JPH0730834Y2 - ステンレス製プール - Google Patents

ステンレス製プール

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Publication number
JPH0730834Y2
JPH0730834Y2 JP40612490U JP40612490U JPH0730834Y2 JP H0730834 Y2 JPH0730834 Y2 JP H0730834Y2 JP 40612490 U JP40612490 U JP 40612490U JP 40612490 U JP40612490 U JP 40612490U JP H0730834 Y2 JPH0730834 Y2 JP H0730834Y2
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JP
Japan
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bottom plate
pool
pool bottom
stainless steel
anchor member
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JP40612490U
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JPH0494049U (ja
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康 仲西
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Takenaka Corp
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プール底がタイル貼り
されたステンレス製のプールに関する。
【0002】
【従来の技術】上記プール底のタイル貼り仕上げは、所
定位置に設置されたステンレス製プールの底板上に押え
コンクリートを打設し、当該押えコンクリートの上部に
下地モルタルを介してタイルを貼着させる態様がとられ
る。
【0003】ところで近年、交通の便が良くて利用度が
高いことから、駅舎ビルや駅舎近くのビル或いは幹線道
路近くのビルに、上記ステンレス製のプールがアスレチ
ック用として施工される傾向にある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、プールの設
置場所が電車の軌道や幹線道路に近くて当該プールが継
続的に強い振動を受けることから、前記押えコンクリー
トがプール底板から剥離する危険性が大であり、これが
仕上げタイルの浮きに繋がる懸念があった。
【0005】本考案は、かゝる実情に鑑みて成されたも
のであって、簡単な工事の施工によって押えコンクリー
トの剥離を効果的に防止させることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案は、前記プール底板の上面にステンレス製の
面板をすみ肉断続溶接あるいはスポット溶接すると共
に、当該面板の上面にはアンカー部材を溶接させた点に
特徴がある。
【0007】上記の特徴構成によれば、アンカー部材の
作用でプール底板に対する押えコンクリートの接合強度
が高くなり、プール底板に対する押えコンクリートの剥
離と当該押えコンクリートの剥離に伴うタイルの浮きが
効果的に防止される。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1はプール底がタイル貼りされたステンレス製
のプール1を示し、図2に示すように、床スラブ2の上
面にアスファルト防水層3と保護モルタル4を施すと共
に、当該保護モルタル4上に床押えコンクリート5を打
設して、この床押えコンクリート5の上部に前記ステン
レス製のプール1を設置してある。
【0009】そして、当該ステンレス製プール1の底板
6上に押えコンクリート7を打設すると共に、この押え
コンクリート7の上部に下地モルタル8を介してタイル
9を貼着させてある。
【0010】このプール底のタイル貼り仕上げに先立っ
て、図3にも示すように、前記プール底板6の上面にス
テンレス製の面板10を、すみ肉断続溶接aあるいはスポ
ット溶接bさせておき、この面板10の上面にアンカー部
材11を溶接して、前記プール底板6に対する押えコンク
リート7の高強度の接合を図り、これによってプール底
板6に対する押えコンクリート7の剥離と当該押えコン
クリート7の剥離に伴うタイル9の浮きを防止させるよ
うにしてある。
【0011】ところで、上記のアンカー部材11をプール
底板6の上面に直接的に溶接させる形態をとっても、前
記プール底板6に対する押えコンクリート7の高強度の
接合が達成されるのであるが、当該アンカー部材11を直
接的にプール底板6に溶接させることは不能であると言
っても過言でない。
【0012】即ち、前記アンカー部材11は形状的に小さ
なものであって、プール底板6に対する溶接部が狭い範
囲に限られたものとなっており、このため、プール底板
6に対するアンカー部材11の溶接強度を高くする上で、
必然的にアンカー部材11を局部的に連続隅肉溶接でプー
ル底板6に溶接させる必要がある。
【0013】一方、溶接対象であるプール底板6の肉厚
は非常に薄いものであって、当該プール底板6を前記ア
ンカー部材11を連続溶接させることに耐え切れず、当該
プール底板6に致命的な漏水孔が簡単に形成されてしま
うもので、プール底板6に対するアンカー部材11の溶接
は実質的に不能であると言える。
【0014】この点にあって本考案では、前記プール底
板6の所定の面部にステンレス製の面板10を重ね合わせ
てすみ肉断続溶接aあるいはスポット溶接bし、この面
板10の上面にアンカー部材11を溶接させるものであるか
ら、当該アンカー部材11を面板10に連続溶接させても面
板10だけがダメージを受けるだけで、プール底板6に漏
水孔が形成される心配がない。
【0015】一方、前記プール底板6に対する前記面板
10のすみ肉断続溶接aあるいはスポット溶接bの溶接点
を多点に求めることが可能であることから、実質的に前
記プール底板6に対するアンカー部材11の溶接強度を必
要十分に高くすることができる。
【0016】尚、前記面板10に対して予めアンカー部材
11を溶接させておいて、その面板10をプール底板6に溶
接させる作業形態をとるもよい。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、プ
ール底板にアンカー部材を設けたことで、当該プール底
板に対する押えコンクリートの接合強度が高くなり、強
い振動に起因する押えコンクリートのプール底板からの
剥離と当該押えコンクリートの剥離に伴うタイルの浮き
が効果的に防止され、ひいては、信頼性の高いタイル仕
上げが達成される。
【0018】しかも、面板を介してアンカー部材をプー
ル底板に設ける形態をとることで、プール底板にダメー
ジを与えることのない強力なアンカー部材の取り付けが
達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるステンレス製プールの斜視図であ
る。
【図2】プール底部の詳細断面図である。
【図3】面板を介してプール底板にアンカー部材を取り
付け斜視図である。
【符号の説明】
6…プール底板、7…押えコンクリート、8…下地モル
タル、9…タイル、10…面板、11…アンカー部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プール底板上に押えコンクリートを打設
    すると共に、当該押えコンクリートの上部に下地モルタ
    ルを介してタイルを貼着させたプール底がタイル貼りの
    ステンレス製プールであって、前記プール底板の上面に
    ステンレス製の面板をすみ肉断続溶接あるいはスポット
    溶接すると共に、当該面板の上面にはアンカー部材を溶
    接してあることを特徴とするステンレス製プール。
JP40612490U 1990-12-29 1990-12-29 ステンレス製プール Expired - Lifetime JPH0730834Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0494049U JPH0494049U (ja) 1992-08-14
JPH0730834Y2 true JPH0730834Y2 (ja) 1995-07-19

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