図2に示すよ
うに、切り欠き43がレーザーにより切断加工されてい
る。また、切れ線7を途中で中断させる部分には、受け
刃部材37の端部37Aの間に隙間45を設け、切断刃
13が下降してもシート材3に切れ線7が形成されない
ようにしている。
【0010】本実施例は前記のように形成したので、雌
型31上に合成樹脂製フィルムや薄紙、厚紙等のシート
材3が載置され、上方から抜型5が下降し、切断刃13
の先端が受け刃部材37の受け面41に圧接することで
切れ線7が形成され、また、罫15が凹溝33内に挿入
することで折れ線9が形成され、これにより所望形状の
シート材3が得られる。そして、雌型31は、加工が簡
単になされる雌型本体35と、加工が簡単になされ前記
雌型本体35に接着される受け刃部材37とで構成され
ているので、従来のように単一の鋼板から雌型を形成す
る場合に較べて、雌型31のコストダウンを図ることが
可能となる。また、受け刃部材37の受け面41が切断
刃13との接触により摩耗してきた場合であっても、受
け刃部材37のみを交換すれば足り、従来のように雌型
全体を交換する場合に較べてコストダウンを図る上で有
利となる。尚、罫15の凹溝33への挿入時、シート材
3により凹溝33の角部が摩耗することが考えられる
が、切断刃13による受け面41の摩耗に較べると、凹
溝33の角部の摩耗は問題にならない程極めて少ない。
【0011】また、切れ線7を途中で中断させる場合、
従来では切断刃13にツナギというきず(切断刃の部分
をつぶす)を付ける作業を要し、この部分から切断刃1
3が折れる等の不具合があったが、本実施例では、受け
刃部材37の端部37Aの間に隙間45を設ければ足
り、切断刃13にきずを付けることなく、切れ線7が途
中で中断する部分を簡単に形成できる。更に、接着剤4
0として弾性を有するものを用いれば、切断刃13が受
け刃部材37の受け面41に圧接する際、接着剤40層
が圧縮されることで受け刃部材37が変位できるので、
抜型5側の切断刃13に発生しているひずみを吸収で
き、シート材3を確実に打ち抜くことが可能となる。
【0012】尚、実施例では、デッドプレート27を用
いて雌型31を打抜機に取り付ける場合について説明し
たが、雌型を打抜機の上プレス板や下プレス板に直接取
り付ける場合にも、また、雌型の厚みの大小に拘わらず
本発明は無論適用される。
【0013】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、切断刃と罫が固定された抜型と、前記切断刃が当接
される受け面と前記罫が挿入される凹溝を有する雌型と
の間にシート材を配置し、抜型と雌型を圧接してシート
材を所望形状に打ち抜く打抜機において、前記雌型を、
前記凹溝が形成された雌型本体と、前記切断刃が当接す
る前記雌型本体箇所に取着され前記受け面を構成する高
い硬度の薄板状の受け刃部材とで構成した。そのため、
雌型を簡単に加工でき、雌型のコストダウンを図れ、ま
た、切断刃との接触により受け面が摩耗してきた場合で
あっても、受け刃部材のみを交換すれば足り、雌型のコ
ストダウンをより一層図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の雌型の要部断面正面図である。
【図2】本発明の雌型の要部平面図である。
【図3】従来の打抜機における抜型及び雌型部分の要部
断面正面図である。
【図4】打抜機により打ち抜かれた煙草の収納箱用の片
体の展開図である。
【符号の説明】
1,31 雌型 3 シート材 5 抜型 7 切れ線 9 折れ線 13 切断刃 14,41 受け面 15 罫 17,33,39 凹溝 35 雌型本体 37 受け刃部材 40 接着剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断刃と罫が固定された抜型と、前記切
    断刃が当接される受け面と前記罫が挿入される凹溝を有
    する雌型との間にシート材を配置し、抜型と雌型を圧接
    してシート材を所望形状に打ち抜く打抜機において、 前記雌型は、 前記凹溝が形成された雌型本体と、 前記切断刃が当接される前記雌型本体箇所に取着され前
    記受け面を構成する高い硬度の薄板状の受け刃部材とで
    構成されている、 ことを特徴とする打抜機における雌型構造。
  2. 【請求項2】 前記受け刃部材は接着剤により雌型本体
    に取着されている請求項1記載の打抜機における雌型構
    造。
  3. 【請求項3】 前記雌型本体には、前記切断刃が当接す
    る箇所に沿って凹溝が形成され、前記受け刃部材は前記
    凹溝内に配設されている請求項1または2記載の打抜機
    における雌型構造。
  4. 【請求項4】 前記雌型本体は塩化ビニールやベークラ
    イト等のような合成樹脂により形成され、前記受け刃部
    材は、金属製薄板により形成されている請求項1,2ま
    たは3記載の打抜機における雌型構造。
JP6126796A 1994-05-17 1994-05-17 打抜機における雌型構造 Pending JPH07308899A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010194674A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Make A Box:Kk 打抜機の受け型
CN110561551A (zh) * 2019-09-27 2019-12-13 立华彩印(昆山)有限公司 一种用于上下盖盒的模切、击凹工艺合一的刀模结构

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010194674A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Make A Box:Kk 打抜機の受け型
CN110561551A (zh) * 2019-09-27 2019-12-13 立华彩印(昆山)有限公司 一种用于上下盖盒的模切、击凹工艺合一的刀模结构

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