JPH073085B2 - 鉄骨柱、梁の接合部構造 - Google Patents
鉄骨柱、梁の接合部構造Info
- Publication number
- JPH073085B2 JPH073085B2 JP28932590A JP28932590A JPH073085B2 JP H073085 B2 JPH073085 B2 JP H073085B2 JP 28932590 A JP28932590 A JP 28932590A JP 28932590 A JP28932590 A JP 28932590A JP H073085 B2 JPH073085 B2 JP H073085B2
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- Japan
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- joint
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- pillar
- bolt
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は鉄骨構造における柱と梁の接合部構造に関す
るものである。
るものである。
従来鉄骨柱、梁の接合に際してはガセットプレート、ス
プリットＴ等の接合金物とボルト・ナット、リベット等
の緊結金具を使用する構造が種々実施されている。とこ
ろで従来の構造では柱の建入れ精度、柱、梁部材とその
ボルト孔の寸法精度を高めることが要求される。
プリットＴ等の接合金物とボルト・ナット、リベット等
の緊結金具を使用する構造が種々実施されている。とこ
ろで従来の構造では柱の建入れ精度、柱、梁部材とその
ボルト孔の寸法精度を高めることが要求される。
そこで出願人は一端に雄ねじのボルト部が形成され、他
端にボルト挿通孔を形成した平板部を有する接合金物を
使用した柱梁接合部構造を種々開発してきた。一例とし
て特公昭63-53338号公報に示す通りである。
端にボルト挿通孔を形成した平板部を有する接合金物を
使用した柱梁接合部構造を種々開発してきた。一例とし
て特公昭63-53338号公報に示す通りである。
〔発明の目的〕 この発明の目的は、前記接合金物の使用により接合強度
の高い柱と梁の接合部構造を提供することにある。
の高い柱と梁の接合部構造を提供することにある。
この発明は鉄骨柱、梁の接合部構造において、一端に雄
ねじのボルト部２が形成され、他端にボルト挿通孔を形
成した平板部４を有する接合金物１の前記ボルト部２に
調整用ナット９を螺合してあり、ウエブの端部が柱Ａの
ウエブに溶接され、フランジが柱Ａのフランジ内面に添
設された横Ｔ形縦断面の接合受金物６を上下の前記接合
金物1,1に対応して設け、フランジを柱Ａのフランジ外
面に添設された梁成より長いＴ形横断面の接合受金物12
を設け、前記接合金物１のボルト部２を前記各接合受金
具6,12および柱Ａのフランジに挿通してナット10によっ
て締付けてあり、前記接合金物１の平板部４は梁Ｂのフ
ランジに重ねてボルト・ナットで緊締してあり、かつ前
記横Ｔ形横断面の接合金物12のウエブと梁Ｂのウエブが
プレート８を重ねて連結してある。
ねじのボルト部２が形成され、他端にボルト挿通孔を形
成した平板部４を有する接合金物１の前記ボルト部２に
調整用ナット９を螺合してあり、ウエブの端部が柱Ａの
ウエブに溶接され、フランジが柱Ａのフランジ内面に添
設された横Ｔ形縦断面の接合受金物６を上下の前記接合
金物1,1に対応して設け、フランジを柱Ａのフランジ外
面に添設された梁成より長いＴ形横断面の接合受金物12
を設け、前記接合金物１のボルト部２を前記各接合受金
具6,12および柱Ａのフランジに挿通してナット10によっ
て締付けてあり、前記接合金物１の平板部４は梁Ｂのフ
ランジに重ねてボルト・ナットで緊締してあり、かつ前
記横Ｔ形横断面の接合金物12のウエブと梁Ｂのウエブが
プレート８を重ねて連結してある。
この発明を図示する実施例に基づいて説明する。第１
図、第２図に示すように鉄骨柱ＡはＨ形鋼からなり、鉄
骨梁ＢはＨ形鋼または山形鋼等を組合せて構成するトラ
スからなる。接合金物１は一端に雄ねじのボルト部２が
形成され、他端には複数個のボルト挿通孔３を形成した
平板部４を有し、それらの中間部には応力の伝達がスム
ーズに流れるよう曲線部５または斜線部を設けることが
望ましい。
図、第２図に示すように鉄骨柱ＡはＨ形鋼からなり、鉄
骨梁ＢはＨ形鋼または山形鋼等を組合せて構成するトラ
スからなる。接合金物１は一端に雄ねじのボルト部２が
形成され、他端には複数個のボルト挿通孔３を形成した
平板部４を有し、それらの中間部には応力の伝達がスム
ーズに流れるよう曲線部５または斜線部を設けることが
望ましい。
接合受金物６は、横Ｔ形縦断面をなし、そのウエブ6aの
端部のみが柱Ａのウエブに溶接され、そのフランジ6bが
柱Ａのフランジ内面に添設され、フランジ6bにボルト挿
通孔が形成されている。
端部のみが柱Ａのウエブに溶接され、そのフランジ6bが
柱Ａのフランジ内面に添設され、フランジ6bにボルト挿
通孔が形成されている。
また柱Ａの外フランジ面にはフランジ12bからウエブ12a
を突設したＴ形横断面で、梁Ｂの成より長い接合受金物
12が取付けてあり、かつ上下の前記接合金物1,1間より
長く、そのフランジ12bを柱Ａのフランジ外面に添設さ
せ、前記上下の接合金物1,1により取付けるようにされ
ている。また、その前記ウエブ12aが梁Ｂのウエブにプ
レート８を介して接続される。
を突設したＴ形横断面で、梁Ｂの成より長い接合受金物
12が取付けてあり、かつ上下の前記接合金物1,1間より
長く、そのフランジ12bを柱Ａのフランジ外面に添設さ
せ、前記上下の接合金物1,1により取付けるようにされ
ている。また、その前記ウエブ12aが梁Ｂのウエブにプ
レート８を介して接続される。
柱Ａと梁Ｂび接合組立に際しては先ず、梁Ｂのウエブ部
を柱Ａに予め仮ボルト締めまたは溶接して突設してある
Ｔ形横断面の接合受金物12にプレート８を介して仮締め
ボルトで接合し、梁Ｂを支えておく。
を柱Ａに予め仮ボルト締めまたは溶接して突設してある
Ｔ形横断面の接合受金物12にプレート８を介して仮締め
ボルトで接合し、梁Ｂを支えておく。
ここで、プレート８のボルト孔は、寸法調整ができるよ
うに長孔あるいはルーズホールとされている。
うに長孔あるいはルーズホールとされている。
次いで前記接合金物１のボルト部２の雄ねじに建入れ、
寸法を調整する調整用ナット９を螺合し、そのボルト部
２を柱Ａのボルト挿通孔および前記接合受金物６のボル
ト挿通孔に挿通する。
寸法を調整する調整用ナット９を螺合し、そのボルト部
２を柱Ａのボルト挿通孔および前記接合受金物６のボル
ト挿通孔に挿通する。
次いで前記接合金物１の平板部４と梁Ｂのフランジをフ
ィラープレート11を介してボルト接合し、柱Ａの建入れ
寸法誤差を測定し、その誤差を矯正するに適する量だけ
調整用ナット９を廻して位置を決める。
ィラープレート11を介してボルト接合し、柱Ａの建入れ
寸法誤差を測定し、その誤差を矯正するに適する量だけ
調整用ナット９を廻して位置を決める。
次いで、前記ボルト部２に螺合した締付けナット10を締
付けて張力を導入する。最後に、プレート８の仮締めボ
ルトを本締めする。
付けて張力を導入する。最後に、プレート８の仮締めボ
ルトを本締めする。
以上の接合部構造の力の伝達機構は次の通りである。す
なわち梁から柱に伝達する剪断力は柱と梁との間のプレ
ートを介して伝えられる。また梁の曲げモーメントは梁
端部において一対の偶力として柱に伝え、この偶力の
中、引張力は接合受金物を介し、そのボルト部に螺合し
た締付けナットを反力点として柱に、また圧縮力は調整
用ナットを反力として柱にそれぞれ伝達される。
なわち梁から柱に伝達する剪断力は柱と梁との間のプレ
ートを介して伝えられる。また梁の曲げモーメントは梁
端部において一対の偶力として柱に伝え、この偶力の
中、引張力は接合受金物を介し、そのボルト部に螺合し
た締付けナットを反力点として柱に、また圧縮力は調整
用ナットを反力として柱にそれぞれ伝達される。
この発明は、以上のような構成からなり、接合金物のボ
ルト部に調整用ナットを螺合するので、柱に建入れ精度
が少々悪くても柱と梁との寸法調整ができ、施工性がよ
く工期の短縮が図れる。また、ウエブの端部が柱のウエ
ブに溶接され、フランジが柱のフランジ内面に添設され
た横Ｔ形縦断面の接合受金物およびＴ形横断面の接合受
金物を鉄骨柱フランジの両面に使用することにより、柱
梁の接合部、すなわち接合金物のボルト部は前記横Ｔ形
縦断面の接合受金物およびＴ形横断面の接合受金物で柱
のフランジを挟着した状態で挿通して締付けられるので
柱梁のパネルゾーン部分の接合強度を向上させることが
できる。
ルト部に調整用ナットを螺合するので、柱に建入れ精度
が少々悪くても柱と梁との寸法調整ができ、施工性がよ
く工期の短縮が図れる。また、ウエブの端部が柱のウエ
ブに溶接され、フランジが柱のフランジ内面に添設され
た横Ｔ形縦断面の接合受金物およびＴ形横断面の接合受
金物を鉄骨柱フランジの両面に使用することにより、柱
梁の接合部、すなわち接合金物のボルト部は前記横Ｔ形
縦断面の接合受金物およびＴ形横断面の接合受金物で柱
のフランジを挟着した状態で挿通して締付けられるので
柱梁のパネルゾーン部分の接合強度を向上させることが
できる。
さらにＴ形横断面の接合受金物は梁成より長いので梁の
上下フランジ間に一つ配すればよく、また耐力も大き
い。
上下フランジ間に一つ配すればよく、また耐力も大き
い。
第１図、第２図はこの発明に係る接合部構造を示す横断
面図、立面図である。 Ａ……柱、Ｂ……梁 １……接合金物、２……ボルト部、３……ボルト挿通
孔、４……平板部、５……曲線部、６……Ｔ形接合受金
物、6a……ウエブ、6b……フランジ、７……ガセットプ
レート、８……プレート、９……調整用ナット、10……
締付けナット、11……フィラープレート、12……Ｔ形横
断面の接合受金物、12a……ウエブ、12b……フランジ。
面図、立面図である。 Ａ……柱、Ｂ……梁 １……接合金物、２……ボルト部、３……ボルト挿通
孔、４……平板部、５……曲線部、６……Ｔ形接合受金
物、6a……ウエブ、6b……フランジ、７……ガセットプ
レート、８……プレート、９……調整用ナット、10……
締付けナット、11……フィラープレート、12……Ｔ形横
断面の接合受金物、12a……ウエブ、12b……フランジ。
Claims (1)
- 【請求項１】一端に雄ねじのボルト部２が形成され、他
端にボルト挿通孔を形成した平板部４を有する接合金物
１の前記ボルト部２に調整用ナット９を螺合してあり、
ウエブの端部が柱Ａのウエブに溶接され、フランジが柱
Ａのフランジ内面に添設された横Ｔ形縦断面の接合受金
物６を上下の前記接合金物1,1に対応して設け、フラン
ジを柱Ａのフランジ外面に添設された梁成より長いＴ形
横断面の接合受金物12を設け、前記接合金物１のボルト
部２を前記各接合受金具6,12および柱Ａのフランジに挿
通してナット10によって締付けてあり、前記接合金物１
の平板部４は梁Ｂのフランジに重ねてボルト・ナットで
緊締してあり、かつ前記横Ｔ形横断面の接合金物12のウ
エブと梁Ｂのウエブがプレート８を重ねて連結してある
ことを特徴とする鉄骨柱、梁の接合部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28932590A JPH073085B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 鉄骨柱、梁の接合部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28932590A JPH073085B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 鉄骨柱、梁の接合部構造 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21922983A Division JPS60112945A (ja) | 1983-11-21 | 1983-11-21 | 鉄骨柱、梁の接合部構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03194040A JPH03194040A (ja) | 1991-08-23 |
| JPH073085B2 true JPH073085B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=17741736
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28932590A Expired - Lifetime JPH073085B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 鉄骨柱、梁の接合部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073085B2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-26 JP JP28932590A patent/JPH073085B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03194040A (ja) | 1991-08-23 |
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