JPS5929773Y2 - プレス打抜き型用ポンチ - Google Patents
プレス打抜き型用ポンチInfo
- Publication number
- JPS5929773Y2 JPS5929773Y2 JP7996280U JP7996280U JPS5929773Y2 JP S5929773 Y2 JPS5929773 Y2 JP S5929773Y2 JP 7996280 U JP7996280 U JP 7996280U JP 7996280 U JP7996280 U JP 7996280U JP S5929773 Y2 JPS5929773 Y2 JP S5929773Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- punch
- die
- chamfer
- punching
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Punching Or Piercing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、斜め穴打抜き用プレス打抜き型のポンチ形
状の改良に関する。
状の改良に関する。
従来用いられている斜め穴抜き用プレス打抜き型には型
あたりが起るため型寿命が極めて短いという欠点があり
、これが改良型も試用され型あたり（こよる短寿命とい
う点は著しく改善されたが、ポンチ先端部の破損事故を
防止することができないうえ、打抜き面性状が下記のよ
うに劣悪であるという問題がある。
あたりが起るため型寿命が極めて短いという欠点があり
、これが改良型も試用され型あたり（こよる短寿命とい
う点は著しく改善されたが、ポンチ先端部の破損事故を
防止することができないうえ、打抜き面性状が下記のよ
うに劣悪であるという問題がある。
即ち、これら従来の代表例の概略断面図を第１図及び第
２図に示す。
２図に示す。
第１図の構造では加工すべき素材２の打抜き穴の面性状
をせん断面にするようにポンチ１の先端面の全面が接触
面４で素材２に接触する構成となっているために、打抜
いた穴の面性状は良好であるがポンチ１とダイ３の型あ
たりが起って鋭角部５に折損部１３が現われ、その結果
型寿命が著しく短い。
をせん断面にするようにポンチ１の先端面の全面が接触
面４で素材２に接触する構成となっているために、打抜
いた穴の面性状は良好であるがポンチ１とダイ３の型あ
たりが起って鋭角部５に折損部１３が現われ、その結果
型寿命が著しく短い。
この型あたりを避けるため第２図のような構造が提案さ
れ、ポンチ６の鋭角部７は素材２から離間し第１図のよ
うな接触面が現われないように構成されている。
れ、ポンチ６の鋭角部７は素材２から離間し第１図のよ
うな接触面が現われないように構成されている。
このようなポンチでは型寿命は第１図の場合より改善さ
れるが、打抜き穴の面性状は第３図の如く劣悪となり、
せん断面８と破断面９の境界線１０が鋸歯状に複雑に交
錯し打抜き面の精度が極めて悪くなる。
れるが、打抜き穴の面性状は第３図の如く劣悪となり、
せん断面８と破断面９の境界線１０が鋸歯状に複雑に交
錯し打抜き面の精度が極めて悪くなる。
この考案の目的は、上記のような従来のポンチ形状の諸
欠点を解決し、打抜き穴の面性状が良好であって、得ら
れる型寿命の長いプレス打抜き型用ポンチを提供するこ
とにある。
欠点を解決し、打抜き穴の面性状が良好であって、得ら
れる型寿命の長いプレス打抜き型用ポンチを提供するこ
とにある。
この斜め穴抜き用プレス打抜き型のポンチにあっては、
加工すべき素材面と平行な接触面を先端面に設けること
によって打抜き穴の面性状を良くすると共に、型寿命の
向上を図るため先端鋭角部に後述の面取りを設ける。
加工すべき素材面と平行な接触面を先端面に設けること
によって打抜き穴の面性状を良くすると共に、型寿命の
向上を図るため先端鋭角部に後述の面取りを設ける。
次に、第４図以下によって本考案を説明する。
第４図に、この考案を用いるプレス打抜き型の概略断面
図を示し、ポンチ１１の先端面に素材２の表面に平行す
る接触面１４が形成されていると共に、ポンチ先端鋭角
部に図示のような素材２と平行しない面取り１２が設け
られている。
図を示し、ポンチ１１の先端面に素材２の表面に平行す
る接触面１４が形成されていると共に、ポンチ先端鋭角
部に図示のような素材２と平行しない面取り１２が設け
られている。
このプレス打抜き型は、ポンチ１１とダイ３のほか図示
を略したポンチホルダ、ポンチプレート、ガイドピン、
ボルスタ等を備えて、素材２に斜め穴抜き加工をするよ
うに構成されている。
を略したポンチホルダ、ポンチプレート、ガイドピン、
ボルスタ等を備えて、素材２に斜め穴抜き加工をするよ
うに構成されている。
そして、ポンチ１１の先端面の大部分は素材２面と平行
してこれに接触し得る接触面を形成し、該先端面の残部
は素材２に平行しない面取り１２を構成している。
してこれに接触し得る接触面を形成し、該先端面の残部
は素材２に平行しない面取り１２を構成している。
更に、この面取り１２はポンチ１１の先端鋭角部に設け
られ、本実施例では上記の打抜き穴の面積の約１５多に
対応するように即ち上記接触面が打抜き穴の面積の約８
５俤になるように形成されている。
られ、本実施例では上記の打抜き穴の面積の約１５多に
対応するように即ち上記接触面が打抜き穴の面積の約８
５俤になるように形成されている。
この面取り１２を該大面積の５％以下に対応するように
すると、面取りを特に設けた効果が失われることが試験
結果から判明した。
すると、面取りを特に設けた効果が失われることが試験
結果から判明した。
即ち、このときは打抜き回数が１００回以下で第１図に
示すようなポンチ折損が起りポンチと型の寿命が短かく
なる。
示すようなポンチ折損が起りポンチと型の寿命が短かく
なる。
一方、面取り１２を大面積の３０％以上に対応するよう
に形成すると、ポンチ寿命は長くなるが、打抜き穴の面
性状は悪くなり、第５図のように素材２の打抜き大面に
せん断面８と破断面９の境界線１０が現われるようにな
る。
に形成すると、ポンチ寿命は長くなるが、打抜き穴の面
性状は悪くなり、第５図のように素材２の打抜き大面に
せん断面８と破断面９の境界線１０が現われるようにな
る。
従って、面取り１２は上記大面積の５〜３０％に対応し
ていることが必要であることが判った。
ていることが必要であることが判った。
このような条件で素材２に斜め穴を打抜いた面性状を第
６図に示し、大面はせん断面８となって面精度の良いこ
とが判り、しかもポンチの折損は避けられて型寿命は長
くなることが確められた。
６図に示し、大面はせん断面８となって面精度の良いこ
とが判り、しかもポンチの折損は避けられて型寿命は長
くなることが確められた。
従来のポンチと本考案のポンチの性能比較結果は、次の
如くであった。
如くであった。
厚さ８．５ ｍｍの銅板に幅５．５４ｍｍ長さ３３ｍｍ
の長穴を傾き３０°で斜め穴打抜きした場合、従来のポ
ンチを用いると打抜き約１００回で折損を生じた。
の長穴を傾き３０°で斜め穴打抜きした場合、従来のポ
ンチを用いると打抜き約１００回で折損を生じた。
これに対し、第４図のような本考案のポンチを用いると
、１０，０００回打抜きしてもポンチに異常が起らず打
抜き穴の面性状の変化も殆ど見られなかった。
、１０，０００回打抜きしてもポンチに異常が起らず打
抜き穴の面性状の変化も殆ど見られなかった。
この考案によると以上の説明から、面取りを設けること
によってポンチ先端部の剛性低下が防止されるためポン
チ折損は起らず、しかも打抜き穴の面性状を良好に維持
できることは明かである。
によってポンチ先端部の剛性低下が防止されるためポン
チ折損は起らず、しかも打抜き穴の面性状を良好に維持
できることは明かである。
従って、これを用いる打抜き型には型交換に要する経費
を節約して総合型費を低減できるという実用効果がある
。
を節約して総合型費を低減できるという実用効果がある
。
第１図および第２図は、従来のポンチを用いる打抜き型
の概略図、第３図は従来のポンチによる打抜き穴の面性
状の説明図、第４図は本考案のポンチを用いるプレス打
抜き型の概略図、第５図および第６図は本考案のポンチ
による打抜き穴の面性状の説明図。 １．６，１１：ポンチ、２：素材、３：ダイ、４．１４
．接触面、５，７：−鋭角部、８：せん断面、９：破断
面、１２：面取り。
の概略図、第３図は従来のポンチによる打抜き穴の面性
状の説明図、第４図は本考案のポンチを用いるプレス打
抜き型の概略図、第５図および第６図は本考案のポンチ
による打抜き穴の面性状の説明図。 １．６，１１：ポンチ、２：素材、３：ダイ、４．１４
．接触面、５，７：−鋭角部、８：せん断面、９：破断
面、１２：面取り。
Claims (1)
- 素材に斜め穴抜きをするプレス打抜き型用ポンチであっ
て、先端面に該素材面と平行する接触面と平行しない面
取りが設けられ、かつ鉄面取りはポンチの先端鋭角部に
配設されると共に上記打抜き大面積の５〜３０条に対応
するように形成されていることを特徴とするプレス打抜
き型用ポンチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7996280U JPS5929773Y2 (ja) | 1980-06-10 | 1980-06-10 | プレス打抜き型用ポンチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7996280U JPS5929773Y2 (ja) | 1980-06-10 | 1980-06-10 | プレス打抜き型用ポンチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS573426U JPS573426U (ja) | 1982-01-08 |
| JPS5929773Y2 true JPS5929773Y2 (ja) | 1984-08-27 |
Family
ID=29442422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7996280U Expired JPS5929773Y2 (ja) | 1980-06-10 | 1980-06-10 | プレス打抜き型用ポンチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5929773Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH044543Y2 (ja) * | 1985-10-25 | 1992-02-10 | ||
| JPS62111381U (ja) * | 1985-12-30 | 1987-07-15 | ||
| JP7429582B2 (ja) * | 2020-03-27 | 2024-02-08 | シチズンファインデバイス株式会社 | 斜め穴抜きプレートの製造方法 |
-
1980
- 1980-06-10 JP JP7996280U patent/JPS5929773Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS573426U (ja) | 1982-01-08 |
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